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きみが守っただなんて嘘だから

2018/4/1
DDT「April Fool 2018」

両国後一発目の後楽園。
WWEとかだとPPV後の一発目って何かストーリーが大きく動くんだけど、
DDTはどうなんだろう。そもそもストーリーってないけど。
北側がレディースシート以外閉鎖。
リングサイドのパイプ椅子も2列になっちゃった。
客席も印象としては閑散。オレンジ多いなー。

○松永智充 vs レッカ
今日も松永院長による若手の教育マッチ。いいとおもいます。
若手の壁じゃないけど、そういう立場の選手がいるのはいいんだけど、
個人的にはまっちゃんは好きなので上のほうでやってほしいなぁ。
最後のバックドロップの角度はおっかなかった!
レッカはDDTで上に行こうという気があるんだろうか。
他のDNAの選手に比べてプロレス留学生の印象がどうしてもぬぐえない。
むずかしいねぇ。

○梅田公太&上野勇希&竹田光珠 vs 樋口和貞&岩崎孝樹&渡瀬瑞基
6人タッグのベルトを持っている3人がそろって6人タッグの試合をするのであれば、
相手がどうあれタイトルマッチになるべきなんじゃないのかしら。ちがうのかな。
この試合の意味がよくわからなかった。
メンツ的に梅田が渡瀬からピンを取って終わりの予想だったけど、本当にそうなった。
梅田アゲの風潮はいいとして、
このチームは上野&竹田組+梅田のような一体感を感じなかったんだけども、
この試合は多少のチームワークは感じました。というか、チームなのかな。ユニットなのかな。
シングルプレイヤーとして格をあげるのであればシングルのベルトを獲りに行くべきだし、
タッグ屋(酒呑童子に対抗する意味でのユニット)で行くなら、ちゃんとチームとして一体感を出して欲しい。
そして樋口くんは仮にもKO-Dの名前が付いたタッグ王者なんだから、
こんな位置にいるのはおかしい。もうDNAじゃないだろうし。

○金本浩二 vs 伊橋剛太
金本の株が爆上げした試合。
巧さが段違いなんだけど、基礎的なものが全然ちがうんだろうな。
伊橋は飯伏たちと独自の練習をしている印象があるので、
それは本当にプロレスの動きとして正しいの?という疑念が沸いてくる。
レスリングとしてのテクニックをいま一度つけないといけないのでは。
あとは本当に気持ちの問題だよなぁ。
何度も立ち上がって、何度も向かって行くしかないんじゃなかろうか。
顔を上げ続けないと駄目なんだろうな。
金本はベテランの味というか、元々の凄味というか。
顔面ウォッシュをちゃんと出してくれたので得した気分。
そしてマイクの素晴らしさ。
わたくしも長州力は嫌いです。

●平田一喜 vs マッド・ポーリー vs 遠藤哲哉 vs 石井慧介 vs MAO vs アントーニオ本多 vs 高梨将弘 vs 赤井沙希
●高木三四郎&大鷲透 vs 平田一喜
査定試合ということでわちゃわちゃしててルールとかよくわからずに試合開始。
勝ち抜け、ってことね。
エンテツ+ポーちゃんのコールがなかった。
わりと真面目に考えていたのでポーちゃんが負けて追放になるのかと予想してました。
ちょうど契約更改で外様ですし…ダムネも一区切りかな、と。
結局T2ひ~の試合で終わりましたね。いつも通りか…
飯野君は本当のゲイだと思っているので女装姿にぐっときます。ああいう人、いるもの。
結局なにもかわらずかー。まあ、しかたない。

○コルト”Boom Boom”カバナ&ジョーイ・ライアン&イーサン・ペイジ vs 男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン&大石真翔
ガイジンのみなさまの素晴らしさが際立った素晴らしい試合。
ダチョウ倶楽部のどうぞどうぞをすーっと取り入れてくる柔軟さがすごい。
終始それぞれのキャラを崩すことなくコミカルな試合が続いておなかいっぱい。
ジョーイの散々ふざけた後の「じゃあ、プロレスしよう」がツボ。
途中のダンゴの片言の英語(「I’m heavy」「I can Wrestring」)がダンゴらしくてよかった。
カバナとジョーイのような天才肌のおもしろレスラーが本来、DDTに必要なもので、
それを日本人の誰かがやらないと駄目なんだろうな。文化系プロレスを残していくのであれば。
飯伏+ケニーが突然変異だったのであれば、
ディーノ+ササダンゴだって突然変異なんだよ、きっと。
そして絶滅危惧種でもあるんじゃなかろうかね。

○坂口征夫&KUDO vs 竹下幸之介&勝俣瞬馬 vs HARASHIMA&高尾蒼馬 vs 佐々木大輔&石川修司
酒呑童子 vs ALL OUT vs スマイルスカッシュ vs DAMNATION。
現存するユニットってこの4つでいいんだっけか(T2ひ~はプロレスしないから別枠)。
本来ユニット抗争としてストーリーを広げていくのであれば、
それぞれのこのチームでタッグベルトを奪い合うべきで、
いまみたいに外様を連れてこないと成立しないというのはどうかとおもう。
ユニット再編のストーリーが欲しいなぁ。
ダムネがチームとして魅力的でさらにコミカルでいるのはいいと思います。
あと酒呑童子の安定感はとてもよい。
ただみんなの世代がなー。梅田が抜けた弊害ではあるけど。
あと世代とかもう関係ないけど。

○宮本裕向 vs マイク・ベイリー<挑戦者>
ラダーマッチよかったー!
いつものぬるい感じじゃなくてちゃんとハードコアだった。
宮本裕向の築城時の手際の良さや、ラダーを使った攻撃のバリエーションなどなど、
さすがのデスマッチファイターでした。納得の一戦。
ベイリーもがんばってた!
前もディック東郷のミスで額を切っていたけど、
今回も見事に切れていたのがかわいそうではあったけども…
ハードコアマッチはちゃんと痛みが伝わってこないと駄目だし、
ちょっとテンションがおかしいぐらいがちょうどいいと思います。

○入江茂弘 vs 彰人
入江も彰人も好きなレスラーなので、この対決は楽しみにしていたです。
やー、おもしろかったけどな。
猪突猛進タイプの入江と関節や一点集中の彰人という全く違うタイプの試合で、
がっちり噛みあう…とは違う不思議な気持ちよさのあるやりとりでした。
ストーリー的に勝敗はやる前からわかっていたのが残念。
入江は久しぶりの試合だったんだろうか。
本当に海外遠征していたの?なにしてたの?
もしそんなに試合をこなしていないのであれば、試合勘が鈍っていたように感じました。
キャノンボールとかちょっと近かったし、それ以外もなんかちょっとした間があった印象。
それでもなんでもあの体型でスピードもあるし、
トップロープからの飛び技もあるし、もちろんパワーもある。
なかなかないタイプで戻ってきてよかったなぁ、という気持ち。

試合後のディーノのマイクでは、
竹下はDDTを守ってきた。入江はDDTを壊しに来た。
そう表現していたけど、
このがっつり減った客の入りを見るに、
DDTを壊していたのは竹下で、それを救いに来たのが入江なんじゃない?と思っています。
紙テープを投げている客が二人しかいないチャンピオンはなにを守れてたの?
そして久しぶりに「いやー、いいもんみたな。楽しかったな」というすがすがしい気持ちだったのは、
今日は竹下の試合がなかったからだよな、という結論。

文化系の崩壊

2018/3/25
DDT「Judgement2018~DDT旗揚げ21周年記念大会~」

○マッド・ポーリー&松永智充&星誕期&チェリー&伊橋剛太 vs 渡瀬瑞基&レッカ&下村大樹&島谷常寛&中野貴人
ベテラン陣とDNA陣。
DNA陣の印象はまったくなし。
ベテラン陣が順番に出てきて自分のノルマをこなしていく感じの試合でした。
ポーちゃんがこの位置にいるのが本当にもったいない。
もっと活かせると思うんだけどなぁ。キャラもはっきりしてるし。
松ちゃんは身体が厚くなって来ていたし、この前のガンプロでもよかったので、
もっと本体にからんで来てほしい気持ち。ぎょえんが忙しいのかな…

