月別アーカイブ: 2018年11月

まだまだやめられないですね

2018/11/25
DDT「DDT Special 2018」

○大石真翔&伊橋剛太 vs 渡瀬瑞基&上野勇希
この順位に伊橋選手がいるのはなんかすごい。
長州戦での出来事が大きかったとはいえ、
その後の頑張りをちゃんと実行して、ちゃんと評価れてたのはすごい。
上野くんからの走らせるやつの攻撃を受けて、体力的な問題点は表に出てきたけど、
それでもそれを味としてコミカルに見せられるし、
瞬間的に見せる飛び技の驚きは見ていておもしろいと思いました。
ここ最近は本戦で見てない気がするけど、
シリアスな試合に組み込まれて欲しいなぁ。
上野くんはそろそろ無双かましてもいい気がするけど、まだプッシュが来ないね…
梅ちゃんが怪我で一歩下がった印象なので、上野くんを推し出して欲しい。

○竹下幸之介 vs 甲田哲也
もう竹下くんが出てくる前からベルトの移動はわかっていて、
じゃあ、誰が出てくるんだろう…?ってところで、
竹下くんか…となりました。
グランドスラムをさせるには一旦渡さないとだもんねぇ。
…と思ったけどよく考えたらそもそもSKEに流出したのって竹下くんからだったよねぇ。
そうだったそうだった。
ご実家の焼き鳥屋さんの宣伝の名目があったのはよかった。
しかし竹下くんが持つと、他に流れにくくなっちゃうんだよなー。
その辺が不安です。

○大鷲透 vs アントーニオ本多 vs 赤井沙希
素晴らしきアントン無双。
松井さんを見ると大きくなったちんちんが萎むムーブが非常によかった。
湯たんぽはもうそのワードが出た時点でオチがわかるの爽快で気持ちがいい。
赤井さんは総選挙興行だと毎回ロメロスペシャルを極められている気がするけど気のせいかしら。
しかし赤井さんが真剣に試合を出来る相手が出てくるのはいつのことやら…
沙希様がDDT本体に来るの、いいと思うんだけどなぁ。

○高尾蒼馬&遠藤哲哉 vs 今成夢人&石井慧介
今成さんが総選挙を勝ち抜いて選抜入りするのはなかなかの痛快感がある。
そしてこのタイミングで石井ちゃんがガンプロに在籍中ってのも運だよなぁ。
試合自体は感情を表に出して試合をするのが今成さんだけだもんで、
どうしてもひとりうるさいなー、という印象が残ってしまったのが仕方がない。
声を出すのは重要なのはわかるんだけど、
実力不足を気持ちでカバーする、っていうのは露骨に伝わっちゃうのがもったいない。
それでもぽっちゃりへの膝蹴りが派手に決まった時は快感でした。よかったよかった。
元ドリフって入江くんが高尾くんさんや石井ちゃんと試合をするときは胸熱なんだけど、
高尾くんさんと石井ちゃんの一戦はなんかあまり感じるものがない。なんで。
で、高尾くんさんのフィニッシュはCIMAの技か…
何か伝えたいことがあるのかしら。ないのかしら。

○ザッカリー・ウェンツ&デズモンド・エグザビエ&トレイ・ミゲル vs 勝俣瞬馬&KUDO&樋口和貞
StrongHeartsはどういう育成手順を追っているんだろうか、と気になった試合。
悪い印象ではなく、いい印象として。
とりあえず身体の見栄え、試合中の見得の部分、
見栄えのいい大技の徹底した完成度の追及。
その前にあるはずの基礎的なムーブはベースとして必要なはずなのに、
今回のこの3人はそれがちょっと足りない気がしてしまった…気のせいかな。
確かに派手さは凄いし、独創性やなにやらは凄いんだけど、
ショーケースとしてばんばん出てくるわりには、
それを構築するためにひとつひとつにタメが出来ちゃった印象でした。
目立っちゃっただけかな。
すごいんだけどね。かっこいいし、好きだし。
各種スタナーも「おお!」ってなったし、
フィニッシュの「なんじゃそりゃ!」っていう驚きが凄かった。
試合として噛みあっていたか?は少し疑問。

