我闘雲舞」カテゴリーアーカイブ

誰でも陰謀論

2019/5/1
誰でも女子プロレス「SHOWCASE」

待ちに待ったというかなんというか、
ダレジョの集大成的な板橋大会。
リングの大会は稲田堤で一度あったけど、
ちゃんとした興行として成立させようとした初の大会…という位置づけでいいんだろうか。
昼に我闘雲舞の興行があった関係もあって(?)超満員。
素人のプロレス教室の発表会にこの客の入りはすごい。びっくり。
ロックアップ選手権→ドロップキック選手権→試合→ファンミの流れで、
だいぶおなかいっぱい楽しめました。
技術的云々はわからないけど、全試合おもしろかったし、
それは参加者のみなさまのキャラクターがそれぞれあるのってところで凄い。
個人的にちょっとしたハイライトは鳴りやまぬヤマダコールのところ。
不器用ながらも一生懸命な姿はどうしても観ている側に響いてくるし応援したくなる。
一生懸命って大事だよなぁ。
道場でお会いして勝手に先輩だと思っていた方がいきなりリングに登場したのはアガりました。
リングネームだったからわかってなかった…
しかも陰謀Tシャツってさいこうだった。
ダレジョを観に行くと「(プロレスだけじゃない)気付き」みたいなのがたくさんあるので刺激的です。
また次回はよ。
今回のこの大会を経由したダレジョメンの次の試合を観たい。

QUEENと女王 of death.

2019/4/20
誰でも女子プロレス「EXTRA6」

前回と間を開けずに開催されたダレジョの6回目。
流石に初参加の方はいらっしゃらずでした。
その分、精鋭たちが集まった!みたいな感じ。
プロレスっていろんな形がある、っていうのを改めて思ったというか、
まさかのデスマッチ?形式も飛び出して、
みんなプロレスが好きなんだなぁ、と嬉しい気持ち。
メインは生徒さんがプロに勝つかと本当に思いました。
みんなで力を合わせたらいつか番狂わせもあるんじゃなかろうか。
それぐらいの見応えのあるいい試合でした。
一年であそこまで出来るのか…すごいな。
生徒同士の試合であそこまで魅せられたら一つの到達点よね。きっと。
ダレジョにいくと、というか市ヶ谷に行くと、
プロレスをただ観戦するだけじゃなくて、
声を出して観客が試合を作っていく楽しさ、みたいなのを改めて感じます。
ダレジョのキャッチフレーズ?でもある、
「見ているよりやったら楽しい」っていうのはプロレスの魅力よなぁ。
じぶんもがんばろ。

新元号代理戦争

2019/3/31
誰でも女子プロレス「EXTRA5」

稲田堤でのダレジョ。リングの大会。
大会前にさくらさんが
「リングで試合をするとどうなるか?よりプロレスっぽくみえる」
と言っていて、
普段はリングではない市ヶ谷で練習しているのだけれど、
週一で稲田堤でのクラスもあるので、
本当に遜色なくリングでの試合が行われていて凄い。
さくらさんの言っていた通りだ!ってなるけど、
選手のみなさまの技量がちゃんとしているので冷静に凄い。
試合はノーツイートだった元号決定戦が最高だった。
「鈴木」vs「HARASHIMA」の代理戦争。
次の元号は「鈴木」か…忙しくなるな、、
選手のみなさなはプロのレスラーではないとはいえ、
何度も試合を観ているともうダレジョはヒトツの団体だし、
愛着というか、個々に興味も沸いてくるので、
既に普通の団体を観に行く感覚になっているのが面白いです。
またいきたい。

Who is NEXT?

2019/3/23
誰でも女子プロレス「EXTRA4」

ダレジョ4回目の開催。
ついに6試合も組まれる展開に。すごいな。
ガトムからメイちゃんと美鶴さん、信州から杏ちゃむさんのプロが3名。
美鶴さんのスイッチが入る感じもガトムのときよりも落差が大きいので顕著だし、
メイちゃんに至っては2試合。どヒールだった。いいぞいいぞ。
見るたびに自分の中で各生徒さんの情報がリセットされるので、
試合が全部新鮮で面白くみえました。
プロレスってこういう作り方になっているんだ、っていう種明かし部分もあり、
その種明かしを知ることによって「プロレスってすげーな!」って感心が増す感じです。
試合一つ一つもばらばらで実力差もあるんだけれども、
その差があることによって見飽きないおもしろさがありました。
ちゃんとそれなりに出来る人たちによる見応えのある試合もあるし。
プロではない試合に対して、
見る側の気持ちも持ちようと試合に参加する気持ちがすーっと出るのが快感。
そして多少ですが、顔見知りの生徒さんも出来てファンミーティングに参加するのも楽しい。
結論としてはさくらえみすげーな、っていう着地点。
ここから本当にメイちゃんに続く選手デビューが待たれる感じだなぁ。
誰かずばーん!と決断しないかな。

Quo vadis, domina?

