君を全肯定してあげる

2018/10/8
東京女子プロレス「HOW DO YOU LIKE KITAZAWA?」

○上福ゆき vs ラク
なんといってもかみーゆ初勝利!やったぜ!
一年以上(シングルで。タッグでも直接)勝ててなくて、長かったよねぇ。
たとえ相手がアプガプだとしても勝ちは勝ちだもんでうれしい気持ちです。
フェイマサーががっちり決まったのは久しぶりだし!
おやすみエクスプレス大喜利はGood Night Expressだった。いい発音。やったぜ。
ラクさんはおもしろ要素がつまってる気がするんだけどなー。
Maxときにも可能性が無限大な気がするんだけど、
技に入るときのもたもた感がなくなるとイイナ!という気持ちです。
技の名前をでっかく叫ぶとか。観客も一緒に叫べるようなやつ。

○伊藤麻希 vs ヒナノ
おこだよ。あたしゃ、おこだよ。
プロレスの試合の中で技を失敗して自分が怪我をするならまだしも(よくないけども)、
相手を怪我をさせるようなことをしちゃ絶対に駄目だと思ってて。
ヒナノさんが技を中途半端にかけて伊藤ちゃんを頭から落としたのは本当に駄目でしょ。
頭から落とすのとか絶対に駄目。おこ。
出来ないことをしちゃ駄目だし、やるならもっと練習して欲しい。
や、本当に努力も練習もしてるだろうけどもさ。
ちょっとヒナノさんはもう一度考え直した方がいいよー。
まわりを壊しそうでこわいよー。
その伊藤ちゃんさんは横綱相撲でかっこよすぎましたね。
ヒナノさんの嘘泣きに叱咤激励で応えるのとかさいこうだった。
見ている人が思っていることを代弁してくれるのはレスラーとして正しすぎる行為。
世界一可愛いナックルの前に「よっしゃいくぞー!」でアイドル性を忘れないところもよかった
(「よっしゃいくぞー」はリカさまとかぶる部分があるけどそれはそれで)。
伊藤麻希さんがプロレスラーになって、東女に来てくれてよかったな、と心から思った試合。

○優宇 vs ミウ
パワー系同士の試合。
どーん!ばーん!どかーん!な感じ。
ミウさんがカナディアンで持ち上げられたのがすごかった。
決着があの技で終わった、っていうのはまだ大技を受けられないってことだもんねぇ。
それともアイドルだから大切にされてるのかなんなのか。
試合とは関係ないけど、
アプガプがライブの時に入場する「いえーい!」がなかったのが気になる。
今日は四人とも元気がなかった?疲れちゃってた?

まなせゆうな vs 滝川あずさ
特別レフェリーであるのの子さんの存在感よ。もう目が離せなすぎた。
ボディチェックでまなせさんのおっぱいを揉んで、
あずにゃんを指して「ない!」って言うのずるい。
試合はもうなんかのの子祭すぎてはちゃめちゃだった(褒)。
平成ジャンプのみなさんは頑張っていただきたい気持ちです。
しかし三禁見直しのストーリーでこの試合に至るまでの流れがどうも乗れなくて、
あずにゃんのめんどくささが光る今日この頃です。
「もうすぐ引退していなくなるんで安心してください」っていうトゲのある言い方をしていたので、
なんかそういう「いなくなって安心」みたいな提言をされるとげんなり。
もっと綺麗に引退してほしかったなぁ。もったいない。

○才木玲佳 vs ヒカリ
ヒカリさんのコブラツイスト→グランドコブラ→ローリングクレイドルの流れが美しくてよい。
ひとつひとつの技じゃなくて、技がぽんぽん展開していくのは見ていて楽しいです。
あと気迫が全面に出てくるがむしゃら感は応援したくなる。
その見ていて応援したくなる気持ちになる/するのって大事だよね…
単にプロレスをするだけじゃなくて、
プロレスラーとしてリングに立つことを考えられるのはいいと思います。
それはプロレスが好きだから出来ることなんだろうな。
才木さんは安定していて頼もしい。
れいたんも東女にいてくれてよかったな、と思える存在。
でも、試合後に首をかしげていて何が不満だったんだろうか。
たまにそういう表情をする。
気になる。