○葛西純 vs MAO
葛西純とここまで試合をしたのは佐々木と勝俣の両名。
勝俣は画鋲を受けていた記憶があるけど、
佐々木はどちらかというと葛西純の受けが目立っていた記憶。
じゃー、MAOはどこまで受け切れるか?ってところに注目。
それ以上に、デスマッチアイテムとしての衣装ケースの発明が素晴らしくて、
割れる時の見栄えと音、その割には痛くないんだろうな、という安全性に加えて、
軽さをもって、あれを頭上に掲げたまま飛べる!というモバイル性能の高さに関心。
それでも随所に見せる葛西純の余裕(アイテムの位置をさりげなく調整するのとか)や、
受けの凄さはMAOはまだ敵うものではなかったのかなぁ。
ハードコアだけじゃなくて一度デスマッチまで行ったらいいのに、MAOくんや。
でも、竹串を受けたのはお見事でした。

○竹下幸之介 vs 伊藤麻希
伊藤ちゃんさんの男子相手の試合の最高峰が今のところ男色ディーノ戦で、
竹下くんが加減をしつつそれをどう越えられるか?という観かたをどうしても。
とりあえずレッスルマニア18のロックvsホーガンの観客を見回すやつは辞めて欲しかった。
あれ、ここぞというときにやるのはいいけど、何度もやりすぎなんだよな。
そして伊藤ちゃんさんの中指立てるのにいちゃもんをつけるのはいいけど、
たかがそんなことに?っていう小物感をすごく感じてしまった。
どうでもいいじゃん、中指立てるぐらい。
気に食わないんだったら鼻で笑うぐらいが上から目線でよかったんじゃないの?
コーナーへの頭突きで気合を入れる伊藤ちゃんさんに恐れおののくのもなんかなぁ。
どうしても伊藤ちゃんさんが好きで竹下くんが好きじゃないのでそういう感想になっちゃうけども。
体力差はどうしてもあったし、その気になれば一発で試合が終わるのに、
そこそこの長さに試合が出来たのは及第点。
10カウントでフィニッシュってのも伊藤ちゃんの見せ場があってよかった。
まあジャーマン出せないし…
でも、ちょっとなー、もうちょっとなー。まあ、この組み合わせだったら仕方がない…
「男色ディーノすごいな!」っていうのが結論。

○彰人 vs 男色ディーノ
なんだかんだでいつもの男色ディーノ戦でした。
お尻もいっぱい出てきたのでいいとおもいます。
ディーノの記憶喪失のストーリーはすっかりキャラ変の流れかと思ったら、
元鞘に戻ってめでたしめでたしですかね。
ちんちんぐらい出したっていいじゃないか、にんげんだもの。
どのくらい怒られたんだろうな、実際のところ。
しかしサイバーエージェント傘下になっておとなしくしないといけないのであれば、
本当に傘下になったのはマイナスでしかない。
いまのところプラスを感じない。ぷんすこ。
試合中の記憶をなくしたディーノにまこりんが腕の取りかたと返し方を教えたくだり。
あれだけわかりやすく説明が出来るまこりん先生のプロレスの上手さに納得。
すげーな。

○CIMA&エル・リンダマン vs 平田一喜&HARASHIMA
CIMAが「TOKYO GO」を聴きたくないのは、
マグナムTOKYOとの因縁のせい、ってことでいいのかしら。
で、その因縁を持って平田がCIMAと相対するってのはわかる人にはわかってよい。
わからない人にはさっぱりなんだろうな、っていうのがプロレスのいいところと悪いところ。
DDTの平田推しの立ち位置はずーっとかわらなくて、
HARASHIMAさんですら霞んでしまう、っていうのはなんかすごい。
それでもなんでもStrongHeartsの試合構築のレベルが違いすぎて接待試合だった。
これはCIMAが来てくれる限りかわらないんだろうなぁ。いいことだとはおもうけども。
マイクはちょっととっちらかったかな…
DDTの悪いところはこういう外敵が来てくれて、
教育マッチではないけども、いいところを魅せてくれて、
でもそれを今後に活かせないのがなー、っていつも思います。
もっといろんな選手がかき回してもいいんじゃなかろうか。

