PRO-WRESTLING」カテゴリーアーカイブ

こんなはずじゃないさ

2016/12/25
DDT「NEVER MIND 2016」

○石井慧介&男色ディーノ&黒潮”イケメン”二郎 vs 高木三四郎&大鷲透&平田一喜
第一試合からイケメン登場の濃さ。
これを見られただけでだいぶ満足できました。
そしてこの面子だと当然のように入場がながい…すごい。
もう入場でおなかいっぱいになりましたね。
大事だよねぇ、入場って。
試合は男色先生がイケメンに発情して終わり、という先生の試合。
イケメンはW-1でのタイトルマッチもよかったし、
身体能力高いのでそのあたりももうちょっと見てみたかったな。

○勝俣瞬馬&MAO vs 高尾蒼馬&渡瀬瑞基 vs アントーニオ本多&ワンチューロ
この試合はちょっとテーマがなくっていまいち盛り上がらなかった気が。
アントンのスターウォーズ(とミスターの歌)が一番の盛り上がりどころ。
もちろん好き嫌いの問題なんだけど渡瀬くんは相変わらず地味で、
高尾くんさんもドリフを解散してベルトを失って停滞しているのかしら。
そうなるとNωAのふたりが抜けてたなぁ。MAOはいろいろ期待しちゃう。

○ジョーイ・ライアン&ローラ・ジェームス vs 大石真翔&赤井沙希
ジョーイは今年もいつも通りな感じだけど、
ローラさんは初見。結構なおてんば加減なのね…
オイルを塗りたくってジョーイの背中を滑って行ったのは最高でした。
イッテンヨンでこの連携を清水愛さんと…と想像してる。

○樋口和貞&高山善廣&岩崎孝樹 vs 彰人&ヤス・ウラノ&松永智充
最近、まっちゃんがスマスカと組んでいるのをよくみる気がする。
豚ingのときとは違ってちゃんとしたプロレスをしててちょっと頼もしい。
結構誰にでも噛みついていく樋口くんが高山にはついて回っているのが不思議で。
組んで勉強もわかるけど、闘って勉強ってほうが見ていておもしろいんだけどなぁ。
あと征夫さんとの仲違いはどうなったの?

○竹下幸之介 vs マッド・ポーリー
ポーちゃんかわいいよポーちゃん。
一昨年の総選挙後の入江vs竹下のダークマッチが記憶にあって、
あれを超えられるぶつかり合いみたいなのを期待していました。
どうだったかな…超えてたのかな…うーん。
結局のところ、竹下くんがポーちゃんをジャーマンで投げるのがテーマだし、
最後のほうはお互いにちょっと疲れちゃったところあったし…
たぶん入江竹下戦は10分っていう短期決戦で最初から最後まで猛ダッシュだったんだよな。
この試合も5分で決着がついてもいいから、
最初から最後までフルパワーだったらおもしろかったのになぁ。と。

○高梨将弘&KUDO&坂口征夫 vs 佐々木大輔&石川修司&遠藤哲哉
ダムネも好きだけどやっぱり酒呑童子がナンバーワン!
やー、これはおもしろかった。
どちらもスピード感あって動きも派手でいんんだけど、
連携のよさでいったら酒呑童子のほうが一日の長があるというかいい連携。
地獄の断頭台をふたりいっぺんにやるのは初めてみた!すてき!
石川が誤爆するのが目立ちましたね。あとで怒られるやつ…
ダムネはちょっと崩壊がはじまりつつあるのかしら…
ベルト全部なくなっちゃったしね。

○HARASHIMA vs 入江茂弘
アメリカ無期限遠征中の入江くん。まだ遠征の途中。
ここでKO-Dを獲ってアメリカで防衛ロードってのもおもしろいけどはてさて。
入江くんはアメリカにいって確かに強くなってきている気がする。
身体もちょっと厚くなった?
技のエグさとか当たりの強さとか、入江くんが勝ってもおかしくなかった。
「これでも勝てないの?」っていう気持ちに。
HARASHIMAさんは相変わらずのよさがあって、エースだなぁ。って。
欲をいえば、石川vs入江がみたかったなぁ。それぐらい入江くんはよかったです。
それでもなんでも「進化しました!」みたいな変化はないんだけど、
絶対に負けない強さってあるんだなー、と思いました。
この試合がこの興行のメインで本当によかったです。
みてよかったなー、って試合。
セミとメイン以外はなんとなくふわっとしちゃった気がするんだけども、
そういうのをふっとばすKO-D戦でした。

籠の中の鳥は

2016/12/24
我闘雲舞「クリスマスイブに板橋大会」

△円華&志田光 vs 佐藤光留&米山香織
ひかるとひかる。
ひかるん大好きなので変態な状態を見られて満足しました。
総合の強い人はみていておもしろい。
随所に見せる巧さがあって、本当に試合したら強いんだろうなー、って。
なんで高尾くんさんになんでまけちゃったんや、ひかるん。
志田さんは初見でした。
というかこの四人はレベル高いよね。これが第一試合とかすごい。

○高梨将弘 vs DJニラ
ニラさん、なんか久しぶり!うれしい。
曲がかかったらお酒を飲む試合。
飲むお酒の紹介がアナウンスされるのはちょっとおもしろかった。
さくらさんがシャンパン開け慣れてないんだなー、と安心したのと、
人間シャンパンタワーがさいこうでしたね。

