2018/8/11
我闘雲舞「Gatoh-Move Japan Tour 372」
○デイビー・ケイテル vs 駿河メイ
日本に旅行に来ていたのに急遽試合を組まれたデイビーさん。
フィニッシュがまさかのレインメイカーでぐっときました。
G1をわざわざ見に来たらしいんだけど、
やっぱり日本のプロレスは世界的にもレベルが違うんだなぁ、と。
メイちゃんは今日も相変わらず元気いっぱいで見ていて楽しくなる感じ。
華があるって重要だよなぁ。あと若さ。
○高梨将弘 vs 飯塚優
これは名勝負…に将来なるといいな、という高梨選手による教育試合だった。
とはいえ、飯塚選手もいい選手だなー、と思える感じ。まだお若いのよね、確か。
どこまでが本人の実力でどこまでが引き出してもらった力なのかは素人目にはわかりませんが、
終始グラウンドで足の取り合い、腕の取り合い、バックの取り合いは大好物です!
結論としては高梨選手は非常にいい選手で好き。
○水森由菜&沙紀 vs 紺乃美鶴&里歩
ちょっとね…ちょっとね…この試合はね…
ガトムの絶対的エース、里歩さんがいるからもうりほつるの勝ち抜きでしょ、どうせ。
と思っていたフシが正直ありました。甘く見てた。
というか正直、美鶴さんしか見てなかった。
アイドルアレルギーがあるのでゆなもんは意識から遠ざけてた。
里歩さんの試合後の
「このリーグ戦は美鶴さんを立てるつもりでいたけど裏目に出た(意訳)」
という言葉が鋭利な刃物すぎて聴いているこちらにぐっさり来た。
もちろん当の美鶴さんの心中を察するに、ぐっさりどころの騒ぎじゃないと思う。だよね…
“持たざる者”である紺乃美鶴選手が、タイトルマッチに挑むというステップを踏んで、
“ナニモノかになる”というひとつめのゴールに向かって到達するのを楽しみにしていたんだけど、
そのゴールに簡単には到達できないという残酷な現実が待っていた感じ。
いつだって、現実は、残酷よね…うーん。
美鶴さんの心が折れないか本当に心配でなりません。めげてない!とは言っていたけど…
ただ、観客として見ている側なので、ちょっとゾクゾクはしている。謎の快感はある。
正直、ガトムの中でまだ何にでもなれるんだよ。自由にどこにでもいけるんだよ。
もちろんこういうストーリーは応援のし甲斐があるので、
いつかナニモノかになれた美鶴さんに会いたい。
で、挑戦権を獲得したゆなもんですが、
彼女は確実に”持っている人”なわけで。
気持ちがまっすぐで迷いがなく、猪突猛進に自分の目指すところに突っ走っている。
その中で大きな身体というのはプロレスラーとしては一番の武器になる。
その武器の使い方を覚えて、有効に使った結果がこの結果になったんだと思う。
勢いももちろんあるし、ストーリーとしての流れももちろんあるし、
タイミングがゆなもんを勝利に導いた、という感覚がしなくもない。
自分はどうしても美鶴さんを見ているので悔しさがあるんだけど、
それでも納得の勝利だし、多少の清々しさはあります。