月別アーカイブ: 2018年8月

なかったことにする気だこのひとたち

2018/8/28
DDT「DDT LIVE! マジ卍 #15」

○大石真翔 vs アントーニオ本多
試合のゴング前にごんぎつねが始まったパターンは初!最速!すごい!
最近の真面目なプロレスをするアントンがかっこよすぎる。
相手が出来るまこりんだもんで、すごい見応えがあった。
こういうちゃんとプロレスが出来る人をもっと評価してほしい。
このふたりとかストーリー与えたらがっちり出来るんだけどなぁ。
なんでそうしないんだろうか。ぷんすこ。

○マッド・ポーリー&遠藤哲哉 vs 飯野雄貴&彰人
ポーちゃんと飯野くんがサイズ的にばっちりでいい激突具合だった。
飯野くんがいい具合に覚醒してくれたらいいのになぁ。
でもちょっとまだプロレスになってないのが残念。
軽量級と重量級がそれぞれタッグを組んだ安定感のある試合でした。
これがダークマッチかー。もったいない。

○マイク・ベイリー&MAO & 平田一喜&樋口和貞
樋口くんの評価がどんどこ上昇している気がする。
ストロングもコミカルも両方出来るのっていまのDDTでは貴重。
そしてT2ひーが解散してもやることは似てくるのね、平田さん。
いきなりは変われないってことなのかな。
そんでいっつも思うんだけど、
ベルトを持っているチャンピオンがその王座の形式で試合をするなら、
それにベルトをかけないのは不思議でしかたない。
タッグチャンピオンがタッグで試合するならベルトかけたほうが盛り上がると思うんだけど。

○入江茂弘&ライアン・デイビッドソン&渡瀬瑞基 vs 高梨将弘&KUDO&石井慧介
征夫さんは平日は来られないのか。だよね。
酒呑童子のいつもの連携に石井さんがうまいことからんでてよかったです。
入江軍はゲスト外国人を組み込まれるのでタッグとしての連携は薄めだし、
入江くんの孤軍奮闘な印象です。
デイビッドソン選手はあまりインフォメーションがないのでなんか未知数。
キャラ付けが欲しいなー。もったいない。

○チェリー vs 上福ゆき vs 伊藤麻希 vs まなせゆうな
意外と…といったら失礼ですが、おもしろい試合でした。
おチェリーさんとまなせさんの実力者ふたりがいるのでわりと安心できた感じかしら。
かみーゆがよかった!
ドロップキックもビッグブーツも見栄えよくびしーっと決まったし!
おしゃべりが達者でちゃんと話を回せていたのでよかった。
試合のオチとしてはなんか一番おもしろいすっきりする感じだったのでよかったです。
無駄に豪華だし。
でもこれ(アジャさん登場)は単発で終わっちゃうのかな。出オチか。
ちなみに出てきた成金おじさん(知人の元上司)はまったくタイプじゃないです。ぷんすこ。

○青木真也 vs 伊橋剛太
総合格闘家やボクサーのオラつき感が苦手なので、
なーんか「好き勝手やってー」みたいな冷めた気持ちに。
そりゃ関節や打撃等々の展開になったら専門家のほうが強いよね。
プロレスのフィールドに来たらプロレスやって欲しいなぁ。
まあ勝村せんせいを観ていたら格闘家が強いのはわかるけども。
で、次の対戦相手が梅ちゃんみたいなんだけど、
ここで無理をさせる必要はないんじゃないの?って思いました。
ちょっと怪我が続いているのでしっかり完璧に治したほうが、
今後の彼ためにもいいよね、きっと。焦るのはわかるけど。

○HARASHIMA&大鷲透&上野勇希 vs 島谷常寛&佐々木大輔&高尾蒼馬
ノッブ大活躍。活躍?
終始テンションが高くて最高だった。
ダムネ勢もずーっと笑いをこらえてたし。
この試合は新生ディザスターボックスのお披露目みたいなもんな試合でした。
鷲関は意外と今まで通りのプロレス…そうか。
結局は上野くんを上げていくユニットなんだろうな。
HARASHIMAさんの正当な後継者としてはいい気がする。
ちょっと金髪にしてきたのは好みではないけども。
でも、平田をここに追加加入させる流れはどうだ…
T2ひーでやっていたことをそのままやろとすると、鷲関の活躍が…となる。
怖い大鷲透をみたいんじゃー、おいー。

○里村明衣子 vs 男色ディーノ
里村明衣子のKO-D戴冠の説得力よ。
立ち振る舞い、試合展開、言動(内容も含めて)。
全てがここ最近のKO-D王者に劣らないオーラだった。すごいわ。かっこいい。
ディーノの肩の怪我、っていうのは蛇足だったんじゃなかろうか。
怪我がなければ勝てなかった、という謎の注釈がついてしまった気がする。
スタミナはそれなりに互角まで持って行けると思うんだけど、
腕力は男子にはなんだかんだで勝てない、ってこと?となった。うーん。
肩の怪我を感じさせないぐらいにはハードヒットに攻撃していたし、
里村もそれを受けて、返していたし。
普通にプロレスをして、普通に勝った、でいいじゃない。
なんかすっきりしないものが残ったなぁ…
そして次回後楽園で入江くんを含めての3WAYマッチ。
どうせ入江くんがディーノからフォールを獲ってタイトル奪取でしょ。
怪我をしなければ獲れなかった里村。
里村は負けずしてタイトルを落とす。
みたいなストーリーなのは避けてほしい。いまのDDTはそう疑ってしまう。

見えない中に見えてきた師弟関係

2018/8/26
BLACK OUT presents KING OF DDT 2018 FINAL ROUND

○岩崎孝樹 vs 島谷常寛
ダムネ入り後のノッブがだいぶ頑張ってる。
元DNA勢の個性がいまいちなところや、
文化系プロレス枠の後継者が見当たらない中、
意外とがっちりプロレスが出来ること、
ナチュラルにコミカルなことになっていることなどなど、いいと思います。
岩崎くんはガンプロで本当によかったの?ってたぶんずーっと思い続けるはず。
頑張ってほしいけど、どう頑張れるんだろう。

○平田一喜&高木三四郎&大鷲透 vs 飯野雄貴&彰人&ゴージャス松野&赤井沙希
T2ひーラストマッチということで、
いつもの定型マッチを続ける中でひとつひとつが際立つ印象に。
「あー。こういうのあったなー」というわりとスルーしていたムーブがはっきりと見えました。
思い出ってこうやって縫い付けられていくんだなー、というやつ。
対戦相手の組み合わせが「なんでこのひとたち?人数も合わないし」と何故?の嵐だったんだけど、
試合展開で納得。彰人のパラパラあったなー、そういえば。
というわけでT2ひー、お疲れ様でした。
あと飯野くんはいつカミングアウトするんだろう。

○遠藤哲哉 vs MAO
やっぱりこの組み合わせになったか…という準決勝。
予定調和がすぎるぜ。
この試合で思ったのが、遠藤の試合運びが佐々木に似てきたな、ということ。
相手の技を受け切って、耐えて、そこから勝つというプロレスの流れが出来てきた印象。
そればっかりすぎると試合の展開がみえてげんなりはするけど、
相手のよさを引き出すことが出来るレスラーっていうのはいいレスラーよね。
逆にいうとMAOではまだまだ試合の展開が作れなくて、遠藤が作った、ってことか。
ふむふむ。

