2016/12/10
東京女子プロレス「In a corner of a city called Kasukabe」
○ミウラアカネ vs のどかおねえさん
前回の挑戦者決3WAYで敗れたアカネちんさんと、
おチェリーさんとの試合が決まっているおねえさんさん。
イッテンヨンの直前に試合する意味は?という感じ。
同じパワー系のふたりなので、強弱がはっきりする。
確かにアカネちんさんのパワーはすごいと思うんだけど、
引き出しが減ってきてる。
もうちょっと関節技あったよね。
それこそ蛇界のときのキャトルミューテーションとか。
おねえさんさんは猪突猛進型に余裕と柔軟性が出たらな…
このままおチェリーさんに挑むんだよなぁ。うーん。
○辰巳リカ&ハイパーミサヲ vs 滝川あずさ&のの子
婚勝軍のことをじわじわ好きになってくる。
北側の客席の間をバージンロードに見立てて入場してきたのとか最高でした。
そしてこの面子だともちろんマイクの長さね…
どいつもこいつもよくしゃべる…(嬉
婚勝軍のおもしろいところは良くも悪くもゼクシィ芸なわけで、
今回は木曽さんとの絡みがあったのがすばらしかった。
やっぱり東女のレフリーは木曽さんじゃないと駄目だ…
フィニッシュの辰巳さんがキメたドラゴンスリーパーをゼクシィをタップするのとか最高。
そして冷静に辰巳さんとハイパミがいいレスラーになってる件。
おパミさんはなんかもうひとつフィニッシャーが欲しいなぁ。
アイアイムアヒーローってあまり説得力がないんだよね。ふわっとしてて。
○才木玲佳 vs 黒音まほ
黒音さんというキャラががっちりしている選手と、
才木さんという表現力がしっかりしている選手の試合。
ガール同士の追いかけっこといえば追いかけっこだけども、
ちょっとしたホラー映画っぽくてなかなかぐっときました。
どちらも技が派手で見栄えがするのでおもしろかったです。
伊達にセミじゃないよなー、と。
黒音さんは今年デビューなのに他と全く遜色ないし、キャラも強い。
そしてレスラー時と普段のギャップがさいこうで萌える。
推し増ししたい…
才木さんはだんだん親近感が沸いてくる感じに。
ただ東女関係ないけど、才木さんと同時にデビューした木村花さんが、
わりとしっかりした実績を作り始めているので才木さんが今後どうなるのか気になる。
で、木村花と絡むなら東女からなくなっちゃうよな…と。
それはさみしい。
△優宇&山下実優 vs △中島翔子&ミル・クラウン
前哨戦が結果的にひきわけってのは確かに腑に落ちるというか、
どっちも勝たなかったし負けなかった。
ただ因縁もつかなかった。
ストーリーが動かなかったってこと。
難しいな…
ヒールとベビーがはっきりあるわけではないので同等なんだよな。
決して悪いことではないんだけど、思い切った差別化がない、ってことなのかなぁ。
もっといえばストーリーが弱い?
ストーリーの話をするならば、ミルクラウンってかなり思い切った存在だと思ってて。
エースや王者格ではないけど坂崎ユカというのは東女のアイコンのひとつだったし、
それを岩戸の向こうに追いやってそのかわりに登場させたのがミルクラウンなわけで。
もっと破壊力があっていいというか、
ぐちゃぐちゃにかき回していろいろ壊す勢いがあっていいと思うの。
しゃべれない設定がなー。むむむー。
ムーブとかさいこうに好きなんだけどな。難しいな…
そして山下さんだってエース格なんだからイッテンヨンのストーリーを作ってあげて欲しかった。
赤井沙希は美威獅鬼軍で来たけど、単発すぎやしませんか…?
で、翔子さんにどうしても肩入れしてしまうのだが、
試合後のマイクで悲壮感を纏う中島翔子は最高に美しいと思っている次第。
だから赤井沙希登場のタイミングはめっちゃ不満。ぷんすこ。
イッテンヨンのカードが全部そろったけども、
だいたい予想通りだったのですごい楽しみ。
でもなー、直前最後の一回でもっとストーリーを動かして欲しかった。
去年はロイヤルランブル的ななにかだったわけじゃないですか。
意味のある大会にして欲しかったというのがわたくしの気持ちです。