金の弾丸

2021/3/27
東京女子プロレス「スプリングツアー’21~The Bullet~」

○ハイパーミサヲ&坂崎ユカ&瑞希 vs 桐生真弥&舞海魅星&鈴芽
マジラビ+ヒーロvsBeeStar+真弥の一戦。
タッグチームがいるとちゃんとした連携が出て来て見応えある。
練習でも決まったパートナーがいると成長も早いんじゃなかろうか。どうだろう。
試合終盤で真弥さんがサイドバスターをちょっとだけ高さが出せなかったあと、
そのまま一気に失速したようにみえたんだけど、どうだろう。
ちょっとグダった感じになってしまってうーん。

○愛野ユキ&天満のどか vs 汐凛セナ&乃蒼ヒカリ
これも全体的にグダった感じになってしまったように見えたんだけどどうだろうか。
チャンピオンチームがそのまま通常の2対2の試合をやったら、
それはもうタイトルマッチなんじゃなかろうか。
負けたらベルトを渡すぐらいのチームとしての価値と覚悟じゃないと。
ってことで実質タイトルマッチ。
負の感情しか湧かないわたくしなので、
こんな試合しか出来ないタッグチャンピオンチームって、、ってなりました。
本来座っていないといけない場面で立ったままになってしまい、
不自然に座り込むってにんともかんともだったよねぇ。
本当に太っているだけがストロングポイントになってない?

○角田奈穂&中島翔子&猫はるな vs 遠藤有栖&上福ゆき&小橋マリカ
後楽園が近づいて来てIPベルトに挑戦するのは誰だ…?って思っていましたが、
このタイミングで角田さんがかみーゆに挑戦表明。
タッグパートナー探しをしているイメージだったので、シングル挑戦はびっくり。
でも超納得。
かみーゆが言うことには「普通」って表現ではありますが、いいじゃない。普通。
アクトレスガールズ時代は存じ上げないのですが、キャリアとしては数字だけみると6年弱。
ベルト戴冠歴はなし。なるほどですね、、
かみーゆはいまめちゃくちゃ強いし、
メッセージ性も高いのでチャンピオンとしては安泰な時期。
わりと停滞している東女の序列の中で頑張り続けて伸びているのはかみーゆだと思うし、
IPベルトの意味合いにもジャストフィットしている選手。
「普通」っていうのがどこまでメッセージを発信していくか?が鍵かしら。
楽しみな対戦だなあ。セミとかでいい気がする。
試合はその挑戦表明するために勝たないといけない角田さんがどこどこ奮闘して、
結果かみーゆとばちばちした蹴り合いになっていたのはなかなかいきれました。
よかったよかった。

○沙希様 with メイ・サン=ミッシェル vs 宮本もか
試合前からわかりきっていたことだけれども実質1対2のこの試合。
宮本さんには試練の一戦、、
当然やられっぱなしに近い展開だったけど、
その中で気持ちをどんどこ出して声を張り上げていたので高感度MAXでした。
大人しい性格なのか、自分から発信していることはなかった宮本さんなので、
なにかのきっかけになって欲しいなあ、と願わんばかりです。
メイサンさんは忙しい中、with仕事だけで新木場に来てくれたのは素晴らしさ。
この試合がセミっていうのは試合後の爆シスとのやりとりがあったからなんだけど、
なんかいまいち盛り上がらない、、
「太ってる」「たくさんたべるぞー」っていうやりとりでいいのか。
まあ、うーん。はい。

○伊藤麻希&山下実優&らく vs 原宿ぽむ&辰巳リカ&渡辺未詩
POP前哨戦。
AEW帰りの伊藤ちゃんさんはリカさまの言う通り尖った部分がなくなった印象は確かにある。
伊藤ちゃんさん曰く「自信と誇りを持てるようになったので尖る必要はなくなった」とあったけど、
果たしてそうでしょうか。闘いの中で丸くなることは優位性があるのでしょうか。
そして「自信と誇り」が強さに直結するのでしょうか(する部分はあるけども)。
チャンピオンであるリカさまが感情を前面に出してくる王者である限り、
そこを含めて上回ってくれないとなあ。
他の考え方をすると、
ここまで尖った部分を武器にしていたんだったらマイナーチェンジってことになるんだろうか。
その変化の結果とは?なにか策というか考えというか、看板になるものは?
とりあえずそれは置いといて。
主題が前哨戦にあったとはいえ、
山下さんと渡辺さんのマッチアップや、誕生日であったぽ氏の頑張りが見えてよかったです。
渡辺さんの受け身芸が最高に好き。
ぽ氏はマジラビに加わったり、白昼夢に加わったりと便利な存在ではあるんだけど、
そろそろジョバーからは抜け出したい時期よねぇ。
メイン経験は多そうなんだけどな。さてさて。