○佐々木大輔 vs 高梨将弘
先の両国でのイサミ戦。過去のKO-Dでのイサミ戦。
そのふたつを観て、高梨将弘という選手がすごい試合を構築できるのを知っていて。
便利屋だったりジョバーだったりのそういう役回りをしつつ、
総選挙で1位を獲って堂々とKO-D戦に挑む。
このタイミングで絶対にKO-Dを獲って欲しかった。
かたや足攻め。かたや腕攻め。
プロレスの試合が一点集中で構築される伏線のおもしろさや
(その伏線は全然回収されなかったけど)、
その流れから来る一発逆転の流れを大いに期待したんだけれども…
高梨選手が背負っていたファンと仲間たちへの気持ちが、
マサ高梨70キロ(さくらえみオマージュ)に続けて、
地獄の断頭台(KUDOさんの技)を立て続けに出した時にエモみがピークに。
タカタニックが一発でも決まればそこで勝負か決着するんじゃないか、と思ってて、
実際に決まったにも関わらず、返された時の絶望やるや。
以前よりもちょっとだけ市ヶ谷の気持ちになっているので、
余計に高梨選手を応援する気持ちがはっきりとしていたし、
ユニットは酒呑童子に全部投票しているので、
酒呑童子代表としても勝って欲しかった。
だいぶショック…

惚れたぜharajuku

2018/11/24
東京女子プロレス「HOW DO YOU LIKE NARIMASU?」

○坂崎ユカ vs 原宿ぽむ
原宿ぽむデビュー戦。ぽむさん、めっちゃ可愛い…好き…
猫さんの時も思ったけど、
猫さんと翔子さん、ポムさんとユカっち。
ここの2組はバディを組んで育成している気がする。
たぶんマンツーマンに近い形で練習しているんだろうなぁ。
他の練習生は誰と組んでるの?ってのはさっぱりわからないけど。
そういう意味で試合のスタイルがユカっちのそれに近いものがあった。
元々の運動神経はユカっちには及ばないけども…
それでも人工衛星ヘッドシザーズ的な技は(相手を選ぶけど)派手でかっこいいし、
相手を踏み台にしてのレッグドロップももうちょっと見得をつけたら躍動感出てきそうだし、、
コーナーにかけつけて地味に脛を蹴り上げるのとかめっかわだしでぐっときました。
試合時間がちょっと長すぎて中だるみしちゃったのは、
あれはユカっち師匠のデビュー戦故の優しさでもあるし、詰め込みすぎでもあった。
この先にめっちゃ期待したい。
あとおチェキの対応がよくてもうほんと好き。推したい。
でも、これ以上の推し増しは厳しい…

○まなせゆうな vs 猫はるな
まなせさんによる猫さん教育マッチ。
安心のまなせゆうなさん。
どこかふりきってしまったまなせさんの試合は楽しくて好きだけど、
いつぞやのタイトルマッチで見せたように、
本当はベルト戦線に食い込んでもいいぐらいの上手さと強さなんだよなぁ。
その辺がこういう教育マッチをまかされているというのは、
しかたがないとはいえ、ちょっともったいない気がしちゃう。
猫さんはスピードで圧倒するしか今のところ手がないので、
表現力が乏しいのがもったいない…でも、動きはいいので期待してます。

○瑞希 vs ヒナノ vs 天満のどか
問題児ヒナノさんのお世話をしなければいけないおふたり。
もう嘘泣きが基本になっちゃったのがなぁ。
天満さまのおだてられて調子に乗る感じとか、
みずぴょんすのまわりのどたばたに巻き込まれて受難を受けまくるのとか、
それぞれの個性が十分に発揮されていたのはすばらしさだった。
こういう試合でのみずぴょんすの怖さというか、エグさというか、
そういう自分が好きな黒い部分がたくさんみられてうれしい気持ち。
いつぞやのタッグ戦でユカっちが、
「アプガプはアイドルもプロレスも頑張ってる!」って言ってはいたけども、
ヒナノさんはそこんとこどうなんだろう?って疑念が消えません。
あと自撮りが怖い。加工しすぎてホラー。

