東京女子プロレス」カテゴリーアーカイブ

バッティングセンターでガッツいれて

2018/11/18
東京女子プロレス「プレ東京女子プロレス。1」

○辰巳リカ vs 山下実優
リカさまがアイアンマンヘビーメタル級第1334代王者さまだぞ!
ベルトの種類はどうあれ、リカさまの初めてのシングルのベルト!
うれしい!
アイアンマンは防衛戦を繰り返すのがおもしろいので、
リカさまならなんか面白い感じにまわしてくれそうな気がする!
休場中ってのをいい方向に利用して、
セコンド業の合間にばしばし防衛して行って欲しい気持ち。
練習生にもチャンスはある!
獲られたくないけども!

○優宇 vs 猫はるな
猫さん初見です。
鈴がリンリン鳴るの可愛い。
ラクさんぐらいの声の大きさというかテンションな印象なので、
試合内容で魅せないといけないのは短所かなぁ。
それでもデビューして間もないとは思えないぐらい動けていた気が。
まずはスタミナとかなのかしら。それと受け身。

○ヒカリ vs ラク
この試合、ちょっと驚いた。
序盤がグラウンドの攻防で、アプガプのプロレスにはいままでなかったやつ。
おおー。成長してる!
東女の見ていて気持ちがいいところは、
選手の成長がはっきり見て取れる瞬間にすぱっと気持ちがアガる感覚。
ヒカリさんは安定してきているけど、
ラクさんも安定してきた気がします。
安定というか、いい意味でも悪い意味でもなんか固まってきた感じ。
おやすみなさいシリーズが増えてるのは楽しい。
アプガプは新衣装、新リングネームをきっかけにハネるといいなぁ。

○ミル・ノドカラス&ユキカラス vs ハイパーヒナノ&ハイパーミサヲ
やー。さいこう。
パミさんとノドカラスさんの世界観が合わさるとえらいことになる。さいこう。
弁当の食べ過ぎて欠場→かわりにメキシコから謎のマスクマンが来日、
っていう流れが見事にDDTのそれで伝統芸能ってあるんだなぁ、って思いました。
そのマスクがおそらくTK氏のメキシコ土産っていうのがだいぶミラクル。
ルチャとか全然出来てないのがさいこうでした。
619をロープに激突して失敗するのとか美しすぎた。
あとちっちゃいおじさんって呼ばれてるのがおもしろすぎる。わかる。
そしてパミさんの十八番であるマスク剥ぎにあって反則勝ち、って流れが、
全員がマスクマンだもんで全員のマスクがシャッフルされるのよかった。
見飽きたものがバージョンアップして見せられるのは美しさあった。
文化系プロレスのツートップがもしかしたらパミさんと天満さまかもしれない。
あと天満さま、むっちりした?いいとおもいます。

○坂崎ユカ vs まなせゆうな
ユカっちが魔法の国で修行して帰ってきて戦闘タイプに進化していたんだけど、
こういうコミカルな試合形式は久しぶり?そうでもない?
いつぞやの下北沢での早食いマッチにも似た雰囲気の借り物マッチ。
まなせさんの汎用性の高さというか、大人の余裕というか、
それに加えてここ最近のハジケっぷりが相まって面白い試合でした。
靴下のソッコ。ハロプログッズでのTKの乱心。
メガネでの葛西純リスペクトのパールハーバースプラッシュ未遂。
パイプ椅子での椅子チャンバラ。
そしてホウキでの正調魔法少女スプラッシュ
(からのホウキが折れたくだりに至るミラクルも含めて)。
あー、むかしのユカっちはこういう選手だったな、っていう懐かしみと、
いまのたくましさみたいな心強さというか頼もしさというか、
そういうのが誇らしく思える一戦でした。
いいもん見た感。
あと大会終了後に翔太さんが折ってしまったホウキのかわりに、
弁償用の新しいホウキを買って来ていたのがおもしろかったです。
ユカっち、前にも商店街の備品壊して弁償してたよね…
あれはミルクラウンか。

○山下実優&瑞希 vs ミウ&中島翔子
難波ちゃんがコールで山下さんを既に失ったアイアンマン王者と紹介しそうになったの最高だった。
そのあとのみずぴょんすの黒さよ。
この試合ではミウさんがこのメンツの中で安心して自由に動けていた印象。
既存の「よっしゃー!」に加えて、
天を指さして「かっとばしていくぞー!」と叫んだあとに、
ロープにぶん投げてばしんばしんダブルチョップを打ち込んでいくのは、
なんかスクランブル感というか事件な感じがして狂気があって好き。
もう味方も関係なくぶんなげちゃえばいいのに。
リングにカオスをおこしてこ。
ダブルチョップはスタナーに近くて、
受け側の技術が問われるので、
やっぱりタイトル戦の時のユカっちが素晴らしかったし、
山下さんもみずぴょんすも素晴らしいふっ飛びぶりでありました。
受け手の技術に頼らなくても試合が作れると本当の成長なんだろうなぁ。
試合後のマイクで山下さんがみずぴょんすと同い年というのを言って、
なんか仲良しアピールでマウントを取ろうとしてきたのはイラっとしました。
場内は「お、おう…」ってなってたけど。

やっと会えたね

2018/11/4
東京女子プロレス「東京女子プロレス誕生5周年記念新木場ツアー2018秋 Two」

○ハイパーミサヲ vs 上福ゆき vs 愛野ユキ
YUKI of YUKI選手権が開催されましたが、
確かにゆきとユキでかぶってるなー、とは思ってました!
どちらも妹気質ですし。
そしてまさかのミサヲが苗字だったとはねぇ…びっくりですよ。
かみーゆとパミさんがおしゃべりをして話を作って、
ユキちゃーんはそれにあわあわと振り回されている感じの試合。
かみーゆは騙されやすいトコロあるから、
簡単に人を信じたら駄目だぞ!って思いました。
ブレーンバスターやってみたい!ってのはよかった。
実際に出来るようになったら高さもあるし見栄えが凄そう。

○中島翔子&伊藤麻希 vs 白川未奈&才木玲佳
白川さんの東女初参戦試合。
ちゃんとプロレスの動きになっているし、
流石の芸能人様なので魅せ方が上手いというか、
わかりやすくプロレスになっているのに感心しました。
最後のノーザンライト受けが気になったけど、まあデビューしてまもないと思うので追々。
でも、芸能人様なので応援するにはよっぽどのことがないとないかなー。
大会後にギョーカイ人的なみなさまと焼き肉を食べながら煙草を吸ったりしてるのを見るとがっかり。
三禁が撤廃されたとはいえさー。イメージめっちゃ悪いよね。
そういうプロのかたはご遠慮くださいなー、みたいな気持ちでいっぱい。
おっぱいとかそういうのいらない。東女にはもっとかわいい子も綺麗な子もいますし。
客層も悪くなるのも本当に嫌だ。あれ、この人きらいだな…まあ、それはそれで。
この試合、伊藤ちゃんさんがアイアンマンを持っていて、
そのベルトがつまらなく剥がされるんじゃないかとひやひやしてました。
翔子さん、才木さんは安定感が凄くて安心なんだけど、
安定しちゃうとおもしろくなくなるのがプロレスの難しいところ…
どっちも好きな選手だし、毎試合おもしろいんだけどもね。

○中島翔子 vs 伊藤麻希
中島翔子がアイアンマンヘビーメタル級第1331代王者様だぞ!
試合後に伊藤ちゃんは無事にベルトを守れた…という安堵感があったあとに、
背後から狙っている翔子さんを観て、とんでもない興奮をおぼえましたね!
どんなベルトとはいえ、シングル初戴冠なのでうれしい気持ち。

○ヒカリ&山下実優&ミウ vs ヒナノ&坂崎ユカ&瑞希
マジラビが凄すぎて試合の印象がマジラビになっちゃうのすごい。
みらクりあんずの時の坂崎中島組の連携っていうのは、
練習に裏打ちされた緻密な連携プレイだったんだけど、
マジラビのふたりはお互いのセンスが共鳴して、
ナチュラルに息が合っている印象がしてすごい。
シンクロ率が異常なんだよなー。一心同体というか。
可愛さの中にふたりとも狂気があるっていうのも最高ポイント。
このメンツの中ではちょっと山下さんが孤立してしまう感覚。
そもそも山下さんはパートナー的なものがいない一匹狼感はある。
エースだからいいのかな。
アプガプはヒナノさんが本当に誰かを怪我させそうで怖い。
出来ることを確実に出来るようにして欲しい。
嘘泣きはヒナノさんだけじゃなくて、
他のみんなが乗っかってきているから救われている。
で、アプガプのプロレス出来る二人がタッグでタイトル挑戦。
まだ早いことは誰の目からも明らかだけど、
タッグ戦線になんらかの動きがあったほうがおもしろいことにはかわりはないので、
さー、どんだけ出来るかみせてもらいましょうか!という気持ち。

