月別アーカイブ: 2019年5月

女、又、力

2019/5/25
東京女子プロレス「東京プリンセスカップ開幕戦」

○白川未奈&らく&舞海魅星 vs 桐生真弥&まなせゆうな&原宿ぽむ
おやすみエクスプレス大喜利が今日もさくれつ。いいとおもいます!
相手チームが逆に出発しようとして次々に足をひっかけてつまずくのを見て、
いつごんぎつねが始まるんだろう?って思ってしまう病気だった。
ぽむ氏のふたつの技が今日はどっちも決まってて安心。
トーナメントに挑むらくさんの調子を確認する試金石的な試合と思っていたんだけど、
プレーンチョップ一本でどこまでいけるんだろう?と逆に面白くなってみました。
舞海さんは今日はおとなしかったわね…いきなり無双する感じではないのね。ふむ。

○沙希様&操 vs YUMI&瑞希
二試合目にコレって濃いなぁ、今日。
美威死鬼軍に狙われたみずぴょんすが、
事前のツイッターでのくそコラで水晶に閉じ込められていたのに歓喜勢。
マジラビが負けるのは絶対に見たくないんだけど、
みずぴょんすの闇堕ちもちょっとみたいわけで…
ストーリーとして動くのであれば、
ユカっちのいない今回がいいタイミングだったんだけどなぁ。
なにも起きずに拍子抜けではありました。
が、みずぴょんすの「きらい!」攻撃で、
沙希様がお凹みあそばされているのをみて萌えました。
YUMIさんは先発を買って出て、美威死鬼軍に向かって行った姿がよかったです。
いまはまだ積極的に前に突き進んでいけばおのずと道はひらけるんじゃないかしら。
そこまで運動神経はいいようにはみえないので、
量をこなしてプロレスに慣れる感じで。
ただ上背あるし、元気な娘さんっぽいのでいつか突き抜ける瞬間が来る気がする。来て。
操さんは「ハンドメイドが得意」のくだりとか、
どこかハイパーミサヲが抜け切れてない部分が愛嬌があっていいと思います。
みずぴょんすの「きらい」を「きれい」と言っていると沙希様に主張するくだりとか、
やー、ハイパーミサヲだなー、って思えてほっこりしました。

○山下実優&才木玲佳 vs 小橋マリカ&愛野ユキ
小橋さんが大学お受験のため休業。
その休業前のラストマッチ。
デビュー戦の相手だったり、タッグパートナーだったり、
それぞれの思い入れが詰まった試合。
才木さんが何を考えていたんだろう?ってのが気になっちゃって、
せっかくタッグタイトルも取れたのに怪我で返上しないといけなくなって
(怪我はしたくてしたわけじゃないからしかたのないことなんだけど)、
組んでるときはパートナーとして筋トレもやっていただろうし、
才木さんも気にかけていただろうし。
筋トレで「これだけあげた!」って喜んだりしてたもんね、小橋さん。
じゃあ、小橋さん復帰した後も怪我で休業する前と同じテンションで筋トレしてたのかな。
パートナーに戻れなかったんじゃなかろうか。
休業も決まっていたから気を抜いたよね、きっと。
気にかけていた才木さんとその意図を汲めなかった小橋さん、って図式があったような。
やー、そんなの当人同士しかわかんないけども。
それでも才木さんがフィニッシュを決めきれなかった心情を察するに、
なーんか思うところあったんだろうな、と思った次第。
小橋さんが受験が終わって帰った後、ちゃんとプロレスに打ち込む気持ちになるんだろうか。
答えは一年後に。

○辰巳リカ vs うなぎひまわり
トーナメント一回戦の出場者を、
うなぎ、ぽむ、桐生、YUMI、舞海の所謂はいすぺちゃん+1たちで投票制となったんだけど、
運営的には「実力で選んでください」とは言うものの、
それを、いま、このメンツでやる意味あるの?って。
実力的には同列にいると思っているので、結局は人気投票だったよなぁ…
本来であれば予選トーナメントなり、バトルロイヤルなりで決めるべきなんだけど、
運営がその責任を負いたくないがために(まあ決められないよね)、
観客側に丸投げしたみたいでもやもや。
選ばれたうな氏は選ばれなかったメンバーの衣装の一部を身につけて、
その気持ちを背負ったのは立派でした。流石。
で、試合自体はリカさまが世界観を出しまくってひっぱる展開。
うな氏は決めポーズありきの技なのでちょっと流れがもったりしちゃう。
ここは順当な結果で安心ぱぱ。

