月別アーカイブ: 2018年9月

ちょうどいいごつごつ

2018/9/29
GOING-UP「middle edgeシリーズ vol.4」

○黒田哲広&渡辺宏志 vs 室田渓人&近藤”ド根性”洋史
室田くんに感情移入してしまう下北の民だったので、
ちょっと注目点が特異だったのだけれども、
やっぱりまだまだな部分があって心配ではありました。
不器用ってどうにもならない部分があるからなぁ。
キャラクターという点では不器用ってのはよさではあるけど、
レスラーとしての強さに直結してマイナス点にもなりかねない…
そういうのってどうしたらいいのかしらね。練習?
あとやっぱりベテランには余裕がある。余裕って大切。
それから#一日一覚醒 のアイディアはいいと思うので、
継続していった方がいいとおもうなー。
なにかしらの発信があるのはレスラーとして有効だと思うので。

○ウルトラソーキ vs 飯塚優
ウルトラソーキ選手が謎すぎてちょっと面白かった。
身体の(いいも悪いも)大きさのわりに動けてたのが意外。
動けて、かつパワー系の技もあっていいと思いました!
調べたらまだ22歳なのか…意外と若かった。本当?
しかし沖縄系のマスクマンのデザインはああいうのが主流なのかしら。
飯塚くんは総合系の選手からプロレスラーになれたら覚醒しそう。

○松田慶三&YUJI KITO vs スーパー・ドクター・秀&松崎和彦
スーパー・ドクター・秀の動きが良すぎて何者だったんだ…という気持ち。
ピーナッツ臭さを感じつつ、軽量級マスクマン的な動き…わからんw
試合は熱波軍が勝ったけど、その後のどたばたでお薬を飲まされるKZ選手。
卒倒からの心臓マッサージ→人工呼吸未遂の流れ。
試合で決着ついたけど抗争が続くってのはあまりないパターン?

○兼平大介&大谷譲二 vs 井土徹也&ガッツ石島
井土選手がよかった。あんなによかったっけか。
身体も厚くなってたし、気迫も前に出ていて伝わってきました。
まだお若いのにたいしたもんだ。
受け止める側のチャンピオンである兼平選手はまだ余裕があったけど、
その余裕を奪うのはどういう要素があればいいんだろうか。
スタミナ?パワー?テクニック?アイディア?
ベルトに届かないという印象は受けなかったので応援したい気持ちに。
しかし綺麗な前哨戦でしたね。

○藤原秀旺 vs マスクドミステリー
やー。なんかいろいろありすぎてw
下北沢の守り神であるミステリーさんの応援に行ったので、
もちろんミステリーさんの敗戦は悔しい。
しかもあの絵に描いたようなヒールユニットの介入による敗戦。
なんでや!勝ってたやろがい!
でもまあ他団体(?)のベルトだし、あのヒールユニットだし。
藤原秀旺というレスラーが謎すぎてちょっとおもしろい。
妙な空気感を持ってるわよね…
間の取りかたとか、凶器のチョイスが意味不明なところとか、
ジャケットを着たりサングラスをしたりとシュール極まりない感じ。
その上でわりとテクニックがあるのがぐっときます。
ニールキックとかびっくりした。できんじゃん!って。
この規模のインディーにちょうどいい感じに客を煽って、
その客に煽りかえされても別に被せてなにも言えないその中途半端加減とか。
胡散臭さが漂うのはクセになるなぁ。

旗揚げ戦以来のGOING-UPでしたが、
王子にちょうどいいサイズに動員だし、
客のわかってる雰囲気もとてもいいし。
比較的ごつごつした武骨なプロレスだけど、
メインストーリーがゆるふわ感もあるのが素晴らしい。
逆に華やかさが皆無ではあるのでこの先どうなるかは気になるところ。
なににしろ、全部がちょうどいい。

君を引きとめたいんだ

2018/9/29
東京女子プロレス「HOW DO YOU LIKE ITABASHI?」

○ヒカリ vs ラク
個人的に注目していたおやすみエクスプレス大喜利がなかった!
普通に出して普通に返してた!見せ場なのに!
途中、動きがストップしてしまう場面がまだちょっとあるなー。
いつになったら安心してみていられるようになるのかしらん。

○優宇 vs 上福ゆき vs まなせゆうな
まなせさんとかみーゆの謎の言い争いがおもしろすぎた。
ここ最近のまなせさんが振り切れてていいと思います。
それにひっぱられる形でかみーゆが生き生きしてる。
いいわね。いい流れね。
かみーゆの高速タップがさいこうでした。