○優宇&天満のどか vs ラク&まなせゆうな
この試合のおやすみエクスプレス大喜利は、
まなせさんの母性あふれる天満さま寝かしつけムーブがあってよかったです。
まなせさんが個性をどんどこ出していくのは楽しいのでもっと好き勝手にやって欲しい。
ただ、そういう頑張っている選手を評価してくれる団体であって欲しいなと思う次第。

○伊藤麻希 vs 上福ゆき vs 中島翔子 vs 才木玲佳 vs ヒカリ vs ミウ vs 坂崎ユカ vs 瑞希 vs まなせゆうな vs ハイパーミサヲ vs 愛野ユキ vs 天満のどか
伊藤ちゃんさんがイッテンヨンのメイン!すごい!
そりゃね、技術的にはまだまだだとは思うし、
普通に考えて山下さんの強さに太刀打ちできるとは思えない。
けれども伊藤ちゃんの熱量は既に山下さんを凌駕していると感じるので、
どっちが勝つとは自分では読めない。
むしろ、伊藤ちゃんさんが勝てると思ってるし、信じてる。
山下さんの「お前、すげーな」って一言でなんか確信できる。
あと伊藤ちゃんさんのベルトの似合い方が異常。めっちゃいい顔してるし。
試合の話。
予想と希望では中島翔子の優勝でイッテンヨンにてタイトル挑戦!だったのだけれども、
たぶん誰の頭の中にもそれがあって伊藤vs中島のマッチアップになった時に、
「これは勝った!」と思ってしまった。
ただ、先の試合でアイアンマンを戴冠した時に「おや?」っていう疑念もあって、
もしかして伊藤ちゃんさんが行くのでは?と頭の中にぼんやりあったのも事実。
翔子さんは努力もめっちゃしてるし実力もトップクラスレベルにあるのに、
報われないというか、タイトルに恵まれないというか。
山下さんにだって決して劣ってなんてないし、プロレスだって面白いのに。
どうしてこういう結果になるんだろう。かわいそすぎる。
翔子さんがイッテンヨンのメインに立ったほうが、
自分の熱量は高かったのはずなで悲しい。
もう一つの対抗馬としてマジラビのどちらかというのはあったんだけど、
ベルト持ってるからないのは読めてしまったけど…
みずぴょんすがかなり本気でイッテンヨンメインを狙ってきていたのは感じていて、
落とされたときの「やだー!!!」っていう叫びがもう耳にこびりついちゃって大変。
時間差入場ではあるけどマジラビが揃った時に、
連携が見事すぎて同時に落とされたのは皮肉。
そしてその落ちるきっかけを作った(ロープをぶんぶんした)のが伊藤ちゃんさんってのもさらに皮肉。
マジラビとみらクりと伊藤リスペクト軍団の関係性みたいなのが、
共闘関係にはありそうだけど、
本当のところ、意識しあってけん制し合って不思議な非バランス状態なのが面白い感じ。
ユカっちとみずぴょんすのパートナー同士の決戦でもあったし(かみーゆは置いといて)。
かみーゆの突然の登場は大事件だった。
中島伊藤のふたりの対戦に夢中になったのと、
アイアンマンが移動してしまったので気を抜いていたところにかみーゆの登場。
ちょっとかっこよすぎたな…テンションだだあがりでした。
前日に「仁義なき伊藤会」というトークショーがあって、
伊藤ちゃんさん、みずぴょん、かみーゆの3人の関係性が垣間見れたんだけど、
あんなに仲良く言いたいことを言い合っていたのに、
そこで争うんだ…?っていう謎のエモさがあった。
トークショーに行ったものの特権みたいなおまけみたいな感覚。
ブックとしては最高のストーリーだった。やー、すごかった。
とにかくいま東女は伊藤ちゃんとマジラビで回っているんだな、って思いました。
伊藤ちゃんに対してみんな思うところあるんだろうけど、
自分はこのストーリーに目いっぱい乗っかれているし、楽しめている自信がある。
東女は本当にすごいなぁ。

もうひとつのトピックとしては休憩明けの辰巳リカさまのライブがあって。
リカさまの休場中に自分が東女に感じている物足りなさみたいなものがはっきり。
リング上を走ったりコーナーに登ったりしている姿を観て、
尊さを感じてしまうし、同時にさみしさもあるし、
慌てて欲しくはないけど、早く帰ってきて欲しい気持ちもどかんとあります。
そういうのむずかしいよなぁ…
変にプレッシャーというか気負いというかをかけたくない。
マイペースで帰ってきて欲しいデス。

ひそやかに潜む悪意

2018/10/30
DDT「DDTドラマティック総選挙2018開票イベント」

○樋口和貞 vs 島谷常寛
ノッブ入場時にいつものノッブのかわりに、
カリスマがダムネの看板を片手にリングまわりを猛ダッシュしたのがハイライト。
しかし島谷はシングルさせるといい試合をするなぁ、と。
徹底した足攻めムーブを確立して、
説得力のあるフィニッシュを開発したら上にいけるんじゃなかろうか。
参考にするモデルはエルリンダマンなんだろうな。
この前のシングルも会社としてもそういう意図だったんだろうな。と。
ダムネーションのみなさまの介入がわちゃわちゃしてて、
楽しそうでめちゃくちゃ和む。
ゆるふわヒールユニットすき。

○梅田公太&MAO&上野勇希 vs 勝俣瞬馬&渡瀬瑞基&飯野雄貴
元DNA勢が勢揃い。
この中ではMAOが一歩抜けた印象にやっぱりなりました。
技の確実性もあがっているし、余裕と魅せ方もよさありました。
団体としての期待値がわかりやすく表れているなぁ。
いい舞台を与えられてスポットライトを浴びたら、
そりゃ伸び率もあがる。プッシュって大事。
その他のメンツは、
飯野くんはまだキャリアも浅いのでいいとして
(よくないけど。まだパワー系の手前の猪突猛進型)、
渡瀬が非常によくなって来ている印象。
入江くんの後ろについていた時はなんでそこにいるのかわからなかったし、
後ろなので控えめな活動だったし、わけわかんないスーツ着ていたし。
その呪縛から抜け出して、個を出せるようになったんだろうな。
ただ熱が伝わってこないのでその辺がどうにかなったらいいのにな、と。
芸人なのほぼ忘れてるよなー。
芸人っておもしろいこと出来るわけじゃないんだね。
梅ちゃんは怪我が心配。テーピングすごかったし。
無理しないで欲しい…
上野くんは華やかでセンスがあるのでそのまま伸びて欲しい。
華やかさとセンスってあとから身につくものじゃないので、
既にそれを持ち合わせているのは強み。
あとはなんかいいステージを用意してあげて欲しい。
DDTがそれを出来そうにないのがつらい。
勝俣さんは特に印象が残ってません。

選挙ね…
ユニット部門。
実質、酒呑童子とダムネの一騎打ち。
だって他のユニットってあってないようなものだったり、
出来て間もないものだったりで、
いまのDDTがユニットってあってないようなものとして存在しているイメージ。
会社に解散を勧められたりしたユニットが1位を獲るってのは、
DDTの運営がいかに見る目がないか、ってことな気がする。
民意をとにかく読み違えてるんだろうな、いまのDDT。
今回はとにかく高梨さんが頑張ったのがこの結果につながったんだな、と。
両国の自主興行がデカい。あとでもう一回同じこと言うけど。
個人的にはユニット票を全て酒呑童子にぶちこんだのでこの結果はめっちゃ嬉しい。

