2019/11//23
東京女子プロレス「フォールツアー’19~BEST REGARDS!~」
○愛野ユキ&瑞希&舞海魅星 vs 桐生真弥&まなせゆうな&上福ゆき
桐生さんの生真面目キャラが確立されてきたというか、
かみーゆとの対比がおもしろい。
言ってることは正論なんだけど、
たまーに無茶をする感じ(仲間にわりと手荒なことをするのとか)がぐっときます。
あと髪をまとめてるのめっちゃかわいい。
ユキちゃーんのフィニッシュがちょっと豪快さが出てきたのが非常によかったです。
サイドスープレックスで持ち上げるのに高さが出てきたというか、
間がよくなったというか、
捕まえて持ち上げて、投げる前にワンテンポあるのがよい。説得力が出た。
かみーゆはかっこいいし、
みずぴょんすはちょっとおとなしかったけど流石のスムースな感じで安心。
○山下実優 vs 猫はるな&原宿ぽむ
山下さんが目力で威嚇して、それにおびえる二人…みたいなのはよかった。
ぽ氏も猫さんもいいリアクションだった。
この二人ってデビュー戦がそれぞれ猫vs中島、ぽむvs坂崎と、
着陸して欲しいゴールが示されていた(ように受け取った)にも関わらず、
いまいち強い感じにはなっていかないのがなー。
魅星さんや鈴芽さんがちゃんと体育会系プロレスとして育っているけど、
このふたりは文科系プロレスの道に…って印象。
まあ、それでいいといえばいいんだけど。
しかし勝負の世界なんだから、怖がらずにどんどこ立ち向かっていってほしい気持ち。
そういう試合だから!と言われたらそれまでなんだけども。
○操 vs 鈴芽
んで、ひとつ前の試合との対比を感じたのがこちら。
操さんはいまはわりと強い部類の選手なわけで、
その強い相手に立ち向かう新人レスラーの鈴芽さん。
目力や威嚇のような刺さる気持ちってのは操さんもそれなりにあるわけで、
それに臆することなく自分のプロレスをした鈴芽さん、って感じてしまいました。
闘う気持ちは強く持ってほしいなー。鈴芽さんは持っていた。
実力差はちょっと感じたけど、見せ場はあったのでいい試合になってました。
非常にいいと思います!
操さんはここまでのストーリーからくる気の迷いのようなものはなく、
話に進展はなかったなぁ。ふむ。
○乃蒼ヒカリ&白川未奈 vs らく&伊藤麻希
らくさんが起承転結の転の部分で爆発して丸め込み連発で相手を追い込むのが、
異様なカタルシスがあって超いきれる。
結の部分で勝利に至らないのはまだ残念ではあるけど、
ひたすらいろんな丸め込み技を磨いて勝てるようになったらおもしろいけどなぁ。
対格差があろうが、そこに至るまでに一方的に追い込まれていようが、
説得力のある丸め込みで逆転勝利とかおもしろそう。
で、ヒカリさんが伊藤ちゃんさんのベルトに挑戦表明だけど…
万喜さんがベルトを獲った時点で挑戦しようとしたけどその時は自信がなかった。
でも、いまは自信がある。
…って言ってたけど、根拠みたいなのがなんか伝わってこなかったというか。なんで?っていう。
伊藤ちゃんさんとのシングルには負けてるし、
この試合だって伊藤ちゃんさんから直接スリーを取ったわけでもないし。
伊藤ちゃんさんもまなせさんから勝った試合も、防衛戦もいまいち伝わるものがないんだよなぁ。
ちょっと無理矢理感がある。のれない。
じゃあ、だれが?てのもないなー。うーん。
沙希様 vs 辰巳リカ
注目の一騎打ち!
からの介入、そして誤爆!沙希様、激おこ!
ドラゴン殺法で定石通りの足攻めで削り、
エプロンから場外へのヒップアタックも決めて終始優勢。
やー、強い!と思わせておいて、この結末。
いま東女でベルト戦線とは別で唯一動いているストーリーが美軍のこれで、
リカさまは明らかに主役!東女の主役!
介入があるのもエンタメ性が高くて非常に納得の展開。
これきっかけで次回のついに辰巳リカと操の直接対決に流れていくのがアツすぎる。
しかし沙希様が毎ストーリーのたびにひとりぼっちになりそうなのが悲しすぎる。
美軍NEOになってからヒール感があがってるんだよなー。
今回はマーサちゃんやユキオサンさんなどの愉快な仲間たちがその辺も心配。
○中島翔子&坂崎ユカ vs 天満のどか&渡辺未詩
翔子さんのメヒコ遠征からの凱旋試合。
ルチャとプロレスってもう別物なんだろうな。
日本のレスラーが誰でもできるものじゃなくて、
もちろんただ習ってきたからといって自分のものになるわけでもない。
けど、翔子さんが見せた動きっていままでのものに、
見たこともない新しいものが加わったわけではなく、
いままでのものが大幅に進化した印象を持ったので、
元々あった素養がパワーアップした、ってことよね。すごいな、翔子さん。
みらクりあんずが久々の合体だったんだけど、
ユカっちが自由に動けていた印象を持ちました。
マジラビではユカっちがリーダーでみずぴょんすのフォローというか、
前に出てひっぱるというか役割があったけど、
みらクりあんずはそれぞれのやりたいことを好き勝手にやれば、
それが自然とタッグワークにつながる感覚。
やっぱりみらクりあんず好きだわ。
天満さまはたぬきみがマシマシになってふくふくしてて素晴らしい。顔芸含め。
メヒコの名レスラーであるノドカラスを彷彿とさせる華麗なる619を見ることが出来てうれしい。
天満さま、ノドカラスのことリスペクトしてるのかな。知らなかった。