○滝川あずさ&才木玲佳 vs ハイパーミサヲ&中島翔子
全あ連。
めちゃくちゃエモい試合だった…ハイパミさん、すげぇな、って。
虚構と現実が入り混じった魂の叫びに、おそらく、猛烈に本音が混じってて、
MIZUHOさんの名前を出した時に涙腺が決壊しそうになった。
同期って重いよね。大切だよね。
パミさんはいまの東女の中では古参の部類に入って来て、
MIZUHOさんの卒業、のの子さんの卒業、今回のあずにゃんの卒業と、
わりと近しい人の卒業を見届けてきているので、さみしさが半端ないんじゃないかと。
そして、おそらく、自らの卒業についても考え始めているのではないかと。
#全パ連 待ったなし。
なんかそういうパミさんの気持ちがあふれ出して伝わって来て素晴らしさあった。
オチでパミさん自らが散々な目に合うのとか最高でした。
パミさんは現役を退いてもGM的な立場で残ってほしいな…
もちろんずーっと現役続けてほしいけど。

○山下実優 vs ヒナノ
ヒナノさん駄目だわー。全然相手になってなかった。
コーナーに登って飛び降りるのとか、本当に登って降りているだけだし。
頑張ってるんだろうけど、まずは出来ることをして欲しい。
なんでセミだったんだろうか。
山下さんのAAの左右を担ぎなおすムーブは意識してやってるのかな。
前回の試合で偶然に出たものだったら偶然で終わらせた方がよかった。
「すげー!」っていうのを毎回見せられるとすごくなくなる。

○坂崎ユカ&瑞希&伊藤麻希 vs ミウ&天満のどか&愛野ユキ
伊藤ちゃん頑張ってた!
シングルだろうがタッグだろうが、自分のスタイルがあって、
それに愚直につっぱしっていくのは見ていて楽しい。
愚直さって大切なんだね…ふむ。
あとはミウさんがここに遜色なく混ざっているのは好印象。
シングルよりもタッグでサポート役として動くのが合ってるのかも?
両手で打撃するやつに向かう前のコーナーでの素振りが凛々しくて素敵よ。
ユキちゃーんはブルドッキングヘッドロックが増えてた!
その後にくる合体ブルドッキングヘッドロックの説得力が増す…けど、
ユキちゃーんは担ぐほうか。
そしてその技はユカっちに既に二度出してしまったのが奥の手感が減る印象です。
ミラクリがタイトルを獲ったときの主役がみずぴょんすだったとすると、
いまはユキちゃーんが主役になっているフェーズ。
それでもなんでものどかシスターズの戴冠はまだ早いかな…でもやりかねないのが怖い。

北沢大会に向けての凪の大会。
タッグの前哨戦がマイクでの舌戦が中心に。
それぞれのシングルとかを挟んでもおもしろかったのかも?
山下さんのベルトの次の相手がプリシラさんってのをすっかり忘れてた。
それの前哨戦も北沢大会であるのか。ふむ。
次の北沢大会と12月頭のおFACEとイッテンヨンがビッグマッチ。
美威死鬼軍のストーリーが消えたので、もう一つ欲しいなぁ。
やー、どうなるかな…

ひどいは褒め言葉なのか否か

2018/9/23
DDT「Road to Ryogoku 2018」

○大石真翔&アントーニオ本多 vs ゆに&赤井沙希
まこりんの上手さが目立ったこの試合。
というかいつだってまこりんは上手い。
ちゃんと真面目にやって欲しいのに。
ゆにはまこりんありきなのでにんともかんとも。
大阪在住で練習とかどうしてるんだろうか。
そろそろ子供キャラから脱却してハード目にやって欲しい。
いつまでもお客さんだといる意味ないでしょ。
あとアントンはチンポキンで最高だった。
\チンポキン/

○西条水姫 vs 高木三四郎 vs 松永智充 vs ランジェリー武藤 vs ももねえ vs モンスター・ハロウィン vs ビッグベアー vs 5代目タイガーマスク(自称) vs 軍団ひとり vs キム・ヨッチャン vs 凡人パルプ vs ZIMA吉田 vs ONAKIN vs ヘン・チーナ vs エリリン高木 vs ムービースター
ひどかった!(褒)
誰一人ちゃんとしたレスラーがいなかったのが凄い。
シャイニングウィザードを逃げるのはもう最低レベルだと思いました。
結局、ランジェリー武藤を見ることが出来たお得感と、
強いて言うなら5代目タイガーマスク(自称)の完コピが面白かった。
それとYMOのシャツいいわねー、っていう。
あとは本当にどインディーで、こんなにたくさんいるんだな…って感心した感じ。
ALLDOINで本当に興行するっぽいけど、ひどすぎて逆に伝説になりそうでいいと思います。

