愉快なおじさんたちの沈没船

2017/12/28
プロレスリングアルカディア「革命再点火」

○タコヤキーダー vs 丸山敦
12/24~12/29限定で存在するプロレス団体、アルカディア。
その沈没前の興行に乗船してみました。
正直なところ、他の日がくいしんぼう仮面だとか翔太だとかヤスウラノだとか、
おもしろレスラーが参戦する中、この日はタコヤキーダーのみ。
メンバー的には弱いかな?って思ったけれども丸山先生ならなんとかしてくれる!と。
正直タコさんは初見だったんだけどこれがなかなかいい当たり回だった。
丸山先生のタコヤキーダーへの愛が詰まってた…
内容はまあ文章じゃ説明できないんだけれども、
大阪プロレス時代の、タコヤキーダーが入団したあたりの思い出話が多々あって、
それがなんかふたりの青春というかなんというかで、
青春のアルカディアってこれかー、と妙な納得をしてみていた。
毎回、アフタートーク…というかファン参加の飲み会型座談会があったんだけど、
そこで丸山先生とたくさんお話しできたのでうれしかったです。

で、後日談として後々わかった話だったんだけど、
丸山敦というプロレスラーが全日本プロレスというメジャー団体に移籍。
これでプロレスリングアルカディアというものの正体がびしーっとあらわになった。
メジャー団体に移籍となると、
今までの欠場プロレスや的場プロレスのようなおもしろプロレスが開催できなくなるのではないか。
ファンと丸山先生との距離が離れてしまうのではないか。
また丸山先生と他の選手たちが一緒になっておもしろいことができなくなるのではないか。
そういうものが含まれた思い出づくりの場がアルカディアという団体だったのかも。
アフタートークで話をした「王道プロレスとおもしろプロレスのどっちを極めるか?(意訳)」が、
とてつもなく核心に近くて重い話だったんだなぁ…もっと掘り下げたらよかったのかな。
ただ単に短い期間だけ存在した団体というよりも、なんとも特別な団体に思えたのでありました。
嗚呼、青春のプロレスリングアルカディアよ。永遠なれ…
そしてますます全日を見に行きたくなっている今日この頃。