○真琴&泰里&茉莉 vs さくらえみ&アーサ米夏&紺乃美鶴
真琴は確かユニオンの解散興行でちょっとだけみた記憶があるのだけれども、
あれはただマスコット的にいただけで試合はしてなかったはず。
だもんで初見です。
思い起こせばまだプロレスを見ていない頃に「日刊真琴コール」をリアルタイムで読んでいて、
ひきこもりの最弱レスラーとの印象が強くてですね、
団体を率いて先頭に立っている姿はおじさん、なんだかぐっとくるものがありました。
立派になって…
で、この試合がとてもよかった。
元々さくらさんのプロレス脳は好きなので、さくらさんの試合がみられてうれしいし、
新しく入った(?)紺乃美鶴さんがなんか気迫がばんばんに出てくるタイプだし、
サブミッション主体っぽくてすごいがんばっててすばらしかった。
あとはイリミネーションマッチなので最後に真琴とアーサが残って、
アーサがむっちゃがんばってた。この子も新人なのに…
ガトムは全員が気迫というか気持ちというか、自我が前に出てくる子ばかりで、
そこがすごい好きなところかもです。
あとレイナ側の茉莉さんが入場で背丈以上の長刀を抜刀するんだけど、
それがすごいインパクトあった。入場大事。

休憩明けにトランザム☆ヒロシさんの世界規模のスペクタクルショーであるところの
シャングリラ(カラオケ)が開催されたんだけども、
歌がうまいおじさんだった…
限界のうたの音源欲しい。

○アントーニオ本多 vs 趙雲子龍
ああ。これマッスルだ。
試合中にいいことをするとサンタさんがプレゼントをくれるって。
客席がはじっこのはじっこだったこともあり、
すぐ真横で寸劇が始まる臨場感。
(寸劇→DJニラが急性アル中で倒れる&米山香織が餅を喉に詰まらせて倒れる)
アントンが膝の上にちょっこり座る事案も発生しました。
ありがたやありがたや…

○里歩&「ことり」 vs 希月あおい&帯広さやか
里歩さんはガトムでみるのは初めて。希月も初見。
帯ちゃんのテンション高い感じはすごい好きだし、
こっちゃんの負けず嫌いっぽい向かっていく感じも好きだし、
里歩さんと希月さんはもうちょっと見てから。
みた感じ以上に差があったように思えなくもない…
王者チームのどたばたをそういうもんだとしてみるか、
余裕がないとしてみるかで印象が違うなー、と。
たぶんどっちもなんだろうけど。
挑戦者チームはなんか闘ってる感じがあった。
うまくは言えないけど、強そうに見えました。
こっちゃんの新衣装かわいい。こっちゃんかわいい。

いいとか悪いとかはなくて、みんながんばってるな!っていう。
さくらさんの教育が行き届いている印象。
ガトムはおもしろいなぁ。
でも、良くも悪くも一枚岩だし家族っぽいんだよなー。
なんだろう。おもしろいけど。

前略、

2016/12/18
東京女子プロレス/BASARA「太子堂商店街年末プロレス」

商店街で行われた路上プロレス。
三部制だったけど、第二部の東女と第三部のBASARAを観戦。

○中島翔子&山下実優 vs ミル・クラウン&黒音まほ
てっきり翔子さんとクラウンさんが組むのかとばかり。
でも結果としてこれがぴったりハマってた。
クラウンさんと黒音さんの非日常感が日常である商店街では異次元すぎて、
とんでもなく路上向きの怪奇派ユニットでしたね。
ヒールというかなんか悪い妖精みたいなふたりだった。
商店街なのでもちろん場外戦もたんまりですし、
スタッフ(?)の商店街のおばちゃんたちもいい味だしててさいこうだった。

○関根龍一&中津良太 vs 風戸大智&SAGAT
先ほどとは打って変わって男子のバチバチした試合。
だけども、騎馬隊のはじけた感じというか悪ふざけというかが路上映えしておもしろかった。
大騒ぎ感が女子と比べて迫力がありました。
お約束の自転車登場とか、空き缶へのカミカゼとか、
自販機からのケブラーダとか、証明写真で記念撮影とかハードコアすぎましたね。
中でも風戸の大暴れがよかった!
そりゃ負けたけど、試合終了後に風戸コールも起きるってもんですわ。いいわー。

商店街に呼んでもらった…とかなんでしょうかね。
道行く人が足を止めてみているものなんか楽しそうだったし
(これなにやってるんですか?とか聞かれたし、
いまなんて言ったんですか?と聞かれて「騎!馬!隊!って言いました!」とか答えたり)、
八百屋での攻防がどちらもあって、
帰りに「あー。そういえばあそこに八百屋あったなー。ネギ買わないと」と、
微妙に商店街の宣伝にもなってたし。
そりゃ商店街の老人たちは怪訝な顔をしていたけども…
その辺が話のわかるかんじだったらまた呼んでもらえたらなー。近所なので。
楽しんでた人は楽しんでいたとおもう。八百屋のおばちゃんとか。
しかし、路上はいいものだ…

ちいさくまとまんなよ

2016/12/10
東京女子プロレス「In a corner of a city called Kasukabe」

○ミウラアカネ vs のどかおねえさん
前回の挑戦者決3WAYで敗れたアカネちんさんと、
おチェリーさんとの試合が決まっているおねえさんさん。
イッテンヨンの直前に試合する意味は?という感じ。
同じパワー系のふたりなので、強弱がはっきりする。
確かにアカネちんさんのパワーはすごいと思うんだけど、
引き出しが減ってきてる。
もうちょっと関節技あったよね。
それこそ蛇界のときのキャトルミューテーションとか。
おねえさんさんは猪突猛進型に余裕と柔軟性が出たらな…
このままおチェリーさんに挑むんだよなぁ。うーん。

