広く大きな20年目の

2017/3/20
DDT「Judgement2017~DDT旗揚げ20周年記念大会~」

さいたまスーパーアリーナはPerfumeのライブ以来。
スタンドの最前だったんだけど、アリーナと高さに差異がなくて実質アリーナの最後列。
快適ではあったけども、だいぶ見にくかったですね。リング上が確認できないときがある。
これなら安い席のほうがよかったなぁ。ぷんすこ。

○吉村直巳&鈴木大&島谷常寛 vs レッカ&下村大樹&上野勇希
DNA提供試合。
個人のパーソナリティとしての個性はあるのかもしれないけど、
プロレスの技術としての個性があまり印象の残らなかったなぁ。
吉村もパワーと人として感じ悪いだけでプロレスしているわけじゃないし。
DNAが新体制になってひとつの団体として成り立たせるのであれば、
既にDDTに参戦している選手が主要な選手で、このメンツは前座でしょ?
前座が前座したらこの程度にしかならないよなぁ。
東女より前になっちゃったのはそれが原因かと。

○ミル・クラウン&優宇&伊藤麻希 vs 才木玲佳&辰巳リカ&滝川あずさ
ミルキーのマスクが取れたのは事故なの?わざとなの?
事故だとしたらまあドンマイ…あんなに紐が緩んでたらね…としかならないけど、
ワザとだったらなんだかすごい気がする。
「まさか、このタイミングでゆかっちが帰ってくるの!?」って思って、
とんでもないストーリーの動かし方をしたな…ってなった。
後々の対応から汲み取るに事故っぽいし、ミルキーとゆかっちは別人で双子ってことで着地かな。
試合自体はなんかもうおなかいっぱいだし胸いっぱい。
いつもだと時間差バトルロイヤルとかになるはずが、今回は選抜メンバー。
選手の実力に差が出始めたことではあるのだけれどもその辺は前向きに。
辰巳リカさんのいつもの「あーよっしゃいくぞー!」の口上の前に、
「さいたまスーパーアリーナのみなさーん!」とあって、
ふと「この子たちはいまとんでもないところで試合してんだな…」とめっちゃ親心。
なんとも誇らしくもありましたね。試合もよかったしおじさん、感動しちゃった。

○ワンチューロ vs MIKAMI,GENTARO,美月凛音,柿本大地,橋本友彦,バンビ,ポイズン澤田JULIE,ゴージャス松野,DJニラ,トランザム★ヒロシ,松永智充,星誕期,ヨシヒコ,伊橋剛太,マッド・ポーリー,コタツ,澤宗紀,大家健
20周年で新旧総出でのバトルロイヤル。
MIKAMIさんが当然、脚立を持ってきたので脚立vsこたつとかあるかと思ったけど、なかった。
序盤でOB/OGが出てきたのをPSJが呪文で全排除したのはどうだ…
流れがばっつり切れるのは好きじゃないので、
現役メンツ(MIKAMIさんとかGENさんとか)がなんとなく残ったらよかったのにねぇ。
大家さんのバッコミ芸がわかってはいたけどもすばらしかったのですべてOK。
澤さんも見られたし。

○ヨシヒコ vs ワンチューロ
今回のヨシヒコのセコンドこと梅ちゃんが元気そうだったのでよかったです!

○MAO&大石真翔&勝俣瞬馬 vs 樋口和貞&岩崎孝樹&渡瀬瑞基 vs 高尾蒼馬&彰人&ヤス・ウラノ
結果から言うとスマスカが取るかと思ってた…んだけどnωAが取るとはね…
でもアイドル…っていうことを考えないでおくと、
まこりんだってKあがりなのでテクニシャンではあるし、
勝俣だってMAOだって貴重なハイフライヤーとして見栄えはするしいいチームではあるわよね。
スマスカはなんで6人タッグが取れないんだろうか…
確かに高尾くんさんが加入してまもないので試練といえば試練だけども、
ヤスだって彰人だっていいレスラーよ?不思議だよなぁ…
DNA勢は新体制特需が終わったので剥がされたのは納得ではある。
だから渡瀬くん、必要?

○ゆに&ジャガー横田&石井慧介&高梨将弘 vs 大鷲透&平田一喜&アントーニオ本多&レディビアード
ゆにくんはなんかもやもやするんだよなぁ…
子供すぎてプロレスが完全に接待だもの。
あんなフォールなんて取れるわけないよ。
まあDDTだからいいのかー。と思うしかない。
あとビアちゃんね。
一応、正式に所属してるんだからビッグマッチしか出てこないのも意味わかんない。
そういう人が年に一度とかしれっと試合してるのもね…必要?ってなる。
石井も仮にも他団体とはいえベルトを持ってるんだからこういう試合に混ざってるものね。
いろいろしかたないのかなー。人も増えてるし。

○こたつ vs ヨシヒコ
こたつ最強ですね。
このこたつに入ったら寝ちゃう、っていう設定がぐっときます。

○ジョーイ・ライアン vs こたつ
ジョーイのちんこ投げはすごいな!
アイアンマンはジョーイが持っているときが期待感が高まるので、
このままアメリカまで持って行ってまたすごい人たちで回して欲しい気持ち。
こたつ選手はここでお役御免かな…いい選手だった。

○入江茂弘 vs マイク・ベイリー
これも期待外れ。10分もやらなかったよね?
もうちょっとバチバチを予想していたんだけどもそうはならなかった。
入江は海外にいって自分より大きな人を相手に試合をして来て、
覚えて帰ってきたのがタズミッションっていう関節技。
そりゃさ、パワーが通用しない相手には関節技はいいよ。
でもDDTに帰ってきたらパワーが通用するんだから、そっちじゃなくない?
攻撃の幅が増えたのは決して悪いことではないんだけど魅せ方みたいなそういう部分。
ベイリーはプロレス的な技とかでなくて、型なんだよな。ムーブというか。
相手選手が四つん這いんになって待ってないといけないのって、
見ている側が気がついちゃうとげんなりする。
流れの中で出ないと嘘がばれる。
うーん…

