2018/3/25
DDT「Judgement2018~DDT旗揚げ21周年記念大会~」
○マッド・ポーリー&松永智充&星誕期&チェリー&伊橋剛太 vs 渡瀬瑞基&レッカ&下村大樹&島谷常寛&中野貴人
ベテラン陣とDNA陣。
DNA陣の印象はまったくなし。
ベテラン陣が順番に出てきて自分のノルマをこなしていく感じの試合でした。
ポーちゃんがこの位置にいるのが本当にもったいない。
もっと活かせると思うんだけどなぁ。キャラもはっきりしてるし。
松ちゃんは身体が厚くなって来ていたし、この前のガンプロでもよかったので、
もっと本体にからんで来てほしい気持ち。ぎょえんが忙しいのかな…
○近野剣心&定アキラ vs 岩崎孝樹&冨永真一郎
DNAを見ていないので定アキラ選手がなにものなのかさっぱりわからず。
剣心もDNAに出ているんでしたっけね。
そして岩崎くんもDNAか。冨永は…うん。
これも近野剣心の一人勝ちの印象でした。
期待していたのは冨永なんだけども、なーんの爪痕も残らなかったなぁ。
○坂崎ユカ&中島翔子 vs 辰巳リカ&黒音まほ
個人的メインイベント。みらクりあんずvsどらごんぼんば~ず。
アンダーマッチの中で一番最後ということに意味がある。
みらクりが純粋にプロレスとして魅せられるタッグチームであること。
どらぼんは東女が女子プロレスの中でどういう立ち位置にいるのかを見せていたこと。
あれだけの広い会場だと印象も広がって薄まってしまうので、
元々連携の濃い(見栄えがする)みらクりが有利に思えました。
いつかこのチームがベルトをかけて試合をする時が来ると思うとなかなかの胸熱。
まあ両国なので特典的な試合ではあるけども、
それでもなんでもどらぼんになにか派手な連携技が欲しいなぁ。
いつかどらぼんがリベンジする日を心待ちにしてる。
○アントーニオ本多&イーサン・ペイジ vs 才木玲佳&レディビアード
○イーサン・ペイジ&アントーニオ本多 vs 吉村直巳&奥田啓介
○勝俣瞬馬&彰人 vs アントーニオ本多&イーサン・ペイジ
○平田一喜&大鷲透 vs 彰人&勝俣瞬馬
○平田一喜&大鷲透 vs LiLiCo&大石真翔
ガントレッドマッチなので勝ち残りで6チーム最大5試合。
デッドリフトロリータだ!
DLLはビアちゃんが苦手…というか嫌悪感があるのでちょっと…
でもれいたんのアイドルモードのときは初めてみました。
本気モードの才木玲佳だと簡単に負けさせられないのかな。
イーサンペイジは噂には聞いているんだけれども、
こういう試合形式では雰囲気がつかみきれてないのでまだなんとも。
LiLiCoの出オチは相変わらずだけど、こういう試合形式で平田が勝つのはなんでだろうか。
たいしてプロレスしないのに謎に勝つよなぁ。
例年だったらアイアンマンバトルロイヤルだったやつが、形をかえた感じの試合。
ビッグマッチに全員出すためにはしかたがないのか…
○コルト”Boom Boom”カバナ vs ジョーイ・ライアン
ジョーイが入場などでセクシーアピールをしているときに、
観客は「ふぅー」みたいな歓声をあげるわけだけど、
あれは確かに北米方面の人が聴いたらリックフレアなんだよな、と。
カバナが不思議な顔でフレアウォークしてたし、逆水平を打ってアピールしてたし。
そういう声出し?歓声のルール?みたいなのが国によって違うのはおもしろい。
カバナはやっぱり裏打ちされたレスリングの巧さが伝わって感心しちゃう。
ヒールは本当は人格者だし、コミカルなプロレスをするにも基本的なテクニックが必要なんだろな。
ジョーイはわりとテンプレレスラーだと思っていたんだけど、
キャンディーを巡る攻防+松井さんの使い方がビッグマッチ仕様ですばらしかった。
ずーっとあそこに入ってたのよね、キャンディ。
いやー、カバナもジョーイもおもしろ外人だなぁ。
こういう部分もDDT所属の誰かがひっぱらないと駄目な部分なんだろな。