○辰巳リカ&ハイパーミサヲ vs 滝川あずさ&のの子
婚勝軍のことをじわじわ好きになってくる。
北側の客席の間をバージンロードに見立てて入場してきたのとか最高でした。
そしてこの面子だともちろんマイクの長さね…
どいつもこいつもよくしゃべる…(嬉
婚勝軍のおもしろいところは良くも悪くもゼクシィ芸なわけで、
今回は木曽さんとの絡みがあったのがすばらしかった。
やっぱり東女のレフリーは木曽さんじゃないと駄目だ…
フィニッシュの辰巳さんがキメたドラゴンスリーパーをゼクシィをタップするのとか最高。
そして冷静に辰巳さんとハイパミがいいレスラーになってる件。
おパミさんはなんかもうひとつフィニッシャーが欲しいなぁ。
アイアイムアヒーローってあまり説得力がないんだよね。ふわっとしてて。

○才木玲佳 vs 黒音まほ
黒音さんというキャラががっちりしている選手と、
才木さんという表現力がしっかりしている選手の試合。
ガール同士の追いかけっこといえば追いかけっこだけども、
ちょっとしたホラー映画っぽくてなかなかぐっときました。
どちらも技が派手で見栄えがするのでおもしろかったです。
伊達にセミじゃないよなー、と。
黒音さんは今年デビューなのに他と全く遜色ないし、キャラも強い。
そしてレスラー時と普段のギャップがさいこうで萌える。
推し増ししたい…
才木さんはだんだん親近感が沸いてくる感じに。
ただ東女関係ないけど、才木さんと同時にデビューした木村花さんが、
わりとしっかりした実績を作り始めているので才木さんが今後どうなるのか気になる。
で、木村花と絡むなら東女からなくなっちゃうよな…と。
それはさみしい。

△優宇&山下実優 vs △中島翔子&ミル・クラウン
前哨戦が結果的にひきわけってのは確かに腑に落ちるというか、
どっちも勝たなかったし負けなかった。
ただ因縁もつかなかった。
ストーリーが動かなかったってこと。
難しいな…
ヒールとベビーがはっきりあるわけではないので同等なんだよな。
決して悪いことではないんだけど、思い切った差別化がない、ってことなのかなぁ。
もっといえばストーリーが弱い?
ストーリーの話をするならば、ミルクラウンってかなり思い切った存在だと思ってて。
エースや王者格ではないけど坂崎ユカというのは東女のアイコンのひとつだったし、
それを岩戸の向こうに追いやってそのかわりに登場させたのがミルクラウンなわけで。
もっと破壊力があっていいというか、
ぐちゃぐちゃにかき回していろいろ壊す勢いがあっていいと思うの。
しゃべれない設定がなー。むむむー。
ムーブとかさいこうに好きなんだけどな。難しいな…
そして山下さんだってエース格なんだからイッテンヨンのストーリーを作ってあげて欲しかった。
赤井沙希は美威獅鬼軍で来たけど、単発すぎやしませんか…?
で、翔子さんにどうしても肩入れしてしまうのだが、
試合後のマイクで悲壮感を纏う中島翔子は最高に美しいと思っている次第。
だから赤井沙希登場のタイミングはめっちゃ不満。ぷんすこ。

イッテンヨンのカードが全部そろったけども、
だいたい予想通りだったのですごい楽しみ。
でもなー、直前最後の一回でもっとストーリーを動かして欲しかった。
去年はロイヤルランブル的ななにかだったわけじゃないですか。
意味のある大会にして欲しかったというのがわたくしの気持ちです。

落とすために持ち上げるのです

2016/11/23
DDT「God Bless DDT」

●島谷常寛 vs マッド・ポーリー vs ワンチューロ
とりあえずポーちゃんが圧倒した試合。
ダークマッチらしいなんともあっさりした試合の終わり方でしたね。
島谷くんが小さすぎてポーちゃんが担げなかったのが残念。
小さすぎて…ってのあるんですね。
ポーちゃんがダークってもったいないなぁ。

○平田一喜&高木三四郎&大鷲透 vs 大石真翔&勝俣瞬馬&MAO vs 彰人&ヤス・ウラノ&レッカ
試合はもうただ踊り倒すだけのめでたい試合。
パラパラはNight of FIREっていうのがわかりやすいのか、となんか感心しました。
TOKYO GO!もパラパラあるよね、確か。

で、そのあとのアイアンマンヘビーメタル級のベルトの話がなかなかぐっと来た。
ぐっと来たというか、登場人物でファッ!?っとなりました。
まさかゆるめるモ!のあのちゃんが一瞬でも戴冠していたとは…
生うどんは新日の息がかかっていると思っているので、DDTで絡むのはないと思ってたなー。
生うどんには大社長が興味を示していたのでどうなるんだろうか。
確かにプロレス向きではあるよね。

○高尾蒼馬&樋口和貞 vs 石井慧介&岩崎孝樹
説明が全くなかったのでアレなのですが、
高尾と石井の前哨戦だったんだよね、これ。
ストーリーが伝わってこなかった気が(気迫的な意味で)。
そんなもんなのかな、元ドリフ。
樋口くんが珍しく怪物感が薄かったのも気になる。

○入江茂弘&ディック東郷&アントーニオ本多 vs KUDO&高梨将弘&松永智充
酒呑童子に松永が混ざってるのってなんか違和感あるよなぁ。
まあ梅田が怪我なのでしかたがないといえばしかたがない。
で、冷静にメンツを見ると中堅からベテランがそろっていたので、
それぞれの見せ場があってさすがだなー、と。
アントンはリンダリンダだった。すごい。というかミスターいい仕事。
ディックさんのあの凄みみたいなのはなんなんだろか、と毎回。
入江くんがしれっと帰国してるんだけど、また行くのよね?

