月別アーカイブ: 2016年12月

あの壁の向こう側

2016/12/31
ガンバレ☆プロレス in さいたまスーパーアリーナ「~GANBARE SLAM 2016~」

○三富政行 vs 今成夢人
会場はさいたまスーパーアリーナのコミュニティアリーナ。の隅っこ。
メインステージのようなものは対面にあるので、
興味がある人は寄ってくる感じなのかしら。
ただコミュニティーアリーナの入り口がだいぶ高いところにあるので、
入場したらすぐにリングが見下ろせる感じ。
ガンプロの前には総合格闘技の子供の部みたいなイベントがあって、
それをみてそのまま残っていた人が多数。
おまいつ勢も多かったので人は多いけど、半々ぐらいがユニバース。
そういう中でこの二人のオープニングマッチ。
天井の高いところでポイズンが流れたりするのは痛快。
試合中も場外乱闘があって子供のほうでやりあったりして、
場がだいぶ温まったいい試合でした。

○中島翔子&山下実優 vs 優宇&辰巳リカ
POP前の最後の前哨戦。
優宇さんが東女の本戦以外に出るのって珍しい?(洋光台は別として)
前哨戦といえども、激しく睨みあったりやりあったりは特になくて、
仕事に優宇さんがベルトを掲げたことぐらいかな。
なんにせよ、この四人はいまや東女のトップだろうし
(これにユカっちが加わる感じ?)、安心して見られる。
前哨戦なのでちっとも安心できないけど。
あと推し同士が対戦しててちっとも安心できないけど。

○大家健&翔太 vs 勝村周一朗&安部★自演乙★行洋
三試合だとあっという間にメイン。
いきなり場外乱闘になって、今度はだいぶ広い範囲まで。
路上まではいかないけど、わざわざ見に来たわけではない人のところまで行って、
プロレスってこういうもんだよー、っていうのを伝わるといいなという気持ち。
今成さんが「ガンバレプロレスでーす」って宣伝しててえらいな、と思いました。
それぞれがいつもの見せ場を作って、最後は炎のスピアで大団円。
めでたしめでたし。

試合後のリングでのバッコミは東女勢も加わって珍しい光景でした。
四人とも楽しそうだったし、
辰巳さんはステージ好きだし慣れてると思うので、
いい感じに煽ってて可愛すぎた。

RIZIN本戦はなにをしていたのか全然わからないけども、
EXPOの中ではガンプロが一番盛り上がっていたような印象。
いつか壁の向こう側にいけるんだろうか。DDT本体でも20年かかった。

ガラスの天井

2016/12/25
プロレスリングBASARA「伐折羅・弐拾伍~疾風迅雷~」

○ツトム・オースギ&ヘラクレス千賀 vs 風戸大智&岩本煌史
S.O.Sは久しぶりにみたけど、本当にいいタッグチームだなー、と。
ちょっと即席にはない凄味みたいなのがある。
風戸という選手はテンションは高いし、プロレスもおもしろいプロレスをするので好きなんだけど、
いかんせん結果が出てない気が…
ユニオンからBASARAになって結構、変わってない人ですよね。きっと。
「千賀しね」言いたかったけどまたの機会にw

○X=佐藤耕平 vs 竜剛馬 vs 丸山敦 vs 吉野達彦
大逆転プロレス裁判。ん?なにそれ?w
プロレスから遠いところにいっちゃった試合だったけど、
なんだかんだでおもしろかったです。ヤクザだとおもいました。
ただ丸山先生と吉野は試合も見たかったなぁ。
いまの吉野はほんと好き。なにあれ。

○トランザム★リュウイチ vs 塚本拓海
トランザムはもうひとりいた…!
中の人を存じ上げないのですが、アメリカ人だった。すごい。
みんなアメリカ人になりたいんだね。
エプロンでの拝み渡りやらムーンウォークでの拝み渡りやらなんかすごかった。
ただ試合は冷静に見るとオーソドックスないい試合でした。
塚本はイサミさんのついてて、いい感じに思えるんだけどなぁ。
なかなか勝てない感じなのかな。むー。