○近野剣心&定アキラ vs 岩崎孝樹&冨永真一郎
DNAを見ていないので定アキラ選手がなにものなのかさっぱりわからず。
剣心もDNAに出ているんでしたっけね。
そして岩崎くんもDNAか。冨永は…うん。
これも近野剣心の一人勝ちの印象でした。
期待していたのは冨永なんだけども、なーんの爪痕も残らなかったなぁ。

○坂崎ユカ&中島翔子 vs 辰巳リカ&黒音まほ
個人的メインイベント。みらクりあんずvsどらごんぼんば~ず。
アンダーマッチの中で一番最後ということに意味がある。
みらクりが純粋にプロレスとして魅せられるタッグチームであること。
どらぼんは東女が女子プロレスの中でどういう立ち位置にいるのかを見せていたこと。
あれだけの広い会場だと印象も広がって薄まってしまうので、
元々連携の濃い(見栄えがする)みらクりが有利に思えました。
いつかこのチームがベルトをかけて試合をする時が来ると思うとなかなかの胸熱。
まあ両国なので特典的な試合ではあるけども、
それでもなんでもどらぼんになにか派手な連携技が欲しいなぁ。
いつかどらぼんがリベンジする日を心待ちにしてる。

○アントーニオ本多&イーサン・ペイジ vs 才木玲佳&レディビアード
○イーサン・ペイジ&アントーニオ本多 vs 吉村直巳&奥田啓介
○勝俣瞬馬&彰人 vs アントーニオ本多&イーサン・ペイジ
○平田一喜&大鷲透 vs 彰人&勝俣瞬馬
○平田一喜&大鷲透 vs LiLiCo&大石真翔
ガントレッドマッチなので勝ち残りで6チーム最大5試合。
デッドリフトロリータだ!
DLLはビアちゃんが苦手…というか嫌悪感があるのでちょっと…
でもれいたんのアイドルモードのときは初めてみました。
本気モードの才木玲佳だと簡単に負けさせられないのかな。
イーサンペイジは噂には聞いているんだけれども、
こういう試合形式では雰囲気がつかみきれてないのでまだなんとも。
LiLiCoの出オチは相変わらずだけど、こういう試合形式で平田が勝つのはなんでだろうか。
たいしてプロレスしないのに謎に勝つよなぁ。
例年だったらアイアンマンバトルロイヤルだったやつが、形をかえた感じの試合。
ビッグマッチに全員出すためにはしかたがないのか…

○コルト”Boom Boom”カバナ vs ジョーイ・ライアン
ジョーイが入場などでセクシーアピールをしているときに、
観客は「ふぅー」みたいな歓声をあげるわけだけど、
あれは確かに北米方面の人が聴いたらリックフレアなんだよな、と。
カバナが不思議な顔でフレアウォークしてたし、逆水平を打ってアピールしてたし。
そういう声出し?歓声のルール?みたいなのが国によって違うのはおもしろい。
カバナはやっぱり裏打ちされたレスリングの巧さが伝わって感心しちゃう。
ヒールは本当は人格者だし、コミカルなプロレスをするにも基本的なテクニックが必要なんだろな。
ジョーイはわりとテンプレレスラーだと思っていたんだけど、
キャンディーを巡る攻防+松井さんの使い方がビッグマッチ仕様ですばらしかった。
ずーっとあそこに入ってたのよね、キャンディ。
いやー、カバナもジョーイもおもしろ外人だなぁ。
こういう部分もDDT所属の誰かがひっぱらないと駄目な部分なんだろな。

○沙希様&世志琥様&アズサ・クリスティ vs 山下実優&伊藤麻希&瑞希
美威死鬼軍はしっかりとDDT本体に出たのって初めてかしら。
過去に去年のビアガーデンではあったけど…
伊藤ちゃんさんは膝を怪我しているところをよくがんばった。
ただただ絶叫していたのと小こけしをぶっぱなしたので十分に活躍してた。
あと世志琥様の怒りをちゃんと買っていたし。
DDT客は伊藤ちゃんさんを知らないわけじゃないからよかったのかしら。
山下さんは沙希様としっかりとぶつかり合うパートを担当してて、
みずぴょんすはあずにゃんの教育係かしらね。
両国でも見栄えがするなぁ。見栄えみたいなの大事。
そして世志琥様の素晴らしさ。中の人がコメディ出来るイメージがなかったので、
シャルロッテを徹底的に使ってキャラ設定が完成していたのが素晴らしかったです。
ぜんぶ持って行ってた。
マーサやユキオサンも好きだけど、続きがあるなら世志琥様がいいなぁ。
まあ、無理か…

○スーパー・ササダンゴ・マシン vs 黒潮“イケメン”二郎
ダンゴのいいところとイケメンのいいところの全部が出た試合。だいぶすき。
伏線のようなものを張って、それをずばっと回収するのが気持ちよかった。
イケメンのお父さんは単なる人質かと思ったらさらなる役割があったのがすごかった。
とにかくもパワポ、イケメンの長い入場、スローモーション、映像からのオチ。
マッスル度の高いプロレスはDDTならではで、これがあってのDDTだと思いました。
よかったよかった。
ただアイアンマンヘビーメタル級のベルトがかかってる意味がもう少し欲しかった。

○梅田公太&上野勇希&竹田光珠 vs KUDO&坂口征夫&高梨将弘
梅田アゲのストーリーありきの6人タッグ戦でしたね。
上野くんと竹田は必要だったの?誰でもよかったんじゃないの?っていうのが残念。
最後の最後は征夫さんと梅ちゃんの1対1みたいな構図になっててタッグワーク関係なかったし。
たぶん、この大会の目的として全体の、世代の底上げみたいなものがあって、
梅田を酒呑童子に埋もれている状態から一つ持ち上げたかったんだろうな。
そういうのって他の団体だと試合内容やらを評価されてあがっていくんだろうけど、
DDTはこういうストーリーを与えられて本として進級する感じになる。
結果、客が置いて行かれる感じになって感情移入が出来ない。
無理矢理感が出ちゃうから。
いまはユニットが機能していない、ユニット間抗争が機能していないので、
こんなやりかたしかないのかなぁ、という気持ちです。
じゃーさ、この6人タッグのベルトどうするの?
3人がチームじゃないじゃんね。

○MAO&マイク・ベイリー vs 中澤マイケル&中邑珍輔 vs 宮本裕向&高尾蒼馬 vs 木高イサミ&阿部史典 vs 高木三四郎&一般人・澤宗紀
全面利用が出来なくなったことで魅力が半減してしまって残念。
まあ、MAOを持ち上げるのが目的というのは最初からわかっていたので結果はどうでもよくて。
珍輔の入場。阿部ちゃんと澤宗紀とのマッチアップ。そして安部ちゃんが予告した僧侶100人。
この辺を楽しみにしていました。
宮本裕向の流石の有刺鉄線ボードと珍輔のサーフボード…ぐらいかな。おもしろかったの。
イサミさんが目立たなかったなぁ。ギガラダーは確かによかったけれども。

○グレート・ムタ&佐々木大輔&遠藤哲哉 vs 男色ディーノ&石井慧介&大家健
もうグレートムタしか見てなかった感じ。
一挙手一投足を見逃しちゃなんねーな!みたいな異常事態だった。
たぶんまる一年前ぐらいに武藤敬司を見ているんだけど、あんなに足が痛そうじゃなかった気がする。
もちろん痛そうだったし痛かっただろうけど、今回のほうが全然悪化してた…そりゃ手術するよね…
プロレス的には技も多くないし、派手というわけでもない。
低空ドロップキック→ドラゴンスクリュー→足四の字。
フラッシングエルボー。シャイニングウィザード。ラウンディングボディプレス。
それでもすごいレスラーだなー、って思うのはすごいよなぁ。緩急かねぇ。
技をひとつひとつ出すごとに「これが最後の…」ってなって切ない気持ちに。
武藤敬司最後のムーンサルトはW-1だったけど、
グレートムタ最後のムーンサルトはDDT。しかも男色ディーノ戦でした。
いいもんみた…一生もののやつだ、これは。
試合は…大家健とグレートムタがマッチアップして、
ムタに対して炎のスピアをきめるとかそんな世界線があったんだねぇ。

