みんな、おげんきで

2018/8/25
DDT「KING OF DDT 2018 3rd ROUND」

○岩崎孝樹&高木三四郎&下村大樹&レッカ vs 飯野雄貴&大鷲透&上野勇希&彰人
大社長チームがなんでこのメンツなんだろう?って思ったら、
DNAが解散した後にDDTに来なかった人たちだったんだね。
となるともうDDTには出ない雰囲気になってたんだけど、
BASARAもガンプロも試合数は少ないので、
じゃーなんでそっちの団体を選んだんだろう?って不思議に思ってしまう。
BASARAはまだしも特に岩崎くんのガンプロ行きには素直に応援できない部分が出てくる。
今後のキャリアを考えたらどんどん試合したほうがいいと思うんだけどなぁ。
ガンプロのぬるさじゃ、停滞することにはならないんだろうか。むむー。

○ライアン・デイビッドソン&ジェイソン”ザ・ギフト”キンケイド&渡瀬瑞基 vs 島谷常寛&高尾蒼馬&マッド・ポーリー
やー、のっぶが頑張ってる!って印象がどんどん強くなっている感じ。
ダムネ入りはキャラが活きるので正解に思えてきました。
対戦相手もそれなりに強いレスラーになるだろうし。
背の低さはプロレスでカバーしたらええんや!
もしかしたら大物になる予感がしそうなようなそうでもないような。
ライアンデイビッドソンさんは良くも悪くもアメプロな選手で、
ちょっと見得を切るのが気になっちゃう…好みの問題なんだけど。
見得を切ると確かに見栄えがよくはなるんだけど試合のリズムが悪くなる。
DDTは大型な選手は少なく、このメンツ的にもスピード重視の試合が多くて、
その試合のリズムが悪いと魅力もちょっとマイナスになっちゃうんだよな。
難しいところある…
キンケイドは相変わらずおもしろいなー。いいレスラーだなぁ。
もうちょっとキャラが明るかったらDDTでトップが取れそう。

○男色ディーノ&大石真翔&スーパー・ササダンゴ・マシン vs ゴージャス松野&KUDO&高梨将弘
ディーノの肩の怪我ってわりと疑っているんだけど、本当のところはどうなんだろうか。
でもまあ、それをうまいことネタに昇華しているのがこの愉快な三人組のいいところ。
試合自体は松野さんがいたらいたで戦力ダウンなんだからしかたのない結果だけれども、
なんか松野さん必要?って思ったりする。
その辺の選手の整理ってやるべきじゃない?ビアちゃんとかめったに出てこないんだし。

○入江茂弘&太陽ケア vs アントーニオ本多&樋口和貞
太陽ケアの凄さが全く分からないのでなんか普通。
声援もそんなに飛んでなかったし。
ここ最近のアントンがちゃんとシェイプされていて、
しっかりしたプロレスの出来る状態になっていて、実際にしているのが凄い。
鷲関が怖い鷲関に戻るのであれば、アントンも強いアントンに戻ってほしい。
…戻る?
まあ、強い側面が多めに出たらうれしいなぁ、という気持ち。

○MAO vs マイク・ベイリー
同チーム同士の対戦。ストーリー的にも上手く出来ている。
タッグチームは異なるタイプの選手が組んでお互いを補うタイプと、
同じタイプの選手が組んで長所を増幅するタイプがあって、
このチームは当然のことながら後者。
同じタイプなので手はあうのはもちろんだし、同じチームなんだし当然。
ハイフライヤー同士の無茶をしあう試合でハラハラするいい試合でした。
MAOの確実性があがっているのが勝因かしら。
ベイリーはケニーになれないのは何が足りないんだろう…っていつも考えちゃう。
プロレスではないなにかだからかしら。

○遠藤哲哉 vs 平田一喜
団体の平田推しがどこまで続くか?という注目の試合。
結局、勢いはここで止まりかー、ってなりました。
さすがに両国メインまではいかないかw
今回の頂点を目指した方向性というものが、
トーナメントが終わっても継続するのか。
それとも年に一度の季節ものなのか。どっちなんだろう。
しかし「やればできるのに」というレスラーが多いのか、
たまーにそうみえるように上手いことプロレスが組まれているのか。
文化系の残り香みたいなものを感じさせたいのか、
ストロングを推進したいのかよくわからないな。

○HARASHIMA vs 坂口征夫
こういうグラウンドの攻防みたいなのは好きです。
試合がグラウンドからはじまる、もしくは総合格闘技のような展開は、
プロレス、非プロレスのどっちにも取れるので好き嫌いは分かれそうだけども。
息を飲む展開ではあるけども、ふと冷静になった時に、
「HARASHIMAさんはなんでもできるな!」という尊敬の念が沸いてきました。
エースって簡単に作れるもんじゃないよ…どんだけ努力してるの。
そうか、鍛えてるからか。
キックばっかり、ハイフライばっかりの未来が見えるDDTですが、
ちゃんとプロレスを出来る土壌みたいなのがあるといいなぁ。

○佐々木大輔 vs 石井慧介
石井のよさがぴくりともわからないセンスのないわたくしではありますが、
みていて思ったのは佐々木の受けが凄い。ってこと。
いいプロレスラーの基準のひとつって受けがいいことだと思っているし、
プロレスは相手の技を受けてナンボみたいな部分があると思っているので、
佐々木大輔が好きなのはこういうところなんだな、と納得しました。