○FUMA&円華&久保佑允 vs 葛西純&MIKAMI&タノムサク鳥羽
スーサイドボーイズみたかったのでうれしい!
MIKAMIさんもDDT退団以来だし、鳥羽さんの得も言われぬ雰囲気はすごい好き。
そして葛西純の存在感…!
この試合はストーリーとしてやっぱりメタル論争がFUMAと葛西さんの間であったってことかな。
ちゃんと団体を追いかけないと思い入れが薄くなってしまう。反省。
久保さんと円華さんの渋いプロレスがすごい好きなのでそういうのがもっと見たかったなぁ。
FUMAはもう突き抜けてて、これでいいやと思わせる謎の説得力。
大真面目なのが素敵。

○秋山準 vs SAGAT
プロレスにおける実力差ってなんだろう?っていつも思うんだけど、
やっぱりそれなりに実際の強さってのもあるだろうし、
その強さに対する説得力みたいなのも必要だろうし。
で、こういう格が違いすぎる試合を見せられるのって不思議な気持ちになる。
勝てない(勝ってはいけない)試合があって、その中で魅せられるもの。
向かっていく気持ちってプロレスラーだったら誰でもあるのかもしれないけど、
SAGATが持っている雰囲気などが不器用というか悪い意味でのまっすぐさというか、
それを感じた試合でした。うまく伝わるかしら。
SAGATってレスラーはどこに向かうんだろう。

○アブドーラ・小林&植木嵩行&高橋匡哉 vs 金本浩二&関根龍一&中津良太
金本浩二ってもっと怖い人かと思っていたけど、なんかそうでもなかったw
顔面ウォッシュと胸毛ウォッシュの対決でしたね。
騎馬隊は勢いもあるし金本がいたらタイトル獲れそうだったけどなー。
アブ小プロの技がことごとく決まっていたのがおもしろかったです。
あいしてまーす!が言えたのでたのしい。
で、試合後にせっかく植木がマイクしたのに、さっさと帰っちゃった騎馬隊。
なんかもうちょっと見せてほしかったなぁ。

○木高イサミ vs トランザム★ヒロシ
ミスターがトランザム化して…というかBASARAに入って以来、
真剣にプロレスをする姿を見ることが多くて。
いやー、かっこいいな。ミスター。前日のシャングリラとは別人!
ただの歌のうまいアメリカ人じゃなかった!
イサミさんは多彩さに加えてタフさがあって何度も立ち上がってくるし、
ミスターもパワーと柔道がベースの格闘技としての地力はあるわけで、
パーフェクトプレックスが返されたらそこがゴールだと思うけど、
まだその先をみせてくれたふたりがすごかった。

ユニオンMAXってイサミさんのベルトのイメージしかないんだけど、
それがそのまま元のイサミさんのところに戻ってきた。
ここからどこにいけるんだろう?って。
イサミさん、ミスター、FUMAが現実的。
その次の関根、中津…あたりかな。
底上げががっちりできたら本当に面白いと思ったりしました。
来年の後楽園も行きたい。

こんなはずじゃないさ

2016/12/25
DDT「NEVER MIND 2016」

○石井慧介&男色ディーノ&黒潮”イケメン”二郎 vs 高木三四郎&大鷲透&平田一喜
第一試合からイケメン登場の濃さ。
これを見られただけでだいぶ満足できました。
そしてこの面子だと当然のように入場がながい…すごい。
もう入場でおなかいっぱいになりましたね。
大事だよねぇ、入場って。
試合は男色先生がイケメンに発情して終わり、という先生の試合。
イケメンはW-1でのタイトルマッチもよかったし、
身体能力高いのでそのあたりももうちょっと見てみたかったな。

○勝俣瞬馬&MAO vs 高尾蒼馬&渡瀬瑞基 vs アントーニオ本多&ワンチューロ
この試合はちょっとテーマがなくっていまいち盛り上がらなかった気が。
アントンのスターウォーズ(とミスターの歌)が一番の盛り上がりどころ。
もちろん好き嫌いの問題なんだけど渡瀬くんは相変わらず地味で、
高尾くんさんもドリフを解散してベルトを失って停滞しているのかしら。
そうなるとNωAのふたりが抜けてたなぁ。MAOはいろいろ期待しちゃう。

