キミはいい目をしている

2018/3/21
東京女子プロレス「行こう!行くべ!行けば!行く時!迷うなら板橋に行くだけさ!」

オープニングで愛野ユキちゃーんから大切なお知らせ。
ユキちゃん、リングアナを卒業してしまうとのこと
(学生さんだし学業が忙しいのか別の進路が決まったのか…どちらにしろさみしい…)。
卒業してプロレスラーになるって
(すごい!一度あきらめたけどもう一度チャレンジするのはすごいこと!おねえさんと同じになれるね)。
デビューは今度の後楽園で試合はタッグマッチだそうで
(あー。どうせパートナーはあの人でしょ…?)、
の流れからのどかおねえさんが登場した時の会場内の「やっぱりおまえかー!」が最高でした。

○のどかおねえさん&ヒナノ vs ミウ&ラク
アプガプロレスのアイドルチームにのどかおねえさんが加わった試合。
うーん…なんかひとつひとつの動きに注文をつけたくなる厄介客になってしまう…
あらかじめ決められた動きしかできないので、
段取りがわからなくなるとストップしてしまう。
プロレスがどうせやらせでしょって言われちゃうのって、
そういうあらかじめ決められているっていう部分が露呈してしまう時に言われるので、
もっとちょっと自分の動きが出来るようになったらいいな、という気持ち。
なんか試合中にできなかった部分で笑いが起きるようじゃ駄目だよなぁ。
もう本当にちゃんと練習しているのか心配だし、
フィジカルな練習だけじゃなくて、プロレス自体のことを勉強してくれないとー。
そういうのちゃんとしておかないと怪我しちゃう。
と、言っているそばから紫が怪我したしー。ほらー。いわんこっちゃないー。

○瑞希 vs ヒカリ
で、たぶん練習量は他の子たちと同じだと思うんだけど、
これだけ差が出てきたのは本当にセンスと気持ちの問題だと思ってる。
ヒカリさんはいずれ東女の上位まで行ける気がする。
相手のみずぴょんはキャリアももちろん実力もあって、
格下相手にもいい試合が出来るのはさすがの一言。
ジャパニーズレッグクラッチホールドをジャパニーズレッグクラッチホールドで返したのは最高。
ヒカリさんのいいところは試合の後半になればなるほど粘り強くなるところ。
あれだけニアフォールが続くといい試合になる。いいとおもいます。

○優宇 vs 上福ゆき
東女の問題児であるところの上福ゆきさんですが、だいぶよい。
プロレスとしていいかわるいかは別としてもうめっちゃおもしろい。ツボる。
すげー技もってっからね、と言って優宇さんのパンツの色を発表するのわけわかんなくてよい。
フェイマサーが簡単に決まらなくなってるのは気になるところだなー。
あとはプロレスを覚えてほしいです。はい。逸材だよー。
で、優宇さんが一年目の勢いからちょっと失速している気がする…
柔道をベースにして強さを見せてきたけど、
その頃もプロレスできてる?っていうのは疑問点で。
じゃあ、いまもプロレスになっているか?といえばそうでもない気がする。
パワーはあるし、もうちょっとプロレス的なことを覚えてくれたらなぁ、と。
うーん。

○辰巳リカ&黒音まほ vs 才木玲佳&中島翔子
どらぼんvs筋肉大怪獣。
れいたんの華がハンパない。
実力者だらけのタッグマッチなので見応え十分すぎました。
翔子さんがリカさまに619をぶつけてそのままロープにひっかかってるところに、
まほさんがダッシュしてスライディングジャーマン決めるのとか快感以外の何物でもなかった。さいこう。
どらぼん…というかリカさまの好きなところはその謎の狂気性で、
言葉じゃ表現できないなんかすごいちょっとだけズレてて狂っててさいこうなんですよ!もー!
翔子さんは正規のタッグチームじゃかったけど、
本当にこの試合はずーっと見ていたいタイプのやつだった。よかったよかった。
…というかこれは両国のアンダーマッチの前哨戦でもあったのか。なるほど!

坂崎ユカ vs ハイパーミサヲ
これがセミ、、
って序盤は思っていたんだけど、よくよく考えてみると名作だった。
当然、ハイパーミサヲさんの世界観ばかりが十二分に発揮されていたわけですが、
そこにユカっちが強いユカっち…に加えて魔法少女という部分が表に出た試合。
abemaでの両者リングアウト20カウントっていう前置きがあって、急遽30カウントまでOKに。
もう、この試合、リングアウトで決着じゃない…って思わせおいて、うん。まあ、結果は…
場外カウントで木曽さんが「トゥエンティースリー!」とか言い始めたあたりでもう空間が歪んだ。
パミさんだけじゃなくてユカっちの世界、
例えば場外マットで簀巻きにするやつは大阪でおねえさんとやったやつで、
そういう復讐を兼ねているのはとてもよい。
あとおかしのリュックとか一生懸命作ったんだねぇ、パミさん…とか思ったら泣けてくる。
結果は両リン。はい。ですよねー。

○坂崎ユカ vs ハイパーミサヲ
延長試合を行うまでのTKにふたりして頭をさげるくだりが最高だった。
パミさんとTKって仲いいよね…
で、ワンカウントマッチになったけど、
この試合形式は以前のプリンセスカップでパミさんは翔子さんから幻のワンカウント勝利があったので、
もしかしてユカっちに勝っちゃうかも…って思ったけど。はい。ですよねー。

○アズサ・クリスティ&沙希様 vs 山下実優&小橋マリカ
マリカの急襲から始まった試合は、
対抗戦のような殺伐とした雰囲気がずーっと続いておもしろかった。
そういうのわくわくする…!
で、マリカのかわいらしいという部分を取り除いたプロレスはわりと好きです。
レッグドロップを落とすシルエットがなかなかよい。
ただ急造チーム、そしてエース山下が混ざっているチート状態では勝てないよなぁ。
しかたのないところではあるけども…
美威死鬼軍のいいところは沙希様のどこか抜けている憎み切れない可愛げなんだけど、
そのよさを活かすのはおつきのパートナー次第で。
それを考えると愛さんのレベルの高さがハンパなかったんだなぁ、と。
初期の美威死鬼軍は本当に名作だった。
キャラ変やキャラ偏向の流れになると好き嫌いが出ちゃう。
あずにゃんのセリフ回しがなんか無理してるようでにんともかんとも。
それがいいところでもあるんだけどねー。
そして沙希様の一言が全てを物語っていて、
もっと早くから本気出せばよかったのにね、マリカさん。ドーナツばかり食べてないでさ。

で、次はれいたんとマリカのタッグで挑戦。
マリカの連戦はどうなの?とは思うけど…まあ、いいのか。
れいたんさまには次の後楽園でなんいもない試合をさせるのは申し訳なかったのかな…
これでストーリーとかでなく、本当に筋トレして鍛え上げられたマリカが出てきたら最高なんだけど。
はてさて。