○渡辺未詩 vs 天満のどか
ここが波乱。
渡辺さんの序盤に繰り出したジャイアントスイングで空気を持って行った感。
天満さまの安定感(物理的な)と渡辺さんのパワーと若さ(のような初々しさのような)がぶつかって、
進歩を求めた渡辺さんが勝った、みたいな。
試合自体は天満さま優勢に進んで、渡辺さんが耐えてワンチャン狙い。
先のジャイアントスイングだけじゃなくて、
新しいフィニッシャーを用意していたのが説得力がありました。
あの技、いいなぁ。旋回しないF5みたいなの。
アプガプがプロレスラーとして一歩踏み出すきっかけとなったのが、
ここに来て渡辺さんでよかった気がします。まじめだもの、渡辺さん。
波乱とはいいつつも、結果としては納得。鳥肌立ちました。
そして天満さまが早々に敗退…
おねえさん後の求心力みたいなのが落ちてるのがなー。

○万喜なつみ vs 乃蒼ヒカリ
やー。いい試合だった。作りこんできた。
乃蒼さんが万喜さんに入れ込みすぎているのは気になりますが、
それでもタッグパートナー同士がいい師弟関係にあって、
序盤の攻防がもうそんな感じだったけど、
思いっきり試合をがっちり構築して魅せに来た印象。
かっちかち過ぎて好き嫌いはありそうだけど…
乃蒼さんにやりたいようにやらせて、万喜さんが安定して受け切った印象。
相手を引き立てることが出来るのはいいレスラーよなぁ。
ふたりにしかできない試合を魅せたのは立派でした。
ただ万喜さんベースなので往年の女子プロレスムーブが多くて、
東女のそれとはちょっと異なる感じはありました。
が、それでいいと思います。個性よね。

○中島翔子 vs 上福ゆき
組み合わせが発表されて、この試合がこの日のメインイベントである、とわかって、
翔子さんはチャンピオン様なのでまあ、わかる。メインイベンターだよ、そりゃ。
けど、かみーゆがメインはどうだ…?しかもシングルで。
そういう意見もあるだろうし、自分の中でも疑問符が一瞬出たんだけど、
ここ最近のかみーゆを観ていたらそんな疑問符なんですぐに消し飛んで、
もしかしたらすごい試合が見られるんじゃないか?という期待感しかなかった。
実際、めちゃくちゃいい試合だった。かみーゆが超かっこよかった!
かみーゆがデビューしてすぐぐらいのドロキで翔子さんが、
「かみふくちゃん、すごい努力してるよ」って嬉しそうに話してた印象が強くあって
(その話を聞いていたのでかみーゆがどんどんよくなっていくのが楽しみだったの)、
そんで、一発目のノーザンライトを返された後に翔子さんがちょっとニヤリと笑ったんだけど、
なんか嬉しいんだろうな、って。楽しいんだろうな、って思って、
ちょっと見ているほうも嬉しい気持ちに。
もちろん、いい試合になるにはふたりの協力というか、スイングというか、なんというか、
そういうのが必要で、
コミカルな部分もありつつ、ぴしーっとしまったいい試合でした。
こういうのがあるから東女をずーっと観続けるのがやめられない。
みんなが成長していって、いいレスラーになるの嬉しい。

愛しき人よ、お誕生日おめでとう

2019/5/10
我闘雲舞「Gatoh-Move Japan Tour 428」

○趙雲子龍 vs バリヤンアッキ
中国対インド。
レスラーとしての身体つきやらなにやらはアッキのほうが立派に見えるけど、
ことプロレスになるとそういうのは全く関係がないのねぇ。
それがまたおもしろいところでもある。
趙雲子龍のプロレスはどこか芝居的な部分があって。
もちろん功夫映画のソレではあるんだろうけど、
ベテランの味というかなんというか、おもしろくて好きです。
アッキは確かにいいレスラーではあるんだけど、
この団体にいるだけでいいのだろうか。
もっと出来る子だとは思ってます。アッキすきよ。