○佐々木大輔 vs HARASHIMA
HARASHIMAさんは去年も丸め込みであっさり負けてるのよね。
しかも遠藤に。
だから二年連続で準決勝はダムネに負けたのか。
ループものはなあ。
説得力なく負けるにはこういう一瞬の隙をついた…的な結果しかなくて、
もうプロレスの強さ云々じゃなくて、ストーリーありきなのが興ざめではある。
でもどの団体でもそうか…ストーリーあるよね。
それがおもしろいかおもしろくないかは別として。

○高尾蒼馬&マッド・ポーリー vs 高梨将弘&KUDO vs バラモンシュウ&バラモンケイ vs 石井慧介&マイク・ベイリー
バラモン兄弟が来るともうバラモン兄弟の試合で楽しい。
楽しい、というのはだいぶ震源地から離れているところからみているから。
墨汁をポーちゃんが吹くのはいいわね。
ポーちゃんはもっと評価されてもいいと思うんだけど…
試合はまあ、今日はダムネデーだから。

○男色ディーノ&大石真翔&スーパー・ササダンゴ・マシン vs 渡瀬瑞基&入江茂弘&ジェイソン”ザ・ギフト”キンケイド
ディーノがKO-Dを獲った、という展開はわりと好きな流れ。
ただ肩の怪我が本当なのか嘘なのか、という疑問符が浮かんでいるのはどうだ…
こうして入江が試合展開関係なくディーノを懲らしめるのが目的になって、
その方向性が「肩を壊す」という流れになると、肩の怪我は嘘なのでは?と見えてしまう。
嘘は嘘でいいけどさ、嘘と気がつかれない流れにして欲しいなぁ。
でも、見ている側にわかりやすく見せるのも必要で、
結果として、場内が静まり返ってもそれでいいのであれば、いいと思う。
好き嫌いありそうだな、このストーリー。
あとキンケイドがこの試合がラストだったみたいなんだけど、
そのアナウンスがないのはどういうことなの。
結局、ガンプロでやったシングルが一番よかった。
あれをもっとたくさんの人に見てほしかった。
また来ないかなー。近年のDDT参戦の外国人レスラーでトップクラスに好き。

○藤波辰爾&アントーニオ本多&坂口征夫 vs 伊橋剛太&樋口和貞&上野勇希
大ベテランが出場すると伝統芸能を見ることが出来るのはありがたやありがたや…という気持ち。
ドラゴンスクリュー大好きなので好き。ドラゴンだし。
昭和のレスラーっていうのは上背とか厚みとか身体の大きさが全然違う。すごい。
藤波辰爾って元々はJr.階級の選手だったわけだけど、
いまのJr.サイズとは大違いなのね。
プロレスラーっていうのはバケモノじみたイメージがあって、
いまのわりと一般人っぽいのは平成の流れなのかなんなのか。
昭和のプロレスってなんか別物なんだろうな。と思いました。

○佐々木大輔 vs 遠藤哲哉
準決勝で感じた遠藤の受けのプロレスが、
決勝ではそのまま佐々木の受けのプロレスに変換した形。
DDTにおけるユニットの意味、ってよくわからないけど、
イメージとしては師弟関係みたいなのがあって、
技術の引継ぎみたいなのが行われているんだろうな、と。
その中で、まだ師匠越えはさせないぞ、という会社としての意思を感じました。
同ユニットなので綺麗なスイング。
それ故のいい試合でした。めでたしめでたし。

この段階でディーノと佐々木の両国メイン。
ちょっとありえないな…
ポイントはアメリカで里村が”失った”と言っている赤いいつどこか。

すきとすきが合わさって

2018/8/25
東京女子プロレス「BRANDNEW WRESTLING 2 ~今、攻める時だ~」

○ヒカリ&ラク vs ヒナノ&ミウ
んー。んー。
確かによくなっている部分はあるけど、変わってない部分もあるよなー、という印象。
試合が止まって一瞬「ん?」ってなるときがまだある。
確かに出来る部分が増えてるのはわかるし、
技も考えてきてて(ラクさんの謎技はなかなか沸いてたし)頑張ってるのはわかる。
個性っていう便利な言葉があるのでそれで済ませることも出来るけど…
正直、この先、トップまで登りそうだな、と期待できるのはヒカリさんだけ。
表情も動きも技も全部、ヒカリさんだけがプロレスラー。
アイドルとしても曲が1曲しかないのもどうかとおもうよ?
ちゃんと大事に運営してもらえてるのかな。
よくも悪くも東女。

○天満のどか&愛野ユキ vs 上福ゆき&まなせゆうな
天満さまのヤバさがヤバい。まさかのスチームパンク。
体操のおねえさん→スチームパンクって意味がわからないのがすごい。
冷静にのどか女史を想像するにスチームパンクがばちっと合致するのもすごい。
とにかくこの試合は天満さまの出オチというか、自己紹介というかお披露目というか。
そういう試合。
外見はかわったけど、試合の内容は大差がないように思えた…けども、
フィニッシュがキルスイッチになったのでもう大興奮ですわ。すげぇ。
でもなんとなく猪突猛進さが薄れたかも?まだわかんない?
あとこの試合はかみーゆに期待をしていたんだけど、
わりといつものかみーゆだったので拍子抜け。
まなせさんもそう。
まなせさんはお衣装にもこだわりがあって素晴らしさあるけど、
元来の人のよさが表に出まくっちゃって、安定感出ちゃってる。
悪いことでは決してないんだけども…プロレスも本当にしっかりして安心感あるし。
今後の東女でかみーゆとまなせさんはわりとキーパーソンだと思っているわたくしです。

○プリシラ・ケリー vs ハイパーミサヲ
いやー。ハイパミ劇場すごかった。
まず通訳の翔太さんの活躍はうれしい気持ちに。
言葉の壁と文化の壁を飛びこえるわさびを使った侘び寂びよ。
プリシラさんはメイヤングクラシックにも出場するぐらいの実力者なので、
その片鱗を魅せるしっかりとしたプロレスだった。
世界観がだいぶぐっとくるので次回の来日時(=タイトルマッチ)が楽しみ。
で、そのプリシラさんと遜色なく試合をしたパミさん。
なんだかんだで今の東女勢でも古参の領域ではあるので、
実はちゃんと出来るのを見逃しがち。
ヒーローはもっとプロレス的にも評価されてもいいと思うの。

○赤井沙希 vs 滝川あずさ
正直、アズサクリスティはあくまでも沙希様あってのアズクリであって、
その保護がなくなってしまうと、
つまりあずにゃんとしてのレスラーとしてのクオリティが、
改造される前のレべルに戻ってしまうのではないかと。そういう心配をしていました。
が、
結果としてこの試合はめちゃくちゃ面白かった。
沙希様には美意識の高さがあったけど、
赤井沙希選手にはそれに加えて荒々しさがあってぐっときました。
逆では?と思ったけど、沙希ちゃんの時はヤンキーさががっつり表に出るのね。
そうだったそうだった、という気持ち。
結婚したいという気持ちの強さは勝ちたいという気持ちの強さにつながって、
それが何度もキックアウトすることが出来たし、
そういう試合は見ていると力が入る。
アズクリ時代の技も、フォールに入るムーブも、
ギミックが元に戻っても使っていたのはなかなかぐっとくるものがありました。
引退ロードにおける特需ではあるんだけど、最後にぱーっと花咲いてほしいという気持ち。

