2016/10/23
DDT「DDT Special 2016」
○マッドポーリー&宮本裕向 vs 渡瀬瑞樹&レッカ
よくよく考えてきたらポーちゃん(の中の人)と宮本裕向ってよく一緒にやってるよねぇ。
ベテランと若手だとこんなにも差があるのか…というぐらい、
プロレスって強さの他に巧さっていうポイントがあるんだなー、と思わされた試合でした。
渡瀬くんはLiLiCoの呪縛から解かれてどうなるんだろうか。
DNAの試合をみてないからなんともいえないけど、個性を感じないんだよなぁ。むむー。
試合後のポーちゃんと宮本裕向のいちゃつきが非常にぐっときました。なかよしかよ。
○大石真翔&MAO vs 平田一喜&大鷲透
大鷲透の丸焼き状態がとてもよかった。
結局のところ試合の印象はまるで残ってなくて、
いつも通りの平田の試合でしたね。でも、それでいい。
そういえばT2ひ~は元の三人に戻った感じなのかしら。
あんなにいっぱいいたのに…
○チェリー vs 赤井沙希
DDTの女子部門の層の薄さよ…
なんかどたばた感が伝わってきちゃうのとか、
キックとかその他がやんわりしていてがっかりするのとか、
なんとももやもやする。
別におチェリーさんも赤井沙希も嫌いではないのだけれども、
通常は男子とのMIXの試合だろうし、こういうシングルは難しいのかしら。
あと10月だからハロウィン仕様の赤井沙希に期待してたけれども…
なんか赤井沙希はユニットに所属しちゃえばいいのかとおもいました。
酒呑童子とは別で。
○高尾蒼馬&彰人 vs ヤスウラノ&石井慧介
ヤスと彰人の手の合う感じがすばらしかったです。
というかヤスがすばらしかったです。
なんかいろいろ流石感があった。いい選手だよなぁ。
高尾と石井のタイトルマッチ前哨戦という側面があったわけなので、
ふたりのぶつかり合いがメインのテーマだったのかもしれないけども、
なんかなー、元ドリフのこのふたりはなんかなー。
結局、この前のガンプロで見せた石井のシューティングスターはなんだったの?ってなる。
○KUDO&坂口征夫 vs アントーニオ本多&樋口和貞
KUDOさんが元気でうれしいという気持ち。
ダイビングダブルニーがわりときっちり決まった…よかった…
アントンがこの中でなにをするんだろう?って思っていたら、
ミスターを伴ってがっちりいい仕事をした。
そしてKUDOさんとの殴り合いを制したのがアントンだったのがさいこうすぎた。
樋口くんは期待感あるなー。
樋口くんと征夫さん、樋口くんとKUDOさんとかみてみたい。
そういえば酒呑童子のこの二人がタッグを獲りにいくはずなんだけど、
ダムネとの絡みは全くなかったね…
○竹下幸之介 vs 大家健
印象としては#大家帝国のときのササダンゴ竹下戦に近いものがありました。
大家が有刺鉄線バットを持ってきたのはちょっとおもしろかった。
この前のガンプロからの継続しての使用なんだろうけども、
この人がもってくるとなんとも滑稽でなんか微笑ましい感じに。
でも竹下くんはデスマッチやら流血のイメージが全くないので、
そういう振り幅があったらおもしろいのになー、とは思いました。
結局のところ、ガンプロはガンプロなので、
DDTの試合でそういうことをやってもいまいち盛り上がりにかける、ということ。
あと竹下くんの身体能力はやっぱりすごい。
で、「プロレスをメジャースポーツにする」という同じ想いが判明したので、
竹下くん、まさかのガンプロ参戦?と思ったけども、まあなさそうね…
○佐々木大輔 vs 高梨将弘
やっぱり曲者同士、手が合う試合でした。見応えがあった。
どっちも相手の意表をついたり、裏の裏を取ったりする人なので、
スピード感があって目を離せない感じだったり、
わりと無茶をするというか奇想天外な流れがあるのでおもしろい。
木曽さんの受難ぶりがさいこうだった。
結構、ちゃんと鍛えてるのかな…
フィニッシュがちょっとバタついちゃったのがもったいなかったかなー。
○HARASHIMA vs 遠藤哲哉
HARASHIMAさんと遠藤だったら結構な実力差があるかも?って思ったけど、
もう全然そんなことなかった。遠藤のほうが余裕があったように見えた。
環境の変化やキャラの変化って大切なんだねぇ。
HARASHIMAさんが最後の蒼魔刀がボマイエみたいになるぐらい、
両足が揃えられなくなるぐらい足攻めが出来てたんだもんね。ふむ。
ユニットとしてストーリーに乗ってこれない竹下くんと遠藤で差が出始めてる気がしてる。
飯伏の後継者問題とあわせて難しいところだけれども…
○石川修司 vs 男色ディーノ
とんでもなくぐっと来た試合でしたね。感動的ですらあった。
とにかく男色ディーノのかっこよさ。
団体のアイコンってこういうことですよ。すごいわ…
プロレスをやっていて、どんな形であれトップにいる人間って、
やっぱりそれなりにプロレスの技術はあるわけで、
男色せんせいの序盤のグラウンド技術とか、バンプの素晴らしさとか、
その相手が石川修司ってのにも関わらず男色殺法を混ぜ込んできて、
それに何故か説得力を感じてしまう。
リップロックで本当にタップを奪ってしまうんじゃないかと思った。
たまたま言った「DDTには男色ディーノがいる」という言葉の重さが、
ずどーんと胸に響いた一戦でした。
こんなディーノがみたかった。