○才木玲佳&ラク&白川未奈 vs 上福ゆき&ハイパーミサヲ&ミウ
白川さんを見ていると、プロレスが好きでプロレスをたくさん研究して、
そんで表現力さえ身についていたらそこそこの見栄えになって、
プロレス的なレベルが高くなる、ってのがよくわかる感じ。
でも、新人がデビューしてきている中、
応援したい!って気持ちにならないのは業界人オーラのせいかしら。
それは自分のアレルギーの問題なんだけども。
才木さんはもう見ていて安心感が凄い。というか凄い。強い。
かみーゆは相変わらず最高だった。
白川さんのリングインの真似をしたがるくだりがおもしろすぎた。
この試合ではほぼほぼ技を受けまくっていたのがかみーゆだったので、
そういう役回りを任されるのって信頼されつつある、って意味だと思うの。
そして初披露のブレーンバスターは磨いたらめちゃくちゃ有効な技になると思いました。
ドロップキック、ビッグブーツ、フェイマサー、ブレーンバスター。いいとおもいます。
ラクさんはMAXときをカウンターで出したのはよかった。
おやすみエクスプレスといい、MAXときといい、技のバリエーションがほぼ無限なのはよい。
ミウさんの「かっとばしていくぞー!」は好きだけど、
相手が単独じゃなくて複数(6人タッグ戦だったら相手チーム全部。なんなら味方も)を、
次々にぶん投げてミウさん以外ぶっ倒れてるとかが(この前の蕨がそれで)楽しそう。
ミウさんには真面目さ故の狂気あるよね、ちょっとだけ。

○難波小百合 vs 辰巳リカ
難波小百合許すまじ。
ベルトがリカさまのライブでのエアギターとしての役目を果たした後、
王座移動劇発生。軽い殴打事件。
セコンド陣が謀反を起こしてベルト移動は予想していたけど、
リングアナは盲点だった。いま思えば納得だけども。
ライブ後にリングインするタイミングで落ち着きがなかったので怪しすぎて面白かった。
そして難波ちゃん、ホントいい顔をする。

○中島翔子 vs 優宇
この試合は優宇さんに対する嫌な気持ちがなければ、
本当に翔子さんを応援したい試合だった。
翔子さんは誰とでもこういう試合をつくれる。
テクニックの素晴らしさ、スピード感が落ちない体力、アイディア等々、
中島翔子というレスラーの今あるものが見られてよかった。
勝てなかったのは本当に悔しい。
翔子さんがフルスイングするときって謎のエモさがあるのが本当に好き。
こっちがメインでよかった。
そうなると新宿でのゆさんの卒業試合が霞むけどそんなのどうでもよくて。

○伊藤麻希&愛野ユキ vs ヒカリ&山下実優
正直な話、ちょっとイッテンヨンが心配にはなってくる印象。
伊藤ちゃんさんの気持ちが全面に出てくるプロレスはすごい好きだけど、
じゃあ、イッテンヨンのメイン級の試合が見せられるか?というのは、
本当に大きな課題として伊藤ちゃんにのしかかってくると思う。
パッケージされたムーブのひとつひとつの技のスムーズさに欠けるのがなー。
腹に頭突きを入れるあたりの。
トップロープからのダイブもまだちょっと怖い。
実際、首をちょっと痛めていた気がする…気のせいかな。
それにしても、試合後のマイクで、
「どん底をみた人間は強い(意訳)」からの、
愛野ユキちゃーんに「おまえもだぞ!」とそれを振ったにもかかわらず、
当のユキちゃーんはぽかーんとしていたのはがっかり。
上をみてないのかな。現状で満足してるんだろうか。
ヒナノさんとユキちゃーんが本当に心配なんだぜ。

