2018/10/28
DDT「DDT LIVE! マジ卍 後楽園ホールスペシャル!!」
○彰人&勝俣瞬馬 vs アントーニオ本多&樋口和貞 vs 大鷲透&平田一喜 vs 坂口征夫&高梨将弘
結局T2ひ~的な試合になってしまい、オープニングマッチだなー、って。
ハロウィンにちなんでコンプライアンスのおふたりが早変わりして出てきたのはよかったです。
全体的にめでたい感じでした。
○エル・リンダマン vs 島谷常寛
島谷選手のDDT本体でのシングルマッチって初めてかしら。
DNAで行うのであればメイン級になりそうないい試合でした。
ストロングハーツの存在意義が様々な団体の底上げということなのであれば、
確かに燻っていた島谷選手の頑張りが見られたのでとても嬉しい気持ちに。
試合だけじゃなくて試合前のマイクでのやりとりも頑張ってたー。えらいー。
島谷選手のウイークポントは身長にあるとは思っていて、
それと同程度の身長のリンダマン選手が、
あれだけ他の選手たちと違和感なく活躍出来ているんだから、
島谷選手にも可能性はある、ってことだよなぁ。
プロレス的な動きはいいのだから期待しちゃう。
リンダマン選手はいいレスラーだった。
いい試合を組んでもらえてよかったねぇ。
●高木三四郎&今成夢人&マイケル・ウルフ vs 大石真翔&スーパー・ササダンゴ・マシン&ゴージャス松野
大社長が謎にボディペイント。なんで大社長だけ…
サイバーエージェントはあまり信用していないので、
アンケートの結果なんて最初から決まってるんでしょ?的な結果だし
(本当にあのパーセンテージになったのかもしれないけど)、
タイキックありきの試合だった印象。
まあ鳥羽さんが見られたのでよかったです。
あとはまこりんの汎用性の高さよ…すごいなぁ。
○石井慧介&MAO&飯野雄貴 vs 上野勇希&梅田公太&渡瀬瑞基
渡瀬の謎スーツは結局なんだったんだろうか。まあ、それはいいとして。
若手組の頑張りが素晴らしかったこの試合。
みんなよくなってるー。
どんどん下剋上なり、上に噛みつくなりして欲しい。
梅ちゃんのマジ卍での推しごとを少し急いでしまったので怪我が心配すぎる。
上野くんはHARASHIMAさんの正当な後継者として育てていきたいんだろうけど、
ちょっと早めに前に出してあげたほうがいい気がしてる。
それこそMAOと対抗させていったらいいのでは?と。
竹下と遠藤のライバル関係みたいに。最近、それも薄れているけど。
だもんで、ここで負けブックを書かれたのは憤慨。
飯野くんはクイックネスが課題かしらね…
○伊藤麻希 vs 荒井優希 vs さくらえみ vs チェリー vs 瑞希 vs 赤井沙希 vs 上福ゆき
SKEの子を接待するための試合…
さらに伊藤ちゃんに花道を作ってあげる試合。
そこでなんにもないところからプロレスが作れるさくらさんの登場。
やー、すごかった。さくらさん。さすがカルトヒロイン。スーパーアイドルだわ。
チェリーさんはまあいいとして、
かみーゆと赤井さんをつなぐモデルという線。
赤井さんとさくらさんをつなぐ足の長さ。
さくらさんとみずぴょんすをつなぐ師弟関係。
みずぴょんすと伊藤ちゃんをつなぐ伊藤リスペクト軍団。
伊藤ちゃんと荒井さんをつなぐアイドル。
プロレスラーではない(もちろん練習なんてしていない)荒井さんにプロレスをさせるには、
ほうき相手でもプロレスの出来るであろうさくらさんが必要で、
それを見事に成し遂げたさくらさんには尊敬の念しかありません。
暴君ここにありだった。
なによ、さくぴょんってw
むりやりチーム作ったってこと?
