2020/7/23
東京女子プロレス「BRANDNEW WRESTLING 4〜奪うなかれ、与えたまえ〜」
○舞海魅星&汐凛セナ vs 宮本もか&鈴芽
宮本もか選手のデビュー戦。空手がベースだそう。
袴をモチーフにしたであろうコスが斬新、、
スカート(?)丈が長くて動きにくそうだけど大丈夫なんだろうなあ。
特に空手の雰囲気は感じなかったけど、格闘技経験があるので動きはよかった。
グラウンドの動きがしっかり出来ているように見えたのは運動神経だろうなあ。
気迫も前面に押し出せる感じなのもグッときます。
プロレスも型の世界だとおもうので、
その辺のムーブに慣れてきたらいい選手になりそう。
空手の動きもやったらいいキャラ付けになりそうだけど、しないのは何かあるのかな。
○原宿ぽむ&桐生真弥 vs うなぎひまわり&猫はるな
うな氏の復帰戦。
結構長い間の欠場だったけど、それをプラスに捉えてしっかり身体を絞ってきたのが凄い。
プロレス的ムーブはそのままなので、見得を切るやつは相変わらず。
身体能力が高いはずなのでキャラプロレスじゃなくて強さが見たいなぁ。
というかここの世代の4人、、所謂はいすぺちゃんたちはもう一皮剥けて欲しい頃だなあ。
ぽ氏も超久しぶりにぽむどじゃすてぃすが決まって勝ったけど、
すね蹴りから個性が抜け出せていないのはちょっと心配。
桐生さんは真面目さがストイックさや強さに向いてくれたら面白そうなんだけどな。
がんばれがんばれ。みんながんばれ。
○乃蒼ヒカリ vs らく
ぱんでぶーでプロレスを確立した乃蒼さんと、
伊藤ちゃんさんとのタッグでプロレス的な強さを得たらくさんのこのタイミングでのシングル。
万喜さんと伊藤ちゃんがいない中でどれだけ自分のプロレスが出来るか、、だったんだけど、
らくさんがちゃんとプロレスを楽しめるよになったので、
非常に拮抗したいい試合に感じました。いい試合だった、、
乃蒼さんのかっこよくてスタイリッシュな動きと、
らくさんの可愛さがありつつ泥臭い雰囲気というちょっと対照的な二人。
乃蒼さんの裏投げがどんどん高角度になってきてていいなあ、って。
○白川未奈 vs 上福ゆき
かみーゆはゆきvsユキに続いてのシングルマッチ。
白川さんの駄々っ子みたいなアピールから実現したこの一戦だけども、
そうやって声をどんどこあげていくのは大事だよなあ、と。
実際、後楽園ホールでシングルが実現できたっていうのは相当なことだと思うし。
白川さんはプロレスが好きなのは伝わってくるんだけど、
ちょっとムーブが固まってきてしまって変化を感じない今日この頃。
好きこそものの上手なれ、てはあるけども、、
かみーゆは現状に満足せずに上をどんどん目指していっている印象を持っているので、
贔屓目も大いにあるけど、どんどん良くなっている。
この場合の良くなっている、は強くなっているわけじゃなくて、
見栄えが良くなってきている。
当然、見栄えが強さに結び付くのは絶対にあるので期待感は凄い。
結果は白川さんが勝ったけど、ちょっとセルフィッシュな印象が残っちゃったな、、
○山下実優&万喜なつみ&瑞希 vs 天満のどか&まなせゆうな&伊藤麻希
まなせさん東京女子ラストマッチ。
まなせさんは運がない人なのかな…って思っちゃってて、
器用貧乏というか優しすぎるところがあるというか、
プロレスの実力は凄いあると思うんだけど(教育マッチの多さとかね)、
自分を前に押し出す意欲というか、図々しさというか、
そういうのが空回りしちゃったのかな、と。
いつぞやのプリンセスカップの準優勝もそうだし、
