月別アーカイブ: 2017年12月

ありのままをみなさい

2017/12/31
アイスリボン「RIBBONMANIA2017」

○藤本つかさ vs つくし
アイスリボン初めて。
だもんで、ここの選手の詳しいことはわかりませんが、
要は犯罪に手を染めた選手が反省したということで復帰した試合ってことでオケかな。
正直なところつっかさんを見てみたかったので、
第一試合ってのは物足りないぜ…って思ってたけど、
このつくしさんという悪い人は強い選手ってことでいいんだろうか。
なかなか見応えのある試合でした。
つくしさんは反省している間は練習とかはしてたんだろうか。
それ(練習にも参加できない)も含めての反省だったんだろうか。
まあ、こちらが気にすることでもないのか、な。

○トトロさつき&華蓮DATE&ジュリア vs 華DATE&星いぶき&マンモス稲子
今回はこのマンモス稲子のデビュー戦を見に来たようなものでして。
元々のお芝居「チョップギロチン垂直落下」がとにかく最高で、
その劇中の役であるマンモス稲子が現実にプロレスをする、というお話。
お芝居の練習でアイスリボンが協力していたということなんだけど、
マンモス稲子の中の人はこの日に向けてわりとがっちり練習したんだろうなぁ。
タイトルにもある「チョップギロチン垂直落下」という技も、
きっちりやらせてもらっていたのはなかなかぐっとくるものがありました。
あと舞が身を挺して稲子を守る…みたいなシーンも再現されていたのも胸熱。
役者さんなのでプロレス映えはすごいするよなぁ。
最終的にはマスクを剥がされてうらじぬのさんがリングに現れたっていうのは、
プロレスがお芝居じゃなくて現実のものだよ、っていうのを表していたようで、
今後のうらじさんの継続参戦に期待しちゃう…けど、どうなんだろうね。

○松屋うの&星ハム子&宮城もち vs 雪妃真矢&真琴&テキーラ沙弥
真琴さんは御身体のほうはもう大丈夫なのかしら…
雪妃さんも見てみたかったのでうれしみある。
松屋さんは元気いっぱいでいいとおもいました!(小並感

○中島安里紗 vs 藤田あかね
中島さんの入場曲がどトランスでよかった。
そして藤田あかねさんが容姿的に好きのど真ん中でヤバい。
団体を初めてみる時の弱点なんだけど、
ストーリーが追えてないのでこの二人の因縁までつかめてなかった。
勉強します…

○鈴木秀樹 vs 松本都
やー、ひどい試合!(褒
こんなの当然体格差あるし面白試合になるに決まってる!
試合前の鈴木秀樹による「松本都の手紙」の存在が謎のまま終わったのすごい。
松本都の世界観はなかなかツボにはまるので超気になる存在だなぁ…

○尾﨑妹加&弓李 vs 安納サオリ&本間多恵
安納サオリさんを見てみたかったのでうれしい。お綺麗…
これも尾﨑さんを巡るストーリーがある模様。ふむ。
弓李さんが元気いっぱいでよかったです。
そして安納さんが負けた…負けるんだ…?ってなりました。
あとPOPってもう一本あったのね。名前かぶりじゃんか。

○直 DATE vs 長崎まる子
欠場プロレスや的場プロレスのイメージしかなかった長崎まる子さん。
ちゃんとプロレスみるのは初めて…というかお強いのね、まる子さん。
このDATEと名前のついている人たちはなんなんだろう…と知識不足なところがあって、
インドの…?古武術…?まあ、なんか総合経由の方たちみたい。なるほど。
まる子さんが思っていた以上にスピーディーに動いていいレスラー!
が、直DATEさんが優勝しました。ふむふむ。

○柊くるみ vs 世羅りさ
アイスリボンで一番見てみたかったレスラーが世羅りささんで、
理由というかそういうのは例のデスマッチの記事を見て気になったため。
対する柊くるみさんは19歳とのこと。
デビューが10歳らしいので9年目…まじか…
年齢とか関係なく貫録があって納得の試合でした。
世羅さんは一年ずーっとベルトを持っていたらしく、
世代交代の意味もあったのかしら。
アイスリボンは若いのにキャリアを重ねている選手も多くて、
まだまだどんどん動ける選手もいるし、
トップのサイクルが早そうなのは追いかけたら楽しいかも。

そんな感じの初めてのアイスリボンでしたが、
見たくて応援してみようかな…って選手が全部負けた!w
(マンモス稲子、真琴、藤田あかね、安納サオリ、長崎まる子、世羅りさ)
まあタイミングの問題ではあるんだろうけど、
そういうのがおもしろかったりする。
たぶん後楽園は年に数度のビッグマッチだろうから、
蕨の通常興行(?)も見てみたいなー、と思いました。
が、蕨は行きづらいのだよ…

さよなら、カリスマ

2017/12/30
DDT「DAMNATION不法集会vol.2」

○HARASHIMA vs 植木嵩行 vs 関根龍一 vs 赤井沙希 vs 上野勇希 vs 大家健 vs 高尾蒼馬 vs マンマンカイカインド
コスチュームチェンジマッチということで出オチがメイン。
惜しむらくは本来出場するはずだった伊橋がインフルで欠場してしまったこと。
この試合が組まれた時点で、ポイントとなるはずだった伊橋さん。
HARASHIMAさんが伊橋コスで出てくることと、
赤井沙希へのセクハラ要員であったことがポイントだったのかも。
ただ代役の植木が伊橋以上の汚れっぷりで最高だった。
あとは赤井沙希のバッコミ入場がぐっときました。
何を着てもお綺麗。