○里村明衣子&赤井沙希&中島翔子 vs アジャ・コング&チェリー&山下実優
個人的なメインイベント。
東女勢が主役にならないとこの試合は全く意味がなくて、
その意味では文脈的な主役は山下実優だった。エースの仕事だった。
山下実優という選手はプロレスラーであるのと同時に格闘家でもあるんだな、という気持ち。
気持ちが前面に出てくること、ストイックであること、もっている華やかさ。
それが里村明衣子に向かって行って、結果につながったんだと思います。
そりゃまあ、まだまだ勝てはしないけども、次に進めたらいいと思いました。
具体的には鎖国の解除。里村との再戦。シングルでも団体対抗でもいい。
こういうカードを手に入れたんだったら使うべき。
開国してくださいよー。カサンドラ宮城vs黒音まほとかみたいじゃーん。
もう一人、翔子さん。俺たちの中島翔子。
あんな体格差のあるアジャコングと対戦したのは少し悲壮感すらあった。
それでもなんでも魅せる動きはたくさんあったし応援もたくさんもらってた。
自分を出し切りづらい相手ではあったと思うので、本人は絶対に悔しがってるんだろうな。
なにより山下に負けたと思ってそう。そんなことはないぞ。
あとはもうただただ里村のオーラがすごい。仙女はいっかい見てみたいです。

○高山善廣&ディック東郷 vs KUDO&大山峻護
大山峻護というかたはどれくらいの知名度の方なのかしら…
煽りVからの「あー。高山vsドンフライを再現してみたかったんだな…」という感想に着地。
総合の試合で闘いの流れの中から偶然生まれたものを、
プロレスというものでオマージュ的にやるのはいかがなものか。
それでもなんでも序盤こそマウントの取り合いのようなもので見応えはあったけれども、
終盤はプロレスはそんなに甘くはないんだよ、という試練の試合にみえました。
この一試合限定のプロレスだったんだろうか。
継続参戦とかあるのかな。
あったらあったでおもしろいけれども…

○男色ディーノ vs ジョーイ・ライアン
事前の宣伝動画でanalyzeがANALだというオチが発表されていて、
改めて動画を見ていない人向けのプレゼンでした。
オチもトランプ氏も本番だけにとっておけばよかったのに…
山ちゃんもいつぞやの焼き直しですし。
このふたりの試合ということでDDTらしさ。
個人的にはスペイン語放送席が破壊されるのが好き。
主役はもう松井さんで松井さんの可愛さが全開だった。

○坂口征夫&船木誠勝 vs 石川修司&遠藤哲哉
休養明けの石川修司はまだ本調子ではないよ、ということなんだろうか。
船木もレジェンド枠でほぼ接待的な戴冠だと思っていたけど、
まさかの継続とは…びっくりした。
神の右膝ってのは助走があっての破壊力だと思っていたので、
トップロープからの落下式の神の右膝ってどんなもんなのだろうか。
今回、タッグ戦線が本当に地味で、
前哨戦が征夫さんが孤軍奮闘していただけだったような。
レジェンド枠を使うのはいいんだけどもなぁ。むずかしいですね。

○飯伏幸太<織田信長>&秋山準<上杉謙信>&関本大介<柴田勝家>with入矢麻衣<お市の方> vs 高木三四郎<豊臣秀吉>&武藤敬司<武田信玄>&木髙イサミ<真田幸村>with徳田公華<松姫>
ほぼこれはボーナストラックみたいな試合でした。見られてうれしい。
武藤はみられるだけでお得感のある縁起物みたいなものだから、ありがたくもありました。
もうテンプレレスラーの域を超えて伝統芸能だった。
フラッシングエルボーは初めてみたかな。
そして結構、うごけなくなってるのね…
こういう試合で楽しそうに試合をする飯伏とイサミさんが楽しそうでうれしい限り。
悪ふざけがすぎていてさいこう。
秋山と武藤のマッチアップとか結構な事件な気がするんだけどなぁ。
信玄と謙信だもんで、川中島の合戦を再現したのはいいもん見た感が最高潮。
さいごは飯伏が決めて、やっぱりDDTは飯伏の団体だったんだなと実感。

○佐々木大輔 vs 葛西純
ハードコアマッチとはいえ、本当に痛みのあるやつは佐々木は受けなかったのが残念。
金属製の熊手を上に向けてのボディスラムとか。
椅子の座席が抜けなかったり、長机に突入したけど頭が刺さらなかったり、
ダイブしても割れなかったりで、セキチューの製品は優秀だなー、と思いました。
葛西純の無茶と佐々木の無茶は種類が違うものだと思うので、
その辺の差がなんだかおもしろかったです。
痛みと暴走みたいな。
佐々木はKO-DとExtreamとタッグも6人も持ったことあるよね。
アイアンマンってないんだっけか。

○竹下幸之介 vs HARASHIMA
これ、いろいろ難しい…
アンチ竹下の立場からしてみると、このブックには納得いかないし、
じゃあこのレベルの試合がHARASHIMAさんと他の誰かでできたか?といえば、
該当者が他に思いつかない…ということは、
HARASHIMAさんのポジションに登ってきている?ってことなんだろうか。
ただそれは試合としての実力やポジションであって、
プロレスラーのパーソナリティとしてはまだまだ認められるものではないと思うの。
それは試合後のマイクであり、最後の〆の言葉であり。
選手が全員登ってきて「これはどういう状況ですか?」と言ってしまうのはおかしい。
一本締めがわからないとか子供か。
その直前の遠藤とのやりとりとかちょっとグダったし…むむー。
花道を竹下、HARASHIMAの両名で引き上げたことで、
完全なる世代交代ではなく、新旧世代が共にこの先も力を合わせていくぞー、ってことよね。
そうしていくしかないよなぁ。
試合的には竹下がバイオニックエルボーを出したところが痺れましたね。
ダスディローデスの技ではあるけど、要はアントーニオ本多の技であり、
アントーニオ本多に対する敬意、そしてアントーニオ本多のDDT内での偉大さ。
そういうことだよな、と。よかったねぇ、アントン。

全体的には正直、すっきりしないというか、
ちょっともやもやしちゃう感じだったのかもなぁ。
会場がそんなにプロレス向きではないとおもいました。
それなりのお高い席で見てましたがあまり見えなかったのもあるけど。
ベストバウト…というかそういうものは女子プロ大戦かな。思い入れありまくりの。

