2017/5/5
ガッツワールド「みんなで行こう!後楽園2017!!」
○ディック東郷 vs宮本裕向
結果としてこの日のベストバウトに近かったこれ。
ディック東郷の奇襲からいきなりのペディグリーは胸熱だった…
一点集中の攻めってなんか知らないけどあんまり見ない気がしてて、
でも、その攻め方のほうが絶対に強いレスラーに見える。圧倒する、というか。
裕向さんってそういう巧さがあるレスラーですごい好き。
で、巧さで言うとやっぱりディック東郷になっちゃうんだけど…
山折り→蒼魔刀ってHARASHIMAさんのムーブという前提がありつつ、
本来、試合に出るはずだったミスター雁之助を怪我させてしまった因縁みたいなのがあって。
出さざるを得ないとは思うのだが、他人の技を出すときってだいたい負けフラグよなー、と。
この試合は本当に見応えがあった。見られてよかった。
○大谷譲二&阿部史典 vs TORU&竹田光珠
プロレスの見方ってその団体を追いかけて、
ストーリーやら因縁やらをちゃんと把握しておかないと駄目な部分があって。
もちろん単発で見てもおもしろいことはおもしろいんだけどもよりベターという話。
で、阿部とTORUの絡みを把握できてなかったのが残念…
実質的な第一試合の第一試合っぽい試合でした。
結構堅実だなぁ。という印象。
○小仲=ペールワン&高井憲吾&石田慎也 vs 松田慶三&YUJI KITO&くいしんぼう仮面
またカオスなメンツな試合だなぁw
このメンツなわりにはかなりちゃんとした試合だったような気が。
それなりに客いじりもお約束なムーブもあって楽しめた試合。
松田慶三も初めてかな。新高木三四郎としてはみたことはあっても。
名古屋勢はいいなぁ。
そしてトランザムじゃない石田慎也を初めてみました。
○新井健一郎&バッファロー vs 黒田哲広&gosaku
基本的にすべての選手が初見に近いんだけど、
黒田とgosakuの朴訥とした感じがFMWっぽさを感じつつ見てた。
結局のところ、レフリーのブラインドをついて反則を押しつける形の決着だったけど、
その終わり方のリズムが悪くて唐突感は否めなかったかなー。
もうちょっと個々のキャラをつかみたかった気持ち。
○豊田真奈美&ミクロ&日向小陽 vs ドレイク森松&パピヨン朱美&神田愛実
パピヨンと豊田真奈美の邂逅がテーマといえばテーマ。
女子プロレス自体のオマージュっていう斬新なレスラーであるパピヨンさん。
ジャパニーズオーシャンの(勝手な)継承っていうストーリーがあって、
既に継承済みだからつかわせない!ってオチはよかったです。
ミクロと日向小陽が小さいながらに元気に走り回っていたけど、
ポジショニングがイマイチで試合終了後に豊田真奈美が怒っていたのが印象的。
急造タッグだから仕方がない部分があるとはいえ、
技の対角線(技の飛んでくるほう)に立ったらそりゃ邪魔よね。
豊田真奈美の引退が決まったのであと何回みられるかなぁ。
○ガッツ石島&影山道雄&CHANGO vs 折原昌夫&アミーゴ鈴木&梁和平
ヒールとベビーがわかりやすく対立はしているんだけど、
ヒールがどヒールという雰囲気じゃなくて、
なんとなーく憎めない感じではありました。
試合展開としても結構王道な6人タッグだった気が。
ユニット抗争はそれこそストーリーをちゃんと追わないと駄目なやつだなぁ。
○ダイスケ vs マスクドミステリー
これもオーソドックスなじわじわとした見応えのある試合でした。
オーソドックスが決して悪い、と言っているわけじゃなくてきちんとした美しいプロレス。
試合中に流れがどちらにも行ったり来たりして、
フィニッシュホールドの探り合いやらその駆け引き。
こういうプロレスがなんだかんだで一番おもしろいんだよなぁ。
ミステリーさんがスライディングDを捕まえて腕を極めたのは胸熱すぎた。
ガッツを見に来たきっかけがミステリーさんだったので、
負けてしまったのは悲しすぎましたね…
はじめてのガッツワールドでしたがたのしかったです。
結構オールドスクールというか手堅いというかシンプルなプロレスの印象でした。
場内に実況が流れ続けてるのはおもしろいなぁ。
雁之助さんや翔太が帰ってくる楽しみもあるし、
また見に行きたいと思いました。