PRO-WRESTLING」カテゴリーアーカイブ

最初と最後、始まりと終わり

2017/5/5
ガッツワールド「みんなで行こう!後楽園2017!!」

○ディック東郷 vs宮本裕向
結果としてこの日のベストバウトに近かったこれ。
ディック東郷の奇襲からいきなりのペディグリーは胸熱だった…
一点集中の攻めってなんか知らないけどあんまり見ない気がしてて、
でも、その攻め方のほうが絶対に強いレスラーに見える。圧倒する、というか。
裕向さんってそういう巧さがあるレスラーですごい好き。
で、巧さで言うとやっぱりディック東郷になっちゃうんだけど…
山折り→蒼魔刀ってHARASHIMAさんのムーブという前提がありつつ、
本来、試合に出るはずだったミスター雁之助を怪我させてしまった因縁みたいなのがあって。
出さざるを得ないとは思うのだが、他人の技を出すときってだいたい負けフラグよなー、と。
この試合は本当に見応えがあった。見られてよかった。

○大谷譲二&阿部史典 vs TORU&竹田光珠
プロレスの見方ってその団体を追いかけて、
ストーリーやら因縁やらをちゃんと把握しておかないと駄目な部分があって。
もちろん単発で見てもおもしろいことはおもしろいんだけどもよりベターという話。
で、阿部とTORUの絡みを把握できてなかったのが残念…
実質的な第一試合の第一試合っぽい試合でした。
結構堅実だなぁ。という印象。

○小仲=ペールワン&高井憲吾&石田慎也 vs 松田慶三&YUJI KITO&くいしんぼう仮面
またカオスなメンツな試合だなぁw
このメンツなわりにはかなりちゃんとした試合だったような気が。
それなりに客いじりもお約束なムーブもあって楽しめた試合。
松田慶三も初めてかな。新高木三四郎としてはみたことはあっても。
名古屋勢はいいなぁ。
そしてトランザムじゃない石田慎也を初めてみました。

○新井健一郎&バッファロー vs 黒田哲広&gosaku
基本的にすべての選手が初見に近いんだけど、
黒田とgosakuの朴訥とした感じがFMWっぽさを感じつつ見てた。
結局のところ、レフリーのブラインドをついて反則を押しつける形の決着だったけど、
その終わり方のリズムが悪くて唐突感は否めなかったかなー。
もうちょっと個々のキャラをつかみたかった気持ち。

○豊田真奈美&ミクロ&日向小陽 vs ドレイク森松&パピヨン朱美&神田愛実
パピヨンと豊田真奈美の邂逅がテーマといえばテーマ。
女子プロレス自体のオマージュっていう斬新なレスラーであるパピヨンさん。
ジャパニーズオーシャンの(勝手な)継承っていうストーリーがあって、
既に継承済みだからつかわせない!ってオチはよかったです。
ミクロと日向小陽が小さいながらに元気に走り回っていたけど、
ポジショニングがイマイチで試合終了後に豊田真奈美が怒っていたのが印象的。
急造タッグだから仕方がない部分があるとはいえ、
技の対角線(技の飛んでくるほう)に立ったらそりゃ邪魔よね。
豊田真奈美の引退が決まったのであと何回みられるかなぁ。

○ガッツ石島&影山道雄&CHANGO vs 折原昌夫&アミーゴ鈴木&梁和平
ヒールとベビーがわかりやすく対立はしているんだけど、
ヒールがどヒールという雰囲気じゃなくて、
なんとなーく憎めない感じではありました。
試合展開としても結構王道な6人タッグだった気が。
ユニット抗争はそれこそストーリーをちゃんと追わないと駄目なやつだなぁ。

○ダイスケ vs マスクドミステリー
これもオーソドックスなじわじわとした見応えのある試合でした。
オーソドックスが決して悪い、と言っているわけじゃなくてきちんとした美しいプロレス。
試合中に流れがどちらにも行ったり来たりして、
フィニッシュホールドの探り合いやらその駆け引き。
こういうプロレスがなんだかんだで一番おもしろいんだよなぁ。
ミステリーさんがスライディングDを捕まえて腕を極めたのは胸熱すぎた。
ガッツを見に来たきっかけがミステリーさんだったので、
負けてしまったのは悲しすぎましたね…

はじめてのガッツワールドでしたがたのしかったです。
結構オールドスクールというか手堅いというかシンプルなプロレスの印象でした。
場内に実況が流れ続けてるのはおもしろいなぁ。
雁之助さんや翔太が帰ってくる楽しみもあるし、
また見に行きたいと思いました。

メインに立つ理由とは

2017/4/29
BASARA「伐折羅・参拾四~獅子奮迅~」

○木高イサミ vs 中野貴人
練習生だった中野くんのデビュー戦を代表自ら。
デビュー戦って一生に一度しかないもんねぇ。いいもんみた感。
こういうのってまずは基本的なことを試合で出して、
個性やらなにやらは今後身に着けていくもんなんだろうか。
BASARAを選んだ意味みたいなのが伝わってきたらイイナ!と思いました。
若いっていいわね…

○ベストストレッチマンV3 vs 竜剛馬 vs 丸山敦 vs 吉野達彦
プロレス逆転裁判って意味わからなくてすごい。
結果として竜剛馬のご両親が初めて会場に来たのでお手紙を朗読した、というくだり。
なんかいい話風だったけど、プロレスはどうしたの?w
竜剛馬がプロレスラーじゃなくてプロレスファンだったというのはどうなの?w
BSV3も丸山先生も吉野も普通の試合を見たかったという気持ちも多少ありました。

○YO-HEY&近野剣心 vs FUMA&新納刃
ギンギンボーイズの入場がとにかく長いw
嫌いではないけどちょっと飽きちゃったわね…
そして試合のほうもはじめてみたけど、わりと下品な芸風。
見ていておもしろい下ネタとそうじゃない下ネタってあるわけで、
その辺はその人のセンスなんだよな。
これをよしとする人たちが一定数いるってことだもんね。
にしても身体能力高いし、派手なとび技も持っているのでおもしろさはありました。
しらべたら元ドラゲとかなのね。納得。

○トランザム★ヒロシ&トランザム★シンヤ&トランザム★タナカ vs 政宗&関根龍一&阿部史典
やー、トランザムすごい。なにがすごいのかはわからないけども。
国旗をかぶせないとカバーできない、っていう謎ルール。
関根や阿部もテンションの高いレスラーで好きなんだけども、
トランザム軍は…なんだろう。テンションというか不思議な勢いなんだよな。
ただアメリカ人になるってだけなんだけど、それがおもしろい。不思議すぎる。
トランザム★タナカは元々が魅力のある人なので、
その人がノリノリでアメリカナイズされたらかっこいいに決まってる。

○ディック東郷 vs 久保佑允
先日、ディック東郷vs佐々木大輔という試合があって。
ちょっとそれを比較しつつみてました。
佐々木と久保でタイプが全く違うレスラーなんだけれども、
その共通の師匠ってそれだけタイプの幅がディック東郷にはある、ということかな。
佐々木の時は「強さ」のプロレスで今回は「巧さ」のプロレスを競っていた印象。
強さはそれなりに越えられるけど、巧さで師匠を越えるのは相当大変だよね…
まだ大人と子供だった。