○ワンチューロ&ディック東郷 vs コルト・カバナ&アントーニオ本多
ディック東郷とカバナのマッチアップが見応えあった。
こういう本当にプロレスの上手い人同士の本気の試合が見てみたい。
カバナのおもしろプロレスのスタイルも好きだけれども。
ディエゴじゃなくてワンチューロで出てきたのがキモかな。
ちゃんとおひげも剃っててえらいなー、と思いました。

○ディック東郷 vs ワンチューロ
で、やっぱりアイアンマンが動いた。
さすがにチリに持って帰っちゃうのは駄目だったよね。
アメリカとかなら著名な選手で回せたけど、
チリだと知名度がなくて駄目だったか。

○坂口征夫&KUDO&高梨将弘 vs マッド・ポーリー&マッド・ポーリー&マッド・ポーリー
赤ポーリー紫ポーリー黄ポーリー。
赤ポーリーは読めたけど黄ポーリーは想像してなかった…!
(よーく考えたら夜が大日ってことで気がつけたのかもだけど。植木も来たし)
この試合も結果としては出オチだけれども、おもしろかったなー。
わちゃわちゃした試合はなんかめでたくて好き。

○コルト・カバナ vs ディック東郷
で、どさくさでアイアンマンが動いた…
カバナっていつまで日本にいるんだっけね。
ジョーイの時みたいにアメリカに持ち帰っていろいろ回して欲しい。
アイアンマンの本来の使い方が外部のレスラーのほうが知っているってどうかしてるけど。

○諏訪魔&石川修司 vs バラモンシュウ&バラモンケイ
やー、お祭り騒ぎだった。
バラモンがあそこまでぼこぼこにされるのってあまり見たことない気がする。
諏訪魔がどれくらいバラモンにからめるか?ってのがポイントだったと思うんだけど、
墨汁を浴びるのはまだしも、墨汁を噴くとはおもわなんだ…
石川修司は全日が忙しくてなかなか出られないかもだけど、
好きなレスラーなのでもっと参戦して欲しいなぁ。
こういうプロレスが出来る強い選手っていまのDDTには貴重な存在。
貴重な存在ってフリーの選手だけれども…
DDT内部におもしろい選手がいないのは問題だよなぁ。よく考えたら。

○遠藤哲哉&竹田誠志 vs 竹下幸之介&田中将斗
遠藤と竹下をぶつけたぞ!っていうことなんだろうけど、
竹田と田中将斗が無駄遣い。申し訳ない。
もう竹下のプロレスが全く伝わってこないのは致命的。
なにが原因なんだろうね…
蹴りが当たったときに太腿をぱちーん!って叩くやつさ、
あれがあからさますぎて興ざめなんだよなぁ。今回は特にひどかった。
そして試合中に観客に手拍子を求めるやつがあると思うんだけど、
ただ一度だけ大きくマットを叩くだけで、
こっちが気を使って手拍子をしてあげてる気分になるんだよな…
これだったら竹下と田中将斗をぶつけたほうがおもしろかったな。
まったく印象に残らないあとにも続かない凡戦に思えました。

○宮本裕向 vs 佐々木大輔
3本勝負って久しぶりに見た気がする。
この形式の難しいところは、
後々のために体力を保存するテイで前半の勝負があっさりつくところ。
1本目とか「えっ?」ってタイミングで終わったりする。
勝負に勝つための作戦といわれたらそれまでだけれども。
エクストリーム級でハードコアマッチが続いて、
今回突然の宮本裕向。
結局外部に頼ったか…という気持ちに。
や、宮本裕向好きだけれども。DDT的にどうなの?という。
でもこの先は多少は新鮮な感じになるんだろうか。
エクストリームなおもしろ試合形式がみたいなぁ。

愉快なおじさんたちの沈没船

2017/12/28
プロレスリングアルカディア「革命再点火」

○タコヤキーダー vs 丸山敦
12/24~12/29限定で存在するプロレス団体、アルカディア。
その沈没前の興行に乗船してみました。
正直なところ、他の日がくいしんぼう仮面だとか翔太だとかヤスウラノだとか、
おもしろレスラーが参戦する中、この日はタコヤキーダーのみ。
メンバー的には弱いかな?って思ったけれども丸山先生ならなんとかしてくれる!と。
正直タコさんは初見だったんだけどこれがなかなかいい当たり回だった。
丸山先生のタコヤキーダーへの愛が詰まってた…
内容はまあ文章じゃ説明できないんだけれども、
大阪プロレス時代の、タコヤキーダーが入団したあたりの思い出話が多々あって、
それがなんかふたりの青春というかなんというかで、
青春のアルカディアってこれかー、と妙な納得をしてみていた。
毎回、アフタートーク…というかファン参加の飲み会型座談会があったんだけど、
そこで丸山先生とたくさんお話しできたのでうれしかったです。

で、後日談として後々わかった話だったんだけど、
丸山敦というプロレスラーが全日本プロレスというメジャー団体に移籍。
これでプロレスリングアルカディアというものの正体がびしーっとあらわになった。
メジャー団体に移籍となると、
今までの欠場プロレスや的場プロレスのようなおもしろプロレスが開催できなくなるのではないか。
ファンと丸山先生との距離が離れてしまうのではないか。
また丸山先生と他の選手たちが一緒になっておもしろいことができなくなるのではないか。
そういうものが含まれた思い出づくりの場がアルカディアという団体だったのかも。
アフタートークで話をした「王道プロレスとおもしろプロレスのどっちを極めるか?(意訳)」が、
とてつもなく核心に近くて重い話だったんだなぁ…もっと掘り下げたらよかったのかな。
ただ単に短い期間だけ存在した団体というよりも、なんとも特別な団体に思えたのでありました。
嗚呼、青春のプロレスリングアルカディアよ。永遠なれ…
そしてますます全日を見に行きたくなっている今日この頃。