個人部門。
とにかく伊藤ちゃんが3位ってのが悔しくてもやもやして。
一番ひっかかったのが彰人さんの
「中間発表でDDTじゃない人がぶっちぎりで1位だったことが嫌で」って発言。
あ、彰人さんは自分のための選挙じゃなかったのか。って思ってぐっさり刺さりました。
途中で「1位になりたい!」って思ったのは理解できるけど、
伊藤ちゃんへの敵意だった、ってのがショック。
たぶん伊藤ちゃんを1位にしたくない意思みたいなのが多くの人の心理にあって、
中間発表で上位3人のどれかしか圏内にない状況で、
決まった推しメンがいない浮動票を持つ反伊藤ちゃん層は、
残りのふたりに票をぶっこんだのかも?って。
特に女性票が彰人さんに流れたの、か、な…という邪推。
伊藤ちゃんさんは後半に選挙活動的な発言を辞めてしまって、
特に「2位でもいい」という発言をしてしまったのが本当に響いた印象。
なんであんなことを言ってしまったんだろう。
そして言った後にぴたっと選挙活動をしなくなったんだろう。
伊藤ちゃんさんの「(伊藤ちゃんの)ファンは自分の姿とを重ねている(超意訳)」の話は、
確かにどこか頑張れていない自分を伊藤ちゃんに重ね合わせている部分が超あるので、
そこを理解していてくれたのは本当にうれしい気持ちになりました。
伊藤ちゃんさんへはリスペクトの気持ちが本当に強い。
自分の力で伊藤ちゃんさんを1位にできるとは到底思えてないけど、
それでも個人のそういう気持ちの積み重ねだから。
だから1位にしてあげられなくてごめんなさいという気持ち。
そりゃまあ、3位でもすごいことだけども!
結果的には3位でも総選挙的には大事件だよ。
KO-D挑戦は露と消えてしまったけども、3位と4位の一騎打ちでお願いします!
伊藤麻紀 vs HARASHIMA待ったなし!
1位の高梨さんは嬉しい気持ちはあります。
両国での自主興行がデカい。
プロレス的に実力者であるのはもうみんなわかっていたし、
いまのDDTに薄い、体育会系としての本当のプロレスがみたいファンが多かったのでは?と。
選挙のなかでそのあたりも高梨さん自身もはっきり発言しているし、
この結果にはすごい納得です。
高梨vs佐々木のKO-D戦って絶対に面白い。めっちゃみたい。

東女派の自分にとって、同じグループ内なのに、
総選挙では東女勢は排除されていて。
でも、伊藤ちゃんの立候補はありで。
数年前の東女込みでの総選挙の結果が、会社としては面白くなかったんだろうな、と。
だからその次の年からDDT本戦のみになったんだけど、
それは逃げたんだよね?としか思えなくて。
DDT本体より東女のほうが人気あったら困るもんね。
東女の興行が選挙対象でもないにもかかわらず、伊藤ちゃんが3位という結果なのは、
東女のオタクたちの総意でもあると思い込んでいる所存。
来年はなんだか総選挙ないんだろうな…
やるなら最終年と銘打って、関連グループ団体すべてを対象にして開催してほしい。
逃げんなよ!という気持ちです。

出張暴君、グラウンドをめぐるあれこれ、終わらない茶番

2018/10/28
DDT「DDT LIVE! マジ卍 後楽園ホールスペシャル!!」

○彰人&勝俣瞬馬 vs アントーニオ本多&樋口和貞 vs 大鷲透&平田一喜 vs 坂口征夫&高梨将弘
結局T2ひ~的な試合になってしまい、オープニングマッチだなー、って。
ハロウィンにちなんでコンプライアンスのおふたりが早変わりして出てきたのはよかったです。
全体的にめでたい感じでした。

○エル・リンダマン vs 島谷常寛
島谷選手のDDT本体でのシングルマッチって初めてかしら。
DNAで行うのであればメイン級になりそうないい試合でした。
ストロングハーツの存在意義が様々な団体の底上げということなのであれば、
確かに燻っていた島谷選手の頑張りが見られたのでとても嬉しい気持ちに。
試合だけじゃなくて試合前のマイクでのやりとりも頑張ってたー。えらいー。
島谷選手のウイークポントは身長にあるとは思っていて、
それと同程度の身長のリンダマン選手が、
あれだけ他の選手たちと違和感なく活躍出来ているんだから、
島谷選手にも可能性はある、ってことだよなぁ。
プロレス的な動きはいいのだから期待しちゃう。
リンダマン選手はいいレスラーだった。
いい試合を組んでもらえてよかったねぇ。

●高木三四郎&今成夢人&マイケル・ウルフ vs 大石真翔&スーパー・ササダンゴ・マシン&ゴージャス松野
大社長が謎にボディペイント。なんで大社長だけ…
サイバーエージェントはあまり信用していないので、
アンケートの結果なんて最初から決まってるんでしょ?的な結果だし
(本当にあのパーセンテージになったのかもしれないけど)、
タイキックありきの試合だった印象。
まあ鳥羽さんが見られたのでよかったです。
あとはまこりんの汎用性の高さよ…すごいなぁ。

○石井慧介&MAO&飯野雄貴 vs 上野勇希&梅田公太&渡瀬瑞基
渡瀬の謎スーツは結局なんだったんだろうか。まあ、それはいいとして。
若手組の頑張りが素晴らしかったこの試合。
みんなよくなってるー。
どんどん下剋上なり、上に噛みつくなりして欲しい。
梅ちゃんのマジ卍での推しごとを少し急いでしまったので怪我が心配すぎる。
上野くんはHARASHIMAさんの正当な後継者として育てていきたいんだろうけど、
ちょっと早めに前に出してあげたほうがいい気がしてる。
それこそMAOと対抗させていったらいいのでは?と。
竹下と遠藤のライバル関係みたいに。最近、それも薄れているけど。
だもんで、ここで負けブックを書かれたのは憤慨。
飯野くんはクイックネスが課題かしらね…

○伊藤麻希 vs 荒井優希 vs さくらえみ vs チェリー vs 瑞希 vs 赤井沙希 vs 上福ゆき
SKEの子を接待するための試合…
さらに伊藤ちゃんに花道を作ってあげる試合。
そこでなんにもないところからプロレスが作れるさくらさんの登場。
やー、すごかった。さくらさん。さすがカルトヒロイン。スーパーアイドルだわ。
チェリーさんはまあいいとして、
かみーゆと赤井さんをつなぐモデルという線。
赤井さんとさくらさんをつなぐ足の長さ。
さくらさんとみずぴょんすをつなぐ師弟関係。
みずぴょんすと伊藤ちゃんをつなぐ伊藤リスペクト軍団。
伊藤ちゃんと荒井さんをつなぐアイドル。
プロレスラーではない(もちろん練習なんてしていない)荒井さんにプロレスをさせるには、
ほうき相手でもプロレスの出来るであろうさくらさんが必要で、
それを見事に成し遂げたさくらさんには尊敬の念しかありません。
暴君ここにありだった。
なによ、さくぴょんってw
むりやりチーム作ったってこと?
そのさくらさんを(試合の役割として)フォローするみずぴょんす。
さくらさんとの絡みはここまでのキャリアを考えたら胸熱だし、
敗退した後に伊藤ちゃんのセコンドについて、
ずーっとリング下でリアクションを取っていたのは素晴らしさだった。
アイアンマンバトルトイヤルは試合中に王座が転々とするのが面白いと思っているので、
最終的に一度しか移動しなかったのは残念。
伊藤ちゃんの戴冠は嬉しい限りです。
荒井さんは流石のアイドルで表情だけでプロレスが出来ていた印象です。
佇まいがしゅっとしてて素晴らしかった。
でも次にSKEが来るときは雑魚じゃなくてエースを連れてきな、エースを。

○CIMA&T-Hawk&トアン・イーナン vs 高尾蒼馬&遠藤哲哉&マッド・ポーリー
STRONG HEARTSの素晴らしさしかなかった試合。
CIMA選手がちゃんとやられ役としてダムネ勢の技を受ける序盤の展開。
中盤以降、残りの二人にきっちり指示をだし、統制をとり試合をゴールに向けて構築する。
もうなんかこんなの見せられたらファンになるしかない。
立ち振る舞いすらも圧倒的に美しかった。
ダムネ勢は高尾くんさんと遠藤はまだ若手の部類で、
ポーちゃんが流石の試合構築だったのが括目ポイントでした。
ポーちゃん伊達じゃないわ。
結局、全てで上回ったSTRONG HEARTS。
全てで下回ってしまったDDT勢。
なんかDDTのプロレスとは?を考える時が来ているんじゃなかろうか。
これでなんも考えなかったらプロレス団体として先が見えてきちゃうよね。

○青木真也 vs HARASHIMA
Extream級のタイトルが何故両国大会で行われなかったのか。
その答えを見せられたような気持ち。
このがっちりとしたグラウンドの攻防は後楽園ホールの熱量がないと駄目だった。
わかりやすく言うと、両国は観客から遠すぎた。
Extream級の特徴である「ルールをチャンピオンが決めることが可能」という点で、
HARASHIMAさんのフィールドである「プロレスルール」を採用したにも関わらず、
青木信也のフィールドであるグラウンドで終始闘っていたのがポイントな気が。
それでもなんでもHARASHIMAさんのグラウンド技術は素晴らしいものがあって、
紙一重だった印象です。
実際にロープに逃げたのは青木選手のほうが先ですし。
最終的には落とされてしまったけれども。
見応えは非常にあって、DDTでこういう試合が出来るというのも評価が高いし、
こういう緊張感のある試合がもっとあるべき、というふうに思いました。
が、
プロレスルールを活かせなかったのはよくないことだと思う。
あんなにルールで揉めて、その揉め事がなんにもなかったように試合が行われて。
うーん。ストーリ的なおもしろポイントがあるのがDDTじゃんね、って。
HARASHIMAさんがこの形式で本気で試合に臨んで破れてしまって、
じゃあ、他に誰が勝てるの?こういう試合が出来るの?って思いました。
まあ、そこがExtream級のおもしろいところで、
試合形式自体で最終的にはなんとかなるんだろうけども。