○佐々木大輔 vs マイク・ベイリー
これはいい試合でした。おもしろかった。
ベイリーがすごいか、佐々木がすごいかと聞かれたら佐々木なんだろうけども…
マイクベイリーにはどうしてもケニーと比べられてしまうところがある気がしてて。
してて、というかそういう期待感があってもうちょっと凄みみたいなのが欲しいな、と。
シューティングスターダブルニーの好きじゃないところは、
受ける側が四つん這いんにならないといけないところだよな。
なんか来るのを待ってるように見えちゃうと興ざめする。
すごい技なのはわかるんだけれども…
佐々木は佐々木でダムネーションを手に入れてピークになりつつある。
おもしろい。

○男色ディーノ vs 赤井沙希
問題作ではあった気が。むー。
東女に参戦しているときの蹴りは強烈でエグくてみていて「うわー」ってなるのに、
この試合とかはなんかカスカスな当たりで「えっ?」ってなる。なんで?
カンチョー鍛えたのは東スポしかなかった気がするので、煽りVが欲しかったかも。
最後の垂直落下の数連発を受け切ったのはよかったと思いました。
で、試合後の男色せんせいのマイクが本編でしたね…
いままではお客さん扱い…ということだったので、
これからどうかわるんだろうか。かわらないと駄目だよね、きっと。
というか女子部が赤井沙希とおチェリーさんの二人なんだよね。
どういう意図があるんだろう?と常々。

○高山善廣 vs 坂口征夫
この試合は見る人によって賛否両論あるんだろうけど、
ただただ場内をお散歩していきなり終わったよくわからない試合にみえました。
うーん。
高山は身体も大きいし、大きいが故のパワーがあるんだろうけども、
機動力がほぼないように見えるので、どうみて接待に見えちゃう。
石川修司がデカいのに動けるので余計に。
そうじゃないのかな。どうなんだろう。
うーん…

○遠藤哲哉&石川修司 vs HARASHIMA&竹下幸之介
石川修司が圧倒的すぎる…って毎回言っている気がしますが、
本当に負ける姿がイメージできない。
DDTだけじゃなくてプロレス界全体で見ても最強ってのもあながち間違いじゃないかもしれない。
HARASHIMAさんを場外にぽいっと投げるときににっこにこだったのが印象的でした。
楽しいんだろうなー。いま、一番いいときなのかな。
もうひとつの前哨戦的なのが遠藤竹下で今日は遠藤が圧倒。
竹下を持ち上げたい団体の意向はわかるんだけど、
遠藤は既にただの踏み台では終わらない存在になってるだろうし、
プロレス的なセンスは竹下の上にいるとおもうんだよな。
なんかこのふたりは交互に勝ったり負けたりしているんだけど、
じゃあ今日遠藤が勝ったから次の本番は竹下ね、みたいなのが見えちゃってる。
そのあたりが竹下を好きになれないところでもあり…むむー。
それでもなんでも一日全体を通してつまらない試合が多かったんだけど、
このメインがあって救われた感。

トップを獲ろうな

2016/11/20
東京女子プロレス「BATTLE MISSION 2016 Code.6」

卒業が決定している桃知が欠席、Nachuも別件でケロさん呼ぶにはもったいない。
夜がBASARAだったのでイケメンがリングアナだったけど、リングには上がらないやつ。
なんとも物悲しい感じがありましたね。
やっぱり東女にリングアナは必要だよなー。

○のの子 vs 黒音まほ
婚勝軍さいこうや!
入場からすごい。しんぱーい!
もう試合なんかよりあずにゃんの野次が気になって気になって…
そしてのの子さんが絶好調だった。すごい。
黒音さんもキャラ立ちしてるし、試合も面白いんだけど、
のの子さんのが上手だった…
といいつつも、なんとなーく黒音さんが勝つイメージしか沸かなかっただよなぁ、みてて。
セコンドの乱入っていままでなかったよね!

○ミル・クラウン&ハイパーミサヲ vs のどかおねえさん&優宇
ミルクラウンが異次元。なんかひとりで別のところにいる感じ。
妹さんはそんな感じはしなかったんだけど、ミルキーさんはそれがある。
なんでだろう…

そしてこのデザイン性の高さがすばらかしすぎる。めっちゃ好き。
フィニッシュ前のあの投げ技はなんなんだろうか。すごい。
飛び技は封印しているんだろうけど、それを解禁したらとんでもないよな。
優宇さんは確かに強い。
強いんだけど、キャラが消えるときがあってあと一歩感あるんだよなー。
でも今日の「知性」という言葉がわからないクダリはなんか和みました。
入江くんみたいだった。
で、のどかおねえさん…

ハイパミの言う通り、元気だけが取り柄みたいな部分は、
(言い方だけど)確かにあるといえばある。猪突猛進タイプ。
ここ最近の岡山凱旋とかもあってプッシュされてるのは感じていたけど、
イッテンヨンでなにかストーリーがあるとは思わなかった。
まさかのチェリー戦。すごい。
そこまでのマイクが本当に素晴らしかった。
演劇出身なのでああいうシーンはよくみるんだけど、
そうではない本音というか本心というか自分自身のストーリーを自分で動かすの。
むちゃくちゃエモい。すばらしい。