2019/3/22
我闘雲舞「平成最後のガトム新木場 ~Gatoh-Move Japan Tour 416~」

○サワディー仮面&新納刃&チェリー vs 帯広さやか&アントーニオ本多&杏ちゃむ
杏ちゃむさんがよくなってた。
前にみたときはとにかくグラビアポーズで威嚇してるだけの印象で、
プロレス的にはこれからなんだろうな、って思ってましたが、
そのこれからが始まってちゃんとプロレスラーになっていた感じ。
帯ちゃんの多動的な動きは相変わらずで、
サワディーさんとのバックの取り合いは面白かったです。
刃さんはどこかお怪我をしているのかしら…出番が少なかったような。
アントンは相変わらずで、帯ちゃんとのタッグが嬉しいんだな、って微笑ましかったです。

○関根龍一&藤田ミノル vs アンドリュー&E.K.バギー
なんか海外勢の未熟な部分がはっきりと露呈してしまい、
それをミノニーが必死にカバーしてくれたようなお試合。
せっかくの戦闘民族のふたりの参戦だったのにちょっと残念。
関根R氏の「レッツ!」があってよかった。
もっとしつこくやってもよかったのにな、こうなってしまったら。
肉体的には鍛えるのは、簡単ではないけど、まあ簡単で(頑張ればいいやつ)、
プロレス的に鍛えるのは本当に難しいんだな。
持って生まれたセンスみたいなのが必要だろうし、
そういう動きって本当に練習の積みかさねでゴールがないやつだし。
そうおもうと藤田ミノル選手のプロレスレベルって相当高いんだな、と思いました。

○世志琥 vs 駿河メイ
やー、この試合好き。
世志琥先輩はどうしても例の事件の印象もあるんだけど、
DDT参戦時の「実は可愛いところがある」みたいな印象も持っていて。
試合自体もちゃんとした試合は初めて見るレベル。
メイちゃんの天真爛漫さにどれだけ対応できるのか?っていう前テーマ。
結果として、世志琥先輩のプロレス脳の高さというか、
適応能力と優しさと可愛げ、もちろんプロレス的な巧さが見えたという感想です。
ちゃんと自分の世界観を保ちつつ、メイちゃんの世界観にも踏み込んでた。
すごいわ。伊達じゃないわ。
メイちゃんはもうメイちゃんの世界観を持っていてすごいな!っていつも思うんだけど、
こういう選手が相手だと可愛いだけじゃ駄目で、
強さみたいなのが出てこないと駄目なのかしら…と思いつつ、
ガトムだからいいのかな?みたいな気持ちになったりならなかったりしました。
それでも終盤の一騎の畳み掛けは素晴らしかった。
いいよね、メイちゃん。

○高梨将弘&KUDO vs バリヤンアッキ&趙雲子龍
酒呑童子興行には諸般の事情によりいけないので、
休場前のKUDOさんを見ることが出来てうれしい限り。
実はDDTでの推しメンはKUDOさんなので。
高梨KUDO組はこれが最後…かな。
酒呑童子の連携が好きなので存分に目に焼き付けておきました。
四人が四人とも試合巧者なので見応えのあるいい試合。
連携に勝る酒呑童子が勝つ結果。
アッキは結局DDTのセレクションどうなったんだろう。結果待ち?

○さくらえみ vs 紺乃美鶴
美鶴さんのお母様へのカミングアウトマッチ。
レディリンのインタビューで「いつかやる」と言っていたのを心待ちにしてました。
歴史的な試合に立ち会えてよかったです。
ゴング前にお母様に向けて笑顔でVサインを掲げたのを見て、
「嗚呼、尊い…」って思ってしまってなんかヤバかった。
自分の育休期間もあり、美鶴さんの試合を拝見するのは久しぶりで、
その間に里歩さまの休場(&退団決定)もあって、
美鶴さんの「(我闘雲舞の)エース宣言」があったのを知り。
そんなわけで括目しました。
で、やー。かっこいい。
元々気迫を前面に出すタイプの選手でしたが、
それがさらにパワーアップした印象で、
且つ技の確実性があがっているというか、
攻撃力が増したというか。
「チャンピオンはつくれるけど、エースはつくれない」
って常々思っていましたが、
自覚をもってそれを目指していく気持ちさえあれば本当にエースになれるのでは?
と思える姿でした。素敵よ、美鶴さん。
しかしそれでも相手は流石のさくらえみ。
歯が立たないというか、レベルの違いというか、スケールの違いというか。
試合後のお母様へのマイクは美鶴さんの優しさにあふれるいいマイクでした。
カミングアウト的には試合内容で伝えた感じね。
予想よりエンタメ性が少なかったのは自分が期待しすぎだったのか。