東女のおかあさん

2017/3/12
東京女子プロレス「この際、練馬で盛り上がっちゃお!」

○ミル・クラウン vs 黒音まほ vs 伊藤麻希
奇怪派、奇怪派、アイドル。
東女の産んだ名作、伊藤麻希が本当によい。
身体的なプロレス的にはまだまだなんだけども、
魅せ方的なプロレス的にはもう既に最高傑作になってる。すごい。
ミルキーさんもまほさんも魅せ方的にはパーフェクトな選手なので、
エンターテイメントとしては最高の試合でした。
途中の謎にミルキーまほ組が結成されてタッグになったりして、
人間じゃないふたりが自由すぎた。
まほさんがゾンビなんだけどめっかわですね。
伊藤ちゃんは基礎中の基礎であるところのボストンクラブが、
ウォールオブジェリコレベルのエグさで十分フィニッシャーになりそうでよい。
で、試合後の本編。伊藤ちゃんのマイク。
今回はテレ朝に結果を売ってFIREしてきた大社長にぼこぼこにされる流れ。
すごいなぁ…大社長は伊藤ちゃん大好きだよね…
いったい伊藤ちゃんは誰と戦ってるんだろう?っていう不思議な気持ちにすらなる。
LinQにはこれっぽっちも興味がないんだけどもそっちもチケットを売らないとなのよね?
夏の東女後楽園の宣伝部長として露出が増えたらうれしい。
今回は最後に「一番かわいいのは伊藤ちゃんだよ!」がなかったのはさみしいです。

○まなせゆうな vs のどかおねえさん
のどかおねえさんのユニバースを見ている人向けの「いまから無音になるよ!」が最高すぎた。
おねえさんの無限の魅力を感じつつある昨今…
まなせさんは今回が初参戦。
東女の前はスターダムとかでやってたんですね。知らなかった。
プロレス的にはまなせさんのほうがキャリアがあって、格がちょっと違った印象。
だけども所謂女子プロレス的なムーブやら立ち振る舞いなので違和感はある…
ちょっとヒールっぽいし外敵感がすごい。
いままでにないキャラというか選手というかそういう印象でした。
才木さんも最初は外敵だと思ってたんだけど徐々に好きになったんだよな。
まなせさんはどうなるんだろうか。
ただルックスは正直苦手です!いまのところキャラも!

○山下実優&中島翔子 vs のの子&ミウラアカネ
最後のバストデラックス。
試合後のマイクでアカネちんさんが「助けにいけなくてごめんなさい」と言って、
このふたりの絆の強さみたいなのを感じると同時に、
アカネちんさんの優しさがあふれにあふれてて感動的ですらありました。
言ってもこれからJKになるわけで、まだまだ不安なお年頃。
そういう中で東女の参加したのは不安もいっぱいあっただろうけど、
のの子さんだけじゃなくてみんなに愛されてきたんだなー、と。
ラストは山下さんとシングルか…結構戦績はアカネちんさんのほうがある印象。
そして翔子さんの入場曲が新しくなってた。
戦隊っぽいかライダーっぽいか…と予想してたらゲーム要素が残ってましたね。
これから慣れるかな…
あと翔子さんの新コスもお披露目だったけど入場式はまだ着てこなくて、
髪のアレンジと相まってウーパールーパーみたいな可愛さあった。
おやつあげたい。

○沙希様&マーサ vs 辰巳リカ&滝川あずさ
入場式で多少おすべりになった沙希様。
お箸を卒業したマーサもすっかりマサ化して試合をがっちり作ってる。いい仕事。
沙希様があずにゃんの実況をマイクごと蹴り落とした場面がぐっときた。
ゴツッ!ってすごい音したもんね。
今回はレフリーがよそ見をしていてタッチが認められなかったってネタだけど、
前々回がドラゴンスリーパーで落ちた沙希様の手をモップの柄で持ち上げる。
前回があずにゃんがスリーをとったものの辰巳レフリーが認められておらずノーカウント。
ここにタッチが認められない、ってのを比べてしまうと弱かったなー。
あと岡田レフリーじゃ全然駄目。おもしろくない。岡田め。
試合は辰巳さんがほぼ受けの状態でエプロンPKまでもらってたのがすごい。
あとは終始、徹底して尻。尻。尻。いいとおもう、尻。
ちょっと惜しくも…って雰囲気ではなかったけど、いい試合でした。おもしろかった。
試合後のあずにゃんのマイクで沙希様とシングルの要請をしていたけど、
却下された部分が伝わりにくかったのが残念。
そのあとに辰巳さんがシングル要請したときに「あれ?あずにゃんは駄目だったんだ?」って。
辰巳さんは白いちんちくりんなのに熱い気持ちをもっているのがさいこうで、
マイクを使わずに対戦要求するのとかかっこよすぎた。
四の字、ドラゴンスリーパー、エンジェルアタックが手持ちのカードかー。
ドラゴンロケットとか使えるようになったらさいこうなんだけどな。
これは紙テープ案件なのか…な、、?

○優宇 vs 才木玲佳
優宇さんがまた強くなってた。どこまで強くなるの。
才木さんも筋肉担当だもんでそれなりに筋力はあるのかもだけど、
優宇さんの地力の筋力も相当なもんだから、そのアドバンテージはない、と。
そうなるともうプロレス的な部分で決着がついちゃう。
才木さんは蹴り主体。優宇さんは逆水平が魅せ技になってる。
そこにグラウンドの技術が、
それも相当のレベルの技術があるんだからもう比較できない。
うーん。引き算ではないんだけどね…
タワーブリッジに持っていく一瞬の流れが沸きましたね。
才木さん、悪くは決してなかったんだけどなぁ。
そしてラストライド…才木さん、よく受けたね…
優宇さんががっちり強さの象徴として君臨している限り、
東女は安泰ではあるけど、相手がいなくなってきちゃいましたね。

で、次の挑戦表明があずにゃん。
うーん。
出てきたときのマイクはやっぱり婚活がらみの導入で、
「ちょっとなにをしにきたのかわからない」という雰囲気だったけど、
欲しいものは欲しいと言わないと手に入らないくだりにぐっときましたね。
そうだそうだ。いいこと言う。
無敗の王者と未勝利のチャレンジャーってすごい。
すごいけど、どうなっちゃうの?って気持ちもすごい。
だもんですごい楽しみ。
おもしろいなー、東京女子プロレス。

虎のかたちをした夢

2017/03/06
新日本プロレス「旗揚げ記念日」

前回新日を見たのはいつだっけか?と調べてみたら、
一昨年のG1決勝でした。
AJも中邑もどっちもいたし飯伏もいた。ケニーはいなかった。
なにもかもみななつかしい。

○中西学 vs 岡倫之
ダークマッチに中西さん。
第三世代も頑張ってる。
岡は初見でした。
鳴り物入りで入団した岡ですが、あんなに強い印象があったのに、
なんともプロレスをさせてみると普通の力持ちに見えた。
レスリングとか総合とかとプロレスってやっぱり別物なんですねぇ。
中西さんの伝統芸能がみられて縁起物感。