○辰巳リカ vs 滝川あずさ
一番強いのは!ゼクシィなんだよ!みたいな試合。
や、そうでもないか。
そしてやっぱりどうしてもすばらかしい婚勝軍。

辰巳さんは完全にかっこよくなった。安心してみてられるようになった。
が、安心してみてられるようになってしまったんだよ…みたいな側面もある。
いいことなのか、わるいことなのかわからないけど…
悪くはないな。おもしろいな。
かっこよくなる!っていうストーリーがあって、かっこよくなった!っていうゴールがあって、
ただそれがゴールじゃなくて、第二章スタート!みたいなの期待感ある。
イッテンヨン、まだ決まってないんだよね…ふむふむ…
あとレフリーは木曽さんがいいです。はい。

○中島翔子 vs 山下実優 vs ミウラアカネ
すごい試合だった。このタイプの緊張感のある3WAYはなかなかなかった。
序盤のミウラさんの無敵感とか暴れん坊具合とか手がつけられないし、
場外乱闘もいままでは会場の使えるスペースだけだったのに、
椅子をかき分けるぐらい観客も巻き込む感じは初めてだった。すごい。
その流れで場外で少し休憩していた翔子さん。体力温存大事。
ひとりじゃ倒せないけど山下さんと翔子さんが共闘したら勝てる。すばらしい流れ。
そしてこのトップレベルのふたりの対戦も見応えがあった…

今年のイッテンヨンで負けて、プリンセスカップでも決勝で負けて、
あとちょっとだったんだけどどうしてもトップ取れなかったもんねぇ。
やっとここまで来れたのは本当にうれしい。
優宇さんを呼び出して決意表明をしているときの目が本当によかった。

推しメンがこういう晴れ舞台に立てるってのは初めての体験かもしれないなー。
(追記:ついこの前辰巳さんがタイトルマッチに挑んだんだった。そうだった。初めてじゃないや)
天下獲れたらいいなー。

これでイッテンヨンは
・優宇 vs 中島翔子
・キャンディスレラエ vs ミルクラウン
・のどかおねえさん vs チェリー
・伊藤麻希 vs 才木玲佳

…ここまでか。
婚勝軍は清水愛とローラジェームスかな。
山下さんと赤井沙希の蹴り合いも見たい。
辰巳さんは横浜でミウラさんに復帰戦とトーナメントと二連敗してるからリベンジしないとね。
これでハイパミとまほか。ふむ。
だいぶいいんじゃないかしら!勝手な予想やら希望やらだけども!

片翼の天使

2016/11/12
東京女子プロレス「BATTLE MISSION 2016 Code.5」

○山下実優 vs のどかおねえさん
いいよのどかおねえさんいいよ…
緩急の緩が全くなくてがんばらなくちゃ!感がすごい。
がんばらない瞬間があってもええんやで…でもそこがええところなんやで…
おねえさんは優宇ともばちばちやり合ってたし、
山下さんともいい試合出来ているのでどっかで覚醒しそうな気が。
そして山下さんの安定感よ…強いわー。

○才木玲佳&ハイパーミサヲ vs のの子&滝川あずさ
婚勝軍ヤバい。なんかすごい。
もうコンセプト勝ちというか、どこか本気の執念と言うか。
あずにゃんがまわりを手玉に取っている感じが今までになかったよなー、と。
いつものどこか空気が読めない実況がここでは司会進行。それか!
初めての共同作業とか!w
のの子さんのフルコースを受け切った才木さんもすごい。
このメンツでハイパーが空気ってまた新しいなぁ。
愛は勝つで入場もちょっと面白いのでタイミングをあわせて
\あいはかつー!/とか合唱したい。
ゼクシィの使い方は納得です。うむ。
あと東女を裁くのは木曽さんじゃなきゃ駄目だわ。

○ミル・クラウン vs 黒音まほ
気がついたら怪奇派がふたりになっていた。いいとおもいます!
ミルクラウンさんはフィニッシュ前の投げ技はなんだあれ。
さらっとだす大技が増えててびっくりする。あんなのあった?
しゃべれないのがなー、もったいないなー。
黒音さんは本当にいい…
周りが見えてる(聞こえている)ので、客の野次への反応も速いし、
ムーブががっちりしているのでわかりやすい。あと受けもいいし。
推し増ししたい…

○中島翔子&優宇 vs 辰巳リカ&ミウラアカネ
辰巳さんが終始楽しそうだったのが印象的でした。
前回のタイトルマッチで大善戦して、今回はちょっと余裕を持ってやれていたのかしら。
で、優宇をアカネちんさんが分断して、
翔子さんと辰巳さんのマッチアップの場面が多くて、
そして徹底した足攻めで辰巳さんがだいぶ押してた。いける!って気になった。
チームとしてのタッチワークもテンポよかったし。
ちょっとの差…というか巧さというかそういうので翔子さんが勝ったけども、
本当にかっこよくなってる辰巳さん。
そして、翔子さん、そういう気持ちだよね。待ってた。
去年のイッテンヨンでタイトルに届かなくて、今年のプリンセスカップも逃して、
その相手が同じ仲間の優宇だもんねぇ。悔しいよね。
翔子さんの言葉の足りなさと言うかうまく表現出来ないところとか、
みていて苦しくなるし、後押ししたくなる。
来週、絶対に勝とうな、翔子さん!