○水森由菜&SAKI vs 里歩&真琴
里歩さま欠場明け一発目がタイトルマッチ。
そして我闘雲舞退団が発表されて即のタイトルマッチ。
これが意味するものはなにか?
団体として里歩さまをどうするのか?
っていうどうもひねくれた感情をもって見てしまった部分もあったけど…
もう一つはゆなもんの存在感といまの立ち位置。
若いキャリアで一度タッグのタイトルを獲って、獲られて、
そのまま他団体でシングル王座への挑戦もあり、
勢いは全然落ちずにむしろさらに増している存在。
SAKIさんとのトロピカワイルドタッグの熟成度。そこがポイント。
で、そのトロピカワイルドの熟成度がめちゃくちゃ上がってて、
お互いの信頼度が深まってた。
特にいままではSAKIさんが司令塔として動いていたのに、
ゆなもんが指令を待つまでもなくフォロー、前線として動いてた気が。
前回の敗戦時の印象は、
(悪く言えば)暴走気味のゆなもんをSAKIさんがフォローして軌道修正していたものを、
今回は修正の必要がなくまっすぐに進むゆなもんが存在していて、
ゆなもんの狂気が取れてた(これもいいかわるいかは置いといて、だけども…)。
となればSAKIさんはフォローだけの役回りじゃなくなるのがいい熟成。
が、しかし。
里歩さまも真琴さんも伊達じゃないので、
並び立つマタドーラのように華麗にいなし、豪快に蹴りこみ、叩きつけていて、
例えばタッグマッチが足し算であれば、
それぞれのチームの足し算はまこりほのほうが上。
そして飛び込むスーパーガール。
一瞬の決着に驚きはあったけれども、結果に驚きはなく、
ゆなもんがタッグのベルトを再度奪取。
いやー、凄いわ。勢いって凄い。
黒揃えで登場したまこりほの神々しさは異様だったし、
今回は真琴さんの攻撃力というか、
プロレス的な色気のようなものをびしばしに感じてめちゃくちゃかっこよかったし、
もちろん里歩さんの躍動感は欠場明けとはいえ、
いつも通りの大天使加減だったし、結果としては紙一重。
ただ、これに政治的なものを感じ取ってしまう悪いクセはむくむくとある
(ただトロピカワイルドの戴冠に納得はしている)。
いま持っているベルト(シングルタッグ両方)がガトム退団に伴い、
ひとつひとつ一旦剥がされるのだとしたら、
それを目撃しないといけないのは想像に容易ないことで。
一歩踏み出すのは痛みも伴うのだな、と感じてしまいました。ふむ。

いい人でばかりはいられない

2018/12/22
我闘雲舞「Gatoh-Move Japan Tour 397」

○TAMURA vs 水森由菜
ゆなもんがプライベートもプロレスも優しすぎるので、
プロレスで性格が悪いTAMURA社長がそれを教育する、という意味あいの試合。
すごい理由がついた試合だな…
確かにプロレスにズルさは必要で、
優しいだけでは試合には勝てないよな、と興味深かったです。
反則は4カウントまでは反則じゃない、
というルールを逆手に取った巧さみたいなのを再三。
プロレスの奥の深さというか、悪いことも必要っていうことがゆなもんに伝わって、
より幅が広がったら確かにおもしろいなー、と思いました。
TAMURA社長レベルの巧者と試合をすると、
ゆなもんがまだまだなんだな、っていうのがはっきりした印象。
伸びしろが無限なのは脅威。

○高梨将弘&駿河メイ vs 帯広さやか&沙紀
帯ちゃんの市ヶ谷復帰戦。
緊張感が伝わって来て落ち着きのなさが数倍になっていたのが面白かったです。
いいぞ、帯ちゃん。もっとやれ。
ガトムを観はじめた頃は既に帯ちゃんは怪我で本来の動きではなかったし、
わりとすぐに休場してしまったので、
ほぼほぼ初見に近い新鮮な気持ちで見られました。
メイちゃんとは初対決だったのね…そうだよねぇ。
高梨さんも同じく膝の手術を経験していて、
その過去を思って帯ちゃんは復帰まで頑張れた、と言っていたので、
人は人の頑張りをみて、自分も頑張らないといけないと思うし、
いい前例があればそれを目標として目指すことが出来る、と。
自分も頑張らないとな、とプロレスをみて今日も思ったのでありました。
試合はもう帯ちゃんとメイちゃんがわちゃわちゃして、
沙紀さんと高梨さんが締めるところは締める、といった試合。
冷静と情熱。

○さくらえみ&バリヤンアッキ vs 紺乃美鶴&里歩
ガトムのガトムらしい試合。
さくらさんの試合構築能力の高さよ…
さくらえみ70キロ!と嘘をつい(て失敗し)た後に、
正直にさくらえみ80キロを放っ(て成功し)たのはよかった。
みんな、正直に生きないと駄目だよね。
バリヤンアッキの日本のインディーズでプロレスを頑張ります宣言はよかった。
でも、インディーズじゃなくてメジャー進出も夢じゃないと思うので、
なんかそういう道を拓いてあげてほしいなぁ。
さくらさんの力をもってすれば多少なんとかなりそうなんじゃないのかしら。
美鶴さんが再び負けが込み始めたのは不服であります。
なんとかして、なんとかして打開策を見つけ出したい。
にしても、メイちゃんとゆなもんが凄すぎるってのもあって、
なんとなーく余地がないんだよなぁ。むむーん。