○岡林裕二 vs 木高イサミ
意外にも初対決だったんですね、ここ。
関本vsイサミってのはよくやっていた印象だったので、
岡林vsイサミも同じぐらいやっているのかとおもってました。
シングルとはいえ、ノンタイトルだしBASARAだしで、
試合の展開もBASARAっぽい漫画みたいな流れでした。
事前のtwitterでの吉野の岡林調査とか、
イサミさんと吉野が手を組んで悪いことするのとか、
そういうのがBASARAだなー、と。おもしろい。
でもこのカードってメインを張ってもおかしくないやつなので、
いつかそういう本気の対戦も見てみたいと思いました。
意外とすぐありそう。

○SAGAT&塚本拓海 vs グンソ&内田祥一
ダブプロレス初見。
みてみたかったんだー、ダブプロレス。
ハードコアマッチとのことでだいぶ迫力がありました。
グンソがなかなかの雰囲気を持っていて好きな感じでした。
狂人っぽくていいわね…
グンソとSAGATの場面がだいぶ多くて、結構SAGATが一方的に攻められてた。
これってこういう因縁なんだっけか。
逆に塚本の場面がめだってあったわけじゃなくて、なんか心配になるレベル。
BASARAでの塚本ってもっと上の戦線だと思ってたんだけどなぁ。
ダブプロレスの試合中に音楽が流れるスタイルもよかったです。
もっと地下っぽい会場で見たい。

○トランザム★リュウイチ vs 中津良太
ヒロシvsイサミの決定戦でイサミさんが獲って、
そのあとFUMA→リュウイチと来たこのベルト。
防衛戦は関根を挟んでるんだっけか。
で、今回の後楽園で中津くん。
中津くんは元々はDNAにいて、卒業からのBASARA組。
実質的にはまだまだ若手…ということでトランザムとの格の違いを感じました。
実力差…とかでなく格、ね。
中津くんは好きなレスラーなので応援はしていたけれども、
後楽園のメインでこの対戦は、
前回のミスターとイサミさんの対戦と比べるとどうしても弱いよなぁ。

BASARAのいいところは結構なハチャメチャな漫画みたいな展開だったりするので、
わりと簡単に後楽園があるとありがたみが減る感覚。
前回は初めての後楽園!っていうご祝儀的な気持ちはあったけど、
2回目だと感覚的にも通常の興行になるので、こちらも構えてしまったかな。
主役級はイサミさんとミスターで、外様がメインを務めたというのは残念と言えば残念。
また小箱の開催も行きたい気持ち。平日が多いのがなぁ…

ながけりゃいいってもんじゃ

2017/4/29
DDT「MAX BUMP 2017」

○上野勇希 vs 下村大樹
DNA勢同士のダークマッチ。
DNAはあくまでも別団体…って設定はどこへやら。
身体能力自体は高い下村くんはすっかり島谷くんの陰に隠れてる。
そんで上野くんがシングル初勝利…と。
セコンド業でもそれなりに目立てばチャンスが来る、ってことかしら。
上野くんは他の選手とは違ってKAIENTAIに出張とかしているので、
いろいろもまれてちゃんとした選手になってほしいなぁ。
身体能力もルックスもいい気はしているのでたのしみ。

○アントーニオ本多 vs 石井慧介 vs ヤス・ウラノ vs 岩崎孝樹 vs ロイズ・アイザックス
次期Extream級挑戦者決定戦。
ミラクルアスなぁ…うーん。
ちょっと無敵感のある小ネタが流行ってしまうと、
試合そっちのけでそればっかりの時があるのがDDTの悪いクセ…
おもしろいことはおもしろいんだけどここぞというときに使ってほしいなぁ。
Extream級ときてこのメンツだとどうしてもアントンになっちゃうのかな。
佐々木とアントンはおもしろいけども、意外性があってもよかったのでは?という気持ち。

○大石真翔&勝俣瞬馬&MAO vs 高木三四郎&大鷲透&平田一喜
6人タッグ。
負けたら平田が追放というフラグが発生した限り、T2ひ~は負けないでしょ…
という気持ちと、
新曲を持ってきたNωAがこのタイミングで負けないでしょ…
というどっちの気持ちもありました。
そんで結果は追放、と。なるほど…どうなるのこれw
本当にしばらく海外に行ってギミックチェンジとかもうちょっとキャラ変更とかなのかしら。
あとマイケルのお手伝いとか?
試合中にDDTの選手が全員出てきた中にニラさんがいたのがぐっときました。
ニラさんを見られるとなんか得した気分になる。
そしてその役目だけのニラさんね。すごいな。

○ハイジ・カトリーナ&佐々木大輔&マッド・ポーリー vs KUDO&高梨将弘&赤井沙希
DAMNATION特需が終わってもなにかしらストーリーがあるのね。
いいとおもいます!
ハイジは意外とちゃんとできてるような…そうでもないような。
海外の女子プロレス事情ってどんなもんなんだろうか。
DDTの女子部の底上げって必要だよなぁ。
東女あるけど、あれと本体の女子部はまた別物ですし。
赤井沙希とおチェリーさんしかいないところにハイジが投入されて。
単なるお客さんでおわらないといいけども。

○彰人 vs 高尾蒼馬
彰人の独壇場だった。
高尾くんさんの格闘技のベースってなんかあるんでしたっけか。
彰人はレスリングの技術がしっかりしているので、
なんかそういうベースって大切なんだなー、と思いました。
加えてプロレス脳みたいなやつかなぁ。
高尾くんさんは見た目の派手さはあるんだけどなぁ。むずかしい。
ALL OUTを結成して彰人に妙なズルさというか、
決して悪いズルさじゃなくて貪欲さが見えてきてて、
なんかすごいいい感じに思える今日この頃です。いい人だし。

○樋口和貞&入江茂弘 vs HARASHIMA&マイク・ベイリー
樋口くんと入江くんが組んだらもうターゲットはHARASHIMAさんだし、
ベイリーもいい選手ではあるけども助っ人にはちょっと足りないよなー。
パワーもスピードもある入江くんはいまかなり強いと思うんだけれども。
ベイリーは悪くは決してないと思うんだけど、
どうもムーブに”形”が入ってきてしまうので、技を出すときに見得を切ってしまう。
それがリズムがなんか悪く思えちゃってワンテンポ遅れるんだよなぁ。
スムーズじゃないというか。
シューティングスターダブルニーも受け側の協力が必要って時点でプロレスとしてマイナス。
HARASHIMAさんがあんなにあっさり負けたのは初めて見たかもしれない。タッグとはいえ。

○高山善廣&男色ディーノ vs 船木誠勝&坂口征夫
なんかちょっとした事件だった気がする…
高山が船木にリップロックってありえない…いいのか…いいのか。
タッグチームとして形はどうあれ高山ディーノ組のほうが魅力的ではあったし、
船木のあからさまな接待タイトルだったので結果としては納得ではある。個人的に。
征夫さんが誰かの下について試合をするなんて見たくはないのだ。

竹下幸之介 vs 遠藤哲哉
これは本当にもやもやする試合だった…
60分フルタイムドローっていう時間的な結果ありきで、
序盤の攻防なんてただダラダラやっているだけの底上げの時間じゃんか。
これで60分めいっぱいやりました!時間が足りませんでした!とは絶対に見えない。
終わりの30分だけでいいし、それこそもっと終わりの15分ぐらいでいい。
全力のぶつかり合いがみたいんじゃい。凡戦。
しかし遠藤はスカイツイスタープレスは打てなくなっちゃったの?