佐々木大輔&石川修司 vs 丸藤正道&竹下幸之介
マジ卍とはなんだったのか?というのをずーっと考えていて、
竹下政権がしばらく続いたときに、DDTがつまんないと感じていたんだけど、
そのマイナスの印象が悪い意味でひきずっていたのがマジ卍だという印象。
必要悪、みたいな。その表現も違う気もするけど。
竹下くんの人気のなさがなぁ。
サイバーエージェント配下になって会場に見に来ている人よりも、
インターネットのその先の人に向けて試合をしている印象が強くなっていて、
(誰のものかわからないけど)自己満足的なセンスのなさがあった感覚です。
カメラが致命的にリング前に立ちはだかっていいところが隠されるのもいらっとしたし。
カメラマン使うならプロレスに精通したカメラマンを使って欲しい。
この試合の印象に残ったのは俺たちの石川修司のテーブルクラッシュだしサライだし、
丸藤のトラースキックと不知火だしサライだし。
それはたまにしかみられないアリガタミの要素もあったけども、だ。
試合自体もドローでなあなあに終わったし。うーん。
センスって大切だよね、って思いました。
個々の攻防はよかったのはよかった。
まあ、試合結果云々は置いといて、よかった。

ディーノの記憶喪失の話はDDTらしさあっていいと思いました。
このままギミックチェンジでもいいし、
記憶を取り戻して男色キャラに戻ってもいいし。
どちらにしろちゃんと面白い話にしてくれたらそれでいいと思います。
記憶はなくしていたけど、KUDOさんのことは覚えていてくれたのは嬉しい気持ち。
いつまでも仲良くしていて欲しい。

マジ卍は結局のところ、終了せずにペースダウンして継続。
最初から既定路線だった。
でも、「マジ卍」って名前は変えて欲しかった。
サイバーエージェントグループになっていいことあったのかなぁ。
お金があってわけのわからないB級タレントを連れてくるなら、
その分いいレスラーのギャラにして試合してもらった方がよっぽどいい。

年間最大に不足していたもの

2018/10/21
DDT「両国ピーターパン2018~秋のプロレス文化祭~」

○島谷常寛 vs 5代目タイガーマスク(自称) vs 軍団ひとり vs マイケル・ウルフ vs モンスター・ハロウィン vs 星誕期 vs 今成夢人 vs 翔太 vs 伊橋剛太 vs ゴージャス松野
出オチの皆様方が頑張ってた!
まともなレスラーがノッブと翔太だけなのがアンダーマッチらしくてよかったです。
今成さんが両国で試合をしてポイズンが大音量で響いたのは痛快でしたね。
結局同じようなことをALLDOINでやるんだよね…

○坂崎ユカ&瑞希&中島翔子 vs 上福ゆき&山下実優&白川未奈
白川さんがなんぼのもんじゃい!という気持ちで見ていましたが、
そこそこプロレスが出来ていたのでちょっとだけ期待してもいい気がしてきました。
変なプッシュされないといいけども…
このメンツにかみーゆが混ざっているってのはなんだかすごくて、
エントランスのランウェイ加減と、
ドロップキック、ビッグブーツ、フェイマサーが大箱ばえするのがよかったです。
試合…というかマジラビあんずの3人が組んでしまうともうずるすぎて、
縦横無尽な動きはこの大会随一だったと思います。贔屓目抜きで。
唯一のマイナス…ではないか。気になったのは、
みずぴょんすのフライングボディアタックとユカっちの落下の違いが気になりました。
飛翔と自由落下。

○遠藤哲哉&高尾蒼馬&マッド・ポーリー vs 平田一喜&大鷲透&上野勇希
何故かタイトルマッチが少ない今大会。
その少ないうちのひとつ6人タッグがオープニングマッチ。
ベルトの価値を上げる!と獲得するチームが常に息巻く中、
結局、この程度のベルト…ってなっちゃうのかなぁ。
ユニット抗争を見直した方がいいと思う。
遠藤と上野ってこの先のエース候補だと思うから大切に扱って欲しいなぁ。
そしてディザスターボックス再結成の興奮はどこへやら…なT2ひ~風味よ。

○マイク・ベイリー&アントーニオ本多 vs 渡瀬瑞基&ジェイソン”ザ・ギフト”キンケイド
○奥田啓介&タノムサク鳥羽 vs アントーニオ本多&マイク・ベイリー
○中澤マイケル&松永智充 vs タノムサク鳥羽&奥田啓介
○KUDO&高梨将弘 vs 中澤マイケル&松永智充
○高梨将弘&KUDO vs 梅田公太&樋口和貞
この寄せ集めタッグの試合の意味とは?と高梨選手だけが疑問を呈していて、
確かに正式なタッグチームもいるにはいるけど、
とりあえず試合を組んでみました、みたいな感覚は否めない感じ。
ぬるぬるブラザーズの腕にローションを塗っての
「めっちゃ滑るよ!」のネタにつきあった奥田選手の懐の深さよ。
そのあたりで好感度がどんどこあがっていく奥田選手。いいと思います。
あとはすーっと梅ちゃんの復帰戦(だよね?)だったり、
キンケイドの日本最後の試合(だよね?)だったり、
しれっと流されたのが残念なネタが満載でもったいない限り。
試合は酒呑童子の連携の中でKUDOさんがぽいっと捨てられたのがよかったです。

○里村明衣子&カサンドラ宮城 vs 伊藤麻希&赤井沙希
伊藤ちゃんのための試合だった印象。贔屓目込みで。
気持ちだけじゃどうにもならないほどの格の違いを見せつけられて、
それでも立ち向かっていく姿を、東女を観ていない人はどう思って観ていたんだろうか。
プロレスの技術としてはレベルが低いけども、
立ち上がる姿がメッセージ、というのが彼女のいいところなんだけど…
自分は伊藤リスペクト軍団の一員なのでぐっときましたが。はてさて。
「世界一かわいいのはー?」と里村さん相手にやったってのはある種の金字塔。
で、その「世界一かわいいのはー?」をやり返したカサンドラがまたすごい。
仙女のふたりの攻撃はDDT側のふたりの動きより一歩早くて、
テンポが合ってなかった(仙女側がワンテンポ遅らせてた)のが気になって、
団体が違うとこうもギアが合わないのか…と少し切なくなりました。
里村さんは横綱過ぎて、伊藤ちゃんの逆エビに同じ技で返して、
単なるSTFで勝った(フィニッシュホールドを出すまでもなかった)のが考えどころ。
基礎的なレベルが違いすぎる。
プロレスが違うのかな。目指すところも違うのかな。
だったら仕方がないことだけども…

○エル・リンダマン&T-Hawk&トアン・イーナン vs 飯野雄貴&彰人&勝俣瞬馬
で、これまた外敵との対戦だけど、
この試合も、もう体つきからして異なるもので、
DDTのプロレスってなんだろう?って考えさせられました…
終始StrongHeartsの試合だった。
いいところあったかな。
両国で教育的な試合が組まれちゃうのか。そうなのか…
たとえStrongHeartsがヒールだとしても、介入があるとしても、
それに一矢報いることが出来たんだろうか。
完敗に思えた一戦。

○大畠美咲&大石真翔 vs ジョーイ・ライアン&ローラ・ジェームス
大畠選手は初見だったので、イメージがつかみづらかったけど、
結局はジョーイ&ローラの掌の上でプロレスをし、
ご祝儀的に勝ったのかな?という印象。
ちんこ投げ、まんこ投げ、おっぱいスープレックス、ちんこスープレックスと大放出。
なんとなく賑々しくめでたい雰囲気で終了。
ジョーイはたまにみると楽しくていいわね。

○アンドレザ・ジャイアントパンダ vs スーパー・ササダンゴ・マシン
やー、すごかった。これを観に来た!という感じでおなかいっぱいに。
パンダにパンダを被せていくのは想像もしていなかった…
さすがのササダンゴでした。
あれはもう「デカい!」というのを観て感じるしかないもんなぁ。
あと空気が抜けてまた膨らんでいく感じのONちゃん感ね。
とにかくこれは生で観られてよかったです。