○ジョーイ・ライアン&ローラ・ジェームス vs 大石真翔&赤井沙希
ジョーイは今年もいつも通りな感じだけど、
ローラさんは初見。結構なおてんば加減なのね…
オイルを塗りたくってジョーイの背中を滑って行ったのは最高でした。
イッテンヨンでこの連携を清水愛さんと…と想像してる。

○樋口和貞&高山善廣&岩崎孝樹 vs 彰人&ヤス・ウラノ&松永智充
最近、まっちゃんがスマスカと組んでいるのをよくみる気がする。
豚ingのときとは違ってちゃんとしたプロレスをしててちょっと頼もしい。
結構誰にでも噛みついていく樋口くんが高山にはついて回っているのが不思議で。
組んで勉強もわかるけど、闘って勉強ってほうが見ていておもしろいんだけどなぁ。
あと征夫さんとの仲違いはどうなったの?

○竹下幸之介 vs マッド・ポーリー
ポーちゃんかわいいよポーちゃん。
一昨年の総選挙後の入江vs竹下のダークマッチが記憶にあって、
あれを超えられるぶつかり合いみたいなのを期待していました。
どうだったかな…超えてたのかな…うーん。
結局のところ、竹下くんがポーちゃんをジャーマンで投げるのがテーマだし、
最後のほうはお互いにちょっと疲れちゃったところあったし…
たぶん入江竹下戦は10分っていう短期決戦で最初から最後まで猛ダッシュだったんだよな。
この試合も5分で決着がついてもいいから、
最初から最後までフルパワーだったらおもしろかったのになぁ。と。

○高梨将弘&KUDO&坂口征夫 vs 佐々木大輔&石川修司&遠藤哲哉
ダムネも好きだけどやっぱり酒呑童子がナンバーワン!
やー、これはおもしろかった。
どちらもスピード感あって動きも派手でいんんだけど、
連携のよさでいったら酒呑童子のほうが一日の長があるというかいい連携。
地獄の断頭台をふたりいっぺんにやるのは初めてみた!すてき!
石川が誤爆するのが目立ちましたね。あとで怒られるやつ…
ダムネはちょっと崩壊がはじまりつつあるのかしら…
ベルト全部なくなっちゃったしね。

○HARASHIMA vs 入江茂弘
アメリカ無期限遠征中の入江くん。まだ遠征の途中。
ここでKO-Dを獲ってアメリカで防衛ロードってのもおもしろいけどはてさて。
入江くんはアメリカにいって確かに強くなってきている気がする。
身体もちょっと厚くなった?
技のエグさとか当たりの強さとか、入江くんが勝ってもおかしくなかった。
「これでも勝てないの?」っていう気持ちに。
HARASHIMAさんは相変わらずのよさがあって、エースだなぁ。って。
欲をいえば、石川vs入江がみたかったなぁ。それぐらい入江くんはよかったです。
それでもなんでも「進化しました!」みたいな変化はないんだけど、
絶対に負けない強さってあるんだなー、と思いました。
この試合がこの興行のメインで本当によかったです。
みてよかったなー、って試合。
セミとメイン以外はなんとなくふわっとしちゃった気がするんだけども、
そういうのをふっとばすKO-D戦でした。

籠の中の鳥は

2016/12/24
我闘雲舞「クリスマスイブに板橋大会」

△円華&志田光 vs 佐藤光留&米山香織
ひかるとひかる。
ひかるん大好きなので変態な状態を見られて満足しました。
総合の強い人はみていておもしろい。
随所に見せる巧さがあって、本当に試合したら強いんだろうなー、って。
なんで高尾くんさんになんでまけちゃったんや、ひかるん。
志田さんは初見でした。
というかこの四人はレベル高いよね。これが第一試合とかすごい。

○高梨将弘 vs DJニラ
ニラさん、なんか久しぶり!うれしい。
曲がかかったらお酒を飲む試合。
飲むお酒の紹介がアナウンスされるのはちょっとおもしろかった。
さくらさんがシャンパン開け慣れてないんだなー、と安心したのと、
人間シャンパンタワーがさいこうでしたね。