○YOSHI-HASHI&後藤洋央紀&外道&邪道 vs 鈴木みのる&デイビーボーイスミスJr.&エルデスペラード&TAKAみちのく
久しぶりの風になれ!
鈴木みのるは大好きなので新日で見られるのはうれしい限り。
鈴木軍みたいなプロレス脳のあるわかりやすいヒールはやっぱりいいよなぁ。
結局やっていることはテンプレ的な感じにはなってしまうんだけども、
それでもデイビーボーイの身体のデカさとかレスラーっぽくておもしろい。
しかし殿とデスペの空気感はどうにかならんのか…
試合開始直後に乱闘になってぽつーんと殿が場外で放置されていたのがおもしろかった。

○バッドラックファレ&ケニーオメガ&裕二郎&タマトンガ&タンガロア vs 真壁刀義&永田裕志&獣神サンダーライガー&タイガーマスク&デイブフィンレー
ケニーがおもしろいほうのケニーで安心しました。
ちょっと古い世代のチームと最新のチームとではぢぐはぐにはなったのかな。
どっちもどっちではあるけど、試合としてはまあ、ひとつ前をかわりばえせず。
一通りのムーブは見られたし、終盤のケニー劇場だけで満足しました。

○金丸義信&タイチ vs ロッキーロメロ&バレッタ
金丸は初見。なかなかのオールドスクール感。
この人はNOAHの人じゃなかったっけか。
NOAHから新日が追い出されてる状態でも新日についてくるんだなぁ、と
(あとで調べよう)。
Jr.タッグが外国人中心に回っている今、形はどうあれ日本人に戻ってきたのはうれしいかも。
あべみほさんがずーっといい仕事をしてて感心。
あんなにリングサイドで煽ってたっけか。
身を挺して守ろうとしたりベルトを渡したり献身的でちょっとぐっときました。

○ザック・セイバーJr. vs 柴田勝頼
ザックさんも初見。線がほっそいなー、っていうのが第一印象。
柴田とやるってことはヘビー級なのかしら。
で、渋くて巧いレスリングをする選手なんだねぇと思って観戦しつつ、
柴田もそれを受けてバチバチではあるけども見応えのある渋い試合だなー、と。
で、鈴木さん乱入ですよ。さいこうの流れ。
まあ確かにいい試合だったのにぶち壊しだ!ってのもあるかもしれないけど、
NOAHの時みたいに簡単にはベルトを奪えるほど甘くないのが新日だし、
時限爆弾をセットできるほどでもないし(裕二郎の予想だけど三下すぎる)。
まさかの!って意味では適任だったよなー!
厳密には新日のベルトではないけど、ここからお宝総取りに向かうのかしら。
ボスと組んでIWGPタッグとか狙ってほしい。アーチャーいないんだし。

○小島聡&天山広吉 vs 矢野通&石井智宏
本間が直前で怪我…というかああいうことになって、
弔いではないけどなにか意気に感ずる展開に。
小島の小こけしは場内が沸きに沸いて胸熱でした。
予定通りGBHが闘っていたらまたテーマが違ったけど、
このストーリーはいい裏切りだとおもいました。
テンコジはまさかの!ってなる戴冠だし。
これがご祝儀戴冠で終わらないといいなぁ。
テンコジはまだやれる。

○内藤哲也&SANADA&イービル&BUSHI vs 棚橋弘至&マイケルエルガン&ジュースロビンソン&KUSHIDA
やー、人多い!
ジュースロビンソンは初見。SANADAもEVILさんもかな。
ジュースってCJパーカーだよね、確か。
ロスインゴさんのタッグワークがすばらしかった。
本体は急造に近いと言えばそうだもんねぇ。
棚橋さんはいまいち目立たなかった気が…調子悪いのかな。
内藤はいい世界観に到達したな、という印象です。
愉快な仲間たちがほんと愉快でよかったね。

○高橋ヒロム vs 田口隆祐
田口監督の素晴らしさね。すごい。
どっからどうなっちゃったのかオーマイし始めて、
もうちゃんとやらなくなっちゃったの?って思っていたけども、
やるときはやるおとこ。
セイシがかかるとやっぱりモノがちがう。
結果は結果としてあるけど、間違いなく主役だったのは田口。
ねちっこくアンクル狙う展開も、
どどんで一発キメるのもかっこよかった。
ヒロム、いや高橋ヒロムもいいことはいいんだけど、
ちょっとキャラが「この人、めんどくさそうだな」という気持ち。
最後のマイクも微妙といえば微妙。
そしてKUSHIDAかー。またかー。おもしろくないよー。

○オカダカズチカ vs タイガーマスクW
プロレスを見ていて年に数回ある「いやー、いいもんみたなー」という試合。
いやー、いいもんみたなー。
何年か前の旗揚げ記念日でやっぱりこのカードに似たカードをやったけど、
あの時とは全然ちがう意味合いだし、なにより無駄に夢がある。
中の人は新日には決して、よっぽどのことがないと戻ってこられないと思っていたので、
このよっぽどのことが起こったのはすごいなぁ。
見られただけで満足しそうでした。
んで、試合は「あー。あいかわらずだなー」という安心感。
いつぞやのイッテンヨンの中邑戦のオマージュ的な展開だけど、それでもいい。
雪崩式のタイガードライバーが見られたので満足です。あたまおかしい。
まあよくよく考えたら、あれを受けられるオカダさんがすごいのか。
しかし30分ドローを予想していたんだけどタイガーマスクWさん、負けてもいいんだ?
その辺が初代とはちがうのかね。

久しぶりの新日は「いやー、新日だな」という感覚でした。
記念日的なタイトルマッチもあったし特別試合もあったしでおなかいっぱいでした。
8人タッグ、10人タッグとかの顔見世マッチが多くて、
その辺はしかたない。
また気が向いたらいくぞー。

そして童貞は護られた

2017/03/04
東京女子プロレス「洋光台駅前イベントプロレス第二部」

○ミル・クラウン vs 滝川あずさ
ゼクシィを禁じられた婚勝軍、残るは婚姻届ですよねやっぱり。
初見が多い会場では難しいところだったのかな…
話の通じないミルキーさん相手によくがんばった!
婚勝軍のすごいところはタッグじゃなくてなんとなくタッグ風に盛り上げられるところ。
昼間の明るい時間は表情でみせるあずにゃんがセコンド、
夜の暗い時間はせりふ回しで空気をつくるのの子さん。
役割がしっかりしててすごいなとおもいました。
というかのの子さんすごいわ。

○辰巳リカ vs ミウラアカネ
辰巳さんのアカネちんさん越えがテーマだったこの試合。
怪我をして復帰あけが横浜でこの試合。
プリンセスカップも横浜でこの試合。
そして洋光台でこの試合。
なかなかエモいものがあるわけで。
東女を追いかけていておもしろいところのヒトツは、
こういう正規の大会じゃないところでもストーリーがあるところ。
ストーリーじゃないからドラマか。
途中の「(辰巳さんのあのトーンで)ぜったいにはなさない!」の絶叫もだし、
エンジェルアタック→ツイストオブフェイト→エンジェルアタックは胸熱!
かっこいい辰巳!