○MAO vs 高木三四郎
とにかくベッドインかおりさんが登場したのが嬉しかったです。
いちファンから両国に立つまでに至った立志伝みたいな感動がありました。
あとやっぱり珍さまの登場は嬉しい気持ち。
欲を言えばエントランスをもっと頭からしっかりみたかった。
時間がなかったのはわかるけども。
アンドレザさんのアクシデントはなかなかのおもしろさで、
ああいう偶然起きるハプニングが多いのがDDTの魅力でもあるのかも。
衣装ケースが安全だけど派手に割れて見栄えがいいのも発明だなー。
しかしKO-Dタッグを差し置いてこの試合をやる価値はあったかというと疑問。
こういうハチャメチャなのは後楽園でエニウェアでやってくれた方が客との密着度が高かったのでは。

○入江茂弘&石井慧介 vs 坂口征夫&HARASHIMA
入江くん壮行試合。
この試合のためにHARASHIMAさんのタイトルマッチがなくなったのかと思うと、
不思議な気持ちはあるけど、
両国で送り出してあげたい、っていう団体の気持ちもわかる。
だからこれでいいのだ。
ハイライトとしては試合前のチームドリフ勢揃い。
ダムネ、ガンプロ、退団と道は分かれてしまったけれども、
ドリフ解散後もその関係性が継続されていて、最後に勢揃いを見せてくれたのはよかった。
試合自体はなんといっても征夫さんの散りっぷりの美しさ。
過去にHARASHIMAさんも同じ散り方をして漢気あったけど、
それに比類するぐらいの美しさだった。いいもんみた。

○CIMA vs 竹下幸之介
実質メインのようなレベルのこの試合。
壮大な教育マッチ。
体格の差を受けるための徹底した一点集中。
そして試合を構築するための一点集中。
CIMA選手の試合運びがプロレスのお手本のような展開で美しかったです
(でもそれはたぶん武藤の足攻め一点集中のプロレスが好きだからかもだけど)。
チームとしての介入もALLOUT勢の浮足立った感じも全て持っていかれていたのかも。
これはKO-Dをかけて試合が出来ない…こういうスペシャルシングルマッチが美しかったかも。
竹下政権が長く続いて、無敵感があったけど、
ベルトを落としてからの路線は好きだし、多少の好感度はあったけど、
今回の敗戦から這い上がっていくのはいいストーリー。
そして試合後のCIMA選手のマイクの圧巻さ加減たるや…
外敵なのに一瞬にして両国全体が歓迎ムードだった。
なにからなにまでキャリアの差なのか…な。
ありがとうStrongHeartsという感謝の気持ち。

○佐々木大輔 vs 男色ディーノ
やー。問題作だったー。
ディーノが両国メインというだけあって、
完全にディーノの、DDTの試合だった。
賛否両論両方の気持ち…
ここまでまともなプロレスはセミの竹下CIMA戦とその前のタッグで、
メインだもんでさらに熱いプロレスを期待していた自分と、
DDTとして、文化系プロレスとして振り切ってほしい自分との闘いがあって、
どちらかというと前者が勝ってしまった気持ちで観ていました。
でも、ちんちん出したのはさすがの一言。
問題は煽りVから突然来たRest In Peaceのくだりで
(それまでにあったっけ?話がマジ卍で動くからわかんない)、
入場がそれぞれHHHとUndertakerのオマージュ。
DDTがなにかのオマージュをするのは今に始まったことではないけども、
WWEのこのネタをひっぱってくるには古すぎるし…
で、Undertakerが棺桶マッチに敗れたあとって、
キャラチェンジ(アメリカンバッドアス)が行われたんじゃなかったっけ?と。
CA傘下になってディーノの男色キャラが議論の対象ってのは、
この大会の直前になってなんとなーく話が流れて来てて、
男色キャラ封印との引き換えに両国メインが花道として与えられて、
この試合を持って男色ディーノは終了なんじゃなかろうか。
そうおもうと妙なディーノ推しの流れは腑に落ちるし、
棺桶の意味もRIPの意味も筋が通る。
そうなると、このあとの元男色ディーノ復活後のDDTは茨の道のような気がするんだけども…
さてさて。

長い長い両国大会が終わったけども、
満足度ともやもや度が半々ぐらい。
どっちかというともやもやかな。
メインの試合とタイトルマッチの少なさがもやもやの原因。
年間最大のビッグマッチで全てのベルトが賭けられないのはいかがなものか。
おそらくサイバーエージェント的な事情があって、
両国とその次のマジ卍の出演者(Extream級とアイアンマン)兼ね合いがあって、
ネット中継の取れ高をあげないといけなかったんだろうな。
どうなんだろう、それ。
ちょっとこの先のDDTの観戦を考える両国大会でした。どっとはらい。

君を全肯定してあげる

2018/10/8
東京女子プロレス「HOW DO YOU LIKE KITAZAWA?」

○上福ゆき vs ラク
なんといってもかみーゆ初勝利!やったぜ!
一年以上(シングルで。タッグでも直接)勝ててなくて、長かったよねぇ。
たとえ相手がアプガプだとしても勝ちは勝ちだもんでうれしい気持ちです。
フェイマサーががっちり決まったのは久しぶりだし!
おやすみエクスプレス大喜利はGood Night Expressだった。いい発音。やったぜ。
ラクさんはおもしろ要素がつまってる気がするんだけどなー。
Maxときにも可能性が無限大な気がするんだけど、
技に入るときのもたもた感がなくなるとイイナ!という気持ちです。
技の名前をでっかく叫ぶとか。観客も一緒に叫べるようなやつ。

○伊藤麻希 vs ヒナノ
おこだよ。あたしゃ、おこだよ。
プロレスの試合の中で技を失敗して自分が怪我をするならまだしも(よくないけども)、
相手を怪我をさせるようなことをしちゃ絶対に駄目だと思ってて。
ヒナノさんが技を中途半端にかけて伊藤ちゃんを頭から落としたのは本当に駄目でしょ。
頭から落とすのとか絶対に駄目。おこ。
出来ないことをしちゃ駄目だし、やるならもっと練習して欲しい。
や、本当に努力も練習もしてるだろうけどもさ。
ちょっとヒナノさんはもう一度考え直した方がいいよー。
まわりを壊しそうでこわいよー。
その伊藤ちゃんさんは横綱相撲でかっこよすぎましたね。
ヒナノさんの嘘泣きに叱咤激励で応えるのとかさいこうだった。
見ている人が思っていることを代弁してくれるのはレスラーとして正しすぎる行為。
世界一可愛いナックルの前に「よっしゃいくぞー!」でアイドル性を忘れないところもよかった
(「よっしゃいくぞー」はリカさまとかぶる部分があるけどそれはそれで)。
伊藤麻希さんがプロレスラーになって、東女に来てくれてよかったな、と心から思った試合。

○優宇 vs ミウ
パワー系同士の試合。
どーん!ばーん!どかーん!な感じ。
ミウさんがカナディアンで持ち上げられたのがすごかった。
決着があの技で終わった、っていうのはまだ大技を受けられないってことだもんねぇ。
それともアイドルだから大切にされてるのかなんなのか。
試合とは関係ないけど、
アプガプがライブの時に入場する「いえーい!」がなかったのが気になる。
今日は四人とも元気がなかった?疲れちゃってた?

まなせゆうな vs 滝川あずさ
特別レフェリーであるのの子さんの存在感よ。もう目が離せなすぎた。
ボディチェックでまなせさんのおっぱいを揉んで、
あずにゃんを指して「ない!」って言うのずるい。
試合はもうなんかのの子祭すぎてはちゃめちゃだった(褒)。
平成ジャンプのみなさんは頑張っていただきたい気持ちです。
しかし三禁見直しのストーリーでこの試合に至るまでの流れがどうも乗れなくて、
あずにゃんのめんどくささが光る今日この頃です。
「もうすぐ引退していなくなるんで安心してください」っていうトゲのある言い方をしていたので、
なんかそういう「いなくなって安心」みたいな提言をされるとげんなり。
もっと綺麗に引退してほしかったなぁ。もったいない。

○才木玲佳 vs ヒカリ
ヒカリさんのコブラツイスト→グランドコブラ→ローリングクレイドルの流れが美しくてよい。
ひとつひとつの技じゃなくて、技がぽんぽん展開していくのは見ていて楽しいです。
あと気迫が全面に出てくるがむしゃら感は応援したくなる。
その見ていて応援したくなる気持ちになる/するのって大事だよね…
単にプロレスをするだけじゃなくて、
プロレスラーとしてリングに立つことを考えられるのはいいと思います。
それはプロレスが好きだから出来ることなんだろうな。
才木さんは安定していて頼もしい。
れいたんも東女にいてくれてよかったな、と思える存在。
でも、試合後に首をかしげていて何が不満だったんだろうか。
たまにそういう表情をする。
気になる。