心配になって来たぜ

2017/12/24
DDT「NEVER MIND 2017」

○マッド・ポーリー vs 伊橋剛太
ポーちゃん、最近ダークマッチが多いなぁ。
ぽっちゃり2人だったのですごい肉量だった。
伊橋もこんなところでぼやぼやしている場合じゃないでしょうに!
フルタイム参戦ではないのかな。エビスコとかあるし。
あとキングオブダークはどこに行ったんだろう。
鈴木大の引退で有耶無耶にしようとしてるのかな。

○奥田啓介&入江茂弘 vs 高尾蒼馬&下村大樹
やー、総合格闘技とかボクシングとかが好きじゃないのは、
選手がイキってなんかチンピラみたいで美しくないからなんだけども、
奥田というレスラーがまさにそんな感じだった。
なんかもうキーキーうるさい。どうか落ち着いてほしい。
奥田と下村の間でDNAを舞台になんかしらの因縁があるっぽいんだけども、
その背景がわからないとなぁ。
突然の下村のキャラ変にびっくりする。びっくりはしてないか。
どうしちゃったの?ってなりました。
そんで入江くんの最後の一礼はなんだったんだろうか。
DDT辞めちゃうの?なんか冷遇されてるよね、確かに。
竹下に対抗できるのは入江くんだけだと思っているんだけどなぁ…

○山下実優&坂崎ユカ&まなせゆうな vs フランソワーズ☆タカギ&マーガレット★オオワシ&平田一子
○平田一子 vs 山下実優
また問題作だった…T2ひ~女子プロレスひどい(褒)。
東女側の人選になんでまなせさんが?って思ってたんだけど、
女子プロムーブが欲しかったんだろうな。ヘアホイップとかの。
東女勢のそれぞれの見せ場がちゃんとあって、T2ひ~はまあいつも通り。
DDT本体で彼女たちをみられるっていう喜びがありました。親か。
坂崎ユカっちがDDT本体で試合をするのは一昨年の選挙での選抜以来。
あのころとはだいぶ成長してめちゃくちゃ強くなっているのは伝わったんだろうか。
どうしてもわちゃわちゃした試合だと関節技とかを展開している場合じゃないもんなぁ。
にしてもまた東女がDDTに出られたらイイナ!
また別の人にもチャンスをあげてほしい。
アイアンマンを巡る展開はまあ、予想通り…
東女内でもっとぐるぐるまわしたらよかったのになー、って思いました。
またいつか回ってくるでしょ。

○坂口征夫&KUDO&高梨将弘&赤井沙希 vs 石井慧介&松永智充&斗猛矢&島谷常寛
酒呑童子のサンタコスが見どころでしたね。
タッグワークはさすが。
斗猛矢さんは存じてあげてなかったのですが、ちょっと印象がないなぁ。
全体的に薄めの試合でした。
松ちゃんの「(赤井沙希のコスを)脱がすぞー!」が山場。

○大石真翔&勝俣瞬馬&MAO vs 男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン&アントーニオ本多
NωAの解散をかけての試合。
また問題作。
ディーノ側のメンツがこの3人だともうマッスル。
肛門爆破的な盛大に漏らすやつ、好きだねぇ。
スローモーションも見られてお得な試合でした。
試合自体の感想はもうなにもないよ。でも、そういう試合だよ。
アントンのごんぎつねはなかったけど、
バイオニックエルボーがスローになったやつは芸術だった。
アントン天才説すごい。

○ディエゴ&彰人&樋口和貞 vs 岩崎孝樹&渡瀬瑞基&レッカ
○ディエゴ vs 平田一子
さよならワンチューロな試合。
ALL OUT+樋口くんとその他DNA勢だと全く相手にならない。
試合の内容はまあ特に何も感じるところはないのでいいとして、
ディエゴがチリに帰ってしまうことに今回は理由がなかったなぁ。
ビザの関係なのかな。
アイアンマンを持って行ってしまったのでまた帰ってくるでしょ。
しかしALL OUTからひとり抜けちゃったのは、
ユニット抗争がいまはほとんどない中ではあるけれども、
弱体化してしまってもったいなさはある。

○HARASHIMA&丸藤正道 vs 佐々木大輔&遠藤哲哉
ベルトが動かなかったー。丸藤けいぞくー。
ダムネの難しいところは佐々木と石川が組んだら最強なんだけど、
石川がいないと一枚落ちちゃうところなんだと思ってて。
遠藤は竹下の次あたりのポジションにいるはずなんだけども、
まだ信頼されてないってことなんだろうか。むむむー。
佐々木ばかりベルトを持つのもおかしいしねぇ…
という感じに試合どうこうよりも、裏で政治的に動いているものを探ってしまう。
これが丸藤っていうゲストが参戦している弊害なんだと思う。
これでしばらくタッグ戦ないでしょ。D王はじまるんだし。
もしかしてタッグもこのまま両国までひっぱるのかな。
ユニットが事実上機能してないのが痛い…大丈夫なのかな、DDT。