○真琴&泰里&茉莉 vs さくらえみ&アーサ米夏&紺乃美鶴
真琴は確かユニオンの解散興行でちょっとだけみた記憶があるのだけれども、
あれはただマスコット的にいただけで試合はしてなかったはず。
だもんで初見です。
思い起こせばまだプロレスを見ていない頃に「日刊真琴コール」をリアルタイムで読んでいて、
ひきこもりの最弱レスラーとの印象が強くてですね、
団体を率いて先頭に立っている姿はおじさん、なんだかぐっとくるものがありました。
立派になって…
で、この試合がとてもよかった。
元々さくらさんのプロレス脳は好きなので、さくらさんの試合がみられてうれしいし、
新しく入った(?)紺乃美鶴さんがなんか気迫がばんばんに出てくるタイプだし、
サブミッション主体っぽくてすごいがんばっててすばらしかった。
あとはイリミネーションマッチなので最後に真琴とアーサが残って、
アーサがむっちゃがんばってた。この子も新人なのに…
ガトムは全員が気迫というか気持ちというか、自我が前に出てくる子ばかりで、
そこがすごい好きなところかもです。
あとレイナ側の茉莉さんが入場で背丈以上の長刀を抜刀するんだけど、
それがすごいインパクトあった。入場大事。

休憩明けにトランザム☆ヒロシさんの世界規模のスペクタクルショーであるところの
シャングリラ(カラオケ)が開催されたんだけども、
歌がうまいおじさんだった…
限界のうたの音源欲しい。

○アントーニオ本多 vs 趙雲子龍
ああ。これマッスルだ。
試合中にいいことをするとサンタさんがプレゼントをくれるって。
客席がはじっこのはじっこだったこともあり、
すぐ真横で寸劇が始まる臨場感。
(寸劇→DJニラが急性アル中で倒れる&米山香織が餅を喉に詰まらせて倒れる)
アントンが膝の上にちょっこり座る事案も発生しました。
ありがたやありがたや…

○里歩&「ことり」 vs 希月あおい&帯広さやか
里歩さんはガトムでみるのは初めて。希月も初見。
帯ちゃんのテンション高い感じはすごい好きだし、
こっちゃんの負けず嫌いっぽい向かっていく感じも好きだし、
里歩さんと希月さんはもうちょっと見てから。
みた感じ以上に差があったように思えなくもない…
王者チームのどたばたをそういうもんだとしてみるか、
余裕がないとしてみるかで印象が違うなー、と。
たぶんどっちもなんだろうけど。
挑戦者チームはなんか闘ってる感じがあった。
うまくは言えないけど、強そうに見えました。
こっちゃんの新衣装かわいい。こっちゃんかわいい。

いいとか悪いとかはなくて、みんながんばってるな!っていう。
さくらさんの教育が行き届いている印象。
ガトムはおもしろいなぁ。
でも、良くも悪くも一枚岩だし家族っぽいんだよなー。
なんだろう。おもしろいけど。

2016の10曲

毎年恒例の今年の10曲。
2016年はこんな感じでした。
アーティストかぶりなしをルールに選んだ10曲。
愛と憎悪がどろどろと渦巻くランキング。

10.Flow/[.que]
本来はソロのエレクトロニカの人なんだけども、
その人がバンド編成を組んでみたよ!っていう。
エレクトロニカの人なのでメロディーとかアレンジとかが、
よく言えば手が込んでて悪く言えば意識が高い。
で、女性ヴォーカルの人が声質が好きなかすれかたというか、
響きかたというか、そういうのをしててぐっとくる。
ぐっとくる声って大事。
いい曲なんてのは山ほどあるんだから、どっかでひっかるエモさって重要。
ただこの人の本来のインストの作品は好みではなかったです。おもしろい。

9.溢れているよ/安藤裕子
で、その声とか歌い方とかエモさの先にあるのか手前にあるのかだけど、
この人の世界観がすばらしくぐっときたこれ。
アルバム通しての雰囲気がよかった。
なんかひねくれてて陰湿なものがあるんだけど、
もちろんその裏にあるまっすぐでキラキラした部分がちら見しててなんかよかった。

8.Runaway/Electric Youth
自分の元々の守備範囲であるテクノ/ハウスの部分なんだけど、
BPMが遅めで綺麗な曲がマイブームだった2016年。
所謂美メロなハウス。
よつうちのいいところの上澄みみたいな曲だった。

