2020/7/12
東京女子プロレス「TOKYO JOSHI 2020 Summer~TJPW IS 『 』~」
〇万喜なつみ vs 汐凛セナ
今回も万喜さん試練の回(のような気がしてきた)。
若手にひたすら蹴りをいれて、エルボーを何度も受けるおなじみの展開。
相手の気持ちの強さを引き出すような煽り方をするにはするんだけど、
ただ突き放すだけな気がして、
プロレス的なよさは引き出されていない気がするのよねぇ。
「汐凛さん、よく耐えた、、がんばった、、」みたいな同情票は集まるけども。
かつてはこういう役回りをまなせさんがやっていたんだけど、
それが万喜さんに割り当たっている。
そして(個人的には)独りよがりで終わっている印象です。
見ているお客さんもいまいち盛り上がれないんだよ。ひどすぎて。
本筋に絡んで欲しいな。IPベルト待ちなのかな。
〇伊藤麻希 vs 猫はるな vs 鈴芽
3WAYマッチだいすきおじさん、この試合も当然だいすき。
伊藤ちゃんさんが相手を格下に見てやる気をなくして、ふたりで戦わせ、
「勝った方と相手してやんよ!」とトップコーナーに寝そべり宣言。
木曽さんが「それだと試合終わっちゃいますけど、、」の指摘に、
しばらく不思議そうな顔をしていたのよかった。
鈴芽さんの気の強さがちらちら見える流れとか、
猫さんもいつもより表情が豊かだったし、動きもよかった。
これって結局は伊藤ちゃんさんがふたりの良さを引き出した、ってことなのよなぁ。
傍若無人にふるまって、まわりに当たり散らして、
その結果、反撃を一気に受けて、耐えて勝つ。
試合構築能力、、というか自分の世界を作って引き込む力はすごい。
いいレスラーになったなぁ。
〇上福ゆき&白川未奈 vs 原宿ぽむ&山下実優
かみーゆは前回の挑戦者決定戦を経て、なんとも一気にかっこよくなった気がする。
言動や雰囲気から誤解されがちだけど、
ちゃんと努力してるのは伝わってきてるし(某選手ががんばってるって褒めてた)、
元々の見た目+プロレス的な動き(つまりはバンプ)がしっかりと大きくて、
見える情報量が凄い。
ドロップキック、ビッグブーツ、フェイマサーと武器がはっきりしてて、
特にドロップキックはプロレス界でもトップクラスな気がしてる。
あれは真似したい。
この試合は4人が4人とも個が強くて、どの人を見てても楽しかった。
そういう個性は集団の集まりみたいなのが東京女子のいいところよねぇ。
白川さんが自分への怒りなのかかみーゆへの嫉妬なのかわからないけど、
後楽園でシングルを組む流れになってちょっと面白い展開。
白川さんも立ち位置がいまのところ謎よねぇ。ふむ。
〇まなせゆうな&乃蒼ヒカリ vs らく&渡辺未詩
前回、タッグタイトルマッチがあって、
そこまでの長い間に前哨戦が山ほどあったので、
らくさんと渡辺さんがチームを組んだのを見て、
やっとこの前のタイトルマッチの最後の余韻が収まった気持ちがしました。
東女ってタッグチームはあるけど、
がっちりしたユニットっていうわけではないので(美威獅鬼軍除く)、
ある程度の抗争が終わったら何もなかったかのようにタッグを組んだりする。
いいのか悪いかは別として。
まなせさんが東女卒業ということで、
たぶん試合後の「自分はアイドルになりたかった」という流れでアプガプに加入したのがハイライト。
本当のところはわからないけど、まなせさんはアプガプのコーチ的に面倒をみていたんだろうなぁ。
アッパーキック前の自己紹介で「まままままなせです」って名乗ったの、
ぴぴぴぴぴなのへのメッセージになっていたのは、
ここまでのまなせさんのいろんな背景や想いが伝わってきて、
曲の途中でおじさんはちょっと泣きそうになりました。
〇ハイパーミサヲ&中島翔子 vs 桐生真弥&辰巳リカ
後楽園でのタッグタイトル前哨戦。
、、の前に、桐生辰巳組って自分の中でちょっとうれしいタッグで。
桐生さんのちょっと頭のネジの形がおかしいのとか、
リカさまと波長がめちゃくちゃ合わなそうだけど共鳴しそうで、
ふたりが遭遇するのを期待してました。
なんなら白昼夢を3人でやってほしいぐらい。
まあ、それはそれで。
途中のセコンドについていた渡辺さんが巻き込まれて、
リカさまと養生テープでぐるぐるに巻き付けられたまま無理矢理リングインして、
ふたりして暴れまわるのが最高に白昼夢だった。
パミ翔組が養生テープのくだりはあるけど、
真っ当な試合展開に持ち込んできて、
どちゃどちゃした試合構成を作りこんできたのはすごい。
めちゃくちゃおもしろい。
後楽園はどれだけ場外乱闘が出来るのかは未知数だけど、
これはロビーまで出る展開あるなぁ、、さいこうだな。
〇坂崎ユカ&瑞希 vs 舞海魅星&愛野ユキ
わたし、おこです。
たぶんユカっちもおこです。その辺はしらんけど。
コーナーにいるユカっちにタックルに行くんだけど逆に身体を捌かれて、
そのままトップロープを超えてエプロンへ。
エプロンでなんやかやあって、コーナーに登って飛び込んで攻撃、、
だったんだろうけど、
身体が重すぎてロープを超えて外に出られなかった。
そこからもうぐだぐだじゃんか。
ユカっちもおこじゃんか。
無理矢理外に出したけど、そこからコーナーに登って飛び込むって超不自然じゃん。
お客さんも馬鹿じゃないからわかってると思うんだけどなぁ。
優しいから「あー」って雰囲気も控えめだったけども。
なんかそういうところがなあ。
なんなら舞海さんのほうが動きとかも気持ちの出し方もよっぽどよかったし、
舞海さんが挑戦してくれた方がはっきりとしたチャレンジマッチになるので、
応援のしがいがめちゃくちゃあったけどな。
いわんやかみーゆをや。
とにかくタイトルマッチは期待しないで、ユカっちが怪我しなかったら御の字ってことで。
あとみずぴょんすの可愛さがエグい。なんかおっかない、、