○里歩 vs 中島翔子
うわー。いいもんみたなー!っていう気持ち。凄い試合だった。
619だとかノーザンライトだとか、同じ技を持っている同士だし、
スピード感やスケール感も似たようなタイプ。
本当に大きく違うのはキャリア、経験。
そしてそれがどうしても翔子さんがチャレンジャーで里歩さんが受ける側の立場であること。
里歩さんがちょっとだけ焦ったり少しだけ追い込まれているのを珍しい気持ちで見られました。
(そんなことなかったのかな…)
というのも去年末の「ことり」さんとの試合(タイトルマッチと引退試合)には、
コーナーの上から文字通り見下ろして立ちはだかったシーンがあったのに対して、
今回は逆でコーナーの下から応戦していく姿が見えたので。どうだ…そういうことじゃないのか…
とにかく、里歩さんは何につけ翔子さんを少し上回っていた印象。
ただ立ち姿やオーラはもう神がかっていた。天使だった。
天使といえども、
試合後に翔子さんの手を振り払うめちゃくちゃ気の強いところに恐怖感を感じて寒気がしましたね。
それでも翔子さんは大怪獣であることを見せつけて、追い込んでいたので、
決して越えられない壁ではないと思いました。
もちろん贔屓目ふくめてなので越えてほしいという強い気持ち。
それがいつになるのか楽しみでしかたがないですね。
そしてこの試合の意味ってのが団体にも翔子さん個人にもとてつもなく大きい気がしました。
他団体には才能のある選手はいっぱいいるので、広い視野で見てほしい気持ち。
でも、東女に合う選手っているのかな、よく考えたら。

○瑞希&坂崎ユカ vs 伊藤麻希&才木玲佳
奇跡的な試合でした。
マジラビが結成されたこと自体がワンデータッグマッチの組み合わせ抽選の奇跡だし、
タッグタイトルが返上されて空位だったことも奇跡だし、
その流れの中で伊藤リスペクト軍団の分裂があり、
タイトルを返上したうちの一人が才木玲佳であることも全部ミラクルが起こしたこと。
…のような、気が、しました。どうだろ。
とにかく(もちろん贔屓目ですが)みずぴょんすのヒロイン感が凄かった。
伊藤ちゃんをリスペクトしている気持ちが本物なのかなんなのかわからなかった初期に比べ、
離れようとしていたのは伊藤ちゃんで、みずぴょんすはそれを惜しむ雰囲気だったような。
今回だってタッグトーナメントで優勝した結果、
流れとして伊藤ちゃんとのチームの離別があり、前哨戦を含めてタイトルマッチで対峙し、
結果として勝利する結果となって、最終的な発展的解消。
たぶんみずぴょんす本人の意思とは異なる流れに流されている儚さね。はー、可愛い。
しかしまあ、ユカっちとみずぴょんすのタッグはずるいわ。
ふたりで手をつないでエスケープしてる姿はなんかもう泣きそうになった。

○山下実優 vs 優宇
山下さんが勝って本当によかった。
逆の結果だったら東女が嫌いになるところだった。
いいたいことはやまほどあるけどいわない。
おつかれさまでした。

とにかく自分的セミの中島里歩戦。
自分的メインのタッグタイトル戦。
このふたつが震えるほどヒートしたので満足度が最高潮です。
あとは自分の中でのゆさん問題が解決したらなー。
これ、どう着地させたらいいのかしらね。さてさてふふー。

みんな、おげんきで

2018/8/25
DDT「KING OF DDT 2018 3rd ROUND」

○岩崎孝樹&高木三四郎&下村大樹&レッカ vs 飯野雄貴&大鷲透&上野勇希&彰人
大社長チームがなんでこのメンツなんだろう?って思ったら、
DNAが解散した後にDDTに来なかった人たちだったんだね。
となるともうDDTには出ない雰囲気になってたんだけど、
BASARAもガンプロも試合数は少ないので、
じゃーなんでそっちの団体を選んだんだろう?って不思議に思ってしまう。
BASARAはまだしも特に岩崎くんのガンプロ行きには素直に応援できない部分が出てくる。
今後のキャリアを考えたらどんどん試合したほうがいいと思うんだけどなぁ。
ガンプロのぬるさじゃ、停滞することにはならないんだろうか。むむー。

○ライアン・デイビッドソン&ジェイソン”ザ・ギフト”キンケイド&渡瀬瑞基 vs 島谷常寛&高尾蒼馬&マッド・ポーリー
やー、のっぶが頑張ってる!って印象がどんどん強くなっている感じ。
ダムネ入りはキャラが活きるので正解に思えてきました。
対戦相手もそれなりに強いレスラーになるだろうし。
背の低さはプロレスでカバーしたらええんや!
もしかしたら大物になる予感がしそうなようなそうでもないような。
ライアンデイビッドソンさんは良くも悪くもアメプロな選手で、
ちょっと見得を切るのが気になっちゃう…好みの問題なんだけど。
見得を切ると確かに見栄えがよくはなるんだけど試合のリズムが悪くなる。
DDTは大型な選手は少なく、このメンツ的にもスピード重視の試合が多くて、
その試合のリズムが悪いと魅力もちょっとマイナスになっちゃうんだよな。
難しいところある…
キンケイドは相変わらずおもしろいなー。いいレスラーだなぁ。
もうちょっとキャラが明るかったらDDTでトップが取れそう。

○男色ディーノ&大石真翔&スーパー・ササダンゴ・マシン vs ゴージャス松野&KUDO&高梨将弘
ディーノの肩の怪我ってわりと疑っているんだけど、本当のところはどうなんだろうか。
でもまあ、それをうまいことネタに昇華しているのがこの愉快な三人組のいいところ。
試合自体は松野さんがいたらいたで戦力ダウンなんだからしかたのない結果だけれども、
なんか松野さん必要?って思ったりする。
その辺の選手の整理ってやるべきじゃない?ビアちゃんとかめったに出てこないんだし。

○入江茂弘&太陽ケア vs アントーニオ本多&樋口和貞
太陽ケアの凄さが全く分からないのでなんか普通。
声援もそんなに飛んでなかったし。
ここ最近のアントンがちゃんとシェイプされていて、
しっかりしたプロレスの出来る状態になっていて、実際にしているのが凄い。
鷲関が怖い鷲関に戻るのであれば、アントンも強いアントンに戻ってほしい。
…戻る?
まあ、強い側面が多めに出たらうれしいなぁ、という気持ち。

○MAO vs マイク・ベイリー
同チーム同士の対戦。ストーリー的にも上手く出来ている。
タッグチームは異なるタイプの選手が組んでお互いを補うタイプと、
同じタイプの選手が組んで長所を増幅するタイプがあって、
このチームは当然のことながら後者。
同じタイプなので手はあうのはもちろんだし、同じチームなんだし当然。
ハイフライヤー同士の無茶をしあう試合でハラハラするいい試合でした。
MAOの確実性があがっているのが勝因かしら。
ベイリーはケニーになれないのは何が足りないんだろう…っていつも考えちゃう。
プロレスではないなにかだからかしら。