○樋口和貞&関本大介 vs HARASHIMA&丸藤正道
樋口くんがあれだけ前哨戦で負け続けていたので、この結果はまあそうだよね。と。
あと丸藤はほぼタイトル戦だけしか出ないので…という気持ち。前哨戦は出てたけど。
6人タッグもそうだけど、梅田とそれ以外。樋口とそれ以外。というストーリーで、
そんでまた外様の関本でしょ?関本好きだけども…
のし上がっていく感じではなくて持ち上げられていく。担ぎ上げられていくのがDDTなのかな。
数年前にシングルプレーヤーとしてKO-Dに挑戦していたころのほうが怪物感はあった。
関本が横にいたらそりゃ怪物感は減るよなぁ。なんかストーリーが下手…
試合自体はそれぞれのノルマをこなしていたのでいい試合でした。
結局、不知火は見られなかったな…

○竹下幸之介 vs 石川修司
たぶん試合をみていた時の気持ちも結果をみての感想も、
アンチ竹下の立場なのでそう思うのであって、もう個人の好みの世界。
いい試合だった!竹下勝ってよかったなぁ!って思う人もいるのはわかる。
それもこれもあくまでも個人の感想。いい悪いはない。
煽りVの時点でジャーマンスープレックスで竹下の勝ちがわかった上で見ていた。
結果のわかった状態で試合をみることほどつまらないことはないよな、と。
元三冠王者って伊達じゃないよ。元、とはいえ今が全盛期だし。
全日本とDDTじゃ格が違いすぎる。
勝つには相当の説得力が必要だし、見ていてその説得力が伝わってこなかった。
体力的にもふらふらで劣っているように見えたし、
フィニッシャーになったジャーマンだって投げられる側がジャンプして、
フォールもふらふらな中途半端なものだったし。肩ついてた?本当に?
どうしても作られたチャンピオンの印象が拭い去れない。
確かにいい試合だったかもしれないけど、なんだか乗り切れないものがある。
両国のメインであんなに少ない紙テープってある?
これのどこがハッピーエンドなのだろうか。バッドエンドとしか思えない。
マイクのスイッチをわざと切って話し始めるのはコルトカバナがさっきやってた。
「俺についてこい」は確かHARASHIMAさんが関本からKO-Dを取り返した時のセリフだし、
コーナーに登ってアピールしようとした結果、派手に滑って落ちる。
かっこつけるからでしょ。ものまねしてどうするの。
これが今のDDTというのであれば、悪いのは竹下ではなくDDTってことになる。
ちょっと本当にDDTは駄目かも。

試合もその後のエンディングも全て終わった後の入江の帰還は賛否両論だとは思う。
映画のエンディングロールが終わった後の、
最後の最後のボーナストラックみたいなのを意識していたんだろうけど、
映画とは違って席を立って帰っちゃった人もいっぱいいただろうしタイミングが悪すぎた。
入江の言うことはわかる。彰人がお怒りなのもわかる。
彰人の言っていることは正論だと思う。
あたまの弱い人は正論に弱い。
駄々を捏ねて逃げた人がすーっと帰ってきていきなり挑戦は確かに筋が通ってない。
で、正論を言われた後になんにも言わずにまた逃走ってのもぐだぐだすぎる。
その後の竹下のマイクもなんかすっきりしない。
もう、なにこれ?ってなる。
一番最後の竹下のマイク中に乱入してボコボコにしてなんにも言わずに帰ったほうが何倍もよかった。

おわりのはじまりのおわり

2018/2/25
DDT「Into The Fight 2018」

○マッド・ポーリー vs 松永智充
最近のポーちゃんはダークマッチばっかりだな。
松ちゃんの身体が大きくなってる気がします!
なんで本戦でないんだろうか。
「白鵬!」って言って肘打ち出すのはおもしろかった。
わかりやすくばーん!ばーん!と巨体がぶつかるいいダークマッチ。

○MAO&高尾蒼馬 vs 高木三四郎&スーパー・ササダンゴ・マシン vs 大石真翔&梅田公太 vs 大鷲透&平田一喜 vs 上野勇希&竹田光珠
ひと多いな!
試合自体は特に感想はありません。
もうユニットって実体がなくなってるよな…という気持ち。
この試合は試合後の両国の路上プロレスの話がメイン。試合はおまけ。
路上適性の高いMAOはわかる。ベイリーがここ(路上)、ってのはもったいない。
高尾くんさんと宮本裕向が路上ってことはこの後のExtream戦で宮本裕向がベルトを落とす、
または両国ではExtreamのタイトルマッチはなし、ってことでしょ。そんなのでいいの?
そしてもうスマイルスカッシュの存在意義がわからなくなるよなぁ。ヤスは?

○男色ディーノ vs 赤井沙希 vs 彰人 vs アントーニオ本多 vs 岩崎孝樹 vs 渡瀬瑞基
インフォマーシャルマッチということでシナリオが完璧にある試合。
企業の人の棒読みが逆によかった。
ごんぎつねがおもいっきりちんちんぼろんぼろーんとしてていい。

○佐々木大輔&遠藤哲哉 vs 大家健&石井慧介
大家さんを後楽園ホールで見るとなんかどたばたしてる。
王子の狭いあの雰囲気の空間で見るから大家さんなんだろうか。
どうなんだろうか。
両国の前哨戦ではあるけれども、
その試合がただ「グレートムタが登場する」ってだけの試合なので、
この試合のメンバー的にはなーんの意味が持たされていない。
最後にグレートホモが登場して周りに迷惑をかけるぐらいしか。
だもんであまり記憶に残る試合ではなかったかな。

○坂口征夫&KUDO&高梨将弘 vs 関根龍一&中津良太&阿部史典
やー。おもしろかった。
BASARA勢の勢いがとてもよかった。
その中でも阿部ちゃんがDDTに披露できたっていうのはデカい。
ああいう得体のしれない雰囲気を持ったレスラーってめったに出てこないので、
BASARAが手に入れたのは大正解。
いつかイサミさんを超えてほしい。超えそう。
騎馬隊のふたりもわちゃわちゃ感あってよかった。
試合がずーっと高いテンションで普通の試合の組みあがりかたじゃなかったのは新鮮。
見終わった後のすっきり感あった。
で、次期挑戦者が微妙すぎ。
梅ちゃんの酒呑童子卒業は正解かもしれないけど、所詮はDNAなので歯が立つわけがない。
というかもしこれでDNA勢が勝ったら、いよいよを持って本を書いている人のセンスを疑う。

○宮本裕向 vs 勝俣瞬馬
DDT本体で画鋲を用いてのデスマッチ形式でやり抜いたのは素直によかったという気持ち。
正直、勝俣は好きなレスラーではないし、
技もやりたがりだけども成功率が低いレスラーだと思ってたし、
Extream級に急に挑戦できた意味もわからなかったし。
それでも始まってしまったらもうやるしかないけど、
最後まで頑張っていたので、頑張ったねぇ、という。
宮本裕向の上手さも際立った試合でした。
画鋲の上でのダイヤル固めは流石だった。
あとムーンサルトがお綺麗。

○丸藤正道 vs 樋口和貞
スピードとキレの丸藤とパワーの樋口。
この両者でスイングするのか?ってのが注目ポイントでしたが。
逆水平の打ち合いにこだわりがあるのはわかるんだけど、
予定調和的にそういうのを見せられてもなー。
一方的に丸藤が樋口くんを翻弄している感じで、
期待していたほどのおもしろさは感じませんでした。
迫力はあったけども…不知火が見られなかったのがにんともかんとも。

○石川修司&関本大介 vs 竹下幸之介&HARASHIMA
石川関本組の人間離れしている姿にばかり目を奪われていた気が。
プロレスラーはでかくて強い!ってのがぐっとくる。
なんだろう。
DDTのレスラーたちは進化しているんだろうか。
両チャンピオンが他団体からのお客様に圧倒されているように思える今日この頃。
石川、関本しかり宮本しかり。
両国はどうせ竹下のリベンジストーリーが用意されているんだけど、
勝てるイメージが全く沸かないんだよなー。うーん。
そして前哨戦で直接決着がついちゃうってなに?そんなのある?

