片翼の天使

2016/11/12
東京女子プロレス「BATTLE MISSION 2016 Code.5」

○山下実優 vs のどかおねえさん
いいよのどかおねえさんいいよ…
緩急の緩が全くなくてがんばらなくちゃ!感がすごい。
がんばらない瞬間があってもええんやで…でもそこがええところなんやで…
おねえさんは優宇ともばちばちやり合ってたし、
山下さんともいい試合出来ているのでどっかで覚醒しそうな気が。
そして山下さんの安定感よ…強いわー。

○才木玲佳&ハイパーミサヲ vs のの子&滝川あずさ
婚勝軍ヤバい。なんかすごい。
もうコンセプト勝ちというか、どこか本気の執念と言うか。
あずにゃんがまわりを手玉に取っている感じが今までになかったよなー、と。
いつものどこか空気が読めない実況がここでは司会進行。それか!
初めての共同作業とか!w
のの子さんのフルコースを受け切った才木さんもすごい。
このメンツでハイパーが空気ってまた新しいなぁ。
愛は勝つで入場もちょっと面白いのでタイミングをあわせて
\あいはかつー!/とか合唱したい。
ゼクシィの使い方は納得です。うむ。
あと東女を裁くのは木曽さんじゃなきゃ駄目だわ。

○ミル・クラウン vs 黒音まほ
気がついたら怪奇派がふたりになっていた。いいとおもいます!
ミルクラウンさんはフィニッシュ前の投げ技はなんだあれ。
さらっとだす大技が増えててびっくりする。あんなのあった?
しゃべれないのがなー、もったいないなー。
黒音さんは本当にいい…
周りが見えてる(聞こえている)ので、客の野次への反応も速いし、
ムーブががっちりしているのでわかりやすい。あと受けもいいし。
推し増ししたい…

○中島翔子&優宇 vs 辰巳リカ&ミウラアカネ
辰巳さんが終始楽しそうだったのが印象的でした。
前回のタイトルマッチで大善戦して、今回はちょっと余裕を持ってやれていたのかしら。
で、優宇をアカネちんさんが分断して、
翔子さんと辰巳さんのマッチアップの場面が多くて、
そして徹底した足攻めで辰巳さんがだいぶ押してた。いける!って気になった。
チームとしてのタッチワークもテンポよかったし。
ちょっとの差…というか巧さというかそういうので翔子さんが勝ったけども、
本当にかっこよくなってる辰巳さん。
そして、翔子さん、そういう気持ちだよね。待ってた。
去年のイッテンヨンでタイトルに届かなくて、今年のプリンセスカップも逃して、
その相手が同じ仲間の優宇だもんねぇ。悔しいよね。
翔子さんの言葉の足りなさと言うかうまく表現出来ないところとか、
みていて苦しくなるし、後押ししたくなる。
来週、絶対に勝とうな、翔子さん!

ということで優宇がイッテンヨンまでベルトもっているのは確定?
中島、ミウラ、山下の三人で挑戦権をかけて次回3WAY。
個人的な想いでは翔子さんにいって欲しい。
筋トレ部のふたりにあるストーリーとか、翔子さんがこの一年貯めて来たこととか、
一番がんばってると思うし、魅せるプロレスが出来るのは翔子さんだと思っているので。
前回王者として山下さんの強さは別格でもあるし、また取り返しにかかるストーリーも納得。
ミウラさんの強さはよくわかるし「いまなら優宇に勝てる」っていうのも説得力ある。
順番にタイトル戦のチャンスがあって、ここまでミウラさんが来てなかったのも不思議ではあったし。
うーん…誰が来てもおもしろいけども…翔子さんに行って欲しい…という強い気持ち。

人生、飴と鞭

2016/10/29
東京女子プロレス「In a corner of a city called Yokohama」

伊藤ちゃん来た!
東女の練習生に!と宣言してから音沙汰がなかった伊藤ちゃんがデビューだそう。
東女じゃなくていきなりDDTの大会なのね。東女の提供試合とはいえ…
プロレスラーの素質はあるかもだけど、実際の試合はどうなるんだろうか。たのしみ。
東京でのお披露目はイッテンヨンかな。

○のの子 vs 滝川あずさ
試合前の入場式からもう試合がはじまってましてね。

東女の掟である三禁(酒・煙草・男)のうち男の解除を直訴する滝川あずささん(29歳)。
ゼクシィを持参で登場したもんだから某弁護士レスラーのようにそれで殴打するんかと思ったよね…
滝川さんもしっかりと試合でも見られるようになってきてるし、
このふたりの安定感が本当におもしろかったです。
のの子さん、ほんと好き。
そしてまさかの婚勝軍結成。心配ないからね。
や、心配でしょ。

○才木玲佳&のどかおねえさん vs ミウラアカネ&黒音まほ
黒音さんがまだデビューして間もないのにがっちり世界観作ってきてるし、
身体能力的にもなんだか安定感があるのでなんかすごい。すき。
このメンツだとアカネちんさんがぶっちぎるかと思ったけど、
才木さんもおねえさんもレベルが本当にあがっていて見応えありました。
東女の底上げはすごいなぁ。
しかし才木さんと伊藤ちゃんが絡む日がくるんだろうか。

○ミル・クラウン vs 中島翔子 vs ハイパーミサヲ
ミルクラウンさん、初見です!

ハイパミさんがふたりまとめて相手する宣言をして、ふたりにまとめて無視されててさいこう。
それでもズルして騙して盗み取れみたいなコソ泥スタイルもがっちりあっておもしろすぎた。
そしてミルクラウンさんと翔子さんが初対戦なのに手がむちゃくちゃあってて、
あ、またこれずっと見ていたいやつだ…ってなりました。やー、すごい。
妹さんとはまたちょっと違ったスタイルのような、基本的には同じような、
でもスピーディーでトリッキーなのはわくわくする。
ハイフライヤーっぽくはないんだ。ふむ。
投げ技も出してたし!なによりデザインがめっかわ。
ミルクラウンさんはただいるだけじゃおもしろくないので、
なんかストーリー欲しいなー。

○山下実優 vs 小橋マリカ
小橋さん、高校受験のため一時休業前のラストマッチ。
こういう時の山下さんががっちり受けて、がっちり蹴り込むので気持ちがいい。
山下さんのそういうところすき。
小橋さんのシングル10分越えってのも素晴らしかったし、
山下さんの結構エグい蹴りも受けてたし。
アブ小ムーブもせっかくやり始めたのにねぇ。
休業はもったいないけど、まあ、しかたない…

○優宇 vs 辰巳リカ
さあさあさあさあ。
辰巳さんがチャンピオンへの挑戦宣言をしてから…一ヶ月ちょっと?か。
東女の人たちはみんな好きなんだけど、辰巳さんをがっちり推したい気持ちで。
で、推しメンがチャンピオン挑戦とかもうイキれるったらないじゃないですか。