○甲田哲也 vs 難波小百合
そして最後の最後でアイアンマン王座移動。
SKEからはじまって伊藤ちゃんにベルトが流れてきて、
東女でいい感じにまわったんじゃないでしょうか。
主戦級じゃなくて休場中→リングアナっていうのはアイアンマンらしかった。
これで翌日の後楽園でDDTにベルトが戻ると思うけど、
うまいことアイアンマンをまわして欲しいと思う今日この頃です。
とりあえず甲田哲也許すまじ。

しかしこの大会は大会としては弱かった印象。
セミがよすぎてメインが霞んじゃったかな。
とりあえずは原宿ぽむさんさいこう、っていう気持ちです。

バッティングセンターでガッツいれて

2018/11/18
東京女子プロレス「プレ東京女子プロレス。1」

○辰巳リカ vs 山下実優
リカさまがアイアンマンヘビーメタル級第1334代王者さまだぞ!
ベルトの種類はどうあれ、リカさまの初めてのシングルのベルト!
うれしい!
アイアンマンは防衛戦を繰り返すのがおもしろいので、
リカさまならなんか面白い感じにまわしてくれそうな気がする!
休場中ってのをいい方向に利用して、
セコンド業の合間にばしばし防衛して行って欲しい気持ち。
練習生にもチャンスはある!
獲られたくないけども!

○優宇 vs 猫はるな
猫さん初見です。
鈴がリンリン鳴るの可愛い。
ラクさんぐらいの声の大きさというかテンションな印象なので、
試合内容で魅せないといけないのは短所かなぁ。
それでもデビューして間もないとは思えないぐらい動けていた気が。
まずはスタミナとかなのかしら。それと受け身。

○ヒカリ vs ラク
この試合、ちょっと驚いた。
序盤がグラウンドの攻防で、アプガプのプロレスにはいままでなかったやつ。
おおー。成長してる!
東女の見ていて気持ちがいいところは、
選手の成長がはっきり見て取れる瞬間にすぱっと気持ちがアガる感覚。
ヒカリさんは安定してきているけど、
ラクさんも安定してきた気がします。
安定というか、いい意味でも悪い意味でもなんか固まってきた感じ。
おやすみなさいシリーズが増えてるのは楽しい。
アプガプは新衣装、新リングネームをきっかけにハネるといいなぁ。

○ミル・ノドカラス&ユキカラス vs ハイパーヒナノ&ハイパーミサヲ
やー。さいこう。
パミさんとノドカラスさんの世界観が合わさるとえらいことになる。さいこう。
弁当の食べ過ぎて欠場→かわりにメキシコから謎のマスクマンが来日、
っていう流れが見事にDDTのそれで伝統芸能ってあるんだなぁ、って思いました。
そのマスクがおそらくTK氏のメキシコ土産っていうのがだいぶミラクル。
ルチャとか全然出来てないのがさいこうでした。
619をロープに激突して失敗するのとか美しすぎた。
あとちっちゃいおじさんって呼ばれてるのがおもしろすぎる。わかる。
そしてパミさんの十八番であるマスク剥ぎにあって反則勝ち、って流れが、
全員がマスクマンだもんで全員のマスクがシャッフルされるのよかった。
見飽きたものがバージョンアップして見せられるのは美しさあった。
文化系プロレスのツートップがもしかしたらパミさんと天満さまかもしれない。
あと天満さま、むっちりした?いいとおもいます。

○坂崎ユカ vs まなせゆうな
ユカっちが魔法の国で修行して帰ってきて戦闘タイプに進化していたんだけど、
こういうコミカルな試合形式は久しぶり?そうでもない?
いつぞやの下北沢での早食いマッチにも似た雰囲気の借り物マッチ。
まなせさんの汎用性の高さというか、大人の余裕というか、
それに加えてここ最近のハジケっぷりが相まって面白い試合でした。
靴下のソッコ。ハロプログッズでのTKの乱心。
メガネでの葛西純リスペクトのパールハーバースプラッシュ未遂。
パイプ椅子での椅子チャンバラ。
そしてホウキでの正調魔法少女スプラッシュ
(からのホウキが折れたくだりに至るミラクルも含めて)。
あー、むかしのユカっちはこういう選手だったな、っていう懐かしみと、
いまのたくましさみたいな心強さというか頼もしさというか、
そういうのが誇らしく思える一戦でした。
いいもん見た感。
あと大会終了後に翔太さんが折ってしまったホウキのかわりに、
弁償用の新しいホウキを買って来ていたのがおもしろかったです。
ユカっち、前にも商店街の備品壊して弁償してたよね…
あれはミルクラウンか。