○遠藤哲哉 vs 平田一喜
団体の平田推しがどこまで続くか?という注目の試合。
結局、勢いはここで止まりかー、ってなりました。
さすがに両国メインまではいかないかw
今回の頂点を目指した方向性というものが、
トーナメントが終わっても継続するのか。
それとも年に一度の季節ものなのか。どっちなんだろう。
しかし「やればできるのに」というレスラーが多いのか、
たまーにそうみえるように上手いことプロレスが組まれているのか。
文化系の残り香みたいなものを感じさせたいのか、
ストロングを推進したいのかよくわからないな。

○HARASHIMA vs 坂口征夫
こういうグラウンドの攻防みたいなのは好きです。
試合がグラウンドからはじまる、もしくは総合格闘技のような展開は、
プロレス、非プロレスのどっちにも取れるので好き嫌いは分かれそうだけども。
息を飲む展開ではあるけども、ふと冷静になった時に、
「HARASHIMAさんはなんでもできるな!」という尊敬の念が沸いてきました。
エースって簡単に作れるもんじゃないよ…どんだけ努力してるの。
そうか、鍛えてるからか。
キックばっかり、ハイフライばっかりの未来が見えるDDTですが、
ちゃんとプロレスを出来る土壌みたいなのがあるといいなぁ。

○佐々木大輔 vs 石井慧介
石井のよさがぴくりともわからないセンスのないわたくしではありますが、
みていて思ったのは佐々木の受けが凄い。ってこと。
いいプロレスラーの基準のひとつって受けがいいことだと思っているし、
プロレスは相手の技を受けてナンボみたいな部分があると思っているので、
佐々木大輔が好きなのはこういうところなんだな、と納得しました。

いつか来るお別れに向けて

2018/8/25
東京女子プロレス「BRANDNEW WRESTLING 2~今、攻める時だ~」

カード発表されつついろいろありすぎるのでいろいろ想像妄想大予想。

ヒカリ&ラク vs ミウ&ヒナノ
アプガプのデビュー戦と同カード。
その意味とは?
イッテンヨンではミウさんが勝って「この子がエースなんだな…!?」と印象づいたけど、
試合を重ねるごとにヒカリさんが頭みっつ分ぐらい抜けた感じに。
その抜けた部分をさらに膨らませ突き進むのか?
ミウさんの復活?再興?追走?があるのかないのか…
とにかくそのふたりがプロレスをするだろうけど、
残りの二人がどれだけインパクトを残せるか?というのがグループとしての課題。

元おねえさん&愛野ユキ vs まなせゆうな&上福ゆき
元おねえさんの新キャラ新コス新入場曲のお披露目試合。
プロレスのスタイルは変更あるのかしら。キャラ次第か。
それ以外のテーマはあまりいまのところはないかな…
あるとしたらプリンセスカップのまなせさんからのリベンジ。
ユキ&ゆきがどれくらい出来るか?というところに注目。

ハイパーミサヲ vs プリシラ・ケリー
プリシラケリーはメイヤングクラシックに出るぐらいの実力者なわけで、
パミさんで大丈夫…?とは思ったんだけど、
実は隠れた実力派だから安心してる。
問題はパミさんの劇場にどこまでつきあえるか…
でも前回の来日の時にタッグは組んでるのでコミュニケーションは取れそう!
勝敗が全く読めないし、案外いい試合になりそうで期待大。

滝川あずさ vs 赤井沙希
まずは沙希様がパリへ帰国との報。
美威死鬼軍のストーリーはなんとなーく尻つぼみにはなってしまった感はあって、
じゃあ、次はどうなるのかな…?と思ったら帰国。
今回は一時帰国ではないのよね?
マーサちゃんも帰ったし、ユキオサンも旅へ…でもなんで後楽園前に…
と思った矢先に滝川あずさ卒業&引退。
そして後楽園でのこの試合!そういうことか!
…というかあずにゃん卒業かー。
歳と将来を考えたらしかたがないのかもしれないけど…
まわりの成長度合いと比較して、シスター化があったかもしれないけど強くはなった。
でも、この先の伸びを考えたら絶頂期ともいえる今このタイミングはベターかも?
その先のアナウンサーを目指すというのがどこまで本気なのかはわからないけども、
もし本当にアナウンサーを目指すのであれば確かにプロレスは足枷なのかも。
のの子さんも引退時に言っていたけど、
青春のボーナストラック/延長戦、みたいなものはプロレスにはあったんだと思うし、
のの子さんも絶頂期に卒業したし、婚勝軍らしい卒業かと。
で、後楽園にこの試合を持ってきたのは最高の流れ!いいとおもいます!
注目は赤井沙希選手がどういうスタイルで東女で試合をするかなんだけど…
DDTでの試合はわりとおまけでちゃんと強さを感じてないのよねぇ。
沙希様はお強いんだけども…はてさて。
願わくば、赤井沙希選手のDDT、東女のダブル所属とかなったらいいのにな。

中島翔子 vs 里歩
個人的メインイベントのこちら。
翔子さんが熱望して実現したこの対戦。
東女の中でもトップクラスのテクニシャンである中島翔子と、
女子プロレスラーの中でもトップクラスのテクニシャンである里歩。
このふたりがどれだけ手が合うか?というのが注目点。
…ではあるんだけど、手が合ったら絶対にメインを食う最高の試合になるはず。
というかいまからメイン以上の好勝負な予感しかしてない。
どちらかというと里歩さんが受けて、翔子さんがずーっと走り回ってる感じかしら。
619の打ち合いとかいまから考えるとぞくぞくする…
タイトルマッチ規模の最上級の試合をさせてあげて欲しい。
この試合はとにかく単発で終わって欲しくない。
東女の鎖国政策は悪いことでは決してないんだけど、
外を見せてあげたい選手は何人かいるし、
逆に里歩さんと試合をして欲しい選手もいる(特にユカっち)。
東女全体の問題として考えて欲しい試合かな、これ。
そういえばおうおう!ベルトかけろや!ベルト!持ってるだろがい!
(まあベルトがかかったら勝敗がわかっちゃうよね…)

坂崎ユカ&瑞希 vs 才木玲佳&伊藤麻希
ちょっといろいろ考えさせられるタッグ。
最近のDDTはちょっと政治的な部分があって、
それが才木玲佳の存在。
なーんか、彼女にベルトを持たせようとしている感じがする…
対外的にいい顔をする駒を欲している気がする…
というのもまずシングルをユカっちの初防衛戦で渡したこと。
ユカっちは団体でもトップクラスの愛されレスラーなのに…
その後、剥がして山下に与えたすぐ後に、
マリカとのタッグベルトを手渡したのが(マリカの実力を考えると)腑に落ちなくて。
DDTグループはどこに向けてプロレスをしているんだろう?と疑ってしまう時がある。
不穏…不審…考えすぎか…
素直に考えよう。
マジラビは最強すぎるぐらい最強のタッグだと思うので、
才木伊藤組ではちょっと対応が出来ない気がしてます。
というのも変則的なマジラビに対して才木伊藤組は直線的すぎること。
ユカっちはみらクり。みずぴょんすはブリバト。
どちらもタッグ屋の側面があり、タッグ属性が高いこと。
どちらも急造であるのは同条件だけれども、そのタッグ属性の点で、
マジラビのほうがタッグワークは上になると思う。
パワーは確かにれいたんに分があるけども、
それは伊藤ちゃんがどちらかを押さえて分断できた場合に有効。
だもんで、ポイントは伊藤ちゃん。
伊藤ちゃんが泥臭く、どれだけついてこれるかに注目。
にしても楽しみなのは間違いない。

