2017/12/23
東京女子プロレス「せ~の、メリークリスマス!」
オープニングでアプガ(プロレス)の衣装が紹介されたけれども、
まあアイドルユニットなのでしかたがないとはいえ、
おそろいの色違いになるのねぇ。なるほど。
プロレスって衣装にその人のセンスとかが出ると思うので、
上に決められたおそろいっていうのはどういう気持ちなんだろうか。
オープニングコールのときに伊藤ちゃんがゆきちゃーんを真ん中に入れてあげたのはよかった。
ぐっときました。
○山下実優 vs 小橋マリカ
格の違いはもちろんあれども、
それでも少しずつ小橋さんがよくなっているのはいいことだと思う。
前回のこの二人のシングルは受験休業前でしたよね、確か。
半年ちょっと前かな。
あの時ほどテーマがなかったので一方的にはなってしまった印象。
ブルドッキングをバックブリーカーで返すのってはじめて見たかも。
○のの子 vs まなせゆうな vs 上福ゆき
最近ちょっと好きになって来ているかみーゆさん。
かみーゆさんもできることが増えて来てよくなって来ている。気がする。
でも、いままでで一番よかったのは確か。
相手がのの子さんとまなせさんっていう半分彼女の教育係みたいな人選だったので、
安心して試合が出来たんだろうなー、という感じなのかしら。
英語で捲くし立てるのはあまり好きじゃないし飽きてきたし、
なにかひとつ技でも覚えてほしいなぁ。
試合は安定ののの子劇場でした。
まなせさんもそれにうまいこと乗っかってきていいと思います。
しかし強いまなせさんも出せるはずなので、そういう一面も見たい。
○辰巳リカ vs のどかおねえさん
リカさまの所謂田口隆祐的な走らせるやつがぐっときました。
おねえさんはタックルがメインなので、
それとリカさまの硬い尻とのぶつかり合いでしたね。
そうなるとグラウンドの展開が全くなかったのか。そうか。
WARスペシャルとドラゴンスリーパーってよく考えたら渋い対決だったなぁ。
辰巳のリカさまは美威死鬼軍とのストーリーが終わって、
どらぼんでイッテンヨンにいけなかったのはちょっと悔しい。
今年一番成長したのは贔屓目にみて辰巳リカさまだったので報われて欲しいです。
こういうのどうしたらいいんだろうねぇ。
のどかおねえさんも結局今は亡きあずにゃんとの最弱決定戦があって、
そこから這い上がってくるストーリーが欲しいなぁ。
去年も負けて這い上がるためにチェリーさんとの対決があったわけだしさ。
こういうのどうしたらいいんだろうねぇ。
○優宇 vs 伊藤麻希
叩かれても叩かれても絞められても投げられてもどんどん立ち上がってくる伊藤ちゃん。
アツいぜ、伊藤ちゃん。という気持ち。
不器用だけど気持ちっていう武器があって、プロレス的な強さは東女随一だし、
みんなから愛されているんだよなー、っていうのは伝わってきました。
この次にある男色ディーノとの対決は全く読めない。
読めないというか、どうなっちゃうの?っていう期待がすごい。
文化系プロレスっていう言葉の意味が強い試合になるんだろうなぁ。
優宇さんはいつもの優宇さん。よくもわるくも。
全員が全員にスポットライトをあててあげたいって気持ちになる。
また絶対に流れは来るから。
○アズサ・クリスティ&沙希様 vs ハイパーミサヲ&黒音まほ
いやー、なんか出オチ感があったアズサクリスティだったので、
2試合目で一気に飽きが来ている感覚が。
実況を辞めたので試合中のマイクはないんだけど、
途中途中で言葉を発してもボソボソとしか言わないのが残念。
ちょっと噛むのももったいない。せっかくのキャラなのに。
で、物足りなさをフォローをしたのがハイパミさん。
ネオ婚勝軍結成!?というネタを持ってきたのは流石。
そしてよく試合中もしゃべる…すごいわー。
アズサをあずにゃんに戻すためには、
いままで絡んできた人じゃないとストーリーに無理があって、
それこそ元婚勝軍ののの子さんと文化系のおパミさんぐらい?
イッテンヨンにあまりつながらないのがなー。もったいない。
で、沙希様っていままではマーサもいたのでプロレス的には教育される側だったけど、
今度はアズサが下についたので試合をひっぱらないといけないのよね。
そうなるとこの美威死鬼軍ではどうだー?ってなる。
だってまほさんのスライディング式ジャーマン出せなかったもんね。
このふたりが受けられないから。
あずにゃんだったのかなぁ。おねえさんのほうが回せたんじゃなかろうか。
○中島翔子 vs 瑞希
個人的にはちょっともやもやする終わり方。
プロレスの見方っていろいろあるんだけど、超個人的な解釈ってことで。
試合のフィニッシュがほぼジャストフェイスロックで極まっていたにも関わらず、
一瞬の隙をついて翔子さんが逆転の丸め込み、と。
その一瞬の隙というのが、
翔子さんがレフリーのブラインドを突いてみずぴょんすの足をちょんとタップしたように見えて、
そんでそのタイミングでフェイスロックが緩み、翔子さんが丸め込んだ、と。
ぶらぶらした手が当たっちゃったとかじゃなくて、意思をもって足を触ったんだよなぁ。
それが作戦であればズルいとも言えるし、巧いとも言えるし。
(もし打合せ的な合図であれば…とも思うけどそういうプロレスの見方は無粋よね)
みずぴょんが納得いかずにむくれているのも納得ではある。
ただレフリーにつっかかるわけでもなく、試合後のコメントも特に文句を言うわけでもなく…
でも、プロレスっておもしろいなー、って思った次第です。
しかしみずぴょんすは純粋に強いな…元LLPWは伊達じゃないよな。
この前のユカっち戦といい今回の中島戦といい、孤軍奮闘でほぼ互角。
そしてタッグ屋としては実績がありにありまくるだけに、
みらクりあんずはだいぶピンチな気がする…大丈夫かな…
ただ里歩さんがベルトをもっていっちゃうのもみたいようなそうでもないような。
△才木玲佳 vs 坂崎ユカ△
チャンピオンvsチャンピオン。
夏のトーナメントで才木が勝って、POP戦でも才木が勝って。
今のユカっちが3タテ喰らうことは絶対にない。
ただシングル王者がタッグ王者にノンタイトルのシングル戦で負けることもない。
ということはどっちが勝つ結果には絶対にならない、って戦前の予想の通りドロー。
そういう予想のしかたは野暮ってもんだけれどもさ。
スピードと狂気をはらんだトリックスター坂崎ユカのプロレスに対して、
相手の技を受け切って、打撃で対抗していく才木玲佳の横綱相撲的なプロレス。
両極端が故の手が合う感じが見ごたえありました。
ただどうしても贔屓目でユカっちを応援してしまうし、
リング下に潜り込むだとか宇宙人プランチャーだとか、
リングと会場を全部巻き込んだプロレスは楽しいったらない。
くじ引きの妙とはいえ、年内最終戦かつイッテンヨン前ラストで、
この対戦が見られたのはうれしかったです。
10分は本当に短かったなぁ。