我闘雲舞は美鶴さんの存在もあって、多めに行きたい気持ちが強くなった2018年。
更にさくらさんの体操教室やら映画鑑賞会やら誰でも女子プロレスやら、
わりと親近感のわく事案が多かったので、
さくらさんに対して本気の尊敬の念がある。
だもんでひとつ、ありがとうという感謝の気持ち!
(ひとつ、ありがとうという感謝の気持ち)でいっぱいです。
たのしいよね、我闘雲舞。

君のこわい顔が好きだ

2018/12/11
我闘雲舞「2018年もありガトームーブ新木場大会~Gatoh-Move Japan Tour 396~」

○趙雲子龍&チェリー vs 紺乃美鶴&サワディー仮面
愛しの美鶴さんの(先日の市ヶ谷は行けなかったので自分の中での)復帰戦。
体調不良で休場が続いてそれが思いのほか長期だったので(一か月ちょっと?)不安で。
帰って来てくれて本当によかった。
水鳥英雄’sはサワディー仮面のサポートがあってのことなので、
その中でおもいっきり出来ているのはいいと思いました。
復帰後でプロレスが楽しいんだろうな、っていうのが、
表情の柔らかい印象でそう思いました。
でも、闘志むきだしの怖い顔も好きなんだ。
趙雲チェリー組は、趙雲さんを軸とした老獪な…というか、
上手いこと相手を巻き込んで、自分も巻き込まれて、
コミカルながらも随所に流れを引き込む部分は上手いなー、と思いました。
プロレスで必要なものはもちろん技の応酬という試合的な部分だけど、
言葉を使って作り上げる試合内でのストーリーみたいなのもあってもいい。
水鳥英雄’sの十字キーで勝てると思ったんだけどなー!残念。
美鶴さんは休場直前は勢いがあって、勝ちもついていたんだけど、
復帰後は元の負けが込む立場にならないとイイナ!という気持ち。
大会後のおチェキの時に「おかえり」「ただいま」ってやりとりが出来たので嬉しい。

○さくらえみ vs 杏ちゃむ
[The 3 Count Women’s Championship]の防衛戦。
前回はゆなもんが挑んだこのタイトル…というかさくらさん。
続いては杏ちゃむさん。
正直なところ、ほぼほぼ新人な杏ちゃむ選手がベルト挑戦!
ってどういう意味があるんだろう?って考えてて。
さくらさん的にはベルトの防衛回数を増やす→生きたベルトにするという意図があって、
タイトル戦を行うたびにベルトの元の団体へのアピールになるし、
さらには海外へのアピールになるし、
対戦相手がどんな選手であれ、いい宣伝効果はある、という感じなのかな。
新人選手としては、タイトルマッチの経験値と、
さくらさんのリングでの本気の試合が体験できるっていういい勉強になるんだろうなぁ。
技を繰り出す方が思い切って出せるのは重要。
それは受け手の強さが必要でさくらさんは適任…って言い方もおかしいけど、
さくらさんの指導者としての頼もしさ、レスラーとしての強さのあらわれだよなぁ。
正直、杏ちゃむさんのキックやチョップすら見ているのが不安になるし、
ほぼほぼグラビアポーズでのアピールしかなくて、
試合として成立していたんだろうか?って。
フィニッシュもなんかあっさり終わってしまって消化不良だし。
にしても、そのさくらさんのフィニッシュの入り方がほぼアートで素晴らしすぎた。
結論としてはさくらえみ最高!ってことでお願いします。

○高梨将弘 vs バリヤンアッキ
やー、すごい。凄い試合だった。
大前提として高梨選手の試合構築能力の高さ故の名勝負だったんだろうけども、
それを差し引いても、バリヤンアッキ選手の身体能力の高さが映えた一戦でした。
ほぼほぼ反対コーナー前の相手に向かってのダイブが届くの凄い。
「空飛ぶインド人」のふたつ名は伊達じゃないなぁ。
タカタニックを逆に放とうとしたのは変な声が出た。
突如ガンプロに登場した謎のインド人が、
ファンにここまで愛されるいい選手になったのは凄いこと。
日本にいる間にもっと多くの人に見て欲しなぁ、バリヤンアッキ。
いつまで日本にいてくれるんだろうか。
なんかこういう素晴らしい試合を観た後は、そのずーっと先のこと、
いつかくるお別れのことを考えてさみしくなってしまうな。
気が早すぎるんだろうけども。

○志田光&新納刃 vs 帯広さやか&アントーニオ本多
帯ちゃん復帰戦。
たぶん帯ちゃんの試合を最後に見たのは、
新宿FACEでの帯広さやか&ディック東郷&新崎人生のタッグかなぁ。
帯広さやかという特異性の高いレスラー、
いうなればナチュラルな怪奇派レスラーであることは唯一無二な存在で。
それが一年以上もガトムから欠けていたのは実は大きな損失だったんじゃないか、と。
そういう観ているほうが心配になってくる存在感は改めて凄い。
ぼろぼろになりながらも「しだっ。しだっ」と、
対戦相手の名前をぶつぶつと呼び続けていたのがぐっときました。
おかえり、帯ちゃん。
アントンのごんぎつねは今回はロッキー。雌鶏アン。
志田さんはやっぱりかっこいいなー。
NOAHの丸藤選手から膝蹴りを継承したんでしたっけか。
かなりエグめのやつを帯ちゃんに蹴り込んでいてよかったです。