7.Backtail Was Heavy/Lone
テクノはオールドスクールなものに回帰している節があって、
それってたぶんEDMが定着した反動みたいなものだと思うんだけど、
「THE!打ち込み!」みたいな良質のテクノが多かった印象の一年。
Loneさんはだいぶフェティッシュな打ち込みをなさっていて、
その中でもハードコア気味のこの曲は血管が切れそうになるぐらい興奮する。
テクノには他のジャンルにはない感情に直接訴えてくるものがある。
大変興味深い。これはいいものだ。

6.Daze (Populous Remix)/Cuushe
感情に訴えてくるテクノっていうのはメロディーであり声であり。
歌では決してなくて声のよしあしが直接ぐっとくる。
とてつもない美しさを孕んだ名曲。
日本人ですって。
日本人のこういう陰湿というなねっとりとしたこだわりのある美しさは好き。

5.Don’t Fly/back drops
新人アイドルグループ。
ただ平均年齢がとんでもない。
日高のり子、山崎和佳奈、松井菜桜子です。お察しください。
声優やらアニソンやらは微妙な拒否反応があるわたくしですが、
単純にいい声。歌うまい。
そしてびっくりするぐらいツボるシンセ音…
曲の作りは単純なんだけどね。
いまの声優はただのアイドル声優なだけで、
キンキン声でしゃべられても!歌われても!という拒否反応。
伊達のベテランじゃないぞ、というなんか企画勝ちな一曲。
新曲でないのかしらね…

4.ひとりあそび/ふるの つばさ
つーちゃん。
今年は推しのアイドルが完全に駄目になってしまったので(後述)、
はぐれ活動として主にSSW界隈を見ていた気がします。
そのなかで引っかかったこのお方。
曲を聞いたら
「どこかで聞いたような…あの人たちに似てる…」みたいな感想になるんだけど、
まあ、それは置いといて。
なんか不安定な綺麗ごとじゃないことを言っているんだけど、
私をみて!みたいなアレを感じてぐっときました。
ライブ自体はピアノの弾き語りだったんだけど、とてもよかった。
が、2016年いっぱいで活動終了。ざんねん。

3.はなみずき/あーた
今年新規に見つけたSSWさんではかなり推していきたいあーたさん。
人としてえらくポジティブでまぶしい感じのなんかすごい平和な人。
アイドルみたいな作られたキラキラではなくて、
なんかもうナチュラルにこういう人なんだろうな、という。
…という曲を好きになる前に人を好きになるのは間違いじゃないよな。駄目かな。
で、
曲を好きになるのっていろいろポイントというかツボみたいなのはあるんだけど、
この人は自分でも歌っているけど声がぐっとくる。
説明できないけど、ぐっとくるのよ…
そして曲自体のこの人がもって生まれたキラキラが詰まってる。すごい。
わたし、TOになりますね。

2.アイライン/エレクトリックリボン
問題のエリボン。
エレクトリックリボンさんはあんなに好きだったのに、
いまはちょっと嫌悪感すらあるわけ。
推しメンが抜けたのはまだしも(超重要事項だけども)、
元々の創立者が、
つまりは曲を作っていた、いわば頭脳であり、心臓部である人が抜けた。
残された人に看板そのままで中身にどうでもいいものを詰め込まれてもさ、
それはもう好きだったユニットではないわけ。
やるなら変名でもなんでもしてほしかったし、
それこそ結成10年だかなんだかしらないけど、
中身が君たちになって1年も経ってないよね?
そんな状況なのに結成10年を宣伝文句で使わないで?っていう、
なんか神経を逆なでされるようなさー、もうさー。
じゃあなんでこの曲が2位なの?って話になるけど、
作詞作曲が前述のあーたさん。偶然だぞ。
あーたさんのライブをみたあとにこの曲を聴くと、
この曲を歌っているあーたさんが頭に浮かんできて、
そんでもってそれがさいこうなのです。あーたさん、すげーな。って。
曲としてはすごいいい。「好きなんだ!」のフックがさいこうの高揚感。
ただアレンジが思い出補正にひとつも勝てないぐらい汎用すぎて本当に本当にがっかりするんだ。
あすすの天才さには敵わなすぎる。