そしてこの結果を受けてアプガプが4戦全敗。
いつぞやのシングル4戦は比較的格上の相手に対してのチャレンジマッチだったけど、
今回は同等もしくは越えられない壁クラスとの対戦。
ひとつでも一矢報いてほしかった。
まもなくデビュー一年で結果は厳しいまでも、
なんかしらの期待感が欲しい。ヒカリさん以外の。

○プリシラ・ケリー&中島翔子 vs ハイパーミサヲ&山下実優
POP前哨戦。
プリシラさんは海外の選手には珍しくキック主体のレスラー。
だもんで山下さんとは手が合いそうな気がします。
でも打撃だけじゃタイトルは獲れないと思うので、
まだ多少何かのバリエーションがあるのかな。
メイヤングクラシック出場は伊達じゃないのを見せて欲しい。
それでもちょっと前哨戦の雰囲気は薄めだった印象。
それはパミさんも翔子さんも自分の世界観があって、試合に出していたからで、
山下プリシラのマッチアップだけがクローズアップされた印象が薄いからかな。
でもそれは悪いことではなくて、パミさんも主戦として頑張れているからだよなぁ。
すごいことだ。

○坂崎ユカ&瑞希 vs 愛野ユキ&天満のどか
やー。あぶなかった!マジラビが負ける!?って一瞬思ってしまった。
タッグの恐ろしさを垣間見たぜ…
マジラビは即席タッグではあるんだけど、それはタッグトーナメントの時の話であって、
いまでは名タッグの予感…じゃなくて既に名タッグになっている。
坂崎ユカという天才的なセンスと瑞希というベテランタッグ屋の確かな実力があって、
個々のキャラクターというか波長が合いすぎて共鳴がハンパない。
うるさくてポップで無敵。
一方の爆裂シスターズはふたりの姉妹間の関係性がよりわかって面白かった。
妹のユキちゃんのアイデンティティの確立のために天満のおねえさんが後押ししている構図。
君はひとりじゃない。やれば出来るんだ。という妹を全力で持ち上げる強い意思が働いている。
完全に姉が妹のフォロー。
それは確かに一連の闘いの中でユキちゃんの実力を格上げする効果はあったと思う。
けども闘いの中で成長していくその過程というのが敗因だったのかも。
これがもしも姉妹の実力がそれぞれ一人前になって1+1が10倍だぞ、10倍になったとしたら、
その時が真に爆れつする時が来るんじゃなかろうか。
いまはまた発展途上!完成形を期待して待ちたいと思います。
とにかくマジラビが防衛してよかった。うれしい。好き。

次の挑戦者タッグはどこのチームだ…今年もトーナメントやるのかな。
去年まではこう。
・みらクりあんず(中島翔子&坂崎ユカ)→ユカっちがマジラビ
・どらごんぼんば~ず(辰巳リカ&黒音まほ)→まほ卒業、リカさまお怪我
・婚勝軍(のの子&滝川あずさ)→両方卒業
・伊藤リスペクト軍団(伊藤麻希&瑞希)→みずぴょんすがマジラビ
・マッスルストライカーズ(山下実優&才木玲佳)→れいたんがJKマッスル
・trick student(まなせゆうな&小橋マリカ)→マリカがJKマッスル&お怪我
・BRAVE☆MATES(優宇&のどかおねえさん)→おねえさんが爆シス
ひとっつも残ってない!
新木場3連戦でタッグトーナメントで12月のおFACEでタイトルマッチだと思ってるんだけど、
まったく予想が出来ない!なんたる!

発つ鳥跡を濁す

2018/10/3
東京女子プロレス「Thank you SHIBUYA DESEO~5年後この場所に立てた奇跡に心震えてる~」

DESEOが渋谷の都市開発の関係で建物が取り壊しになるため移転だそうで。
乙を含めてずーっと昔にクラブとして行った場所なのでそれなりに思い入れがある箱。
東女が旗揚げ前夜に何度か開催していたのはあとから知ったことで、
前回の(いつだっけね)DESEO大会以来の訪問。
ライブパートはもうなんかいろいろ思うところがありすぎて超よかった。
天満さまの歌の上手さにビビりつつ、
リカさまの尊さに感情が破裂しそうになった。
で、アプガ(プ)のライブにちょっと持っていかれたのが印象的でした。
持ち歌が一曲しかなくてそれを何度も歌うってのは情報としてあったんだけど、
それがなんか謎のエモみがあってぐっときました。
ミウさん、えらいわ。あの子はえらい。

○優宇 vs 滝川あずさ
写真集の宣伝のために試合をしている感じの滝川選手でしたね。
なんかいろいろな必死さが怖くなってきました。

○愛野ユキ&天満のどか vs 上福ゆき&坂崎ユカ
かみーゆが自由すぎてめっちゃおもしろかった。
ステージ前の柵に登って座ってポーズを取って、
ユカっちが飛ばす人に順次目つぶししていくのが最高だった。
なんのお店よ…ってなった。上等なお店だ…お高いんでしょー?
かみーゆはもうなんかそういうキャラというか、行動というか、
自由すぎるほど自由でいい気がしてきました。
というかそれでいい。
わんぱくでもいいので大きく育ってほしいです。
試合的には一応前哨戦ではあったので爆れつシスターズが連勝している形に。
そういう、前哨戦で、連勝って、フラグもいいところだからね…
ユカっちは一時の魔法少女感が薄くなって、完全に格闘女子になってる。
頼もしいカギリ。

○山下実優&まなせゆうな vs ハイパーミサヲ&中島翔子
ジンギスカンと昔の衣装で颯爽と登場した山下さん!
なんであんなにおもしろいの?
まなせさんが何度も何度も翔子さんにステージに転がされるのがおもしろかったです。
あとやっぱり安定してる。まなせさん。
観ていて安心感あるし、ここ最近の謎のはじけっぷりがいいと思います。
ただ縁の下の力持ち感は抜け切れってないのがいいのかわるいのか…という感じです。
パミさんがマイクを持って劇場が始まるのが珍しくなかった。
でも各種腕攻め系と絞め技が増えているのが興味深い。膝の関係があるのかもだけども…
山下さんと翔子さんはDESEO経験者なので流石の距離感でよかった。
このふたりの対戦って久しぶりな感じがするけどそうでもなかったっけか。
山下さんは試合後の勝利のジンギスカンが多幸感あって素晴らしい終わりかた。

その後の座談会では難波ちゃんがラクさんにコメントを求めたのがファインプレーでした。
ジンギスカン、おもしろかったです。
DESEOはなくなってしまうけど翔子さんの言っていた通り、
ライブハウス…でなくてもいいけどこういうライブ+マットの大会があってもいいと思いました。
ちょっとぎゅーぎゅーではあるけど(今回はステージに逃げて事なきを得た)、
狭いって迫力あるしたまーにやって欲しいですよね。どこがいいかしらね。MARZ?
それとDESEOの移転先がBEATNIKをやっていた元EFFECTがあった場所で懐かしさしかない。
エリボンのSteal Meリリース未遂イベントをやった道玄坂カフェもあったところ。
あそこ、いくつかつなげないとDESEO規模のライブハウスは出来ないと思うけど…
あと天井が低いよね?プロレスは出来ないかー、な。出来たらイイナ!

君を引きとめたいんだ

2018/9/29
東京女子プロレス「HOW DO YOU LIKE ITABASHI?」

○ヒカリ vs ラク
個人的に注目していたおやすみエクスプレス大喜利がなかった!
普通に出して普通に返してた!見せ場なのに!
途中、動きがストップしてしまう場面がまだちょっとあるなー。
いつになったら安心してみていられるようになるのかしらん。

○優宇 vs 上福ゆき vs まなせゆうな
まなせさんとかみーゆの謎の言い争いがおもしろすぎた。
ここ最近のまなせさんが振り切れてていいと思います。
それにひっぱられる形でかみーゆが生き生きしてる。
いいわね。いい流れね。
かみーゆの高速タップがさいこうでした。

○滝川あずさ&才木玲佳 vs ハイパーミサヲ&中島翔子
全あ連。
めちゃくちゃエモい試合だった…ハイパミさん、すげぇな、って。
虚構と現実が入り混じった魂の叫びに、おそらく、猛烈に本音が混じってて、
MIZUHOさんの名前を出した時に涙腺が決壊しそうになった。
同期って重いよね。大切だよね。
パミさんはいまの東女の中では古参の部類に入って来て、
MIZUHOさんの卒業、のの子さんの卒業、今回のあずにゃんの卒業と、
わりと近しい人の卒業を見届けてきているので、さみしさが半端ないんじゃないかと。
そして、おそらく、自らの卒業についても考え始めているのではないかと。
#全パ連 待ったなし。
なんかそういうパミさんの気持ちがあふれ出して伝わって来て素晴らしさあった。
オチでパミさん自らが散々な目に合うのとか最高でした。
パミさんは現役を退いてもGM的な立場で残ってほしいな…
もちろんずーっと現役続けてほしいけど。

