DDT」カテゴリーアーカイブ

なかったことにする気だこのひとたち

2018/8/28
DDT「DDT LIVE! マジ卍 #15」

○大石真翔 vs アントーニオ本多
試合のゴング前にごんぎつねが始まったパターンは初!最速!すごい!
最近の真面目なプロレスをするアントンがかっこよすぎる。
相手が出来るまこりんだもんで、すごい見応えがあった。
こういうちゃんとプロレスが出来る人をもっと評価してほしい。
このふたりとかストーリー与えたらがっちり出来るんだけどなぁ。
なんでそうしないんだろうか。ぷんすこ。

○マッド・ポーリー&遠藤哲哉 vs 飯野雄貴&彰人
ポーちゃんと飯野くんがサイズ的にばっちりでいい激突具合だった。
飯野くんがいい具合に覚醒してくれたらいいのになぁ。
でもちょっとまだプロレスになってないのが残念。
軽量級と重量級がそれぞれタッグを組んだ安定感のある試合でした。
これがダークマッチかー。もったいない。

○マイク・ベイリー&MAO & 平田一喜&樋口和貞
樋口くんの評価がどんどこ上昇している気がする。
ストロングもコミカルも両方出来るのっていまのDDTでは貴重。
そしてT2ひーが解散してもやることは似てくるのね、平田さん。
いきなりは変われないってことなのかな。
そんでいっつも思うんだけど、
ベルトを持っているチャンピオンがその王座の形式で試合をするなら、
それにベルトをかけないのは不思議でしかたない。
タッグチャンピオンがタッグで試合するならベルトかけたほうが盛り上がると思うんだけど。

○入江茂弘&ライアン・デイビッドソン&渡瀬瑞基 vs 高梨将弘&KUDO&石井慧介
征夫さんは平日は来られないのか。だよね。
酒呑童子のいつもの連携に石井さんがうまいことからんでてよかったです。
入江軍はゲスト外国人を組み込まれるのでタッグとしての連携は薄めだし、
入江くんの孤軍奮闘な印象です。
デイビッドソン選手はあまりインフォメーションがないのでなんか未知数。
キャラ付けが欲しいなー。もったいない。

○チェリー vs 上福ゆき vs 伊藤麻希 vs まなせゆうな
意外と…といったら失礼ですが、おもしろい試合でした。
おチェリーさんとまなせさんの実力者ふたりがいるのでわりと安心できた感じかしら。
かみーゆがよかった!
ドロップキックもビッグブーツも見栄えよくびしーっと決まったし!
おしゃべりが達者でちゃんと話を回せていたのでよかった。
試合のオチとしてはなんか一番おもしろいすっきりする感じだったのでよかったです。
無駄に豪華だし。
でもこれ(アジャさん登場)は単発で終わっちゃうのかな。出オチか。
ちなみに出てきた成金おじさん(知人の元上司)はまったくタイプじゃないです。ぷんすこ。

○青木真也 vs 伊橋剛太
総合格闘家やボクサーのオラつき感が苦手なので、
なーんか「好き勝手やってー」みたいな冷めた気持ちに。
そりゃ関節や打撃等々の展開になったら専門家のほうが強いよね。
プロレスのフィールドに来たらプロレスやって欲しいなぁ。
まあ勝村せんせいを観ていたら格闘家が強いのはわかるけども。
で、次の対戦相手が梅ちゃんみたいなんだけど、
ここで無理をさせる必要はないんじゃないの?って思いました。
ちょっと怪我が続いているのでしっかり完璧に治したほうが、
今後の彼ためにもいいよね、きっと。焦るのはわかるけど。

○HARASHIMA&大鷲透&上野勇希 vs 島谷常寛&佐々木大輔&高尾蒼馬
ノッブ大活躍。活躍?
終始テンションが高くて最高だった。
ダムネ勢もずーっと笑いをこらえてたし。
この試合は新生ディザスターボックスのお披露目みたいなもんな試合でした。
鷲関は意外と今まで通りのプロレス…そうか。
結局は上野くんを上げていくユニットなんだろうな。
HARASHIMAさんの正当な後継者としてはいい気がする。
ちょっと金髪にしてきたのは好みではないけども。
でも、平田をここに追加加入させる流れはどうだ…
T2ひーでやっていたことをそのままやろとすると、鷲関の活躍が…となる。
怖い大鷲透をみたいんじゃー、おいー。

○里村明衣子 vs 男色ディーノ
里村明衣子のKO-D戴冠の説得力よ。
立ち振る舞い、試合展開、言動(内容も含めて)。
全てがここ最近のKO-D王者に劣らないオーラだった。すごいわ。かっこいい。
ディーノの肩の怪我、っていうのは蛇足だったんじゃなかろうか。
怪我がなければ勝てなかった、という謎の注釈がついてしまった気がする。
スタミナはそれなりに互角まで持って行けると思うんだけど、
腕力は男子にはなんだかんだで勝てない、ってこと?となった。うーん。
肩の怪我を感じさせないぐらいにはハードヒットに攻撃していたし、
里村もそれを受けて、返していたし。
普通にプロレスをして、普通に勝った、でいいじゃない。
なんかすっきりしないものが残ったなぁ…
そして次回後楽園で入江くんを含めての3WAYマッチ。
どうせ入江くんがディーノからフォールを獲ってタイトル奪取でしょ。
怪我をしなければ獲れなかった里村。
里村は負けずしてタイトルを落とす。
みたいなストーリーなのは避けてほしい。いまのDDTはそう疑ってしまう。

見えない中に見えてきた師弟関係

2018/8/26
BLACK OUT presents KING OF DDT 2018 FINAL ROUND

○岩崎孝樹 vs 島谷常寛
ダムネ入り後のノッブがだいぶ頑張ってる。
元DNA勢の個性がいまいちなところや、
文化系プロレス枠の後継者が見当たらない中、
意外とがっちりプロレスが出来ること、
ナチュラルにコミカルなことになっていることなどなど、いいと思います。
岩崎くんはガンプロで本当によかったの?ってたぶんずーっと思い続けるはず。
頑張ってほしいけど、どう頑張れるんだろう。

○平田一喜&高木三四郎&大鷲透 vs 飯野雄貴&彰人&ゴージャス松野&赤井沙希
T2ひーラストマッチということで、
いつもの定型マッチを続ける中でひとつひとつが際立つ印象に。
「あー。こういうのあったなー」というわりとスルーしていたムーブがはっきりと見えました。
思い出ってこうやって縫い付けられていくんだなー、というやつ。
対戦相手の組み合わせが「なんでこのひとたち?人数も合わないし」と何故?の嵐だったんだけど、
試合展開で納得。彰人のパラパラあったなー、そういえば。
というわけでT2ひー、お疲れ様でした。
あと飯野くんはいつカミングアウトするんだろう。

○遠藤哲哉 vs MAO
やっぱりこの組み合わせになったか…という準決勝。
予定調和がすぎるぜ。
この試合で思ったのが、遠藤の試合運びが佐々木に似てきたな、ということ。
相手の技を受け切って、耐えて、そこから勝つというプロレスの流れが出来てきた印象。
そればっかりすぎると試合の展開がみえてげんなりはするけど、
相手のよさを引き出すことが出来るレスラーっていうのはいいレスラーよね。
逆にいうとMAOではまだまだ試合の展開が作れなくて、遠藤が作った、ってことか。
ふむふむ。