紙テープも初めて巻いてみたし(巻くの楽しかった。またやろ)、
なんかわけわかんないぐらい応援したくて、夢までみちゃって、
試合はじまる前もなんか知らないけど震えが止まらないし…
翔子さんの今年のイッテンヨンでのタイトルマッチは仕事で無念の欠席だったので、
こうやって本気で応援するの初めてなのか。こういう気持ちなのか。と。

最終的なフィニッシャーがドラゴンスリーパーなのでそこまでどう組み立てるかと思ったら、
徹底した足攻めでなかなかのエグさでした。わー。

思い返してみたら結局、勝ちはしたけども、
優宇が見せ場というか、主導権をがっちり握った印象があまりない…
贔屓目はもちろんあるけども。

それだけ追い込めてたというかあとちょっとだったという感じだったのかしら。
もうなんかご飯も炊けないようなほわっとした娘さんが、
あんなに感情出して頑張って強い人と戦ってて猛烈にエモかったですね。
試合終わって携帯で撮った画像みてたらちょっと涙が出ましたし、
そのあとにいろんな汁(辰巳さん談)を出してる辰巳さん見てたら、
またもらい泣きしそうになりましたし…うー。
とにかくなんだか楽しかったし、辰巳リカさんには本当にお礼を言いたいです。
いい試合をありがとうございました!

The ICON.

2016/10/23
DDT「DDT Special 2016」

○マッドポーリー&宮本裕向 vs 渡瀬瑞樹&レッカ
よくよく考えてきたらポーちゃん(の中の人)と宮本裕向ってよく一緒にやってるよねぇ。
ベテランと若手だとこんなにも差があるのか…というぐらい、
プロレスって強さの他に巧さっていうポイントがあるんだなー、と思わされた試合でした。
渡瀬くんはLiLiCoの呪縛から解かれてどうなるんだろうか。
DNAの試合をみてないからなんともいえないけど、個性を感じないんだよなぁ。むむー。
試合後のポーちゃんと宮本裕向のいちゃつきが非常にぐっときました。なかよしかよ。

○大石真翔&MAO vs 平田一喜&大鷲透
大鷲透の丸焼き状態がとてもよかった。
結局のところ試合の印象はまるで残ってなくて、
いつも通りの平田の試合でしたね。でも、それでいい。
そういえばT2ひ~は元の三人に戻った感じなのかしら。
あんなにいっぱいいたのに…

○チェリー vs 赤井沙希
DDTの女子部門の層の薄さよ…
なんかどたばた感が伝わってきちゃうのとか、
キックとかその他がやんわりしていてがっかりするのとか、
なんとももやもやする。
別におチェリーさんも赤井沙希も嫌いではないのだけれども、
通常は男子とのMIXの試合だろうし、こういうシングルは難しいのかしら。
あと10月だからハロウィン仕様の赤井沙希に期待してたけれども…
なんか赤井沙希はユニットに所属しちゃえばいいのかとおもいました。
酒呑童子とは別で。

○高尾蒼馬&彰人 vs ヤスウラノ&石井慧介
ヤスと彰人の手の合う感じがすばらしかったです。
というかヤスがすばらしかったです。
なんかいろいろ流石感があった。いい選手だよなぁ。
高尾と石井のタイトルマッチ前哨戦という側面があったわけなので、
ふたりのぶつかり合いがメインのテーマだったのかもしれないけども、
なんかなー、元ドリフのこのふたりはなんかなー。
結局、この前のガンプロで見せた石井のシューティングスターはなんだったの?ってなる。

○KUDO&坂口征夫 vs アントーニオ本多&樋口和貞
KUDOさんが元気でうれしいという気持ち。
ダイビングダブルニーがわりときっちり決まった…よかった…
アントンがこの中でなにをするんだろう?って思っていたら、
ミスターを伴ってがっちりいい仕事をした。
そしてKUDOさんとの殴り合いを制したのがアントンだったのがさいこうすぎた。
樋口くんは期待感あるなー。
樋口くんと征夫さん、樋口くんとKUDOさんとかみてみたい。
そういえば酒呑童子のこの二人がタッグを獲りにいくはずなんだけど、
ダムネとの絡みは全くなかったね…

○竹下幸之介 vs 大家健
印象としては#大家帝国のときのササダンゴ竹下戦に近いものがありました。
大家が有刺鉄線バットを持ってきたのはちょっとおもしろかった。
この前のガンプロからの継続しての使用なんだろうけども、
この人がもってくるとなんとも滑稽でなんか微笑ましい感じに。
でも竹下くんはデスマッチやら流血のイメージが全くないので、
そういう振り幅があったらおもしろいのになー、とは思いました。
結局のところ、ガンプロはガンプロなので、
DDTの試合でそういうことをやってもいまいち盛り上がりにかける、ということ。
あと竹下くんの身体能力はやっぱりすごい。
で、「プロレスをメジャースポーツにする」という同じ想いが判明したので、
竹下くん、まさかのガンプロ参戦?と思ったけども、まあなさそうね…

○佐々木大輔 vs 高梨将弘
やっぱり曲者同士、手が合う試合でした。見応えがあった。
どっちも相手の意表をついたり、裏の裏を取ったりする人なので、
スピード感があって目を離せない感じだったり、
わりと無茶をするというか奇想天外な流れがあるのでおもしろい。
木曽さんの受難ぶりがさいこうだった。
結構、ちゃんと鍛えてるのかな…
フィニッシュがちょっとバタついちゃったのがもったいなかったかなー。

○HARASHIMA vs 遠藤哲哉
HARASHIMAさんと遠藤だったら結構な実力差があるかも?って思ったけど、
もう全然そんなことなかった。遠藤のほうが余裕があったように見えた。
環境の変化やキャラの変化って大切なんだねぇ。
HARASHIMAさんが最後の蒼魔刀がボマイエみたいになるぐらい、
両足が揃えられなくなるぐらい足攻めが出来てたんだもんね。ふむ。
ユニットとしてストーリーに乗ってこれない竹下くんと遠藤で差が出始めてる気がしてる。
飯伏の後継者問題とあわせて難しいところだけれども…

○石川修司 vs 男色ディーノ
とんでもなくぐっと来た試合でしたね。感動的ですらあった。
とにかく男色ディーノのかっこよさ。
団体のアイコンってこういうことですよ。すごいわ…
プロレスをやっていて、どんな形であれトップにいる人間って、
やっぱりそれなりにプロレスの技術はあるわけで、
男色せんせいの序盤のグラウンド技術とか、バンプの素晴らしさとか、
その相手が石川修司ってのにも関わらず男色殺法を混ぜ込んできて、
それに何故か説得力を感じてしまう。
リップロックで本当にタップを奪ってしまうんじゃないかと思った。
たまたま言った「DDTには男色ディーノがいる」という言葉の重さが、
ずどーんと胸に響いた一戦でした。
こんなディーノがみたかった。