○駿河メイ vs 瑞希
めっちゃ楽しみにしていたこの試合。
結果として、今大会の超個人的ベストバウト。
メイちゃんの天真爛漫さを隠れ蓑にした強心臓が随所に発揮されていましたね。
みずぴょんすのラビット部分を小馬鹿にしたような「ぴょん!」を繰り返し、
相手をイラつかせるムーブの素晴らしさ。
入場から試合中、試合後の隙あらばぴょん!と、
徹底されているのが非常によかったです。
もちろんそれだけじゃなくて、
休みなく動き続ける機動力を活かして、
純度の高いさくらえみのプロレスをフルに出し続けていたのが非常によかった。
そして基本的に巻き込まれ体質のみずぴょんすが凶暴性を露わにして、
エグめに蹴り込み、締め上げて行ったのがぐっときました。さいこう。
試合終盤でのメイちゃんのプロペラクラッチはめっちゃ危なかった!
そしてアクアマリン的な抑え込みも出してきて、
メイちゃん、こんなことも出来るの?という驚きとともに、
みずぴょんすが負けるかも…という恐怖心もあり、
どうなるドナルドどっきどきな一戦でした。
やっぱり師匠が共通しているので手が合うし、
キューティースペシャルを出さないといけないぐらい追い込まれていた状況から、
いままでみたみずぴょんすのシングルでトップクラスにおもしろかったです。
怒ってる黒みずぴょんす本当に好き…
メイちゃんありがとうございますという感謝の気持ち。
当然、最後にボコられていたけども!

○里歩&真琴 vs 水森由菜&沙紀
水森由菜はベビーフェイスなのかヒールなのか問題。
過去にゆなもんと美鶴さんがタッグを組んで練習をしていたにも関わらず、
突然、正パートナーとして沙紀さんを選択。
「せっかく連携の練習もしたのに!(全然できなかったけど)」
と美鶴さんがめっちゃ憤慨したことがあって。
その結果としてトロピカワイルドが結成されて、
挑戦者決定リーグでその因縁の美鶴さん(りほつるチーム)を破り、
ベルト挑戦で見事に一発で結果を出したわけだけれども、
その美鶴さんをナチュラルに裏切った(本人自覚なし)わけで。
や、、ね?その流れはちょっと面白くて好きだけど、
ナチュラルに裏切ったのがあってなーんかヒールだなー、って思ってます。
しかもおれたちの紺乃美鶴さんを!だ!ふんす!
でもしかしチャンピオンなのは伊達じゃないわけで。
タッグ戦でパートナーのカットが入るとはいえ、
蒼魔刀を何度も避け、食らい、ニアフォールで返し、
里歩さまをかなりのところまで追い込んでいたのは脅威だった。
武者返しが決まっていたらわからなかったのかも?
スーパーガールもめっちゃビビった。
忘れてた!ってなった。
にしても、エース越えはまだ早い!っていうことなんでしょうか。
いつも余裕で試合をしているように見える里歩さまが、
完全にグロッキー状態になるまでになったんだもんなぁ。すごいな。

やー、非常に楽しかった。
全試合が全部好きな試合だった。
いい大会だなー。ガトムのクオリティの高さよ。
これで里歩さまがシングル2本、タッグ1本の三冠。
すげーな。
イッテンヨンで東女のPOPタッグ戦が待ち構えているので、
一気に四冠の可能性がある、ってことか。
ここまで来たら獲れるものは全部獲ってほしい。
というかイッテンヨンは中島里歩組を応援するので、
絶対に獲って欲しい気持ちでいっぱいです。

話を戻して、アジアタッグのベルトだけれども、
次はメイ社長あたりがいくのかなー。
ゆなもんの次はメイちゃんだよね、きっと。
シングルはゆなもんがチャレンジしそうな気がしています。
ゆなもんはタッグ王座を獲ってひとつステップはあがったので、
次はシングルの戴冠…だけど、
いつぞやのさくらさんとの3WC戦はイマイチだったんだよなー。
どうなるんだろうか。
ガトムは行く頻度をあげたいけど、
市ヶ谷の大会が平日がなくなっているので行きづらいです。
何卒、よろしくお願いいたします。