○佐々木大輔 vs HARASHIMA
HARASHIMAさんは去年も丸め込みであっさり負けてるのよね。
しかも遠藤に。
だから二年連続で準決勝はダムネに負けたのか。
ループものはなあ。
説得力なく負けるにはこういう一瞬の隙をついた…的な結果しかなくて、
もうプロレスの強さ云々じゃなくて、ストーリーありきなのが興ざめではある。
でもどの団体でもそうか…ストーリーあるよね。
それがおもしろいかおもしろくないかは別として。

○高尾蒼馬&マッド・ポーリー vs 高梨将弘&KUDO vs バラモンシュウ&バラモンケイ vs 石井慧介&マイク・ベイリー
バラモン兄弟が来るともうバラモン兄弟の試合で楽しい。
楽しい、というのはだいぶ震源地から離れているところからみているから。
墨汁をポーちゃんが吹くのはいいわね。
ポーちゃんはもっと評価されてもいいと思うんだけど…
試合はまあ、今日はダムネデーだから。

○男色ディーノ&大石真翔&スーパー・ササダンゴ・マシン vs 渡瀬瑞基&入江茂弘&ジェイソン”ザ・ギフト”キンケイド
ディーノがKO-Dを獲った、という展開はわりと好きな流れ。
ただ肩の怪我が本当なのか嘘なのか、という疑問符が浮かんでいるのはどうだ…
こうして入江が試合展開関係なくディーノを懲らしめるのが目的になって、
その方向性が「肩を壊す」という流れになると、肩の怪我は嘘なのでは?と見えてしまう。
嘘は嘘でいいけどさ、嘘と気がつかれない流れにして欲しいなぁ。
でも、見ている側にわかりやすく見せるのも必要で、
結果として、場内が静まり返ってもそれでいいのであれば、いいと思う。
好き嫌いありそうだな、このストーリー。
あとキンケイドがこの試合がラストだったみたいなんだけど、
そのアナウンスがないのはどういうことなの。
結局、ガンプロでやったシングルが一番よかった。
あれをもっとたくさんの人に見てほしかった。
また来ないかなー。近年のDDT参戦の外国人レスラーでトップクラスに好き。

○藤波辰爾&アントーニオ本多&坂口征夫 vs 伊橋剛太&樋口和貞&上野勇希
大ベテランが出場すると伝統芸能を見ることが出来るのはありがたやありがたや…という気持ち。
ドラゴンスクリュー大好きなので好き。ドラゴンだし。
昭和のレスラーっていうのは上背とか厚みとか身体の大きさが全然違う。すごい。
藤波辰爾って元々はJr.階級の選手だったわけだけど、
いまのJr.サイズとは大違いなのね。
プロレスラーっていうのはバケモノじみたイメージがあって、
いまのわりと一般人っぽいのは平成の流れなのかなんなのか。
昭和のプロレスってなんか別物なんだろうな。と思いました。

○佐々木大輔 vs 遠藤哲哉
準決勝で感じた遠藤の受けのプロレスが、
決勝ではそのまま佐々木の受けのプロレスに変換した形。
DDTにおけるユニットの意味、ってよくわからないけど、
イメージとしては師弟関係みたいなのがあって、
技術の引継ぎみたいなのが行われているんだろうな、と。
その中で、まだ師匠越えはさせないぞ、という会社としての意思を感じました。
同ユニットなので綺麗なスイング。
それ故のいい試合でした。めでたしめでたし。

この段階でディーノと佐々木の両国メイン。
ちょっとありえないな…
ポイントはアメリカで里村が”失った”と言っている赤いいつどこか。

みんな、おげんきで

2018/8/25
DDT「KING OF DDT 2018 3rd ROUND」

○岩崎孝樹&高木三四郎&下村大樹&レッカ vs 飯野雄貴&大鷲透&上野勇希&彰人
大社長チームがなんでこのメンツなんだろう?って思ったら、
DNAが解散した後にDDTに来なかった人たちだったんだね。
となるともうDDTには出ない雰囲気になってたんだけど、
BASARAもガンプロも試合数は少ないので、
じゃーなんでそっちの団体を選んだんだろう?って不思議に思ってしまう。
BASARAはまだしも特に岩崎くんのガンプロ行きには素直に応援できない部分が出てくる。
今後のキャリアを考えたらどんどん試合したほうがいいと思うんだけどなぁ。
ガンプロのぬるさじゃ、停滞することにはならないんだろうか。むむー。

○ライアン・デイビッドソン&ジェイソン”ザ・ギフト”キンケイド&渡瀬瑞基 vs 島谷常寛&高尾蒼馬&マッド・ポーリー
やー、のっぶが頑張ってる!って印象がどんどん強くなっている感じ。
ダムネ入りはキャラが活きるので正解に思えてきました。
対戦相手もそれなりに強いレスラーになるだろうし。
背の低さはプロレスでカバーしたらええんや!
もしかしたら大物になる予感がしそうなようなそうでもないような。
ライアンデイビッドソンさんは良くも悪くもアメプロな選手で、
ちょっと見得を切るのが気になっちゃう…好みの問題なんだけど。
見得を切ると確かに見栄えがよくはなるんだけど試合のリズムが悪くなる。
DDTは大型な選手は少なく、このメンツ的にもスピード重視の試合が多くて、
その試合のリズムが悪いと魅力もちょっとマイナスになっちゃうんだよな。
難しいところある…
キンケイドは相変わらずおもしろいなー。いいレスラーだなぁ。
もうちょっとキャラが明るかったらDDTでトップが取れそう。

○男色ディーノ&大石真翔&スーパー・ササダンゴ・マシン vs ゴージャス松野&KUDO&高梨将弘
ディーノの肩の怪我ってわりと疑っているんだけど、本当のところはどうなんだろうか。
でもまあ、それをうまいことネタに昇華しているのがこの愉快な三人組のいいところ。
試合自体は松野さんがいたらいたで戦力ダウンなんだからしかたのない結果だけれども、
なんか松野さん必要?って思ったりする。
その辺の選手の整理ってやるべきじゃない?ビアちゃんとかめったに出てこないんだし。

○入江茂弘&太陽ケア vs アントーニオ本多&樋口和貞
太陽ケアの凄さが全く分からないのでなんか普通。
声援もそんなに飛んでなかったし。
ここ最近のアントンがちゃんとシェイプされていて、
しっかりしたプロレスの出来る状態になっていて、実際にしているのが凄い。
鷲関が怖い鷲関に戻るのであれば、アントンも強いアントンに戻ってほしい。
…戻る?
まあ、強い側面が多めに出たらうれしいなぁ、という気持ち。

○MAO vs マイク・ベイリー
同チーム同士の対戦。ストーリー的にも上手く出来ている。
タッグチームは異なるタイプの選手が組んでお互いを補うタイプと、
同じタイプの選手が組んで長所を増幅するタイプがあって、
このチームは当然のことながら後者。
同じタイプなので手はあうのはもちろんだし、同じチームなんだし当然。
ハイフライヤー同士の無茶をしあう試合でハラハラするいい試合でした。
MAOの確実性があがっているのが勝因かしら。
ベイリーはケニーになれないのは何が足りないんだろう…っていつも考えちゃう。
プロレスではないなにかだからかしら。

