PRO-WRESTLING」カテゴリーアーカイブ

君のこわい顔が好きだ

2018/12/11
我闘雲舞「2018年もありガトームーブ新木場大会~Gatoh-Move Japan Tour 396~」

○趙雲子龍&チェリー vs 紺乃美鶴&サワディー仮面
愛しの美鶴さんの(先日の市ヶ谷は行けなかったので自分の中での)復帰戦。
体調不良で休場が続いてそれが思いのほか長期だったので(一か月ちょっと?)不安で。
帰って来てくれて本当によかった。
水鳥英雄’sはサワディー仮面のサポートがあってのことなので、
その中でおもいっきり出来ているのはいいと思いました。
復帰後でプロレスが楽しいんだろうな、っていうのが、
表情の柔らかい印象でそう思いました。
でも、闘志むきだしの怖い顔も好きなんだ。
趙雲チェリー組は、趙雲さんを軸とした老獪な…というか、
上手いこと相手を巻き込んで、自分も巻き込まれて、
コミカルながらも随所に流れを引き込む部分は上手いなー、と思いました。
プロレスで必要なものはもちろん技の応酬という試合的な部分だけど、
言葉を使って作り上げる試合内でのストーリーみたいなのもあってもいい。
水鳥英雄’sの十字キーで勝てると思ったんだけどなー!残念。
美鶴さんは休場直前は勢いがあって、勝ちもついていたんだけど、
復帰後は元の負けが込む立場にならないとイイナ!という気持ち。
大会後のおチェキの時に「おかえり」「ただいま」ってやりとりが出来たので嬉しい。

○さくらえみ vs 杏ちゃむ
[The 3 Count Women’s Championship]の防衛戦。
前回はゆなもんが挑んだこのタイトル…というかさくらさん。
続いては杏ちゃむさん。
正直なところ、ほぼほぼ新人な杏ちゃむ選手がベルト挑戦!
ってどういう意味があるんだろう?って考えてて。
さくらさん的にはベルトの防衛回数を増やす→生きたベルトにするという意図があって、
タイトル戦を行うたびにベルトの元の団体へのアピールになるし、
さらには海外へのアピールになるし、
対戦相手がどんな選手であれ、いい宣伝効果はある、という感じなのかな。
新人選手としては、タイトルマッチの経験値と、
さくらさんのリングでの本気の試合が体験できるっていういい勉強になるんだろうなぁ。
技を繰り出す方が思い切って出せるのは重要。
それは受け手の強さが必要でさくらさんは適任…って言い方もおかしいけど、
さくらさんの指導者としての頼もしさ、レスラーとしての強さのあらわれだよなぁ。
正直、杏ちゃむさんのキックやチョップすら見ているのが不安になるし、
ほぼほぼグラビアポーズでのアピールしかなくて、
試合として成立していたんだろうか?って。
フィニッシュもなんかあっさり終わってしまって消化不良だし。
にしても、そのさくらさんのフィニッシュの入り方がほぼアートで素晴らしすぎた。
結論としてはさくらえみ最高!ってことでお願いします。

○高梨将弘 vs バリヤンアッキ
やー、すごい。凄い試合だった。
大前提として高梨選手の試合構築能力の高さ故の名勝負だったんだろうけども、
それを差し引いても、バリヤンアッキ選手の身体能力の高さが映えた一戦でした。
ほぼほぼ反対コーナー前の相手に向かってのダイブが届くの凄い。
「空飛ぶインド人」のふたつ名は伊達じゃないなぁ。
タカタニックを逆に放とうとしたのは変な声が出た。
突如ガンプロに登場した謎のインド人が、
ファンにここまで愛されるいい選手になったのは凄いこと。
日本にいる間にもっと多くの人に見て欲しなぁ、バリヤンアッキ。
いつまで日本にいてくれるんだろうか。
なんかこういう素晴らしい試合を観た後は、そのずーっと先のこと、
いつかくるお別れのことを考えてさみしくなってしまうな。
気が早すぎるんだろうけども。

○志田光&新納刃 vs 帯広さやか&アントーニオ本多
帯ちゃん復帰戦。
たぶん帯ちゃんの試合を最後に見たのは、
新宿FACEでの帯広さやか&ディック東郷&新崎人生のタッグかなぁ。
帯広さやかという特異性の高いレスラー、
いうなればナチュラルな怪奇派レスラーであることは唯一無二な存在で。
それが一年以上もガトムから欠けていたのは実は大きな損失だったんじゃないか、と。
そういう観ているほうが心配になってくる存在感は改めて凄い。
ぼろぼろになりながらも「しだっ。しだっ」と、
対戦相手の名前をぶつぶつと呼び続けていたのがぐっときました。
おかえり、帯ちゃん。
アントンのごんぎつねは今回はロッキー。雌鶏アン。
志田さんはやっぱりかっこいいなー。
NOAHの丸藤選手から膝蹴りを継承したんでしたっけか。
かなりエグめのやつを帯ちゃんに蹴り込んでいてよかったです。

○駿河メイ vs 瑞希
めっちゃ楽しみにしていたこの試合。
結果として、今大会の超個人的ベストバウト。
メイちゃんの天真爛漫さを隠れ蓑にした強心臓が随所に発揮されていましたね。
みずぴょんすのラビット部分を小馬鹿にしたような「ぴょん!」を繰り返し、
相手をイラつかせるムーブの素晴らしさ。
入場から試合中、試合後の隙あらばぴょん!と、
徹底されているのが非常によかったです。
もちろんそれだけじゃなくて、
休みなく動き続ける機動力を活かして、
純度の高いさくらえみのプロレスをフルに出し続けていたのが非常によかった。
そして基本的に巻き込まれ体質のみずぴょんすが凶暴性を露わにして、
エグめに蹴り込み、締め上げて行ったのがぐっときました。さいこう。
試合終盤でのメイちゃんのプロペラクラッチはめっちゃ危なかった!
そしてアクアマリン的な抑え込みも出してきて、
メイちゃん、こんなことも出来るの?という驚きとともに、
みずぴょんすが負けるかも…という恐怖心もあり、
どうなるドナルドどっきどきな一戦でした。
やっぱり師匠が共通しているので手が合うし、
キューティースペシャルを出さないといけないぐらい追い込まれていた状況から、
いままでみたみずぴょんすのシングルでトップクラスにおもしろかったです。
怒ってる黒みずぴょんす本当に好き…
メイちゃんありがとうございますという感謝の気持ち。
当然、最後にボコられていたけども!

○里歩&真琴 vs 水森由菜&沙紀
水森由菜はベビーフェイスなのかヒールなのか問題。
過去にゆなもんと美鶴さんがタッグを組んで練習をしていたにも関わらず、
突然、正パートナーとして沙紀さんを選択。
「せっかく連携の練習もしたのに!(全然できなかったけど)」
と美鶴さんがめっちゃ憤慨したことがあって。
その結果としてトロピカワイルドが結成されて、
挑戦者決定リーグでその因縁の美鶴さん(りほつるチーム)を破り、
ベルト挑戦で見事に一発で結果を出したわけだけれども、
その美鶴さんをナチュラルに裏切った(本人自覚なし)わけで。
や、、ね?その流れはちょっと面白くて好きだけど、
ナチュラルに裏切ったのがあってなーんかヒールだなー、って思ってます。
しかもおれたちの紺乃美鶴さんを!だ!ふんす!
でもしかしチャンピオンなのは伊達じゃないわけで。
タッグ戦でパートナーのカットが入るとはいえ、
蒼魔刀を何度も避け、食らい、ニアフォールで返し、
里歩さまをかなりのところまで追い込んでいたのは脅威だった。
武者返しが決まっていたらわからなかったのかも?
スーパーガールもめっちゃビビった。
忘れてた!ってなった。
にしても、エース越えはまだ早い!っていうことなんでしょうか。
いつも余裕で試合をしているように見える里歩さまが、
完全にグロッキー状態になるまでになったんだもんなぁ。すごいな。

やー、非常に楽しかった。
全試合が全部好きな試合だった。
いい大会だなー。ガトムのクオリティの高さよ。
これで里歩さまがシングル2本、タッグ1本の三冠。
すげーな。
イッテンヨンで東女のPOPタッグ戦が待ち構えているので、
一気に四冠の可能性がある、ってことか。
ここまで来たら獲れるものは全部獲ってほしい。
というかイッテンヨンは中島里歩組を応援するので、
絶対に獲って欲しい気持ちでいっぱいです。