卒業式で泣かないと

2018/11/4
誰でも女子プロレス「EXTRA3」

ダレジョ三回目。大盛況。
大きな動きとしては、
ダレジョメンの中で本気でプロレスラーを目指していたはるかさんの卒業の大会であること。
メイちゃんという前例はあるけど、
メイちゃんの場合はガトム入りしてるので、
その後もダレジョに参加しているのとはちょっと異なって、
これから自分の決めた団体の入団テストを受けて、夢に向かって走る、と。
そのケジメでしっかりダレジョを卒業するのはえらいと思いました。
どこの団体なのかは合格したらわかるのかな。
いける団体なのであれば応援に行きたい気持ち。
欲を言えば我闘雲舞で観たかった!
で、
第一回でさくらさんがおっしゃっていた「これはプロレスにあらず」という言葉とは裏腹に、
しっかりプロレスだった印象でした。
6試合あってそのうち3試合がメイちゃんとはるかさんが絡んでて
(あと杏ちゃむさんか。彼女もプロですものね)、
それがあってのそういう印象だったのかもしれませんが、
純正ダレジョメン同士の戦いでもちゃんとした形になっていたので、
おー。すごい!ってなりました。
初参戦はひとりだけだったもんで、みなさんのキャラも立ってきてるし、
動きもよくなって来ているのがはっきりわかったりして、
普通に団体としての興行を観ている気持ち。
それは確かにいいことでもあるし、
ダレジョの「誰でも」という特性を活かすのは、
初参戦というフレッシュさがどんどこ出てくるのも楽しいのかも?と思います。
そのためには参加者が増えないといけないのかー。
ダレジョを広める作戦を考えないとなのか。
初老をすぎたおっさんからしてみると、
(年齢ばらばらとはいえ)女性たちのきゃっきゃしているのをみるという、
なんとも言い難い行為ではあるのだけれども(女子プロレス全部そうか)、
文化祭みたいな楽しさあるので、ダレジョも出来る限り皆勤したいです。
あと男子の体操教室の2回目もはやくー。

出張暴君、グラウンドをめぐるあれこれ、終わらない茶番

2018/10/28
DDT「DDT LIVE! マジ卍 後楽園ホールスペシャル!!」

○彰人&勝俣瞬馬 vs アントーニオ本多&樋口和貞 vs 大鷲透&平田一喜 vs 坂口征夫&高梨将弘
結局T2ひ~的な試合になってしまい、オープニングマッチだなー、って。
ハロウィンにちなんでコンプライアンスのおふたりが早変わりして出てきたのはよかったです。
全体的にめでたい感じでした。

○エル・リンダマン vs 島谷常寛
島谷選手のDDT本体でのシングルマッチって初めてかしら。
DNAで行うのであればメイン級になりそうないい試合でした。
ストロングハーツの存在意義が様々な団体の底上げということなのであれば、
確かに燻っていた島谷選手の頑張りが見られたのでとても嬉しい気持ちに。
試合だけじゃなくて試合前のマイクでのやりとりも頑張ってたー。えらいー。
島谷選手のウイークポントは身長にあるとは思っていて、
それと同程度の身長のリンダマン選手が、
あれだけ他の選手たちと違和感なく活躍出来ているんだから、
島谷選手にも可能性はある、ってことだよなぁ。
プロレス的な動きはいいのだから期待しちゃう。
リンダマン選手はいいレスラーだった。
いい試合を組んでもらえてよかったねぇ。

●高木三四郎&今成夢人&マイケル・ウルフ vs 大石真翔&スーパー・ササダンゴ・マシン&ゴージャス松野
大社長が謎にボディペイント。なんで大社長だけ…
サイバーエージェントはあまり信用していないので、
アンケートの結果なんて最初から決まってるんでしょ?的な結果だし
(本当にあのパーセンテージになったのかもしれないけど)、
タイキックありきの試合だった印象。
まあ鳥羽さんが見られたのでよかったです。
あとはまこりんの汎用性の高さよ…すごいなぁ。

○石井慧介&MAO&飯野雄貴 vs 上野勇希&梅田公太&渡瀬瑞基
渡瀬の謎スーツは結局なんだったんだろうか。まあ、それはいいとして。
若手組の頑張りが素晴らしかったこの試合。
みんなよくなってるー。
どんどん下剋上なり、上に噛みつくなりして欲しい。
梅ちゃんのマジ卍での推しごとを少し急いでしまったので怪我が心配すぎる。
上野くんはHARASHIMAさんの正当な後継者として育てていきたいんだろうけど、
ちょっと早めに前に出してあげたほうがいい気がしてる。
それこそMAOと対抗させていったらいいのでは?と。
竹下と遠藤のライバル関係みたいに。最近、それも薄れているけど。
だもんで、ここで負けブックを書かれたのは憤慨。
飯野くんはクイックネスが課題かしらね…

○伊藤麻希 vs 荒井優希 vs さくらえみ vs チェリー vs 瑞希 vs 赤井沙希 vs 上福ゆき
SKEの子を接待するための試合…
さらに伊藤ちゃんに花道を作ってあげる試合。
そこでなんにもないところからプロレスが作れるさくらさんの登場。
やー、すごかった。さくらさん。さすがカルトヒロイン。スーパーアイドルだわ。
チェリーさんはまあいいとして、
かみーゆと赤井さんをつなぐモデルという線。
赤井さんとさくらさんをつなぐ足の長さ。
さくらさんとみずぴょんすをつなぐ師弟関係。
みずぴょんすと伊藤ちゃんをつなぐ伊藤リスペクト軍団。
伊藤ちゃんと荒井さんをつなぐアイドル。
プロレスラーではない(もちろん練習なんてしていない)荒井さんにプロレスをさせるには、
ほうき相手でもプロレスの出来るであろうさくらさんが必要で、
それを見事に成し遂げたさくらさんには尊敬の念しかありません。
暴君ここにありだった。
なによ、さくぴょんってw
むりやりチーム作ったってこと?
そのさくらさんを(試合の役割として)フォローするみずぴょんす。
さくらさんとの絡みはここまでのキャリアを考えたら胸熱だし、
敗退した後に伊藤ちゃんのセコンドについて、
ずーっとリング下でリアクションを取っていたのは素晴らしさだった。
アイアンマンバトルトイヤルは試合中に王座が転々とするのが面白いと思っているので、
最終的に一度しか移動しなかったのは残念。
伊藤ちゃんの戴冠は嬉しい限りです。
荒井さんは流石のアイドルで表情だけでプロレスが出来ていた印象です。
佇まいがしゅっとしてて素晴らしかった。
でも次にSKEが来るときは雑魚じゃなくてエースを連れてきな、エースを。