○遠藤哲哉 vs 平田一喜
団体の平田推しがどこまで続くか?という注目の試合。
結局、勢いはここで止まりかー、ってなりました。
さすがに両国メインまではいかないかw
今回の頂点を目指した方向性というものが、
トーナメントが終わっても継続するのか。
それとも年に一度の季節ものなのか。どっちなんだろう。
しかし「やればできるのに」というレスラーが多いのか、
たまーにそうみえるように上手いことプロレスが組まれているのか。
文化系の残り香みたいなものを感じさせたいのか、
ストロングを推進したいのかよくわからないな。

○HARASHIMA vs 坂口征夫
こういうグラウンドの攻防みたいなのは好きです。
試合がグラウンドからはじまる、もしくは総合格闘技のような展開は、
プロレス、非プロレスのどっちにも取れるので好き嫌いは分かれそうだけども。
息を飲む展開ではあるけども、ふと冷静になった時に、
「HARASHIMAさんはなんでもできるな!」という尊敬の念が沸いてきました。
エースって簡単に作れるもんじゃないよ…どんだけ努力してるの。
そうか、鍛えてるからか。
キックばっかり、ハイフライばっかりの未来が見えるDDTですが、
ちゃんとプロレスを出来る土壌みたいなのがあるといいなぁ。

○佐々木大輔 vs 石井慧介
石井のよさがぴくりともわからないセンスのないわたくしではありますが、
みていて思ったのは佐々木の受けが凄い。ってこと。
いいプロレスラーの基準のひとつって受けがいいことだと思っているし、
プロレスは相手の技を受けてナンボみたいな部分があると思っているので、
佐々木大輔が好きなのはこういうところなんだな、と納得しました。

真夏の恋煩いに御用心

2018/8/5
DDT「闘うビアガーデン2018~DDT~」

○吉村直巳&奥田啓介 vs 渡瀬瑞基&ジェイソン”ザ・ギフト”キンケイド
ちょっと気になる吉村奥田両名。
DNA自体はストーリーが悪すぎて人気が出なかったけど、解散後は本体に合流してどうなるんだろうか。
総合+プロレスなスタイルの奥田選手はDDT本体にはない要素な気がするので
(キック+プロレスは多いけど。梅田とか岩崎とか)、継続参戦もおもしろそう。
そしてキンケイドはガンプロの冨永戦みたいなのが出来るんだから、
一度シングルで本気の試合をみせられる舞台を作ってあげてほしい。本当に。

○樋口和貞 vs A.YAZAWA
アントンが無念の持病の恋煩いで急遽欠場。
毎年この季節に恋煩いになっている気がするので夏の恋にはくれぐれもご注意してほしい。
代替選手にA.YAZAWA!やったぜ!
今回のビアガーデンでの樋口くんの活躍には目を見張るものがある。
蛇界やラリプロ、バーチャルピコ太郎。
他にも自分が(ユニバース含めて)観てない試合でもいろんなギミックに対応。
ストロングとコミカルの両方に対応できるハイブリッドな選手になりつつあって凄い。
今回のビアガーデンのMVPに挙げている人も多かったし、それは納得。
A.YAZAWAさんは下戸なのにめっちゃ飲んでたので心配です。

○大石真翔&スーパー・ササダンゴ・マシン&島谷常寛 vs 高木三四郎
前日深夜にペンライト買ってこいと指示を出して、それを実際には使わず経費で落ちない。はいいけど、
その立て替えた費用は払ってあげたのよね?
ブラック云々はいいとして、人としてどうなんだろう。
という試合でした。
いつどこをまこりんが獲ったので、
「おまえたちがかわいいよ!かわいい子には旅をさせろ!」とか言って、
社長命令で渡米させてKO-Dを取り返してこい!っていう無茶ブリかと思ったら違った。
そこまでは流石にいかなかったか…
本気のまこりんが見たいのでいつどこは真面目に使って欲しい。
島谷くんはバラエティに振り切ってしまっているのがもったいないなぁ、という気持ち。

男色ディーノ&赤井沙希 vs 大鷲透&上野勇希
恒例の沼袋怪談マッチ。これを見に来た!
ゆにくん、めちゃくちゃ怖いよ!!!
上野くんのバラエティ属性が高くなってきたのが面白かった。
あと赤井沙希さんが鷲関のちんちんを普通に触ろうとしたのがぐっときました。
まあ、あえて書く内容とかは全くないんだけども、
水をかけられにリングサイドに駆け寄ったお客さんが携帯を上に置いてて、
ちゃんと「携帯ぬれちゃうよ。あぶないよ」と今林さんが注意していたのがよかった。
そしてゆにくんの毒霧の上手さがすごかった。練習したんかw

○KUDO&高梨将弘 vs 勝俣瞬馬&彰人 vs 高尾蒼馬&マッド・ポーリー vs 梅田公太&岩崎孝樹
梅ちゃんの復帰戦とのことだったけど、
そんなに早く復帰できるような怪我じゃないでしょ。
しっかり治さないとすぐに欠場、しかも悪化して長期の欠場になっちゃうでしょ、と心配に。
だってもう入場からびっこひいてるんだもん。駄目だよ。
ダムネ勢の我関せず感やALL OUTの連携がよくなっていること、
高梨のレベルの高さなどなど、いろんな要素があっておもしろい試合でした。
4対4とか5対5とかの大人数のタッグってあまり好きじゃないんだけど、
4WAYタッグは場外で別々でわちゃわちゃするから賑やかでいい。
そういえば10人タッグのベルトってどうなった…

○平田一喜&石井慧介&佐々木大輔&坂口征夫 vs MAO&HARASHIMA&マイク・ベイリー&遠藤哲哉
ファン抽選でチームが決まる形式で、HARASHIMAさんのボールを引かせていただく名誉なことに。
やったぜ。派手な色のTシャツ着ててよかったぜ。
MAOベイリーのスカイラブハリケーンがみたかったので同じチームでよかった。
平田と征夫さんが同じチームでいろいろパシリにされる感じもよかった。
ダムネ勢はどっちのチームであろうと群れるのはわかっていたので、
チームが分かれてよかったしそのふたりで行動して、
結果として3チームにわかれたことでめっちゃわちゃわちゃしたので楽しかったです。
ダムネ同士のいちゃつきあいも見られたし。
DDTにはあからさまに特定の選手を推すことがあってそれがいま平田に行っている印象で。
それがこの試合の結果にもあらわれた感じでした。トーナメントもそうだし。
T2ひ~でテンプレな試合を繰り返しているけれども、
実はやればちゃんと出来る!ってところをどんどん出して欲しい。
肝心のKO-Dのベルトが海外に流出してて不在なので、いつどこの使い方も限定されてるし、
それを持っている人の人選も不思議な人選だし(おもしろいといえばおもしろい人選)、
そういう不確定で不安定な要素を面白い方向に持って行けたらイイナ!という気持ち。

今年のビアガーデンは3興行しかいけなかったけど
(酒呑童子もALL OUTも行きたかった。トーナメントはどうでもいい)、
これをみないと夏が着地しない!という感覚になってきたので、
来年も絶対に行きたい。楽しかった。
あとのの子さんのフードがすごいよかったので、来年もお願いします。

しかし新木場時代は東女勢も毎日のように現地にいて、
学園祭みたいな楽しい感じはあったよね。
その辺は言ってもしょうがない…

大したことない人の幸せ

2018/8/2
DDT「闘うビアガーデン2018~男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシンDAY~」