▲木高イサミ vs SAGAT▲
悪ふざけしているときのイサミさんは最高にあたまがおかしい。
もう最初っから試合する気なんてなかった。
ということで1分ぐらいで両者リングアウト。
さいこうのやつ。
商店街でのプロレスなんてこういうぐちゃぐちゃなほうがおもしろいよなぁ。

○木高イサミ vs SAGAT
そんでもってお約束の天丼展開。
マンガみたいな流れでイサミさんらしさ全開でよかったです。
その「マンガみたいな」ってのがイサミさんの世界観だし、
BASARAのいいところだよなー、と。
ただ試合があっさり終わりすぎて拍子抜け。
なんでや!時間がなかったんか!

○FUMA vs 久保佑允
同じユニット同士の対決で終始ヘヴィーメタルでしたね。
メロイックサインのままロックアップってなによw
正直なところFUMAさんのよさがまだわかってないのと、
久保さんのいいところって渋いグラウンドあたりと思っているので、
なんとなーく物足りない気持ちがありました。
まあ個人の感想だけども。FUMAさん、仮にもユニオンマックス持ってるし。
入退場時にバイクが見えない位置に座っていたのが残念!

○優宇&中島翔子 vs 山下実優&のどかおねえさん
優宇さんとおねえさんのシングルはよくみる。見すぎるぐらい。
優宇さんとおねえさんのタッグはよくみる。同期だし。
優宇さんとおねえさんが分かれてのタッグマッチは初めてかも。
隣に座っていたアベックが最初におねえさんが出てきたのをみて「だめだwww」って言ってて。
流れ的に山下中島で試合開始。まあこのマッチアップの攻防は見応えあるし。
うんで優宇おねえさんになっておねえさん、圧倒されちゃって。
そのあと優宇さんが翔子さんにタッチして翔子さんとおねえさん。
まあ、翔子さんに分があるよなぁ…
その流れだと初見では「だめだ」とは確かになるかも。と。
でも隣の人たちが徐々におねえさんの応援をしはじめて、
最後「最初ぜんぜんダメかと思ったけどちょっとおねえさんに感動した!」って帰って行ったのがエモすぎ。
入場時に山下さんのジンギスカンにピンポンパン体操を無理矢理踊るのとか最高だったし、
確かに試合展開が毎回エモいんだよなー。なんでだろう。
やられてもやられても立ち上がってくる姿がぐっとくるんだろうな。
こんでまた強くなっていくのを見守ることができる選手が増えた。
たのしみ。

青春っぽいよね

2017/02/26
東京女子プロレス「DRAMATIC FAN CLUB会員限定興行~この際、市ヶ谷で盛り上がっちゃお!~」

○中島翔子 vs 滝川あずさ
婚勝軍の間の手が俺たちの翔子さんにまで!
勧誘後の「スライドショーは!?」が可愛かったです。
いつもかっこいいなー、って思ってみているけど、
かわいいなー、って思ってみるのは早々ないのでおじさんは楽しかったです。
あと婚勝軍は「入信」なのね。
まあ、試合は圧倒的な実力差よね。
でもみんな窓を有効に使ってて感心しました。
あそこで619はすごい。おやつあげたい。

○のの子 vs 黒音まほ
のの子せんせいのお乳芸が炸裂。
新しいお乳が補給されるのは衝撃的なシーンでしたね。
噛まれると破裂するのも存じ上げなかったし、
破裂するとお乳が弾まないのも存じ上げなかったです。
まほさんもそろそろレベルアップ欲しいなぁ。
キャラはさいこうなのにな。コミュ障だけども。

ミル・クラウン vs ミウラアカネ
ちょっと外で遊びすぎましたかね…とか思ったけども、
市ヶ谷で外で遊ぶってのはミルキーさんしかできないもんなぁ。
アカネちんさんとミルキーのシングルってあまりイメージがないんだけど、
ミルキーさんは意外と打たれ強いというか、
ごつごつした打撃もいける口なので見応えはありました。
久しぶりにキャトルミューティレーションが見られてうれしいきもち。
そういえば時間切れ引き分けって初めて見た気がします。おー。

○辰巳リカ&山下実優 vs 優宇&のどかおねえさん
辰巳さんの入場時の「♪ちーっす!」の部分で入り口から見切れたのが最高でした。
あとみんな窓から入ってみたいんだねぇ…と思いました。
そして強制ピンポンパン体操が始まって、
客席から何度も見ているから自分も意外と踊れる!と面白かった。
辰巳さんのよっしゃいくぞーからのおねえさんとのごろごろバタバタがよかった。
あとヘッドスプリングできた!すごい!って思いました。成長してる…!
優宇さんも市ヶ谷特性が高い…というか壁が壊れそうなぐらい。
あとエスケープのルールが素でわかってなかったのがおもしろい。
優宇さんのたまにあたまがぼんやりするのいいよね。
ストーリー的に辰巳さんが推されている時期な気がするので、
勝ったのは辰巳さんですし、
フィギアフォーはフィギアエイトに昇華させたほうが見栄え的にも、
流行に乗ってる感じでもおもしろいとおもうんだけど、どうでしょうか。

ファン感に近いので市ヶ谷での座談会はおもしろかった…
ちょっと寒かったのは選手が薄着でかわいそうだったけども、
近くでいろいろ話が聞けるのはたのしかったです。
あとおねえさんがすごいと思いました(帽子の汎用性の高さと言葉のセンスが)。
「わたしのどこがすき?」は怖いワードやで…全部好きにきまっとろうがよ。
辰巳さんのよっしゃいくぞー!で〆。
どんどんいったらええぞ!