心を殺す

2017/4/23
我闘雲舞「Gatoh-Move Japan Tour 285」

△里歩 vs アーサ米夏△
10年選手と1年ちょっとのキャリアとの対戦。
アーサさんはガトムの中でもおにぎりプロレスもやっているので、
外に向けての露出が高いというか、動きが大きくあるイメージがあって、
パーソナリティがわりと伝わってくる選手で。
それに加えてがむしゃら感やら全力感がなんかある。
で、それに伴ってだいぶ急速に成長しているのかしら。
里歩さんにフルタイムドローってかなりの善戦じゃない?
美鶴さんの追い上げもあるから底上げ感ある。いい意味で。
里歩さんはエースだし華もあるけど、
なんかこの試合はアーサさんが主役だったなぁ。

○トランザム★ヒロシ&沙紀 vs 趙雲子龍&チェリー
やったねたえちゃんトランザムが増えたよ!
よく考えたらこの試合はガトムの選手はいなかったのか。
いかにもトランザム的な試合でおもしろかったです。
あと市ヶ谷的な試合でもあった。
沙紀さんが英語がわからないムーブとか最高でしたね。
趙雲さんの「Come on ババァ!」とか英語じゃん!ってなった。
5/5は趙雲子龍のお友達がガッツなのか。だからか…

○さくらえみ&「ことり」 vs 紺乃美鶴 vs 真琴
いやー、「ことり」さんがめっちゃファイターでかっこよすぎた。
なんかうまく表現できないんだけど戦闘機みたいだった。
明るさとかそういうキャラクター全部含めて希望しかない選手なんだけど、
そこに躍動感と速さと強さと気の強さが見えました。すごい。
そして気の強さとしては美鶴さんが突出してて、
テクニック的なのはまだまだなんだろうけど、見ていて気持ちよさがありました。
それのふたりをみていたさくらさんがなんかうれしそうに見えたのが印象的でしたね。
で、さくらさんは試合中に出す指示が的確で、
プロレス脳が高いし、選手育成能力もすごいんじゃないか…って思いました。
実際そうなんだろうけども。

久しぶりの市ヶ谷でのガトム…半年以上ぶり2度目かしら。
ちょっくり到着が出遅れてしまって完璧に見切れ席だったのがちょっと残念。
見えるのは試合の半分側で、あとか鏡をみての観戦でした。
だもんでグラウンドの攻防はほぼ見えずでした。
もうちょっとスケジュール管理をしっかりするべきだったと反省。
ちょっと紺乃美鶴さんがマイブームでして、
メルマガ?LINEで届くやつ…なんていうんだろう、あれ。
とにかくそれの中で「心を殺した顔」っていう最高のワードを放って来た美鶴さん。
変わり者の多いガトムの中で独特のセンスで攻め込んでくるのがツボる。
座談会での「わたしが真琴さんに勝っているものは”経済力”です!」っていう自信満々の発言。
ドヤ顔からのまわりの反応を聞いての慌てぶりが最 to the 高でした。すごいわー。
物販では里歩さん(とTK)にいろいろとお手間を取らせてしまった…
(里歩さんの入場曲のCDを買おうとしたけどなくて在庫の確認をしてもらってしもた)
でも里歩さんの「(在庫が復活したら)連絡しますね!」って発言におじさんは胸キュンですわ。
ちなみに推しメンは聖菜さんです。

クソッタレの世界のため

2017/4/8
東京女子プロレス「この際、成増で盛り上がっちゃお!」

○瑞希 vs 伊藤麻希
瑞希さん、元ブリバトの人だった。
沙紀さんはガトムに参戦しはじめたのでほぼ同時期に復帰…でいいのかしら。
ブリバトだとそれなりのキャリアがある気がするんだけど、
伊藤ちゃんさんはそれを全然上から目線で最高でしたね。
瑞希さんも見劣りすることなく動けてたんだけど、
それ以上に伊藤ちゃんさんのプロレスがよくなってた。
上手くなってる…!って思えるのが東女のいいところのひとつよね。
そして本編のマイクも絶好調な伊藤ちゃんさん。
ホント名作すぎるなぁ。
また伊藤ちゃんさん中心のストーリーだけど、
東女の本編に入っていったらどうなっちゃうんだろうな。たのしみ。
伊藤リスペクト軍団
○ミル・クラウン&のの子 vs 山下実優&小橋マリカ
おかえりなさい小橋さん。
さー、中学生を卒業して高校生になって、
ここから本気でプロレスをやるのかそうじゃないのか、分岐点な気が。正念場、かな。
ムーブを作っていかないとなんだけどチョップの連打がこれからもっと重くならないとだよなぁ。
小橋健太のチョップだってまだまだ軽いから最初の頃に比べたら盛り上がりに欠けるし…
かわいいいいこってダケじゃ駄目なんだと思います。いまの東女の中では。
のの子さんは世界観が完成していて、権利がなくコーナーで待っているときものの子さんのターンだった。
立ち振る舞いやリアクションや声の出しかたとかパーフェクトだった。すごいわ…

△沙希様&マーサ vs 辰巳リカ&黒音まほ
どらごんぼんば〜ずの入場曲がブルーハーツ!終わらない歌!すごい!
黒音まほ
マーサの天敵であるところの黒音さんに対してどういう対策を練ってくるか…ってのが焦点。
美威獅鬼軍
そしてそれがまさかのサングラス!それでいいの!?っていう。
そして鉄仮面を持ってきたのがミラクルだった。
かぶせちゃえば見えないもんね…っていうか鉄仮面って!どこから持って来たの!w
黒音まほ
マーサが黒音さんから逃げている間に沙希様が孤立してる時間があって、
結構一方的にやられているのは珍しい気がしました。
結果は両リンだけど…なんとなく想像できたかな。
とにかくどらごんぼんば〜ずは本当に好きなユニット。
辰巳さんの世界観に黒音さんが乗っかっている感じがすばらしい。
パラダイスロックされている黒音さんを解除する方法が蹴りを入れるってのが震えが来た。すごい。
どらごんぼんば〜ず
今回と次回で美威獅鬼軍とどらごんぼんば〜ずのタッグが続くけど、
ちょっとどうなるんだろう。そして次回って大阪?

○中島翔子&才木玲佳 vs まなせゆうな&のどかおねえさん
筋トレ部より中島才木組の方がなんかふたりが生き生きしている気がするの。
619
そしておねえさんのエモさが今回も爆発。
ただのタックルってなに!?っていう。わー。
まなせさんは初のタッグか。
女子プロレスっぽさが薄くなっててちょっと見やすくなってた。
才木さんとの蹴り合いはNEVERっぽくてよかった。
というか才木さんがまなせさんをタワーブリッジで担ぎ上げるのはすごいわ。
でもなんでこの試合がセミだった?