○山下実優 vs ヒナノ
ヒナノさん駄目だわー。全然相手になってなかった。
コーナーに登って飛び降りるのとか、本当に登って降りているだけだし。
頑張ってるんだろうけど、まずは出来ることをして欲しい。
なんでセミだったんだろうか。
山下さんのAAの左右を担ぎなおすムーブは意識してやってるのかな。
前回の試合で偶然に出たものだったら偶然で終わらせた方がよかった。
「すげー!」っていうのを毎回見せられるとすごくなくなる。

○坂崎ユカ&瑞希&伊藤麻希 vs ミウ&天満のどか&愛野ユキ
伊藤ちゃん頑張ってた!
シングルだろうがタッグだろうが、自分のスタイルがあって、
それに愚直につっぱしっていくのは見ていて楽しい。
愚直さって大切なんだね…ふむ。
あとはミウさんがここに遜色なく混ざっているのは好印象。
シングルよりもタッグでサポート役として動くのが合ってるのかも?
両手で打撃するやつに向かう前のコーナーでの素振りが凛々しくて素敵よ。
ユキちゃーんはブルドッキングヘッドロックが増えてた!
その後にくる合体ブルドッキングヘッドロックの説得力が増す…けど、
ユキちゃーんは担ぐほうか。
そしてその技はユカっちに既に二度出してしまったのが奥の手感が減る印象です。
ミラクリがタイトルを獲ったときの主役がみずぴょんすだったとすると、
いまはユキちゃーんが主役になっているフェーズ。
それでもなんでものどかシスターズの戴冠はまだ早いかな…でもやりかねないのが怖い。

北沢大会に向けての凪の大会。
タッグの前哨戦がマイクでの舌戦が中心に。
それぞれのシングルとかを挟んでもおもしろかったのかも?
山下さんのベルトの次の相手がプリシラさんってのをすっかり忘れてた。
それの前哨戦も北沢大会であるのか。ふむ。
次の北沢大会と12月頭のおFACEとイッテンヨンがビッグマッチ。
美威死鬼軍のストーリーが消えたので、もう一つ欲しいなぁ。
やー、どうなるかな…

祝福が欲しいのなら

2018/9/22
東京女子プロレス「HOW DO YOU LIKE SHINKIBA?」

○中島翔子 vs 上福ゆき
かみーゆはもう独自路線を歩み始めてて、
それに相手がどんだけつきあえるか?という試合になってるのかしら。
東女らしくていいとおもいます。
サイコパスっぽくコーナーに迫るの、非常にぐっときました。
あとあのポシェット可愛い。かみーゆの私物かしら。
翔子さんは言葉は少ないけど、表情でいろいろ伝えてくるのが愛おしい。
そして木曽さんの重要性を思い知った感じ。
だよねぇ。旗揚げからずーっといるんだもんねぇ。
翔子さんに仕返しでめっちゃ早くフォール数えるの超よかった。

○ハイパーミサヲ vs ヒナノ
試合中にふと思ったんだけど、パミさん、いい受けするなー、って。
そうだったそうだった。
意外に印象が薄いけどハイパミさんって攻撃面はなんとなくなんとなくだけど、
受けの部分ではちゃんと技術があって安心して見られるんだった。
なんかヒーローとして相手のよさを引き出そうとしているのが好印象だった。
あとロープを使っての腕攻めがなんか理屈っぽくてパミさんらしくてよかった。
腕への関節技のバリエーションとか増やしたらおもしろそう。
そしてヒナノさん、心配…大丈夫かな…
格闘技経験あるんじゃないの?という気持ち。
その経験値を活かすならもっと前面に出せばいいし、
ジャッキー推しならそれを活かすなり、
酔拳つかうなら徹底してやればいいし、
なんか嘘泣きもずーっとそれだとねぇ。
うーん…どこにいきたいんだろう。

○才木玲佳&ミウ vs ラク&優宇
さいたマッスルのふたりが地味にだけど徐々に連携がよくなっている気が。
シャッフルタッグ以降に継続して組み続けているのってマジラビ以外だとここだけよね?
タッグ戦線がわりと単発タッグなストーリーではある気がするので
(この試合のあとに動く話は置いといて)、
いつかここのチームが熟成されてタッグ戦線に名乗りを上げるのを期待してる。
才木さんの使い方としてはミウさんのトレーナーみたいな立場が似合いそうだし。
ラクさんのおやすみエクスプレスが地味におもしろコンテンツみたいになってきてて、
おやエク大喜利みたいなのが始まってるのはいい流れ。
ラクさんが寝る、から寝かしつけられるという、
かける方にもかけられる方にも謎のプレッシャーが与えられてるのがいいと思います。
ちょっとずつラクさんがプロレスしてきているなー。いいぞー。

○伊藤麻希 vs 瑞希
これ、めちゃくちゃいい試合だった気がする!気がする!
試合の決着を急ぐわけではなく、腕の取り合いから順番にビルドアップされて、
正当なプロレスの試合がゆっくりと構築されていく感覚。
試合の熱が最高潮に達する前に時間が来てしまったのがもったいない試合
(実力差によるなんらかの理由があるのはお察しですが)。
それでもなんでも「伊藤ちゃんがここまで出来るの!?」っていう驚きがありました。
試合前は「どっちが勝つの…?」っていう勝敗が気になったけど、
ああ、そうか。引き分けもありなのか。と納得。
ふたりのストーリーが静かに伝わって来て、
低温火傷みたいなひりひりするいい試合だった…これはいいものだ…
で、試合後の本編がまた最高だった。
負けを認めて軍団を(したくないけど)解散を選ぶ伊藤ちゃんさんの想いと、
(本音はわかんない。予想)なんでも全部手に入れてつなげておきたいみずぴょんすの策略と。
たのしいからマジラビつづける!でも伊藤リスペクト軍団もけいぞく!ってのと、
よこにたつひつようないからまえをあるいてて!っていう攻撃がすごい。
マイクなしでのやりとりもよかった!聞こえないところあるのはいい作戦だと思った!
こういう伊藤リスペクト軍団を動かしているのはみずぴょんす、っていう図式は最高。
これでタッグはマジラビの安泰はいいけど、
伊藤ちゃんの行く先はどっちなんだろうか。続きが気になる。

○愛野ユキ&天満のどか vs ヒカリ&坂崎ユカ
結果としてユキちゃーんの自力初勝利!
…だけどいろいろ考えちゃう。
まず素直にユキちゃーんの勝利は嬉しい気持ちはある。
やったぜ!って思う。
で、勝った相手がヒカリさんっていうのはちょっとひっかかる。
勝ったときの流れ。
決め手となった合体ブルドッキングヘッドロックは、
スタイナーブラザーズの技ってことでその辺をきっちり選んできたところはツボる。
で、それをかけた相手がユカっち。
ユカっちの技術ならあの技を受けられるのでわかる。
その後、サイドスープレックスをかけてヒカリさんからの勝利…と。
決め技の受け手とジョバーの役割を分けたのはなんとなーくわかるんだけど、
わかるんだけども…
姉妹タッグの絆のようなものをみせるにしても、
アプガプの中でも成長株なヒカリさんに対しての勝利というのがなぁ。
単純に強さの足し算だったら坂崎&ヒカリ組のほうが数値は上に思えちゃってた。
ヒカリさんをもっと大切に育てて欲しかった。
正直、のどかおねえさんとしてピーク近くまで引き上げたものを、
天満さまにギミックチェンジをして、まだちょっと迷走していた印象があって。
いや、、ね?ストーリーとしては胸熱ではあるし、嬉しい展開ではあるんだけど、
なんか複雑な気持ち。まあ、めでたいな!めでたいよ!
そして天満さまとユカっちのマイクのやりとりは最高だった。
真面目な中のコミカルさでは種類は違うけど、すごいシンクロだった。
というか天満さまのマイクは流石の一言。
あの謎のお辞儀の角度も含めて。
あとユキちゃーんは初めてのマイクかしら。ちがったっけか。
ヒカリさんはユカっちと組めて躍動していた印象。
あのタッグとしてだけでなくスピード感や連携はアプガプに必要なものな気がする。
ところでブレイツは解散でいいのよね?