○渡瀬瑞基&ジェイソン”ザ・ギフト”キンケイド vs 飯野雄貴&石井慧介
キンケイド、帰って来てる!うれしい!
まあ、みどころはそれぐらいな試合…

○高梨将弘&KUDO&坂口征夫 vs タノムサク鳥羽&奥田啓介&今成夢人
今成さんが後楽園でDDTに出場するのって初めてみる気がする。すごいことだ…
ただガンプロで見せていることをDDT本体でやってみると、
レベルの違いがこんなにあるの?という悲しみが襲ってきました。
インディとはいえDDT傘下なんだからそれなりのレベルにしないと、
本当にガンバレ☆プロレスはお荷物団体になってしまうのではないか?と心配になったり。
でも、それでいいのか…ガンプロはそれでいいのか。
奥田選手がDDT所属になったのはいいと思いました。
あれだけの総合格闘家のテンプレのような、
旧時代のヤンキーみたいなギラついた感じは最近なかったのでなんか新鮮。
微妙にいい人さが染み出していて憎めないのもいいと思います。
征夫さんとのバチバチは見ていて楽しいし、
逆に酒呑童子に欲しいなー!という感想です。

○イーサン・ペイジ vs 樋口和貞
スピード感のないもったりとした試合。
パワー系のおふたりなのでしかたがないのかもしれないけど、
それでもペイジさんが見得を切りながら試合をするレスラーなので、
一層のもったり感を増幅させていてなんか集中力が切れる感じに。
アメプロ的なものは長年身についたものなのでしかたがないけど…
好みの問題なのかな。
そして樋口くんが負けちゃうんだ?っていう実力じゃなくて、
レスラーとしての格やら地位やらが結果に結びつくのがにんともかんとも。

○佐々木大輔&高尾蒼馬&遠藤哲哉&マッド・ポーリー&島谷常寛 vs 平田一喜&HARASHIMA&大鷲透&上野勇希&スーパー・ササダンゴ・マシン
ダンゴがディザスターボックスに加わっている理由…
旧ディザスターボックスを存じ上げてなかったので、
「そうだったんだ!?」っていう驚きと納得。
イルミネーションマッチの妙で残されたメンバーに絶望感が漂ったり、
それでも頑張ってもしかして勝てるかも…?みたいな雰囲気になったり、
いい5対5の試合でした。
普通のタッグよりもりあがるわね、この形式。
ダムネは島谷がいい意味でも悪い意味でも目立っていて、
島谷は活躍(?)の場が与えられてよかったねぇ…という気持ち。

○MAO&マイク・ベイリー vs バラモンケイ&バラモンシュウ
バラモン兄弟がバラモン兄弟の試合をしてそれでお腹いっぱいになった試合。
バラモン兄弟はそれ以上でもそれ以下でもないことがよくわかりました。
この試合にタイトルがかかっているのが微塵も感じられなかったのも凄い。
MAOベイリーは…なんだろうな。うーん。

○竹下幸之介&彰人&勝俣瞬馬 vs 菊タロー&サブゥー&葛西純
サブゥーは知人が熱狂的なファンで、話をいろいろ聞かされていたのだけれども、
その話に誇張がなく全く持って思っていた通りのレスラーだった。
すばらしい!すばらしい伝統芸能!
ただひたすら椅子!椅子!椅子!なのは見ていて気持ちがよかったです。
観られてよかったなぁ…というレスラーはいろいろいるけど、
サブゥーもその一人だと思うので、生で見られて得した気分でした。よかった。
そして菊タローのブレーンバスターの前口上も見られて得した気分。
で、その前口上を竹下もジャーマンスープレックスを放つ前に行ったのがよかった。
竹下の大阪というバックボーンの中には確実に大阪プロレスがあって、
先日のくいしんぼう仮面もそうだけど、菊タローも確実にそこに根付いているんだな、と。
彼のそういうコミカルを経由してきた部分をもっと出してくれるのは嬉しい気持ち。
多少の親近感を感じられるかも。
で、本編は試合のあとにやって来て。
CIMAがいろんな団体に参戦しているっていうのは噂にはちらっと聞いていて、
それが実際にDDTにやってきたのはおもしろい流れ。
というか、かなり興奮しましたね!いいとおもいます!
ドラゲ勢はマイクがちゃんとこなせはするけれども、
なーんか台本を感じる喋りかたなのでそれが鼻につくのが難点。
でも、会場が久しぶりに「敵が来た!」みたいないい雰囲気になったので、
これはいい流れ!
両国単発なのはもったいないなー。