6人タッグ、Extreamがおもしろかっただけに最後はちょっとすっきりしない。
最近おおいなー。うーん。

どこをみて闘う?

2018/1/28
DDT「D王 GRAND PRIX 2018 the FINAL!!」

○吉村直巳 vs 島谷常寛
吉村はキャラがダサいのでひとつも好きではないんだけどまあいいとして、
島谷がなー、もう少し背が大きければなー。という気持ちに。
よくはわからないけども、例えば200kgを持ち上げられるほどの筋力をつけたとして、
背が大きい、小さいで持ち上げられるレスラーのサイズって異なるわけよね?
だとしたら島谷が筋肉をつけても、限界が出る、ってことなのかなぁ。
どうなんだろうか。

○梅田公太&坂口征夫 vs 渡瀬瑞基&上野勇希
みんな黒の短パンだ!ストロングスタイルだ!
この試合のよかったところは、
征夫さんだけが別格で強くて本来なら他を圧倒できるのに、
試合を決めたのが梅田ってところ。
征夫さんがサポートに徹していたのがぐっときました。
あとなんか渡瀬が劣るのが気になる…
なんか技の入りとか流れとかちょっとワンテンポ遅いように思えました。
妙な間が出来ちゃう。
センスだよなぁ、そういうの。

○スーパー・ササダンゴ・マシン&赤井沙希 vs アントーニオ本多&タノムサク鳥羽
鳥羽さんが出てくるとうれしくなる。
出来れば入場曲を聴きたかったけれどもまあそれは。
インフォマーシャルマッチということでお金を出してくれる人に気を使った試合。
今回のテーマは確定申告。凶器は経費。
まあ結果わちゃわちゃしてどさくさで試合が終わって終了なんだけど、
なかなかおもしろかったです。
お金を出してくれる税の先生が逮捕されたままだけど、営業妨害にならない?

○KUDO&高梨将弘 vs 高尾蒼馬&岩崎孝樹 vs 樋口和貞&下村大樹
ちゃんとしたユニットが酒呑童子だけ。
そしてExtream戦を控えているKUDOさんががっちり勝利。
ベルトを外部の選手が持っているから前哨戦が組めない。
ただの単発のタイトルマッチになっちゃってる。
DDTはアメプロみたいなドラマをやってもいいと思うんだけどなぁ。
DDTのDはドラマチックのDだってことを思い出して欲しい。
そして最近の酒呑童子はリングでお酒を飲まない!
しかたないことだけれどもさ!

男色ディーノ&石井慧介 vs 黒潮”イケメン”二郎&ジョーイ・ライアン
イケメンは華があるなぁ。
やりすぎぐらいがちょうどイイを貫いてる。
そしてジョーイとの相性がなかなかいい…気がしたんだけど、
試合内容がそれを活かしきれてなかったのが残念。
そしてこの試合のキモは試合後の両国大会に向けての整理整頓だったがにんとも。
ムタをひっぱりだしてディーノとぶつかるのはいいけど、
大家はわかる。石井はわからない。
全日時代のソレとはわかるけど、なーんか石井の印象が弱いんだよなぁ。
ジョーイとカバナは期待しかない。

○勝俣瞬馬&大石真翔&MAO vs 高木三四郎&大鷲透&平田一喜
NωAの解散はいいことだと思う派なのでいいと思います!
試合はいつものT2ひ~の試合なのでまあ、おいといて。
解散後のその先の展開がひっかかったり。
MAOはベイリーと組んでやっていくのはいいとして。
まこりんがちらっと言った「KO-Dを狙っていく」という発言は、
口にしたからには責任を取ってそれに向かって頑張ってほしい。
ディーノとわちゃわちゃするのはいいかもだけど、
KO-Dにからめる人材って現状のDDTには少ないので、どんどんかき回して欲しい。
勝俣のALL OUT入りは意外。
意外というか、ALL OUT大丈夫なの?という気持ち。
確かにハイフライヤーではあるのでいままでユニットにいなかったタイプだけど、
がっちり本気で鍛えているイメージが全くない。
身体能力だけでやっている感じ。
マイナスからのスタートなんじゃないかしらね…やー、ホント。
中途半端すぎて魅力を感じないなぁ、ALL OUT。

○遠藤哲哉&佐々木大輔&マッド・ポーリー vs 竹下幸之介&彰人&マイク・ベイリー
そのALLOUTだけども、
勝俣よりもハイフライヤーとして上位互換なベイリーを擁してもダムネに敗退してる。
ただただ意識が高いぜ、みたいな特徴しかなくて勝ちに結びついてないのは駄目よね。
ダムネはもう安定感あっておもしろくていつまでもそのままでいてくれや…って思う。
で、遠藤の髪型はどうしちゃったの?

○石川修司 vs HARASHIMA
リングが壊れるアクシデントはびっくり。
休憩なし=リング調整なしってのが影響しているんだろうか。
それにしてリングが壊れた間に場外乱闘をきっちり19カウント行って、
その間にリングの応急措置をしたスタッフ陣(松ちゃんと木曽さん?)がかっこよかった。
試合自体は石川修司が負けるイメージが全くないのと、
いまの石川修司が負けちゃ駄目でしょ、っていうので予想通りにはなりました。
予想っていうか希望というか。石川修司好きなので。
リングが壊れたことによるHARASHIMAさんの機動力が奪われたのが、
結果としておもしろい方向に行った気がしました。
しかし、ちゃんとした見応えのあるメインのシングルマッチって久しぶり。
やっぱり竹下じゃおもしろくないんだなぁ、という気持ちに。
そして試合後の竹下のマイクはなんだあれ。
勝つ気あるんか。
チャンピオンとしての自信、自覚、風格とか全く感じなかった。
あんだけかっこつけてるのに…
そういう発言ヒトツ取っても好きになれない。

どうも最近のDDTは迷走している気がする。
そういうことは求めてない気がするんだけど?みたいな疑問符が浮かぶ。
「こうきたか!これアツい!」ではなくて「えー?そうなっちゃうの?それ必要?」みたいな。
ストーリーも試合内容も観客に向けてではなくて、
なんかその場にいない、インターネットの向こう側の人たちに向けてやってる。
なんならサイバーエージェントの人たちに向けてやってる。
こうしたらおもしろいんでしょ?っていうのがちょっとだけズレてるんだよなぁ。
文化系で居続けるには文化系のセンスが必要なんだけど、どうなんだろうか。
行くけども。今後も。

さよなら、カリスマ

2017/12/30
DDT「DAMNATION不法集会vol.2」

○HARASHIMA vs 植木嵩行 vs 関根龍一 vs 赤井沙希 vs 上野勇希 vs 大家健 vs 高尾蒼馬 vs マンマンカイカインド
コスチュームチェンジマッチということで出オチがメイン。
惜しむらくは本来出場するはずだった伊橋がインフルで欠場してしまったこと。
この試合が組まれた時点で、ポイントとなるはずだった伊橋さん。
HARASHIMAさんが伊橋コスで出てくることと、
赤井沙希へのセクハラ要員であったことがポイントだったのかも。
ただ代役の植木が伊橋以上の汚れっぷりで最高だった。
あとは赤井沙希のバッコミ入場がぐっときました。
何を着てもお綺麗。

○ワンチューロ&ディック東郷 vs コルト・カバナ&アントーニオ本多
ディック東郷とカバナのマッチアップが見応えあった。
こういう本当にプロレスの上手い人同士の本気の試合が見てみたい。
カバナのおもしろプロレスのスタイルも好きだけれども。
ディエゴじゃなくてワンチューロで出てきたのがキモかな。
ちゃんとおひげも剃っててえらいなー、と思いました。

○ディック東郷 vs ワンチューロ
で、やっぱりアイアンマンが動いた。
さすがにチリに持って帰っちゃうのは駄目だったよね。
アメリカとかなら著名な選手で回せたけど、
チリだと知名度がなくて駄目だったか。

○坂口征夫&KUDO&高梨将弘 vs マッド・ポーリー&マッド・ポーリー&マッド・ポーリー
赤ポーリー紫ポーリー黄ポーリー。
赤ポーリーは読めたけど黄ポーリーは想像してなかった…!
(よーく考えたら夜が大日ってことで気がつけたのかもだけど。植木も来たし)
この試合も結果としては出オチだけれども、おもしろかったなー。
わちゃわちゃした試合はなんかめでたくて好き。