話を戻して、アジアタッグのベルトだけれども、
次はメイ社長あたりがいくのかなー。
ゆなもんの次はメイちゃんだよね、きっと。
シングルはゆなもんがチャレンジしそうな気がしています。
ゆなもんはタッグ王座を獲ってひとつステップはあがったので、
次はシングルの戴冠…だけど、
いつぞやのさくらさんとの3WC戦はイマイチだったんだよなー。
どうなるんだろうか。
ガトムは行く頻度をあげたいけど、
市ヶ谷の大会が平日がなくなっているので行きづらいです。
何卒、よろしくお願いいたします。

誰だって呼べる

2018/12/9
よしむらプロレス「よしむらプロレス第2戦」

○鶴巻伸洋 vs 室田渓人
鶴巻選手の印象はどうしてもマーズスペクターになってしまうのだけれども、
マーズスペクターの隙がなくて無敵な感じを鶴巻選手にももちろんあって、
あ、この人、本当に強いわ…っていうオーラが好き。
室田くんの武骨で、不器用なスタイルと、
鶴巻選手のストロングな部分が合致して面白い試合だった。
室田くんはまだまだ未熟な故にどんどこ向かって行くのが気持ちがいいです。
器用さは身に着けるにこしたことはないけれども、
それでも不器用に強くなっていって欲しい。

○大谷譲二 vs マスクドミステリー
大谷選手、まさかの下北沢でのミステリー越え!えー!?
ガッツワールドから続く大谷~ミステリーラインは、
意外というかなんというか、あまりふたりが交わることがなかったらしく、
GOING-UPを飛び越えてよしむらプロレスでシングルが実現してしまった奇跡よ。
師弟?対決にふさわしいバチバチしたしばきあいが胸熱でした。
大谷選手は上背はないけど、ヘビー級に遜色ない戦い方だし、
スライディングDを継承しているのでそれをずばっと出してきて、
本当にいい試合だった…
惜しむらくはマットプロレス故にチョークスラムが出しづらかった部分かな。
狭さと、床の硬さと…

○がばいじいちゃん vs くいしんぼう仮面
がばいじいちゃんは初見です!
ずーっと観てみたかったのでうれしい!
うれしい、というか初見がマットプロレスってヤバい!
入場から試合までも想像以上のおもしろさだったし、
まさかARENAのカウンターで拝み渡りをするなんて!という驚きもあり、
杖を奪われた後の電光石火のシャイニングウィザードも観られたし、
もう最高におなかいっぱいでした。
あんだけ徹底されているレスラーも素晴らしさしかない。
やー、いいもんみたな!

○ブランコ vs 田馬場貴裕
ブランコ選手、デビュー2戦目にしてMMAに挑戦!
すごい話題性ある一戦!
急遽告げられた2分のラウンド制、
そしてドントムーブルールは初めて知りました(無知)。
事前の舌戦で叩き割ると宣言していた田馬場選手ですが、
蹴り込んでもタコ殴りにしてもブランコはなんせ硬い!
大いに苦戦していました。
デビュー戦では場内狭しと暴れていたブランコ選手も、
この試合はグラウンドの攻防も多くて苦戦していたように見えましたが、
一瞬の隙をついてのギロチンチョークは見事。
ブランコ選手のポテンシャルを存分に見せつけられる試合。
田馬場選手も見事でしたが、予想よりも一方的だったのでは?

○ブランコ vs くいしんぼう仮面 vs 大谷譲二 vs マスクドミステリー vs 田馬場貴裕 vs 鶴巻伸洋 vs 室田渓人
恒例のボーナストラック的全員参加のバトルロイヤル。
この中で一番強い選手をみんなで協力して倒す!というのがバトルロイヤルの鉄則。
ご多分に漏れずまっさきに狙われる鶴巻選手。
そこで1対5の構図から、
「いじめよくない!」と室田くんが役者であることを活かした流れはよかった。
やっぱりキーはブランコ選手で前の試合での田馬場選手との因縁が収まらず、
場内を暴れまわりつつ、体力の温存を図ったのはいい作戦。
ミステリーさん越えを果たした譲二選手を絞め落とし、
立て続けにくいさんを叩きつけるブランコ無双。
下北沢最強やで、ブランコ…

よしむらプロレスの強みはマッチメイクの自由度と、
マスクドミステリー選手、室田渓人選手の両名が、
代表のよしむらさんと下北沢に縁がある関係で、
GOING-UP勢のサポートが受けやすく(?)軸が一本あること。
客層が純度の高いプロレスファンのみならず、
役者関係の人脈も含まれていることから来るリアクションの新鮮さ。
そして(お客様が)プロレスに観戦、参戦するハードルの低さ。
実際にお子様でも安心して楽しめる空間と試合がある部分。
そういうものが雑多となって存在しているおもしろさなどなどありますが、
単純に、
プロレスファンが「こういう試合をみたいなー」という夢みたいなものを、
叶えられる環境にあった幸運みたいなものを感じています。
もちろんくいしんぼう仮面選手の力が大きいのは間違いないのだけれども。
今回も大成功に終わったよしむらプロレスでした。めでたしめでたし。

大怪獣と大天使

2018/12/1
東京女子プロレス「東京女子プロレス5th anniversary~五歳の東京女子プロレス~」

○原宿ぽむ vs 猫はるな
デビュー間もない新人同士でシングルを組まれるのってここ最近ではなかった記憶。
アプガプはタッグでの試合だったし。
つまりは勝ったほうがシングル初勝利。なんか抜擢度が高い?
で、
パッと見はキャラ先行型の二人の試合なので、
もっとだらだらとかぐだぐだとかしてもおかしくなかったんだけども、
わりと締まったいい試合でした。
原宿さんの原宿感と猫さんの猫感が存分に発揮されていたのがよかった。
原宿感ってなんて言っていいのかわからないけども。
猫さんの爪でひっかくのとてもよい。
猫さんのフィニッシャーはネックブリーカーでいいのかな。
そのうち猫じゃらし的なもので操られるんだろうな。またたびとか。
原宿さんのフィニッシャーの踏み付け式ギロチンドロップは、
シャイニングウィザードやスコーピオライジング並の高級フィニッシュなので、
大事に磨き上げて欲しい気持ち。
あと最高にかっこいい技名をつけてあげて欲しい。センスに期待。
このふたりは同期であると同時にわりと絆も深そうなので、
今後も試合でマッチアップが増えるし、タッグを組むこともあるだろうし、
実力差もそんなにないと思うし、
その関係性も楽しみにして応援していきたい。
とりあえず原宿さんの初勝利はめっちゃ嬉しい。

○ハイパーミサヲ vs ヒナノ vs 愛野ユキ
戦隊ものやライダーものでよくあるのが歴代ヒーロー勢揃い!だもんで、
パミさんが「ヒーロー軍を結成したい!」の流れから、
ヒナノさんとユキちゃーんはヒーローになった過去がある!
っていう伏線を大回収したのが気持ちよすぎた。
ユキちゃーんが卒業する人からセントーンを継承しているのが、
いまのフィニッシャーであるサイドスープレックスがそこまで自然じゃないのでいいと思いました。
奥の手感でるし。
プロレス的にそんなに出来るわけではない二人を相手にここまで試合を作って
(試合の内容はどうあれ)、
ちゃんと最初から最後までおもしろい試合になったハイパーミサヲさんマジ文豪。
そういえば大昔に黄色のヒーローもいたよね?

○まなせゆうな&上福ゆき&ベーダ・スコット vs ラク&ヒカリ&ミウ
ベーダさんのメガネキャラに乗っかって、
三人がメガネ着用で入場してきたのは素晴らしさあった。
そういう個々のキャラを大事にして、乗っかるところには乗っかるの好き。
まなせかみーゆ組って活かし方によってはだいぶ派手にいい方向に行く気がしてる。
加えてベーダさんが謎の被り物持参だったのがなんかすごかった。
あんなかんじなんだろうか、いま…
アプガプはこの三人はキャラが立ってきて、組むと賑々しくてよかった。
トレイン攻撃もラクさんのMAXときがあるしプレーンチョップも打ち放題だし、
ミウさんの「かっとばしていくぞー!」から2安打のマルチヒットだったのもよかった。
ヒカリさんが一つ抜けていると思ったけど、
いい意味でそうでもない印象になったのはよい感じ。
そしてまなせさんがいると安心感がすごい。
教育係だけじゃなくて、もっとかき回して欲しいなぁ。
あと虹をくぐりたい。

○才木玲佳 vs 白川未奈
白川さんが東女に参戦したタイミングと、
新人が次々とデビューしたタイミングが近すぎて、
やっぱり新人を応援したほうがおもしろいよね、ってなってしまっている。
芸能人の接待を観せられてもぐっとはこないの。接待かどうかはわからないけど。
れいたんはちょっと格下相手だと思うとおりに行かないのかなんなのか、
舌打ちするのが気になるんだよなぁ。クセなんだろうか。
ジャックハマーを撃ったのは意外でした。
白川さんはよく受けられたねぇ。
れいたんの強さが突出しすぎていていまのストーリーがもったいない。
かといってマリカさん復帰即タッグ挑戦は難しいよなぁ。