一瞬だけの快感

2016/10/2
ガンバレ☆プロレス「BAD COMMUNICATION 2016」

結果として奇跡の目撃者となりました。
直前のDDT後楽園でチケットの売れ行き状況がガラガラの座席表を見せられましたが、
あれはBASARA後楽園の座席表ですよね?(根拠はいろいろある)
とにかくも「満員にならなかったら引退!」という大家健の宣言のため、
ユニバースもガンプロ関係ない他のレスラーたちも巻き込んでのなんかすごいうねりでした。
引退が阻止出来て本当によかった…

○シバター vs マーズスペクター vs 趙雲子龍 vs 4代目3代目J-Soulパンディータ vs タイガーベットシーン vs ドクターキリコ vs アメリカンバルーン vs ミスターノー vs 佐野直 vs 木原文人
ガンプロみてない人にはさっぱりわからないこの試合。
なんでゴリラがパンダと呼ばれているのか。漫画の中のキャラが出てきているのか。
白衣の人はなんなのか。そしてマーズスペクターって誰?
それがいきなりぐちゃーっとなる。えらいこっちゃ。
やー、この百鬼夜行みたいなのがガンプロだわー(嬉)。
ベッシンとパンダの友情(パンダは雌だよね?だから愛情)が生まれたのとか、
アメバルが毒殺されるのとかおかしいもの。
個人的な注目はマーズスペクターだったんだけど、雰囲気にちょっと飲まれたというか、
個性がちょっと埋まってしまったというか「意味不明に強い」っていうキャラが活きづらかった気が。
紆余曲折あってこっちにまわされたシバターだったけども、
結局「大家健が願いを叶える権」をゲットしてめでたしめでたし…なんだろうな。

○さくらえみ&「ことり」 vs 石橋葵&清水愛
「ことり」にはなんだか希望しかない。すごい。
さくらえみと清水愛はなんだかんだで仲良くうまいことやっている印象。
なんともほほえましい(にっこり)。
プロレスもできる声優って印象だった愛さんはすっかり声優もやるプロレスラーになってる。
愛さんのなんにでもチャレンジする精神はすごいなぁ。
そしてやっぱりさくらえみのプロレス脳はなんとも好きです。
試合開始直後のさくらコールはなかなかぐっときましたね。
あと石橋さんは初見だったけど、もっとガンプロ出てきてほしいなぁ。

○石井慧介 vs 安部行洋
安部ちゃんと石井の因縁…といいますか若手通信の頃は存じ上げていないんだけど、
かたやDDTでがっちりやっていてかたやフリー。
ちょっと噛みつくにしては実力差があるんじゃないの?って印象でした。
それでも片翼の天使をだそうとしたのはびっくらこいた。
あと石井のフィニッシュは初めてみたけどシューティングスター?
なんでこの試合でいきなり出したんだろうか…びっくり。

○勝村周一郎 vs 伊藤崇文
総合格闘技(でいいのよね?)の両者なので見応えはありました。
主に関節の取り合いでみていて息が詰まる感じでとてもよかった。
が、決着が不透明すぎてぐぬぬ…となりました。
実力的にはほぼ互角なのかなぁ…プロレス経験が勝村先生のほうがあったってことかしら。
試合後の伊藤の抗議のような「これがメジャースポーツ?」という疑問もごもっとも。
この因縁が先に続くのかしらね。続いたらおもしろいなぁ。

○旭志織 vs 冨永真一郎
冨永のプロレスはすごい好きで、
なんというか雰囲気や表情がTHEがつくほどのプロレスラーに思えてて。
ムーブも派手なんだけど、土壇場で失敗するのがなー、って思ってました
(例えば直前のDDT後楽園で技をミスってたり)。
確実性やパワーなどなどは練習で身につくだろうけども、
センスってなかなか身につかないもんなぁ。
それを既にもっているのはかなりのアドバンテージよね。
キャノンボールでさらっとした扱いだったのに、KAIENTAIにあがるのか…すごいな。
旭志織は数見たわけではないのですが、
地味で巧くてでもなんかしらないけど華があって結構好きです。
これはいい試合だった…

○藤田早紀&円華 vs 藤田ミノル&バンビ
業が深すぎる試合だった…
離婚って結婚より重たすぎると思うので、
そんな相手と対面して、しかもドーターの前で母親である元妻を殴るだなんて…
藤田ミノルがなにをした!なんか悪いことしたんか!って思いながら見てました。
プロレスは因縁やらストーリーやらがあって、
それが完結に向かっていく気持ちよさがあるわけで、
今回のような私生活の胸焼けしそうなどろどろとした昼ドラのようなプロレスとか最高ですね。
藤田早紀の現役を存じ上げてないのが残念なのですが、
小さい身体でちょこちょこと動き回るのはなんかぐっときました。
最後の抱擁はもうずるいさ満点ですわ。あとドーターたちの声援がね…

○大家健&今成夢人&翔太&三富政行 vs 大仁田厚&浪口修&GENTARO&保坂秀樹
試合はまあいいとして
(いいわけではないけど、もうぐちゃーっとしてなにがなにやらでしたねw)、
大会前の懸念事項の一つとして「大家健が大仁田厚に飲み込まれるんじゃないか?」ってことが、
あった、そうなの、ですが。
そんなもん試合前から「大仁田になんて負けないぞ!」っていうユニバースの謎の一体感というか、
磁場というか空間の歪みというか、
ほぼリングサイドにいたので場外で一緒になってわーわーしてたし、
声援というか叫びというか、なんだかよくわからない高揚感があって、
みている側が雰囲気に飲み込まれたというか、飲み込んでいったというか、
あー、とんでもないところに来ちゃったな…という気持ちで試合後の暴動のような中にいました。
夢のよう…とはちょっと違うけど、確実に非現実だった。
大仁田厚が若者についていけないただのおじいちゃんのようにバッコミを踊ってた。
ガンバレ☆プロレスを真剣に追いかけていてよかったな、と思いました。
俺たちの勝ちだ。

優勝しちゃったもんね

2016/9/28
木高イサミのプロレス「第二回新宿地上最大武道会」

○旭志織 vs 吉野達彦
吉野がすごい。
以前、BASARAで見たときは普通のレスラーだった気がするんだけどなぁ。
どうしてこうなったんだろうかw
でもインパクトがありすぎてちょっとぐっとひきつけられるのはいいこと。
ワンナイトトーナメントだけど、ちゃんとストーリー作ってくるのか!っていう。
ここで吉野の役割が出来たし、一試合で終わらないのがぐっとくる。
「里歩ちゃんとするのはあきらめます。里歩ちゃんでします」は今日一ワード。

○木高イサミ vs バラモンケイ with バラモンシュウ
バラモン兄弟ほんと好き。しゃべっていることがセンスある。
シングルではあるけど、ほとんどいつも通り。すごいわ。
イサミさんは悪ふざけをしているときのイサミさんでこれもぐっとくる。
プロレスで遊ぶのが楽しいんだろうなってのが伝わってくるので。
豊田真奈美とバラモンが試合をするところがみたい→でも一回戦でイサミさんは負けられない。
っていうこのジレンマをあっさり解決するお告ゲル登場。さいこうか。