○CIMA&T-Hawk&トアン・イーナン vs 高尾蒼馬&遠藤哲哉&マッド・ポーリー
STRONG HEARTSの素晴らしさしかなかった試合。
CIMA選手がちゃんとやられ役としてダムネ勢の技を受ける序盤の展開。
中盤以降、残りの二人にきっちり指示をだし、統制をとり試合をゴールに向けて構築する。
もうなんかこんなの見せられたらファンになるしかない。
立ち振る舞いすらも圧倒的に美しかった。
ダムネ勢は高尾くんさんと遠藤はまだ若手の部類で、
ポーちゃんが流石の試合構築だったのが括目ポイントでした。
ポーちゃん伊達じゃないわ。
結局、全てで上回ったSTRONG HEARTS。
全てで下回ってしまったDDT勢。
なんかDDTのプロレスとは?を考える時が来ているんじゃなかろうか。
これでなんも考えなかったらプロレス団体として先が見えてきちゃうよね。

○青木真也 vs HARASHIMA
Extream級のタイトルが何故両国大会で行われなかったのか。
その答えを見せられたような気持ち。
このがっちりとしたグラウンドの攻防は後楽園ホールの熱量がないと駄目だった。
わかりやすく言うと、両国は観客から遠すぎた。
Extream級の特徴である「ルールをチャンピオンが決めることが可能」という点で、
HARASHIMAさんのフィールドである「プロレスルール」を採用したにも関わらず、
青木信也のフィールドであるグラウンドで終始闘っていたのがポイントな気が。
それでもなんでもHARASHIMAさんのグラウンド技術は素晴らしいものがあって、
紙一重だった印象です。
実際にロープに逃げたのは青木選手のほうが先ですし。
最終的には落とされてしまったけれども。
見応えは非常にあって、DDTでこういう試合が出来るというのも評価が高いし、
こういう緊張感のある試合がもっとあるべき、というふうに思いました。
が、
プロレスルールを活かせなかったのはよくないことだと思う。
あんなにルールで揉めて、その揉め事がなんにもなかったように試合が行われて。
うーん。ストーリ的なおもしろポイントがあるのがDDTじゃんね、って。
HARASHIMAさんがこの形式で本気で試合に臨んで破れてしまって、
じゃあ、他に誰が勝てるの?こういう試合が出来るの?って思いました。
まあ、そこがExtream級のおもしろいところで、
試合形式自体で最終的にはなんとかなるんだろうけども。

佐々木大輔&石川修司 vs 丸藤正道&竹下幸之介
マジ卍とはなんだったのか?というのをずーっと考えていて、
竹下政権がしばらく続いたときに、DDTがつまんないと感じていたんだけど、
そのマイナスの印象が悪い意味でひきずっていたのがマジ卍だという印象。
必要悪、みたいな。その表現も違う気もするけど。
竹下くんの人気のなさがなぁ。
サイバーエージェント配下になって会場に見に来ている人よりも、
インターネットのその先の人に向けて試合をしている印象が強くなっていて、
(誰のものかわからないけど)自己満足的なセンスのなさがあった感覚です。
カメラが致命的にリング前に立ちはだかっていいところが隠されるのもいらっとしたし。
カメラマン使うならプロレスに精通したカメラマンを使って欲しい。
この試合の印象に残ったのは俺たちの石川修司のテーブルクラッシュだしサライだし、
丸藤のトラースキックと不知火だしサライだし。
それはたまにしかみられないアリガタミの要素もあったけども、だ。
試合自体もドローでなあなあに終わったし。うーん。
センスって大切だよね、って思いました。
個々の攻防はよかったのはよかった。
まあ、試合結果云々は置いといて、よかった。

ディーノの記憶喪失の話はDDTらしさあっていいと思いました。
このままギミックチェンジでもいいし、
記憶を取り戻して男色キャラに戻ってもいいし。
どちらにしろちゃんと面白い話にしてくれたらそれでいいと思います。
記憶はなくしていたけど、KUDOさんのことは覚えていてくれたのは嬉しい気持ち。
いつまでも仲良くしていて欲しい。