世代交代なんてさせない

2017/02/19
DDT「Into The Fight 2017」

●伊橋剛太 vs 島谷常寛
プロレスをプロレス的な見方をするのはよくないんだけども、
島谷がダークのベルトを持っている限りDNAには出ない、ってことは、
ダークを手放してDNAに出られる。
つまりは伊橋が負ける、というのが事前にわかってしまったのが興ざめ。
なんか最近そういうのが多いですよね、DDTさん。
島谷くんは技の精度(入りとかホールドとか)がまだまだよなぁ。
レスラーのレベルってそういうところなんだろうな。
確実性みたいなの。

○彰人&ヤス・ウラノ&高尾蒼馬 vs 岩崎孝樹&渡瀬瑞基&ワンチューロ vs 大石真翔&勝俣瞬馬&MAO
いろんなテーマが見え隠れ。
6人タッグのベルトがいまちょっと影が薄いので、
あとから「これって前哨戦だったのか…」って思い出した。
そしてもうひとつのテーマがスマスカに高尾くんさんが加入したこと。
誤爆アンド誤爆の流れがあって、それをもう少し派手にモメたらよかったのになぁ、と。
まだなんとなくユニットに馴染めてないものね。スマスカポーズもしないし。
ユニットの再編とかないのかな。ないか…
そして今日も渡瀬くんは空気でした。なんなのか。

○平田一喜&高木三四郎&大鷲透&赤井沙希 vs 中澤マイケル&高梨将弘&松永智充&チェリー
中澤マイケルの一時帰国。そして国外追放。
なんかいろいろすごかった…
人数が多かったのでどったんばったんだったけど、
赤井さんと高梨が分かれて戦うのも珍しい気が。
まっちゃんは最近のちゃんとプロレスしているの好きです。
赤井さんの場外へのダイブは足から自由落下だったのがもったいない…怖いのはわかるけど。
一言でまとめるといつも通りのT2ひ~でしたね。
めでたしめでたし。

○こたつ vs 石井慧介 vs アントーニオ本多
こたつすごい。
脚立よりも表情が豊かでいい感じに強い!
手足があるのがやっぱりいいし、入ると寝ちゃうのもぐっとくる。
アントンのロメロスペシャルは芸術的だった…
石井は全日のJr.のチャンピオンだはずなんだけど、こんなことしてていいのかなw
一言でいうとマッスル。
そして試合後の平田とマイケルの寸劇みたいなのああいうのすごい好き。

○高山善廣&樋口和貞 vs 佐々木大輔&マッド・ポーリー
高山、ちょっと足痛めてる?
ひきずってるのっていつものことでしたっけか。
佐々木のTシャツ芸がすばらしかった。
ダムネーションはヒールなんだけど、謎の可愛げがあるのがずるい。
この試合のテーマは高山がポーちゃんをジャーマンで投げられるか?ってところ。
投げ切ってすごいな!と思いました。
で、試合後の高山の無駄遣いはなんか思うところありすぎる…
そういう汚れ役でも受けるんだなー、高山は。って気持ちになりました。
むー。やさしいというかなんというか…

×男色”Bin Bin”ディーノ vs コルト”Boom Boom”カバナ×
男色せんせいのすごみが増している気がする!いいかわるいかは別として!
そしてコルトカバナの適性の高さたるや!
ジョーイライアンがわりとテンプレレスラーなのに対して、
カバナはちゃんとした幅の広さと対応力がある。気がする。
男色殺法を受け切った結果のノーコンテストだもんね。すごいわ…
Bin! Bin!という単語の奇跡があったなぁ。
いいもんみた感がすごい。
ジョーイとカバナが同時に立つことが来るのを期待。

○遠藤哲哉 vs 坂口征夫
タッグの前哨戦。船木は?
征夫さんのシングルって久しぶりな気がします。
序盤のエンテツの奇襲は悪くなかったと思うんだけど、
征夫さんの上着を脱ぐまでが長かったなぁ。
そしてフィニッシュがびしーっと決まらなかったのに試合が決まって、
「あら?これでおわり?」っていうがっかり感がすごかったです。
本当にもったいない。
ハイフライ系は誤爆/自爆と確実に決まったときの差が大事だと思うんだけど…
まだまだなのかなぁ…

○HARASHIMA&KUDO vs 竹下幸之介&ディック東郷
HARASHIMAさんとKUDOさんとディックさんがすごかった。
中でもディック東郷は神々しくもあった。
既にベテラン勢の3人はプロレス的な巧さをもちろん感じるんだけど、
じゃあ、その巧さに勝つためには絶対的な強さが必要で。
強さとは?筋力?スタミナ?
たぶん筋力では竹下くんが優位では確かにある気がする。
それでもHARASHIMAさんに竹下くんが勝てるイメージがまったくわかない。
新日でいうとオカダさんが凱旋帰国して大プッシュされて棚橋に勝ったとき…か。
あの時のオカダさんは不気味さを纏ってたからなぁ。
竹下くんには何もない。
さいたまで勝ったらちょっとDDTの運営のセンスを疑うレベル。
あと前哨戦のタッグで直接決着がついてしまうのはどうなのか。うーん。

躍動する白いちんちくりん

2017/02/18
東京女子プロレス「Girls Fight Out #3」

○中島翔子 vs のどかおねえさん
1.47mの大怪獣と145cmのおねえさんの対決。
ちいさいものどうしだけども、比較対象がないので小ささは感じず。
翔子さんのプロレスはちょっとした芸術まで来ている気がしてて、
もちろん盛大な贔屓目だけど、
そこに猪突猛進型のおねえさんはなかなか太刀打ちできるものじゃない感じ。
バックフリップ以外にももう一つ欲しいなー。関節技みたいなの…
おねえさんには謎のエモさと謎のエロさがあるので好きです。
組み合いには決してならないスピーディーな試合でおもしろかった。

○山下実優&優宇 vs ミル・クラウン&辰巳リカ
来たね、辰巳の時代が。
優宇さんと山下さんのタッグはそりゃ強いけども、
魅せるという意味ではミルキーのサイケ感はすごいし、
辰巳さんの華やかさが群を抜いている。もちろん贔屓目だけど。
優宇さんはパワーで圧倒しているし組んだら強いしでわかるんだけど、
おもしろいかおもしろくないかで言ったらそこまでではないんだよなー。
ミルキーさんは何度も言うけど、話せないのがもどかしい。
見た目とか動きとかクレイジーでほんといいのにね。
あと技が複雑すぎて精度が落ちてしまっているのがもったいない…

○ミウラアカネ vs 黒音まほ
アカネちんさんが卒業してしまうのはびっくりしたし、さみしい気持ち。
KANNAさんは正直、駄目だったんだろうな。ってのはあったけど、
アカネちんさんはいずれ天下を獲れるぐらいの人だと思っていたので、
もったいないなー、という気持ちもある。
ただ理由が理由でそれには賛同できることなので、
頑張ってほしい気持ちがあります。
試合はあっさりすぎ!w