ということで優宇がイッテンヨンまでベルトもっているのは確定?
中島、ミウラ、山下の三人で挑戦権をかけて次回3WAY。
個人的な想いでは翔子さんにいって欲しい。
筋トレ部のふたりにあるストーリーとか、翔子さんがこの一年貯めて来たこととか、
一番がんばってると思うし、魅せるプロレスが出来るのは翔子さんだと思っているので。
前回王者として山下さんの強さは別格でもあるし、また取り返しにかかるストーリーも納得。
ミウラさんの強さはよくわかるし「いまなら優宇に勝てる」っていうのも説得力ある。
順番にタイトル戦のチャンスがあって、ここまでミウラさんが来てなかったのも不思議ではあったし。
うーん…誰が来てもおもしろいけども…翔子さんに行って欲しい…という強い気持ち。

人生、飴と鞭

2016/10/29
東京女子プロレス「In a corner of a city called Yokohama」

伊藤ちゃん来た!
東女の練習生に!と宣言してから音沙汰がなかった伊藤ちゃんがデビューだそう。
東女じゃなくていきなりDDTの大会なのね。東女の提供試合とはいえ…
プロレスラーの素質はあるかもだけど、実際の試合はどうなるんだろうか。たのしみ。
東京でのお披露目はイッテンヨンかな。

○のの子 vs 滝川あずさ
試合前の入場式からもう試合がはじまってましてね。

東女の掟である三禁(酒・煙草・男)のうち男の解除を直訴する滝川あずささん(29歳)。
ゼクシィを持参で登場したもんだから某弁護士レスラーのようにそれで殴打するんかと思ったよね…
滝川さんもしっかりと試合でも見られるようになってきてるし、
このふたりの安定感が本当におもしろかったです。
のの子さん、ほんと好き。
そしてまさかの婚勝軍結成。心配ないからね。
や、心配でしょ。

○才木玲佳&のどかおねえさん vs ミウラアカネ&黒音まほ
黒音さんがまだデビューして間もないのにがっちり世界観作ってきてるし、
身体能力的にもなんだか安定感があるのでなんかすごい。すき。
このメンツだとアカネちんさんがぶっちぎるかと思ったけど、
才木さんもおねえさんもレベルが本当にあがっていて見応えありました。
東女の底上げはすごいなぁ。
しかし才木さんと伊藤ちゃんが絡む日がくるんだろうか。

○ミル・クラウン vs 中島翔子 vs ハイパーミサヲ
ミルクラウンさん、初見です!

ハイパミさんがふたりまとめて相手する宣言をして、ふたりにまとめて無視されててさいこう。
それでもズルして騙して盗み取れみたいなコソ泥スタイルもがっちりあっておもしろすぎた。
そしてミルクラウンさんと翔子さんが初対戦なのに手がむちゃくちゃあってて、
あ、またこれずっと見ていたいやつだ…ってなりました。やー、すごい。
妹さんとはまたちょっと違ったスタイルのような、基本的には同じような、
でもスピーディーでトリッキーなのはわくわくする。
ハイフライヤーっぽくはないんだ。ふむ。
投げ技も出してたし!なによりデザインがめっかわ。
ミルクラウンさんはただいるだけじゃおもしろくないので、
なんかストーリー欲しいなー。

○山下実優 vs 小橋マリカ
小橋さん、高校受験のため一時休業前のラストマッチ。
こういう時の山下さんががっちり受けて、がっちり蹴り込むので気持ちがいい。
山下さんのそういうところすき。
小橋さんのシングル10分越えってのも素晴らしかったし、
山下さんの結構エグい蹴りも受けてたし。
アブ小ムーブもせっかくやり始めたのにねぇ。
休業はもったいないけど、まあ、しかたない…

○優宇 vs 辰巳リカ
さあさあさあさあ。
辰巳さんがチャンピオンへの挑戦宣言をしてから…一ヶ月ちょっと?か。
東女の人たちはみんな好きなんだけど、辰巳さんをがっちり推したい気持ちで。
で、推しメンがチャンピオン挑戦とかもうイキれるったらないじゃないですか。

紙テープも初めて巻いてみたし(巻くの楽しかった。またやろ)、
なんかわけわかんないぐらい応援したくて、夢までみちゃって、
試合はじまる前もなんか知らないけど震えが止まらないし…
翔子さんの今年のイッテンヨンでのタイトルマッチは仕事で無念の欠席だったので、
こうやって本気で応援するの初めてなのか。こういう気持ちなのか。と。

最終的なフィニッシャーがドラゴンスリーパーなのでそこまでどう組み立てるかと思ったら、
徹底した足攻めでなかなかのエグさでした。わー。

思い返してみたら結局、勝ちはしたけども、
優宇が見せ場というか、主導権をがっちり握った印象があまりない…
贔屓目はもちろんあるけども。

それだけ追い込めてたというかあとちょっとだったという感じだったのかしら。
もうなんかご飯も炊けないようなほわっとした娘さんが、
あんなに感情出して頑張って強い人と戦ってて猛烈にエモかったですね。
試合終わって携帯で撮った画像みてたらちょっと涙が出ましたし、
そのあとにいろんな汁(辰巳さん談)を出してる辰巳さん見てたら、
またもらい泣きしそうになりましたし…うー。
とにかくなんだか楽しかったし、辰巳リカさんには本当にお礼を言いたいです。
いい試合をありがとうございました!

The ICON.

