2018/07/08
高梨将弘デビュー15周年記念大会~世の中に下戸のたてたる蔵もなし~
○渡瀬瑞基 vs 下村大樹
ダークマッチあるの知らなかった…
相変わらず渡瀬選手のあの衣装が意味がわからないし、
特に感情を出して伝えようとするわけでもないし、
相手の技をつぶしてフィニッシュってなんにもおもしろくない。
○里歩&アントーニオ本多 vs 大石真翔&チェリー
○ヤス・ウラノ&竹下幸之介 vs アントーニオ本多&里歩
○竹下幸之介&ヤス・ウラノ vs レッカ&岩崎孝樹
○ヨシヒコwith猪熊裕介&男色ディーノ vs 竹下幸之介&ヤス・ウラノ
○勝俣瞬馬&彰人 vs ヨシヒコwith猪熊裕介&男色ディーノ
○樋口和貞&星誕期 vs 勝俣瞬馬&彰人
○樋口和貞&星誕期 vs 松永智充&石井慧介
勝ち残りのガントレットタッグマッチということでいろんな組み合わせが見られて得した気分。
里歩さんの立ち振る舞いが神々しいのと、
りほぎつねがめちゃくちゃかわいかったので萌え死ぬかと思いました。
その中で竹下くんと里歩さんのマッチアップはなかなかの胸熱。
ただホーガンvsロック様の顔を見合わせてまわりをみわたすやつ、
あれをわざとらしくやるのが本当に好きじゃないので興醒め。
そして衝撃的だったのが猪熊裕介の登場。
DDTのバラエティ班が衰退しているという入江くんの指摘の回答が届いた気分。
天才仕事は天才にしかできないし、こういうのは努力して出来るようなものじゃない。
センスがある人が偶然に登場して、偶然に面白くなったってことだと確信。
団体として、運営としておもしろくしようとしてもそれはわざとらしさしかないのでは。
ササダンゴとディーノの後継者というか、それにかわる人材が登場しないもんかな。
育成ではなく、登場。
しかしこの世界観は最高におもしろかった。
また出てくれないのかな。
竹下くんもそのひとつ前の試合での西成エルボーしかり、ヨシヒコとのマッチアップしかり、
おもしろいことも出来るんだから、どんどんやらせてあげたらいいのにね。
MAO vs DJニラ
ニラさんもいまのDDTに必要なもので、そして代わりのいない存在。
で、MAOをぶつけたってことは、
MAOにそういうポジションも担ってほしいってことなのかな、と。
久しぶりにみたニラさんは相変わらずで、
シャイニングニースタンドも低空延髄もロケットパンチも見られたので満足。
そしてニラさんとの相性の高さがある木曽さんの活躍も見られたのがうれしい。
ニラさんもプロレス界でも唯一無二の存在なのでもっとたくさんみたいんだよなー。
○佐々木大輔&高尾蒼馬&遠藤哲哉&マッド・ポーリー vs バリヤンアッキ&入江茂弘&サミー・ゲバラ&”ネオン・ニンジャ”ファサード
寄せ集め感ある外国人選手のユニットだったけど、
個々に見せ場を作れていたので見栄えがありました。
ファサードは先日みたのが市ヶ谷だったので、
どんな選手なのはの全貌はみることはできなかったけど、この試合で見ることが出来ました。
来日する外国人選手によくある独特なハイフライ技を持った選手。
その技一発で場内を沸かせることが出来るのはぐっときます。
そして試合としてはアッキへの信頼度が高かったのが印象的。
フィニッシュは失敗して敗戦してしまったけど、
受け役に抜擢されていたのはそういうことよね、きっと。
ダムネはちょっと外国人チームに押され気味でしたね…
○赤井沙希&高木三四郎&大鷲透&平田一喜&伊橋剛太 vs チュパカブラ&ゴージャス松野&バラモンシュウ&バラモンケイ&さくらえみ
ぐっちゃぐちゃで最高だった。
なんかそれ以外の印象がないなw
決しておもしろくなかったわけではなく、終始わちゃわちゃしてて楽しかったです。
試合をコントロールしていたのはバラモン兄弟なので、
それ以外が霞むというか、まあ人数も多いので個々の見せ場が少な目でしたね。
伊橋さんの身体がめっちゃ細くなってる…すごい。
○坂口征夫&卍丸 vs 上野勇希&梅田公太
うーん…
梅田くんは狂犬という名の通り、噛みつくことは噛みついている感じだったけど、
弱い犬ほどよく吠える、みたいな印象がぬぐえない感覚が。
ただのチンピラのにいちゃんだよなぁ。
とにかくプロレスではなくキックなので、全然対応が出来てないのでは。
会社として推してる選手なんだろうけどこういう推し方はどうだろう。
もっとちゃんと練習して強くなっていく過程を見せてくれたらいいのでは?
強い選手とあてて、やられるところばかり見てもなー、という気持ち。
格下の相手だとそれなりにプロレスの勝負が出来ているのだから。
卍丸選手は初見でしたが、征夫さんとのタッグは相手を圧倒してた。
梅ちゃんと同じようなチンピラ感のある選手だけど、
雰囲気と凄味があっていい選手だなー、と思いました。
征夫さんとの1対1が本当に実現したらおもしろそう。
○KUDO&HARASHIMA&大家健 vs タノムサク鳥羽&佐々木貴&GENTARO
DDT初期メンが総登場。
鳥羽さんとGENさんが見られるのはうれしい!
KUDOさんと鳥羽さんのマッチアップが手が合うというか、
気心知れたもの同士のいいぶつかり合いで見応えがありました。
大家さんはいつもの大家さんでしたが、
なんか外野の応援が大家さんを馬鹿にしているようにしかいつもおもえなくて、
なんだかなー、という気持ちになりますのだ。
○木髙イサミ vs 高梨将弘
年に何度かある「この試合をみることが出来てよかった…」という試合。
もうすばらしさしかない。
近年のプロレスで省略されつつある序盤のグラウンドの展開がじっとりと続いていく緊張感。
場内が息を飲んでシーンとするのは気持ちよさすらあって、
そこから徐々に盛り上げて最後爆発するのはいいDJを聴いた快感と同じ。
まさかのロケットパンチを繰り出した瞬間の遅れてくるどよめき。
最後にマイクがなかったのもよかった。
イサミさんと高梨選手はお互いに意識はしているのか、
それとも高梨選手からの一方的な愛なのか。
ライバル視できる相手がいて、
実際に手を合わせると最高の作品が作り上げられるって幸せなことだよなぁ。
プロレスを見て興奮して感動する。
そしてプロレスが好きでよかった、と思える試合でした。
本当にいいもんみた。ふたりともありがとうという気持ち。