2018/6/24
DDT「What are you doing 2018」
○アーロン・アンダース&渡瀬瑞基 vs 岩崎孝樹&松永智充
松ちゃんによるダークマッチがすごい安心感で楽しみになって来ている。
正体不明すぎて孤立してしまうだろう外国人選手に対して、
因縁をつけたような形で延々と煽り続ける松ちゃんのスキルが素晴らしかったです。
試合自体はダークマッチだなー、というものでした。なんかあったっけ。
●大鷲透&タカティモ・ドラゴン&ヒラティモ・ドラゴン vs 石井慧介&アントーニオ本多&MAO vs 遠藤哲哉&マッド・ポーリー&島谷常寛
敗者国外追放マッチ。
そうなると負けるのはヒラティモかな?って思ったけど鷲関だった。
あー、そうだったそうだった!ワシティモ呼ばないと!
そして満を辞してウルティモドラゴン招聘。これはいい流れ。
この試合形式で最後に出てくるのは飯野くんの仕事だけど、
今回は女装がなかったのが残念です。
試合にあぶれた寄せ集めタッグの試合でキャラを出すのは難しいよなぁ。
ダムネ勢は地味にファンタジーしてて観察するの楽しい。
○マイク・ベイリー vs サミー・ゲバラ
サミーゲバラ選手の情報がなかったのがわかりづらかった…
予習してこい、ってことなのかしら。
後々の話だけど、
入江くんのタイトルマッチにセコンドでついてきたので、
ジェイソンキンケイドと入れ替え?変わり?
キンケイドは「ぼくからのギフトです」って呼ばれたのに今回はなにもなしか。
そしてベイリーと似たタイプの、合わせ鏡のような選手でした。
手が合っていたと言えば合っていた。
ベイリーは一時期よりも気にはならなくなっていた技前のワンテンポの間なんだけど、
久しぶりにこの試合では感じたかな。シングルだと出るのかな、間。
○KUDO&坂口征夫&高梨将弘 vs 大石真翔&男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン
KUDOさん15周年おめでとうございます。
周年の接待試合ではあったけどもこういうときに光るのが大石真翔という選手。
素晴らしい。まさにジョバー。
まこりんと高梨さえいれば安心する。
逆にそこの一騎打ちも見てほしい気がするけどまあ、それはそれで。
ディーノとササダンゴがいつも通りすぎてなんかちょっと進歩がなくなって来てる。
それがよさではあるのかもしれないし、DDTのめざすところの本筋ではないのかもしれない。
長く続けるって大変なんだなぁ。
ご祝儀的にKUDOさんにアイアンマンが来た。
アイアンマンはコメディよりの選手が持つイメージがあるのだけれども、
KUDOさんはどうなることやら…
○勝俣瞬馬&竹下幸之介&彰人 vs 上野勇希&梅田公太&竹田光珠
6人タッグに限らずなんだけど、
実力よりも団体がどのチームや選手を推すか、で決まっている印象。
若手の3人はその推し期限が切れたんだろうな。
そんでALL OUTにベルトが渡ったんだろうな、という気持ちも多少。
ただALL OUTにやっとチーム感が出てきて、
途中途中の連携がしっかりできるようになってきた。
これは彰人のアイディアと三人の練習の賜物なのでは。
そういう意味ではALL OUTの今回の戴冠は納得。
たぶん目的が他団体での防衛戦で、
それに伴ってそれなりに実力のあるチームが必要だったんだな、という気持ち。
結局団体の都合なのか。そうか。
○HARASHIMA vs 高尾蒼馬 vs 佐々木大輔
Extreamを用いた三角関係の清算試合。
途中の高尾くんさんがどっちにつくの!?っていうところがよかった。
まさかのスマスカ出戻り!?って思わせたのはぐっときた。
ゆるふわヒールユニットのダムネが凄すぎてもうそればっかりだったです。
結局介入禁止とあると、そりゃセコンド介入あるよねー、という。
反則禁止だったらカウントなしで即反則なのかと思ったら違った。
高尾くんさんが獲る。佐々木が漁夫の利で獲る。
HARASHIMAさんの防衛。で、パターンはいろいろあった。
結果は元の位置に着地…ということに。
これで高尾くんさんとHARASHIMAさんの抗争は終わりかな。
スマスカひとりぼっち。
○入江茂弘 vs 樋口和貞
メインイベントは前回の竹下戦よりもバチバチは感じました。
が、プロレスを感じなかったので文字通り激突がメインな試合。
プロレスから激しさだけを取り出すとこうなるよな、という感じ。
それは決して悪い意味ではなくて見応えのあるいい試合でした。
テーブルクラッシュもあって得した気分。
入江くんはわりと飛べるのでパワーだけじゃないところが見られてうれしい。
問題は試合後のマイクでのやりとりだけど…
自分的には入江くん完全支持。
最近のDDTがおもしろくないと感じるのは、確かにSNS…というか、
サイバージャパン傘下になってから顕著だけど、
インターネットのその先の人を相手にしている部分は多々感じる。
強いて言うならサイバージャパンとして親会社に気をつかいながら商売している感じ。
ネットで中継している中、ハッシュタグでつぶやいてください、とか、
リング上でなくSNSで試合が展開していく感じとか。
決して悪いことではないんだけど、もっとうまく使えるでしょ?とか思う。
あとはそもそものセンスが枯渇しているのがなー。
試合の結果に会社としての意図が見え隠れしてしまう。
それが竹下政権の長期化だったし、バラエティ班の世代交代が出来てないこととかだし。
あとはいつどこ権の使い方がまったく「いつでもどこでも」じゃないこと。
そういうもんじゃないでしょ、いつ権って。
見ている個人個人の好みもあるから一概にはいえないんだけど…
DNAの存在もそうだし(なぜ普通に本戦に出ているのが疑問)、
個人のレスラーのポジション(特に平田とか)はそれでいいの?とか。
でもまあ、あんなに満員だったのに今はリングサイドの列も減り、北側も閉鎖でしょ。
それがいまの状況なんじゃないかなぁ。
そこは現実として把握していて欲しいなぁ。しなくていいことなのかな。
まあ、我々は好き勝手なことを言って満足するだけなので、
このあたりのストーリーがどう動くかは静観するしかないのだ。
結局DDTが好きだから見に行くけども。