山下実優 vs 優宇
ノーコメント

おねえさんなりの責任のとらせかた

2018/8/12
東京女子プロレス「いざ進め、板橋の熱いやつら!」

○瑞希 vs ミウ
みずぴょんしが苦戦していたように見えた…
それぐらいミウさんが健闘していたように思えました。
パワー系の片鱗が随所に見えてよかったと思います!
アプガプはいろいろと苦戦しながらも努力しているんだろうし、
東女の中で居場所を見つけようとしているんだと思うので頑張ってほしい気持ち。
ただ大切にしすぎていたり遠慮をしたりしないで欲しいなぁ。
ぺしゃんこにするフットスタンプじゃなくてフェイスロックで終わった意味。

○ハイパーミサヲ vs ヒナノ
ハイパミ劇場の舞台にヒナノさんは無事に立てるのか!?と思っていたけど、
パミさんの握手の罠を嘘泣きからの奇襲でかわしたのすごくよかった。
ただその嘘泣きのきっかけを作ったヤンジャンの投票のくだりは流石のパミさんだった。
応募はがきを手に「他の人に投票するぞ!」という脅しもわけわかんなくてよい。
試合の準備で一生懸命ヤンジャンをかきあつめるパミさんを想像すると非常に愛おしい。
ヒナノさんは水を飲んでの酔拳を使い始めたけど、
やるならもうちょっとしっかりコピーして欲しい気持ち。
ただ水を普通に飲んだだけで終わっちゃってた。
ちゃんと酔拳みた?好き?酔八仙だよ?最後は自分の拳法を編み出すんだよ?
というかジャッキーチェンネタをもっと昇華させたらいいのにな。
ヒナノさんは全体的なセンスがなぁ…あと積極性と自己主張。

○のどかおねえさん&愛野ユキ vs ラク&中島翔子
東京ファイナルおねえさん。
試合前の体操がかなりの起立率で胸熱でした。
プロレスラーとして卒業、退団、引退ではなくて、
単なるキャラ変としてファイナルを迎えて、なんとなーくさみしい気持ちになったのは、
おねえさんというキャラがどんだけみんなに愛されていたか、ということで。
大社長をリングに呼びつけて、おもいっくそ蹴りをいれ、
「おまえがやらせたんじゃろがい!」というハートの強さはほんと最高。
というかやらされた”おねえさん”というキャラは本人はどう思っていたんだろうか…
与えられた役をこなすのは役者としての務めだけど、本心はいかがなもんだったんだろうか。
まあ、おそらくだけど試合のスタイルは急に変えられるものじゃないし、
プロレスとしてはそのままなのかもだけど、心機一転したシオ(仮)さんの再デビューに期待。
ユキちゃーんとのタッグはこれからも続いていくんだろうけど、
妹を踏み台にして姉がクロスボディを放つのは超いきれるのでいいと思います!
翔子さんは相変わらずかっこよくてぐっとくるんだけども、
おやすみエクスプレスをやれて「やったー!」と喜んじゃうところとか最高に可愛い。
おやつあげたい(けど翔子さんは栄養とかこだわってそうなので与えるおやつに迷っちゃう真面目なわたし)。

○沙希様 vs 上福ゆき
○沙希様 vs 上福ゆき
いやー。瞬殺芸は久しぶりに見た!さいこう!
瞬殺芸の好きなところは再開した試合も「また瞬殺!?」という天丼な一瞬があって、
そこを乗り越えて試合が続くところ。
かみーゆの「もう一回ゴン!ってして!」って表現がわけわかんなくて最高。
ゴングのゴンかな。英語の発音的な意味で。違うな。なんも考えてないな。
(追記:「ゴンッてして!」は木曽さんにゴングを鳴らして!ってお願いしていた模様。
確かに本部席に「ゴング!」って言ってる!考えてる!)
プロレスの試合の内容は勉強してほしいけど、プロレスの知識みたいなのは勉強しなくていいぞ!
170cmOVERの長身同士故の見栄えの素晴らしさはもちろんあったけど、
そうじゃない闘いも見てみたかった気持ち。
ドロップキック、ビッグブーツだけじゃなくて、
フェイマサーの命中率もあがったらいいし、なんならこの前だしたセントーンも使って欲しい。
美威死鬼軍が解散状態でひとりぼっちの沙希様。
そのタイミングで元見習いメンバーのかみーゆが闘うのであれば、
なんらかのストーリーの展開を期待したのは事実だし。
後楽園を前にしてなんのストーリーの発展はなかったので、その後楽園で動き出すのか、な。
休憩前の試合にしてはあっさり終わってしまったのは残念。

○坂崎ユカ vs 滝川あずさ
あずにゃん、おかえりなさい。な試合。
前滝川あずさ時代にはプロレスに不安があって、おねえさんとの最弱決定戦とかあったし。
アズサクリスティに改造されて急に強くなって。
シスターの試合は沙希様のおかげで試合がみられるものになっているのでは?という疑念もあったけど、
ナンバーワンアナウンサーに戻った後もしっかりとプロレスが出来ていたのでよかった。
セミだもんね。しかもユカっち相手の。
ユカっちは終始あずにゃんの顔をごしごししていたのが面白かった。
ただまだ左目が本調子じゃないみたいで心配…
なんのリリースもないので大したことではないのかもしれないけど、
目は大切だし、ちょっと怖い。目測も誤っちゃうだろうし…

○優宇&まなせゆうな vs ヒカリ&山下実優
まなせゆうなさんのプロレスは綺麗なプロレスというか、
どんなスタイルやキャラにもシフトできる柔軟性があると思っていて。
器用貧乏…とは違うんだけど、、えー、、なんて言えばいいんだろう。
いつぞやの新木場でのタイトルマッチでみせた爆発力は持っているのに、
試合の随所でいい動きやいいムーブを出しているのに、
なんとなーく「いい選手」とみられているフシがある気が。どうなんだろう。
強さのスイッチを入れたら東女の中でも上位クラスなのは確実で…
優しさは武器にも足枷にもなるのかも。
で、たまにヒールのスイッチが入るのが好き。
あと今回の御召し物も個性的で好き。
ヒカリさんは初のメイン…?
アプガプの中でも抜けてきたし、東女の中に入っても遜色ないから、
なんか一度マイクでも握ってみたらおもしろい展開になりそうだな、と思いました。
で、この試合自体はどうでもいい。もう勝手にやってー、って。

夏の後楽園前、名古屋大会は残っているけど、都心部最後。
中島vs里歩のシングル。里歩さんは前哨戦はなし。
タッグのタイトルマッチ。伊藤ちゃんさんとれいたんが欠席でなにも進まず。
あとなんかあったっけ。決まってないことが多すぎる。
核のひとつになるべき美威死鬼軍のストーリーも特になし…
シオ(仮)さんの再デビューみたいなのもカードはまだ。
プリシラケリーの対戦相手もまだ。
ちょっと不安だなぁ。

誰だってOK!