○沙希様&世志琥様&アズサ・クリスティ vs 山下実優&伊藤麻希&瑞希
美威死鬼軍はしっかりとDDT本体に出たのって初めてかしら。
過去に去年のビアガーデンではあったけど…
伊藤ちゃんさんは膝を怪我しているところをよくがんばった。
ただただ絶叫していたのと小こけしをぶっぱなしたので十分に活躍してた。
あと世志琥様の怒りをちゃんと買っていたし。
DDT客は伊藤ちゃんさんを知らないわけじゃないからよかったのかしら。
山下さんは沙希様としっかりとぶつかり合うパートを担当してて、
みずぴょんすはあずにゃんの教育係かしらね。
両国でも見栄えがするなぁ。見栄えみたいなの大事。
そして世志琥様の素晴らしさ。中の人がコメディ出来るイメージがなかったので、
シャルロッテを徹底的に使ってキャラ設定が完成していたのが素晴らしかったです。
ぜんぶ持って行ってた。
マーサやユキオサンも好きだけど、続きがあるなら世志琥様がいいなぁ。
まあ、無理か…
○スーパー・ササダンゴ・マシン vs 黒潮“イケメン”二郎
ダンゴのいいところとイケメンのいいところの全部が出た試合。だいぶすき。
伏線のようなものを張って、それをずばっと回収するのが気持ちよかった。
イケメンのお父さんは単なる人質かと思ったらさらなる役割があったのがすごかった。
とにかくもパワポ、イケメンの長い入場、スローモーション、映像からのオチ。
マッスル度の高いプロレスはDDTならではで、これがあってのDDTだと思いました。
よかったよかった。
ただアイアンマンヘビーメタル級のベルトがかかってる意味がもう少し欲しかった。
○梅田公太&上野勇希&竹田光珠 vs KUDO&坂口征夫&高梨将弘
梅田アゲのストーリーありきの6人タッグ戦でしたね。
上野くんと竹田は必要だったの?誰でもよかったんじゃないの?っていうのが残念。
最後の最後は征夫さんと梅ちゃんの1対1みたいな構図になっててタッグワーク関係なかったし。
たぶん、この大会の目的として全体の、世代の底上げみたいなものがあって、
梅田を酒呑童子に埋もれている状態から一つ持ち上げたかったんだろうな。
そういうのって他の団体だと試合内容やらを評価されてあがっていくんだろうけど、
DDTはこういうストーリーを与えられて本として進級する感じになる。
結果、客が置いて行かれる感じになって感情移入が出来ない。
無理矢理感が出ちゃうから。
いまはユニットが機能していない、ユニット間抗争が機能していないので、
こんなやりかたしかないのかなぁ、という気持ちです。
じゃーさ、この6人タッグのベルトどうするの?
3人がチームじゃないじゃんね。
○MAO&マイク・ベイリー vs 中澤マイケル&中邑珍輔 vs 宮本裕向&高尾蒼馬 vs 木高イサミ&阿部史典 vs 高木三四郎&一般人・澤宗紀
全面利用が出来なくなったことで魅力が半減してしまって残念。
まあ、MAOを持ち上げるのが目的というのは最初からわかっていたので結果はどうでもよくて。
珍輔の入場。阿部ちゃんと澤宗紀とのマッチアップ。そして安部ちゃんが予告した僧侶100人。
この辺を楽しみにしていました。
宮本裕向の流石の有刺鉄線ボードと珍輔のサーフボード…ぐらいかな。おもしろかったの。
イサミさんが目立たなかったなぁ。ギガラダーは確かによかったけれども。
○グレート・ムタ&佐々木大輔&遠藤哲哉 vs 男色ディーノ&石井慧介&大家健
もうグレートムタしか見てなかった感じ。
一挙手一投足を見逃しちゃなんねーな!みたいな異常事態だった。
たぶんまる一年前ぐらいに武藤敬司を見ているんだけど、あんなに足が痛そうじゃなかった気がする。
もちろん痛そうだったし痛かっただろうけど、今回のほうが全然悪化してた…そりゃ手術するよね…
プロレス的には技も多くないし、派手というわけでもない。
低空ドロップキック→ドラゴンスクリュー→足四の字。