○コルト・カバナ vs ディック東郷
で、どさくさでアイアンマンが動いた…
カバナっていつまで日本にいるんだっけね。
ジョーイの時みたいにアメリカに持ち帰っていろいろ回して欲しい。
アイアンマンの本来の使い方が外部のレスラーのほうが知っているってどうかしてるけど。

○諏訪魔&石川修司 vs バラモンシュウ&バラモンケイ
やー、お祭り騒ぎだった。
バラモンがあそこまでぼこぼこにされるのってあまり見たことない気がする。
諏訪魔がどれくらいバラモンにからめるか?ってのがポイントだったと思うんだけど、
墨汁を浴びるのはまだしも、墨汁を噴くとはおもわなんだ…
石川修司は全日が忙しくてなかなか出られないかもだけど、
好きなレスラーなのでもっと参戦して欲しいなぁ。
こういうプロレスが出来る強い選手っていまのDDTには貴重な存在。
貴重な存在ってフリーの選手だけれども…
DDT内部におもしろい選手がいないのは問題だよなぁ。よく考えたら。

○遠藤哲哉&竹田誠志 vs 竹下幸之介&田中将斗
遠藤と竹下をぶつけたぞ!っていうことなんだろうけど、
竹田と田中将斗が無駄遣い。申し訳ない。
もう竹下のプロレスが全く伝わってこないのは致命的。
なにが原因なんだろうね…
蹴りが当たったときに太腿をぱちーん!って叩くやつさ、
あれがあからさますぎて興ざめなんだよなぁ。今回は特にひどかった。
そして試合中に観客に手拍子を求めるやつがあると思うんだけど、
ただ一度だけ大きくマットを叩くだけで、
こっちが気を使って手拍子をしてあげてる気分になるんだよな…
これだったら竹下と田中将斗をぶつけたほうがおもしろかったな。
まったく印象に残らないあとにも続かない凡戦に思えました。

○宮本裕向 vs 佐々木大輔
3本勝負って久しぶりに見た気がする。
この形式の難しいところは、
後々のために体力を保存するテイで前半の勝負があっさりつくところ。
1本目とか「えっ?」ってタイミングで終わったりする。
勝負に勝つための作戦といわれたらそれまでだけれども。
エクストリーム級でハードコアマッチが続いて、
今回突然の宮本裕向。
結局外部に頼ったか…という気持ちに。
や、宮本裕向好きだけれども。DDT的にどうなの?という。
でもこの先は多少は新鮮な感じになるんだろうか。
エクストリームなおもしろ試合形式がみたいなぁ。

心配になって来たぜ

2017/12/24
DDT「NEVER MIND 2017」

○マッド・ポーリー vs 伊橋剛太
ポーちゃん、最近ダークマッチが多いなぁ。
ぽっちゃり2人だったのですごい肉量だった。
伊橋もこんなところでぼやぼやしている場合じゃないでしょうに!
フルタイム参戦ではないのかな。エビスコとかあるし。
あとキングオブダークはどこに行ったんだろう。
鈴木大の引退で有耶無耶にしようとしてるのかな。

○奥田啓介&入江茂弘 vs 高尾蒼馬&下村大樹
やー、総合格闘技とかボクシングとかが好きじゃないのは、
選手がイキってなんかチンピラみたいで美しくないからなんだけども、
奥田というレスラーがまさにそんな感じだった。
なんかもうキーキーうるさい。どうか落ち着いてほしい。
奥田と下村の間でDNAを舞台になんかしらの因縁があるっぽいんだけども、
その背景がわからないとなぁ。
突然の下村のキャラ変にびっくりする。びっくりはしてないか。
どうしちゃったの?ってなりました。
そんで入江くんの最後の一礼はなんだったんだろうか。
DDT辞めちゃうの?なんか冷遇されてるよね、確かに。
竹下に対抗できるのは入江くんだけだと思っているんだけどなぁ…

○山下実優&坂崎ユカ&まなせゆうな vs フランソワーズ☆タカギ&マーガレット★オオワシ&平田一子
○平田一子 vs 山下実優
また問題作だった…T2ひ~女子プロレスひどい(褒)。
東女側の人選になんでまなせさんが?って思ってたんだけど、
女子プロムーブが欲しかったんだろうな。ヘアホイップとかの。
東女勢のそれぞれの見せ場がちゃんとあって、T2ひ~はまあいつも通り。
DDT本体で彼女たちをみられるっていう喜びがありました。親か。
坂崎ユカっちがDDT本体で試合をするのは一昨年の選挙での選抜以来。
あのころとはだいぶ成長してめちゃくちゃ強くなっているのは伝わったんだろうか。
どうしてもわちゃわちゃした試合だと関節技とかを展開している場合じゃないもんなぁ。
にしてもまた東女がDDTに出られたらイイナ!
また別の人にもチャンスをあげてほしい。
アイアンマンを巡る展開はまあ、予想通り…
東女内でもっとぐるぐるまわしたらよかったのになー、って思いました。
またいつか回ってくるでしょ。

○坂口征夫&KUDO&高梨将弘&赤井沙希 vs 石井慧介&松永智充&斗猛矢&島谷常寛
酒呑童子のサンタコスが見どころでしたね。
タッグワークはさすが。
斗猛矢さんは存じてあげてなかったのですが、ちょっと印象がないなぁ。
全体的に薄めの試合でした。
松ちゃんの「(赤井沙希のコスを)脱がすぞー!」が山場。

○大石真翔&勝俣瞬馬&MAO vs 男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン&アントーニオ本多
NωAの解散をかけての試合。
また問題作。
ディーノ側のメンツがこの3人だともうマッスル。
肛門爆破的な盛大に漏らすやつ、好きだねぇ。
スローモーションも見られてお得な試合でした。
試合自体の感想はもうなにもないよ。でも、そういう試合だよ。
アントンのごんぎつねはなかったけど、
バイオニックエルボーがスローになったやつは芸術だった。
アントン天才説すごい。

○ディエゴ&彰人&樋口和貞 vs 岩崎孝樹&渡瀬瑞基&レッカ
○ディエゴ vs 平田一子
さよならワンチューロな試合。
ALL OUT+樋口くんとその他DNA勢だと全く相手にならない。
試合の内容はまあ特に何も感じるところはないのでいいとして、
ディエゴがチリに帰ってしまうことに今回は理由がなかったなぁ。
ビザの関係なのかな。
アイアンマンを持って行ってしまったのでまた帰ってくるでしょ。
しかしALL OUTからひとり抜けちゃったのは、
ユニット抗争がいまはほとんどない中ではあるけれども、
弱体化してしまってもったいなさはある。

○HARASHIMA&丸藤正道 vs 佐々木大輔&遠藤哲哉
ベルトが動かなかったー。丸藤けいぞくー。
ダムネの難しいところは佐々木と石川が組んだら最強なんだけど、
石川がいないと一枚落ちちゃうところなんだと思ってて。
遠藤は竹下の次あたりのポジションにいるはずなんだけども、
まだ信頼されてないってことなんだろうか。むむむー。
佐々木ばかりベルトを持つのもおかしいしねぇ…
という感じに試合どうこうよりも、裏で政治的に動いているものを探ってしまう。
これが丸藤っていうゲストが参戦している弊害なんだと思う。
これでしばらくタッグ戦ないでしょ。D王はじまるんだし。
もしかしてタッグもこのまま両国までひっぱるのかな。
ユニットが事実上機能してないのが痛い…大丈夫なのかな、DDT。