○真霜拳號 vs FUMA
真霜拳號もレスラーらしいレスラーで千葉においておくのがもったいないぐらい。
インディのほうが「ぼくのかんがえるさいきょうのプロレスラー」がいる気がする。
そんでここのマッチアップは思っていたよりも結構な実力差があるのね…なるほど。
FUMAのヘヴィーメタルキャラは相変わらず我が道をゆくでいいと思うんだけど、
なかなかの絡みづらさとこちらもついていけない感じがぞわっとする。
突き進んだらいいとおもうんや…

○関本大介 vs ヤスウラノ
久しぶりに見る関本だけどやっぱり圧倒的だわ…相変わらず人間じゃない感じ。
ヤスは試合巧者なのでこういう変則的なルールの試合だといろいろ期待しちゃう。
で、案の定、同時リングアウトというか道連れでなんとか先に落とす作戦に出てすごいな、と思いました。
結果、リマッチで秒殺はされていたけども…
強いレスラーも巧いレスラーも好きです。もうね、みんな好き。

○里歩 vs 旭志織
完璧に吉野の試合でしたね。この変態め。
里歩に飛んだ紙テープを集めて股間で突くのとか意味わかんなくてとてもいい。
里歩は前にガトムに行ったときは休業中で見られなかったので今回が初見。
いいね…いいとおもいます!
入場曲のカッスカスな音とチープな曲がめっちゃ気になる…ガトムの曲なのかな。
旭志織に吉野がくっついて、転落したら負けっていう試合形式をうまく取り入れたセクハラ。
旭の髪の毛いじりとかもしっかりあったし、それぞれの見せ場もあって、
おもしろい試合でした。
みたかったのよ、そうまとう。

○木高イサミ vs 豊田真奈美
いやー。イサミさんのバラモン化とかいいものをみましたね。
バラモンっていうかバカ兄弟だったけど。ドリフの。
一連のバラモンムーブ(ボーリング含め)をやって、ご兄弟がずーっとガヤ。
当然、お水がばらまかれる大騒ぎの試合でしたね…
豊田真奈美はもうレジェンドクラスの女子レスラーなので、
生で見られてよかった。
女子プロレスもちゃんとしたやつを見てみたいんだけど、どこにいけばいいのやら。

○FUMA vs ヤスウラノ
真霜拳號が怪我で準決勝欠場とのこと。ほんとうに?
そんで組まれたこの試合。
里歩vs真霜拳號とかみたかったのになぁ。
FUMAとヤスのメロイックサインを巡る攻防中に客席のところどころで、
「ごんぎつねだ…」「ごんぎつね…」って声があがっていたのがおもしろかったです。
FUMAとヤスだったらヤス推しだったのでこの結果は個人的にはちょっと残念。

○FUMA vs 里歩
FUMAが(さすがに多少はしていただろうけど)結構な手加減なしでやっていたのが説得力がありました。
落とし方とかだいぶえげつなかったし。
ガトムでは男子との試合も多いからこういうのもできるんだろうなぁ。
里歩みたさにもう一度ガトムにいくしかないなー。

○木高イサミ vs 関本大介
ルールの妙で、準決勝まではリングアウトが勝敗が決まるのはよくできてた。いま思えば。
絶対無敵そうも思える関本でもイサミさんであれば、がっちり試合をして勝てるイメージはある。
でもそれって30分越えの大消耗戦だろうし、逆にそういう風にもっていかなければ駄目で。
短期決戦であればこの勝敗のつきかがたすごい合点がいく。
まあ、そういう見方は無粋なんだけど…
にしても本物の実力者ふたりが負けられない闘いをしたら本当におもしろくなる。すごいわ…
この試合は見られて本当によかった。

○SAGAT & トランザム★ヒロシ & 塚本拓海 vs 関根龍一 & 中津良太 & 岩本煌史
騎馬隊が久しくみないうちに本当にすばらしくなってた。
スピード感のある連携とか見ていてたのしくなる。
もともとぎゃーぎゃーうるさい人たちだったけどw
相手のチームはSAGATがメインで試合してて、なるほどー、って思いました。
なんかあるんだろうな…
塚本があまりでてこなかったのよね…ちょっとさみしい。

○木高イサミ vs FUMA
さあ、決勝戦…なんだけど、結果としてBASARAのそれになってしまった感。
この二人のシングルってBASARAになってからはなかったのね…意外。
ここまでの流れを振り返ると濃度がハンパない濃さだったので、
案外とあっさりしたプロレスになってしまった感。
ただいい試合ではあったけども…っていう。

衣装や世界観含めイサミさんの猛烈な趣味の世界だったなー。
FACE入ったときのロープをないリング(武舞台)みてテンションあがったし、
イケメンが天下一武道会の実況の人のコスプレしててそこになにも触れないのとかね。
いいもんみた感がすごかったです。いってよかった。
飯伏幸太がプロレスをみて「ドラゴンボールの世界が現実にあった」って言ったのが納得。
じゃあ、次回は飯伏が出たらええんや…そうだ。そうしよう。

でっかいことはいいことだ

2016/9/25
DDT「Who’s Gonna Top?~DDTドラマティック総選挙2016~最後のお願いスペシャル」

●島谷常寛&レッカ&ワンチューロ vs 力&KENSO&伊橋剛太
KENSOの盛り上げ方が異常な上手さ。さすがとしか言えない。
ダークマッチでこれだけ盛り上がるのはなかなかないよなぁ。
試合的には「俺より 目立つんじゃ ねーよ」の謎ムーブが印象に強い。
結果としては力さんはそろそろ用済みだし(実際、力さんについて何も触れられなかったし)、
団体的な島谷くん推しが来てるので納得の結果。
DNA勢にこのベルトが渡るのってチャンスだと思うんだけど、
島谷くんにはなんとか活かして欲しいなぁ。

○マッドポーリー vs 星誕期
でっかいレスラーが試合そっちのけで派手に場外乱闘するのって、
迫力というか勢いというかむちゃくちゃで単純に面白かった。
プロレスラーってやっぱりでっかくて強くなくちゃねー。
ポーちゃんのわりとガチなシングルが見てみたいなぁ。

○大家健&冨永真一郎 vs 石井慧介&ゴージャス松野 vs 松永智充&岩崎考樹 vs 勝俣瞬馬&MAO
これがなんかあっさり終わりすぎて消化不良。
オープニングでガンプロ後楽園のチケット状況が報告されて、
そこから多少の大家冨永組の活躍やらマイクやらあると思ったら、
ものの5分ぐらいで試合が終わってしまった…あからさまな帳尻合わせよな。
完璧なバッコミ芸だった。
冨永がなー。せっかくのDDT本体登場なのになー。いいレスラーなのになー。
飛びつきフランケンを派手に失敗してしまったのが本当にもったいない…