○優宇 vs 滝川あずさ
あずにゃんの入場でなんでだか泣きそうになったんだけど、
冷静になったときに戦場に向かう娘を見送る気持ちってこれなのか…となりました。
この子、死んじゃう…って。
婚勝軍
ロープブレイク連発や場外に逃げ回っているときや実況をしたときは、
ちょっと凡戦の予感がしちゃいましたが、
その後にしっかりタイトル戦になってた。すごかった。
確かに実力差はあって優宇が圧倒していたけれども、
逆水平の打ち合いはぐっとくるものがありました。
さすがにラストライドは出しませんでしたね…
あずにゃんってちょっと前までプロレスできるの?ってぐらいだったのに、
なんだかすごいいい波が来て、ついにはタイトル戦まで登り詰めて。
東女全体が一気に底上げされた気がします。
これが先まで続いていけたらいいんだけどな。
優宇
そして次期挑戦者が坂崎ユカ!
ミルクラウンじゃなくて坂崎ユカ!
ミルクラウンのストーリーはどこかに着地させて欲しい!
このまま魔法の国へ帰るのはさみしいよ?

どらごんぼんば〜ず爆誕の巻

2017/3/25
東京女子プロレス「この際、横浜で盛り上がっちゃお!」

○まなせゆうな vs 黒音まほ
まなせゆうなが好きになれる自信がありません。
なんでだろう…嫌いなタイプだから?
ちょっとぽっちゃりしているのにグラビアアイドル設定だから?
なんかなー、パーソナル的な部分が見えてきてなくて、
ただの女子プロレスラーが混ざっている感じ。
東女じゃなくてよくない?っていう。
まだ他のメンツにあまりからんでないからなのか、
それともほぼ同時期に参戦した伊藤ちゃんが愛されすぎているからなのか…
どっちもかな。
孤立状態がなんとか解消されたらいいのかな。
ただ最後のかかと落としはエグかった。音がすごかったな…

○ミル・クラウン&のどかおねえさん vs 才木玲佳&伊藤麻希
ミルキーとおねえさんの組み合わせはなかなか新鮮。
伊藤ちゃんさんが調子にのってぼこぼこにやられて、
それに才木さんが振り回されるという展開。
展開というか伊藤ちゃんさん劇場だった。
才木さんは表情が多彩で見ていて飽きないですね。
伊藤ちゃんさんの気迫を前に出していくプロレスは楽しいし、
ほぼ新人なのに試合のストーリーをまわしているのすごい。
これでプロレス的な実力もつけてきたらどうなっちゃうんだろう。逸材すぎる。
おねえさんはよくなってきてる!あとひとつ!あとひとムケ欲しい気持ち!
そして試合後の伊藤ちゃんさんのマイクはなかった…まああとであったけど。

○優宇&中島翔子 vs 滝川あずさ&のの子
筋トレ部 vs 婚勝軍。
しかし婚勝軍はいろいろ考えてくるなぁ。
ふたりまとめてTシャツを着せちゃうのはなかなかの斬新さだった。
そして筋トレ部のその返しも素晴らしかった。
結果は当然と言えば当然の結果だけども、
もしかしたらあずにゃん勝っちゃうかも…っていう謎の予感もある。
不思議なんだよなぁ…なんでだろうか。
去年のプリンセスカップでの山下ハイパミ戦で、
ハイパミが何度も蹴られても立ち上がってくるのとか、
今日の逆水平に心が折れずに何度も立ち上がってくるのがかぶる。
試合後のマイクで「結婚とプロレスが関係があるのかわからない」という優宇さんはごもっとも。
本番のPOP戦であずにゃんが勝つにはよっぽどの説得力がないと駄目なんだよな。
だいぶ試合のハードルがあがっている気がする。
楽しみではめちゃくちゃある。

○沙希様 with マーサ vs 辰巳リカ
沙希様の辰巳さんへのパラダイスロックが猛烈にぐっときました。
使えるんだ?パラダイスロック!けっこう綺麗な入りだったし。
尻を蹴飛ばされてぱーん!って弾ける辰巳さんのよさ。
あと薔薇でぶん殴るのって結構いたいよ?
辰巳さんの低空ドロップキックからのドラゴンスクリューって武藤のムーブよね?
藤波もあの流れだったっけか…
マーサが明らかに介入してくるのがわかっていたんだったら、
東女勢もセコンドついてあげたらいいのに…!って試合中に思っていたんだけど、
終わってからの動きで納得。
辰巳さんの萌えポイントであの独特な口調があって、
「そのなも…どらごんぼんば~ずだー!」がさいこうだった。
黒音さんと辰巳さんのコンビは想像してなかったのと、
そういえばマーサの天敵だった…!っていう点がつながった気持ちよさがありましたね!

○山下実優 vs ミウラアカネ
前にも思ったけど、アカネちんさんは次のPOP挑戦者ぐらいの立ち位置だと思ってました。
山下さんとこれだけバチバチにやりあえるのってあまりいないので、
貴重な戦力を失ってしまったなぁ…という気持ちでいっぱいです。
卒業を発表してから、いままでの技を順次だして行ってたし、
今回もゴーストバスターを出したので全部を綺麗にやりきったんだろうな、って思いました。
最後の挨拶でもしっかりと自分の言葉を発していたし、いい挨拶でぐっときました。
(関係ないけど挨拶一連の萌えポイントは辰巳さんの「どらだよ」でした)
紙一重ではあったけど山下さんが勝ったことで思い残すことなく卒業できますね。
思えば卒業ロードはそういう引継ぎもあったんだなぁ(辰巳さんのちんさん越えとか)。
東女に入ってからの4年はあっという間だったかもしれないけど、
高校生活の4年もあっという間なんだろうな。
その頃にまた帰ってきてくれたらうれしいけど…どうなるでしょうね。楽しみではある。

優宇vsあずにゃんのPOP戦。
SIN美威獅鬼軍とどらごんぼんば~ずの軍団抗争。
この2つが軸で、
まなせゆうなとMIZUKIの新加入。
そして伊藤ちゃんさんのプロレス。
見どころはいっぱいある。うん。

最後の最高のプロレス

2017/3/23
酒場プロレス「Alcohol mania2017」

○ベストストレッチマンV3&ツトム・オースギ vs 田村和宏&近藤“ド根性”洋史
BASARA風戸って確かにテンションは高いけど、それ止まり…だったのかな。
三軒茶屋での商店街プロレスではだいぶ支持を得ていたけれども。
で、ギミックつけるのはいいけど、ベストストレッチマンV3ってなぁ。
おもしろいけども!好きだけども、ストレッチマン!
出オチ感すごすぎませんか!?好きだけども、こういうの!
SOS以外のタッグでのツトムオースギははじめてみたけど、
いい選手だよなぁ。
試合はもちろんストレッチパワーがたまってベストストレッチマンV3の勝利。
観客を巻き込んでストレッチするのはなかなか楽しい気がしました。
これ、この先どうなっちゃうの?w