2018/8/12
誰でも女子プロレス「誰でも女子プロレス旗揚げ戦 EXTRA1」

さくらえみさんが行っている女性向けのプロレス教室の発表会。
もちろん本物のプロレスラーがいるわけではなく(メイちゃんは別として)、
事前の説明で「これはプロレスではありません」とあった通り、
プロレスではないんだろうけども、プロレス的な何か。
まずはいつもやっている内容を公開練習のかたちでいくつか。
その後、生徒さん選抜による試合がタッグ戦を含めて全5試合。
最後に生徒さん全員でドロップキック合戦(誰が一番いいドロップキックを撃つか)。
もちろんプロレスではないので絶対に怪我をしないようにという内容。
なんだけど、それが積み重なって、組み合わさるとプロレスになるのが凄い。
生徒さんもそれぞれ個性があって、ちゃんと団体としての体が成り立っていた印象。
(個性という意味では応援したくなる人もいるし、本気でイラっとする人がいるのも事実)
これは固定メンバーでは決してないと思うので、見るたびに違う人が試合をするんだろうな。
メインの試合が本当のプロレスになっていて凄かったです。
メイちゃんともうひとりの方なんだけど、その方は本気でプロレスラーを目指しているらしく、
とにかくこの試合だけが受け身をばっちり取れていて「あ、本物だ」となりました。
プロレス教室なので受け身までを本格的に練習する時間はないんだろうな、と逆に。
プロレスを見ているとどうしても一度は自分もプロレスをしてみたい!と思ってしまう。
これを男性がやるとなるとまた意味が違うものになってしまうのかも。
だもんで、楽しそうだな、と同時に、うらやましいな、という気持ちになりました。
さくらえみ商法、ここに極まれり。な感じ。
目標?野望?として掲げていた「ダレジョを後楽園ホールで」というのがいつか実現しそうで怖い。

何にだって、誰にだって、何処にだって

2018/8/11
我闘雲舞「Gatoh-Move Japan Tour 372」

○デイビー・ケイテル vs 駿河メイ
日本に旅行に来ていたのに急遽試合を組まれたデイビーさん。
フィニッシュがまさかのレインメイカーでぐっときました。
G1をわざわざ見に来たらしいんだけど、
やっぱり日本のプロレスは世界的にもレベルが違うんだなぁ、と。
メイちゃんは今日も相変わらず元気いっぱいで見ていて楽しくなる感じ。
華があるって重要だよなぁ。あと若さ。

○高梨将弘 vs 飯塚優
これは名勝負…に将来なるといいな、という高梨選手による教育試合だった。
とはいえ、飯塚選手もいい選手だなー、と思える感じ。まだお若いのよね、確か。
どこまでが本人の実力でどこまでが引き出してもらった力なのかは素人目にはわかりませんが、
終始グラウンドで足の取り合い、腕の取り合い、バックの取り合いは大好物です!
結論としては高梨選手は非常にいい選手で好き。

○水森由菜&沙紀 vs 紺乃美鶴&里歩
ちょっとね…ちょっとね…この試合はね…
ガトムの絶対的エース、里歩さんがいるからもうりほつるの勝ち抜きでしょ、どうせ。
と思っていたフシが正直ありました。甘く見てた。
というか正直、美鶴さんしか見てなかった。
アイドルアレルギーがあるのでゆなもんは意識から遠ざけてた。
里歩さんの試合後の
「このリーグ戦は美鶴さんを立てるつもりでいたけど裏目に出た(意訳)」
という言葉が鋭利な刃物すぎて聴いているこちらにぐっさり来た。
もちろん当の美鶴さんの心中を察するに、ぐっさりどころの騒ぎじゃないと思う。だよね…
“持たざる者”である紺乃美鶴選手が、タイトルマッチに挑むというステップを踏んで、
“ナニモノかになる”というひとつめのゴールに向かって到達するのを楽しみにしていたんだけど、
そのゴールに簡単には到達できないという残酷な現実が待っていた感じ。
いつだって、現実は、残酷よね…うーん。
美鶴さんの心が折れないか本当に心配でなりません。めげてない!とは言っていたけど…
ただ、観客として見ている側なので、ちょっとゾクゾクはしている。謎の快感はある。
正直、ガトムの中でまだ何にでもなれるんだよ。自由にどこにでもいけるんだよ。
もちろんこういうストーリーは応援のし甲斐があるので、
いつかナニモノかになれた美鶴さんに会いたい。
で、挑戦権を獲得したゆなもんですが、
彼女は確実に”持っている人”なわけで。
気持ちがまっすぐで迷いがなく、猪突猛進に自分の目指すところに突っ走っている。
その中で大きな身体というのはプロレスラーとしては一番の武器になる。
その武器の使い方を覚えて、有効に使った結果がこの結果になったんだと思う。
勢いももちろんあるし、ストーリーとしての流れももちろんあるし、
タイミングがゆなもんを勝利に導いた、という感覚がしなくもない。
自分はどうしても美鶴さんを見ているので悔しさがあるんだけど、
それでも納得の勝利だし、多少の清々しさはあります。

真夏の恋煩いに御用心

2018/8/5
DDT「闘うビアガーデン2018~DDT~」

○吉村直巳&奥田啓介 vs 渡瀬瑞基&ジェイソン”ザ・ギフト”キンケイド
ちょっと気になる吉村奥田両名。
DNA自体はストーリーが悪すぎて人気が出なかったけど、解散後は本体に合流してどうなるんだろうか。
総合+プロレスなスタイルの奥田選手はDDT本体にはない要素な気がするので
(キック+プロレスは多いけど。梅田とか岩崎とか)、継続参戦もおもしろそう。
そしてキンケイドはガンプロの冨永戦みたいなのが出来るんだから、
一度シングルで本気の試合をみせられる舞台を作ってあげてほしい。本当に。

○樋口和貞 vs A.YAZAWA
アントンが無念の持病の恋煩いで急遽欠場。
毎年この季節に恋煩いになっている気がするので夏の恋にはくれぐれもご注意してほしい。
代替選手にA.YAZAWA!やったぜ!
今回のビアガーデンでの樋口くんの活躍には目を見張るものがある。
蛇界やラリプロ、バーチャルピコ太郎。
他にも自分が(ユニバース含めて)観てない試合でもいろんなギミックに対応。
ストロングとコミカルの両方に対応できるハイブリッドな選手になりつつあって凄い。
今回のビアガーデンのMVPに挙げている人も多かったし、それは納得。
A.YAZAWAさんは下戸なのにめっちゃ飲んでたので心配です。

○大石真翔&スーパー・ササダンゴ・マシン&島谷常寛 vs 高木三四郎
前日深夜にペンライト買ってこいと指示を出して、それを実際には使わず経費で落ちない。はいいけど、
その立て替えた費用は払ってあげたのよね?
ブラック云々はいいとして、人としてどうなんだろう。
という試合でした。
いつどこをまこりんが獲ったので、
「おまえたちがかわいいよ!かわいい子には旅をさせろ!」とか言って、
社長命令で渡米させてKO-Dを取り返してこい!っていう無茶ブリかと思ったら違った。
そこまでは流石にいかなかったか…
本気のまこりんが見たいのでいつどこは真面目に使って欲しい。
島谷くんはバラエティに振り切ってしまっているのがもったいないなぁ、という気持ち。