○山下実優 vs 滝川あずさ
あずにゃん、頑張った!という気持ち。
美威死鬼軍特需があったのかと思ったら、
改造が解けても、そのままちゃんと試合が出来るレスラーになってたのはえらい。
でも、序盤でマイクが前歯に激突するその引きの強さが流石のエースだった山下さん。
あれで全部持って行った感がある。
チャンピオンは作れてもエースは作れないわ…凄いわ…持ってるなぁ。
先の後楽園ホールで赤井沙希戦。
3周年で山下実優戦。
のの子さんは既に引退済みだし、この先のカードはどうなるんだろうか。
特にラストマッチとか。
元のどかおねえさん戦の因縁を回収してないのか、そうか。

あずにゃんの結婚したい!ってのはどれくらい本当なんだろう。
本当にお相手の方はいらっしゃらないのかしら…
キャラなのかな。
今日の主役よな?と思っておチェキを撮らせていただいたのだけれども、
書いてくれたメッセージが「写真集発売!」で、そういうとこだぞ…ってなった。
なんか大人の事情とお金のにおいがするねん…宣伝だいじだけどさ…

タッグは試合が決まって10.8下北沢大会。
たぶん勝者とさいたマッスルが対戦な予感。
シングルはいま全く動いてない。次の新宿おFACEで伊藤ちゃんかなぁ。
今年はタッグのトーナメントあるのかな。
マジラビはそのまま行きそうな気がしているので、
トーナメント優勝チームとマジラビでイッテンヨン。
山下政権も年内しばらく続くだろうから、中島山下でイッテンヨン。
どらぼん不在が相当響いてる印象。
なんかもっと気が狂った選手とか出てこないかな!

Groove Me

2018/9/8
東京女子プロレス「いざ進め、成増の熱いやつら!」

○滝川あずさ vs ラク
あずにゃんの実況は実況じゃなくなって来ているわねw
ニュース速報だからいいのか。
ラクさんのコーナーからのプレーンチョップも結婚したいエルボーも、
どちらも軽くドラゴンリングインになってるのもよい。
10年前のあずにゃん+その10年後のあずにゃん=最強、って公式が意味わかんないのすごかった。
試合自体はちょっと間延びしちゃった印象かなー。
ラクさんはチョップ、河津掛け、Maxとき、おやすみエクスプレスと技が多くなってる。
なんか活かせないかな、それ。
関節技がないのか。B寝台とかなんか考えたらいいと思う(適当)。

○瑞希 vs 上福ゆき vs ヒナノ
かみーゆ最高すぎる。
思っているけど言いづらいタブー的なことを言うの、いいよね
(ヒナノさんの目が自撮りのときより小さいこと)。
で、みずぴょんすとヒナノさんを軽く馬鹿にしているところ、いいよね。
みずぴょんすの真似をしながら弓矢固めに入ろうとするのが面白かった。
弓矢固めってわりと古典的でもあるし、
そんなに難しくないっぽいので実際に出来るようになったらいいのにな、と思いました。
かみーゆの武器であるだろう、長い脚が活かせるし。
でもできないことを無理矢理やろうとして結局できない、って流れがいいので覚えなくていいのかも?
フェイマサーの決定率があがったらなー。いいのになー。
みずぴょんすはまわりに振り回されて、ぶちギレして、
相手をどんどこ踏んづけてぺしゃんこにしてまわるの最高すぎる。
怒った表情も素敵だよー。
…と、いいますがタッグのチャンピオンなのにこういう試合に回されるのは、
信頼度のあらわれ、っていう前向きなとらえ方をしたい。
後半へ続く。

○天満のどか vs ヒカリ
「ヒカリさんがしゃべったー!」とちょっと嬉しくなった。
叫んだりするのはずーっとあったけど、
相手を煽るような言動をはっきりと表に出したのは初めてのような気がします。
どうだったっけ…いままであったっけ…
今回のは「ギブアップしろー!」的な言葉でしたが(うろ覚え)。
パミさんやあずにゃん、かみーゆのようにマイクを持って喋って欲しいわけではなく、
試合の流れのなかでの煽りみたいなのは効果がある気がする。
なにより感情を出してくれるとこちらも感情移入がしやすいのがわかった。
こういうので成長というか、変化というか、一歩前に進んだ印象が持てる。いいと思う。
コブラツイストを軸にしつつ、グラウンドでの関節もぐっとくる。
ローリングクレイドルも好き。
天満様はおねえさん時代のバックフリップを再解禁したのがよかった。
キルスイッチっていかにも(かけられる側の協力が必要な)プロレス的な技で、
技が決まらない、っていうムーブがあるのはなんかお得。
ただおねえさん時代に比べて感情がこちらに伝わりづらいのが不安点。
見ているわたくし側の問題ではあるのかもしれないけども。

○優宇 vs 愛野ユキ
あまりみてません。
これ、どうなるかな。どうしたら気が晴れますがね。
着地点がみつからないんだよなー。
とにかくユキちゃーんがんばって!という気持ちではいました。
この試合はどうだったんだろうか。

○まなせゆうな vs ハイパーミサヲ
クイーン・オブ・U.S.A.決定戦という謎展開。すげー。
文豪ハイパミ先生が執筆した本を試合前にばさーっと広げて、
それを受けた対戦相手と観客がわけもわからず困惑して、パミさんが振り回して…って流れを、
対戦相手との共著となって観客にみせてくる、っていうのはなんか斬新。
両者の強い要望により、ってワードがDDTグループらしくていいと思いました。
まなせさんの「よーし、やったるで!クイーンになったるで!」っていう気合の頼もしさよ。
試合中の場外での展開が少し長くて中だるみしたけど、
木曽さん、難波ちゃん、観客を巻き込んだのはよかった。
ミーハー気質のパミ先生がUSAを取り扱ったのは当然の流れではあるし、
その流れに見事に乗り切ったまなせさんのプロレス適性の高さが垣間見れた試合。
というかまなせさんがシリアスもコミカルもどっちもいけそうなので、
東女をもっとかき回す存在になってほしいなぁ、と。もったいない。出来るのに。

○山下実優&坂崎ユカ&中島翔子 vs ミウ&才木玲佳&伊藤麻希
アメリカ帰りの三人の凱旋試合。
山下×坂崎、坂崎×中島のそれぞれの連携があってよかった。
マルメコミアンズ久しぶりにみたなー!うれしい。
あと三人の見せ場ね。
こう改めて連携の組み合わせをみるとユカっちの器用さと凄さがわかるな…
対するアイドル軍はミウさんの存在が消えることなくアピール出来ていたのがよかった。
ベアハッグにつながるムーブが非常に見栄えがする気が。
カナディアン、逆エビ固め、タワーブリッジの3本が並ぶのも素敵よ、あなたたち。
ミウさん、伊藤ちゃんさんが好き勝手にやって、
それをフォローする形でれいたんがきっちりしめるのでいいチームでした。
途中、セコンドについているみずぴょんすに伊藤ちゃんさんが噛みつく形になって、
この前のDDTでの赤井沙希さんのコメントじゃないけど、
伊藤ちゃんさんが闘っている相手っていうのは自分自身で、
その自分の中にあるもやもやがみずぴょんすに噛みつく、という場面につながった、と。
試合自体は当然、アメリカ帰りの三人組の圧勝だけども、
試合後のストーリーの流れが伊藤リスペクト軍団のストーリーにつながった。
この試合、みずぴょんすは出てないんだけどな…

発端はシャッフルタッグトーナメントでのマジラビの優勝。
からの後楽園でのベルト挑戦→ベルト獲得があって、
マジラビの結成はくじ引きだったのでみずぴょんの意思とは関係く偶然。
でもそのタッグがワンデータッグのはずが優勝後も継続して、
ベルト挑戦の決定をしたのはみずぴょんの意思。
偶然と意思がつながって結果を出したことへの伊藤ちゃんの嫉妬…だよね。
やきもちというかさみしいだけなような。
そして伊藤ちゃんが他人に対して常に疑心暗鬼であることや、
自分が一番でいたいというエゴが次回のシングルへとつながる…
女の嫉妬が闘いにつながるのはプロレス的でいいとおもいます!
実力的にはみずぴょんすが圧倒しているけど、
どういう試合になるのか楽しみすぎる。

そんな後楽園後の東女でしたが…
どらぼんの不在が自分の中で大きいのに気がついた感じ。
音楽が鳴ってないんだよな。グルーヴ感がないというか。
わかるかな…伝わるかな…
いまだいぶ凪な状態であの異様な興奮状態にない。
楽しい!かっこいい!おもしろい!ってのは当然たっぷりあるけど、
ヤバい!あたまおかしい!っていう狂気と興奮が薄い。
推しメンは中島、辰巳、瑞希の相変わらず3人だけど、
一番感情移入出来ていたのがリカさまだったもんで、
ちょっとさみしい気持ちが大きくなってきたなぁ。
言ってもしょうがないし、一番もどかしい気持ちなのは本人だろうけど…
東女が自分の中で存在が大きすぎるのでいかない選択肢は全くないので、
その辺は自分の気持ち次第でなんとかするしかない。