マジ卍は結局のところ、終了せずにペースダウンして継続。
最初から既定路線だった。
でも、「マジ卍」って名前は変えて欲しかった。
サイバーエージェントグループになっていいことあったのかなぁ。
お金があってわけのわからないB級タレントを連れてくるなら、
その分いいレスラーのギャラにして試合してもらった方がよっぽどいい。

立ちはだかる暴君と推しの不在とTO活動

2018/10/20
我闘雲舞「Gatoh-Move Japan Tour 387」

○バリヤンアッキ vs イナダマン
さくらえみという人の凄さをまざまざと見せつけられた試合。
イナダマンはガトム初参戦。初見の人も多い。
そこでさくらさんが試合前にイナダマンのキャラをいじり、
イナダボンバーを繰り出すくだりに観客が乗れる(声を出せる)テーマをつけた
(繰り出すときに「イナダ!ボンバー!」と声援を送ること)。
もちろんそこで「あー。今日はイナダボンバーは決まらないんだな…」という、
なんとなーくほっこりしたわかりやすいポイントも加えて、
観ている側にひとつのアクセントを与えたのが凄かった。
そしてもちろん決まらないイナダボンバー。最高の流れ。
アッキはアッキでそのイナダボンバーのくだりを逆手にとって、
「ナマステー!」というインドのわかりやすい言葉を乗せてきたのよかった。
そしてアッキはどんどん動けてきて、いいレスラーになっていく…
もうそろそろ一年経つよね、日本に来て。いつまでいてくれるんだろうか。

○真琴&高梨将弘 vs 駿河メイ&里歩
そしてそのさくらさんの愛弟子というか、名作というか里歩さま。
ひとつ前の試合のイナダボンバーのくだりを謎に取り入れようとしたのが凄かった。
全然関係ないじゃん!なんで!?みたいな。
ああいう頭の瞬発力というか、ユーモアとも違うし、なんだろう。センス?余裕?
欲のない自然体の凄さが神がかっていてほんと好き。見れば見るほど好きになる。
一方のメイちゃんは序盤の高梨選手との腕の取り合い、バックの取り合いが見事。
というか、高梨選手の相手を活かす実力というか、確かな技術が素晴らしい印象。
真琴さんの身のこなしも好きなので、
この試合みたいに相手を活かす試合ではなくて、
本気で勝ちを取りに行く試合がみたいなぁ。シングルみたトキない気がする。

○さくらえみ vs 水森由菜
試合前に相手に舐めた態度を取るときのさくらさんって怖い気がする。
実際におっかないほうのさくらさんだった。すごい。暴君すぎる。
いいプロレスラーの基準は相手の技を受けてよさを引き出すこと、と常々。
で、この試合もゆなもんの攻撃を順次受け切っていくさくらさん。
そうするとゆなもんの技のバリエーションが早々に尽きた。
これはもうだめだ、という絶望がやってきた。
なんかそのあたりでぞくぞくしました。ゆなもんの挑戦は早すぎたんだ、って。
メッキを剥がすわけではないけど、相手の表層をぱりぱりと削いでいく感じ。
相手の技を受けて耐えてあっさり切り換えず横綱相撲ってこういうことか…と思いました。
途中、元々悪かった足首をさらに痛めてしまい、場内がさーっと引いた瞬間があって、
それでもあのプロレスをみせられてしまったら、
本当にすごい選手だったんだ、さくらえみというプロレスラーは…と改めて。
いやー、かっこよかった。
タイガードライバーでゆなもん頭から落とすのとかほんと暴君。
撮影禁止なのに客に「なんで撮ってないの!」とキレるのとか暴君。
試合が終わった後にポーズを撮って欲しいからと改めてゆなもんを投げつけるの暴君。

本来であれば、この日組まれていたのは紺乃美鶴 vs 水森由菜で。
伸び盛りのトロピカルモンスターゆなもんと、
伸び悩みのわたくしの自慢の推し紺乃美鶴の一騎打ち。
後輩に追い越されてしまった形の美鶴さんがゆなもんにどう立ち向かうのか…
ということを書いても書いても書ききれないぐらいの重要な試合。
…だったんだけど美鶴さん、無念の休場。
やー、言っても仕方ない!早く元気になって欲しい気持ちしかない。
嬉しかったのはさくらさんが「このシングルマッチは大切にしたい」と言ってくれたこと。
単なる所属同士のシングルマッチではなくて、
さくらさんがなにかしらの意味を見出していてくれたことは救われた気持ちになりました。
ゆなもんも絶対にこのシングルを実現させると言ってくれているので、
心配なのは美鶴さんの心が折れてないか、という部分かなー。
正直なところ、
直前に美鶴さんとほぼ同期のアーサさんが体調を理由に卒業してしまったことがあって、
アーサさんの存在も美鶴さんのモチベーションのひとつだったろうし、
美鶴さん自体も謎の体調不良(実際のところはわかんないけど)が欠場理由で、
なんか同じことが続いたりしないよな…と不吉で不安な気持ちが凄いある。
余計な心配なのかもだけど…
オタクはそういうストーリーを勝手に考えて一喜一憂するもんなんだぜ。
また元気にハイタッチしたい。