○竹下幸之介 vs コルト・カバナ
コルトカバナの圧勝だった。
試合を支配していたのは終始カバナだし、
プロレス的なうまさもカバナのほうがぜんぜん上。
いつもは見られる竹下のフィジカルな強さもぜんぜん霞んで見えた試合。
試合の序盤で外したコーナーマットが最後のフィニッシュの伏線だったのすごい。
例えば足に一点集中で攻めて、最後の最後でそれが効いてくる、っていうのはあるけど、
こういう伏線の張りかたは初めて見た。感動した。
いやー、世界には面白いレスラーがいっぱいいる。すごいわ。
竹下くんはV10だけど、それでいいのかな。
簡単に負けられなくなってしまったのはいいことではないと思うんだよな。
そんでもって次のタイトルマッチが3月の両国。
来年の3月までタイトルマッチがないってちょっとひどい。
そもそも今回のカバナ戦だってなんの伏線も因縁もなく立候補して試合だもんな。
D王は楽しみだけど、変な足かせになってる気がしてきた。
大丈夫なのかな、DDT。

10分間で出来ること

2017/12/23
東京女子プロレス「せ~の、メリークリスマス!」

オープニングでアプガ(プロレス)の衣装が紹介されたけれども、
まあアイドルユニットなのでしかたがないとはいえ、
おそろいの色違いになるのねぇ。なるほど。
プロレスって衣装にその人のセンスとかが出ると思うので、
上に決められたおそろいっていうのはどういう気持ちなんだろうか。
オープニングコールのときに伊藤ちゃんがゆきちゃーんを真ん中に入れてあげたのはよかった。
ぐっときました。

○山下実優 vs 小橋マリカ
格の違いはもちろんあれども、
それでも少しずつ小橋さんがよくなっているのはいいことだと思う。
前回のこの二人のシングルは受験休業前でしたよね、確か。
半年ちょっと前かな。
あの時ほどテーマがなかったので一方的にはなってしまった印象。
ブルドッキングをバックブリーカーで返すのってはじめて見たかも。

○のの子 vs まなせゆうな vs 上福ゆき
最近ちょっと好きになって来ているかみーゆさん。
かみーゆさんもできることが増えて来てよくなって来ている。気がする。
でも、いままでで一番よかったのは確か。
相手がのの子さんとまなせさんっていう半分彼女の教育係みたいな人選だったので、
安心して試合が出来たんだろうなー、という感じなのかしら。
英語で捲くし立てるのはあまり好きじゃないし飽きてきたし、
なにかひとつ技でも覚えてほしいなぁ。
試合は安定ののの子劇場でした。
まなせさんもそれにうまいこと乗っかってきていいと思います。
しかし強いまなせさんも出せるはずなので、そういう一面も見たい。

○辰巳リカ vs のどかおねえさん
リカさまの所謂田口隆祐的な走らせるやつがぐっときました。
おねえさんはタックルがメインなので、
それとリカさまの硬い尻とのぶつかり合いでしたね。
そうなるとグラウンドの展開が全くなかったのか。そうか。
WARスペシャルとドラゴンスリーパーってよく考えたら渋い対決だったなぁ。
辰巳のリカさまは美威死鬼軍とのストーリーが終わって、
どらぼんでイッテンヨンにいけなかったのはちょっと悔しい。
今年一番成長したのは贔屓目にみて辰巳リカさまだったので報われて欲しいです。
こういうのどうしたらいいんだろうねぇ。
のどかおねえさんも結局今は亡きあずにゃんとの最弱決定戦があって、
そこから這い上がってくるストーリーが欲しいなぁ。
去年も負けて這い上がるためにチェリーさんとの対決があったわけだしさ。
こういうのどうしたらいいんだろうねぇ。

○優宇 vs 伊藤麻希
叩かれても叩かれても絞められても投げられてもどんどん立ち上がってくる伊藤ちゃん。
アツいぜ、伊藤ちゃん。という気持ち。
不器用だけど気持ちっていう武器があって、プロレス的な強さは東女随一だし、
みんなから愛されているんだよなー、っていうのは伝わってきました。
この次にある男色ディーノとの対決は全く読めない。
読めないというか、どうなっちゃうの?っていう期待がすごい。
文化系プロレスっていう言葉の意味が強い試合になるんだろうなぁ。
優宇さんはいつもの優宇さん。よくもわるくも。
全員が全員にスポットライトをあててあげたいって気持ちになる。
また絶対に流れは来るから。

○アズサ・クリスティ&沙希様 vs ハイパーミサヲ&黒音まほ
いやー、なんか出オチ感があったアズサクリスティだったので、
2試合目で一気に飽きが来ている感覚が。
実況を辞めたので試合中のマイクはないんだけど、
途中途中で言葉を発してもボソボソとしか言わないのが残念。
ちょっと噛むのももったいない。せっかくのキャラなのに。
で、物足りなさをフォローをしたのがハイパミさん。
ネオ婚勝軍結成!?というネタを持ってきたのは流石。
そしてよく試合中もしゃべる…すごいわー。
アズサをあずにゃんに戻すためには、
いままで絡んできた人じゃないとストーリーに無理があって、
それこそ元婚勝軍ののの子さんと文化系のおパミさんぐらい?
イッテンヨンにあまりつながらないのがなー。もったいない。
で、沙希様っていままではマーサもいたのでプロレス的には教育される側だったけど、
今度はアズサが下についたので試合をひっぱらないといけないのよね。
そうなるとこの美威死鬼軍ではどうだー?ってなる。
だってまほさんのスライディング式ジャーマン出せなかったもんね。
このふたりが受けられないから。
あずにゃんだったのかなぁ。おねえさんのほうが回せたんじゃなかろうか。