1.君の魔法/period.
で、エリボンがただの廃墟と化したなかで、
旧メンバーを追いかけるはぐれボンクラ軍団と化したわたくしの、
唯一の希望の星ともいえるperiod.さん。
NAOMiRUSTYさんがいろいろあって活動終了。
Pastel Pantsさんのソロ活動があって、
Nice Arrangeさんはなんかもやもやする
(誰もみてないから言うけどなっさんの相方が嫌い。なっさんは可愛い)。
で、period.さんはほぼ毎回ライブにいかせていただいているのですが、
曲数がそんなに多いわけではないんだけど、
一生懸命ライブという空間やら空気を作ろうとしていて、
もちろんそのために歌の練習をがんばって、
先生に教えられたことや自分で工夫してきたことをライブで表現しようとしていて、
それが聞いててすごいわかるのがおもしろい。
努力してるんだな、っていうのがすごい尊敬できる。
自分で初めて作詞作曲したという曲(この曲ではない)が本当にすごくて、
早く音源化できたらいいのになー、って思ってる次第。
period.さん…period.のくらげさんは天才なので。

そんな感じなんだけども、
今年はエリボンの崩壊でアイドルにはあまり興味を持てなくて
(あれ以上の天国はなかった。5人の最強のエリボンを超えるものはもうない)、
SSW界隈もライブにはふわっと触れましたが、がっちり追うわけでもなく
(period.さんだけが生きがい)、
DJまわりだと自分がハードハウスに回帰したのと、
レコード熱があがっているので新譜は特になし。
しいていうならエレクトロニカ気味のゆるい音源が好きに。
まあ、そのあたりはこのランキングには反映されないので…
基本的に女性ボーカルものが好き。
あとなんかひっかかるもの。
来年もいろいろ聞いていきたい気持ち。

前略、

2016/12/18
東京女子プロレス/BASARA「太子堂商店街年末プロレス」

商店街で行われた路上プロレス。
三部制だったけど、第二部の東女と第三部のBASARAを観戦。

○中島翔子&山下実優 vs ミル・クラウン&黒音まほ
てっきり翔子さんとクラウンさんが組むのかとばかり。
でも結果としてこれがぴったりハマってた。
クラウンさんと黒音さんの非日常感が日常である商店街では異次元すぎて、
とんでもなく路上向きの怪奇派ユニットでしたね。
ヒールというかなんか悪い妖精みたいなふたりだった。
商店街なのでもちろん場外戦もたんまりですし、
スタッフ(?)の商店街のおばちゃんたちもいい味だしててさいこうだった。

○関根龍一&中津良太 vs 風戸大智&SAGAT
先ほどとは打って変わって男子のバチバチした試合。
だけども、騎馬隊のはじけた感じというか悪ふざけというかが路上映えしておもしろかった。
大騒ぎ感が女子と比べて迫力がありました。
お約束の自転車登場とか、空き缶へのカミカゼとか、
自販機からのケブラーダとか、証明写真で記念撮影とかハードコアすぎましたね。
中でも風戸の大暴れがよかった!
そりゃ負けたけど、試合終了後に風戸コールも起きるってもんですわ。いいわー。

商店街に呼んでもらった…とかなんでしょうかね。
道行く人が足を止めてみているものなんか楽しそうだったし
(これなにやってるんですか?とか聞かれたし、
いまなんて言ったんですか?と聞かれて「騎!馬!隊!って言いました!」とか答えたり)、
八百屋での攻防がどちらもあって、
帰りに「あー。そういえばあそこに八百屋あったなー。ネギ買わないと」と、
微妙に商店街の宣伝にもなってたし。
そりゃ商店街の老人たちは怪訝な顔をしていたけども…
その辺が話のわかるかんじだったらまた呼んでもらえたらなー。近所なので。
楽しんでた人は楽しんでいたとおもう。八百屋のおばちゃんとか。
しかし、路上はいいものだ…