○甲田哲也 vs 今林久弥
この何を見せられているんだろう?感のすごいやつ。
普通のおじさんたちがプロレスやるのってシュールだなぁ…
どちらもプロレス団体の裏方として数多くの試合を観ているはずなので、
プロレス脳としてはレベルは高いとは思うんだけど、いかんせん身体がついてこないのがいい。
あまり鍛えてなくても、練習してなくてもプロレスって出来るんだなぁ。
「お前の家はもうない!」がひどくて最高でしたね。

○アントーニオ本多&石井慧介&レッカ vs 今成夢人&樋口和貞&松永智充
ラリプロだ!
長州、ハンセン、鶴田、蝶野、越中、木村健吾、オカダカズチカ。
ラリアットじゃないのがちょいちょい含まれているのがいいですね。
樋口くんがのりのりで楽しそうだった。
そしてレッカの空気が読めない流れもよかった。
みんなプロレス好きなんだなぁ、と思いました。
再試合のアントンのごんぎつねもちゃんと聞けて満足度が高い。

大家健 vs DJニラ
「大家健は大したことないんじゃないか説を検証する試合」とのこと。
そしてこれが問題作すぎた…
ニラさんを見ることが出来たのはうれしいけども、
そのニラさんを上回る大家さんのシュールさ。
レインメーカーやらサードロープからのスーパーフライやらなにやら。
そして炎のスピアに行く前の足踏みで膝を痛める大家さん。えー!?
そんな不穏な試合がすーっと大家さんが帰っちゃうことで終了した衝撃たるや。
なんか衣装チェンジみたいなのをして帰ってくるんでしょ!?と思ったら、
本当に終わった。なんだったんだ…おもしろすぎるやろ…

バーチャル・ピコ太郎<酒井一圭> vs 藤岡典一<ヤス・ウラノ>
バーチャル・ピコ太郎<酒井一圭> vs ペドロ高石&趙雲子龍
○バーチャル・ピコ太郎1号<酒井一圭>&バーチャル・ピコ太郎2号<今林久弥> vs アントーニオ本多&マッスル坂井
闇パワポについて言いたい。めっちゃ言いたい。
でも言ったら駄目なやつ…本当に公にしたらあかんやつやった…
そしてそれがその後の試合につながって伏線が回収されたのが快感すぎた。
マッスル坂井が天才すぎる。
バーチャルピコ太郎への声援が瞬時に「バーチャル」に決まった客の鍛えられ方がハンパなかった。
試合内容はもうわりとどうでもよくて(だってマッスルだし)、
闇パワポ、二代目鶴見亜門、バーチャルピコ太郎たちとペンアントンマッソーペン。
すごかった、これ…いろんな要素が詰まりすぎてた。

○大家健 vs 上野勇希 vs 男色ディーノ vs マイク・ベイリー vs ジェイソン”ザ・ギフト”キンケイド vs “ネオン・ニンジャ”ファサード vs アントーニオ本多 vs 中邑珍輔 vs マッスル坂井 vs 石井慧介 vs 松永智充 vs ヤス・ウラノ vs 今成夢人 vs 翔太 vs 趙雲子龍 vs DJニラ vs MAO vs 相撲ロック vs レッカ vs DT-YUTA vs のの子
恒例サンドマンごっこ。
途中ののの子さん参戦が胸熱すぎた。
珍輔と対峙してがっちりボインメーカーからオパイェを決めて号泣して帰って行ったの流石すぎる。
キンケイドとファサードが楽しそうだったのもうれしいし、
翔太さんがガンプロじゃなくてDDT本体に歓迎されている感覚がするのもうれしいし、
一瞬の梁和平登場とかDTさんの活躍とか、
もちろん中邑珍輔の例の入場、相撲ROCKとの対峙からの金的、
犬(今成+翔太のガンプロ勢)に噛まれて松葉づえをつくのとかもうおなかいっぱい。
好きが詰まりすぎていた。
試合自体は先ほどの上野くんと大家さんの因縁のような伏線が、
ここで綺麗に回収されて非常によかった。
馬鹿な大人たちの馬鹿騒ぎは楽しいし大好きだし、
それにどんどん乗っかっていったほうが楽しいに決まってる。
DDTを見ている理由に、一年に一度これがあるからってのはある。
今年も参加できてよかった!

全て受け止めて倒れて

2018/7/22
DDT「ウチコミ!presents Summer Vacation 2018」

○松永智充 vs 上野勇希
最近楽しみになって来ている松永先生による若手教育ダークマッチ。
若手の中ではトップクラスの上野くん登場。
これは楽しみしかない。
実際、大会を通じてこの試合が一番オーソドックスなプロレスだったんじゃないか?という感覚。
プロレスというよりもレベルの高いスパーリングを見ているイメージかな。
たぶん無理矢理終わらせないと延々とやり続けていたんじゃなかろうか。
フィニッシュのいきなり尻出しはDDTらしいフィニッシュで納得。
このスパーリングシリーズみたいなのは続けてほしい。おもしろい。

○サミー・ゲバラ&ジェイソン”ザ・ギフト”キンケイド&”ネオン・ニンジャ”ファサード&渡瀬瑞基 vs 坂口征夫&高梨将弘&石井慧介& 樋口和貞
この人数のタッグだと順番に出てきてそれぞれの見せ場を作って交代を繰り返す感じ。
それはしかたのないことだけど、その中でどれだけアピールできるかだもんね。プロレス。
入江軍(仮)の(渡瀬が邪魔だけど)外人部隊が最高におもしろい。
身体能力が高いのと謎の妖しい魅力がある。
キンケイドの意味のわからなさが好きだけど、ファサードが一番日本向きかなー。
ペイントしたポスターを持ってくるんだけどもうちょっと映してあげて欲しかった。
この3人の格付けがよくわからないんだけど、サミーゲバラが一番上なのか。
日本人チームは寄せ集めすぎて完璧にジョバーでしたね。どんまい。

○竹下恵子ジュニア&彰子&カルーセルシュン vs フランソワーズ☆タカギ&マーガレット★オオワシ&平田一子
やー。出オチが凄い!
でもそれがDDTのバラエティ班よね。
DDTの要素として映像班があって、
煽りVの竹下恵子さんのキャラが素晴らしくて9割ぐらい持って行ってたのが凄い。
あとはもう一通り女子プロムーブをやってやりきった。
竹下くんはハルクホーガンをやって終わったけど、それが伝わり切らなかったのが残念。
「YOU!」がなかったのが悔やまれる。

○スーパー・ササダンゴ・マシン&飯野雄貴 vs 岩崎孝樹&レッカ
○KUDO&赤井沙希 vs 飯野雄貴&スーパー・ササダンゴ・マシン
○アレックス・エース&アントーニオ本多 vs 男色ディーノ&大石真翔
○アレックス・エース&アントーニオ本多 vs 赤井沙希&KUDO
○高尾蒼馬&島谷常寛 vs アントーニオ本多&アレックス・エース
○伊橋剛太&大家健 vs 島谷常寛&高尾蒼馬
○大家健 vs 伊橋剛太
まずウチコミのベルトってどういうことなの?というのは置いといていいのかな。
大家伊橋のシングルっていうのが胸熱。
ふたりの関係っておそらく自分が知っている以外にもいろいろあって、
大家さんが気にかけて叱咤激励してきていたと思う。
そういうふたりがシングルでぶつかるというのは見ていてぐっとくるものがある。
こういう結果がみえるシングルじゃなくてちゃんと激突して欲しいなぁ。
それより前のタッグ戦たちはKUDOさんとディーノのいちゃつきがBIG LOVEだった。
ダンゴと飯野くんが組むってことは後継者的なところに持っていきたいのかな?と邪推。
飯野くんのおもしろさをうまいこと引き出して欲しいんだけどなぁ。なんとかならんかな。
身体が強いのでプロレスも巧くなったらストロングとバラエティの両方を担えると期待しちゃう。
アレックスエースは背が高いというのはそれだけで武器。
ちゃんとした試合が見てみたい。
島谷&高尾くんさんは島谷の「新入り!新入り!」がおもしろかった。
島谷はもっと日の目を見て欲しいなぁ。
DNAがなくなるのでDDTでちゃんと試合が増えるといいのに。