○水森由菜&SAKI vs 杏ちゃむ&高梨将弘
今回の前説でさくらさんがちらっと「杏ちゃむさんはさくらにならないと駄目!」と、
なに?ひがみ?みたいな話があって、本編とは全然関係ないと油断していたんだけど、
杏ちゃむさんがさくらさんのお衣装を着てきて超お似合い。
そういう伏線を張る人だった!そうだった!さくらえみ商法を忘れてた!
となりました。いやー、さくらさんすごいわ。
そして衣装って着る人が違うと全然見え方が違うのすごい。
というか、さくらさんが着るとぱっつんぱつんだったのね…
杏ちゃむさんが観るたびにプロレス上手になって来ていて感心しきり。
さくらさんムーブも出す人が違うと印象が違うのね。そりゃそうか。
トロピカワイルドは安定感あっていいタッグチームよね。
ゆなもんがのびのびプロレスをして、
SAKIさんがしっかりフォロー。
やー、穴がないな…

○TAMURA&駿河メイ vs 紺乃美鶴&里歩
美鶴さん生誕祭の当日に勝てないのは美鶴さんらしくて好き。
ポイントポイントで怪我をしたりインフルにかかったりと、
謎のもってなさを発揮し続ける美鶴さん。
誕生日を機に「タイトルマッチに挑戦する!」との目標をぶちあげましたが、
地味に実現可能な目標が着地点になっているというのはいいと思いました。
まあ、聞いたときは「挑戦、じゃなくて奪取にしなよ!」って思いは正直あったけど、
ひとつひとつ目標を乗り越えていけることや、
挑戦だったら何度してもそれは目標達成になることを考慮したら、
堅実で負けず嫌いな美鶴さんの一面が見えた気がしてぐっときます。
メイ社長は流石の試合巧者ぶり。
MIXマッチなのに本気の蹴りで勝利する大人気のなさがいいと思います!ぷんすこ!

親愛なる大怪獣の戴冠

2019/5/3
東京女子プロレス「YES! WONDERLAND 2019~チャンスはそこにある~」

○まなせゆうな&白川未奈&うなぎひまわり vs 原宿ぽむ&猫はるな&桐生真弥
はいすぺちゃんたち勢揃い。
それを引率するまなせゆうな先生。な図式。
いまのトップクラスの選手たちって、
山下さん以外は格闘技経験なんてなくて、元芸人だったり元アイドルだったり。
そこは努力でプロレスラーになってきたんだから、
はいすぺちゃんたちだって頑張れば出来るはず。
やる気次第なんじゃないかしら。進化するしない、ってのは。
推しメンであるところのぽむ氏なんだけど、
負けがこんできているっていうのは実はいい傾向な気がしていて、
それだけ技を喰らっても大丈夫、っていう信頼感を得てる、ってことよね?
きっかけがあればベクトルがいい方向に向くと思うのでその時を待ちたい。
すね蹴りを相手を茶化す道具にするんじゃなくて、
マジ蹴りで喰らわせたらだいぶいい武器になる気がするんだけど。
見栄えもいくらでもよくできる。
おじさんはちょっと気が狂ったものが好き。
あとはこの中では白川さんがいい方向に行く気がしています。
すきこそもののじょうずなれ。

○天満のどか&愛野ユキ vs 舞海魅星&YUMI
舞海魅星さんのデビュー戦。
初代タイガーマスクの秘蔵っ子とあるけど、
タイガーマスクに練習を見てもらったりしていたわけではないのよね?
ちょっとした知り合い、みたいな感じで。
そしてタイガーマスクさん、来場したけどその体型をみて「何代目!?」ってなった…
なんとも不思議な気持ちに。まあ、それはそれで。
舞海さんはゆさんタイプかと思わせておいて、
ミウラアカネちんさんタイプでちょっとぐっときました。
クローズラインとかアカネちんさんのそれだった。完全に彷彿。
はいすぺちゃんたちにはいない、ここ最近にもないパワー系の新人で、
動きもわりと遜色がなくて運動神経もよさそうなので、
これはわりと早く上に行ける印象を持ちました。期待大だわぁ…
試合自体は流石の天満さま。
天満さまもなんかひとつ大きな動きが欲しいわねぇ…
山下さんとのタイトルマッチのその後が欲しい。
ユキちゃーんにも言えるけど、
爆れつもいいけど、そこから一歩踏み出してもいいんじゃないかしら。