男色ディーノ&赤井沙希 vs 大鷲透&上野勇希
恒例の沼袋怪談マッチ。これを見に来た!
ゆにくん、めちゃくちゃ怖いよ!!!
上野くんのバラエティ属性が高くなってきたのが面白かった。
あと赤井沙希さんが鷲関のちんちんを普通に触ろうとしたのがぐっときました。
まあ、あえて書く内容とかは全くないんだけども、
水をかけられにリングサイドに駆け寄ったお客さんが携帯を上に置いてて、
ちゃんと「携帯ぬれちゃうよ。あぶないよ」と今林さんが注意していたのがよかった。
そしてゆにくんの毒霧の上手さがすごかった。練習したんかw

○KUDO&高梨将弘 vs 勝俣瞬馬&彰人 vs 高尾蒼馬&マッド・ポーリー vs 梅田公太&岩崎孝樹
梅ちゃんの復帰戦とのことだったけど、
そんなに早く復帰できるような怪我じゃないでしょ。
しっかり治さないとすぐに欠場、しかも悪化して長期の欠場になっちゃうでしょ、と心配に。
だってもう入場からびっこひいてるんだもん。駄目だよ。
ダムネ勢の我関せず感やALL OUTの連携がよくなっていること、
高梨のレベルの高さなどなど、いろんな要素があっておもしろい試合でした。
4対4とか5対5とかの大人数のタッグってあまり好きじゃないんだけど、
4WAYタッグは場外で別々でわちゃわちゃするから賑やかでいい。
そういえば10人タッグのベルトってどうなった…

○平田一喜&石井慧介&佐々木大輔&坂口征夫 vs MAO&HARASHIMA&マイク・ベイリー&遠藤哲哉
ファン抽選でチームが決まる形式で、HARASHIMAさんのボールを引かせていただく名誉なことに。
やったぜ。派手な色のTシャツ着ててよかったぜ。
MAOベイリーのスカイラブハリケーンがみたかったので同じチームでよかった。
平田と征夫さんが同じチームでいろいろパシリにされる感じもよかった。
ダムネ勢はどっちのチームであろうと群れるのはわかっていたので、
チームが分かれてよかったしそのふたりで行動して、
結果として3チームにわかれたことでめっちゃわちゃわちゃしたので楽しかったです。
ダムネ同士のいちゃつきあいも見られたし。
DDTにはあからさまに特定の選手を推すことがあってそれがいま平田に行っている印象で。
それがこの試合の結果にもあらわれた感じでした。トーナメントもそうだし。
T2ひ~でテンプレな試合を繰り返しているけれども、
実はやればちゃんと出来る!ってところをどんどん出して欲しい。
肝心のKO-Dのベルトが海外に流出してて不在なので、いつどこの使い方も限定されてるし、
それを持っている人の人選も不思議な人選だし(おもしろいといえばおもしろい人選)、
そういう不確定で不安定な要素を面白い方向に持って行けたらイイナ!という気持ち。

今年のビアガーデンは3興行しかいけなかったけど
(酒呑童子もALL OUTも行きたかった。トーナメントはどうでもいい)、
これをみないと夏が着地しない!という感覚になってきたので、
来年も絶対に行きたい。楽しかった。
あとのの子さんのフードがすごいよかったので、来年もお願いします。

しかし新木場時代は東女勢も毎日のように現地にいて、
学園祭みたいな楽しい感じはあったよね。
その辺は言ってもしょうがない…

マジックシュガー多幸感

2018/8/4
東京女子プロレス「闘うビアガーデン2018~東京女子プロレスDAY~」

○才木玲佳&ミウ vs 上福ゆき&優宇
かみーゆがどんどんよくなっていく。いろんな意味で。
キャラがああいうチャラくて軽い子なので誤解されがちなんだろうけど、
しっかりがっちり真面目に練習しているのわかるけどなぁ。
受け身のタイミングがしっかりとれてきたので派手目の技も受けられるようになったし。
その証拠にジャックハマーをがっちり喰らってたものね。
上背があるから見栄えのする受けだった。よかった。
セントーンを使っていたけど、今後も使っていくのかな。今回だけ?
入場時も柔道着的なものの上着を羽織っただけで流石のモデル感あるし、
「ダサいたま」コールを引き出したのも「ダサくなる!」って叫んだのもさいのこう。
ただ藤沢もたいがいダサいよ?
一方、さいたマッスルズはこの大会唯一入場曲を変えてきたチームってのがぐっときました。
しかも「It’s My Life/Bon Jovi」とか!
Now or Neverって歌詞の通り、いましかないワンデータッグの大会の意図を組んだ、
(おそらく)才木玲佳選手のプロデュース力と自己表現、お客を楽しませる気持ち。
なんかそういう凄味を感じました。バッキバキの筋肉も込みで。

○坂崎ユカ&瑞希 vs のどかおねえさん&ラク
マジラビのズルさよ…このふたりが組んだら最強に決まってるじゃないですか。
たぶん女子プロレス界でもトップを獲れる勢いのタッグな気がする。
勢いだけじゃなくて技術的にもレベル高いもんなぁ…
ユカっちのバンプが半端なくて、あんなに派手に技を受けてすっとぶのすごい。
プロレスラーは受けてナンボだよね、やっぱり。
のどかおねえさんと少し前にお芝居のお話しをしまして
(あ、子供拒人「チョップギロチン…」のDVDを渡してあるので借りてみてください>私信)、
「芝居を突き詰めると演技しているんだかふざけているんだかわからない自然体すぎる領域まで行く(意訳)」
みたいな話をして結論として「プロレスも一緒ですかね」ということになったんだけど、
それがすごい理にかなっている感じがその時して。
で、この試合のおねえさんの試合中に寿司を食べてお茶を飲むのとか、
から揚げでつられて試合中にふらふら徘徊するのとか、
なんかおねえさんの素の部分も出てるし、ちゃんとプロレスになってる部分もあるし、
確実にステージを登ってきている印象はある。
が、その絶頂に達しようとするタイミングでキャラ変をしようとするのはすごい決心。
ラクさんはなんか頑張ってた!
最終的なマッチアップがみずぴょんすと、って中でドローにまで持ち込めたのはすごい。
しかしじゃんけんはおっかないな!w 危うくマジラビが負けるところだったぞ!

○ハイパーミサヲ&中島翔子 vs ヒナノ&まなせゆうな
今回のタッグトーナメントはたまたま結成されたチームなんだけども、
その偶然の組み合わせをいい方向に昇華できたチームが多くてよかった。
翔子さんとパミさんのチームはヒーローと怪獣という謎の相性のよさで、
ふたりのテンションがずーっと高かったのが楽しそうでこっちも楽しい。
勝ったのもパミさんのラマヒなのもいい。
紫組は側転の競演が美しかったのと、泣き芸に磨きがかかっていてた。
これも先日の新木場でのシングルが活きた偶然のなせる業。
で、その泣き芸がパミさんと化学反応を起こしてリング上全員が泣くクダリは最高。
あとヒナノさんの酔拳はよかった。
ジャッキー好きを公言しているのであればそれを最大限に生かすのは大賛成だし、
なにより今回のビアガーデン→酒の意味合いで酔拳だしたのは三禁含めて大正解。
飲んだペットボトルを考えなしにぶん投げて客席が軽く惨事になったのは痺れたよね。