○中島翔子 vs 瑞希
個人的にはちょっともやもやする終わり方。
プロレスの見方っていろいろあるんだけど、超個人的な解釈ってことで。
試合のフィニッシュがほぼジャストフェイスロックで極まっていたにも関わらず、
一瞬の隙をついて翔子さんが逆転の丸め込み、と。
その一瞬の隙というのが、
翔子さんがレフリーのブラインドを突いてみずぴょんすの足をちょんとタップしたように見えて、
そんでそのタイミングでフェイスロックが緩み、翔子さんが丸め込んだ、と。
ぶらぶらした手が当たっちゃったとかじゃなくて、意思をもって足を触ったんだよなぁ。
それが作戦であればズルいとも言えるし、巧いとも言えるし。
(もし打合せ的な合図であれば…とも思うけどそういうプロレスの見方は無粋よね)
みずぴょんが納得いかずにむくれているのも納得ではある。
ただレフリーにつっかかるわけでもなく、試合後のコメントも特に文句を言うわけでもなく…
でも、プロレスっておもしろいなー、って思った次第です。
しかしみずぴょんすは純粋に強いな…元LLPWは伊達じゃないよな。
この前のユカっち戦といい今回の中島戦といい、孤軍奮闘でほぼ互角。
そしてタッグ屋としては実績がありにありまくるだけに、
みらクりあんずはだいぶピンチな気がする…大丈夫かな…
ただ里歩さんがベルトをもっていっちゃうのもみたいようなそうでもないような。

△才木玲佳 vs 坂崎ユカ△
チャンピオンvsチャンピオン。
夏のトーナメントで才木が勝って、POP戦でも才木が勝って。
今のユカっちが3タテ喰らうことは絶対にない。
ただシングル王者がタッグ王者にノンタイトルのシングル戦で負けることもない。
ということはどっちが勝つ結果には絶対にならない、って戦前の予想の通りドロー。
そういう予想のしかたは野暮ってもんだけれどもさ。
スピードと狂気をはらんだトリックスター坂崎ユカのプロレスに対して、
相手の技を受け切って、打撃で対抗していく才木玲佳の横綱相撲的なプロレス。
両極端が故の手が合う感じが見ごたえありました。
ただどうしても贔屓目でユカっちを応援してしまうし、
リング下に潜り込むだとか宇宙人プランチャーだとか、
リングと会場を全部巻き込んだプロレスは楽しいったらない。
くじ引きの妙とはいえ、年内最終戦かつイッテンヨン前ラストで、
この対戦が見られたのはうれしかったです。
10分は本当に短かったなぁ。

さよならこっちゃん

2017/12/21
我闘雲舞「2017年ラストスパート新木場」

○米山香織 vs 沙恵
沙恵さんをよく存じ上げていなかったのですが、
REINAの新人さんってことでいいのかしら。
背も高くて見栄えはいいので動けるようになったら楽しみかも。
しかしREINAの現状って把握しきってないんだけど、
真琴さんが欠場中だもんで裏方に徹してて、
そんでそのおかげで選手に一体感がある気がしてちょっとよい気がする。

○アントーニオ本多&グレッグ vs 新納刃&サワディー仮面
今回のごんぎつねは好きなやつだった!トナカイ盗難かい!
ガトムのおもしろいところはよくわかんないアジアのレスラーが登場するところ。
みんな全体的に妖しくていい。
グレッグさんはわりと正統派なレスラーな印象です。
この試合は結局アントンの試合。
アントン天才説は異議なく全面支持です。

志田光 vs ロッキー川村
やー、問題作すぎた!
主役がセコンドの帯ちゃんってすごい。
この三人がそろうとバーニングハートっていうチームになるわけ。
試合中ずーっと行ったり来たりうろうろして、
しまいにはリングにあがって、勝手に死んで、生き返って。
もうぶつぶつ言っているのとか支離滅裂で最高に帯ちゃんだった。
ひとっつもなにがあったか説明できないけど、
帯ちゃん大好きだわー!ってなる個人的には最高の試合。

○さくらえみ&高梨将弘 vs 趙雲子龍&バリヤンアッキ
百均サンダースっょぃ。
さくらえみと高梨という試合巧者ふたりがいたらもう怖いものなしだよなぁ。
しかしバリヤンアッキが謎すぎておもしろかった。
前のガンプロに出て以来なのかしら、日本で試合やるの。
あのブレーンバスターの状態から膝に落とす謎のフィニッシュムーブがエグくてよい。
趙雲子龍も巧いレスラーだし、好きなレスラーだして見応えありました。
しかしガトムはみんな応援したくなるので、
試合になると全員に声援を飛ばしてしまってわけがわからなくなる。いいと思います。

○アーサ米夏 vs 紺乃美鶴
この試合がセミに組まれた意味がなにかしらあるはず。
もちろん「ことり」がいなくなった後に中心になるべきふたり…
中心というか底上げをして全体的にレベルをあげないといけない。
そのくらい「ことり」の穴は誰か一人で埋められるものではないということ。
ただまだプロレスが硬い。
技の流れがお互いに「どっこいしょ」みたいな重さがあってスムーズじゃないようにみえた気が。
一生懸命さも伝わってくるし、努力しているんだろうなー、ってのもわかるけど、
どこかに絶対に「センス」ってものが必要になってくるわけで、
それは後から身につく部分とそうじゃない部分があるのかも?って見ていて思いました。
いまはアーサさんが表に出て活動している分だけ上だったのかも。
美鶴さんが気持ちだけじゃなくて、多少の余裕が持てるようになったらまたかわってくるのかなぁ。
むずかしいですね。そしておもしろいですね。