フラッシングエルボー。シャイニングウィザード。ラウンディングボディプレス。
それでもすごいレスラーだなー、って思うのはすごいよなぁ。緩急かねぇ。
技をひとつひとつ出すごとに「これが最後の…」ってなって切ない気持ちに。
武藤敬司最後のムーンサルトはW-1だったけど、
グレートムタ最後のムーンサルトはDDT。しかも男色ディーノ戦でした。
いいもんみた…一生もののやつだ、これは。
試合は…大家健とグレートムタがマッチアップして、
ムタに対して炎のスピアをきめるとかそんな世界線があったんだねぇ。
○樋口和貞&関本大介 vs HARASHIMA&丸藤正道
樋口くんがあれだけ前哨戦で負け続けていたので、この結果はまあそうだよね。と。
あと丸藤はほぼタイトル戦だけしか出ないので…という気持ち。前哨戦は出てたけど。
6人タッグもそうだけど、梅田とそれ以外。樋口とそれ以外。というストーリーで、
そんでまた外様の関本でしょ?関本好きだけども…
のし上がっていく感じではなくて持ち上げられていく。担ぎ上げられていくのがDDTなのかな。
数年前にシングルプレーヤーとしてKO-Dに挑戦していたころのほうが怪物感はあった。
関本が横にいたらそりゃ怪物感は減るよなぁ。なんかストーリーが下手…
試合自体はそれぞれのノルマをこなしていたのでいい試合でした。
結局、不知火は見られなかったな…
○竹下幸之介 vs 石川修司
たぶん試合をみていた時の気持ちも結果をみての感想も、
アンチ竹下の立場なのでそう思うのであって、もう個人の好みの世界。
いい試合だった!竹下勝ってよかったなぁ!って思う人もいるのはわかる。
それもこれもあくまでも個人の感想。いい悪いはない。
煽りVの時点でジャーマンスープレックスで竹下の勝ちがわかった上で見ていた。
結果のわかった状態で試合をみることほどつまらないことはないよな、と。
元三冠王者って伊達じゃないよ。元、とはいえ今が全盛期だし。
全日本とDDTじゃ格が違いすぎる。
勝つには相当の説得力が必要だし、見ていてその説得力が伝わってこなかった。
体力的にもふらふらで劣っているように見えたし、
フィニッシャーになったジャーマンだって投げられる側がジャンプして、
フォールもふらふらな中途半端なものだったし。肩ついてた?本当に?
どうしても作られたチャンピオンの印象が拭い去れない。
確かにいい試合だったかもしれないけど、なんだか乗り切れないものがある。
両国のメインであんなに少ない紙テープってある?
これのどこがハッピーエンドなのだろうか。バッドエンドとしか思えない。
マイクのスイッチをわざと切って話し始めるのはコルトカバナがさっきやってた。
「俺についてこい」は確かHARASHIMAさんが関本からKO-Dを取り返した時のセリフだし、
コーナーに登ってアピールしようとした結果、派手に滑って落ちる。
かっこつけるからでしょ。ものまねしてどうするの。
これが今のDDTというのであれば、悪いのは竹下ではなくDDTってことになる。
ちょっと本当にDDTは駄目かも。
試合もその後のエンディングも全て終わった後の入江の帰還は賛否両論だとは思う。
映画のエンディングロールが終わった後の、
最後の最後のボーナストラックみたいなのを意識していたんだろうけど、
映画とは違って席を立って帰っちゃった人もいっぱいいただろうしタイミングが悪すぎた。
入江の言うことはわかる。彰人がお怒りなのもわかる。
彰人の言っていることは正論だと思う。
あたまの弱い人は正論に弱い。
駄々を捏ねて逃げた人がすーっと帰ってきていきなり挑戦は確かに筋が通ってない。
で、正論を言われた後になんにも言わずにまた逃走ってのもぐだぐだすぎる。
その後の竹下のマイクもなんかすっきりしない。
もう、なにこれ?ってなる。
一番最後の竹下のマイク中に乱入してボコボコにしてなんにも言わずに帰ったほうが何倍もよかった。