○男色ディーノ vs 里村明衣子 vs 入江茂弘
ディーノが王座奪回っていうのは確かに一番予想してなかった結果!
というかてっきりフェイタル3WAYで勝ち抜けかと思っていたので、
入江くんがディーノに勝って、里村は負けずして王座陥落ってのを予想してた。
もう試合形式ごと勘違いしていたのでうっかりも甚だしい感じに…
入江くんが負けたシーンは里村の技でフォールがディーノっていう凄い展開だった。
あそこの流れは感心した。
その前に入江くんに徹底的に痛めつけられていた里村だったので、
ディーノは簡単に勝てた雰囲気ではあったなぁ。
里村vs入江っていうのがメインコンテンツとしてこの試合にあって、
中盤までのやりとりは二人のマッチアップが印象的。
それの結果として里村さんにはかなりのダメージが蓄積されてしまって、
ディーノにデスバレーに行くのにもちょっと崩れてしまったし、
ちゃんと立てずにプロレスが出来なかった場面にもなってしまったのでは?と。
その中盤の入江くんがディーノと里村さんをコーナーから担ぐやつも、
なんとなーく上手くいかなくてディーノが頭から落ちたりして、
ちょっとしたぐだぐだ感はあったのが残念。
まあこの試合で大切なのはストーリーと結果だから…
そして3人が綺麗に和解。
いまいち盛り上がりのなかった両国までのKO-D戦が盛り上がったのは里村さんのおかげだし、
入江くんは辞めないよね?という気持ち。
しかし報われないな、入江くん…

両国メインは佐々木vsディーノで決定なのかしら。
本当に赤いいつどこはなかったことにされちゃうのか。
そのへんのがっかりが凄い。ちゃんと考えて欲しい。
これで「実はみつかりました!いつどこ!」ってなったら逆に凄いけど。
でもなーんか想像できないなー。その試合。

祝福が欲しいのなら

2018/9/22
東京女子プロレス「HOW DO YOU LIKE SHINKIBA?」

○中島翔子 vs 上福ゆき
かみーゆはもう独自路線を歩み始めてて、
それに相手がどんだけつきあえるか?という試合になってるのかしら。
東女らしくていいとおもいます。
サイコパスっぽくコーナーに迫るの、非常にぐっときました。
あとあのポシェット可愛い。かみーゆの私物かしら。
翔子さんは言葉は少ないけど、表情でいろいろ伝えてくるのが愛おしい。
そして木曽さんの重要性を思い知った感じ。
だよねぇ。旗揚げからずーっといるんだもんねぇ。
翔子さんに仕返しでめっちゃ早くフォール数えるの超よかった。

○ハイパーミサヲ vs ヒナノ
試合中にふと思ったんだけど、パミさん、いい受けするなー、って。
そうだったそうだった。
意外に印象が薄いけどハイパミさんって攻撃面はなんとなくなんとなくだけど、
受けの部分ではちゃんと技術があって安心して見られるんだった。
なんかヒーローとして相手のよさを引き出そうとしているのが好印象だった。
あとロープを使っての腕攻めがなんか理屈っぽくてパミさんらしくてよかった。
腕への関節技のバリエーションとか増やしたらおもしろそう。
そしてヒナノさん、心配…大丈夫かな…
格闘技経験あるんじゃないの?という気持ち。
その経験値を活かすならもっと前面に出せばいいし、
ジャッキー推しならそれを活かすなり、
酔拳つかうなら徹底してやればいいし、
なんか嘘泣きもずーっとそれだとねぇ。
うーん…どこにいきたいんだろう。

○才木玲佳&ミウ vs ラク&優宇
さいたマッスルのふたりが地味にだけど徐々に連携がよくなっている気が。
シャッフルタッグ以降に継続して組み続けているのってマジラビ以外だとここだけよね?
タッグ戦線がわりと単発タッグなストーリーではある気がするので
(この試合のあとに動く話は置いといて)、
いつかここのチームが熟成されてタッグ戦線に名乗りを上げるのを期待してる。
才木さんの使い方としてはミウさんのトレーナーみたいな立場が似合いそうだし。
ラクさんのおやすみエクスプレスが地味におもしろコンテンツみたいになってきてて、
おやエク大喜利みたいなのが始まってるのはいい流れ。
ラクさんが寝る、から寝かしつけられるという、
かける方にもかけられる方にも謎のプレッシャーが与えられてるのがいいと思います。
ちょっとずつラクさんがプロレスしてきているなー。いいぞー。