そのさくらさんを(試合の役割として)フォローするみずぴょんす。
さくらさんとの絡みはここまでのキャリアを考えたら胸熱だし、
敗退した後に伊藤ちゃんのセコンドについて、
ずーっとリング下でリアクションを取っていたのは素晴らしさだった。
アイアンマンバトルトイヤルは試合中に王座が転々とするのが面白いと思っているので、
最終的に一度しか移動しなかったのは残念。
伊藤ちゃんの戴冠は嬉しい限りです。
荒井さんは流石のアイドルで表情だけでプロレスが出来ていた印象です。
佇まいがしゅっとしてて素晴らしかった。
でも次にSKEが来るときは雑魚じゃなくてエースを連れてきな、エースを。
○CIMA&T-Hawk&トアン・イーナン vs 高尾蒼馬&遠藤哲哉&マッド・ポーリー
STRONG HEARTSの素晴らしさしかなかった試合。
CIMA選手がちゃんとやられ役としてダムネ勢の技を受ける序盤の展開。
中盤以降、残りの二人にきっちり指示をだし、統制をとり試合をゴールに向けて構築する。
もうなんかこんなの見せられたらファンになるしかない。
立ち振る舞いすらも圧倒的に美しかった。
ダムネ勢は高尾くんさんと遠藤はまだ若手の部類で、
ポーちゃんが流石の試合構築だったのが括目ポイントでした。
ポーちゃん伊達じゃないわ。
結局、全てで上回ったSTRONG HEARTS。
全てで下回ってしまったDDT勢。
なんかDDTのプロレスとは?を考える時が来ているんじゃなかろうか。
これでなんも考えなかったらプロレス団体として先が見えてきちゃうよね。
○青木真也 vs HARASHIMA
Extream級のタイトルが何故両国大会で行われなかったのか。
その答えを見せられたような気持ち。
このがっちりとしたグラウンドの攻防は後楽園ホールの熱量がないと駄目だった。
わかりやすく言うと、両国は観客から遠すぎた。
Extream級の特徴である「ルールをチャンピオンが決めることが可能」という点で、
HARASHIMAさんのフィールドである「プロレスルール」を採用したにも関わらず、
青木信也のフィールドであるグラウンドで終始闘っていたのがポイントな気が。
それでもなんでもHARASHIMAさんのグラウンド技術は素晴らしいものがあって、
紙一重だった印象です。
実際にロープに逃げたのは青木選手のほうが先ですし。
最終的には落とされてしまったけれども。
見応えは非常にあって、DDTでこういう試合が出来るというのも評価が高いし、
こういう緊張感のある試合がもっとあるべき、というふうに思いました。
が、
プロレスルールを活かせなかったのはよくないことだと思う。
あんなにルールで揉めて、その揉め事がなんにもなかったように試合が行われて。
うーん。ストーリ的なおもしろポイントがあるのがDDTじゃんね、って。
HARASHIMAさんがこの形式で本気で試合に臨んで破れてしまって、
じゃあ、他に誰が勝てるの?こういう試合が出来るの?って思いました。
まあ、そこがExtream級のおもしろいところで、
試合形式自体で最終的にはなんとかなるんだろうけども。
佐々木大輔&石川修司 vs 丸藤正道&竹下幸之介
マジ卍とはなんだったのか?というのをずーっと考えていて、
竹下政権がしばらく続いたときに、DDTがつまんないと感じていたんだけど、
そのマイナスの印象が悪い意味でひきずっていたのがマジ卍だという印象。
必要悪、みたいな。その表現も違う気もするけど。
竹下くんの人気のなさがなぁ。
サイバーエージェント配下になって会場に見に来ている人よりも、
インターネットのその先の人に向けて試合をしている印象が強くなっていて、
(誰のものかわからないけど)自己満足的なセンスのなさがあった感覚です。
カメラが致命的にリング前に立ちはだかっていいところが隠されるのもいらっとしたし。
カメラマン使うならプロレスに精通したカメラマンを使って欲しい。
この試合の印象に残ったのは俺たちの石川修司のテーブルクラッシュだしサライだし、
丸藤のトラースキックと不知火だしサライだし。
それはたまにしかみられないアリガタミの要素もあったけども、だ。
試合自体もドローでなあなあに終わったし。うーん。
センスって大切だよね、って思いました。
個々の攻防はよかったのはよかった。
まあ、試合結果云々は置いといて、よかった。
ディーノの記憶喪失の話はDDTらしさあっていいと思いました。
このままギミックチェンジでもいいし、
記憶を取り戻して男色キャラに戻ってもいいし。
どちらにしろちゃんと面白い話にしてくれたらそれでいいと思います。
記憶はなくしていたけど、KUDOさんのことは覚えていてくれたのは嬉しい気持ち。
いつまでも仲良くしていて欲しい。
マジ卍は結局のところ、終了せずにペースダウンして継続。
最初から既定路線だった。
でも、「マジ卍」って名前は変えて欲しかった。
サイバーエージェントグループになっていいことあったのかなぁ。
お金があってわけのわからないB級タレントを連れてくるなら、
その分いいレスラーのギャラにして試合してもらった方がよっぽどいい。