さらには万喜なつみさんを怪我させてしまったのが一番かな、やっぱり。
そのタイミングでの入場曲の変更も運がなかったというか。
(あの入場曲の暗さが試合の悲劇性を高めちゃった気がしてるんだけどどうだろうか)
とにかく、しかし、なんにせよ、この試合は豪華メンバーすぎました。
豪華ゆえに、こんなところで試合している場合じゃないでしょ?みたいなメンツで、
今の東京女子って、この疫病のさなかでどうしていくんだろう?っていう背景を深読み。
まなせさん、最後のマイクはなんか自暴自棄にシャウトして終わった印象です。
性格、キャラクター、ルックス、実力、運ってプロレスって難しい。
さらにファンに好かれないといけないし。
○辰巳リカ&渡辺未詩 vs ハイパーミサヲ&中島翔子
白昼夢対享楽共鳴。
東女にタッグチームは数多あれど、享楽共鳴は凄いチーム。
「Yeah!めっちゃタッグトーナメント2018夏」準優勝チーム、
怪獣戦隊カイジュウジャーvsヒーロー戦隊パミレンジャー、改め享楽共鳴。
前シングル王者と前タッグ王者の組み合わせというのもさることながら、
プロレスに対して並々ならぬ想いをぶち込めている二人である、
中島の翔子さんとその翔子さんが「天才」と称しているパミさんのタッグって凄い。
パミさんとリカさまの関係性と自分がこの四人が大好きすぎて、
リングにそろった時にはちょっと泣きそうになりましたね、、
「プロレス is 楽しい」っていうのを強さの中で取り込むことが出来る挑戦者二人。
パミさんの天才的なストーリー運びを翔子さんが悪ノリ的に乗っかり、楽しんで、
どんどん爆発していく感じが凄かった。
自転車を持ち出した時や翔子さんの怪獣フィギュアをキャンパスにぶちまけた時はほんと震えました。
さいこうか、、と。
白昼夢の気狂いなところが中和されるほどの破壊力があったなぁ。
疫病がなければロビーにも飛び出しただろうし、
南側の中段通路まで行ってなんなら階段も落ちただろうな、、と。疫病め、、
白昼夢の薄氷の勝利で一安心。
享楽共鳴はもっとみたいなー。めちゃくちゃ面白かった。
とにかく翔子さんが超楽しそうで嬉しそうだったのがわたくしは嬉しかったです。
○坂崎ユカ vs 愛野ユキ
とにかく団体の至宝である坂崎ユカに怪我だけはさせるなよ、、という気持ちで見てましたが、
見事に怪我をさせる結果になってしまったのでおこ。激おこ。
不可抗力とはいえ、、?不可抗力といえども、、?うーん。
エプロンからのヘッドシザーズ?コルパタ?に体幹が耐え切れず、
バランスを崩してしまってユカっちが変に頭から落ちる結果になったようにみえるんだけど、
なんかそういう体幹が耐えられないっていう場面がいままでも多かった気がしてて
(まあ、いつどの試合?とかは言えないけども。まあかみーゆ戦の新技のフィニッシュもそうでしょ)、
プロレスの試合の流れも抜けたりしてきちんと出来ない、
受けも出来ないっていう選手がメイン?後楽園の?って。
「強くなった」っていうけど、まわりが強く見せてくれてるだけでしょ。
あんな「わー」って棒読みでどたばた走って、、わからない、、
この試合もユカっちが全部リードして、受けにも回ってくれて成立したんじゃなかろうか。
フィニッシュのスワンダイブファイヤーバードスプラッシュが全ての救い。
坂崎ユカの凄さ、恐ろしさ、そして怖さみたいなのが全部一瞬で大爆発して、
とんでもない選手だな、、ずーっと見ていたい選手だな、って思わさせれる説得力。
いまの東女に坂崎ユカという選手がいて本当によかったです。
それ何度もおもってますわたし。
まあとにかくおわりよければすべてよし。