○里歩&瑞希 vs 「ことり」&沙紀
レスラーが引退する意味やなにやらってあるとおもうんだけど、
「ことり」さんほどまわりからなにもかも奪って行った引退ってないと思いました。
我々が奪われたものはその存在自体で、夢や希望や勇気やらなにやらがすーっとなくなるな。
正直、ガトムは自分のメインで観戦している団体ではないんだけど、
「ことり」さんのまわりにみえるオーラというのは未来でしかなかった気がします。
自分が出来なかったこと、やれなかったことを、
「ことり」さんに投影して希望が持てた存在だったのかもしれないな、と。
飯伏が「夢が人間のかたちをしている」と評されたけども、
「ことり」さんは「希望が人間のかたちをしている」といった気持ち。
里歩さんだって年の近い相棒であり、妹であり、そういう存在がなくなるわけだし、
高梨やさくらさんだって期待して大事に育て上げてきた未来あるレスラーが、
その夢半ばにして引退してしまうさみしさ、悲しさってあるわけだし。
ちょっと残酷…という言い方はおかしいかもだけど、不思議な引退でした。
新宿FACEであった里歩さんとのシングルのタイトルマッチでは、
コーナーに登った里歩さんに向かって行って、叩き落されて、
こんなに実力差があるのか…と少し悲しくなったんだけども、
それの再現のような場面があったり、
リング中央で殴りあうふたりを見ていて、
「あー。このままずーっと殴りあっていたらいいのに。殴りあっているところをみたい」
と思ってしまって泣きそうになった。
殴りあっていればいい、っておかしな話だけれども。
やー、本当にさみしい。そしてもったいない。
いつでも帰ってきてもいいんやで。
彼女なりになにか考えがあって、進みたい道があって引退するわけだし、
さみしいけれども、新しいステージで改めて頑張ってほしいと思う次第です。

で、おまけというわけではないんだけれども、
里歩&瑞希はめちゃくちゃ強いぞ…!
突然東女の話になるけど、大丈夫か!?みらクりあんず!という気持ち。
ふたりともいいレスラーだなぁ。
みずぴょんすの株がどんどんあがっていく。可愛いし。

ゾンビ大根

2017/12/17
DDT「太子堂商店街年末プロレス」

○HARASHIMA&高尾蒼馬 vs 樋口和貞&渡瀬瑞基
普通の興行だとメインでもおかしくない組み合わせだけれども(除渡瀬)、
商店街プロレスだと逆順なのね。
まずお客さんを集めてしまうのは大事だよな。
コミュ力のあるHARASHIMAさんと樋口くんが中心で回っていた印象。
路上プロレスだとアドリブ力が大事で、
性格がおとなしいと人ごみにもまれてるうちにどんどん消えて行っちゃう。
例えば渡瀬くんが豚汁たべてるおばちゃんに話しかけに行ったんだけど発展しなくて、
そのあとに樋口くんがおなじおばちゃんの隣に座って話しかけたタイミングでそれが活きた。
みたいな場面で、アプローチのしかたと魅せかたって大事だな…と思いました。
高尾くんさんは水を毒霧の要領で吹いた場面があって、
もっとそういうところを魅せていったらいいのに!って思いました。
HARASHIMAさんはいつでもどこでも楽しそうだし、
みているお客さんにも積極的に話していたのが流石だな、と思いました。

○MAO vs 高木三四郎 vs 男色ディーノ vs 伊橋剛太
DDTの頭脳であるところの大社長とディーノ。
現在のDDTで路上適性が高くて、アイディアの瞬発力と無茶度の高さがあるMAO。
そしてその無茶を受け止めることが出来る伊橋。
MAOのための路上プロレスの継承試合ともいえる人選だったんじゃないかしら。
流石の試合展開だった。
プロレスの範囲内での規格外ってまああるけど、
プロレスの試合でプロレスの範囲外に至る、って早々ない。
路上プロレスっていうシチュエーションではあるけど、
原付に乗ってカチコミかけるのはもう漫画みたいですごい。
ジェットモンガロンじゃん、あれ。モンガロン轢き逃げアタックだよ。
撃ち落とされたけど。
大社長の役割は大移動にあって、
そこで東女客が多い中での甲田代表を巻き込んだのは流石。
そしてMAOの路上向きなすぐ高いところに登りたがるのはいいと思います!
フィニッシュを彼が獲ったってのが評価の表れかと。
450を叩きこんだ自転車の箱さ、あれ中身はいってたよね?つぶれなかったし。
売り物になるのか…それとも買い取りになってしまったのかが気になる。
伊橋がちょっと目立たなかったのがさみしい。

○坂崎ユカ&優宇 vs 山下実優&黒音まほ
商店街プロレスが始まる前に東女のファンイベントが開催されて、
第三試合しか東女ファンが来ない、ってのを避けたのは頭がよかった。
坂崎ユカっちの頭のおかしさが際立った試合。
フィニッシュから遡るに、スライディング大根のわけのわからない凄さ。
場外に出たときに坂崎黒音と優宇山下のふたつに割れて、
優宇山下組を追いかけたのでわからなかったけど、
例の八百屋に突っ込んで大根とトマトをパクって来たわけよね?
それをずーっと衣装の中に入れたままで最後まで試合をした、と。
自転車に乗って突入した時も大根が入ってたんだ?
そんでよくあれだけ動けてたんだ?すごいな。
元々の天真爛漫なキャラクターに強さが加わってしまったら最強。
とんでもないレスラーに育ってしまったなぁ、坂崎ユカって人は。
で、この試合でもうひとり凄かったのが黒音まほ。
まほさんの路上適性の高さよ。
日常に非現実のプロレスが紛れ込む路上プロレスにおいて、
さらに非現実のゾンビは最高のフィット率。
試合そっちのけで子供を追いかけるのとかもうほんと好き。
どんどん泣かしてトラウマを植え付けてほしい。
ただキャラ先行なんじゃなくて、プロレス自体も本当にうまくなった気が。
いいプロレスラーの条件であるバンプのよさは東女でもトップクラスだと思う
(もちろんトップはユカっち。あとのどかおねえさんとのの子さん)。
最後の大根でぶっ叩かれるのはもちろんだけど、
ユカっちが自転車で突っ込んだ時の吹っ飛び方が芸術だった。
しかもマットから外れてコンクリートの上に落っこちてるし。
黒音まほはもっと評価されてもいいと思うの。されてるかもだけど。