○サンダー・ロサ vs 上福ゆき
謎にセクシー対決になったこの試合。
かみーゆが後楽園ホールでシングルマッチってすごいことだよなぁ、よく考えたら。
プロレスに必要な個性っていろいろあって、
それに大いに許されているかみーゆという存在。
もちろん彼女の努力が本当に大きくて、
誤解する人はするだろうあのキャラクターだけど、
実はしっかり芯の通ったプロレスラーなんだってのを再認識しました。
ドロップキック、ビッグブーツ、フェイマサーと長い脚を活かしてるの見栄えがいい。
で、サンダーロサさんはえらい陽気な人でした。
めっちゃ東女向き。
それでもエグめの技を持っているのでおもしろい選手だなぁ、と。
単発で来日する女子レスラーがみんな印象を残していくのは、
いい人選をしている誰かのおかげなんだろうな。誰だろね。

○才木玲佳&小橋マリカ vs らく&里歩
この試合の唯一と言っていいぐらいの見どころだった、
里歩さまとれいたんのマッチアップが本当にわずかな時間しかなくて、
そこがみたかったのに!と消化不良すぎた。
小橋さんは結局、いつぞやの新木場での沙希様とのシングルを超えることが出来なかった。
それだけインパクトが大きかった試合だったってことなんだけど…
「やればできるんじゃん?」っていう空気がずーっと残っちゃったのか、
期待値の高さがそう思わせるのか…
どっちにしろ、この試合は完全に里歩さまの無駄遣い。
里歩さまによるおやすみエクスプレスが観られただけいいかな。

○アジャ・コング vs 伊藤麻希
問題作だった気がします。
次元が違いすぎる。というかまったくもう別の競技みたいでした。
攻撃がなにもかも効いてなかっただろうし、
受けも完全にサービスでしょ。
ちょっとプロレスじゃなかった。
東女のプロレスは東女のプロレスであって、
全女から流れているのとは別の流れだよねぇ。
そこに「チャレンジ」といいつつもぶつけてみても、
逆に相手に失礼なんじゃないか、って。特に伊藤ちゃんだと。
もうちょっと一矢報いられるような相手を選んでほしいと思いました。
伊藤ちゃんだけを観るのであれば、
越えられることすら現実的ではない大きな壁に立ち向かっていく姿が見られたので、
エンターテイメントとしてはよかった。
特に本編であるのマイクでの整形告白はさいこうだった。
伊藤ちゃんにしかできない人生のプロレス。

○操&沙希様 vs 渡辺未詩&辰巳リカ
いまのストーリーとしてハイパーミサヲを取り戻す、という流れがあって、
そこにリカさまが適任なのはOKなんだけど、
美威死鬼軍のストーリーにリカさまが乗っかるのは、
前にどらごんぼんば~ずでやってしまったので他の人がいいのでは?って。
そして渡辺さんの「雑草」というキーワードの流れも、
いまいち回収されずに試合が進んでいた気がしてならず…
それでもなんでも、
試合開始時のリカさまと渡辺さんのマイクはパミさんのそれでちょっと嬉しかったし、
パミさんのポートレートを持参してのアピールは、
どこかパミさんの文豪としての意思が混ざっていた感じがしてよかったです。
記憶はいつぞやのまなせさんのUSAでのアピールで戻りかけたんだけど、
今回は全然効かなかったですね…なにかツボがあるんだろうか。
操さんの強さとしての底上げみたいなのは成功しているので、
ちょっと提供されるストーリーに期待するしかない感じです。
というか美威死鬼軍はヒールユニットってことでいいのかしらね。
あとリカさまの新お衣装がめっかわだった…あれはいいものだ…