○竹下幸之介 vs コルト・カバナ
コルトカバナの圧勝だった。
試合を支配していたのは終始カバナだし、
プロレス的なうまさもカバナのほうがぜんぜん上。
いつもは見られる竹下のフィジカルな強さもぜんぜん霞んで見えた試合。
試合の序盤で外したコーナーマットが最後のフィニッシュの伏線だったのすごい。
例えば足に一点集中で攻めて、最後の最後でそれが効いてくる、っていうのはあるけど、
こういう伏線の張りかたは初めて見た。感動した。
いやー、世界には面白いレスラーがいっぱいいる。すごいわ。
竹下くんはV10だけど、それでいいのかな。
簡単に負けられなくなってしまったのはいいことではないと思うんだよな。
そんでもって次のタイトルマッチが3月の両国。
来年の3月までタイトルマッチがないってちょっとひどい。
そもそも今回のカバナ戦だってなんの伏線も因縁もなく立候補して試合だもんな。
D王は楽しみだけど、変な足かせになってる気がしてきた。
大丈夫なのかな、DDT。

ゾンビ大根

2017/12/17
DDT「太子堂商店街年末プロレス」

○HARASHIMA&高尾蒼馬 vs 樋口和貞&渡瀬瑞基
普通の興行だとメインでもおかしくない組み合わせだけれども(除渡瀬)、
商店街プロレスだと逆順なのね。
まずお客さんを集めてしまうのは大事だよな。
コミュ力のあるHARASHIMAさんと樋口くんが中心で回っていた印象。
路上プロレスだとアドリブ力が大事で、
性格がおとなしいと人ごみにもまれてるうちにどんどん消えて行っちゃう。
例えば渡瀬くんが豚汁たべてるおばちゃんに話しかけに行ったんだけど発展しなくて、
そのあとに樋口くんがおなじおばちゃんの隣に座って話しかけたタイミングでそれが活きた。
みたいな場面で、アプローチのしかたと魅せかたって大事だな…と思いました。
高尾くんさんは水を毒霧の要領で吹いた場面があって、
もっとそういうところを魅せていったらいいのに!って思いました。
HARASHIMAさんはいつでもどこでも楽しそうだし、
みているお客さんにも積極的に話していたのが流石だな、と思いました。

○MAO vs 高木三四郎 vs 男色ディーノ vs 伊橋剛太
DDTの頭脳であるところの大社長とディーノ。
現在のDDTで路上適性が高くて、アイディアの瞬発力と無茶度の高さがあるMAO。
そしてその無茶を受け止めることが出来る伊橋。
MAOのための路上プロレスの継承試合ともいえる人選だったんじゃないかしら。
流石の試合展開だった。
プロレスの範囲内での規格外ってまああるけど、
プロレスの試合でプロレスの範囲外に至る、って早々ない。
路上プロレスっていうシチュエーションではあるけど、
原付に乗ってカチコミかけるのはもう漫画みたいですごい。
ジェットモンガロンじゃん、あれ。モンガロン轢き逃げアタックだよ。
撃ち落とされたけど。
大社長の役割は大移動にあって、
そこで東女客が多い中での甲田代表を巻き込んだのは流石。
そしてMAOの路上向きなすぐ高いところに登りたがるのはいいと思います!
フィニッシュを彼が獲ったってのが評価の表れかと。
450を叩きこんだ自転車の箱さ、あれ中身はいってたよね?つぶれなかったし。
売り物になるのか…それとも買い取りになってしまったのかが気になる。
伊橋がちょっと目立たなかったのがさみしい。

○坂崎ユカ&優宇 vs 山下実優&黒音まほ
商店街プロレスが始まる前に東女のファンイベントが開催されて、
第三試合しか東女ファンが来ない、ってのを避けたのは頭がよかった。
坂崎ユカっちの頭のおかしさが際立った試合。
フィニッシュから遡るに、スライディング大根のわけのわからない凄さ。
場外に出たときに坂崎黒音と優宇山下のふたつに割れて、
優宇山下組を追いかけたのでわからなかったけど、
例の八百屋に突っ込んで大根とトマトをパクって来たわけよね?
それをずーっと衣装の中に入れたままで最後まで試合をした、と。
自転車に乗って突入した時も大根が入ってたんだ?
そんでよくあれだけ動けてたんだ?すごいな。
元々の天真爛漫なキャラクターに強さが加わってしまったら最強。
とんでもないレスラーに育ってしまったなぁ、坂崎ユカって人は。
で、この試合でもうひとり凄かったのが黒音まほ。
まほさんの路上適性の高さよ。
日常に非現実のプロレスが紛れ込む路上プロレスにおいて、
さらに非現実のゾンビは最高のフィット率。
試合そっちのけで子供を追いかけるのとかもうほんと好き。
どんどん泣かしてトラウマを植え付けてほしい。
ただキャラ先行なんじゃなくて、プロレス自体も本当にうまくなった気が。
いいプロレスラーの条件であるバンプのよさは東女でもトップクラスだと思う
(もちろんトップはユカっち。あとのどかおねえさんとのの子さん)。
最後の大根でぶっ叩かれるのはもちろんだけど、
ユカっちが自転車で突っ込んだ時の吹っ飛び方が芸術だった。
しかもマットから外れてコンクリートの上に落っこちてるし。
黒音まほはもっと評価されてもいいと思うの。されてるかもだけど。

いやー、いいもんですね。路上プロレス。
三茶のこれは徒歩圏内なのでどんどこやって欲しい。
どんどこは無理だろうけど、毎年年末にお願いします。

あと思い出したんだけど、
去年ミルクラウンが大暴れしてユカっちの通帳から何故かお金が引き落とされていたってやつ。
電気屋さんの前にサンタが出たり入ったりするバルーンがなかった?
そんであれ、試合でわちゃわちゃしていたら出なくなっちゃったよね?
それかね…結構しそうよ、あれ。

箱舟の運んできたもの

2017/11/23
DDT「ウチコミ!presents God Bless DDT 2017」

○マッド・ポーリー vs 下村大樹
ポーちゃんがアンダーマッチって本当にもったいないよなぁ。
結局大きなポーちゃんと小さな下村の対戦。
力の差は歴然。リング調整でしたね。
そしてキングオブダークってどこいったの。鈴木大の引退とともに廃止?

○梅田公太 vs 上野勇希
怪我から復帰の梅ちゃん。
その怪我でいない間にデビューした上野くん。
DDTの選手って蹴りが主体って人が多くて、
それってプロレス?って思うことがしばし。
その中でまともにプロレスしているのが上野くんだと思っていて。
DNA、ひいてはDDTの世代交代をする際に、
将来のエースになるべきなのは上野くんとMAOなのでは?という気持ち。
ここはただ先輩を立てたというブック。
そういうのおもしろくないんだよなー。

○平田一喜 vs 男色ディーノ vs 渡瀬瑞基 vs 島谷常寛 vs 赤井沙希 vs 吉田考志
インフォマーシャルマッチで死人が出るDDTらしい試合。
…試合?
王様ゲーム(っていうアニメ?)のルールをうまいことプロレスに持ち込んだのは流石。
血を吐く死にざまが全部同じだけど、なんとなーく個性があった。
要は毒霧なんだけども、上手い下手があるんだねぇ。

○坂口征夫&KUDO&高梨将弘 vs 樋口和貞&岩崎孝樹&レッカ vs 勝俣瞬馬&MAO&ディエゴ
まこりん不在のNωAにおいて、まこりんの凄さが逆に伝わってきた…という感想。
上手いレスラーはやっぱり上手いわ。
酒呑童子以外は急造だったもんで、連携のよさはもちろん酒呑童子だし、
個人の実力も合せて突出しすぎてた。
DNA勢はもうちょっと頑張ってほしい気持ち。

○LiLiCo&大石真翔&スーパー・ササダンゴ・マシン&大家健&石井慧介 vs 越中詩郎&高木三四郎&大鷲透&入江茂弘&アントーニオ本多
なんかいろんなものの無駄遣いですごかった。
越中は持ち芸(ヒップアタック)を出しただけだし、大谷の登場とかズルいし。
木曽さんとササダンゴが入れ替わるのが最高におもしろかった。
木曽さん、いいよね。
よく考えたら何もしてない人もいるよねw
そんでLiLiCoは思ったより参戦ひっぱるのね…という気持ち。
10人タッグは今後もこういう形式になっていってしまうのかな。
あと飯野くんはガチのゲイだと確信している今日この頃です。