いやー、いいもんですね。路上プロレス。
三茶のこれは徒歩圏内なのでどんどこやって欲しい。
どんどこは無理だろうけど、毎年年末にお願いします。

あと思い出したんだけど、
去年ミルクラウンが大暴れしてユカっちの通帳から何故かお金が引き落とされていたってやつ。
電気屋さんの前にサンタが出たり入ったりするバルーンがなかった?
そんであれ、試合でわちゃわちゃしていたら出なくなっちゃったよね?
それかね…結構しそうよ、あれ。

おめでとう自分

2017/12/14
BASARA「伐折羅・伍拾四~宴~」

○久保佑允 vs 下村大樹
下村くんが派手にムーンサルトを誰もいないところに落ちて行ったのがひどかったです。
しかも二回続けて。
身体能力だけじゃどうにもならないのがプロレスなんだろうな、きっと。
久保姐は随所に巧さが見え隠れ…なんだけども、
巧さだけじゃどうにもならないのがプロレスなんだろうな、きっと。
マスクマンって感情が伝わりにくいのが難点で、
今日みたいに格下の下村くんに対して感情を出して行っていたのはよかったけども、
なんかもうひと押し欲しいなぁ。

○丸山敦 vs 竜剛馬 vs トランザム★ヒロシ
プロレス裁判。罪状がとてもよかった。
ただただミスターの歌が上手い回。
丸山先生はプロレスをしないプロレスの時に輝くのが素敵です。

○ツトム・オースギ&ベストストレッチマンV3 vs ヘラクレス千賀&中野貴人
SOSのふたりは本当にいいなぁ…
タッグ屋といえども、別々に分かれても個々でいい動きをする。
スピード感あるプロレスは見ていてわかりやすくて楽しい。
ベストさんは完全に突き抜けていて強い弱いは別としていいと思います。
FUMAもそうだけどなにかしらのキャラを見つけて、
それをたとえズンドコだとしても、やり抜くことって大切だよなぁ。
プロレスに限らずだけど。
ストーリーを追ってなかったのでアレでしたが、
SOSがいま分裂してて、ベストさんが支離滅裂なことを言って元に戻れない、ってことよね。
ベストさんの暴走でまわりがどたばた振り回されてるのは面白いなぁ。
最終的に裁判で決着ってなんかすごい。

○塚本拓海&ヤス・ウラノ vs 伊東竜二&吉野達彦
ハードコアマッチ。
組み合わせが滅多にない感じでおもしろい。
ヤスと塚本のタッグや伊藤吉野組のタッグも珍しいし、
それぞれのマッチアップ(ヤスvs伊東とか)も興味深い。
ヤスはハードコアマッチのイメージがないんだけれども、
椅子の使い方や一斗缶の使い方に幅があってよかった。
そして伊東竜二のさすがの貫録よ…
吉野もハードコアのイメージがないんだけど、
アイテムが一斗缶のふたとかだったのでコント感ありましたね。
吉野のそういうところ好き…
シリアスとおふざけの両極端なふり幅の広さはいいと思います!
で、フィニッシュがめっちゃ痛そうでな…
あれ、首いわせそうだけど大丈夫だったのかな。

○SAGAT&トランザム★リュウイチ&FUMA vs 関根龍一&中津良太&岩本煌史
チームトランザムと鋼鉄軍っていま手を組んでるのね。
知りませんでした…
騎馬隊は相変わらずわちゃわちゃしてて可愛いったらないんだけど、
岩本がしばらく見ないうちになんかすごいいいレスラーになってた!
立ち振る舞いとかもなんか落ち着いてて…立場が人をつくるって本当なんだなぁ。
逆にインディーにいたらレスラーは作られないのかしらね。どうなんだろう。
で、会場全体を使った大騒ぎで宴っぽくて楽しかったです。
SAGATはなんかミスターに馬鹿にされてばかりいるけども、
ちゃんといいレスラーになってる気がする。

○木高イサミ vs 阿部史典
やー、名勝負!
阿部ちゃんってあんなにいいレスラーだったっけね…って思いました。
まあ、彼のシングルをみたトキがないのでにんともかんともですが、
イケメンに似た破天荒さもあったり、
動きが予測不能で妙な凄味を感じました。
ボディがお留守だぜの完璧に避けたのがぐっときましたね。
まだ22なのね。いいレスラーになるといいな…
とはいえ、イサミさんは阿部ちゃんの技を全部受けて、
それを同じようなことをしてやり返してたように見えたんだけど、
この人は本当に負けず嫌いだなぁ…と。
負けず嫌いって大事だよな、本当に。
イサミさんの凄いところはどんな相手でも、その相手の力を全部引き出して、
結局最後は意地を見せて勝つ。
「楽しい」っていうキーワードでプロレスをしているので、
もちろん見ているほうも楽しいに決まってる。いいわぁ…
あとはイサミさんがハイロウズ、阿部ちゃんがブルーハーツ。
客入れもエンディングもブルーハーツでぐっときました。

酒場プロレスから続きてきているこのスタイルだけれども、
2月から指定席が出来るそう。
お金を出せばいい席に座れるのは当然だけど、
思いついたときにふらっと行って楽しめたのが少し減るかもだ。
そこが残念だけども、まあまたふらっといきます。