○佐々木大輔 vs 朱崇花
BIG LOVEのストーリーは(マジ卍でしか話が動いてないので)置いといて、
普通のシングルとしておもしろい試合でした。
朱崇花選手がまだ19歳ってのは本当なのかな。キャリア3年弱?
普段は女子相手に試合をしているところで男子が相手だと、
いろいろ勝手や文法が違うんだろうけど、
逆にそういう動きが通用したりして面白くなるんだろうか。
身体的には男子なので体力的な圧倒感は出ないだろうし。
わりと長いこと朱崇花選手をひっぱってきたけどこれで終わりなのかな。

○MAO&マイク・ベイリー vs 遠藤哲哉&マッド・ポーリー
団体としてMAOを推したいのは伝わって来てて、
それで無理矢理タッグのタイトルを獲らせた…というわけではなく、
わりと長いこと組んで連携の精度を高めてきたのを知っているので、
機は熟した感があってしっくりくる。
遠藤からMAOが獲ったというのも大きい気がする。
そういえば遠藤のライバル的選手が竹下からMAOに移ったのか。そうか。
結局遠藤ポーリーにベルトを持たせたのはMAO戴冠への布石だったのかな。
タッグのベルトの価値がいまいちわからないので、
このあたりでちゃんとベルトに、タッグに意味を持たせてほしい。

○入江茂弘 vs HARASHIMA
いいプロレスラーほど相手選手の技をきちんと受けるのはいつも思っているけど、
この試合のHARASHIMAさんの最後の散りかたはまさにそれで、
両手を広げてビーストボンバーを受ける姿に涙が出そうになった。
あんなに美しい散り方はない…さすがエース!って思いました。
蒼魔刀をあれだけいろんな形で連発させたのに勝てなかった説得力。
みるほうも力がぐぐーっと入り続けるいい試合でした。これぞKO-Dって感じの。

○入江茂弘 vs サミー・ゲバラ
そしていつどこの理想的な使い方をしてきたサミーゲバラ。
HARASHIMA戦後の「海外に出て防衛をする」という言葉と、
常日頃言っているいつどこの正しい使い方と、
その両方を包括した使い方で納得度が高い。
いいよー。いいとおもうよー。
ただサミーゲバラの戦い方がちょっと消化不良だった。
元々、見得を切っていくタイプの自分を魅せるレスラーだもんで、
技への入りがいちいち遅い。
このいつどこの使い方のアドバンテージである
「一試合後なので疲労している」
を最大限つかうのであれば、もっと速攻で攻めるべきなのでは?となった。
そういう意味ではベルトを獲りに行ったのではなく、
自分をアピールする場でしかなかったのではないか?と。
どっちにしろ入江くんの見せたいものがどんどんと見えてきていいと思います。
そしてこの試合(とひとつ前のメイン)での外人部隊のセコンド芸が素晴らしい。
技を受けたわけじゃないのに痛がってダウンしたりしているの可愛い。
そうなると本当に渡瀬不要。なんでいるの。

酔いもせず、

2018/07/08
高梨将弘デビュー15周年記念大会~世の中に下戸のたてたる蔵もなし~

○渡瀬瑞基 vs 下村大樹
ダークマッチあるの知らなかった…
相変わらず渡瀬選手のあの衣装が意味がわからないし、
特に感情を出して伝えようとするわけでもないし、
相手の技をつぶしてフィニッシュってなんにもおもしろくない。

○里歩&アントーニオ本多 vs 大石真翔&チェリー
○ヤス・ウラノ&竹下幸之介 vs アントーニオ本多&里歩
○竹下幸之介&ヤス・ウラノ vs レッカ&岩崎孝樹
○ヨシヒコwith猪熊裕介&男色ディーノ vs 竹下幸之介&ヤス・ウラノ
○勝俣瞬馬&彰人 vs ヨシヒコwith猪熊裕介&男色ディーノ
○樋口和貞&星誕期 vs 勝俣瞬馬&彰人
○樋口和貞&星誕期 vs 松永智充&石井慧介
勝ち残りのガントレットタッグマッチということでいろんな組み合わせが見られて得した気分。
里歩さんの立ち振る舞いが神々しいのと、
りほぎつねがめちゃくちゃかわいかったので萌え死ぬかと思いました。
その中で竹下くんと里歩さんのマッチアップはなかなかの胸熱。
ただホーガンvsロック様の顔を見合わせてまわりをみわたすやつ、
あれをわざとらしくやるのが本当に好きじゃないので興醒め。
そして衝撃的だったのが猪熊裕介の登場。
DDTのバラエティ班が衰退しているという入江くんの指摘の回答が届いた気分。
天才仕事は天才にしかできないし、こういうのは努力して出来るようなものじゃない。
センスがある人が偶然に登場して、偶然に面白くなったってことだと確信。
団体として、運営としておもしろくしようとしてもそれはわざとらしさしかないのでは。
ササダンゴとディーノの後継者というか、それにかわる人材が登場しないもんかな。
育成ではなく、登場。
しかしこの世界観は最高におもしろかった。
また出てくれないのかな。
竹下くんもそのひとつ前の試合での西成エルボーしかり、ヨシヒコとのマッチアップしかり、
おもしろいことも出来るんだから、どんどんやらせてあげたらいいのにね。

MAO vs DJニラ
ニラさんもいまのDDTに必要なもので、そして代わりのいない存在。
で、MAOをぶつけたってことは、
MAOにそういうポジションも担ってほしいってことなのかな、と。
久しぶりにみたニラさんは相変わらずで、
シャイニングニースタンドも低空延髄もロケットパンチも見られたので満足。
そしてニラさんとの相性の高さがある木曽さんの活躍も見られたのがうれしい。
ニラさんもプロレス界でも唯一無二の存在なのでもっとたくさんみたいんだよなー。

○佐々木大輔&高尾蒼馬&遠藤哲哉&マッド・ポーリー vs バリヤンアッキ&入江茂弘&サミー・ゲバラ&”ネオン・ニンジャ”ファサード
寄せ集め感ある外国人選手のユニットだったけど、
個々に見せ場を作れていたので見栄えがありました。
ファサードは先日みたのが市ヶ谷だったので、
どんな選手なのはの全貌はみることはできなかったけど、この試合で見ることが出来ました。
来日する外国人選手によくある独特なハイフライ技を持った選手。
その技一発で場内を沸かせることが出来るのはぐっときます。
そして試合としてはアッキへの信頼度が高かったのが印象的。
フィニッシュは失敗して敗戦してしまったけど、
受け役に抜擢されていたのはそういうことよね、きっと。
ダムネはちょっと外国人チームに押され気味でしたね…