2016/10/23
DDT「DDT Special 2016」

○マッドポーリー&宮本裕向 vs 渡瀬瑞樹&レッカ
よくよく考えてきたらポーちゃん(の中の人)と宮本裕向ってよく一緒にやってるよねぇ。
ベテランと若手だとこんなにも差があるのか…というぐらい、
プロレスって強さの他に巧さっていうポイントがあるんだなー、と思わされた試合でした。
渡瀬くんはLiLiCoの呪縛から解かれてどうなるんだろうか。
DNAの試合をみてないからなんともいえないけど、個性を感じないんだよなぁ。むむー。
試合後のポーちゃんと宮本裕向のいちゃつきが非常にぐっときました。なかよしかよ。

○大石真翔&MAO vs 平田一喜&大鷲透
大鷲透の丸焼き状態がとてもよかった。
結局のところ試合の印象はまるで残ってなくて、
いつも通りの平田の試合でしたね。でも、それでいい。
そういえばT2ひ~は元の三人に戻った感じなのかしら。
あんなにいっぱいいたのに…

○チェリー vs 赤井沙希
DDTの女子部門の層の薄さよ…
なんかどたばた感が伝わってきちゃうのとか、
キックとかその他がやんわりしていてがっかりするのとか、
なんとももやもやする。
別におチェリーさんも赤井沙希も嫌いではないのだけれども、
通常は男子とのMIXの試合だろうし、こういうシングルは難しいのかしら。
あと10月だからハロウィン仕様の赤井沙希に期待してたけれども…
なんか赤井沙希はユニットに所属しちゃえばいいのかとおもいました。
酒呑童子とは別で。

○高尾蒼馬&彰人 vs ヤスウラノ&石井慧介
ヤスと彰人の手の合う感じがすばらしかったです。
というかヤスがすばらしかったです。
なんかいろいろ流石感があった。いい選手だよなぁ。
高尾と石井のタイトルマッチ前哨戦という側面があったわけなので、
ふたりのぶつかり合いがメインのテーマだったのかもしれないけども、
なんかなー、元ドリフのこのふたりはなんかなー。
結局、この前のガンプロで見せた石井のシューティングスターはなんだったの?ってなる。

○KUDO&坂口征夫 vs アントーニオ本多&樋口和貞
KUDOさんが元気でうれしいという気持ち。
ダイビングダブルニーがわりときっちり決まった…よかった…
アントンがこの中でなにをするんだろう?って思っていたら、
ミスターを伴ってがっちりいい仕事をした。
そしてKUDOさんとの殴り合いを制したのがアントンだったのがさいこうすぎた。
樋口くんは期待感あるなー。
樋口くんと征夫さん、樋口くんとKUDOさんとかみてみたい。
そういえば酒呑童子のこの二人がタッグを獲りにいくはずなんだけど、
ダムネとの絡みは全くなかったね…

○竹下幸之介 vs 大家健
印象としては#大家帝国のときのササダンゴ竹下戦に近いものがありました。
大家が有刺鉄線バットを持ってきたのはちょっとおもしろかった。
この前のガンプロからの継続しての使用なんだろうけども、
この人がもってくるとなんとも滑稽でなんか微笑ましい感じに。
でも竹下くんはデスマッチやら流血のイメージが全くないので、
そういう振り幅があったらおもしろいのになー、とは思いました。
結局のところ、ガンプロはガンプロなので、
DDTの試合でそういうことをやってもいまいち盛り上がりにかける、ということ。
あと竹下くんの身体能力はやっぱりすごい。
で、「プロレスをメジャースポーツにする」という同じ想いが判明したので、
竹下くん、まさかのガンプロ参戦?と思ったけども、まあなさそうね…

○佐々木大輔 vs 高梨将弘
やっぱり曲者同士、手が合う試合でした。見応えがあった。
どっちも相手の意表をついたり、裏の裏を取ったりする人なので、
スピード感があって目を離せない感じだったり、
わりと無茶をするというか奇想天外な流れがあるのでおもしろい。
木曽さんの受難ぶりがさいこうだった。
結構、ちゃんと鍛えてるのかな…
フィニッシュがちょっとバタついちゃったのがもったいなかったかなー。

○HARASHIMA vs 遠藤哲哉
HARASHIMAさんと遠藤だったら結構な実力差があるかも?って思ったけど、
もう全然そんなことなかった。遠藤のほうが余裕があったように見えた。
環境の変化やキャラの変化って大切なんだねぇ。
HARASHIMAさんが最後の蒼魔刀がボマイエみたいになるぐらい、
両足が揃えられなくなるぐらい足攻めが出来てたんだもんね。ふむ。
ユニットとしてストーリーに乗ってこれない竹下くんと遠藤で差が出始めてる気がしてる。
飯伏の後継者問題とあわせて難しいところだけれども…

○石川修司 vs 男色ディーノ
とんでもなくぐっと来た試合でしたね。感動的ですらあった。
とにかく男色ディーノのかっこよさ。
団体のアイコンってこういうことですよ。すごいわ…
プロレスをやっていて、どんな形であれトップにいる人間って、
やっぱりそれなりにプロレスの技術はあるわけで、
男色せんせいの序盤のグラウンド技術とか、バンプの素晴らしさとか、
その相手が石川修司ってのにも関わらず男色殺法を混ぜ込んできて、
それに何故か説得力を感じてしまう。
リップロックで本当にタップを奪ってしまうんじゃないかと思った。
たまたま言った「DDTには男色ディーノがいる」という言葉の重さが、
ずどーんと胸に響いた一戦でした。
こんなディーノがみたかった。

一瞬だけの快感

2016/10/2
ガンバレ☆プロレス「BAD COMMUNICATION 2016」

結果として奇跡の目撃者となりました。
直前のDDT後楽園でチケットの売れ行き状況がガラガラの座席表を見せられましたが、
あれはBASARA後楽園の座席表ですよね?(根拠はいろいろある)
とにかくも「満員にならなかったら引退!」という大家健の宣言のため、
ユニバースもガンプロ関係ない他のレスラーたちも巻き込んでのなんかすごいうねりでした。
引退が阻止出来て本当によかった…