ちいさくまとまんなよ

2016/12/10
東京女子プロレス「In a corner of a city called Kasukabe」

○ミウラアカネ vs のどかおねえさん
前回の挑戦者決3WAYで敗れたアカネちんさんと、
おチェリーさんとの試合が決まっているおねえさんさん。
イッテンヨンの直前に試合する意味は?という感じ。
同じパワー系のふたりなので、強弱がはっきりする。
確かにアカネちんさんのパワーはすごいと思うんだけど、
引き出しが減ってきてる。
もうちょっと関節技あったよね。
それこそ蛇界のときのキャトルミューテーションとか。
おねえさんさんは猪突猛進型に余裕と柔軟性が出たらな…
このままおチェリーさんに挑むんだよなぁ。うーん。

○辰巳リカ&ハイパーミサヲ vs 滝川あずさ&のの子
婚勝軍のことをじわじわ好きになってくる。
北側の客席の間をバージンロードに見立てて入場してきたのとか最高でした。
そしてこの面子だともちろんマイクの長さね…
どいつもこいつもよくしゃべる…(嬉
婚勝軍のおもしろいところは良くも悪くもゼクシィ芸なわけで、
今回は木曽さんとの絡みがあったのがすばらしかった。
やっぱり東女のレフリーは木曽さんじゃないと駄目だ…
フィニッシュの辰巳さんがキメたドラゴンスリーパーをゼクシィをタップするのとか最高。
そして冷静に辰巳さんとハイパミがいいレスラーになってる件。
おパミさんはなんかもうひとつフィニッシャーが欲しいなぁ。
アイアイムアヒーローってあまり説得力がないんだよね。ふわっとしてて。

○才木玲佳 vs 黒音まほ
黒音さんというキャラががっちりしている選手と、
才木さんという表現力がしっかりしている選手の試合。
ガール同士の追いかけっこといえば追いかけっこだけども、
ちょっとしたホラー映画っぽくてなかなかぐっときました。
どちらも技が派手で見栄えがするのでおもしろかったです。
伊達にセミじゃないよなー、と。
黒音さんは今年デビューなのに他と全く遜色ないし、キャラも強い。
そしてレスラー時と普段のギャップがさいこうで萌える。
推し増ししたい…
才木さんはだんだん親近感が沸いてくる感じに。
ただ東女関係ないけど、才木さんと同時にデビューした木村花さんが、
わりとしっかりした実績を作り始めているので才木さんが今後どうなるのか気になる。
で、木村花と絡むなら東女からなくなっちゃうよな…と。
それはさみしい。

△優宇&山下実優 vs △中島翔子&ミル・クラウン
前哨戦が結果的にひきわけってのは確かに腑に落ちるというか、
どっちも勝たなかったし負けなかった。
ただ因縁もつかなかった。
ストーリーが動かなかったってこと。
難しいな…
ヒールとベビーがはっきりあるわけではないので同等なんだよな。
決して悪いことではないんだけど、思い切った差別化がない、ってことなのかなぁ。
もっといえばストーリーが弱い?
ストーリーの話をするならば、ミルクラウンってかなり思い切った存在だと思ってて。
エースや王者格ではないけど坂崎ユカというのは東女のアイコンのひとつだったし、
それを岩戸の向こうに追いやってそのかわりに登場させたのがミルクラウンなわけで。
もっと破壊力があっていいというか、
ぐちゃぐちゃにかき回していろいろ壊す勢いがあっていいと思うの。
しゃべれない設定がなー。むむむー。
ムーブとかさいこうに好きなんだけどな。難しいな…
そして山下さんだってエース格なんだからイッテンヨンのストーリーを作ってあげて欲しかった。
赤井沙希は美威獅鬼軍で来たけど、単発すぎやしませんか…?
で、翔子さんにどうしても肩入れしてしまうのだが、
試合後のマイクで悲壮感を纏う中島翔子は最高に美しいと思っている次第。
だから赤井沙希登場のタイミングはめっちゃ不満。ぷんすこ。

イッテンヨンのカードが全部そろったけども、
だいたい予想通りだったのですごい楽しみ。
でもなー、直前最後の一回でもっとストーリーを動かして欲しかった。
去年はロイヤルランブル的ななにかだったわけじゃないですか。
意味のある大会にして欲しかったというのがわたくしの気持ちです。