○山下実優&瑞希 vs ミウ&中島翔子
難波ちゃんがコールで山下さんを既に失ったアイアンマン王者と紹介しそうになったの最高だった。
そのあとのみずぴょんすの黒さよ。
この試合ではミウさんがこのメンツの中で安心して自由に動けていた印象。
既存の「よっしゃー!」に加えて、
天を指さして「かっとばしていくぞー!」と叫んだあとに、
ロープにぶん投げてばしんばしんダブルチョップを打ち込んでいくのは、
なんかスクランブル感というか事件な感じがして狂気があって好き。
もう味方も関係なくぶんなげちゃえばいいのに。
リングにカオスをおこしてこ。
ダブルチョップはスタナーに近くて、
受け側の技術が問われるので、
やっぱりタイトル戦の時のユカっちが素晴らしかったし、
山下さんもみずぴょんすも素晴らしいふっ飛びぶりでありました。
受け手の技術に頼らなくても試合が作れると本当の成長なんだろうなぁ。
試合後のマイクで山下さんがみずぴょんすと同い年というのを言って、
なんか仲良しアピールでマウントを取ろうとしてきたのはイラっとしました。
場内は「お、おう…」ってなってたけど。

卒業式で泣かないと

2018/11/4
誰でも女子プロレス「EXTRA3」

ダレジョ三回目。大盛況。
大きな動きとしては、
ダレジョメンの中で本気でプロレスラーを目指していたはるかさんの卒業の大会であること。
メイちゃんという前例はあるけど、
メイちゃんの場合はガトム入りしてるので、
その後もダレジョに参加しているのとはちょっと異なって、
これから自分の決めた団体の入団テストを受けて、夢に向かって走る、と。
そのケジメでしっかりダレジョを卒業するのはえらいと思いました。
どこの団体なのかは合格したらわかるのかな。
いける団体なのであれば応援に行きたい気持ち。
欲を言えば我闘雲舞で観たかった!
で、
第一回でさくらさんがおっしゃっていた「これはプロレスにあらず」という言葉とは裏腹に、
しっかりプロレスだった印象でした。
6試合あってそのうち3試合がメイちゃんとはるかさんが絡んでて
(あと杏ちゃむさんか。彼女もプロですものね)、
それがあってのそういう印象だったのかもしれませんが、
純正ダレジョメン同士の戦いでもちゃんとした形になっていたので、
おー。すごい!ってなりました。
初参戦はひとりだけだったもんで、みなさんのキャラも立ってきてるし、
動きもよくなって来ているのがはっきりわかったりして、
普通に団体としての興行を観ている気持ち。
それは確かにいいことでもあるし、
ダレジョの「誰でも」という特性を活かすのは、
初参戦というフレッシュさがどんどこ出てくるのも楽しいのかも?と思います。
そのためには参加者が増えないといけないのかー。
ダレジョを広める作戦を考えないとなのか。
初老をすぎたおっさんからしてみると、
(年齢ばらばらとはいえ)女性たちのきゃっきゃしているのをみるという、
なんとも言い難い行為ではあるのだけれども(女子プロレス全部そうか)、
文化祭みたいな楽しさあるので、ダレジョも出来る限り皆勤したいです。
あと男子の体操教室の2回目もはやくー。