○沙希様&マーサ vs 滝川あずさ&のの子
なんかSIN美威獅鬼軍は問題作すぎる。
マーサとかもう普通にプロレスし始めちゃってるし。
なにより沙希様がヒール気味なのが悲しい。
で、さらなる問題作であるところの婚勝軍。
すごいぞ、婚勝軍。ほんと好き。
そして来たね、辰巳の時代が。
ドラゴン殺法の数々でドラゴンリングイン、ドラゴンスクリュー、
ドラゴンスリーパーからのドラゴンスープレックス…はまだか。
で、ついに来たのがまさかのドラゴンストップでさいこう。
そして辰巳レフリー爆誕。かわいいかよ…
話は婚勝軍に戻って。
のの子さんが一応のテンプレレスラーになりつつある中、
あずにゃんの覚醒度合いがすごい。
あんなに線が細くてとりあえず実況しておけばいいだけだったのに、
ちゃんとプロレスしててがっちり受けてて感動的ですらある。
そしてなんだかんだあったけど沙希様からスリー取ったし!
なんでや!スリーだろがい!
きっかけってほんのちょっとのことなんだねぇ。
これが婚勝軍特需だけで終わらなければいいのだが…
んで、ストーリーの頭に辰巳リカと滝川あずさが来る!
ベルト戦線的にはまた違うんだろうけど、
ストーリーの主役がこのツートップってのは超熱い。

東女、ほんとおもしろい!

光る宇宙

2017/02/11
ガンバレ☆プロレス「Get down 2017」

○ソーカル・クレイジー vs 宇宙銀河戦士アンドロス
流しのルチャドーラーのソーカルクレイジーさん。
過去にもなんどか来日(?)はしてるのねぇ。
王子をたまたまパトロールしていたアンドロスさんが地球の危機に立ち向かったわけですが、
アンドロスさんも初見。
よくしゃべる系のレスラーでした。なるほど!
ルチャといいつつぽっちゃり気味のおふたり。
フィニッシュもなんかぐちゃっとしちゃったな…ふむ。

○冨永真一郎&仲川翔大 vs 安部行洋&アンドロメダKEN
噂のアンドロメダKENだ!
キャラが定まってない!そして中途半端!w
いいかわるいかは別としてガンプロにはかつてレインボーカワムラさんがいたので、
それを飛び越えてくれないとなー。
仲川さんは初見だったけど、こちらのかたはとてもよかったです。
なんか躍動感あって、ちょっとむちゃしてて。
安部ちゃんは男色牧場を見てから感情移入できているので、
応援したくなってきました。
でも試合中に自分だしているよねぇ。いいよねぇ。あとセコンド芸。

○伊藤崇文 vs タノムサク鳥羽
鳥羽さんがかっこよすぎて。
伊藤さんはなんか拗ねて文句ばっかり言ってるイメージ。
闘志が前に出ているんだろうけど、
言うこと聞けない。ルール守れない。ってのは幻滅する。
ダウンカウント続いているのになんで寝ている人を殴るのか。
鳥羽さんのかっこいいやられかたを見られたので満足。
いいもんみた。

○カサンドラ宮城 vs 清水愛
みたかったの!カサンドラ宮城!
噂に違わずすごい求心力…!これは人気出るわ…
観客をどんどこ巻き込んでいくスタイル。
すごい!
プロレスって向き不向きもあるし、
身体能力よりセンス(つまりはプロレス脳)が必要で、
カサンドラさんはなんかプロレスをやるべくして生まれてきた感じね。
おそらく普段はおとなしい人なんだろうけど、スイッチが入ったらすごいんだろな。
で、愛さんは愛さんで向かって行ってたし、
受けるものも全部受けてた。それでも負けちゃったのな。
愛さんもすごいセンスも表現力もあるんだけど足りないものってなんですかね。
これで3戦全敗か…むむむー。

○今成夢人 vs マーズ・スペクター
マーズスペクターのストーリーが突然おわった!
しかも今成さんでおわった!
試合としては思うところあるけど、ストーリーとしてはだいぶエモかった!
こういうエモさがガンプロにある強み…!
スーパー宇宙パワーモチーフっていうのはまあ、伝わってて、
DDTを作ってきた人を見てきた人が、
さらにその下部組織のガンプロを作ろうと手助けをしている。
人の気持ちって死んでもなんでも残って漂っているものだし、
そういう流転のものをまさかガンプロで魅せられるとは…!という気持ち。
むちゃくちゃで石を投げあうようなどうでもぐちゃっとしたプロレスがあって、
それでも根底にちゃんとした基盤があるんだなぁ。
またしっかりした基盤ではないし、しっかりしてほしくないけども。

○三富政行&大家健&勝村周一朗 vs 大家健想&浪口修&シバター
個人的には去年のガンプロ後楽園から久々の観戦。
つまりは大家健想は初めて見る。
まあ鈴木健三なんだけども。またか…
「お前ら、大家大家うるさいんだよ!」の
「押すなよ?ぜったいに押すなよ?」的なやりとりが、
ガンプロユニバースといいシンクロ感あってちょっといい気がしている。
ただ健三があまりに空気を読めなさすぎて浪口の存在感がゼロになってる。
シンガンバレプロレスってなんだったの?という感じに。
ストーリー的にはうーん…とならざるを得ないんだよなぁ。
今日だって結局炎上軍の話だし。
そういえばシバターの可能な限りなんでも願いを叶える権はどうなったの?

見る前はオーディションのアレとか不満しかなくて、
ガンプロはどうなってしまうんだろう?って思ったけど、
まだオーディション参加者が来てないのでいつも通りのガンプロでしたね。
昼ドラのような濃さがなくなりはしたけど、
その分、混沌がましてますますわけがわからないカンジにはなってます。
愛さん、どうなっちゃうの…

可愛いは正義

2017/02/05
東京女子プロレス「Girls Fight Out #2」

○ミウラアカネ vs 伊藤麻希
伊藤ちゃんさんは強いか弱いかで言ったら弱い。
でも、いいか悪いかで言ったらむちゃくちゃいい。
や、すごいわ。名作だわ、伊藤ちゃんさん。
試合後のマイク含めて、人生をすべてまとめてプロレスしているように感じてて、
いまの段階でもおそらく東女で一番プロレス適性があるとおもう。
これがいま豆腐プロレスがあって、LinQがあっての伊藤ちゃんのマイクだから、
そういうのがなくなって本当に東女の一員になったらどうなっちゃうんだろうな。
いいの獲ったわー、東京女子。