○伊藤麻希 vs 瑞希
これ、めちゃくちゃいい試合だった気がする!気がする!
試合の決着を急ぐわけではなく、腕の取り合いから順番にビルドアップされて、
正当なプロレスの試合がゆっくりと構築されていく感覚。
試合の熱が最高潮に達する前に時間が来てしまったのがもったいない試合
(実力差によるなんらかの理由があるのはお察しですが)。
それでもなんでも「伊藤ちゃんがここまで出来るの!?」っていう驚きがありました。
試合前は「どっちが勝つの…?」っていう勝敗が気になったけど、
ああ、そうか。引き分けもありなのか。と納得。
ふたりのストーリーが静かに伝わって来て、
低温火傷みたいなひりひりするいい試合だった…これはいいものだ…
で、試合後の本編がまた最高だった。
負けを認めて軍団を(したくないけど)解散を選ぶ伊藤ちゃんさんの想いと、
(本音はわかんない。予想)なんでも全部手に入れてつなげておきたいみずぴょんすの策略と。
たのしいからマジラビつづける!でも伊藤リスペクト軍団もけいぞく!ってのと、
よこにたつひつようないからまえをあるいてて!っていう攻撃がすごい。
マイクなしでのやりとりもよかった!聞こえないところあるのはいい作戦だと思った!
こういう伊藤リスペクト軍団を動かしているのはみずぴょんす、っていう図式は最高。
これでタッグはマジラビの安泰はいいけど、
伊藤ちゃんの行く先はどっちなんだろうか。続きが気になる。

○愛野ユキ&天満のどか vs ヒカリ&坂崎ユカ
結果としてユキちゃーんの自力初勝利!
…だけどいろいろ考えちゃう。
まず素直にユキちゃーんの勝利は嬉しい気持ちはある。
やったぜ!って思う。
で、勝った相手がヒカリさんっていうのはちょっとひっかかる。
勝ったときの流れ。
決め手となった合体ブルドッキングヘッドロックは、
スタイナーブラザーズの技ってことでその辺をきっちり選んできたところはツボる。
で、それをかけた相手がユカっち。
ユカっちの技術ならあの技を受けられるのでわかる。
その後、サイドスープレックスをかけてヒカリさんからの勝利…と。
決め技の受け手とジョバーの役割を分けたのはなんとなーくわかるんだけど、
わかるんだけども…
姉妹タッグの絆のようなものをみせるにしても、
アプガプの中でも成長株なヒカリさんに対しての勝利というのがなぁ。
単純に強さの足し算だったら坂崎&ヒカリ組のほうが数値は上に思えちゃってた。
ヒカリさんをもっと大切に育てて欲しかった。
正直、のどかおねえさんとしてピーク近くまで引き上げたものを、
天満さまにギミックチェンジをして、まだちょっと迷走していた印象があって。
いや、、ね?ストーリーとしては胸熱ではあるし、嬉しい展開ではあるんだけど、
なんか複雑な気持ち。まあ、めでたいな!めでたいよ!
そして天満さまとユカっちのマイクのやりとりは最高だった。
真面目な中のコミカルさでは種類は違うけど、すごいシンクロだった。
というか天満さまのマイクは流石の一言。
あの謎のお辞儀の角度も含めて。
あとユキちゃーんは初めてのマイクかしら。ちがったっけか。
ヒカリさんはユカっちと組めて躍動していた印象。
あのタッグとしてだけでなくスピード感や連携はアプガプに必要なものな気がする。
ところでブレイツは解散でいいのよね?

○山下実優 vs 滝川あずさ
あずにゃん、頑張った!という気持ち。
美威死鬼軍特需があったのかと思ったら、
改造が解けても、そのままちゃんと試合が出来るレスラーになってたのはえらい。
でも、序盤でマイクが前歯に激突するその引きの強さが流石のエースだった山下さん。
あれで全部持って行った感がある。
チャンピオンは作れてもエースは作れないわ…凄いわ…持ってるなぁ。
先の後楽園ホールで赤井沙希戦。
3周年で山下実優戦。
のの子さんは既に引退済みだし、この先のカードはどうなるんだろうか。
特にラストマッチとか。
元のどかおねえさん戦の因縁を回収してないのか、そうか。

あずにゃんの結婚したい!ってのはどれくらい本当なんだろう。
本当にお相手の方はいらっしゃらないのかしら…
キャラなのかな。
今日の主役よな?と思っておチェキを撮らせていただいたのだけれども、
書いてくれたメッセージが「写真集発売!」で、そういうとこだぞ…ってなった。
なんか大人の事情とお金のにおいがするねん…宣伝だいじだけどさ…

タッグは試合が決まって10.8下北沢大会。
たぶん勝者とさいたマッスルが対戦な予感。
シングルはいま全く動いてない。次の新宿おFACEで伊藤ちゃんかなぁ。
今年はタッグのトーナメントあるのかな。
マジラビはそのまま行きそうな気がしているので、
トーナメント優勝チームとマジラビでイッテンヨン。
山下政権も年内しばらく続くだろうから、中島山下でイッテンヨン。
どらぼん不在が相当響いてる印象。
なんかもっと気が狂った選手とか出てこないかな!