○赤井沙希 vs YUMI
YUMIさんデビュー戦。JC。1.74メートル。
原宿猫がキャラ先行だとしたら(実力もあるけど)、
YUMIさんは正統派の印象。
受け身がしっかりとれていたので、過去に何かやっていたのかしら。
赤井さんは距離を取って蹴りを撃つ、
もしくは長い手足を活かしての絞め技のふたつのタイプなので、
レスリング的な技術が必要な試合だとどうなるんだろう?って期待感。
いまはそういうことより、
がむしゃらに相手に向かって行く気持ちが全面に出ていたのがみていて気持ちがよかったです。
練習生時代には気が強そうには見えなかったんだけど、
試合だと負けん気がみられたので、スイッチが入るタイプなのかな。
デビュー戦が赤井さんってのは期待値高そうだし、
これまた意外といないキャラだと思うのでじっとりと見守りたいです。

○優宇 vs 天満のどか
ゆさんについてはなんかもうアレで言うことは特にないんだけど、
東女じゃなかったんだろうな、って感じなのかしら。
いろいろしかたない。
激突度の高い試合だったけど、
ふたりともスタミナが切れた感じがしなかったのはよかったです。

○伊藤麻希&中島翔子&里歩 vs 山下実優&坂崎ユカ&瑞希
○伊藤麻希 vs 山下実優
○山下実優 vs 伊藤麻希
○中島翔子 vs 坂崎ユカ
里歩さまが東女のリングに存在しているだけで興奮する自分がいます。ヤバい。
しかも翔子さんと組むだなんて夢のよう。
まさか前哨戦に出てくれるとは思ってもなかったし、
しかもPOP戦の前哨戦も含まれるので、山下さんとのマッチアップが見られたのも嬉しい。
いずれこのふたりの対戦もあるんだろうか。もう定期参戦したらいいのにな。
東女はチャレンジャーチームに応援が集まる、っていうのが特徴のひとつな気がして、
今回だってPOPは伊藤ちゃんのストーリーだし、タッグは翔子さんのストーリーだし。
ただタッグはマジラビとみらクりの話でもあるのが上手くできていて、
翔子さんとユカっちのストーリーでもある。
そこでこの試合の主題なんだけど、序盤はシングルの前哨戦の雰囲気。
実際にまず伊藤ちゃんさんが山下さんからみっつ取ったのは驚きがあった。
あのフォールの形って、みずぴょんすのアクアマリンでの最後の足での押さえ込みに見えて、
伊藤リスペクト軍団だ!って胸が熱くなった。
2本目は山下さんが蹴りで圧倒したので印象としてはあっさり。
1本目と2本目が逆の結果だったほうがなかなか熱い展開になったのか…と思ったけど、
先手を獲られて慌てて2本目で圧倒した、って感じだったのか。ふむ。
残りの3分の1がタッグの前哨戦。
里歩~瑞希は合わせ鏡のようなふたりなんだけど、
中島~坂崎っていうのはタイプが異なる二人だと思っています。
静と動。攻と守。盾と矛。
今回はどうしても里歩さまの顔見せというか、まだ微調整が必要な試合ではあったけど、
本番ではみらクりのふたりが中心であって欲しい。
やっぱり意識し合う二人が二組いて、そこが噛みあって進められる試合はおもしろいったらない。
翔子さんの言う、プロレスが楽しいっていうのが伝わってくる一戦だったし、
2対2の試合になって試合の純度があがるとどうなっちゃうの?って期待感。
今回は誤爆でおわったけど、実際のあそこでマジラビが放とうとした技とは?って。
あの連携も精度もあげてくるだろうし、
里歩翔子組のダブルのノーザンライトやトペと619、
里歩さまの死角からの蒼魔刀に心臓が飛び出そうになって、
ユカっちのコーナーからのコンプリートショットも変な声が出たし、
翔子さんのセントーンも久しぶりに見た。
なんか大事件な前哨戦だった。
前哨戦はまだあるのかな。
これ、本番は心臓は止まっちゃうんじゃないかな…

よく考えたらイッテンヨンまであと一か月。
タイトルマッチふたつと才木里村戦以外が全く動きがない。
美威死鬼軍が存在していないので、カードが一枚少ないんだよなー。
選手も増えたので6人タッグや3wayタッグ、バトルロイヤルとかもありそう。
アプガプだけの試合もおもしろくないのでバラけさせてほしいし、
新人組が試合を作れるのか?たぶんまなせさんあたりとタッグ?とか。
マリカさんの復帰の挨拶があったけど、
リカさまはなかったので、がっかりはしましたがこればっかりはしかたがない。
そして原宿さん、推し増し問題よ…

まだまだやめられないですね

2018/11/25
DDT「DDT Special 2018」

○大石真翔&伊橋剛太 vs 渡瀬瑞基&上野勇希
この順位に伊橋選手がいるのはなんかすごい。
長州戦での出来事が大きかったとはいえ、
その後の頑張りをちゃんと実行して、ちゃんと評価れてたのはすごい。
上野くんからの走らせるやつの攻撃を受けて、体力的な問題点は表に出てきたけど、
それでもそれを味としてコミカルに見せられるし、
瞬間的に見せる飛び技の驚きは見ていておもしろいと思いました。
ここ最近は本戦で見てない気がするけど、
シリアスな試合に組み込まれて欲しいなぁ。
上野くんはそろそろ無双かましてもいい気がするけど、まだプッシュが来ないね…
梅ちゃんが怪我で一歩下がった印象なので、上野くんを推し出して欲しい。

○竹下幸之介 vs 甲田哲也
もう竹下くんが出てくる前からベルトの移動はわかっていて、
じゃあ、誰が出てくるんだろう…?ってところで、
竹下くんか…となりました。
グランドスラムをさせるには一旦渡さないとだもんねぇ。
…と思ったけどよく考えたらそもそもSKEに流出したのって竹下くんからだったよねぇ。
そうだったそうだった。
ご実家の焼き鳥屋さんの宣伝の名目があったのはよかった。
しかし竹下くんが持つと、他に流れにくくなっちゃうんだよなー。
その辺が不安です。

○大鷲透 vs アントーニオ本多 vs 赤井沙希
素晴らしきアントン無双。
松井さんを見ると大きくなったちんちんが萎むムーブが非常によかった。
湯たんぽはもうそのワードが出た時点でオチがわかるの爽快で気持ちがいい。
赤井さんは総選挙興行だと毎回ロメロスペシャルを極められている気がするけど気のせいかしら。
しかし赤井さんが真剣に試合を出来る相手が出てくるのはいつのことやら…
沙希様がDDT本体に来るの、いいと思うんだけどなぁ。

○高尾蒼馬&遠藤哲哉 vs 今成夢人&石井慧介
今成さんが総選挙を勝ち抜いて選抜入りするのはなかなかの痛快感がある。
そしてこのタイミングで石井ちゃんがガンプロに在籍中ってのも運だよなぁ。
試合自体は感情を表に出して試合をするのが今成さんだけだもんで、
どうしてもひとりうるさいなー、という印象が残ってしまったのが仕方がない。
声を出すのは重要なのはわかるんだけど、
実力不足を気持ちでカバーする、っていうのは露骨に伝わっちゃうのがもったいない。
それでもぽっちゃりへの膝蹴りが派手に決まった時は快感でした。よかったよかった。
元ドリフって入江くんが高尾くんさんや石井ちゃんと試合をするときは胸熱なんだけど、
高尾くんさんと石井ちゃんの一戦はなんかあまり感じるものがない。なんで。
で、高尾くんさんのフィニッシュはCIMAの技か…
何か伝えたいことがあるのかしら。ないのかしら。

○ザッカリー・ウェンツ&デズモンド・エグザビエ&トレイ・ミゲル vs 勝俣瞬馬&KUDO&樋口和貞
StrongHeartsはどういう育成手順を追っているんだろうか、と気になった試合。
悪い印象ではなく、いい印象として。
とりあえず身体の見栄え、試合中の見得の部分、
見栄えのいい大技の徹底した完成度の追及。
その前にあるはずの基礎的なムーブはベースとして必要なはずなのに、
今回のこの3人はそれがちょっと足りない気がしてしまった…気のせいかな。
確かに派手さは凄いし、独創性やなにやらは凄いんだけど、
ショーケースとしてばんばん出てくるわりには、
それを構築するためにひとつひとつにタメが出来ちゃった印象でした。
目立っちゃっただけかな。
すごいんだけどね。かっこいいし、好きだし。
各種スタナーも「おお!」ってなったし、
フィニッシュの「なんじゃそりゃ!」っていう驚きが凄かった。
試合として噛みあっていたか?は少し疑問。