○ミル・クラウン&山下実優 vs 滝川あずさ&のの子
こちらも名作、婚勝軍。
ゼクシィだけじゃなくて新合体技のブーケトスとか作ってきたり、
「結婚したーい!」って絶叫しながらコーナーから飛び降りたり。
この子らほんとすごいな!そりゃ結婚できないわ!って気になってる。
おもしろいわー。
あずにゃん、一時は心配に思ってたけどすごくいい…
山下さんは真剣な試合もかっこいんんだけど、
こういうコミカルな試合もちゃんと声…声というか発言が地味に良くて好き。
クラウンさんは…

○沙希様&マーサ vs 辰巳リカ&黒音まほ
なんでや!辰巳が勝ったでしょうか!!!
美威獅鬼軍ってヒールではあったけどどこかかっこいいところがあって、
そこが名作な所以だったんだけど、
今回のSIN印はなんかね…沙希様が美しくない。醜い。
マーサの目隠し芸はあまりにもDDTすぎてなぁ…おもしろいけどさ。
高笑いに狂気が孕んじゃってにんともかんともでした。
でも、実質的には辰巳さんが沙希様に勝ったんだよ。
勝てるぐらいになったんだよ。それはすごいこと。かっこいいなぁ。
あと黒音さんもすごくいい…
マーサを威嚇するのとか、沙希様の喉元に喰らいつくのとかさいこう。

○才木玲佳&中島翔子 vs 優宇&のどかおねえさん
試合前の翔子さんとおねえさんの睨み合いが最高に可愛い案件だった…
で、才木さんと優宇さんの前哨戦だったんだけど、
思いのほか、才木さんがよくってびっくりしました。
ちょっとみんなが遠慮をしていた部分とかコミカル路線だったりとか、
こういう真剣勝負でばちばちにやりあうのは意外となかったのかもなぁ。
優宇さんの逆水平を受け切ったのはよかったなぁ。
過去に山下さんとのの子さんのPOP戦で、
山下さんがジャーマンで投げられるか?ってテーマがあって、
今回は才木さんが優宇さんをタワーブリッジで担げるか?ってのがあるのかしら。
楽しみになってきた…
そして翔子さんがめっかわだった。めっかわだわ…

きみに未来を託せるのか?

2017/01/29
DDT「Sweet Dreams!2017」

●島谷常寛 vs 伊橋剛太
島谷くん、身体が大きくなってた気がする。
伊橋は元々の絶対王者ってことで弱い?って思われがちだけど、
そんなことないよね。
島谷くんのいじられキャラは嫌いではないけど、
ちゃんと強くなったところもみたいなぁ。
負けた後にリングに残ってGMに追い出される流れはよかった。

○勝俣瞬馬&アントーニオ本多&ワンチューロ&MAO vs 高木三四郎&大鷲透&平田一喜&赤井沙希
ロメロスペシャルで時事問題を取り込んできてすごい。
アントンの昔話はすっかり定着してきてたのしい。
恵方巻き…
この手のドタバタは毎回同じというか、
GO!して丸めるか丸められるかで終わるパターン。
今回は後者のパターン。
パターン化ってのはいいことなのかわるいことなのか…

○高梨将弘&坂口征夫 vs 樋口和貞&岩崎孝樹 vs 彰人&松永智充
征夫さんと彰人がやりあっていて、ここなんか抗争あったっけ…って思って、
よく考えたらタッグのベルトっていま征夫さんが持ってるのね。船木と。
船木ってなぁ…ゲストというか接待というか。
6人タッグがDNAが持っている状況って、明らかに新体制のDNAのご祝儀的なもので、
ちゃんと実力があって持っているのであれば、
この3WAYでも負けるべきではないと思うんだよなぁ。
松ちゃんのスマスカ半加入状態は好きです。いいとおもうの。

○マッド・ポーリー&遠藤哲哉 vs 高尾蒼馬&渡瀬瑞基
表現力とプロレス脳って大切だよな、って思った試合。
この中でプロレスラー然としているのってポーちゃんぐらいで、
なんか足りない…なんでかわかんない…ってのがふたり。
表現力もなにもない渡瀬がひとり、という気持ち。
まあ好き嫌いの問題なんだろうけども。
ダムネ特需が終わったので、ここからどうなるんだろうか…
遠藤もポーちゃんも。
高尾くんさんの新ユニットはスマスカで落ち着いちゃうのかなぁ。
雰囲気ちがうんだよなー。むむー。

○ディック東郷&高山善廣 vs 男色ディーノ&大石真翔
男色先生の世界観に随分と豪華な客人たちが…
これを無駄遣いと思うか、適正な人事と思うかは個人差あるだろうけども、
東郷さんに関しては最高の適性を見せていてぐっときました。
さすがだな、と。
高山はさー、賛否両論すごそうだなぁ。
自分はちょっと違うかな?派。
「腰のあたりがさみしい」って話はどうなったの?

○石井慧介 vs ヤス・ウラノ
思ってたより凡戦だった!
ヤス好きなのでもうちょっと見応えあるかな?
むしろヤスが獲ったほうが面白いのでは?って思ったんだけど、
なんかあっさり終わっちゃったし…
ちょっと印象もあまり残ってないです。

○竹下幸之介 vs KUDO
20周年大会をどうするか?ってことなんだろうけど、
いままでの20年を祝うのか、これから先のDDTを見せるのか、で。
そりゃ正直、後者だろうな…とは心のどこかで思っていたけども、
KUDOさんは推しメンなので期待はしてました。
長かった怪我からの復帰があって、まだ正直身体の線が細くって、
ちょっとなんとなく実力差を感じてしまったというかなんというか…
まあしかたないのかなー、という気持ち。
ただ竹下くんは相変わらず好きになれない。なんでだろう。
アントンとミスターはあんなにかっこいいのに。

○HARASHIMA vs 佐々木大輔
さー、竹下くんが決まってもう相手はHARASHIMAさんしかいなくなったわけですが、
結果がわかっている状態でカリスマはなにを見せてくれるんだろう?っていう試合。
それでもなんでもおもしろかったなー。素直に。
コーナー上からの場外へのブレーンバスターって、
「やるぞ!やるぞ!」っていうポーズは見せるけど、実際に投げたのって初めて見たかも。
コーナーマットを剥ぎ取るとか、こういう場外乱闘とか、
ひとつのスタイルが見事に出来上がってて、カリスマすごいな、って思いました。
HARASHIMAさんは狂気ある感じもとにかく当たり前のようになっていて、
それが当たり前なんだけど「やっぱりすごいなー」っていう説得力があるのがいいと思います。

世代交代とかそりゃいずれは大切かもしれないけども、
竹下くんではないんだよな。マイクもしょっぱいし。キャラもないし。
「自分勝手」ってどの部分のことなの?
まあ、しかたないんだろうけどなぁ。うーん。