○山下実優&優宇 vs ミウラアカネ&黒音まほ
酒場プロレスでの東女はまた一味違って好きだったんだけど、
今回でおわりかー、と思うと切なさある。
正直、酒場向けのメンツじゃないんだけども(個人的な意見)、
アカネちんさん最後の酒場。卒業試合の前哨戦。
POP初代、二代目チャンピオンタッグ。
酒場向けおもしろ怪奇派レスラー。
黒音まほさんがいいワンクッションになってていいとおもいました。
山下さんはさいたまに初めてDDTファンの前に登場して、
結構な支持(声援)を受けていたのでぐっときました。
フィニッシュ前にすごい形相で蹴り待機するポーズが最近好きです。
いいよね。

○ジョーイ・ライアン vs 帯広さやか vs チェリー vs 久保佑允 vs 吉野達彦
帯ちゃん危機一髪!だけど、
ジョーイにおもいっきりおっぱいつかまれてた。危機回避できてなかった。
そういえばおっぱいスープレックスは初めて見た!
日本ではあまり機会がなかったのかしら。
吉野達彦のパリピキャラはほんとすき。狂人すぎる。
ひとっつもパリピじゃないし。
そして久保ねえはいつもいい仕事をする…いいレスラーだよねぇ。

○中津良太&関根龍一&阿部史典 vs トランザム★ヒロシ&トランザム★シンヤ&SAGAT
ダブルトランザムやばいな…さいこうのやつだ…
リックフレアムーブとかエプロンでの拝み渡りとか、
おなじみのムーブがいっぱいで楽しい。
プロレスだけじゃないけど、こういうわかっていて声が出せるやつ、
それこそ騎馬隊の騎!馬!隊!とかミスターのパープレとか、
お約束がわかってると楽しさも増すわよね。
試合は中津くんがミスターからとるとは思ってなかったので、なかなかの胸熱展開。

○トランザム★リュウイチ vs FUMA
ユニオンMAXはわりとよく動くベルトなのね。
そして早々に海外に流出してしもた。
とはいえ、レスラーとしての完成度の高さはトランザムのほうが上だったのかしら。
FUMAはBASARAの中でしか活躍していないイメージはあるので、
広いステージで活躍しているほうが評価されるんだろうな…
大日のストロング路線ってのも伊達じゃない。
試合展開としては終始トランザムが圧倒して完勝だった印象です。
このあと、どうなっちゃうのユニオンMAX。
というかトランザム軍。

○木高イサミ&彰人 vs KUDO&伊橋剛太 vs 高尾蒼馬&大石真翔
酒場でのイサミさんの入場は不死身のエレキマンを合唱できるから好き。
ボーナストラック的なエニウェアフォールマッチ。
こういうときにイサミさんは元気。
そしてこのあたりは酔いも回っていて正直試合を覚えてないです!おっす!

酒場プロレスは本当に楽しかったなー、と。
どうしても鎖国している東女勢が外部で試合をするのがうれしかったし、
通常のDDTグループの試合ではありえない組み合わせとか、
新北京とかU.S.A.とかあったし、
実験的なことがたくさんあったので本当によかった。
そして何よりも会場の雰囲気が酔っ払いだらけなのに穏やかでもあったし、
盛り上がりも異様でさいこうでした。
正直、BASARA体制の酒場は期待していないしおそらくいかないかな…むー。
ありがとう、酒場プロレス!

広く大きな20年目の

2017/3/20
DDT「Judgement2017~DDT旗揚げ20周年記念大会~」

さいたまスーパーアリーナはPerfumeのライブ以来。
スタンドの最前だったんだけど、アリーナと高さに差異がなくて実質アリーナの最後列。
快適ではあったけども、だいぶ見にくかったですね。リング上が確認できないときがある。
これなら安い席のほうがよかったなぁ。ぷんすこ。

○吉村直巳&鈴木大&島谷常寛 vs レッカ&下村大樹&上野勇希
DNA提供試合。
個人のパーソナリティとしての個性はあるのかもしれないけど、
プロレスの技術としての個性があまり印象の残らなかったなぁ。
吉村もパワーと人として感じ悪いだけでプロレスしているわけじゃないし。
DNAが新体制になってひとつの団体として成り立たせるのであれば、
既にDDTに参戦している選手が主要な選手で、このメンツは前座でしょ?
前座が前座したらこの程度にしかならないよなぁ。
東女より前になっちゃったのはそれが原因かと。

○ミル・クラウン&優宇&伊藤麻希 vs 才木玲佳&辰巳リカ&滝川あずさ
ミルキーのマスクが取れたのは事故なの?わざとなの?
事故だとしたらまあドンマイ…あんなに紐が緩んでたらね…としかならないけど、
ワザとだったらなんだかすごい気がする。
「まさか、このタイミングでゆかっちが帰ってくるの!?」って思って、
とんでもないストーリーの動かし方をしたな…ってなった。
後々の対応から汲み取るに事故っぽいし、ミルキーとゆかっちは別人で双子ってことで着地かな。
試合自体はなんかもうおなかいっぱいだし胸いっぱい。
いつもだと時間差バトルロイヤルとかになるはずが、今回は選抜メンバー。
選手の実力に差が出始めたことではあるのだけれどもその辺は前向きに。
辰巳リカさんのいつもの「あーよっしゃいくぞー!」の口上の前に、
「さいたまスーパーアリーナのみなさーん!」とあって、
ふと「この子たちはいまとんでもないところで試合してんだな…」とめっちゃ親心。
なんとも誇らしくもありましたね。試合もよかったしおじさん、感動しちゃった。

○ワンチューロ vs MIKAMI,GENTARO,美月凛音,柿本大地,橋本友彦,バンビ,ポイズン澤田JULIE,ゴージャス松野,DJニラ,トランザム★ヒロシ,松永智充,星誕期,ヨシヒコ,伊橋剛太,マッド・ポーリー,コタツ,澤宗紀,大家健
20周年で新旧総出でのバトルロイヤル。
MIKAMIさんが当然、脚立を持ってきたので脚立vsこたつとかあるかと思ったけど、なかった。
序盤でOB/OGが出てきたのをPSJが呪文で全排除したのはどうだ…
流れがばっつり切れるのは好きじゃないので、
現役メンツ(MIKAMIさんとかGENさんとか)がなんとなく残ったらよかったのにねぇ。
大家さんのバッコミ芸がわかってはいたけどもすばらしかったのですべてOK。
澤さんも見られたし。

○ヨシヒコ vs ワンチューロ
今回のヨシヒコのセコンドこと梅ちゃんが元気そうだったのでよかったです!

○MAO&大石真翔&勝俣瞬馬 vs 樋口和貞&岩崎孝樹&渡瀬瑞基 vs 高尾蒼馬&彰人&ヤス・ウラノ
結果から言うとスマスカが取るかと思ってた…んだけどnωAが取るとはね…
でもアイドル…っていうことを考えないでおくと、
まこりんだってKあがりなのでテクニシャンではあるし、
勝俣だってMAOだって貴重なハイフライヤーとして見栄えはするしいいチームではあるわよね。
スマスカはなんで6人タッグが取れないんだろうか…
確かに高尾くんさんが加入してまもないので試練といえば試練だけども、
ヤスだって彰人だっていいレスラーよ?不思議だよなぁ…
DNA勢は新体制特需が終わったので剥がされたのは納得ではある。
だから渡瀬くん、必要?