○坂崎ユカ&瑞希 vs 乃蒼ヒカリ&万喜なつみ
無敵街道まっしぐら中のマジラビをどのチームが止めるの?という流れの中で、
“正式な”タッグチームとして発足したぱんでぶーのおふたり。
正直なところ、○+○=◎と○+△=○の実力差だとは思っていたんだけど、
万喜さん個人での力(プロレス的+政治的)が把握できてなくて、
もしかしたらマジラビ負けちゃうんじゃないだろうか…って不安はありました。
ポイントはどうしても乃蒼さんになるんだけど、
チームとして練習してきたように連携もあったし、
未熟なりに思いきりのよさを発揮していたので素晴らしさがありました。
雰囲気を身につけるのって努力だけじゃできないので、
そういうセンスのようなものをどんどこ磨けば本当にいいレスラーになる気がします。
でもなんかユカっちに、でもあるし、万喜さんに、でもあるし、
誰かに依存…ではないけど、なんだろう。
憧れをもって、その気持ちだけでは覚醒しない気がしているので不安でもあり。
結果的に無事に防衛!
今回はユカっちの力が大きかった印象。
逆にみずぴょんすがちょっとおとなしく見えたかなー。
相変わらずの受けのよさだったので、
そこは安心してみていられました。
で、次の挑戦者チームが美威死鬼軍。
ベルトだけじゃなくて、みずぴょんすが懸った試合になりそうなのが怖い。
確かに美威死鬼軍側の言うとおり、
みずぴょんすがチカラをセーブしている、っていうのは確かにー、って。
一番すごかったころのみずぴょんすがどんなもんだか存じ上げませんが、
元LLPWって伊達じゃないよねぇ。
元相方のSAKIさんが団体のトップに君臨するレベルになっているので、
みずぴょんすもなんらかの個人としての成果は欲しいところ。
さてさて…
悪くて黒いみずぴょんすもみたいよねぇ。

○中島翔子 vs 山下実優
やー、泣いた泣いた!
東女を初めてみたときに応援するって決めた翔子さん。
そっからずーっと観てた。
推しメンがたくさんいる中で、翔子さんはやっぱり特別な存在で。
なんだかんだでシングルのタイトルに手が届かなくて、
初めてのイッテンヨンで負けて、次の年のイッテンヨンでも負けて、
タッグのベルトを獲った時は「それじゃないんだよな…」と嬉しさ半分に思えて。
山下も海外で試合をして、ユカっちは今回AEWに参戦。
翔子さんはちょっと遅れをとった形になったのかもだけど、
やっと獲れた!やっとチャンピオンになった!
こんなに嬉しいことはない。
プリンセスカップを乗り越えるために開発したセントーンも返されて、
ノーザンライトも返されて、
ぼこぼこに蹴られても立ち上がって、
まさかのノーザンライト2連発。
ロコモーション式のノーザンライトなんて初めて観た!
最初、何が起きたかわからなくて頭の中だけが興奮して、
少し落ち着いてから涙がばーばー出てきました。
やー。観たかったものを観ることが出来た。
自分の推しメンがチャンピオンになったのは初めてなので、
こういう気持ちになるんだ?とふわふわしました。
こんなに嬉しいことはない…なんかもうアガリの気分ですw

人生に大切な三つの袋

2019/5/2
FREEDOMS「we love FREEDOMS! we are FREEDOMS! 2019」

◯平田智也 vs 鎌田直樹
はじめてのダムズだもんでおふたりともはじめて観る選手。
新人(またはキャリアが若い)ってことでいいのかしら。
団体のイメージとしてはデスマッチだったんだけど、
そこにたどり着くまでには基礎をしっかりしないと駄目なわけで、
オーソドックスで武骨なプロレスはだいぶ好きな感じでした。
身体も大きいし。すごいな。

◯佐山駿介&TORU vs ドラゴンリブレ&進祐哉
この4人も初見。初見が多いの楽しい。
でも初見だけにドラゴンリブレ選手が欠場していた流れを存じていなかったので、
それだけ気持ちが入らなかったのは不徳の致すところ。
やっぱり団体まるごとおいかけることで楽しみが増すっていう部分あるよね、プロレス。
ちょっと印象に残ってない試合…後ろが凄い試合ばかりだったので…

◯新井健一郎 vs “brother”YASSHI
元闘龍門のおふたりがここでシングルマッチ?そしてタイトルマッチ?
プロレス人生の流転感が凄い。
アラケンの徹底した腕攻めが巧さが伝わって来ておもしろかったです。
こういう攻め方もあるのか?と感心しきり。
ふたりとも好きなレスラーだし、重ねていぶし銀レスラーなので、
こういういかにもプロレス的な試合は好きです。

◯神威 vs 吹本賢児
フッキーのルアー初めて観た!w
画としては最高に面白い!
デスマッチアイテムのアイディアは出尽くしているかと思いきや、
こういうおもしろアイテムに出会えるのは楽しくていいなぁ。
流血にも慣れてきたので、
こういう派手な試合もいろいろ見てみたい気持ちになりました。
神威選手は初見。
フッキーが負けるだなんて思ってもいなかったのでショックです…
神威選手の印象としてはちょっと小柄で動ける選手だけど、
パワーも感じるのでおもしろい選手だなー、と思いました。
いいレスラーってたくさんいるなぁ。知らないだけで。
いろいろ知りたいわよね。