○遠藤哲哉 vs マイク・ベイリー
タイプの似たような選手同士の見応えのある試合でした。
が、
決着がああいう丸め込みで終わってしまったのは残念。
これもプロレス…っていうのはわかるし、
フィニッシュホールドで決着するのはわかりやすすぎるっていう考えがあるのもわかる。
けども、トーナメントでのHARASHIMA戦もなんかこういう丸め込みだったし、
決着ありきな選手と思えてしまって残念。
出来るのに。いいフィニッシュもってるのに。
ベイリーは一時の見得を切って流れが止まるのは薄まってた印象。
ただ相手選手が受けの体制になってしまう技がなー、という気持ち。
難しい…

○佐々木大輔 vs 高尾蒼馬
NO DQってことだけどあったのは椅子とダムネの介入と手錠ぐらいか。
ユニットでがっちり活動しているのって酒呑童子とダムネぐらいで、
スマスカはあってないようなものだし、
あったとしても高尾くんさんが自己主張しないと全く面白くない。
で、その自己主張が前哨戦までにただ椅子で殴る、っていうワンパターンしかなくて。
じゃあ、その椅子の流れがあったら今日も椅子じゃん、って椅子だった。
椅子だけだった。
なんかそういうところなんだよなぁ。DDTの選手って。
なんかしらのストーリーというかお題を与えられて、
その枠を出られない。今回のお題は椅子。
もうちょっと自分の枠をはみ出して欲しい。
完璧な佐々木の試合。

○HARASHIMA&丸藤正道 vs 竹下幸之介&彰人
これもお題が与えられていて…お題というか役回りか。
主役に任命された彰人が試合を回していたようにみえました。
彰人とHARASHIMAさんの因縁。
丸藤から彰人に伝承されたという完璧足四の字の煽りV。
それだけのネタがあって、あとは善戦マンの彰人さんが演じきって終わり。
煽りVで餌を撒くのって大事かもだけど…
彰人の言うとおり丸藤が前哨戦もなしに、
本番だけだから余計に煽りVで全ての予告を出し切っちゃったのがなぁ。
竹下はフロムコーナートゥーコーナーの印象しかない。
丸藤は好きなのでにんともかんともだけど、
タッグ屋がいないDDT内でこういう外部のエース級に頼るのはどうなんだろか。

竹下政権が続くDDTはちょっとみんなが枠にハマってしまっておとなしすぎる。
マッチメイクが、とかじゃなくて、
個々のキャラクターとして。
高尾、入江、樋口あたりがもう一枚剥けないと大きくなれない気がする。
さらにその下の上野、MAOあたりが。
正直、行き止っている印象が強いです。

さよなら、全財産

2017/9/24
DDT「Who’s Gonna Top?~DDTドラマティック総選挙2017~最後のお願いスペシャル!」

○ディエゴ vs 下村大樹
ディエゴさん、よくなってるよねぇ。
ワンチューロ時代の楽しい感じではないけども。
アンダーマッチにしてはしっかりした試合でした。
実力差が似てるってことかな。
そして下村くんの印象はあまりありません。

○勝俣瞬馬&MAO vs 岩崎孝樹&渡瀬瑞基
うーん。なんだろう。
NωAのふたりって「今日は失敗せずにちゃんと出来るかな?」という気持ちになる。
あまり信頼度を持てないんだろうかしらね。困ったね。
岩崎くんはあと一歩抜け出さないと!という気持ち。
たぶんDDTの転換期だから、誰かが抜け出さないと駄目だよねぇ。
こういうのって個人の努力でなんとかなるのかな。
それとも会社のプッシュなの?
プロレスとは…という気持ち。
渡瀬くんはあまり好きじゃないのでよく思えない。個人の好み。残念。

○割り箸 vs 優宇
○ロイズ・アイザックス vs 割り箸
○ゆに vs ロイズ・アイザックス vs アントーニオ本多 vs マツノコレクションA.T. vs 高木三四郎 vs ヨシヒコ vs 平田一喜 vs 大鷲透 vs 石井慧介 vs 大石真翔 vs 彰人 vs 優宇
○大石真翔 vs ゆに
○優宇 vs 大石真翔

アイアンマンらしい一連の流れ。
とにかくこの試合は優宇さんがDDT本体の後楽園に出た!ってところが感慨深いものがある。
よかったねぇ…という謎の親心。
寝落ち芸もしっかりやり切れててよかったです。
本編自体はまあ、ヨシヒコと平田の大掃除でおしまいでしたが、
ゆに自体がアイアンマンを接待戴冠したのは気に食わなかったけど、
そのあとの流れで納得。
まこりん、本当にいい仕事をする。
そしてその後のプロレス教室の講師を生徒がぶん投げたのはいいストーリー。
ラストライドがあそこまで説得力があるのはとてもいいんじゃないでしょうか!
優宇さんに還ってきたのはうれしい。このあとどうするんだろうか。

○ロッキー川村&樋口和貞&関根龍一 vs 坂口征夫&高梨将弘&赤井沙希
関根いいよねー。あの落ち着きのなさ。
野郎Zのゲスさが存分に出ていてよかったです。
ロッキー川村が出ると、とにかく最後のエンディングまで行くので、
結果はなんとなく見えるんだけどそれはまあ、いいか。
そして征夫さんとロッキー川村のマッチアップはぐっときました。
ここはなんかちゃんとプロレスでシングルしたほうが気持ちはすっきりする。

○高尾蒼馬&ヤス・ウラノ vs 遠藤哲哉&マッド・ポーリー
ウラノヤスがいると何故か安心します。
そしてわりと高頻度で参戦してるよね。いいとおもう。
ポーちゃんが遠藤に誤爆して、それを心配してるポーちゃんがかわいかった。
ダムネーションはなんだかんだで仲良しなのがいいとおもいます。
高尾くんさんはなんか中途半端。
売りはなんなんだろう。

○男色ディーノ vs スーパー・ササダンゴ・マシン
飯野君大活躍の巻でしたね。
直前のサイバーエージェントによる買収のネタをいち早く練り込んでいて、
ちゃんとプレゼンも作りこんで来てたダンゴさん。
逆に、わりと直前に決まるのね、こういうの。って思いました。
そもそも飯野君が中の人になる、って決まっていたのは多少前の話だし、
そのあたりから買収の話は伝わっていたんだろうか。ね。
試合自体はもういつものダンゴとディーノの試合でした。
そこに入れ替わるというネタ。おもしろかった。
飯野君はこのままササダンゴ軍団とか作ってそのままやればいいのに。
身体は大きいけど、プロレスのセンスはあんまりなのが残念。

○KUDO vs HARASHIMA
いやー。よかった。いろいろよかった。
結果から言うとKUDOさんが勝ったんだけど、
わりとまさかKUDOさんが勝つとは思わなかった。
HARASHIMAさんはエースとしてかなりの実績もあるし、
KUDOさんはその後塵を拝していたイメージがあって。
膝の大怪我以降、シングルではぱっとしなかった部分もあったし。
試合自体も終始押していた気が(贔屓目)でしていたので、
最後でひっくりかえされるんじゃないかとどきどきしてました。
ここの世代は終わったわけじゃなくて、まだまだいける!っていうのを魅せないと。
そしてHARASHIMAさんだけじゃなくてKUDOさんも含めて一線級でいられる、と。
層の厚さを保つためにはここはKUDOさんが勝ってよかった。
ストーリー関係なく、単発で終わっちゃうのかな。

○佐々木大輔 vs 竹下幸之介 vs 大家健
この試合に先立って、佐々木と大家のやりとりが多すぎた。
会見しかり、ガンプロでのやりとりしかり。
となると、勝負が決まるのが佐々木大家間であって、
KO-Dは動かないのが確定していたも同然なんだよなぁ。
一番のウイークポイントとなる大家を二人が攻めるのは当然で、
それを受け続ける大家。カットにはいるどちらか、っていう流れが続いた試合。
ガンプロでもなんでもそうだけど、大家健という人はずーっと攻撃を受け続けてる。
プロレスのよさって受けの美学だともうフシがあるので、
大家健はすごいレスラーかも、という気持ち。
結局事前の期待通り、主に佐々木と大家のやりとり。竹下は添え物みたいだった。
そういうとこだぞ。
最後のフェイスロックはもうちょっと耐えられたと思うんだけどなー。ざんねん。
ルールもなんにもなく通帳持っていかれちゃったけど、どうすんだろうねw
試合には冨永と勝村先生がセコンドでついてて「うわー!」ってなりました。
うれしいよね。
そして試合後に佐々木に噛みつく勝村先生ね…ぐっとくる展開だよね…