○葛西純 vs MAO
葛西純とここまで試合をしたのは佐々木と勝俣の両名。
勝俣は画鋲を受けていた記憶があるけど、
佐々木はどちらかというと葛西純の受けが目立っていた記憶。
じゃー、MAOはどこまで受け切れるか?ってところに注目。
それ以上に、デスマッチアイテムとしての衣装ケースの発明が素晴らしくて、
割れる時の見栄えと音、その割には痛くないんだろうな、という安全性に加えて、
軽さをもって、あれを頭上に掲げたまま飛べる!というモバイル性能の高さに関心。
それでも随所に見せる葛西純の余裕(アイテムの位置をさりげなく調整するのとか)や、
受けの凄さはMAOはまだ敵うものではなかったのかなぁ。
ハードコアだけじゃなくて一度デスマッチまで行ったらいいのに、MAOくんや。
でも、竹串を受けたのはお見事でした。

○竹下幸之介 vs 伊藤麻希
伊藤ちゃんさんの男子相手の試合の最高峰が今のところ男色ディーノ戦で、
竹下くんが加減をしつつそれをどう越えられるか?という観かたをどうしても。
とりあえずレッスルマニア18のロックvsホーガンの観客を見回すやつは辞めて欲しかった。
あれ、ここぞというときにやるのはいいけど、何度もやりすぎなんだよな。
そして伊藤ちゃんさんの中指立てるのにいちゃもんをつけるのはいいけど、
たかがそんなことに?っていう小物感をすごく感じてしまった。
どうでもいいじゃん、中指立てるぐらい。
気に食わないんだったら鼻で笑うぐらいが上から目線でよかったんじゃないの?
コーナーへの頭突きで気合を入れる伊藤ちゃんさんに恐れおののくのもなんかなぁ。
どうしても伊藤ちゃんさんが好きで竹下くんが好きじゃないのでそういう感想になっちゃうけども。
体力差はどうしてもあったし、その気になれば一発で試合が終わるのに、
そこそこの長さに試合が出来たのは及第点。
10カウントでフィニッシュってのも伊藤ちゃんの見せ場があってよかった。
まあジャーマン出せないし…
でも、ちょっとなー、もうちょっとなー。まあ、この組み合わせだったら仕方がない…
「男色ディーノすごいな!」っていうのが結論。

○彰人 vs 男色ディーノ
なんだかんだでいつもの男色ディーノ戦でした。
お尻もいっぱい出てきたのでいいとおもいます。
ディーノの記憶喪失のストーリーはすっかりキャラ変の流れかと思ったら、
元鞘に戻ってめでたしめでたしですかね。
ちんちんぐらい出したっていいじゃないか、にんげんだもの。
どのくらい怒られたんだろうな、実際のところ。
しかしサイバーエージェント傘下になっておとなしくしないといけないのであれば、
本当に傘下になったのはマイナスでしかない。
いまのところプラスを感じない。ぷんすこ。
試合中の記憶をなくしたディーノにまこりんが腕の取りかたと返し方を教えたくだり。
あれだけわかりやすく説明が出来るまこりん先生のプロレスの上手さに納得。
すげーな。

○CIMA&エル・リンダマン vs 平田一喜&HARASHIMA
CIMAが「TOKYO GO」を聴きたくないのは、
マグナムTOKYOとの因縁のせい、ってことでいいのかしら。
で、その因縁を持って平田がCIMAと相対するってのはわかる人にはわかってよい。
わからない人にはさっぱりなんだろうな、っていうのがプロレスのいいところと悪いところ。
DDTの平田推しの立ち位置はずーっとかわらなくて、
HARASHIMAさんですら霞んでしまう、っていうのはなんかすごい。
それでもなんでもStrongHeartsの試合構築のレベルが違いすぎて接待試合だった。
これはCIMAが来てくれる限りかわらないんだろうなぁ。いいことだとはおもうけども。
マイクはちょっととっちらかったかな…
DDTの悪いところはこういう外敵が来てくれて、
教育マッチではないけども、いいところを魅せてくれて、
でもそれを今後に活かせないのがなー、っていつも思います。
もっといろんな選手がかき回してもいいんじゃなかろうか。

○佐々木大輔 vs 高梨将弘
先の両国でのイサミ戦。過去のKO-Dでのイサミ戦。
そのふたつを観て、高梨将弘という選手がすごい試合を構築できるのを知っていて。
便利屋だったりジョバーだったりのそういう役回りをしつつ、
総選挙で1位を獲って堂々とKO-D戦に挑む。
このタイミングで絶対にKO-Dを獲って欲しかった。
かたや足攻め。かたや腕攻め。
プロレスの試合が一点集中で構築される伏線のおもしろさや
(その伏線は全然回収されなかったけど)、
その流れから来る一発逆転の流れを大いに期待したんだけれども…
高梨選手が背負っていたファンと仲間たちへの気持ちが、
マサ高梨70キロ(さくらえみオマージュ)に続けて、
地獄の断頭台(KUDOさんの技)を立て続けに出した時にエモみがピークに。
タカタニックが一発でも決まればそこで勝負か決着するんじゃないか、と思ってて、
実際に決まったにも関わらず、返された時の絶望やるや。
以前よりもちょっとだけ市ヶ谷の気持ちになっているので、
余計に高梨選手を応援する気持ちがはっきりとしていたし、
ユニットは酒呑童子に全部投票しているので、
酒呑童子代表としても勝って欲しかった。
だいぶショック…

惚れたぜharajuku

2018/11/24
東京女子プロレス「HOW DO YOU LIKE NARIMASU?」

○坂崎ユカ vs 原宿ぽむ
原宿ぽむデビュー戦。ぽむさん、めっちゃ可愛い…好き…
猫さんの時も思ったけど、
猫さんと翔子さん、ポムさんとユカっち。
ここの2組はバディを組んで育成している気がする。
たぶんマンツーマンに近い形で練習しているんだろうなぁ。
他の練習生は誰と組んでるの?ってのはさっぱりわからないけど。
そういう意味で試合のスタイルがユカっちのそれに近いものがあった。
元々の運動神経はユカっちには及ばないけども…
それでも人工衛星ヘッドシザーズ的な技は(相手を選ぶけど)派手でかっこいいし、
相手を踏み台にしてのレッグドロップももうちょっと見得をつけたら躍動感出てきそうだし、、
コーナーにかけつけて地味に脛を蹴り上げるのとかめっかわだしでぐっときました。
試合時間がちょっと長すぎて中だるみしちゃったのは、
あれはユカっち師匠のデビュー戦故の優しさでもあるし、詰め込みすぎでもあった。
この先にめっちゃ期待したい。
あとおチェキの対応がよくてもうほんと好き。推したい。
でも、これ以上の推し増しは厳しい…

○まなせゆうな vs 猫はるな
まなせさんによる猫さん教育マッチ。
安心のまなせゆうなさん。
どこかふりきってしまったまなせさんの試合は楽しくて好きだけど、
いつぞやのタイトルマッチで見せたように、
本当はベルト戦線に食い込んでもいいぐらいの上手さと強さなんだよなぁ。
その辺がこういう教育マッチをまかされているというのは、
しかたがないとはいえ、ちょっともったいない気がしちゃう。
猫さんはスピードで圧倒するしか今のところ手がないので、
表現力が乏しいのがもったいない…でも、動きはいいので期待してます。

○瑞希 vs ヒナノ vs 天満のどか
問題児ヒナノさんのお世話をしなければいけないおふたり。
もう嘘泣きが基本になっちゃったのがなぁ。
天満さまのおだてられて調子に乗る感じとか、
みずぴょんすのまわりのどたばたに巻き込まれて受難を受けまくるのとか、
それぞれの個性が十分に発揮されていたのはすばらしさだった。
こういう試合でのみずぴょんすの怖さというか、エグさというか、
そういう自分が好きな黒い部分がたくさんみられてうれしい気持ち。
いつぞやのタッグ戦でユカっちが、
「アプガプはアイドルもプロレスも頑張ってる!」って言ってはいたけども、
ヒナノさんはそこんとこどうなんだろう?って疑念が消えません。
あと自撮りが怖い。加工しすぎてホラー。