○山下実優&伊藤麻希 vs 愛野ユキ&ヒカリ
福岡タッグは山下さんのどちらかというとポンコツの部分(褒)が強調されていい愛されチーム。
エース故に常にタッグチームであろうと先頭で引っ張っていくタイプの山下さんですが、
伊藤ちゃんさんの我の強さ+態度のデカさのために、どんどこ振り回されている感じ。
その伊藤ちゃんさんはどんどん謎の自信をつけて行ってて、
妙な貫録が出てきて、プロレス自体にも安心感が出て来てる。
キャラに実力がついてきているのはなんかすごい。いつか天下取りそう。
相手のユキちゃーんとヒカリさんはキャリアが浅いもの同士が組んでしまったのは残念。
それでもレスラーとしてのキャリアが少しだけ長いヒカリさんのほうが見ていて安心。
安心、って技を相手をかけたときに怪我をさせそうな感じがするかしないか、かな。
ユキちゃーんはもうちょっとスピード感が欲しいなー。スピード感というか躍動感。
性格が動きに見えて出てくるのは大事だし、性格ってのはなかなか変えられないから難しいけど。

○瑞希&坂崎ユカ vs ミウ&才木玲佳
この三人の中に入ってしまうとミウさんはどうしてもアラが目立ってしまう…か、な。
両手を組んでバッティングの要領で打ちつけるやつもタイミングが合わないと違和感が出てしまう。
元ソフトボール部ということで使っているんだろうけど、そういうの一旦忘れてもいいレベルまで来てる気が。
や、どうなんだろう。それも個性ってことでいいのか。いいんだな、きっと。
さいたま県民がアルゼンチンバックブリーカーとカナディアンバックブリーカーの競演が見栄えあった。
(そういえば他に国名がついてるバックブリーカーってあったっけか。閑話休題)
れいたんがフロントチョークを極めているみずぴょんすをブレーンバスターでぶっこぬいたのはすごい。
マジラビのふたりがギアを入れてスピードをあげたときの勢いが凄い。
どっかんどっかん来る。
れいたんのパワーだけじゃ止められなかったか…いやー。すごい。

○中島翔子&ハイパーミサヲ vs 伊藤麻希&山下実優
トーナメント優勝賞品である軽井沢旅行がただの商品ではなくて、
謎の「軽井沢チャント」を発生させるまでに至らしめた文豪ハイパミ先生のセンスよ。
こうなるとパミさんvs伊藤ちゃんのお互いの幽波紋対決みたいな雰囲気に。
幽波紋なんてないけども。世界観的な意味で。
よく考えると中島、山下の実力者ふたり…というか残ってる初期メンってこのふたりなのか。
このふたりのマッチアップとかも見ごたえあるし、ぐっとくるものがあるんだけど、
伊藤ちゃん+パミさんの世界観が強すぎて霞んでしまったのがなんかすごい。意味わかんない。
ただハイパミさんは実は強いレスラーってのが発揮されて、
アイアムアヒーロー→ノーザンライトスープレックスのタッグワークの流れが上回ったのが分かれ目。
いいプロレスラーとはなんなのか。東女のプロレスとはなんなのか。
文化系プロレスの神髄を見せつけられた試合な気がする。サブカル。
好きだわー、東京女子。

○沙希様&マーサ vs アズサ・クリスティ&ユキオ・サンローラン
美威死鬼軍のストーリーってわりとひっぱりにひっぱって間延びがするイメージがあって。
前回の辰巳リカさま奮闘編はどらぼん爆誕から再戦を繰り返して越中詩郎まで引っ張り出して完結。
今回もおFACE大会では終わらずに後楽園まで引っ張るかと思ってた。
が、マーサちゃんの夏休みの都合もあってか、わりとあっさり終わった。え?って思った。
が、まさかののの子さん登場!これは完璧な流れ…!
ビアガーデンのフードプロデューサとしてのの子さんが鎮座しているタイミングで、
全体的になんだかしらないけどハッピーエンドで終わったのすごい!
というかのの子さんがすごい。偉大だわー。
これからひとり婚活軍として活動していくのか、なにもなかったかのように普通に戻るのか…
普通に戻った後のプロレスが想像できない。
沙希様なしでちゃんと出来るんだろうか。不安。
そしてマーサちゃんが再帰宅。ユキオサンも海外行脚。
本当にひとりになってしまったのは沙希様なんじゃなかろうか…おいたわしや…

○坂崎ユカ&瑞希 vs ハイパーミサヲ&中島翔子
いやー。すごかった。すごい決勝戦だった。
きょう3試合目なのにみんなめちゃくちゃ動いてた。すごい。
ユカっちのダイブ、翔子さんのトペ、みずぴょんすのフライングボディアタックと、
わけのわからない異常な流れで興奮しすぎて血管切れるかと思った。
あたまおかしい(褒)。
みらクりあんず同士のマッチアップはそりゃ相方なんだし手がめっちゃ合う。
めっちゃ合うけどこの試合は敵同士なんだな…と謎にエモくなりました。
坂崎、中島、瑞希はトップクラスのテクニシャンで、この3人が揃ったらこういう試合になるわな、と納得。
特にユカっちはひとり別次元というか異次元というか、
身体能力の高さが団体内でも抜きんでているのでちょっとバケモノじみてきた。
なんかそういうバケモノでも謎の美しさがある。儚さというか。すごい選手だな…
というか、むかしは試合中にクラッカー鳴らしたり、相手を騙してロケットパンチとか撃ってたのに、
こんなにいい選手になるだなんて、おじさんは胸が熱くなりますね。
で、この三人の中でもパミさんは遜色なかったし、
いつものパミワールドみたいなものを封印しても試合が成立して存在感を残したのは、
もう所属歴が古いほうから数えたほうが早いキャリアだもんで納得だよなぁ。すごい。
そういうわけで結果を見てみれば順当といえば順当にマジカルシュガーラビッツが優勝。
プロレスの強さは当然として、このタッグのキャラクターが愛されタッグすぎる。
元も子もないこと言っちゃうと、めちゃくちゃ可愛いこのふたり。
ハッピーエンドでしたね。

そして当然、タッグタイトルの権利はあると思うんだけど、
挑戦相手に伊藤&才木組が来たのも、これもまたミラクル。すごい説得力。
伊藤リスペクト軍団である瑞希がそりゃ別のパートナーとタイトル挑戦となると、
文句の一つもいいたくなるけど、そこでチャンスを目前とした部下の背中をひと押しする伊藤ちゃん。
そしてそのチャンスに挑む部下の壁として自ら目の前に立ちはだからんとする伊藤ちゃん。
もしかして伊藤ちゃんさんは理想の上司なんじゃなかろうか…
当然、前タッグ王者であったれいたんにはタッグに挑戦する権利はある。
後楽園に行われる王座決定戦がめっちゃ楽しみであります。
これで中島翔子vs里歩と坂崎瑞希vs伊藤才木か…がっつり楽しめそうで安心。

あと今回の大会途中にあった辰巳リカさまの乾杯の儀のコールが、
「辰巳リカんぱ~い!」で卒倒しそうになった。
エゴサしやすいようにしておいてよかった。
もうこの人にずーっとついてくぜ…って思いました。尊い…
試合中にセコンド業をしていて「あんな練習生いたっけ?可愛いな…」と思ったらリカさまで、
あー、自分が東女を観はじめた最初期にも「あの怪我をしている可愛い生き物は…?」となったのを思い出して、
万物流転を感じてエモい気持ちになったりした。

とにかくもワンデータッグトーナメントはすごいよかった!ので来年も是非!