○ゆに&ジャガー横田&石井慧介&高梨将弘 vs 大鷲透&平田一喜&アントーニオ本多&レディビアード
ゆにくんはなんかもやもやするんだよなぁ…
子供すぎてプロレスが完全に接待だもの。
あんなフォールなんて取れるわけないよ。
まあDDTだからいいのかー。と思うしかない。
あとビアちゃんね。
一応、正式に所属してるんだからビッグマッチしか出てこないのも意味わかんない。
そういう人が年に一度とかしれっと試合してるのもね…必要?ってなる。
石井も仮にも他団体とはいえベルトを持ってるんだからこういう試合に混ざってるものね。
いろいろしかたないのかなー。人も増えてるし。

○こたつ vs ヨシヒコ
こたつ最強ですね。
このこたつに入ったら寝ちゃう、っていう設定がぐっときます。

○ジョーイ・ライアン vs こたつ
ジョーイのちんこ投げはすごいな!
アイアンマンはジョーイが持っているときが期待感が高まるので、
このままアメリカまで持って行ってまたすごい人たちで回して欲しい気持ち。
こたつ選手はここでお役御免かな…いい選手だった。

○入江茂弘 vs マイク・ベイリー
これも期待外れ。10分もやらなかったよね?
もうちょっとバチバチを予想していたんだけどもそうはならなかった。
入江は海外にいって自分より大きな人を相手に試合をして来て、
覚えて帰ってきたのがタズミッションっていう関節技。
そりゃさ、パワーが通用しない相手には関節技はいいよ。
でもDDTに帰ってきたらパワーが通用するんだから、そっちじゃなくない?
攻撃の幅が増えたのは決して悪いことではないんだけど魅せ方みたいなそういう部分。
ベイリーはプロレス的な技とかでなくて、型なんだよな。ムーブというか。
相手選手が四つん這いんになって待ってないといけないのって、
見ている側が気がついちゃうとげんなりする。
流れの中で出ないと嘘がばれる。
うーん…

○里村明衣子&赤井沙希&中島翔子 vs アジャ・コング&チェリー&山下実優
個人的なメインイベント。
東女勢が主役にならないとこの試合は全く意味がなくて、
その意味では文脈的な主役は山下実優だった。エースの仕事だった。
山下実優という選手はプロレスラーであるのと同時に格闘家でもあるんだな、という気持ち。
気持ちが前面に出てくること、ストイックであること、もっている華やかさ。
それが里村明衣子に向かって行って、結果につながったんだと思います。
そりゃまあ、まだまだ勝てはしないけども、次に進めたらいいと思いました。
具体的には鎖国の解除。里村との再戦。シングルでも団体対抗でもいい。
こういうカードを手に入れたんだったら使うべき。
開国してくださいよー。カサンドラ宮城vs黒音まほとかみたいじゃーん。
もう一人、翔子さん。俺たちの中島翔子。
あんな体格差のあるアジャコングと対戦したのは少し悲壮感すらあった。
それでもなんでも魅せる動きはたくさんあったし応援もたくさんもらってた。
自分を出し切りづらい相手ではあったと思うので、本人は絶対に悔しがってるんだろうな。
なにより山下に負けたと思ってそう。そんなことはないぞ。
あとはもうただただ里村のオーラがすごい。仙女はいっかい見てみたいです。

○高山善廣&ディック東郷 vs KUDO&大山峻護
大山峻護というかたはどれくらいの知名度の方なのかしら…
煽りVからの「あー。高山vsドンフライを再現してみたかったんだな…」という感想に着地。
総合の試合で闘いの流れの中から偶然生まれたものを、
プロレスというものでオマージュ的にやるのはいかがなものか。
それでもなんでも序盤こそマウントの取り合いのようなもので見応えはあったけれども、
終盤はプロレスはそんなに甘くはないんだよ、という試練の試合にみえました。
この一試合限定のプロレスだったんだろうか。
継続参戦とかあるのかな。
あったらあったでおもしろいけれども…

○男色ディーノ vs ジョーイ・ライアン
事前の宣伝動画でanalyzeがANALだというオチが発表されていて、
改めて動画を見ていない人向けのプレゼンでした。
オチもトランプ氏も本番だけにとっておけばよかったのに…
山ちゃんもいつぞやの焼き直しですし。
このふたりの試合ということでDDTらしさ。
個人的にはスペイン語放送席が破壊されるのが好き。
主役はもう松井さんで松井さんの可愛さが全開だった。

○坂口征夫&船木誠勝 vs 石川修司&遠藤哲哉
休養明けの石川修司はまだ本調子ではないよ、ということなんだろうか。
船木もレジェンド枠でほぼ接待的な戴冠だと思っていたけど、
まさかの継続とは…びっくりした。
神の右膝ってのは助走があっての破壊力だと思っていたので、
トップロープからの落下式の神の右膝ってどんなもんなのだろうか。
今回、タッグ戦線が本当に地味で、
前哨戦が征夫さんが孤軍奮闘していただけだったような。
レジェンド枠を使うのはいいんだけどもなぁ。むずかしいですね。

○飯伏幸太<織田信長>&秋山準<上杉謙信>&関本大介<柴田勝家>with入矢麻衣<お市の方> vs 高木三四郎<豊臣秀吉>&武藤敬司<武田信玄>&木髙イサミ<真田幸村>with徳田公華<松姫>
ほぼこれはボーナストラックみたいな試合でした。見られてうれしい。
武藤はみられるだけでお得感のある縁起物みたいなものだから、ありがたくもありました。
もうテンプレレスラーの域を超えて伝統芸能だった。
フラッシングエルボーは初めてみたかな。
そして結構、うごけなくなってるのね…
こういう試合で楽しそうに試合をする飯伏とイサミさんが楽しそうでうれしい限り。
悪ふざけがすぎていてさいこう。
秋山と武藤のマッチアップとか結構な事件な気がするんだけどなぁ。
信玄と謙信だもんで、川中島の合戦を再現したのはいいもん見た感が最高潮。
さいごは飯伏が決めて、やっぱりDDTは飯伏の団体だったんだなと実感。

○佐々木大輔 vs 葛西純
ハードコアマッチとはいえ、本当に痛みのあるやつは佐々木は受けなかったのが残念。
金属製の熊手を上に向けてのボディスラムとか。
椅子の座席が抜けなかったり、長机に突入したけど頭が刺さらなかったり、
ダイブしても割れなかったりで、セキチューの製品は優秀だなー、と思いました。
葛西純の無茶と佐々木の無茶は種類が違うものだと思うので、
その辺の差がなんだかおもしろかったです。
痛みと暴走みたいな。
佐々木はKO-DとExtreamとタッグも6人も持ったことあるよね。
アイアンマンってないんだっけか。