○赤井沙希&高木三四郎&大鷲透&平田一喜&伊橋剛太 vs チュパカブラ&ゴージャス松野&バラモンシュウ&バラモンケイ&さくらえみ
ぐっちゃぐちゃで最高だった。
なんかそれ以外の印象がないなw
決しておもしろくなかったわけではなく、終始わちゃわちゃしてて楽しかったです。
試合をコントロールしていたのはバラモン兄弟なので、
それ以外が霞むというか、まあ人数も多いので個々の見せ場が少な目でしたね。
伊橋さんの身体がめっちゃ細くなってる…すごい。

○坂口征夫&卍丸 vs 上野勇希&梅田公太
うーん…
梅田くんは狂犬という名の通り、噛みつくことは噛みついている感じだったけど、
弱い犬ほどよく吠える、みたいな印象がぬぐえない感覚が。
ただのチンピラのにいちゃんだよなぁ。
とにかくプロレスではなくキックなので、全然対応が出来てないのでは。
会社として推してる選手なんだろうけどこういう推し方はどうだろう。
もっとちゃんと練習して強くなっていく過程を見せてくれたらいいのでは?
強い選手とあてて、やられるところばかり見てもなー、という気持ち。
格下の相手だとそれなりにプロレスの勝負が出来ているのだから。
卍丸選手は初見でしたが、征夫さんとのタッグは相手を圧倒してた。
梅ちゃんと同じようなチンピラ感のある選手だけど、
雰囲気と凄味があっていい選手だなー、と思いました。
征夫さんとの1対1が本当に実現したらおもしろそう。

○KUDO&HARASHIMA&大家健 vs タノムサク鳥羽&佐々木貴&GENTARO
DDT初期メンが総登場。
鳥羽さんとGENさんが見られるのはうれしい!
KUDOさんと鳥羽さんのマッチアップが手が合うというか、
気心知れたもの同士のいいぶつかり合いで見応えがありました。
大家さんはいつもの大家さんでしたが、
なんか外野の応援が大家さんを馬鹿にしているようにしかいつもおもえなくて、
なんだかなー、という気持ちになりますのだ。

○木髙イサミ vs 高梨将弘
年に何度かある「この試合をみることが出来てよかった…」という試合。
もうすばらしさしかない。
近年のプロレスで省略されつつある序盤のグラウンドの展開がじっとりと続いていく緊張感。
場内が息を飲んでシーンとするのは気持ちよさすらあって、
そこから徐々に盛り上げて最後爆発するのはいいDJを聴いた快感と同じ。
まさかのロケットパンチを繰り出した瞬間の遅れてくるどよめき。
最後にマイクがなかったのもよかった。
イサミさんと高梨選手はお互いに意識はしているのか、
それとも高梨選手からの一方的な愛なのか。
ライバル視できる相手がいて、
実際に手を合わせると最高の作品が作り上げられるって幸せなことだよなぁ。
プロレスを見て興奮して感動する。
そしてプロレスが好きでよかった、と思える試合でした。
本当にいいもんみた。ふたりともありがとうという気持ち。

悪い奴は誰だ?

2018/6/24
DDT「What are you doing 2018」

○アーロン・アンダース&渡瀬瑞基 vs 岩崎孝樹&松永智充
松ちゃんによるダークマッチがすごい安心感で楽しみになって来ている。
正体不明すぎて孤立してしまうだろう外国人選手に対して、
因縁をつけたような形で延々と煽り続ける松ちゃんのスキルが素晴らしかったです。
試合自体はダークマッチだなー、というものでした。なんかあったっけ。

●大鷲透&タカティモ・ドラゴン&ヒラティモ・ドラゴン vs 石井慧介&アントーニオ本多&MAO vs 遠藤哲哉&マッド・ポーリー&島谷常寛
敗者国外追放マッチ。
そうなると負けるのはヒラティモかな?って思ったけど鷲関だった。
あー、そうだったそうだった!ワシティモ呼ばないと!
そして満を辞してウルティモドラゴン招聘。これはいい流れ。
この試合形式で最後に出てくるのは飯野くんの仕事だけど、
今回は女装がなかったのが残念です。
試合にあぶれた寄せ集めタッグの試合でキャラを出すのは難しいよなぁ。
ダムネ勢は地味にファンタジーしてて観察するの楽しい。

○マイク・ベイリー vs サミー・ゲバラ
サミーゲバラ選手の情報がなかったのがわかりづらかった…
予習してこい、ってことなのかしら。
後々の話だけど、
入江くんのタイトルマッチにセコンドでついてきたので、
ジェイソンキンケイドと入れ替え?変わり?
キンケイドは「ぼくからのギフトです」って呼ばれたのに今回はなにもなしか。
そしてベイリーと似たタイプの、合わせ鏡のような選手でした。
手が合っていたと言えば合っていた。
ベイリーは一時期よりも気にはならなくなっていた技前のワンテンポの間なんだけど、
久しぶりにこの試合では感じたかな。シングルだと出るのかな、間。

○KUDO&坂口征夫&高梨将弘 vs 大石真翔&男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン
KUDOさん15周年おめでとうございます。
周年の接待試合ではあったけどもこういうときに光るのが大石真翔という選手。
素晴らしい。まさにジョバー。
まこりんと高梨さえいれば安心する。
逆にそこの一騎打ちも見てほしい気がするけどまあ、それはそれで。
ディーノとササダンゴがいつも通りすぎてなんかちょっと進歩がなくなって来てる。
それがよさではあるのかもしれないし、DDTのめざすところの本筋ではないのかもしれない。
長く続けるって大変なんだなぁ。
ご祝儀的にKUDOさんにアイアンマンが来た。
アイアンマンはコメディよりの選手が持つイメージがあるのだけれども、
KUDOさんはどうなることやら…

○勝俣瞬馬&竹下幸之介&彰人 vs 上野勇希&梅田公太&竹田光珠
6人タッグに限らずなんだけど、
実力よりも団体がどのチームや選手を推すか、で決まっている印象。
若手の3人はその推し期限が切れたんだろうな。
そんでALL OUTにベルトが渡ったんだろうな、という気持ちも多少。
ただALL OUTにやっとチーム感が出てきて、
途中途中の連携がしっかりできるようになってきた。
これは彰人のアイディアと三人の練習の賜物なのでは。
そういう意味ではALL OUTの今回の戴冠は納得。
たぶん目的が他団体での防衛戦で、
それに伴ってそれなりに実力のあるチームが必要だったんだな、という気持ち。
結局団体の都合なのか。そうか。

○HARASHIMA vs 高尾蒼馬 vs 佐々木大輔
Extreamを用いた三角関係の清算試合。
途中の高尾くんさんがどっちにつくの!?っていうところがよかった。
まさかのスマスカ出戻り!?って思わせたのはぐっときた。
ゆるふわヒールユニットのダムネが凄すぎてもうそればっかりだったです。
結局介入禁止とあると、そりゃセコンド介入あるよねー、という。
反則禁止だったらカウントなしで即反則なのかと思ったら違った。
高尾くんさんが獲る。佐々木が漁夫の利で獲る。
HARASHIMAさんの防衛。で、パターンはいろいろあった。
結果は元の位置に着地…ということに。
これで高尾くんさんとHARASHIMAさんの抗争は終わりかな。
スマスカひとりぼっち。