○才木玲佳&ラク&白川未奈 vs 上福ゆき&ハイパーミサヲ&ミウ
白川さんを見ていると、プロレスが好きでプロレスをたくさん研究して、
そんで表現力さえ身についていたらそこそこの見栄えになって、
プロレス的なレベルが高くなる、ってのがよくわかる感じ。
でも、新人がデビューしてきている中、
応援したい!って気持ちにならないのは業界人オーラのせいかしら。
それは自分のアレルギーの問題なんだけども。
才木さんはもう見ていて安心感が凄い。というか凄い。強い。
かみーゆは相変わらず最高だった。
白川さんのリングインの真似をしたがるくだりがおもしろすぎた。
この試合ではほぼほぼ技を受けまくっていたのがかみーゆだったので、
そういう役回りを任されるのって信頼されつつある、って意味だと思うの。
そして初披露のブレーンバスターは磨いたらめちゃくちゃ有効な技になると思いました。
ドロップキック、ビッグブーツ、フェイマサー、ブレーンバスター。いいとおもいます。
ラクさんはMAXときをカウンターで出したのはよかった。
おやすみエクスプレスといい、MAXときといい、技のバリエーションがほぼ無限なのはよい。
ミウさんの「かっとばしていくぞー!」は好きだけど、
相手が単独じゃなくて複数(6人タッグ戦だったら相手チーム全部。なんなら味方も)を、
次々にぶん投げてミウさん以外ぶっ倒れてるとかが(この前の蕨がそれで)楽しそう。
ミウさんには真面目さ故の狂気あるよね、ちょっとだけ。

○難波小百合 vs 辰巳リカ
難波小百合許すまじ。
ベルトがリカさまのライブでのエアギターとしての役目を果たした後、
王座移動劇発生。軽い殴打事件。
セコンド陣が謀反を起こしてベルト移動は予想していたけど、
リングアナは盲点だった。いま思えば納得だけども。
ライブ後にリングインするタイミングで落ち着きがなかったので怪しすぎて面白かった。
そして難波ちゃん、ホントいい顔をする。

○中島翔子 vs 優宇
この試合は優宇さんに対する嫌な気持ちがなければ、
本当に翔子さんを応援したい試合だった。
翔子さんは誰とでもこういう試合をつくれる。
テクニックの素晴らしさ、スピード感が落ちない体力、アイディア等々、
中島翔子というレスラーの今あるものが見られてよかった。
勝てなかったのは本当に悔しい。
翔子さんがフルスイングするときって謎のエモさがあるのが本当に好き。
こっちがメインでよかった。
そうなると新宿でのゆさんの卒業試合が霞むけどそんなのどうでもよくて。

○伊藤麻希&愛野ユキ vs ヒカリ&山下実優
正直な話、ちょっとイッテンヨンが心配にはなってくる印象。
伊藤ちゃんさんの気持ちが全面に出てくるプロレスはすごい好きだけど、
じゃあ、イッテンヨンのメイン級の試合が見せられるか?というのは、
本当に大きな課題として伊藤ちゃんにのしかかってくると思う。
パッケージされたムーブのひとつひとつの技のスムーズさに欠けるのがなー。
腹に頭突きを入れるあたりの。
トップロープからのダイブもまだちょっと怖い。
実際、首をちょっと痛めていた気がする…気のせいかな。
それにしても、試合後のマイクで、
「どん底をみた人間は強い(意訳)」からの、
愛野ユキちゃーんに「おまえもだぞ!」とそれを振ったにもかかわらず、
当のユキちゃーんはぽかーんとしていたのはがっかり。
上をみてないのかな。現状で満足してるんだろうか。
ヒナノさんとユキちゃーんが本当に心配なんだぜ。

○甲田哲也 vs 難波小百合
そして最後の最後でアイアンマン王座移動。
SKEからはじまって伊藤ちゃんにベルトが流れてきて、
東女でいい感じにまわったんじゃないでしょうか。
主戦級じゃなくて休場中→リングアナっていうのはアイアンマンらしかった。
これで翌日の後楽園でDDTにベルトが戻ると思うけど、
うまいことアイアンマンをまわして欲しいと思う今日この頃です。
とりあえず甲田哲也許すまじ。

しかしこの大会は大会としては弱かった印象。
セミがよすぎてメインが霞んじゃったかな。
とりあえずは原宿ぽむさんさいこう、っていう気持ちです。

バッティングセンターでガッツいれて

2018/11/18
東京女子プロレス「プレ東京女子プロレス。1」

○辰巳リカ vs 山下実優
リカさまがアイアンマンヘビーメタル級第1334代王者さまだぞ!
ベルトの種類はどうあれ、リカさまの初めてのシングルのベルト!
うれしい!
アイアンマンは防衛戦を繰り返すのがおもしろいので、
リカさまならなんか面白い感じにまわしてくれそうな気がする!
休場中ってのをいい方向に利用して、
セコンド業の合間にばしばし防衛して行って欲しい気持ち。
練習生にもチャンスはある!
獲られたくないけども!

○優宇 vs 猫はるな
猫さん初見です。
鈴がリンリン鳴るの可愛い。
ラクさんぐらいの声の大きさというかテンションな印象なので、
試合内容で魅せないといけないのは短所かなぁ。
それでもデビューして間もないとは思えないぐらい動けていた気が。
まずはスタミナとかなのかしら。それと受け身。

○ヒカリ vs ラク
この試合、ちょっと驚いた。
序盤がグラウンドの攻防で、アプガプのプロレスにはいままでなかったやつ。
おおー。成長してる!
東女の見ていて気持ちがいいところは、
選手の成長がはっきり見て取れる瞬間にすぱっと気持ちがアガる感覚。
ヒカリさんは安定してきているけど、
ラクさんも安定してきた気がします。
安定というか、いい意味でも悪い意味でもなんか固まってきた感じ。
おやすみなさいシリーズが増えてるのは楽しい。
アプガプは新衣装、新リングネームをきっかけにハネるといいなぁ。

○ミル・ノドカラス&ユキカラス vs ハイパーヒナノ&ハイパーミサヲ
やー。さいこう。
パミさんとノドカラスさんの世界観が合わさるとえらいことになる。さいこう。
弁当の食べ過ぎて欠場→かわりにメキシコから謎のマスクマンが来日、
っていう流れが見事にDDTのそれで伝統芸能ってあるんだなぁ、って思いました。
そのマスクがおそらくTK氏のメキシコ土産っていうのがだいぶミラクル。
ルチャとか全然出来てないのがさいこうでした。
619をロープに激突して失敗するのとか美しすぎた。
あとちっちゃいおじさんって呼ばれてるのがおもしろすぎる。わかる。
そしてパミさんの十八番であるマスク剥ぎにあって反則勝ち、って流れが、
全員がマスクマンだもんで全員のマスクがシャッフルされるのよかった。
見飽きたものがバージョンアップして見せられるのは美しさあった。
文化系プロレスのツートップがもしかしたらパミさんと天満さまかもしれない。
あと天満さま、むっちりした?いいとおもいます。

○坂崎ユカ vs まなせゆうな
ユカっちが魔法の国で修行して帰ってきて戦闘タイプに進化していたんだけど、
こういうコミカルな試合形式は久しぶり?そうでもない?
いつぞやの下北沢での早食いマッチにも似た雰囲気の借り物マッチ。
まなせさんの汎用性の高さというか、大人の余裕というか、
それに加えてここ最近のハジケっぷりが相まって面白い試合でした。
靴下のソッコ。ハロプログッズでのTKの乱心。
メガネでの葛西純リスペクトのパールハーバースプラッシュ未遂。
パイプ椅子での椅子チャンバラ。
そしてホウキでの正調魔法少女スプラッシュ
(からのホウキが折れたくだりに至るミラクルも含めて)。
あー、むかしのユカっちはこういう選手だったな、っていう懐かしみと、
いまのたくましさみたいな心強さというか頼もしさというか、
そういうのが誇らしく思える一戦でした。
いいもん見た感。
あと大会終了後に翔太さんが折ってしまったホウキのかわりに、
弁償用の新しいホウキを買って来ていたのがおもしろかったです。
ユカっち、前にも商店街の備品壊して弁償してたよね…
あれはミルクラウンか。

○山下実優&瑞希 vs ミウ&中島翔子
難波ちゃんがコールで山下さんを既に失ったアイアンマン王者と紹介しそうになったの最高だった。
そのあとのみずぴょんすの黒さよ。
この試合ではミウさんがこのメンツの中で安心して自由に動けていた印象。
既存の「よっしゃー!」に加えて、
天を指さして「かっとばしていくぞー!」と叫んだあとに、
ロープにぶん投げてばしんばしんダブルチョップを打ち込んでいくのは、
なんかスクランブル感というか事件な感じがして狂気があって好き。
もう味方も関係なくぶんなげちゃえばいいのに。
リングにカオスをおこしてこ。
ダブルチョップはスタナーに近くて、
受け側の技術が問われるので、
やっぱりタイトル戦の時のユカっちが素晴らしかったし、
山下さんもみずぴょんすも素晴らしいふっ飛びぶりでありました。
受け手の技術に頼らなくても試合が作れると本当の成長なんだろうなぁ。
試合後のマイクで山下さんがみずぴょんすと同い年というのを言って、
なんか仲良しアピールでマウントを取ろうとしてきたのはイラっとしました。
場内は「お、おう…」ってなってたけど。

