強くなりたいなあ。強く強く強く。

2018/7/21
東京女子プロレス「いざ進め、新木場の熱いやつら!」

○ミウ vs ラク
アプガのみの試合はちょっとマンネリ感でてきたかな。
どうしても東女とは別物なので、
完全にストーリーに組み込んでどうこう、ってのが出来ない。
じゃあアプガプの4人の中でストーリーを作ったらいいのでは。
プロレスに必要なものは抗争ですよ。
喧嘩だ喧嘩!

○まなせゆうな vs ヒナノ
まなせゆうな先生のパープル教育マッチ。
ヒナノさんに関してまだイマイチ読み切れてない。
側転とか綺麗だし、身体能力は高そうなんだけど、どうなんだろうか。
前に(Twitterで)「リングネームが欲しい」って言っていたので、
それの実現に実際に動いてほしい。
そういう自己主張はどんどん言ったらいいと思うの。
試合に関してはまなせさんの優しさが存分に出ていた印象。
同時に側転してあげるのとか、
嘘泣きの競演とか相手のステージに乗ってあげるのいいと思う。
フィニッシュのかかと落としに行く前の「サヨナラ」って言うの好き。
まなせさんはなんかユニット作ったらいいと思うんだけどな。
若い子を引き連れて。ヒールの。

○ハイパーミサヲ vs 上福ゆき vs ヒカリ
問題児ふたりにヒカリさんが巻き込まれる安定のハイパミワールド。
(偽)の流れがまだ生きててちょっとうれしい。
「プねえさん」とかもうね。おもしろすぎる。
冷静に考えてみると、かみーゆがかなり喋れてる。
プロレスの評価に「喋れてる」ってどうなの?って話しもあるけど、
元々のパーソナリティと言動の奇天烈さがあいまってなんかいい感じ。
主な技はドロップキックとフェイマサーしかないけど、
最近はフェイマサーの決定率が落ちているのが残念。
まだシングル未勝利だっけ?直接勝利がまだか。
ヒカリさんはこのメンツの中でもキャラを出せつつあっていいと思いました。
巻き込まれるだけじゃなくてもっと前に出てきてもええんやで…
パミさんは安定感あって安心の天才ぶり。いいとおもいます!

○中島翔子 vs 愛野ユキ
ユキちゃーんはパワー系ってことでいいのよね。
パワー系はゆさんやれいたんがいて、それ以上のインパクトって難しい事情。
おねえさんがおねえさんじゃなくなるってことは、
おねえさんの妹がおねえさんの妹から卒業するってことじゃないと駄目なのかも。
(リアル妹なので難しいところはあるかもだけど。プロレス的な卒業は必要?)
プロレスラーのよさ、強さってなんなんでしょうね…
応援する側としてはどう感情移入できるか?ってことだと思ってるのだが。
翔子さんは里歩さんとのシングルが決まって、さあどうなる?ってところだけども、
山下中島っていう看板が元々あって、そこに坂崎って存在が登って来て、
ゆさんとれいたんが強さを、瑞希が巧さを見せて、リカさまがぐーんと伸びた。
群雄割拠。
どこかで目にしたけど、
「中島翔子はいいレスラー」のその先を突き詰めないといけない段階なのかな、と。
プロレスって難しいんだねぇ。もちろんそれがおもしろいんだけど。
翔子さんにはテッペン獲ってほしい気持ち。

○瑞希&山下実優&伊藤麻希 vs アズサ・クリスティ&沙希様&マーサ
美威死鬼軍のストーリーが一気に来た!やったぜ!
ヒステリーな人っていうのは見ていていい気がしないので、
シスターはナチュラルヒールになってしまっている感覚。
逆に沙希様ひどい!って思っている人もいるんだろうけども、
自分はわりと沙希様に同意する感じです。見方はいろいろある。
ただユキオサンと沙希様の仲違いは哀しいものがある!
シスターなにしてくれてんねん!
試合はみずぴょんすとマーサちゃんのマッチアップが見どころありました。
流石の試合巧者同士!
基礎のプロレスがしっかりしているのって大事で、
東女の他のメンツもそういうところは促成栽培ではなく、がっちりして欲しい。
あと伊藤ちゃんが随所でサポートに飛び込んできてそこがすごいよかった。
ぎゃーぎゃー叫んでいるだけじゃないのは本当によくなって来ててアツい。好き。
山下さんは入場が成功して場内がめっちゃ沸いたのが面白すぎました。

○辰巳リカ&坂崎ユカ vs のどかおねえさん&優宇
やー。すごい。本当にすごい。リカさまの世界観がヤバい。
なんでユカっちに全力でビンタしたの!さいこう!
リカさまの世界観というのはなかなか言葉では説明が出来なくて、
シュールというかサイケデリックというかサブカルな漫画と音楽であって、
それはロックでありパンクでありハッピーテクノであるわけで。
ユカっちの光が太陽であるならば、
リカさまの光は薄暗いクラブ/ライブハウスの照明とサウンドシステム。
なにかの抑圧からの不器用な自己の解放なんだよ。たぶん。
セカンドサマーオブラヴみたいなもん。
だから共感できるというか共鳴できるというかシンクロ出来る。伝わるかな。
ミラーボールがみえるんや…宇宙やで…キラキラしてるんや…尊い…
じゃー、それがプロレス的強さにどうつながるの?ってなるけど、
いいじゃん、そんなの。かっこいいんだから!という気持ちです。
で、似たような感覚はのどかおねえさんにもあって、
おねえさんは音楽じゃなくて演劇の世界。
現実とちょっとだけズレてる世界観が小劇場系の世界観。
そして発想の瞬発力。
今回感じたのは受け身の素晴らしさがあって、
ユカっちがおねえさんをロープに振り、延々とアームホイップするやつ。
あれの投げられたおねえさんがすっっと立ち上がる姿が綺麗に思えました。
そんで首をかしげながらも再びロープに飛ばされていく可愛さが凄い。
のどかおねえさんのおねえさん卒業はすこしさみしさあるけども、
新おねえがどうなるか楽しみでもあります。
試合のテンポを作って、それをハイスピードにしたのはユカっちの仕業で、
上下左右に広い空間が出来ていて見ていて派手楽しい。
場外へのダイブが出来るのは強み以外のナニモノでもない感じです。
凄いレスラーだわ、坂崎ユカ。

そういうわけで本来は来月の後楽園大会に向けて動きがあるかな?という大会でしたが、
特に動きがなかった(前哨戦もなかったもんね。美威死鬼軍はビアガに向けての布石だし)。
逆に個々の個性が際立ったいい大会でした。たのしかったー。
冷静になると、ビアガーデン含めてあと3回。ひとつは名古屋大会。
美威死鬼軍の話は切り離されていてたぶんビアガーデンを含めてそのままの流れ。
ユキオサンはお金で動くのを忘れてはいけない…
POP戦はなんかしらの前哨戦があるはず。
翔子さんと里歩戦はなにか前哨戦があるとおもしろいんだけど…
タッグはトーナメント次第だけどマリカの怪我がどうなるか。
新おねえ登場はたぶんユキちゃーんとタッグか直接シングル?
まほが生き返っている状態なのでプリシラケリーは誰と?そこまでにまほ死ねる?
みずぴょんすにちゃんとした相手をぶつけてあげて欲しい。となるとリカ戦?
などなど妄想するのに忙しい!
(などなどつらつらと書き連ねた後に、辰巳リカさまの骨折が判明。
失意のずんどこに落ちるなどしているわたしです。
その辺の話はどこかまた改めて…)