◯杉浦透&佐々木貴&宮本裕向 vs ビオレント・ジャック&マンモス佐々木&田中将斗
杉浦選手のテンションが終始高くって見ていて気持ちのいい感じでした。
それをやさしく見守る殿と宮本裕向選手がおもしろかったです。
ちょっと突き放して「やれるだけやってこい!あとは知らん!」みたいな薄情さもあったけど。
相手チームの三人はベテランというか実力派というか安定感が凄かった。
その安定感のある三人の猛攻を一手に受けて、それを耐え抜いで、
なんだかんだでビオレントジャックからスリーを取った杉浦の頑張りが凄かった。
田中将斗だって伊達じゃないんだから、
その攻撃を返して行ったってのはすごいな…
プロレスってどこか気持ちの部分で相手を上回ったら勝ち、ってところがあって、
それがドラマ性を産むし、応援したいって気持ちになる。
観終わった後の爽快感がよかったです。いいもん観た。

◯竹田誠志 vs GENTARO
GENさんの25周年試合。
怪我やら病気やら紆余曲折あって25周年までたどり着いたのは凄い。
GENさんはすごい好きなレスラーなので、
ああいういぶし銀というか、どこか飄々としたスタイルなんだけど、
いつのまにやら引き込まれているプロレスってアジがあってすごいよかったです。
蛍光灯が一本だけ割られて、
その破片に右往左往しているのとかめっちゃ可愛い。
で、竹田誠志選手っていうのはどうしてもデスマッチのイメージが強かったけど、
オーソドックスなプロレスというか、総合的な動きというか、
組んでも巧い選手なんだな、ってのが観てとれてぐっときました。
こういう試合、ホント好き。
プロレスって異色な選手であればあるほど、基礎がしっかりしてないと駄目なのね。

◯葛西純 vs 藤田ミノル
やー、メイン。
藤田ミノルというプロレスラーの魅せるものというのは、
技術云々や気持ち云々じゃなくて、
ここまで来た過程そのものであって、
生き様ってこういうことをいうんだなー、と感動的ですらありました。
この二人の関係性がより深ければ深いほど、
時間が経過するごとにそういうプロレスになっていったのが凄かったです。
この試合が組まれた後に、
藤田ミノルが努力したこと…努力というか、なんだろう。工夫?
アイディアを振り絞って集客を増やすこと。
自分の集客を増やすことが声援を増やすことにつながって、
その後に場内の雰囲気を葛西純一色にさせなかった凄さがあった。
他にそんなことをしてきたレスラーって知らないし(高梨さんがそうかな。似てるかな)、
そういう部分は尊敬できるところであります。
でも、葛西純を上回れなかったってなんでだろうかね。

初のダムズでしたがえらく堪能できました!
思っていた以上にデスマッチ色が濃すぎなくてよかった。
他の比べるのはよくないのでまあ、いろいろ思ったことは置いておくけど、
また機会があれば見に行きたい気持ちでいっぱいです。

誰でも陰謀論

2019/5/1
誰でも女子プロレス「SHOWCASE」

待ちに待ったというかなんというか、
ダレジョの集大成的な板橋大会。
リングの大会は稲田堤で一度あったけど、
ちゃんとした興行として成立させようとした初の大会…という位置づけでいいんだろうか。
昼に我闘雲舞の興行があった関係もあって(?)超満員。
素人のプロレス教室の発表会にこの客の入りはすごい。びっくり。
ロックアップ選手権→ドロップキック選手権→試合→ファンミの流れで、
だいぶおなかいっぱい楽しめました。
技術的云々はわからないけど、全試合おもしろかったし、
それは参加者のみなさまのキャラクターがそれぞれあるのってところで凄い。
個人的にちょっとしたハイライトは鳴りやまぬヤマダコールのところ。
不器用ながらも一生懸命な姿はどうしても観ている側に響いてくるし応援したくなる。
一生懸命って大事だよなぁ。
道場でお会いして勝手に先輩だと思っていた方がいきなりリングに登場したのはアガりました。
リングネームだったからわかってなかった…
しかも陰謀Tシャツってさいこうだった。
ダレジョを観に行くと「(プロレスだけじゃない)気付き」みたいなのがたくさんあるので刺激的です。
また次回はよ。
今回のこの大会を経由したダレジョメンの次の試合を観たい。