Groove Me

2018/9/8
東京女子プロレス「いざ進め、成増の熱いやつら!」

○滝川あずさ vs ラク
あずにゃんの実況は実況じゃなくなって来ているわねw
ニュース速報だからいいのか。
ラクさんのコーナーからのプレーンチョップも結婚したいエルボーも、
どちらも軽くドラゴンリングインになってるのもよい。
10年前のあずにゃん+その10年後のあずにゃん=最強、って公式が意味わかんないのすごかった。
試合自体はちょっと間延びしちゃった印象かなー。
ラクさんはチョップ、河津掛け、Maxとき、おやすみエクスプレスと技が多くなってる。
なんか活かせないかな、それ。
関節技がないのか。B寝台とかなんか考えたらいいと思う(適当)。

○瑞希 vs 上福ゆき vs ヒナノ
かみーゆ最高すぎる。
思っているけど言いづらいタブー的なことを言うの、いいよね
(ヒナノさんの目が自撮りのときより小さいこと)。
で、みずぴょんすとヒナノさんを軽く馬鹿にしているところ、いいよね。
みずぴょんすの真似をしながら弓矢固めに入ろうとするのが面白かった。
弓矢固めってわりと古典的でもあるし、
そんなに難しくないっぽいので実際に出来るようになったらいいのにな、と思いました。
かみーゆの武器であるだろう、長い脚が活かせるし。
でもできないことを無理矢理やろうとして結局できない、って流れがいいので覚えなくていいのかも?
フェイマサーの決定率があがったらなー。いいのになー。
みずぴょんすはまわりに振り回されて、ぶちギレして、
相手をどんどこ踏んづけてぺしゃんこにしてまわるの最高すぎる。
怒った表情も素敵だよー。
…と、いいますがタッグのチャンピオンなのにこういう試合に回されるのは、
信頼度のあらわれ、っていう前向きなとらえ方をしたい。
後半へ続く。

○天満のどか vs ヒカリ
「ヒカリさんがしゃべったー!」とちょっと嬉しくなった。
叫んだりするのはずーっとあったけど、
相手を煽るような言動をはっきりと表に出したのは初めてのような気がします。
どうだったっけ…いままであったっけ…
今回のは「ギブアップしろー!」的な言葉でしたが(うろ覚え)。
パミさんやあずにゃん、かみーゆのようにマイクを持って喋って欲しいわけではなく、
試合の流れのなかでの煽りみたいなのは効果がある気がする。
なにより感情を出してくれるとこちらも感情移入がしやすいのがわかった。
こういうので成長というか、変化というか、一歩前に進んだ印象が持てる。いいと思う。
コブラツイストを軸にしつつ、グラウンドでの関節もぐっとくる。
ローリングクレイドルも好き。
天満様はおねえさん時代のバックフリップを再解禁したのがよかった。
キルスイッチっていかにも(かけられる側の協力が必要な)プロレス的な技で、
技が決まらない、っていうムーブがあるのはなんかお得。
ただおねえさん時代に比べて感情がこちらに伝わりづらいのが不安点。
見ているわたくし側の問題ではあるのかもしれないけども。

○優宇 vs 愛野ユキ
あまりみてません。
これ、どうなるかな。どうしたら気が晴れますがね。
着地点がみつからないんだよなー。
とにかくユキちゃーんがんばって!という気持ちではいました。
この試合はどうだったんだろうか。

○まなせゆうな vs ハイパーミサヲ
クイーン・オブ・U.S.A.決定戦という謎展開。すげー。
文豪ハイパミ先生が執筆した本を試合前にばさーっと広げて、
それを受けた対戦相手と観客がわけもわからず困惑して、パミさんが振り回して…って流れを、
対戦相手との共著となって観客にみせてくる、っていうのはなんか斬新。
両者の強い要望により、ってワードがDDTグループらしくていいと思いました。
まなせさんの「よーし、やったるで!クイーンになったるで!」っていう気合の頼もしさよ。
試合中の場外での展開が少し長くて中だるみしたけど、
木曽さん、難波ちゃん、観客を巻き込んだのはよかった。
ミーハー気質のパミ先生がUSAを取り扱ったのは当然の流れではあるし、
その流れに見事に乗り切ったまなせさんのプロレス適性の高さが垣間見れた試合。
というかまなせさんがシリアスもコミカルもどっちもいけそうなので、
東女をもっとかき回す存在になってほしいなぁ、と。もったいない。出来るのに。