○竹下幸之介 vs HARASHIMA
これ、いろいろ難しい…
アンチ竹下の立場からしてみると、このブックには納得いかないし、
じゃあこのレベルの試合がHARASHIMAさんと他の誰かでできたか?といえば、
該当者が他に思いつかない…ということは、
HARASHIMAさんのポジションに登ってきている?ってことなんだろうか。
ただそれは試合としての実力やポジションであって、
プロレスラーのパーソナリティとしてはまだまだ認められるものではないと思うの。
それは試合後のマイクであり、最後の〆の言葉であり。
選手が全員登ってきて「これはどういう状況ですか?」と言ってしまうのはおかしい。
一本締めがわからないとか子供か。
その直前の遠藤とのやりとりとかちょっとグダったし…むむー。
花道を竹下、HARASHIMAの両名で引き上げたことで、
完全なる世代交代ではなく、新旧世代が共にこの先も力を合わせていくぞー、ってことよね。
そうしていくしかないよなぁ。
試合的には竹下がバイオニックエルボーを出したところが痺れましたね。
ダスディローデスの技ではあるけど、要はアントーニオ本多の技であり、
アントーニオ本多に対する敬意、そしてアントーニオ本多のDDT内での偉大さ。
そういうことだよな、と。よかったねぇ、アントン。

全体的には正直、すっきりしないというか、
ちょっともやもやしちゃう感じだったのかもなぁ。
会場がそんなにプロレス向きではないとおもいました。
それなりのお高い席で見てましたがあまり見えなかったのもあるけど。
ベストバウト…というかそういうものは女子プロ大戦かな。思い入れありまくりの。

東女のおかあさん

2017/3/12
東京女子プロレス「この際、練馬で盛り上がっちゃお!」

○ミル・クラウン vs 黒音まほ vs 伊藤麻希
奇怪派、奇怪派、アイドル。
東女の産んだ名作、伊藤麻希が本当によい。
身体的なプロレス的にはまだまだなんだけども、
魅せ方的なプロレス的にはもう既に最高傑作になってる。すごい。
ミルキーさんもまほさんも魅せ方的にはパーフェクトな選手なので、
エンターテイメントとしては最高の試合でした。
途中の謎にミルキーまほ組が結成されてタッグになったりして、
人間じゃないふたりが自由すぎた。
まほさんがゾンビなんだけどめっかわですね。
伊藤ちゃんは基礎中の基礎であるところのボストンクラブが、
ウォールオブジェリコレベルのエグさで十分フィニッシャーになりそうでよい。
で、試合後の本編。伊藤ちゃんのマイク。
今回はテレ朝に結果を売ってFIREしてきた大社長にぼこぼこにされる流れ。
すごいなぁ…大社長は伊藤ちゃん大好きだよね…
いったい伊藤ちゃんは誰と戦ってるんだろう?っていう不思議な気持ちにすらなる。
LinQにはこれっぽっちも興味がないんだけどもそっちもチケットを売らないとなのよね?
夏の東女後楽園の宣伝部長として露出が増えたらうれしい。
今回は最後に「一番かわいいのは伊藤ちゃんだよ!」がなかったのはさみしいです。

○まなせゆうな vs のどかおねえさん
のどかおねえさんのユニバースを見ている人向けの「いまから無音になるよ!」が最高すぎた。
おねえさんの無限の魅力を感じつつある昨今…
まなせさんは今回が初参戦。
東女の前はスターダムとかでやってたんですね。知らなかった。
プロレス的にはまなせさんのほうがキャリアがあって、格がちょっと違った印象。
だけども所謂女子プロレス的なムーブやら立ち振る舞いなので違和感はある…
ちょっとヒールっぽいし外敵感がすごい。
いままでにないキャラというか選手というかそういう印象でした。
才木さんも最初は外敵だと思ってたんだけど徐々に好きになったんだよな。
まなせさんはどうなるんだろうか。
ただルックスは正直苦手です!いまのところキャラも!

○山下実優&中島翔子 vs のの子&ミウラアカネ
最後のバストデラックス。
試合後のマイクでアカネちんさんが「助けにいけなくてごめんなさい」と言って、
このふたりの絆の強さみたいなのを感じると同時に、
アカネちんさんの優しさがあふれにあふれてて感動的ですらありました。
言ってもこれからJKになるわけで、まだまだ不安なお年頃。
そういう中で東女の参加したのは不安もいっぱいあっただろうけど、
のの子さんだけじゃなくてみんなに愛されてきたんだなー、と。
ラストは山下さんとシングルか…結構戦績はアカネちんさんのほうがある印象。
そして翔子さんの入場曲が新しくなってた。
戦隊っぽいかライダーっぽいか…と予想してたらゲーム要素が残ってましたね。
これから慣れるかな…
あと翔子さんの新コスもお披露目だったけど入場式はまだ着てこなくて、
髪のアレンジと相まってウーパールーパーみたいな可愛さあった。
おやつあげたい。

○沙希様&マーサ vs 辰巳リカ&滝川あずさ
入場式で多少おすべりになった沙希様。
お箸を卒業したマーサもすっかりマサ化して試合をがっちり作ってる。いい仕事。
沙希様があずにゃんの実況をマイクごと蹴り落とした場面がぐっときた。
ゴツッ!ってすごい音したもんね。
今回はレフリーがよそ見をしていてタッチが認められなかったってネタだけど、
前々回がドラゴンスリーパーで落ちた沙希様の手をモップの柄で持ち上げる。
前回があずにゃんがスリーをとったものの辰巳レフリーが認められておらずノーカウント。
ここにタッチが認められない、ってのを比べてしまうと弱かったなー。
あと岡田レフリーじゃ全然駄目。おもしろくない。岡田め。
試合は辰巳さんがほぼ受けの状態でエプロンPKまでもらってたのがすごい。
あとは終始、徹底して尻。尻。尻。いいとおもう、尻。
ちょっと惜しくも…って雰囲気ではなかったけど、いい試合でした。おもしろかった。
試合後のあずにゃんのマイクで沙希様とシングルの要請をしていたけど、
却下された部分が伝わりにくかったのが残念。
そのあとに辰巳さんがシングル要請したときに「あれ?あずにゃんは駄目だったんだ?」って。
辰巳さんは白いちんちくりんなのに熱い気持ちをもっているのがさいこうで、
マイクを使わずに対戦要求するのとかかっこよすぎた。
四の字、ドラゴンスリーパー、エンジェルアタックが手持ちのカードかー。
ドラゴンロケットとか使えるようになったらさいこうなんだけどな。
これは紙テープ案件なのか…な、、?