つまらない大人にならないための

2017/8/20
DDT「両国ピーターパン2017~ピーターパン 二十歳になっても ピーターパン~」

○伊橋剛太 vs 鈴木大
○伊橋剛太 vs ゴージャス松野
○マッド・ポーリー vs 伊橋剛太
○ロッキー川村 vs 伊橋剛太
○ランジェリー武藤 vs 伊橋剛太
伊橋剛太5番勝負。
キングオブダークの展開が止まりすぎてて、それを鈴木大に無理矢理押し付ける展開。
松野さんはまあいいとして、
ポーちゃんが本編で出番なし、ってさみしいものがある。
XとXXはどちらかに飯伏でもぶっこんできたらイイナ!って気持ちでしたが、
このふたりだった。
ロッキー川村、流行ってるなー。
流行ってるけど、ロッキーでおもしろいのは帯ちゃんだよね。

○渡瀬瑞基&レッカ&ディエゴ&下村大樹 vs 松永智充&星誕期&島谷常寛&神野聖人
なんかなーんのインパクトのないダークマッチでした。
星誕期っている意味あるのかな。

○優宇 vs 瑞希 vs 滝川あずさ vs 坂崎ユカ vs 中島翔子 vs 山下実優 vs 辰巳リカ vs 黒音まほ vs 小橋マリカ vs のどかおねえさん vs のの子 vs まなせゆうな vs 甲田哲也 vs チェリー
個人的にはかなり楽しみにしていたこれですが、
TKが普通にモー娘で入場してきたのが最低で最高だった。
のどかおねえさんが一瞬でも戴冠していたのはかなりの胸アツ。
どらぼんがわりとあっさり負けちゃって悲しみある。
終盤の山下、中島、坂崎、優宇、瑞希あたりが残っていると、
やっぱりちゃんとプロレスとして見応えが出てくるなぁ。
あずにゃんがまさかのラスト入場だったのが意外!謎プッシュ!

○吉村直巳&上野勇希 vs 岩崎孝樹&飯野雄貴
飯野くんのデビュー戦。元ラグビー選手。
吉村もそうだけど、まだ動きが直線的だし、
ただパワーだけでプロレスとしての巧さみたいなのは皆無。
センスもあまり感じないな…残念だけど…
新人だと動きのバリエーションも制限されているんだろうし、
これから先、クリエイティブな動きをしてくれるとうれしいのだがー。
上野、岩崎あたりがしっかり伸びてくれたらイイナ!という気持ちです。

○大家健&大石真翔&LiLiCo&レディビアード&スーパー・ササダンゴ・マシン vs 大鷲透&平田一喜&ジョーイ・ライアン&赤井沙希&ヨシヒコ
TOKYO GO!ではじまりバッコミで終わった。
10人タッグはやっぱり外部ゲストやあまりものを寄せ集める外向けのベルトなのかな。
なんらかの大人数の試合に意味を持たせる、みたいな。マッスル的な。
もうちょっと期待してたなー。まあ、しかたない。
LiLiCoが久しぶりに登場したけど、ちんこなげとまんこなげの争いだけだったのかな。
ちょっと前の登場時はいろいろストーリーもあったけど、
今回は両国の話題性での登場だよなー。
ベルト戴冠して動き出るかな?

○黒潮”イケメン”二郎 vs 勝俣瞬馬
イケメンはもう異次元までぶっ飛んでる感じで素晴らしさしかない。
入場9割の選手はいい選手に間違いないですね。
それに引き替え勝俣はどうなんだろうか。
技の失敗が多すぎやしませんか。この試合に限らず最近。
NωAは3人組ではあるけど、ここ最近は個々で売り出してるよね。
MAOもだけど、特に勝俣はもっとちゃんと確実性をだして行かないと、
ただのDNAのJr.ってポジションで終わっちゃう。
とにかくこの試合はレベルが違いすぎた。残念。

○高尾蒼馬&鈴木鼓太郎 vs カズ・ハヤシ&石井慧介 vs 木高イサミ&宮本裕向 vs マイク・ベイリー&MAO
タッグが4チームってのは多すぎ。
しかも二丁拳銃以外は急造ですよね。
MAOベイリーはちょっとやってるか。連携もうまくできていましたし。
鼓太郎とカズ・ハヤシは特にテーマがない外部の人…と。うーん。
ここの持ちネタを出し合った試合。
似たような技を使う人って多いんだなぁ。
あとは技の継承みたいなのがあったのかな。
二丁拳銃がやっぱり流石。イサミさんはもっとみたいなぁ。

○KUDO&坂口征夫&高梨将弘 vs ディック東郷&ヤス・ウラノ&アントーニオ本多
これも記念試合的な?両国だとしかたないのかな。
アントンはその世界観が好きな選手なんだけども、
実は真面目に試合をしていると妙なかっこよさが出るので好き。
いまはごんぎつねブームでいろいろ頑張ってる。
ハッピーモーテルが解散して野郎Zではあるけど、
またおもしろユニットを結成してほしいです。
酒呑童子は実はコミカルな試合もできて、
その巻き込まれている感が楽しい。

○男色ディーノ vs 高木三四郎
ディーノが勝ったらリング上の全権。大社長が勝ったらディーノが結婚。
最初聞いたときはてっきり社長交代かと思ってました。
ディーノが結婚って現実的ではない気がしてしまった…
内容はこのふたりらしいばかばかしい感じ。
持ち込み凶器はオネェ軍団がちょっと不愉快だったなー。
大社長の奥方様は初めてみたんだけども、すごいムーンサルトだった。
なにをしていた方なんだろうか…
結果としては非常に満足です!
確かにちょっといまのDDTにはマンネリ感あって停滞している気がするので。
いい方向に向かってほしい…

×ケンドー・カシン vs 百田光雄×with百田家
で、ガンプロで勃発した因縁が何故かDDT両国で開催。
ケンドーカシンが指定した時間のほぼ12時間遅れで始まったのはよかった。
ただまあ、百田家だからずんどこだよね。
開催されたことがオチ。

○佐々木大輔 vs 彰人
ハードコアを主戦にしているわけではないふたりなので、
見よう見まねな感じ。間がちょっとあいちゃうのが残念。
デスマッチはさすがにできないわよね…このあたりのメンツで。
ラダー中心の攻防であとは順番に椅子とかそういうのが出てきた。
彰人は足攻めと関節。
佐々木は派手な飛び技と関節。
相手が痛そうなのは彰人の足攻めでした。
カベジュラマッチだったので、負けた彰人が潔くバリカンで刈ったのはよかった。

○HARASHIMA&丸藤正道 vs 入江茂弘&樋口和貞
入江の新入場曲がかっこよかった。T2。
オーケンがなんかおじいちゃんみたいでしたね。
でもまあ、丸藤の入場曲もかっこいいんだよなぁ。
HARASHIMAさんが焦っていたというか余裕がなかったように見えました。
入江樋口組ってスピードもパワーもあっていいチームなんだけど、
なんで勝てないんだろうか。特に入江。
アメリカ遠征まで行って帰ってきてそこからタイトルないですよね。
丸藤は見栄えがしていい。
HARASHIMAさん越しの虎王とかびっくりした。
そしてまたタッグのベルトが他団体のゲストにわたりましたとさ。

○竹下幸之介 vs 遠藤哲哉
いい試合、すごい試合ではあったけれども、
素直にそういえない不思議な試合。
先の60分ドローのタイトルマッチの後半30分部分を煮詰めた感じかな。
確かに、竹下の試合がこの日の一番の激しさであり、レベルの高さではあったけれども、
どうしてもプロレスラーではなくアスリートの試合にみえるのかなー、と薄々。
超個人的な好みの問題だよなぁ。
や、おもしろかったですよ。興奮はしました。
この二人がDDTの未来かといえば、そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
物足りなさはある。
そして竹下が負けるイメージがしなくなっちゃったのも事実。
この先、どうなるんですかね…という両国大会でした。楽しかった。