シン・ゴジラみたです。おもしろかったです。
以下、理解力のない人が考えたこと箇条書き。ネタバレくそくらえ。
エヴァ感(そりゃそうだ)。
最初のボートの捜査員の声が綾野剛っぽかったんだけどクレジット見逃した。
そんでボートの中に誰もいなかったのってパトレイバー?って思った。
アクアラインに血がどばーって降ってきたのにぐっときた。
血でいいのよね…?ゴジラのエラ(?)からも出てたやつ。
ゴジラの形態が第四形態まであったらしいけど、第一形態はしっぽだけ見えてたやつのかしら。
第二形態かわいい。ふさふさ萌える。
人が直接死んだっていうのがわかるシーンって最初の上陸のときだけでしたよね?あれ?
最後までそうだけど民間人の悲観的な姿みたいなのはなかった気が。
最初のゴジラの逃げるのあきらめてお父ちゃんのところに行こうとする人みたいな。
あと怪我人収容してるところで泣き叫ぶ人とか。
とりあえず逃げ惑って、その感に携帯で写真撮ってSNS投稿、みたいな文化的なところはあったけど。
政治的な会議のシーンは全てコントにみえてしまう。いいとおもいます。
手塚とおるの起用はガメラとの怪獣つながりかしら。それを抜いてもいい存在感してた。
日本人ってやつは…とか政治家って…ってのは他の人が考えてくれたらそれはそれで。
それでもなんでも「上陸はありません」って大本営発表直後の上陸はあるある!ってなった。
パソコンどかどか、プリンタどんどんのシーンは震えますね(SE的な意味で)。
マスコミ的なものは出てこなかったですよね?そうでもない?
近隣住民全員退避って言っても絶対にあの中に入りこむテレビカメラとかいると思うんだけど。
すっとぶ京急かわいい。
高橋一生のちょっと頭のおかしい役はむっちゃ見栄えがする。いいとおもいます。
自分の中の竹ノ内豊がビーチボーイズで止まってた。缶コーヒー飲んでそうな。
石原さとみがなー。なー。いいんだけど…もうちょっと翳のある感じがよかった。
鎌倉から上陸は知ってる土地でぐっときた。八幡宮参拝するんだね、って思った。
自衛隊の指揮官がピエール瀧で「よし!勝ったな!」って思った。勝てないけど。
ピエールはあの戦いでは生還できたんだろうか。あとの作戦に参加してたのかな、とか心配してた。
先のゴジラだと非現実な兵器が出てきたけど(スーパーXとか)これは現実的だった。
米軍が来たときにシーンが夜になって「熱線来るな…」ってどきどきした。
歴代のゴジラって火炎放射したっけ?熱線は覚えてるんだけどはっきり炎とかじゃなかった記憶。
で、おえーって息をどばーって出してた時に「あれでも相当熱いよな」からの、
炎になって「あ、だいぶ広い範囲まで広がるのね。綺麗だなぁ。みんな大丈夫かな…」からの、
レーザー上の熱線になって「ぎゃー!」っていう絶望感が最高の流れだった。気持ちいい。
政府高官のヘリがあっさり撃墜された時の気持ちよさと全くない余韻。
余計な老害がなくなって新しい日本の始まりや!っていうリセット感。
ヘリが離陸即撃墜されるのはガンダム感あった。コロニーレーザーのあれとかそこじゃなくても。
難しいセリフはもう聞き取って理解する必要はなくて、聞き取れなくて理解できないぎりぎりの状況なんだな、って途中からあきらめてた。
政治的な部分も含めて核使用についてのやりとりは識者におまかせ。難しいことわからない。
休憩中のゴジラさんのしっぽの先がカタンとなった意味ってなんかあるのかな。
ヤシオリ作戦のヤシオリってなんかの略称かと思ったけど八塩折なのね。把握。
じゃあヤマタノオロチってことか。意味合的に最後のしっぽの部分につながるのかな。
宇宙大戦争マーチがざらっとした悪い音質で流れて背筋が一気に伸びた。声でそうになった。オリジナル音源?
作戦全体的に漂うピタゴラスイッチ感が気持ちよかった。
無人在来線は可愛そうなのに新幹線は別に、という気持ち。なぜ?0系じゃないから?
そっか。線路が生きてたのか。そういう理由で初回上陸は品川の手前だったのか。それなら新幹線もJRも生きてるもんね。
大崎か田端のあたりがスタートでいいんだよね。
としたら、二回目上陸で鎌倉から東京までの横断で線路は無事だったってことよな。復旧したんだっけ?
凝固剤は液体じゃなくて飲み薬みたいな固形じゃダメだったのかしら。投入方法がないのか。
なんか作業車がすっとぶところで初めて人の死を感じたかも。それまでが無人機だっただけに余計に。
しかし在来線の美しい折り重なりは絶頂でしたね。
で、ラストシーンの解釈はいくらでもやりようがあるなぁ。ヤマタノオロチだもん、しっぽからなんか出てくるよね。
ゴジラが人間に進化というか模倣からの分裂というか。そういうことでいいんだろうな。
神が人間を産む、というおはなし。人間がゴジラになったパターンではないとおもう。
これ絶対に再起動するよね、ゴジラさん。
オキシジェンデストロイヤーに勝るものはないと思ってました。
芹沢博士の特攻と骨になっちゃうショックとか含めて。
今回の凍結/凝固ってのは攻撃的には地味だったけど、ぱきっ!と一発でなったショックはあった。
見る前の期待としては特撮部分だったので二度の上陸シーンは非常にときめきました。
MOTでやった特撮展と「巨神兵…」を併せてみていたので、あれとの違いとかもおもしろかったし。
SF的フィクションみたいなのが排除されていて、
もしも現実世界でこういうことがあったら?みたいな居心地の悪いリアリティがあった。
戦闘シーン以外の政治的な部分は前半はギャグパートで後半はストーリーのメインなバランスかしら。
出演者が誰かしらなんらかのツボをついてくる感じ。
塚本晋也の枯れた感じに最初気がつきませんでしたよ。片桐はいりが片桐はいりだったし。
見終わった後のふわふわした感じはなんなんだろうなー。
東京がとばーっと壊されてびやーっと火を噴いて人類が勝ったどー!みたいな話だけじゃないよね。
そんなわけでシン・市川実日子はさいこうでしたね。
もう一回みるし、DVDも買う。ANI探さないとだもんね。