そしてこの結果を受けてアプガプが4戦全敗。
いつぞやのシングル4戦は比較的格上の相手に対してのチャレンジマッチだったけど、
今回は同等もしくは越えられない壁クラスとの対戦。
ひとつでも一矢報いてほしかった。
まもなくデビュー一年で結果は厳しいまでも、
なんかしらの期待感が欲しい。ヒカリさん以外の。

○プリシラ・ケリー&中島翔子 vs ハイパーミサヲ&山下実優
POP前哨戦。
プリシラさんは海外の選手には珍しくキック主体のレスラー。
だもんで山下さんとは手が合いそうな気がします。
でも打撃だけじゃタイトルは獲れないと思うので、
まだ多少何かのバリエーションがあるのかな。
メイヤングクラシック出場は伊達じゃないのを見せて欲しい。
それでもちょっと前哨戦の雰囲気は薄めだった印象。
それはパミさんも翔子さんも自分の世界観があって、試合に出していたからで、
山下プリシラのマッチアップだけがクローズアップされた印象が薄いからかな。
でもそれは悪いことではなくて、パミさんも主戦として頑張れているからだよなぁ。
すごいことだ。

○坂崎ユカ&瑞希 vs 愛野ユキ&天満のどか
やー。あぶなかった!マジラビが負ける!?って一瞬思ってしまった。
タッグの恐ろしさを垣間見たぜ…
マジラビは即席タッグではあるんだけど、それはタッグトーナメントの時の話であって、
いまでは名タッグの予感…じゃなくて既に名タッグになっている。
坂崎ユカという天才的なセンスと瑞希というベテランタッグ屋の確かな実力があって、
個々のキャラクターというか波長が合いすぎて共鳴がハンパない。
うるさくてポップで無敵。
一方の爆裂シスターズはふたりの姉妹間の関係性がよりわかって面白かった。
妹のユキちゃんのアイデンティティの確立のために天満のおねえさんが後押ししている構図。
君はひとりじゃない。やれば出来るんだ。という妹を全力で持ち上げる強い意思が働いている。
完全に姉が妹のフォロー。
それは確かに一連の闘いの中でユキちゃんの実力を格上げする効果はあったと思う。
けども闘いの中で成長していくその過程というのが敗因だったのかも。
これがもしも姉妹の実力がそれぞれ一人前になって1+1が10倍だぞ、10倍になったとしたら、
その時が真に爆れつする時が来るんじゃなかろうか。
いまはまた発展途上!完成形を期待して待ちたいと思います。
とにかくマジラビが防衛してよかった。うれしい。好き。

次の挑戦者タッグはどこのチームだ…今年もトーナメントやるのかな。
去年まではこう。
・みらクりあんず(中島翔子&坂崎ユカ)→ユカっちがマジラビ
・どらごんぼんば~ず(辰巳リカ&黒音まほ)→まほ卒業、リカさまお怪我
・婚勝軍(のの子&滝川あずさ)→両方卒業
・伊藤リスペクト軍団(伊藤麻希&瑞希)→みずぴょんすがマジラビ
・マッスルストライカーズ(山下実優&才木玲佳)→れいたんがJKマッスル
・trick student(まなせゆうな&小橋マリカ)→マリカがJKマッスル&お怪我
・BRAVE☆MATES(優宇&のどかおねえさん)→おねえさんが爆シス
ひとっつも残ってない!
新木場3連戦でタッグトーナメントで12月のおFACEでタイトルマッチだと思ってるんだけど、
まったく予想が出来ない!なんたる!