○彰人&ヤスウラノ vs 赤井沙希&チェリー
この試合もテーマがわからなかった…
MIXの試合ならまだしも男子同士、女子同士のタッグで、
力の差とかもはっきり出ていたし、
赤井沙希にはあからさまに遠慮していたのがわかってしまったし…
うーん。

○KUDO&坂口征夫&高梨将弘 vs 平田一喜&高尾蒼馬&大鷲透
平田高尾戦を見ていないので真面目な平田一喜ってのは印象ゼロで。
TOKYO GO!はいつまでひっぱるの?ってずーっと思ってるんだけど、
なんだかんだでおもしろい結果になるのでまあ、いいかなー。という気持ち。
で、今回のおもしろい結果がKUDO GO!だったのでKUDO推しのわたくしはうれしいのです。
あと平田がコーナー間違えるのが天然でよかった。
鷲関に怒られた後もずーっと逆コーナーに残っていたのは好印象。

○男色ディーノ vs 渡瀬瑞樹 vs 大石真翔 vs スーパーササダンゴマシン vs ベルナールアッカ
婚姻届を巡るラダーマッチになったのはよかった。
普通に5wayの試合をしてもこのメンツだとおもしろくないもんね…
結果はどうあれ、LiLiCoの結婚をまだひっぱるの?という気持ち。
両国の大舞台でタイトルまでかけて、コントラ戦までやって結果出て。
そんで今回の「リング上で起こったことは受け入れなさい」とかあまり説得力なくて。
渡瀬くん、マジなんだ…?と思わせておいて今日の結果であっさり退場でしょ。
うーん。春日部で連れてくる4人ってどうせ代わり映えしないメンツなのかな。
おもしろくなるのかな…

○高山善廣&ディック東郷&高木三四郎 vs 竹下幸之介&トランザム★ヒロシ&アントーニオ本多
高山善廣をどのポジションでみていいのか自分の中で整理がついてなくてですね。
レジェンド枠なのか現役レスラーなのか、どっちなんだろうか、と。
全盛期を見ていないので、にんともかんともなんだけども、
イメージの中の高山と実際の高山にそう大差はないので、現役枠でいいんだろうな…
で、もう一つ整理のついていない竹下くん問題なんだけど、
ハピモ3人で揃いの衣装を着てきまして、
そんな仲良しみたいなぬるいことしてる場合なの?とちょっと…
周りに推されてKO-D獲って、そのあと獲られて。
もう一度推されるにはもう自分で殻を破らないと駄目だよね…
遠藤はダムネに入ってちょっと勢いある気がするし、
アントンとミスターは好きだけどこのふたりとでタッグ含めてトップ戦線いける?
この試合だってミスターの試合だったじゃん…うーん…

○HARASHIMA&宮本裕向 vs 佐々木大輔&遠藤哲哉
スマイルヤンキーはいいぞー。
佐々木遠藤もそれなりに強いとは思うんだけど、
タッグの連携を見るとやっぱりスマイルヤンキーのほうが何枚か上。
おもしろさとうまさだったら当然うまさが勝つよなー。という試合。
ダムネはちょっと愉快な仲間たちになってきてしまっているので
(全然それでおもしろいからいいといえばいいんだけど)、
そのあたりのバランスが難しいのかな。
タッグ戦線っていまどうなってるんだっけ。
ドリフがないから酒呑ぐらい?

○石川修司 vs 樋口和貞
でっかい力持ち同士の対決は見ていて本当に面白い。
プロレスってこうだよね…みたいな気持ちのいい試合でした。
ダムネのわかりやすい介入とかなかったけど、
ポーちゃんがエプロンに登ったりするのとかなんかどきどきしちゃうし。
DDTのよくないところは試合の結果がなんとなーくお察し出来ちゃうところ。
竹下くんアゲな風潮でその次が樋口くんでしょ。
確かに樋口くんは強いけど、このタイミングで竹下よりも先にKO-Dを獲るとかありえないもん。
それでもなんでも竹下石川の試合より全然おもしろかった。説得力があった。
樋口くんが勝ってもおかしくはなかったようにも思えたし。
煽りVにあったけど、細かった石川修司がぶあつくなあったのと同様に、
樋口くんも数年後にはぶあつくなって無双的な強さになるんだろうな、と期待。
石川修司が正攻法で負けるイメージがまったくわかない…っょぃ。
次は選挙の結果か…HARASHIMAさんとディーノだろうけど、
後楽園でディーノがKO-Dやるのが見てみたい。

かっこいいみたことないような

2016/9/22
東京女子プロレス「しんじゅくLOVEりん」

美威獅鬼軍復活!KANNAさん卒業!POP選手権試合!と盛りだくさん。
とにかくも入場式で美威獅鬼軍のみなさまがご登場なさるのとか懐かしい。
愛さんがマイクを離さないクダリとかさいこうでしたね…
やっぱりすごいわ、沙希さま。というか美威獅鬼軍。

○ハイパーミサヲ vs のどかおねえさん
いつものハイパミに戻った気がする。
そしてマスクが取れるムーブが今日もまた。うーん。
トーナメントのときの強いハイパミがまたみたい。
おねえさんはここ最近ジョバーっぽい役回りで少しさみしいです。
おねえさん最近すきなので。

○のの子 vs 滝川あずさ vs 小橋マリカ
劇団のの子新宿公演でしたね。いいとおもいます。
小橋さんはあまりしゃべるイメージとかがないんだけども、
今回で意外とちゃんと喋ってて「おおー」っとなりました。
やっぱりのの子さんが巧い。いろんな意味で巧い。

○辰巳リカ vs 坂崎ユカ
きたぞ、かっこいい辰巳が。
正直なところ、辰巳坂崎だったらまだ坂崎に分があると思ってました。
それでも怪我からの復帰以来(またその怪我の直前も)辰巳さんも強さを見せてたし、
気迫もすごいものがあったりで、説得力は十分あったと思います。
そういえば試合前の入場後にコーナーに立ったあたりから、
いつもは声援に応えてたのにそれをせずにずーっと坂崎さんを見てた。
いろいろプロレス的なことを考えちゃうけども、
一枚皮を剥ける瞬間を見た気がしました。
ドラゴン殺法が本人に合ってるんだろうなぁ。
そして試合後のユカっちの修行宣言…どうなっちゃうの…
あとユカっちのマイクの間に野次を飛ばすばかちんどもを「うるさい!」と一喝したかっこいい辰巳。
坂崎ユカがまとっていたのは狂気で辰巳リカがまとっているのは妙な悲壮感なんだよなぁ。

