You make me happy.

2018/10/4
我闘雲舞「Gatoh-Move Japan Tour 382」

○水森由菜 vs ダーシー・ストーン
ダーシーさんがしゅっとしてておかわいらしかったです。
相手を呼び込んでそれをいなす動作が多くて、
これもなんとなーく海外のプロレスを感じました。
ひとつひとつに区切りというか、段取りというか、ステップというか、
試合の流れの中で「間」がある印象。
「間」は多いとひっかかりを感じさせてしまうので好みがあるなぁ。
テンポチェンジ的に間をつかってズラすのは有効だとは思うけども。
ゆなもんは相変わらずバケモノじみてて怖いw
その猛獣的なキャラをダーシーさんの闘牛ムーブで活かしたのはよかった。
プロレスの大前提として「受け」はあると思うんだけど、
猪突猛進タイプは「いなす」のも有効な対策なのかも?
ちょっとゆなもんの勢いを止めたい。

○紺乃美鶴&里歩&バリヤンアッキ vs 駿河メイ&高梨将弘&沙紀
この試合、好き!
レフリーが猛烈にとばっちりにある展開とか好きです。
そして今回のレフリーが急遽助っ人に来た特別レフリーのしもうま和美さんってのもぐっときます。
「せっかくピンチを救いに来たのになんでこんな目に…!?」みたいなのいい。
ピタゴラ装置的に技が連鎖するやつ(鼻つまむやつだったけど)も好き。
もうみんないいとおもいます!って試合でした。
高梨さんと里歩さまの息の合い方がばっちりでやっぱり見栄えがするし、
窓枠の使い方とか空から降ってくるタイミングとか、
やっぱ里歩さんだなー、って思いました。
ほんとすごいや…
その中でメイちゃんの存在感というか、愛されっぷりが半端なくて、
最初ははんなりしてていい子なのかも?って思っていたけど、
最近はいい方向のヤバさを感じるのでわんぱくでもいいので大きく育ってほしい。
そして美鶴さんが直接勝利!初めてみた!
デビュー二周年記念日の特需ではあるかもだけど、
それはあとから「そういえばそうだ」と思い出したぐらいなので実力ってことでいいよね!
かなしいかなプロレスにはブックってものがあって、
伝わってくるものはすごく好きだしいいと思うんだけど、
なかなか勝利に結びつかなかった印象で。
ずーっと「なんで?なんで勝たせてもらえないの?」って思ってて。
これをきっかけに勝利を積み重ねていって欲しい気持ちでいっぱいです。
あのフィニッシュ技、好きやねん。

○希月あおい vs さくらえみ
最後のシングルでの師弟対決。
引退を決めた弟子を現役のまま見送る気持ちってどんななんだろうか。
技術云々じゃなくて気持ちを気持ちのぶつかり合い。
逆水平とエルボーの打ち合い。
お互いの気が済むまでずーっと殴りあってたらいいじゃない!
でもそんなこともいかないのが人生だよねぇ。
希月さんを初めてみたのは、
初めてガトムのリングの試合を観に行った2年前のクリスマスの板橋。
帯ちゃんとのタッグチームでした。
ガトム自体にあまり見に行くわけでもなかったし、
希月さん自体もガトムの所属ではないし。
本当にここ数か月の引退ロードの中でしか見なかった選手でした。残念ながら。
そこまで思い入れがあるか?と聞かれたらずっぽしはないけども、
ハッピーメイカーという異名の通りにまわりを明るくできる存在だな、と。
自分には持ち合わせていない属性だもんでうらやましさもあり。
ここ数試合で一気に好きになっている自分がいて、
おこがましくもさみしくなっているわけです。
希月さんもさくらさんも帯ちゃんも試合前から涙ぐみながら闘うエモすぎる試合。
ずるいよ、こんなの…ぐっときすぎるやんか…

そしてこのタイミングでアーサ米夏選手の退団の報。
病気のためにしかたがないとはいえ、これも悲しみに暮れるしかない。
ガトムだけじゃなくて、たぶんどの団体でもそうだけど、
女子プロレスラーの寿命って非常に短いものなんだな、と。
いつまでもいるとおもうな親と推し、だよ。
だからなるべく目を離してはいけないし、ずーっと追いかけて、
出来る限りの応援をし続けないと駄目なんだな、と思いました。
プロレスラーは尊いよ。本当に。
みんな、やめないでくれ…