やっと会えたね

2018/11/4
東京女子プロレス「東京女子プロレス誕生5周年記念新木場ツアー2018秋 Two」

○ハイパーミサヲ vs 上福ゆき vs 愛野ユキ
YUKI of YUKI選手権が開催されましたが、
確かにゆきとユキでかぶってるなー、とは思ってました!
どちらも妹気質ですし。
そしてまさかのミサヲが苗字だったとはねぇ…びっくりですよ。
かみーゆとパミさんがおしゃべりをして話を作って、
ユキちゃーんはそれにあわあわと振り回されている感じの試合。
かみーゆは騙されやすいトコロあるから、
簡単に人を信じたら駄目だぞ!って思いました。
ブレーンバスターやってみたい!ってのはよかった。
実際に出来るようになったら高さもあるし見栄えが凄そう。

○中島翔子&伊藤麻希 vs 白川未奈&才木玲佳
白川さんの東女初参戦試合。
ちゃんとプロレスの動きになっているし、
流石の芸能人様なので魅せ方が上手いというか、
わかりやすくプロレスになっているのに感心しました。
最後のノーザンライト受けが気になったけど、まあデビューしてまもないと思うので追々。
でも、芸能人様なので応援するにはよっぽどのことがないとないかなー。
大会後にギョーカイ人的なみなさまと焼き肉を食べながら煙草を吸ったりしてるのを見るとがっかり。
三禁が撤廃されたとはいえさー。イメージめっちゃ悪いよね。
そういうプロのかたはご遠慮くださいなー、みたいな気持ちでいっぱい。
おっぱいとかそういうのいらない。東女にはもっとかわいい子も綺麗な子もいますし。
客層も悪くなるのも本当に嫌だ。あれ、この人きらいだな…まあ、それはそれで。
この試合、伊藤ちゃんさんがアイアンマンを持っていて、
そのベルトがつまらなく剥がされるんじゃないかとひやひやしてました。
翔子さん、才木さんは安定感が凄くて安心なんだけど、
安定しちゃうとおもしろくなくなるのがプロレスの難しいところ…
どっちも好きな選手だし、毎試合おもしろいんだけどもね。

○中島翔子 vs 伊藤麻希
中島翔子がアイアンマンヘビーメタル級第1331代王者様だぞ!
試合後に伊藤ちゃんは無事にベルトを守れた…という安堵感があったあとに、
背後から狙っている翔子さんを観て、とんでもない興奮をおぼえましたね!
どんなベルトとはいえ、シングル初戴冠なのでうれしい気持ち。

○ヒカリ&山下実優&ミウ vs ヒナノ&坂崎ユカ&瑞希
マジラビが凄すぎて試合の印象がマジラビになっちゃうのすごい。
みらクりあんずの時の坂崎中島組の連携っていうのは、
練習に裏打ちされた緻密な連携プレイだったんだけど、
マジラビのふたりはお互いのセンスが共鳴して、
ナチュラルに息が合っている印象がしてすごい。
シンクロ率が異常なんだよなー。一心同体というか。
可愛さの中にふたりとも狂気があるっていうのも最高ポイント。
このメンツの中ではちょっと山下さんが孤立してしまう感覚。
そもそも山下さんはパートナー的なものがいない一匹狼感はある。
エースだからいいのかな。
アプガプはヒナノさんが本当に誰かを怪我させそうで怖い。
出来ることを確実に出来るようにして欲しい。
嘘泣きはヒナノさんだけじゃなくて、
他のみんなが乗っかってきているから救われている。
で、アプガプのプロレス出来る二人がタッグでタイトル挑戦。
まだ早いことは誰の目からも明らかだけど、
タッグ戦線になんらかの動きがあったほうがおもしろいことにはかわりはないので、
さー、どんだけ出来るかみせてもらいましょうか!という気持ち。

○優宇&天満のどか vs ラク&まなせゆうな
この試合のおやすみエクスプレス大喜利は、
まなせさんの母性あふれる天満さま寝かしつけムーブがあってよかったです。
まなせさんが個性をどんどこ出していくのは楽しいのでもっと好き勝手にやって欲しい。
ただ、そういう頑張っている選手を評価してくれる団体であって欲しいなと思う次第。