卒業式で泣かないと

2018/11/4
誰でも女子プロレス「EXTRA3」

ダレジョ三回目。大盛況。
大きな動きとしては、
ダレジョメンの中で本気でプロレスラーを目指していたはるかさんの卒業の大会であること。
メイちゃんという前例はあるけど、
メイちゃんの場合はガトム入りしてるので、
その後もダレジョに参加しているのとはちょっと異なって、
これから自分の決めた団体の入団テストを受けて、夢に向かって走る、と。
そのケジメでしっかりダレジョを卒業するのはえらいと思いました。
どこの団体なのかは合格したらわかるのかな。
いける団体なのであれば応援に行きたい気持ち。
欲を言えば我闘雲舞で観たかった!
で、
第一回でさくらさんがおっしゃっていた「これはプロレスにあらず」という言葉とは裏腹に、
しっかりプロレスだった印象でした。
6試合あってそのうち3試合がメイちゃんとはるかさんが絡んでて
(あと杏ちゃむさんか。彼女もプロですものね)、
それがあってのそういう印象だったのかもしれませんが、
純正ダレジョメン同士の戦いでもちゃんとした形になっていたので、
おー。すごい!ってなりました。
初参戦はひとりだけだったもんで、みなさんのキャラも立ってきてるし、
動きもよくなって来ているのがはっきりわかったりして、
普通に団体としての興行を観ている気持ち。
それは確かにいいことでもあるし、
ダレジョの「誰でも」という特性を活かすのは、
初参戦というフレッシュさがどんどこ出てくるのも楽しいのかも?と思います。
そのためには参加者が増えないといけないのかー。
ダレジョを広める作戦を考えないとなのか。
初老をすぎたおっさんからしてみると、
(年齢ばらばらとはいえ)女性たちのきゃっきゃしているのをみるという、
なんとも言い難い行為ではあるのだけれども(女子プロレス全部そうか)、
文化祭みたいな楽しさあるので、ダレジョも出来る限り皆勤したいです。
あと男子の体操教室の2回目もはやくー。

やっと会えたね

2018/11/4
東京女子プロレス「東京女子プロレス誕生5周年記念新木場ツアー2018秋 Two」

○ハイパーミサヲ vs 上福ゆき vs 愛野ユキ
YUKI of YUKI選手権が開催されましたが、
確かにゆきとユキでかぶってるなー、とは思ってました!
どちらも妹気質ですし。
そしてまさかのミサヲが苗字だったとはねぇ…びっくりですよ。
かみーゆとパミさんがおしゃべりをして話を作って、
ユキちゃーんはそれにあわあわと振り回されている感じの試合。
かみーゆは騙されやすいトコロあるから、
簡単に人を信じたら駄目だぞ!って思いました。
ブレーンバスターやってみたい!ってのはよかった。
実際に出来るようになったら高さもあるし見栄えが凄そう。

○中島翔子&伊藤麻希 vs 白川未奈&才木玲佳
白川さんの東女初参戦試合。
ちゃんとプロレスの動きになっているし、
流石の芸能人様なので魅せ方が上手いというか、
わかりやすくプロレスになっているのに感心しました。
最後のノーザンライト受けが気になったけど、まあデビューしてまもないと思うので追々。
でも、芸能人様なので応援するにはよっぽどのことがないとないかなー。
大会後にギョーカイ人的なみなさまと焼き肉を食べながら煙草を吸ったりしてるのを見るとがっかり。
三禁が撤廃されたとはいえさー。イメージめっちゃ悪いよね。
そういうプロのかたはご遠慮くださいなー、みたいな気持ちでいっぱい。
おっぱいとかそういうのいらない。東女にはもっとかわいい子も綺麗な子もいますし。
客層も悪くなるのも本当に嫌だ。あれ、この人きらいだな…まあ、それはそれで。
この試合、伊藤ちゃんさんがアイアンマンを持っていて、
そのベルトがつまらなく剥がされるんじゃないかとひやひやしてました。
翔子さん、才木さんは安定感が凄くて安心なんだけど、
安定しちゃうとおもしろくなくなるのがプロレスの難しいところ…
どっちも好きな選手だし、毎試合おもしろいんだけどもね。

○中島翔子 vs 伊藤麻希
中島翔子がアイアンマンヘビーメタル級第1331代王者様だぞ!
試合後に伊藤ちゃんは無事にベルトを守れた…という安堵感があったあとに、
背後から狙っている翔子さんを観て、とんでもない興奮をおぼえましたね!
どんなベルトとはいえ、シングル初戴冠なのでうれしい気持ち。

○ヒカリ&山下実優&ミウ vs ヒナノ&坂崎ユカ&瑞希
マジラビが凄すぎて試合の印象がマジラビになっちゃうのすごい。
みらクりあんずの時の坂崎中島組の連携っていうのは、
練習に裏打ちされた緻密な連携プレイだったんだけど、
マジラビのふたりはお互いのセンスが共鳴して、
ナチュラルに息が合っている印象がしてすごい。
シンクロ率が異常なんだよなー。一心同体というか。
可愛さの中にふたりとも狂気があるっていうのも最高ポイント。
このメンツの中ではちょっと山下さんが孤立してしまう感覚。
そもそも山下さんはパートナー的なものがいない一匹狼感はある。
エースだからいいのかな。
アプガプはヒナノさんが本当に誰かを怪我させそうで怖い。
出来ることを確実に出来るようにして欲しい。
嘘泣きはヒナノさんだけじゃなくて、
他のみんなが乗っかってきているから救われている。
で、アプガプのプロレス出来る二人がタッグでタイトル挑戦。
まだ早いことは誰の目からも明らかだけど、
タッグ戦線になんらかの動きがあったほうがおもしろいことにはかわりはないので、
さー、どんだけ出来るかみせてもらいましょうか!という気持ち。

○優宇&天満のどか vs ラク&まなせゆうな
この試合のおやすみエクスプレス大喜利は、
まなせさんの母性あふれる天満さま寝かしつけムーブがあってよかったです。
まなせさんが個性をどんどこ出していくのは楽しいのでもっと好き勝手にやって欲しい。
ただ、そういう頑張っている選手を評価してくれる団体であって欲しいなと思う次第。

○伊藤麻希 vs 上福ゆき vs 中島翔子 vs 才木玲佳 vs ヒカリ vs ミウ vs 坂崎ユカ vs 瑞希 vs まなせゆうな vs ハイパーミサヲ vs 愛野ユキ vs 天満のどか
伊藤ちゃんさんがイッテンヨンのメイン!すごい!
そりゃね、技術的にはまだまだだとは思うし、
普通に考えて山下さんの強さに太刀打ちできるとは思えない。
けれども伊藤ちゃんの熱量は既に山下さんを凌駕していると感じるので、
どっちが勝つとは自分では読めない。
むしろ、伊藤ちゃんさんが勝てると思ってるし、信じてる。
山下さんの「お前、すげーな」って一言でなんか確信できる。
あと伊藤ちゃんさんのベルトの似合い方が異常。めっちゃいい顔してるし。
試合の話。
予想と希望では中島翔子の優勝でイッテンヨンにてタイトル挑戦!だったのだけれども、
たぶん誰の頭の中にもそれがあって伊藤vs中島のマッチアップになった時に、
「これは勝った!」と思ってしまった。
ただ、先の試合でアイアンマンを戴冠した時に「おや?」っていう疑念もあって、
もしかして伊藤ちゃんさんが行くのでは?と頭の中にぼんやりあったのも事実。
翔子さんは努力もめっちゃしてるし実力もトップクラスレベルにあるのに、
報われないというか、タイトルに恵まれないというか。
山下さんにだって決して劣ってなんてないし、プロレスだって面白いのに。
どうしてこういう結果になるんだろう。かわいそすぎる。
翔子さんがイッテンヨンのメインに立ったほうが、
自分の熱量は高かったのはずなで悲しい。
もう一つの対抗馬としてマジラビのどちらかというのはあったんだけど、
ベルト持ってるからないのは読めてしまったけど…
みずぴょんすがかなり本気でイッテンヨンメインを狙ってきていたのは感じていて、
落とされたときの「やだー!!!」っていう叫びがもう耳にこびりついちゃって大変。
時間差入場ではあるけどマジラビが揃った時に、
連携が見事すぎて同時に落とされたのは皮肉。
そしてその落ちるきっかけを作った(ロープをぶんぶんした)のが伊藤ちゃんさんってのもさらに皮肉。
マジラビとみらクりと伊藤リスペクト軍団の関係性みたいなのが、
共闘関係にはありそうだけど、
本当のところ、意識しあってけん制し合って不思議な非バランス状態なのが面白い感じ。
ユカっちとみずぴょんすのパートナー同士の決戦でもあったし(かみーゆは置いといて)。
かみーゆの突然の登場は大事件だった。
中島伊藤のふたりの対戦に夢中になったのと、
アイアンマンが移動してしまったので気を抜いていたところにかみーゆの登場。
ちょっとかっこよすぎたな…テンションだだあがりでした。
前日に「仁義なき伊藤会」というトークショーがあって、
伊藤ちゃんさん、みずぴょん、かみーゆの3人の関係性が垣間見れたんだけど、
あんなに仲良く言いたいことを言い合っていたのに、
そこで争うんだ…?っていう謎のエモさがあった。
トークショーに行ったものの特権みたいなおまけみたいな感覚。
ブックとしては最高のストーリーだった。やー、すごかった。
とにかくいま東女は伊藤ちゃんとマジラビで回っているんだな、って思いました。
伊藤ちゃんに対してみんな思うところあるんだろうけど、
自分はこのストーリーに目いっぱい乗っかれているし、楽しめている自信がある。
東女は本当にすごいなぁ。