○シバター vs マーズスペクター vs 趙雲子龍 vs 4代目3代目J-Soulパンディータ vs タイガーベットシーン vs ドクターキリコ vs アメリカンバルーン vs ミスターノー vs 佐野直 vs 木原文人
ガンプロみてない人にはさっぱりわからないこの試合。
なんでゴリラがパンダと呼ばれているのか。漫画の中のキャラが出てきているのか。
白衣の人はなんなのか。そしてマーズスペクターって誰?
それがいきなりぐちゃーっとなる。えらいこっちゃ。
やー、この百鬼夜行みたいなのがガンプロだわー(嬉)。
ベッシンとパンダの友情(パンダは雌だよね?だから愛情)が生まれたのとか、
アメバルが毒殺されるのとかおかしいもの。
個人的な注目はマーズスペクターだったんだけど、雰囲気にちょっと飲まれたというか、
個性がちょっと埋まってしまったというか「意味不明に強い」っていうキャラが活きづらかった気が。
紆余曲折あってこっちにまわされたシバターだったけども、
結局「大家健が願いを叶える権」をゲットしてめでたしめでたし…なんだろうな。

○さくらえみ&「ことり」 vs 石橋葵&清水愛
「ことり」にはなんだか希望しかない。すごい。
さくらえみと清水愛はなんだかんだで仲良くうまいことやっている印象。
なんともほほえましい(にっこり)。
プロレスもできる声優って印象だった愛さんはすっかり声優もやるプロレスラーになってる。
愛さんのなんにでもチャレンジする精神はすごいなぁ。
そしてやっぱりさくらえみのプロレス脳はなんとも好きです。
試合開始直後のさくらコールはなかなかぐっときましたね。
あと石橋さんは初見だったけど、もっとガンプロ出てきてほしいなぁ。

○石井慧介 vs 安部行洋
安部ちゃんと石井の因縁…といいますか若手通信の頃は存じ上げていないんだけど、
かたやDDTでがっちりやっていてかたやフリー。
ちょっと噛みつくにしては実力差があるんじゃないの?って印象でした。
それでも片翼の天使をだそうとしたのはびっくらこいた。
あと石井のフィニッシュは初めてみたけどシューティングスター?
なんでこの試合でいきなり出したんだろうか…びっくり。

○勝村周一郎 vs 伊藤崇文
総合格闘技(でいいのよね?)の両者なので見応えはありました。
主に関節の取り合いでみていて息が詰まる感じでとてもよかった。
が、決着が不透明すぎてぐぬぬ…となりました。
実力的にはほぼ互角なのかなぁ…プロレス経験が勝村先生のほうがあったってことかしら。
試合後の伊藤の抗議のような「これがメジャースポーツ?」という疑問もごもっとも。
この因縁が先に続くのかしらね。続いたらおもしろいなぁ。

○旭志織 vs 冨永真一郎
冨永のプロレスはすごい好きで、
なんというか雰囲気や表情がTHEがつくほどのプロレスラーに思えてて。
ムーブも派手なんだけど、土壇場で失敗するのがなー、って思ってました
(例えば直前のDDT後楽園で技をミスってたり)。
確実性やパワーなどなどは練習で身につくだろうけども、
センスってなかなか身につかないもんなぁ。
それを既にもっているのはかなりのアドバンテージよね。
キャノンボールでさらっとした扱いだったのに、KAIENTAIにあがるのか…すごいな。
旭志織は数見たわけではないのですが、
地味で巧くてでもなんかしらないけど華があって結構好きです。
これはいい試合だった…

○藤田早紀&円華 vs 藤田ミノル&バンビ
業が深すぎる試合だった…
離婚って結婚より重たすぎると思うので、
そんな相手と対面して、しかもドーターの前で母親である元妻を殴るだなんて…
藤田ミノルがなにをした!なんか悪いことしたんか!って思いながら見てました。
プロレスは因縁やらストーリーやらがあって、
それが完結に向かっていく気持ちよさがあるわけで、
今回のような私生活の胸焼けしそうなどろどろとした昼ドラのようなプロレスとか最高ですね。
藤田早紀の現役を存じ上げてないのが残念なのですが、
小さい身体でちょこちょこと動き回るのはなんかぐっときました。
最後の抱擁はもうずるいさ満点ですわ。あとドーターたちの声援がね…

○大家健&今成夢人&翔太&三富政行 vs 大仁田厚&浪口修&GENTARO&保坂秀樹
試合はまあいいとして
(いいわけではないけど、もうぐちゃーっとしてなにがなにやらでしたねw)、
大会前の懸念事項の一つとして「大家健が大仁田厚に飲み込まれるんじゃないか?」ってことが、
あった、そうなの、ですが。
そんなもん試合前から「大仁田になんて負けないぞ!」っていうユニバースの謎の一体感というか、
磁場というか空間の歪みというか、
ほぼリングサイドにいたので場外で一緒になってわーわーしてたし、
声援というか叫びというか、なんだかよくわからない高揚感があって、
みている側が雰囲気に飲み込まれたというか、飲み込んでいったというか、
あー、とんでもないところに来ちゃったな…という気持ちで試合後の暴動のような中にいました。
夢のよう…とはちょっと違うけど、確実に非現実だった。
大仁田厚が若者についていけないただのおじいちゃんのようにバッコミを踊ってた。
ガンバレ☆プロレスを真剣に追いかけていてよかったな、と思いました。
俺たちの勝ちだ。