○山下実優&坂崎ユカ&中島翔子 vs ミウ&才木玲佳&伊藤麻希
アメリカ帰りの三人の凱旋試合。
山下×坂崎、坂崎×中島のそれぞれの連携があってよかった。
マルメコミアンズ久しぶりにみたなー!うれしい。
あと三人の見せ場ね。
こう改めて連携の組み合わせをみるとユカっちの器用さと凄さがわかるな…
対するアイドル軍はミウさんの存在が消えることなくアピール出来ていたのがよかった。
ベアハッグにつながるムーブが非常に見栄えがする気が。
カナディアン、逆エビ固め、タワーブリッジの3本が並ぶのも素敵よ、あなたたち。
ミウさん、伊藤ちゃんさんが好き勝手にやって、
それをフォローする形でれいたんがきっちりしめるのでいいチームでした。
途中、セコンドについているみずぴょんすに伊藤ちゃんさんが噛みつく形になって、
この前のDDTでの赤井沙希さんのコメントじゃないけど、
伊藤ちゃんさんが闘っている相手っていうのは自分自身で、
その自分の中にあるもやもやがみずぴょんすに噛みつく、という場面につながった、と。
試合自体は当然、アメリカ帰りの三人組の圧勝だけども、
試合後のストーリーの流れが伊藤リスペクト軍団のストーリーにつながった。
この試合、みずぴょんすは出てないんだけどな…

発端はシャッフルタッグトーナメントでのマジラビの優勝。
からの後楽園でのベルト挑戦→ベルト獲得があって、
マジラビの結成はくじ引きだったのでみずぴょんの意思とは関係く偶然。
でもそのタッグがワンデータッグのはずが優勝後も継続して、
ベルト挑戦の決定をしたのはみずぴょんの意思。
偶然と意思がつながって結果を出したことへの伊藤ちゃんの嫉妬…だよね。
やきもちというかさみしいだけなような。
そして伊藤ちゃんが他人に対して常に疑心暗鬼であることや、
自分が一番でいたいというエゴが次回のシングルへとつながる…
女の嫉妬が闘いにつながるのはプロレス的でいいとおもいます!
実力的にはみずぴょんすが圧倒しているけど、
どういう試合になるのか楽しみすぎる。

そんな後楽園後の東女でしたが…
どらぼんの不在が自分の中で大きいのに気がついた感じ。
音楽が鳴ってないんだよな。グルーヴ感がないというか。
わかるかな…伝わるかな…
いまだいぶ凪な状態であの異様な興奮状態にない。
楽しい!かっこいい!おもしろい!ってのは当然たっぷりあるけど、
ヤバい!あたまおかしい!っていう狂気と興奮が薄い。
推しメンは中島、辰巳、瑞希の相変わらず3人だけど、
一番感情移入出来ていたのがリカさまだったもんで、
ちょっとさみしい気持ちが大きくなってきたなぁ。
言ってもしょうがないし、一番もどかしい気持ちなのは本人だろうけど…
東女が自分の中で存在が大きすぎるのでいかない選択肢は全くないので、
その辺は自分の気持ち次第でなんとかするしかない。

Thusday Night Fever

2018/9/6
我闘雲舞「Gatoh-Move Japan Tour 376」

○希月あおい vs 紺乃美鶴
いいプロレスラーの基準は受けがいいこと、と再三書いてますが、
現役を去りゆくあおいさんが美鶴さんに「なんでもきて!」と言った通り、
エルボー合戦をどんどこ受けていたのが胸熱でした。
受けることで相手のよさを引き出すのがいいレスラーで、
じゃあ、美鶴さんがこの試合で引き出されたよさとは?
美鶴さんの好きなところ…ってのを考えたときに、
泥臭さというか、負けん気の強さというか、そういう気持ちの部分なのかな、と。
普段と違う表情が怒の方向に振り切って表に出て闘っている姿がぐっときているわけで。
エルボー連発や世界バレー発射の場面はいいぞ!とは思ったけど、
「もしかして勝てる!?」とはならなかったのが正直なところ。
椅子取りゲームじゃないけども、
椅子が全部埋まっているんだったら、もう一つ違うところから椅子を持ってきて座れば解決な気がする。
違うな。全部埋まってるわけじゃなくて、空いてる席があるよね、たぶん。
でも、それは難しいことだと思うし、正しいことなのかもわからない。です。
その他大勢であるわたくしが言うことじゃないから自分で見つけて欲しいなぁ。
ナニモノかになろう。
でもなんかいままでのいろんなところにヒントが落ちていた気がする…
本人の与り知らないところで。
昔、美鶴さんを初めてレベルで見たときにどういう感想を持っていたか思い出してみたい気持ち。