○入江茂弘 vs 樋口和貞
メインイベントは前回の竹下戦よりもバチバチは感じました。
が、プロレスを感じなかったので文字通り激突がメインな試合。
プロレスから激しさだけを取り出すとこうなるよな、という感じ。
それは決して悪い意味ではなくて見応えのあるいい試合でした。
テーブルクラッシュもあって得した気分。
入江くんはわりと飛べるのでパワーだけじゃないところが見られてうれしい。
問題は試合後のマイクでのやりとりだけど…
自分的には入江くん完全支持。
最近のDDTがおもしろくないと感じるのは、確かにSNS…というか、
サイバージャパン傘下になってから顕著だけど、
インターネットのその先の人を相手にしている部分は多々感じる。
強いて言うならサイバージャパンとして親会社に気をつかいながら商売している感じ。
ネットで中継している中、ハッシュタグでつぶやいてください、とか、
リング上でなくSNSで試合が展開していく感じとか。
決して悪いことではないんだけど、もっとうまく使えるでしょ?とか思う。
あとはそもそものセンスが枯渇しているのがなー。
試合の結果に会社としての意図が見え隠れしてしまう。
それが竹下政権の長期化だったし、バラエティ班の世代交代が出来てないこととかだし。
あとはいつどこ権の使い方がまったく「いつでもどこでも」じゃないこと。
そういうもんじゃないでしょ、いつ権って。
見ている個人個人の好みもあるから一概にはいえないんだけど…
DNAの存在もそうだし(なぜ普通に本戦に出ているのが疑問)、
個人のレスラーのポジション(特に平田とか)はそれでいいの?とか。
でもまあ、あんなに満員だったのに今はリングサイドの列も減り、北側も閉鎖でしょ。
それがいまの状況なんじゃないかなぁ。
そこは現実として把握していて欲しいなぁ。しなくていいことなのかな。
まあ、我々は好き勝手なことを言って満足するだけなので、
このあたりのストーリーがどう動くかは静観するしかないのだ。
結局DDTが好きだから見に行くけども。

政権交代後の王道とバラエティ

2018/5/20
DDT「Audience 2018」

○松永智充 vs レッカ
現代のプロレスラーは自ら情報発信が出来るのは強みでもあって、
アンダーマッチというただのリング調整のような試合でも、
選手同士(あるいは一方通行でも)で因縁がつけられれば立派なストーリーになる。
で、twitterでひと悶着あったっていうのをわかった上でこの試合をみたので、
普通に楽しむのより楽しめた気がします。
それが出来る松永智充というレスラーはいいレスラーなんだろうな。
もうちょっとDDTのメインストリームで見てみたいんだけどなぁ。

○タカティモ・ドラゴン&ヒラティモ・ドラゴン&リホティモ・ドラゴン&大鷲透 vs KUDO&坂口征夫&高梨将弘&赤井沙希
リホティモドラゴンが可愛すぎた、という試合。
マスクしてるのに可愛いのがわかるってどういうことなの。
それ以外に特に言うことはないかな…
リホティモドラゴンが誰歩なのかわからないけど、また来ないかな。

○遠藤哲哉&マッド・ポーリー vs 翔太&岩崎孝樹 vs マイク・ベイリー&MAO vs ジェイソン”ザ・ギフト”キンケイド&渡瀬瑞基
上野くんが当日になって怪我で出場できず。代替選手が見つからない…という寸劇。
あー。そうだった。DDTってこうだった。今林さんってこうだったこうだった。というのと、
その代替選手として巻き込まれたのが翔太選手っていうのがぐっときました。
ガンプロに所属した翔太選手ですが、たぶんDDTの中でもトップクラスに上手い選手だと思うので、
こういう使い方はどんどんしてほしい。むしろDDTの所属のほうがよかったのでは?ぐらいの勢い。
もちろん直前すぎたので最初と最後だけの登場でしたが、
派手な負けっぷりとかおいしいところを持って行けたのではないかと!
ポーちゃんがよりおもしろい方向に向かっているのと、
キンケイドのわけのわからなさ加減が見られてうれしい。

○樋口和貞 vs 梅田公太
せっかくの試合が不明瞭な終わり方をして消化不良もいいところ。
こういう消化不良の試合って本当に無駄だし、萎える。
梅ちゃんは必死さが荒々しさとして出てきていていいとは思うんだけど、
蹴りしかなくてプロレスをしていないので、プロレス的なおもしろさは皆無なのが気になる。
プロレスの実力者が来てしまうと明らかにおもしろくなくなるんだよなぁ。
この前の潮崎豪とか伊東竜二とか差がわかりすぎてしまったのはそういうところなのでは。

○竹下幸之介 vs 勝俣瞬馬
ALLOUTがチーム内でストーリーを進めている流れ。
彰人が怪我しているのでしかたがないとはいえ、
勝俣が覚醒する結果になるのか?というのは疑っています。
#大家帝国での竹下ササダンゴ戦のように、
竹下が試合をコントロールして相手をよくも悪くも魅せられるのはわかるので、
それなりに成立したんだろうか。どうなんだろうか。
で、試合後に別々にリングを後にしたのが気になっちゃって、
対立してこの試合が組まれたわけじゃないんだから、
試合が終わったら一つのチームだよ、という結束感を見せたいのであれば、
竹下くんが肩をかして3人で一緒に帰ったほうがプロレス的には美しかった気がします。

○男色ディーノ&アントーニオ本多&スーパー・ササダンゴ・マシン vs 大石真翔&島谷常寛&下村大樹with飯野雄貴
ニューバラエティ班とナウバラエティ班の世代抗争。という話でしたが、
結局のところ、いつものやつをなぞって終わった印象。
パワポの展開で、
結局まこりんが自分の領域を守る!っていう筋で若手に目を向けさせるのはあきらめたよね。
ただそのブルーオーシャンストラテジの話は超納得。
確かにまこりんと平田のポジションは不思議でならない。
ちゃんとプロレスしないのに試合に出てる。同じオチの試合ばかりだけど。
そして大オチがディーノ誕生日サプライズ。
内輪感がちょっとあってぽかーんって感じです。
収穫としては飯野くんの存在感は感じられたので、
ストロング/バラエティ両方いける逸材として育って欲しい気持ち。

○高尾蒼馬 vs HARASHIMA
高尾くんさんがダムネに入った経緯みたいなものがふわっとわかって納得。
でもダムネには完全に馴染まない、っていう展開なのも納得。
ユニットの存在がもううっすらとしか残ってないDDTなので、
4対1の試合になると介入があるのはわかってたので結果としては納得。
そしてそのあとの酒呑童子が救出しにきたのが本編すぎて胸熱だった。
HARASHIMAさんがボコられて「さー。誰が助けにくるかなー」ってにやにやしていたら。
一番想像していない人たちだった。ちょっと泣きそうになった。
確かにHARASHIMAさんクラスだと誰かの下につくのは無理なので、
同等となったらKUDOさんしかいないよなぁ。
過去のDDT初期からの因縁やここ最近の抗争(Extreamやっただけですが)をひっくるめて、
全体の回収なのか、集大成なのか…
酒呑童子に加入、ではなく共闘らしいので今後の展開を見守りたい気持ち。
おもしろくなってきたー!