○伊藤麻希 vs 上福ゆき vs 中島翔子 vs 才木玲佳 vs ヒカリ vs ミウ vs 坂崎ユカ vs 瑞希 vs まなせゆうな vs ハイパーミサヲ vs 愛野ユキ vs 天満のどか
伊藤ちゃんさんがイッテンヨンのメイン!すごい!
そりゃね、技術的にはまだまだだとは思うし、
普通に考えて山下さんの強さに太刀打ちできるとは思えない。
けれども伊藤ちゃんの熱量は既に山下さんを凌駕していると感じるので、
どっちが勝つとは自分では読めない。
むしろ、伊藤ちゃんさんが勝てると思ってるし、信じてる。
山下さんの「お前、すげーな」って一言でなんか確信できる。
あと伊藤ちゃんさんのベルトの似合い方が異常。めっちゃいい顔してるし。
試合の話。
予想と希望では中島翔子の優勝でイッテンヨンにてタイトル挑戦!だったのだけれども、
たぶん誰の頭の中にもそれがあって伊藤vs中島のマッチアップになった時に、
「これは勝った!」と思ってしまった。
ただ、先の試合でアイアンマンを戴冠した時に「おや?」っていう疑念もあって、
もしかして伊藤ちゃんさんが行くのでは?と頭の中にぼんやりあったのも事実。
翔子さんは努力もめっちゃしてるし実力もトップクラスレベルにあるのに、
報われないというか、タイトルに恵まれないというか。
山下さんにだって決して劣ってなんてないし、プロレスだって面白いのに。
どうしてこういう結果になるんだろう。かわいそすぎる。
翔子さんがイッテンヨンのメインに立ったほうが、
自分の熱量は高かったのはずなで悲しい。
もう一つの対抗馬としてマジラビのどちらかというのはあったんだけど、
ベルト持ってるからないのは読めてしまったけど…
みずぴょんすがかなり本気でイッテンヨンメインを狙ってきていたのは感じていて、
落とされたときの「やだー!!!」っていう叫びがもう耳にこびりついちゃって大変。
時間差入場ではあるけどマジラビが揃った時に、
連携が見事すぎて同時に落とされたのは皮肉。
そしてその落ちるきっかけを作った(ロープをぶんぶんした)のが伊藤ちゃんさんってのもさらに皮肉。
マジラビとみらクりと伊藤リスペクト軍団の関係性みたいなのが、
共闘関係にはありそうだけど、
本当のところ、意識しあってけん制し合って不思議な非バランス状態なのが面白い感じ。
ユカっちとみずぴょんすのパートナー同士の決戦でもあったし(かみーゆは置いといて)。
かみーゆの突然の登場は大事件だった。
中島伊藤のふたりの対戦に夢中になったのと、
アイアンマンが移動してしまったので気を抜いていたところにかみーゆの登場。
ちょっとかっこよすぎたな…テンションだだあがりでした。
前日に「仁義なき伊藤会」というトークショーがあって、
伊藤ちゃんさん、みずぴょん、かみーゆの3人の関係性が垣間見れたんだけど、
あんなに仲良く言いたいことを言い合っていたのに、
そこで争うんだ…?っていう謎のエモさがあった。
トークショーに行ったものの特権みたいなおまけみたいな感覚。
ブックとしては最高のストーリーだった。やー、すごかった。
とにかくいま東女は伊藤ちゃんとマジラビで回っているんだな、って思いました。
伊藤ちゃんに対してみんな思うところあるんだろうけど、
自分はこのストーリーに目いっぱい乗っかれているし、楽しめている自信がある。
東女は本当にすごいなぁ。

もうひとつのトピックとしては休憩明けの辰巳リカさまのライブがあって。
リカさまの休場中に自分が東女に感じている物足りなさみたいなものがはっきり。
リング上を走ったりコーナーに登ったりしている姿を観て、
尊さを感じてしまうし、同時にさみしさもあるし、
慌てて欲しくはないけど、早く帰ってきて欲しい気持ちもどかんとあります。
そういうのむずかしいよなぁ…
変にプレッシャーというか気負いというかをかけたくない。
マイペースで帰ってきて欲しいデス。