○高梨将弘&里歩 vs 駿河メイ&バリヤンアッキ
ここ最近の駿河メイさんの印象としては、
なんかエキセントリックでサイケな言動や行動がちょっとおもしろくなってる。
この前のダレジョのヤギもそうだけど、ハート強いな!って感心しきり。
まわりをどんどん振り回す…というか困惑させる謎のムーブは見ていて楽しい。
本人は困惑させる気とかまったくないんだろうけど。必死なんだろうけど。
序盤の高梨さんとのバックの取り合いは見応えがありました。
もちろん高梨さんの上手さもあるけど(またいいレスラーの基準の話になるので省略)、
スピードって運動神経だからセンスだよねぇ。
バリヤンアッキさんはヒートアップでのタイトル戦は見られなかったけど、
それ以降、上を脱いで試合するようになったのね。いいとおもうー。
確かにガンプロで急に登場して謎すぎるインドからのレスラーだった頃に比べて、
すごいいいレスラーになったと思います。みていておもしろいもの。
どこが?ってのは説明できないけども、謎の愛されキャラなのもいい。
そして市ヶ谷の外でアッキと場外乱闘をして、
「がっしゃーん!」って音がしたと思ったら次の瞬間には窓枠に登っていて、
一気にフットスタンプを落としていく里歩さんがヤバかった。
「ひっ!」みたいな変な声でた。気がついたらいつも飛んでる。
なんだろう、あの里歩さんの凄さって。
ずーっと余裕を感じるので経験値なんだろうかな、やっぱり。
里歩さんの本気のライバルになりうる存在が同団体内にいたらどうなるんだろう。

○米山香織 vs 水森由菜
いやー。ゆなもんの狂気みたいなのが凄い。
あれだけのどっしりとした体型のレスラーってどこかヒール気味に見えたりするんだけど、
本人は実際もアイドルなので、アイドルレスラーだし、
徹底したトロピカルの言葉の意味はよくわからんがとにかくすごい自信なのが凄い。
設定した目標に向かって本当にまっすぐな気持ちで努力しているんだと思う。
それが多少視野狭窄になりがちで、いい意味でも悪い意味でもマイペースなんだろうなぁ。
そしてクローズラインの説得力が凄かった。
誰かが言っていたけど(バンビさんだったかな)、
ラリアット/クローズラインは説得力がないと使うべきではない、みたいなことを言っていて、
ゆなもんがどごーん!とクローズラインを放った時にその言葉がふと思い浮かびました。
あれはすごかった。
本人は怪我とかもあったし、自分の賞味期限みたいなのを意識している気がする。
そのあたりの理由で必要以上の必死さとそれに伴う努力があるんだと思う。
一気に里歩さんのライバルの位置まで登りそうな気がして楽しみではあるし、
美鶴さんとメイちゃんと(いつ復帰かわからないけど)帯ちゃんの前に立ちはだかる壁になりそう。
その辺は怖さだなー。ちょっと怖い。

我闘雲舞は美鶴さんみたさに観戦していましたが、
徐々にメイちゃんが意外に奇人でおもしろくなってきたし、
今回初めてチェキ撮ってもらったら里歩さんは天使だし、
ゆなもんの狂気もどこまでいけるか楽しみだし、
帯ちゃんの復帰も心待ちにしているし、
さくらさんはぎっくり腰だもんで、
観戦のペースをあげようと思いました。
平日市ヶ谷とリングの試合かな。下北沢でまたやらないかな。
楽しいねぇ。

ばらばらオッケー

2018/9/2
誰でも女子プロレス「EXTRA2」

ダレジョの2回目。公開練習→シングル4試合→ドロップキック選手権。
前回より公開試合に参加するメンバーは減りつつも、
初参加者もありで誰でもと謳っているだけあるなー、と思いました。
引き続きの参加者は余裕が出て来ていて雰囲気はユルくなってた印象。
ユルい気持ちだと怪我しちゃうぜ…という気持ち。
衣装だって初回はせっかく作ったのに今回は着ない、とか。
初心を忘れてしまうのは怖いわね…慣れって怖い。
それは置いといて、結論としては楽しい時間でした。
抗争…というわけじゃないけど「対戦したい!」と指名しての試合があったそうで、
そういう所謂「プロレス的」な展開が産まれているのも本物っぽくていい。
旗揚げ、と打ったからには点でなく線でつながる部分も出てくるもんね。
メイちゃん以外に本気でプロレスラーになりたい人はひとりだそうだけど
(いずれデビューしたら「ダレジョのときから応援してました!」って言いたい)、
それでも全試合がちゃんと楽しめる試合になっていたのはさくらさんの指導の賜物。
「何故、ダレジョを観に?素人のプロレスなんてひとつもおもしろくない可能性だってあるのに」
という会話があって、
「さくらさんならなんかおもしろいことをしてくれそうじゃないですか」とすーっと答えられた。
だもんで「すごいぜさくらえみ」という結論。
しかしメイちゃんの心臓はすごいな…
ヤギの物まねがヤバい。すごいじゃなくていろんな意味でヤバい。