○優宇 vs 才木玲佳
優宇さんがまた強くなってた。どこまで強くなるの。
才木さんも筋肉担当だもんでそれなりに筋力はあるのかもだけど、
優宇さんの地力の筋力も相当なもんだから、そのアドバンテージはない、と。
そうなるともうプロレス的な部分で決着がついちゃう。
才木さんは蹴り主体。優宇さんは逆水平が魅せ技になってる。
そこにグラウンドの技術が、
それも相当のレベルの技術があるんだからもう比較できない。
うーん。引き算ではないんだけどね…
タワーブリッジに持っていく一瞬の流れが沸きましたね。
才木さん、悪くは決してなかったんだけどなぁ。
そしてラストライド…才木さん、よく受けたね…
優宇さんががっちり強さの象徴として君臨している限り、
東女は安泰ではあるけど、相手がいなくなってきちゃいましたね。

で、次の挑戦表明があずにゃん。
うーん。
出てきたときのマイクはやっぱり婚活がらみの導入で、
「ちょっとなにをしにきたのかわからない」という雰囲気だったけど、
欲しいものは欲しいと言わないと手に入らないくだりにぐっときましたね。
そうだそうだ。いいこと言う。
無敗の王者と未勝利のチャレンジャーってすごい。
すごいけど、どうなっちゃうの?って気持ちもすごい。
だもんですごい楽しみ。
おもしろいなー、東京女子プロレス。

虎のかたちをした夢

2017/03/06
新日本プロレス「旗揚げ記念日」

前回新日を見たのはいつだっけか?と調べてみたら、
一昨年のG1決勝でした。
AJも中邑もどっちもいたし飯伏もいた。ケニーはいなかった。
なにもかもみななつかしい。

○中西学 vs 岡倫之
ダークマッチに中西さん。
第三世代も頑張ってる。
岡は初見でした。
鳴り物入りで入団した岡ですが、あんなに強い印象があったのに、
なんともプロレスをさせてみると普通の力持ちに見えた。
レスリングとか総合とかとプロレスってやっぱり別物なんですねぇ。
中西さんの伝統芸能がみられて縁起物感。

○YOSHI-HASHI&後藤洋央紀&外道&邪道 vs 鈴木みのる&デイビーボーイスミスJr.&エルデスペラード&TAKAみちのく
久しぶりの風になれ!
鈴木みのるは大好きなので新日で見られるのはうれしい限り。
鈴木軍みたいなプロレス脳のあるわかりやすいヒールはやっぱりいいよなぁ。
結局やっていることはテンプレ的な感じにはなってしまうんだけども、
それでもデイビーボーイの身体のデカさとかレスラーっぽくておもしろい。
しかし殿とデスペの空気感はどうにかならんのか…
試合開始直後に乱闘になってぽつーんと殿が場外で放置されていたのがおもしろかった。

○バッドラックファレ&ケニーオメガ&裕二郎&タマトンガ&タンガロア vs 真壁刀義&永田裕志&獣神サンダーライガー&タイガーマスク&デイブフィンレー
ケニーがおもしろいほうのケニーで安心しました。
ちょっと古い世代のチームと最新のチームとではぢぐはぐにはなったのかな。
どっちもどっちではあるけど、試合としてはまあ、ひとつ前をかわりばえせず。
一通りのムーブは見られたし、終盤のケニー劇場だけで満足しました。

○金丸義信&タイチ vs ロッキーロメロ&バレッタ
金丸は初見。なかなかのオールドスクール感。
この人はNOAHの人じゃなかったっけか。
NOAHから新日が追い出されてる状態でも新日についてくるんだなぁ、と
(あとで調べよう)。
Jr.タッグが外国人中心に回っている今、形はどうあれ日本人に戻ってきたのはうれしいかも。
あべみほさんがずーっといい仕事をしてて感心。
あんなにリングサイドで煽ってたっけか。
身を挺して守ろうとしたりベルトを渡したり献身的でちょっとぐっときました。

○ザック・セイバーJr. vs 柴田勝頼
ザックさんも初見。線がほっそいなー、っていうのが第一印象。
柴田とやるってことはヘビー級なのかしら。
で、渋くて巧いレスリングをする選手なんだねぇと思って観戦しつつ、
柴田もそれを受けてバチバチではあるけども見応えのある渋い試合だなー、と。
で、鈴木さん乱入ですよ。さいこうの流れ。
まあ確かにいい試合だったのにぶち壊しだ!ってのもあるかもしれないけど、
NOAHの時みたいに簡単にはベルトを奪えるほど甘くないのが新日だし、
時限爆弾をセットできるほどでもないし(裕二郎の予想だけど三下すぎる)。
まさかの!って意味では適任だったよなー!
厳密には新日のベルトではないけど、ここからお宝総取りに向かうのかしら。
ボスと組んでIWGPタッグとか狙ってほしい。アーチャーいないんだし。

○小島聡&天山広吉 vs 矢野通&石井智宏
本間が直前で怪我…というかああいうことになって、
弔いではないけどなにか意気に感ずる展開に。
小島の小こけしは場内が沸きに沸いて胸熱でした。
予定通りGBHが闘っていたらまたテーマが違ったけど、
このストーリーはいい裏切りだとおもいました。
テンコジはまさかの!ってなる戴冠だし。
これがご祝儀戴冠で終わらないといいなぁ。
テンコジはまだやれる。

○内藤哲也&SANADA&イービル&BUSHI vs 棚橋弘至&マイケルエルガン&ジュースロビンソン&KUSHIDA
やー、人多い!
ジュースロビンソンは初見。SANADAもEVILさんもかな。
ジュースってCJパーカーだよね、確か。
ロスインゴさんのタッグワークがすばらしかった。
本体は急造に近いと言えばそうだもんねぇ。
棚橋さんはいまいち目立たなかった気が…調子悪いのかな。
内藤はいい世界観に到達したな、という印象です。
愉快な仲間たちがほんと愉快でよかったね。

○高橋ヒロム vs 田口隆祐
田口監督の素晴らしさね。すごい。
どっからどうなっちゃったのかオーマイし始めて、
もうちゃんとやらなくなっちゃったの?って思っていたけども、
やるときはやるおとこ。
セイシがかかるとやっぱりモノがちがう。
結果は結果としてあるけど、間違いなく主役だったのは田口。
ねちっこくアンクル狙う展開も、
どどんで一発キメるのもかっこよかった。
ヒロム、いや高橋ヒロムもいいことはいいんだけど、
ちょっとキャラが「この人、めんどくさそうだな」という気持ち。
最後のマイクも微妙といえば微妙。
そしてKUSHIDAかー。またかー。おもしろくないよー。

○オカダカズチカ vs タイガーマスクW
プロレスを見ていて年に数回ある「いやー、いいもんみたなー」という試合。
いやー、いいもんみたなー。
何年か前の旗揚げ記念日でやっぱりこのカードに似たカードをやったけど、
あの時とは全然ちがう意味合いだし、なにより無駄に夢がある。
中の人は新日には決して、よっぽどのことがないと戻ってこられないと思っていたので、
このよっぽどのことが起こったのはすごいなぁ。
見られただけで満足しそうでした。
んで、試合は「あー。あいかわらずだなー」という安心感。
いつぞやのイッテンヨンの中邑戦のオマージュ的な展開だけど、それでもいい。
雪崩式のタイガードライバーが見られたので満足です。あたまおかしい。
まあよくよく考えたら、あれを受けられるオカダさんがすごいのか。
しかし30分ドローを予想していたんだけどタイガーマスクWさん、負けてもいいんだ?
その辺が初代とはちがうのかね。

久しぶりの新日は「いやー、新日だな」という感覚でした。
記念日的なタイトルマッチもあったし特別試合もあったしでおなかいっぱいでした。
8人タッグ、10人タッグとかの顔見世マッチが多くて、
その辺はしかたない。
また気が向いたらいくぞー。