○KANNA&赤井沙希&清水愛 vs 中島翔子&ミウラアカネ&黒音まほ
そんなにたくさんプロレスを見てきたわけではないけども、
美威獅鬼軍というユニットは唯一無二の最高傑作だと本気で思ったお試合でした。
ゴングと同時にふっとぶフランスパンね。
グローブを噛んで外してナックルに行く沙希様のお姿もお懐かしい。
KANNAさんをかばって愛さん絶命くるか…!と思ったら、
さらに沙希さまが二人をかばって愛さんと沙希さまが同時に絶命。
遺体をごろごろと転がされてリング下に落とされるながれとかさいこうすぎる。
結果としてはKANNAさんがベルサイユの槍で大勝利してめでたしめでたしでしたね。
いいもんみたー。よかったー。
これで美威獅鬼軍は本当に見納めなのだろうか…
愛さんが卒業した時はプロレスを続けている限り可能性はあったけど、
KANNAさんは辞めてしまいますものね…むむー。
シン・美威獅鬼軍とかできないかね。
そしてこの試合でもうひとつ素晴らしかったのは黒音まほさんね。
あの子はすごい…なんかわかんないけどすごい存在感…ビッグになれよ…

○優宇 vs 山下実優
柔道vs空手の代理戦争みたいな煽りではあったけど、
序盤は打撃中心で山下さんに分がありつつも、
山下さんは打撃だけじゃないのでかなり圧倒していた印象。
優宇も食らいついて食らいついて、耐えに耐えて時が来るのを待ってたのかな、と。
空手+テクニック+プロレス。
柔道+パワー+プロレス。
で、トータルで後者が上回った…と。
いままでのタイトル戦って、中島といいのの子といい坂崎といいですね、
プロレスが噛みあった結果の試合だったんだな、って。
旗揚げ近くから一緒にやってきた選手同士で。
で、今回はデビュー一年も経ってない違う世代の選手との試合で。
そっか。新しい種類の試合を見たのか、という納得感をいま。
おもしろい試合でした。すばらしかった。

イッテンヨンからずーっとタイトルを守ってきた山下さんで、
勝てる人いないんじゃ…?って思えるぐらいだったけども、
優宇が来た。ストーリーが動いた。
次の対戦相手に辰巳リカが来た。
ヒエラルキーが少し崩壊し始めていて、
世代戦争じゃないけど、
ちょっと混沌として来ているのがいいと思います。
そしてなによりも推しメンがこうして前に出てくるのはうれしいことこの上ない。
正直不安で不安でしかたがないのですが、それでも下剋上ではないけども、
この波に乗ってるタイミングでなにかでっかくて新しい爆発がみたい。
かっこいい辰巳にご期待ください。という気持ち。
あと怪我しないでね?っていう…

いやー、おもしろいな。東京女子プロレス。

たまにはこんなはなし

シン・ゴジラみたです。おもしろかったです。
以下、理解力のない人が考えたこと箇条書き。ネタバレくそくらえ。
エヴァ感(そりゃそうだ)。
最初のボートの捜査員の声が綾野剛っぽかったんだけどクレジット見逃した。
そんでボートの中に誰もいなかったのってパトレイバー?って思った。
アクアラインに血がどばーって降ってきたのにぐっときた。
血でいいのよね…?ゴジラのエラ(?)からも出てたやつ。
ゴジラの形態が第四形態まであったらしいけど、第一形態はしっぽだけ見えてたやつのかしら。
第二形態かわいい。ふさふさ萌える。
人が直接死んだっていうのがわかるシーンって最初の上陸のときだけでしたよね?あれ?
最後までそうだけど民間人の悲観的な姿みたいなのはなかった気が。
最初のゴジラの逃げるのあきらめてお父ちゃんのところに行こうとする人みたいな。
あと怪我人収容してるところで泣き叫ぶ人とか。
とりあえず逃げ惑って、その感に携帯で写真撮ってSNS投稿、みたいな文化的なところはあったけど。
政治的な会議のシーンは全てコントにみえてしまう。いいとおもいます。
手塚とおるの起用はガメラとの怪獣つながりかしら。それを抜いてもいい存在感してた。
日本人ってやつは…とか政治家って…ってのは他の人が考えてくれたらそれはそれで。
それでもなんでも「上陸はありません」って大本営発表直後の上陸はあるある!ってなった。
パソコンどかどか、プリンタどんどんのシーンは震えますね(SE的な意味で)。
マスコミ的なものは出てこなかったですよね?そうでもない?
近隣住民全員退避って言っても絶対にあの中に入りこむテレビカメラとかいると思うんだけど。
すっとぶ京急かわいい。
高橋一生のちょっと頭のおかしい役はむっちゃ見栄えがする。いいとおもいます。
自分の中の竹ノ内豊がビーチボーイズで止まってた。缶コーヒー飲んでそうな。
石原さとみがなー。なー。いいんだけど…もうちょっと翳のある感じがよかった。
鎌倉から上陸は知ってる土地でぐっときた。八幡宮参拝するんだね、って思った。
自衛隊の指揮官がピエール瀧で「よし!勝ったな!」って思った。勝てないけど。
ピエールはあの戦いでは生還できたんだろうか。あとの作戦に参加してたのかな、とか心配してた。
先のゴジラだと非現実な兵器が出てきたけど(スーパーXとか)これは現実的だった。
米軍が来たときにシーンが夜になって「熱線来るな…」ってどきどきした。
歴代のゴジラって火炎放射したっけ?熱線は覚えてるんだけどはっきり炎とかじゃなかった記憶。
で、おえーって息をどばーって出してた時に「あれでも相当熱いよな」からの、
炎になって「あ、だいぶ広い範囲まで広がるのね。綺麗だなぁ。みんな大丈夫かな…」からの、
レーザー上の熱線になって「ぎゃー!」っていう絶望感が最高の流れだった。気持ちいい。
政府高官のヘリがあっさり撃墜された時の気持ちよさと全くない余韻。
余計な老害がなくなって新しい日本の始まりや!っていうリセット感。
ヘリが離陸即撃墜されるのはガンダム感あった。コロニーレーザーのあれとかそこじゃなくても。
難しいセリフはもう聞き取って理解する必要はなくて、聞き取れなくて理解できないぎりぎりの状況なんだな、って途中からあきらめてた。
政治的な部分も含めて核使用についてのやりとりは識者におまかせ。難しいことわからない。
休憩中のゴジラさんのしっぽの先がカタンとなった意味ってなんかあるのかな。
ヤシオリ作戦のヤシオリってなんかの略称かと思ったけど八塩折なのね。把握。
じゃあヤマタノオロチってことか。意味合的に最後のしっぽの部分につながるのかな。
宇宙大戦争マーチがざらっとした悪い音質で流れて背筋が一気に伸びた。声でそうになった。オリジナル音源?
作戦全体的に漂うピタゴラスイッチ感が気持ちよかった。
無人在来線は可愛そうなのに新幹線は別に、という気持ち。なぜ?0系じゃないから?
そっか。線路が生きてたのか。そういう理由で初回上陸は品川の手前だったのか。それなら新幹線もJRも生きてるもんね。
大崎か田端のあたりがスタートでいいんだよね。
としたら、二回目上陸で鎌倉から東京までの横断で線路は無事だったってことよな。復旧したんだっけ?
凝固剤は液体じゃなくて飲み薬みたいな固形じゃダメだったのかしら。投入方法がないのか。
なんか作業車がすっとぶところで初めて人の死を感じたかも。それまでが無人機だっただけに余計に。
しかし在来線の美しい折り重なりは絶頂でしたね。
で、ラストシーンの解釈はいくらでもやりようがあるなぁ。ヤマタノオロチだもん、しっぽからなんか出てくるよね。
ゴジラが人間に進化というか模倣からの分裂というか。そういうことでいいんだろうな。
神が人間を産む、というおはなし。人間がゴジラになったパターンではないとおもう。
これ絶対に再起動するよね、ゴジラさん。
オキシジェンデストロイヤーに勝るものはないと思ってました。
芹沢博士の特攻と骨になっちゃうショックとか含めて。
今回の凍結/凝固ってのは攻撃的には地味だったけど、ぱきっ!と一発でなったショックはあった。
見る前の期待としては特撮部分だったので二度の上陸シーンは非常にときめきました。
MOTでやった特撮展と「巨神兵…」を併せてみていたので、あれとの違いとかもおもしろかったし。
SF的フィクションみたいなのが排除されていて、
もしも現実世界でこういうことがあったら?みたいな居心地の悪いリアリティがあった。
戦闘シーン以外の政治的な部分は前半はギャグパートで後半はストーリーのメインなバランスかしら。
出演者が誰かしらなんらかのツボをついてくる感じ。
塚本晋也の枯れた感じに最初気がつきませんでしたよ。片桐はいりが片桐はいりだったし。
見終わった後のふわふわした感じはなんなんだろうなー。
東京がとばーっと壊されてびやーっと火を噴いて人類が勝ったどー!みたいな話だけじゃないよね。
そんなわけでシン・市川実日子はさいこうでしたね。
もう一回みるし、DVDも買う。ANI探さないとだもんね。