もうひとつのトピックとしては休憩明けの辰巳リカさまのライブがあって。
リカさまの休場中に自分が東女に感じている物足りなさみたいなものがはっきり。
リング上を走ったりコーナーに登ったりしている姿を観て、
尊さを感じてしまうし、同時にさみしさもあるし、
慌てて欲しくはないけど、早く帰ってきて欲しい気持ちもどかんとあります。
そういうのむずかしいよなぁ…
変にプレッシャーというか気負いというかをかけたくない。
マイペースで帰ってきて欲しいデス。

ひそやかに潜む悪意

2018/10/30
DDT「DDTドラマティック総選挙2018開票イベント」

○樋口和貞 vs 島谷常寛
ノッブ入場時にいつものノッブのかわりに、
カリスマがダムネの看板を片手にリングまわりを猛ダッシュしたのがハイライト。
しかし島谷はシングルさせるといい試合をするなぁ、と。
徹底した足攻めムーブを確立して、
説得力のあるフィニッシュを開発したら上にいけるんじゃなかろうか。
参考にするモデルはエルリンダマンなんだろうな。
この前のシングルも会社としてもそういう意図だったんだろうな。と。
ダムネーションのみなさまの介入がわちゃわちゃしてて、
楽しそうでめちゃくちゃ和む。
ゆるふわヒールユニットすき。

○梅田公太&MAO&上野勇希 vs 勝俣瞬馬&渡瀬瑞基&飯野雄貴
元DNA勢が勢揃い。
この中ではMAOが一歩抜けた印象にやっぱりなりました。
技の確実性もあがっているし、余裕と魅せ方もよさありました。
団体としての期待値がわかりやすく表れているなぁ。
いい舞台を与えられてスポットライトを浴びたら、
そりゃ伸び率もあがる。プッシュって大事。
その他のメンツは、
飯野くんはまだキャリアも浅いのでいいとして
(よくないけど。まだパワー系の手前の猪突猛進型)、
渡瀬が非常によくなって来ている印象。
入江くんの後ろについていた時はなんでそこにいるのかわからなかったし、
後ろなので控えめな活動だったし、わけわかんないスーツ着ていたし。
その呪縛から抜け出して、個を出せるようになったんだろうな。
ただ熱が伝わってこないのでその辺がどうにかなったらいいのにな、と。
芸人なのほぼ忘れてるよなー。
芸人っておもしろいこと出来るわけじゃないんだね。
梅ちゃんは怪我が心配。テーピングすごかったし。
無理しないで欲しい…
上野くんは華やかでセンスがあるのでそのまま伸びて欲しい。
華やかさとセンスってあとから身につくものじゃないので、
既にそれを持ち合わせているのは強み。
あとはなんかいいステージを用意してあげて欲しい。
DDTがそれを出来そうにないのがつらい。
勝俣さんは特に印象が残ってません。

選挙ね…
ユニット部門。
実質、酒呑童子とダムネの一騎打ち。
だって他のユニットってあってないようなものだったり、
出来て間もないものだったりで、
いまのDDTがユニットってあってないようなものとして存在しているイメージ。
会社に解散を勧められたりしたユニットが1位を獲るってのは、
DDTの運営がいかに見る目がないか、ってことな気がする。
民意をとにかく読み違えてるんだろうな、いまのDDT。
今回はとにかく高梨さんが頑張ったのがこの結果につながったんだな、と。
両国の自主興行がデカい。あとでもう一回同じこと言うけど。
個人的にはユニット票を全て酒呑童子にぶちこんだのでこの結果はめっちゃ嬉しい。

個人部門。
とにかく伊藤ちゃんが3位ってのが悔しくてもやもやして。
一番ひっかかったのが彰人さんの
「中間発表でDDTじゃない人がぶっちぎりで1位だったことが嫌で」って発言。
あ、彰人さんは自分のための選挙じゃなかったのか。って思ってぐっさり刺さりました。
途中で「1位になりたい!」って思ったのは理解できるけど、
伊藤ちゃんへの敵意だった、ってのがショック。
たぶん伊藤ちゃんを1位にしたくない意思みたいなのが多くの人の心理にあって、
中間発表で上位3人のどれかしか圏内にない状況で、
決まった推しメンがいない浮動票を持つ反伊藤ちゃん層は、
残りのふたりに票をぶっこんだのかも?って。
特に女性票が彰人さんに流れたの、か、な…という邪推。
伊藤ちゃんさんは後半に選挙活動的な発言を辞めてしまって、
特に「2位でもいい」という発言をしてしまったのが本当に響いた印象。
なんであんなことを言ってしまったんだろう。
そして言った後にぴたっと選挙活動をしなくなったんだろう。
伊藤ちゃんさんの「(伊藤ちゃんの)ファンは自分の姿とを重ねている(超意訳)」の話は、
確かにどこか頑張れていない自分を伊藤ちゃんに重ね合わせている部分が超あるので、
そこを理解していてくれたのは本当にうれしい気持ちになりました。
伊藤ちゃんさんへはリスペクトの気持ちが本当に強い。
自分の力で伊藤ちゃんさんを1位にできるとは到底思えてないけど、
それでも個人のそういう気持ちの積み重ねだから。
だから1位にしてあげられなくてごめんなさいという気持ち。
そりゃまあ、3位でもすごいことだけども!
結果的には3位でも総選挙的には大事件だよ。
KO-D挑戦は露と消えてしまったけども、3位と4位の一騎打ちでお願いします!
伊藤麻紀 vs HARASHIMA待ったなし!
1位の高梨さんは嬉しい気持ちはあります。
両国での自主興行がデカい。
プロレス的に実力者であるのはもうみんなわかっていたし、
いまのDDTに薄い、体育会系としての本当のプロレスがみたいファンが多かったのでは?と。
選挙のなかでそのあたりも高梨さん自身もはっきり発言しているし、
この結果にはすごい納得です。
高梨vs佐々木のKO-D戦って絶対に面白い。めっちゃみたい。

東女派の自分にとって、同じグループ内なのに、
総選挙では東女勢は排除されていて。
でも、伊藤ちゃんの立候補はありで。
数年前の東女込みでの総選挙の結果が、会社としては面白くなかったんだろうな、と。
だからその次の年からDDT本戦のみになったんだけど、
それは逃げたんだよね?としか思えなくて。
DDT本体より東女のほうが人気あったら困るもんね。
東女の興行が選挙対象でもないにもかかわらず、伊藤ちゃんが3位という結果なのは、
東女のオタクたちの総意でもあると思い込んでいる所存。
来年はなんだか総選挙ないんだろうな…
やるなら最終年と銘打って、関連グループ団体すべてを対象にして開催してほしい。
逃げんなよ!という気持ちです。

出張暴君、グラウンドをめぐるあれこれ、終わらない茶番

2018/10/28
DDT「DDT LIVE! マジ卍 後楽園ホールスペシャル!!」

○彰人&勝俣瞬馬 vs アントーニオ本多&樋口和貞 vs 大鷲透&平田一喜 vs 坂口征夫&高梨将弘
結局T2ひ~的な試合になってしまい、オープニングマッチだなー、って。
ハロウィンにちなんでコンプライアンスのおふたりが早変わりして出てきたのはよかったです。
全体的にめでたい感じでした。

