狭き門の師匠越え

2019/8/6
新宿二丁目プロレス「新宿二丁目プロレス Vol.34」

○関根龍一&塚本拓海 vs 山田太郎&小仲=ペールワン
いままでにみたマットプロレスの中でもトップクラスに狭い!
イロモノっぽい二丁目プロレスだけど、しっかりした実力者揃いなので、
目測を誤ることもないしきっちり魅せるところは魅せるので安心設計でした。
この試合はプロレスのルール説明な試合だったのでわりとオーソドックス。
レッツ!コンバイン!はもう縁起物レベル。

ドキッ!男だらけの騎馬戦!
もう場内わっちゃわちゃの騎馬戦。
騎馬リーダー(っていうの?うえに乗る人)が何故かお客さんだったりしたんだけど、
特に突っ込みはなかったのでいつも通りなんだろうなぁ。
場内に実況があるのは面白い。

○大橋あっくん&内田祥一&関根龍一&ブリティッシュバタードッグ vs 木下ユッキーナ女王様&宮本リンチ
どS軍とどM軍の一戦。
おむつ装着であうあう言ってるどM軍さいこうだった。
木下ユッキーナ女王様がめちゃくちゃ可愛くて超よかったです。
いるよね、ああいう子。

新宿二丁目女子プロレス ビューティーロイヤルランブル
女装した状態でのロイヤルランブル…
というか、ともちかちゃん(チカコリラックス)がラッパーになってた。
いつのまに!
そしてラップバトルで困惑するレスラーの皆様が可愛すぎましたね。
レディ光珠は見事な返しでよかった。

ブラジャーリアルレスリング
○クミコタケダ vs TWICEセナ・ツカモト
○雌犬マサル vs 阿部内寂聴
○ザキトワール vs デビル小澤
ブラジャー剥ぎ取りマッチなんだけど、
いい状態で組み付いたにも関わらず、
ブラジャーを外すのに手間取り、経験値の浅さを露呈した阿部内寂聴さんがよかった。
慣れないと、外せないよね…
お互いを称えあうブラジャー交換もぐっときました。

ベストボディ・ニチョプロ
やー、みなさまナイスバディ!
マッチョにもいろいろあるのねぇ。
ばきばきの細マッチョもいいけど多少肉感がありつつ、
ちゃんと筋肉がついてるマッチョが好きです。

○寧々∞D.a.i&バナナ千賀&谷口弘晃 vs 木下亨平&TORU&政岡純
第一試合の顔見世マッチから早幾年。
見ている人もだいぶ状況がわかってからのこの大人数でのタッグマッチ。
もちろん、所狭しと場外乱闘よね!たのしい!
マットプロレスはこういうのが醍醐味!
もちろんマットプロレスの狭さの慣れているレスラーもいれば、
そうでもない距離感のつかめないレスラーもいて面白い感じに。
初見のレスラーを初見の場所、団体でみられる幸福よ。

○竹田光珠 vs 忍
本来は師匠越えのストーリーはビッグマッチ級の大会であったり、
最低限でもリングのある大会で行われる…という常識に囚われていて、
まさかのマットプロレスで行われてしまう!というのが二丁目プロレスの凄いところ。
しかしながら、ここまで来たストーリーがこの場所に集約されていて、
そして機は熟した結果なんだろうな、と猛烈に把握しました。
師匠越えからつながる後継者指名への流れは震える。
目の前にあったのは最高のプロレスと最高のストーリーでした。
プロレスはなにもリングの上だけじゃない。
どんな場所であれ、そこにプロレスがあればそれはもうプロレスであって、
人の心とかぐわんぐわんに揺さぶる試合がそこにはある、と。
忍選手はただでさえいいレスラーなのに、
それを乗り越えていくっていうのは並々ならぬ努力ってことだよなぁ。
すごいな。
ちょっと今年のベストバウトに近い。

全選手参加パンツバトルロイヤル
で、最後の最後で縁起物のようなパンツ剥ぎマッチ。
いいエンディング。
イロモノに見られガチなんだろうけど、
そこにあるのは多幸感いっぱいの空間でした。
自分が世話になった場所で、
世話になった人たちがステージやマット上にいて、
それを見ているのはなんだかエモみのある不思議な気持ちでした。
見たことのないプロレスの中にもすごいものはいっぱいある。
666も見に行きたい気持ちでいっぱいです。