群れない 媚びない

2016/9/3
DDT「ドラマティック総選挙2016~最初のお願いスペシャル~」

○星誕期 vs スーパーササダンゴマシン
ダンゴさんがtwitterでやらかしてその謝罪ということでね。
男色先生が保護者としてついてきてクッション役になってた。
炎上についてファン側の反応ってそんなにおっかけてはいなかったんだけど、
怒っている人の声は大きくなる一方だもんなぁ。
うまいことやったよね…
DDTには男色ディーノがいる、って名台詞は伊達じゃないよなぁ。
どんだけ常識人なんだろうか、男色せんせいは。
そしてダンゴが負けて男色先生には許されなかったのはなんか回収するかね。この先。

○大石真翔&勝俣瞬馬&MAO vs ジョーイライアン&マイクベイリー&ワンチューロ
ジョーイのいつも通りのムーブはたまにみるとおもしろいなぁ。
そしてこの面子相手でも勝っちゃうんだね、NωA。
DDTフェスに出る出ないでどたばたしているけど、
プロレス的に考えるとどうせ出るんでしょ?って気持ちでいて、
じゃあ、どうやって出るんだろう…?ってのが気になってきましたね。
ササダンゴがマネージャを辞めてどうなることやら…

○マッドポーリー vs ヤスウラノ
みんな大好きマッドポーリー。
途中、石川修司に助けを求めたり、
褒められたらにっこりしたりさいこうでしたね。
最初からこういう愛され方をするって計算されていたらすごいなぁ。
ポーちゃんから目が離せない今日この頃。
今年は鷲関がフューチャーされたりしたし、ヤスもなんかプッシュして欲しいなー。
HARASHIMAさん、彰人は結構ベルトにからみそうなのに。
って思ったけど去年のいつどこがそれかな。負けちゃったけど。

○島谷常寛&高木三四郎&大鷲透 vs 伊橋剛太&松永智充&岩崎考樹
なんかこの試合はいろいろすごかった。
豚ing2016がすごい。汚い。
で、それに対応する試合をして来ている大社長と鷲関がまたすごい。
そして島谷くんね。逸材感すごい。
ただこういういじられ役でずーっと行くと、ちゃんとした試合が出来なくなる。
跳躍力とかありそうなので本当の実力で勝てるようになるといいねぇ。
背は高くできないから身体を大きくすればいいのかしらね。難しそう。

○石川修司 vs 島谷常寛
本気の秒殺を久しぶりに見ましたね。気持ちいいもんだ。
ニーリフトの説得力が違う。
そして島谷くんがすまし顔でダウンしていたのはぐっときました。
いいよー。いいよー。
とにかく試合開始前からはじまっていたダムネ劇場が温まってきて素敵。

○平田一喜&渡瀬瑞樹 vs 高尾蒼馬&下村大樹
アジアJr.って結構な権威のあるベルトなんだよね、確か。
団体から流出していて、さらに防衛もそっちの団体でやる…と。
よく考えたら全日側はそれでいいんだろうか。まあ、いいんだろうな…
高尾vs平田が決定するにはしたけど、
自分が見始めたときから踊るしかしてなかったので、
ちゃんとプロレスをしているのは初めて見ました。
平田は好きだけども、どうなんだろうな。このマッチアップ。
そしてさっきの島谷くんと比べると下村くんがおとなしく思えちゃう。
DNA勢にはがんばっていただきたいのにねぇ。

○石井慧介&男色ディーノ vs HARASHIMA&彰人 vs KUDO&高梨将弘
KUDOさんは復帰はしましたがまあ両国っていうスペシャルな場面でして。
したら通常営業の興行だとどうだろう?っていう楽しみがありました。
男色せんせいとHARASHIMAさんとKUDOさんが一堂に介するってぐっとくる。
せんせいとちんちんをまさぐりあってて仲いいんだなと思いました。
これは結局男色せんせいが狩りをして、高梨が相手を騙し、
そこから逃げたり巻き込まれたりしているスマスカのふたり。みたいな。
KUDOさんは無理してダブルニーは出してなかったなぁ。倒立式はあったけど。
そして石井とのExtream級の話につながる…と。ふむ。
高尾もそうだし石井もそうだけど、ドリフのときになんとなく感情移入できなくて、
ドリフが解散してバラになって売り始めた。
気持ちがうまく出てきていない選手なんだなー、って印象。
Extream級でいいのかな…プロレスメンタリストが相手でいいのかな…

○石川修司 vs 島谷常寛
ダムネ劇場第二幕。
石川修司は今日は試合がないって発表されてたのに、
紙テープまいてくる人いるのがびっくりした。
しかも二試合目も飛んだ。すごい。
島谷くんの査定試合をしている時点でもう相手を決める気ないよね、ってのはわかってて、
そのむちゃくちゃな流れなのになんだか説得力があるのが佐々木のすごいところ。
説得力…あるよね。あるっていうのかなw
ダムネすごいわ。
そしておつかれさまでした、島谷くん。MVP級でしたよ。