○エル・リンダマン vs 島谷常寛
島谷選手のDDT本体でのシングルマッチって初めてかしら。
DNAで行うのであればメイン級になりそうないい試合でした。
ストロングハーツの存在意義が様々な団体の底上げということなのであれば、
確かに燻っていた島谷選手の頑張りが見られたのでとても嬉しい気持ちに。
試合だけじゃなくて試合前のマイクでのやりとりも頑張ってたー。えらいー。
島谷選手のウイークポントは身長にあるとは思っていて、
それと同程度の身長のリンダマン選手が、
あれだけ他の選手たちと違和感なく活躍出来ているんだから、
島谷選手にも可能性はある、ってことだよなぁ。
プロレス的な動きはいいのだから期待しちゃう。
リンダマン選手はいいレスラーだった。
いい試合を組んでもらえてよかったねぇ。

●高木三四郎&今成夢人&マイケル・ウルフ vs 大石真翔&スーパー・ササダンゴ・マシン&ゴージャス松野
大社長が謎にボディペイント。なんで大社長だけ…
サイバーエージェントはあまり信用していないので、
アンケートの結果なんて最初から決まってるんでしょ?的な結果だし
(本当にあのパーセンテージになったのかもしれないけど)、
タイキックありきの試合だった印象。
まあ鳥羽さんが見られたのでよかったです。
あとはまこりんの汎用性の高さよ…すごいなぁ。

○石井慧介&MAO&飯野雄貴 vs 上野勇希&梅田公太&渡瀬瑞基
渡瀬の謎スーツは結局なんだったんだろうか。まあ、それはいいとして。
若手組の頑張りが素晴らしかったこの試合。
みんなよくなってるー。
どんどん下剋上なり、上に噛みつくなりして欲しい。
梅ちゃんのマジ卍での推しごとを少し急いでしまったので怪我が心配すぎる。
上野くんはHARASHIMAさんの正当な後継者として育てていきたいんだろうけど、
ちょっと早めに前に出してあげたほうがいい気がしてる。
それこそMAOと対抗させていったらいいのでは?と。
竹下と遠藤のライバル関係みたいに。最近、それも薄れているけど。
だもんで、ここで負けブックを書かれたのは憤慨。
飯野くんはクイックネスが課題かしらね…

○伊藤麻希 vs 荒井優希 vs さくらえみ vs チェリー vs 瑞希 vs 赤井沙希 vs 上福ゆき
SKEの子を接待するための試合…
さらに伊藤ちゃんに花道を作ってあげる試合。
そこでなんにもないところからプロレスが作れるさくらさんの登場。
やー、すごかった。さくらさん。さすがカルトヒロイン。スーパーアイドルだわ。
チェリーさんはまあいいとして、
かみーゆと赤井さんをつなぐモデルという線。
赤井さんとさくらさんをつなぐ足の長さ。
さくらさんとみずぴょんすをつなぐ師弟関係。
みずぴょんすと伊藤ちゃんをつなぐ伊藤リスペクト軍団。
伊藤ちゃんと荒井さんをつなぐアイドル。
プロレスラーではない(もちろん練習なんてしていない)荒井さんにプロレスをさせるには、
ほうき相手でもプロレスの出来るであろうさくらさんが必要で、
それを見事に成し遂げたさくらさんには尊敬の念しかありません。
暴君ここにありだった。
なによ、さくぴょんってw
むりやりチーム作ったってこと?
そのさくらさんを(試合の役割として)フォローするみずぴょんす。
さくらさんとの絡みはここまでのキャリアを考えたら胸熱だし、
敗退した後に伊藤ちゃんのセコンドについて、
ずーっとリング下でリアクションを取っていたのは素晴らしさだった。
アイアンマンバトルトイヤルは試合中に王座が転々とするのが面白いと思っているので、
最終的に一度しか移動しなかったのは残念。
伊藤ちゃんの戴冠は嬉しい限りです。
荒井さんは流石のアイドルで表情だけでプロレスが出来ていた印象です。
佇まいがしゅっとしてて素晴らしかった。
でも次にSKEが来るときは雑魚じゃなくてエースを連れてきな、エースを。

○CIMA&T-Hawk&トアン・イーナン vs 高尾蒼馬&遠藤哲哉&マッド・ポーリー
STRONG HEARTSの素晴らしさしかなかった試合。
CIMA選手がちゃんとやられ役としてダムネ勢の技を受ける序盤の展開。
中盤以降、残りの二人にきっちり指示をだし、統制をとり試合をゴールに向けて構築する。
もうなんかこんなの見せられたらファンになるしかない。
立ち振る舞いすらも圧倒的に美しかった。
ダムネ勢は高尾くんさんと遠藤はまだ若手の部類で、
ポーちゃんが流石の試合構築だったのが括目ポイントでした。
ポーちゃん伊達じゃないわ。
結局、全てで上回ったSTRONG HEARTS。
全てで下回ってしまったDDT勢。
なんかDDTのプロレスとは?を考える時が来ているんじゃなかろうか。
これでなんも考えなかったらプロレス団体として先が見えてきちゃうよね。

○青木真也 vs HARASHIMA
Extream級のタイトルが何故両国大会で行われなかったのか。
その答えを見せられたような気持ち。
このがっちりとしたグラウンドの攻防は後楽園ホールの熱量がないと駄目だった。
わかりやすく言うと、両国は観客から遠すぎた。
Extream級の特徴である「ルールをチャンピオンが決めることが可能」という点で、
HARASHIMAさんのフィールドである「プロレスルール」を採用したにも関わらず、
青木信也のフィールドであるグラウンドで終始闘っていたのがポイントな気が。
それでもなんでもHARASHIMAさんのグラウンド技術は素晴らしいものがあって、
紙一重だった印象です。
実際にロープに逃げたのは青木選手のほうが先ですし。
最終的には落とされてしまったけれども。
見応えは非常にあって、DDTでこういう試合が出来るというのも評価が高いし、
こういう緊張感のある試合がもっとあるべき、というふうに思いました。
が、
プロレスルールを活かせなかったのはよくないことだと思う。
あんなにルールで揉めて、その揉め事がなんにもなかったように試合が行われて。
うーん。ストーリ的なおもしろポイントがあるのがDDTじゃんね、って。
HARASHIMAさんがこの形式で本気で試合に臨んで破れてしまって、
じゃあ、他に誰が勝てるの?こういう試合が出来るの?って思いました。
まあ、そこがExtream級のおもしろいところで、
試合形式自体で最終的にはなんとかなるんだろうけども。

佐々木大輔&石川修司 vs 丸藤正道&竹下幸之介
マジ卍とはなんだったのか?というのをずーっと考えていて、
竹下政権がしばらく続いたときに、DDTがつまんないと感じていたんだけど、
そのマイナスの印象が悪い意味でひきずっていたのがマジ卍だという印象。
必要悪、みたいな。その表現も違う気もするけど。
竹下くんの人気のなさがなぁ。
サイバーエージェント配下になって会場に見に来ている人よりも、
インターネットのその先の人に向けて試合をしている印象が強くなっていて、
(誰のものかわからないけど)自己満足的なセンスのなさがあった感覚です。
カメラが致命的にリング前に立ちはだかっていいところが隠されるのもいらっとしたし。
カメラマン使うならプロレスに精通したカメラマンを使って欲しい。
この試合の印象に残ったのは俺たちの石川修司のテーブルクラッシュだしサライだし、
丸藤のトラースキックと不知火だしサライだし。
それはたまにしかみられないアリガタミの要素もあったけども、だ。
試合自体もドローでなあなあに終わったし。うーん。
センスって大切だよね、って思いました。
個々の攻防はよかったのはよかった。
まあ、試合結果云々は置いといて、よかった。

ディーノの記憶喪失の話はDDTらしさあっていいと思いました。
このままギミックチェンジでもいいし、
記憶を取り戻して男色キャラに戻ってもいいし。
どちらにしろちゃんと面白い話にしてくれたらそれでいいと思います。
記憶はなくしていたけど、KUDOさんのことは覚えていてくれたのは嬉しい気持ち。
いつまでも仲良くしていて欲しい。

マジ卍は結局のところ、終了せずにペースダウンして継続。
最初から既定路線だった。
でも、「マジ卍」って名前は変えて欲しかった。
サイバーエージェントグループになっていいことあったのかなぁ。
お金があってわけのわからないB級タレントを連れてくるなら、
その分いいレスラーのギャラにして試合してもらった方がよっぽどいい。