強く可愛いモノたち

2017/12/10
東京女子プロレス「兜の緒を締めなおして後楽園に出発だ」

○辰巳リカ vs 上福ゆき
上福さん、少しずつよくなってきてる!
機動力はまだまだだけど、できることが増えてる…とでもいうのかしら。
なんとなくプロレスになってきてました。
まだ相手にしてもらっている感はあるけども、
それでも上向いているのであればいいとおもいます!長い目でみよう!
そして今日のリカさまはめちゃくちゃロックでかっこよかった!
後輩ちゃんの壁になって自ら殴られるのとかいいよね。
好きです、辰巳リカ。

○のの子&まなせゆうな vs 優宇&ハイパーミサヲ
東京女子プロレスいちの才女、ハイパミさん。
のの子卒業撤回要求のプラカードとゲバヘルは熱い…!
そして「全国のの子の卒業を阻止したい連盟」略して「全の連」!さいこうか!
巻きこまれる優宇さんのピュアさ加減が可愛い。
もうひとりの巻きこまれ体質のまなせさんもいい感じに巻かれててぐっとくる。
のの子卒業の嫌な予感は当たってしまって、
エースとかそういう選手ではないけれども、団体内では唯一無二だったし、
DDT本体の男色ディーノと同じような存在だと思ってたんだよな。
(自分が見始めた)初期の柱は間違いなくのの子さんだったな。
その辺の正当な継承者はおそらくパミさんなんだろうか。
試合はのの子劇場とハイパミ劇場の同時上映みたいなお得感あってよかったです。
まなせゆうなさんはオープニングコールをするときに、
すっーと愛野ゆきチャーンを前に連れてきてあげて、
一緒にコールさせてあげたのが素晴らしかった。
いい子かよ…すばらしさあった。

坂崎ユカ vs 瑞希
はー。名作すぎた、この試合。
いま東女で一番のテクニシャンはユカっち。
関節技が変態だった。
そしてオーソドックスだけど、綺麗で純度の高いプロレスをするのが瑞希。
ハイスピードで見応えのありすぎる試合でした。
途中で「このまま引き分けて欲しい」って思ったのは初めてかも。
ただ、みずぴょんすの膝が心配。
途中のフットスタンプでちょっとひねったのかしらね。
いいかわるいかは別として、東女って見た目も重要な要素だと思うんだけど、
ただ可愛いだけの女の子がぺたぺたプロレスをしているんじゃなくて、
可愛いのに強くてかっこいい、っていう最重要点をびしーっと押さえた一戦だった。
これはどこに出しても恥ずかしくないやつだ。はー。すごかった。
そしてイッテンヨンのみずぴょんすのパートナーが里歩さん!
スモールモンスターが流れた時に変な声でた。
一番来てほしかった人が来てくれて本当にうれしい!
我闘雲舞=タイ=世界征服への第一歩、というみらクりあんずの目的と合致したのすごい。
イッテンヨンがより楽しみになったけどもどっちを応援したら?

○アズサ・クリスティ&沙希様 vs 中島翔子&小橋マリカ
問題作すぎるよ、アズサ・クリスティ。シスターて。
沙希様=神、の領域まで行ってしまった沙希様がすごいのか。
「沙希様は沙希様の姿に似せて私を創られた」ってわけわかんなくて最高。
立場は人をつくるじゃないけども、そこそこ強くなってるシスターアズサ。
ただトラースキックがちょっとあたりが弱いのと、間が悪いなー、って思ってみてた。
ら、新技来た。スカルクラッシングフィナーレみたいなやつ?
なかなかの説得力でいいとおもいます!
なによりもアナウンサーキャラを捨てたのはいい傾向。
よく考えたらなによアナウンサーキャラって。
中島翔子さんと沙希様のマッチアップではほとんど遜色がなかったのが印象的。
マリカさんもよくなってきているので、独り立ち出来たら団体としても底上げが出来る。
当然、こことの絡みはのの子さんの出番ですよね!
卒業とシスター化のタイミングが合ったのは偶然か、必然か。
目を覚まさせるのはのの子さんしかいない!
そしてのの子さんの号泣芸が見られたのでおなかいっぱいです。

○才木玲佳&黒音まほ vs 山下実優&のどかおねえさん
POP前哨戦ではあったんだけど、まほとおねえさんの見せ場もたっぷりあった!
まほさんのロープに引っかかってるおねえさんへのスライディングジャーマンはあれなんだ!?
とんでもないムーブを持って来たもんだ…まほさん、すごいな。
ただこの試合で目についたのはおねえさんの受けのよさ。
あらゆる技を受けてたなぁ。打撃も投げも全部。
頑丈さも(もちろん受け身の上手さも)いいプロレスラーの重要な要素。
おもえば優宇さんのラストライドもれいたんのジャックハマーもどんどこ受けてたし、
倒れても倒れても立ち上がって、立ち向かっていくエモさ。
連れて行く人みんながおねえさんを好きになって帰っていくもんな、そういえば。
受けのよさ故にスリーカウント取られる率も高いけれども(悲しいことに)、
それでものどかおねえさんが東女の中で重要なポジションにいるのは間違いない。
…気がする。どうしたら勝てますか。
山下さんとれいたんのマッチアップはどうしても蹴り中心になるよね。
気持ちの入った蹴りあいは見ていて力も入るし、いいんだけど、
前哨戦でこれだけ蹴りあったその先にある”プロレス”ってなんだろ?ってなりました。
シャイニングウィザードはいいとして、ジャックハマーを喰らう山下さんが想像できない。
野暮なことは言いっこなしでイッテンヨンをむかえたらいいんだけど…