○樋口和貞&高山善廣 vs 坂口征夫&梅田公太
高山善廣は既に一線を退いているので、どれだけ動けるの?って心配ではありました。
全盛期を見ていないのでにんともかんともだけど、
やっぱりデカくて迫力というか凄みがあるのでおもしろかったです。
闘争心が前出る征夫さんとのマッチアップだったからよかったのかしら…
樋口くんと高山のタッグは見栄えがしてよかったなー。
やっぱりレスラーはデカくて強い存在であってほしい。

○遠藤哲哉&佐々木大輔 vs 竹下幸之介&アントーニオ本多
KO-Dを一度経験した竹下くんがここからどうなるか…ってはなし。
たぶんまた獲るときはくるだろうから、それまでによくなってほしいんだけども…
プロレス的なおもしろさはどうしたら身につくんだろうか。センス?
カリスマとアントンはもう揺るがない世界観があるわけで。
タッグ的にもパートナーがアントンでいいの?っていう。アントン好きだけど。
エンテツはダムネに入ってキャラ変ではあるけど、まだはじけられるよね?
基本的におとなしい人なんだろうか…
そして竹下遠藤の再戦が決まったけど、まだ早い気がする…大丈夫かな(特に遠藤)。

○樋口和貞 vs 彰人 vs下村大樹 vs 伊橋剛太 vs 星誕期 vs ワンチューロ vs KUDO vs 男色ディーノ vs 勝俣瞬馬 vs 松永智充 vs 高木三四郎 vs 渡瀬瑞樹 vs 大鷲透 vs MAO vs 梅田公太 vs ヤスウラノ vs 石井慧介 vs 岩崎考樹 vs 大家健 vs HARASHIMA vs 高梨将弘 vs 竹下幸之介 vs 大石真翔 vs 坂口征夫
KO-D時期挑戦者を査定するっていって結局バトルロイヤルか。いいとおもいます。
両国あけの一発目っていつもこうなんだっけか。
マネーインザバンク的なのがいつどこで、ロイヤルランブル的なものはなかったですよね。
ここにしれっと大家が混ざってて興奮しましたね…
休憩中にリンコスで選挙活動しててなんかあるだろうな…って思ってたのでうれしい。
ディーノとKUDOさんがいちゃついてて、そのままさらっとKUDOさんが落ちた。まあ、しかたない…
樋口くんと彰人が残って、個人的には彰人のKO-D戦がみたかったなー、と。
デカくて強いのと巧いレスラーのマッチアップとか面白そうで応援してました。
結果、樋口くんになったけどこれはこれでおもしろそう。

とにかくダムネ!ダムネ!ダムネおもしろい!

さよなら夏の日

2016/8/31
東京女子プロレス「きたざわLOVEりん」

○ミウラアカネ vs 黒音まほ vs 滝川あずさ
いいよー。あずにゃん、いいよー。
何周かまわっておもしろくなってきた滝川さん。
ハイパミのような頭のいいゲスさとは違って、
素でズルしていただき!みたいな妙な潔さがある。
いつどうやって誰から初勝利を奪うのか楽しみですらある。
黒音さんは3WAYってことで個性の強いなかで揉まれるとやっぱりちょっと消えちゃう…
デビュー戦の怪奇的な雰囲気が薄まって普通にいい子にみえましたね。
おもしろいなー。

○才木玲佳 vs ハイパーミサヲ
才木さんがどんどん東女に馴染んできてる。いいと思います。
タレントさんなので表情とかなんかそういうのが見栄えがする。
ハイパミさんは久々のゲスパミさんだった。いいと思います。
ひみつ道具が出てくると得した気分になりますね。
客いじりは今までありそうでなかった…よね?
才木さんはいつまで参戦なんだろう。
トップとの絡みも見たい。

○坂崎ユカ vs のの子
やー、すごい。なんかすごいもんみた気分。
そうめん、スイカ、アイスを先に食べた人が試合に参加できるというルール。
シングルマッチなのに…
さらに木曽レフリーもこの早食いに強制参加。食べなきゃ裁けない。
試合時間の半分、10分ぐらいがお食事でした。
なにそれ、さいこうかよ。
選手ふたりが先に食べ終わってレフリーが不在っていういいカオス。
その後の試合はまあいつも通りだったけど、
のの子さんが強いのの子さんでなんだかうれしかったです。
というかのの子さんとユカッちの試合はユカッちのいいバンプが見られてとてもよい。
おっぱいがぼよーん!とあたってばーん!とすっとぶ金髪ショートね。ぐっとくる。
あずにゃんあたりで食レポマッチとかして欲しい。食べるのは虫。

○辰巳リカ&中島翔子 vs 優宇&のどかおねえさん
結論から言うと「辰巳が勝った!勝った!」という試合。うれしい。
東女見始めたときはケンドーリリコ時代でもう怪我してて、
あのリングサイドにいる可愛い生き物はなんだろう?って気持ちで見てたわけ。
で、復帰してドラゴン化してドラゴン殺法使い出したらだんだん面白くなってきて、
ラジアントのアカネちんさんとのシングルでかっこいい辰巳になった途端に再度の怪我でしょ。
復帰すぐはトーナメントだったし…
だもんで直接勝利ってまだ見たトキなかったんですよね。
なんか日頃の言動とかその言葉のセンスやらなにやらでここ最近ちょうどブームが来てて、
そのタイミングの勝利なのでぎゃー!ってなりました。ぎゃー!おやつあげたい。
推しメン的な意味では翔子さんも猛烈に推しなので、辰巳×中島組こと中島ドラゴンズはぐっとくる。
毎回言うけど翔子さんのかっこよさが異次元。めっさかっこいい。
あとちいさくてかわいい。おやつあげたい。

○山下実優 vs KANNA
KANNAさんはなんで辞めちゃうんだろうな、ってずーっと考えてて、
まあ、単純に興味が移ったってこともあるんだろうけど、
明らかに伸びてきてるなー、強くなってるなー、っていう選手がいる中で、
美軍だったり蛇界だったりでいろいろあった割には戻ってみたらそんなに変わらずで。
スピアの名前が変わっていくぐらいだったもんな…
なんか最初見たころはもっとえぐい蹴りみたいなのあった覚えあるし、
ニーリフト的な蹴り上げもあった気がするし…いろいろあるんだろうなぁ。
本人にしかわからないのでどうこう言えないけど。
それでもKANNAさんの立ち振る舞いや雰囲気はすごい好きだったし、
かっこいいなー!っていつも思ってみてました。
そしてかっこいいなかにふとみせる可愛い部分にひっそりと萌えてましたわ。
この試合で山下さんを追い詰めてはいたけど、スピアを何発も決めても勝ちきれなかったなー。
なんかシメの挨拶が卒業の挨拶みたいになってましたねw
まあ、最後の卒業興行は美軍だしぱーっと行ってほしい次第。