○入江茂弘 vs 石井慧介
煽りVの「(石井と)久しぶりに当たって特に変化は感じなかった」って言葉でもう決着がついた。
元ドリフ同士の戦い。
歩む道は分かれたりしたけど、ここのふたりはその後も信頼は継続していた印象。
石井がインディJr.を獲ったものの「なんの実績もない」と言い放ったのが興味深かったです。
派手さはなかったけどかなりハードな応酬で見応えがありました。
ハイフライヤーばかりが注目される昨今ですが、
こういうパワー系のプロレスというか痛みが伝わるプロレスというか、
見ている側にも力が入るのは快感ですらありますね。
試合は順当に入江の勝ち。

今後の展開としていつでもどこでも挑戦権が発動するので…という流れだけど、
その流れを関係なしにどんな相手でもいつでもタイトルマッチをするという発言は、
言うだけじゃなくてどんどん実行していってほしいです。
いまの予定調和なDDTをぶち壊していくのを期待している今日この頃。
そして久しぶりにDDTが純粋に面白かったのは、
やっぱり竹下政権が面白くなかったってことでいいわよね。
まあ、自分の中で。という話ですが。

やっと動き出したセカイの行き先

2018/4/29
DDT「MAX BUMP 2018」

○マッド・ポーリー vs 岩崎孝樹
後楽園ダークマッチの常連になりつつあるポーちゃん。
いつもは力任せに暴れているだけだったのに今回は普通のプロレスをしていたのがよかった。
たぶん普通にやったら結構な強い部類に入るとおもうんだよな、ポーちゃん。
岩崎くんは梅田やMAO、上野くんあたりの陰に隠れつつあるので頑張ってほしい気持ち。

○潮崎豪 vs 梅田公太
いつぞやの伊橋vs金本戦と同じで、レベルの差がすごい。
プロレスの質がもう全然違うんだろうな。
蹴りを受ける時に潮崎はよっしゃこい!と正面から受けていたけど、
梅田は痛いのやだ!みたいな受け方をしていたように見えました。
それだけで弱く見えちゃう。まあ、痛いんだろうけど…
やっている本人たちじゃないとわからないところだけれども、、
プロレスへに対するアプローチから違う気がしてきた。
どれだけ本気でトレーニングしているのか?っていう基礎的なレベルから。
練習量、練習の質、団体としてのプロレスのカラー。もう全部ちがう。
そりゃ棚橋も怒るわな。横一線でみてもらっては困るっていう。

○坂口征夫&マイク・ベイリー&MAO&赤井沙希 vs 平田一喜&大鷲透&スーパー・ササダンゴ・マシン&アントーニオ本多
敗者国外追放ルールだともう負けるのはひとりしかいない。案の定そうだったし。
ベイリーが征夫さんを煽ってるのがおもしろかった。
飯野くんがいつも通りの登場でうれしい気持ちに。
はやくカミングアウトしないかなぁ…という気持ちと、
でもこういうことをおもしろおかしくとしか扱えない団体だから心配ではある。

○上野勇希&高尾蒼馬 vs 樋口和貞&石井慧介
世代交代とまではいかないけども、底上げは大事。
で、わかりやすく底上げしようとしているのが梅田と上野。
梅ちゃんはマジ卍、上野くんは6人タッグ。タッグは梅ちゃんもか。
底上げという意味では元チームドリフのふたりも上がっていかないといけないし、
ポテンシャルの高い樋口くんもKO-D戦はなんどもやっているわけだから、
てっぺんを狙って行かないといけない。
その世代が上がりきってないのに梅田とさらにその下の上野が来ている。
なんかなー、きっちりあげるならあげきってから次をやらないと中途半端にならない?
上野くんの身体能力とキャラは期待値高いので、育て方をちゃんとして欲しい。
ちゃんと出来るかが疑問…
唐突に終わる番狂わせはその先のストーリーにつながらないとたまたまの一回になっちゃう。
そこでタッグのタイトルなんだろうけども。
なーんかKO-Dタッグの格が落ちてないか。

○ジェイソン“ザ・ギフト”キンケイド&渡瀬瑞基 vs 勝俣瞬馬&松永智充
キンケイドさんがわちゃわちゃしててちょっと面白い感じ。
完成度は…そんなに高いようには見えなかったんだけど、おもしろムーブがいっぱいでした。
プロレスラーって「いやいやいやいやなになになになに」みたいな無茶な感じのほうがちょうどイイ。
もうちょっとサイケなキャラかと思ったらわりと落ち着いた方でしたね。
渡瀬は謎の手品師みたいな衣装になってわけわかんなかった。
意味あるの?なんかの真似?
衣装変えたところでなぁ…つまんないものはつまんないままだよ。

○男色ディーノ&KUDO&高梨将弘 vs チェリー&フランソワーズ☆タカギ&大石真子
チェリーさん卒業試合。
正直おチェリーさんを見始めた頃は既に一線を退いた…というか、
ちゃんとしたプロレスの試合だったのはユニオンの解散のときぐらいかなぁ。
女子部と言っても結局は男子の中で試合をするので、実力もなにもなかった印象です。
もうちょっとバリバリやっているときを見たかった気持ち。
引退とは違うので、またどこかで見ることが出来ると思います。ガトムとかかな。
高梨はなんとなーく卒業する人を見送る人でいつもさみしい顔をしているのかわいそう。

○HARASHIMA vs 宮本裕向
Extream級は王者が特別ルールを設定できるという特異性が面白いのであって、
それを使わずに通常ルールというのはどういうことなんだろうか。
そりゃこのふたりの真剣勝負はおもしろいし、実際におもしろい試合だったので満足なんだけど…
団体にベルトが複数本あってそのベルトが単に格があるだけ、
例えば、KO-Dが第一ベルト。Extreamがその下のレベルの第二ベルト。という位置づけだと、
じゃあこの試合の意味はKO-Dよりも意義として低いものとなってしまうわけだよなぁ。
DDTのおもしろいところって「他の団体とは違うなにかのスペシャルなもの」だと思うので、
こういうアイディアの枯渇みたいなのは本当にもったいない衰退だよ。ちがうのかな…

○入江茂弘 vs 竹下幸之介
やっと竹下くんが負けてくれた。
これで止まっていたDDTがまた動き出すと思うとホッとしました。
竹下という選手に賛否両論あるのはわかってる人もたぶん多いはずで、
その「賛」の部分だけをクローズアップしても停滞でしかないと感じてました。
(たぶん、自分が「否」の部分の人間なので余計にそう思ってしまうんだろうけども)
ここで負けることで動くストーリーもあるし、
ストーリーが動くことで感じ方も変わってくるだろうし。
試合自体は例のアンダーマッチの続きというのをずっと煽っていたので、
あんな感じのどっかんどっかんぶつかり合うのかと思ったら、
わりとじっくりと普通に展開していったのが予想と外れました。
あ、普通にやるんだ?って。
入江の団体をぶっ壊す!っていうどこか反体制ヒールみたいなのを期待しているのだが…

次の挑戦者は石井。
インディーJr.を獲ったし、元ドリフだし、そりゃそうだよねという気持ち。
挑戦表明した際の男色Pの石井への「獲った後のことをちゃんと考えているか?」という質問。
それ必要?ってちょっと萎える気持ちに。
「とりあえず目の前の敵をぶったおす!それだけ!」っていう直球のほうがぐっとくるけど?
違うのかな…なんか自分の考えていることが「違うのかな?」って思うことが多いDDTの最近。