2019/6/2
よしむらプロレス
○くいしんぼう仮面の魂 vs パピヨン朱美
マットプロレスの帝王、くいしんぼう仮面選手が先の大戦で無念の骨折。
魂のみが下北沢に憑依。しかもブランコに。
パピヨン選手のプロレス脳が試される一戦と相成りました。
くいさんの魂は防戦一方の展開ながらも、
その柔軟性を活かしてダメージをうまくいなしているように見えました。
パピヨン選手もジャイアントスイングなど大技を繰り出し、
雪崩式フランケンに行こうとしましたが、
その一瞬の隙をついて魂が逆転勝利。
第一試合からよしむらプロレスらしい名勝負でした。これは熱い。
○マスクドミステリー&ブラックスパイダーⅦ vs 田馬場貴裕&大谷譲二
ブスパさんは数年ぶりの試合とのこと。
わたくしは当然初見。
スタイルとしては自由度が高く、レフリーに終始噛みついて、
客いじりもあり、マットを剥がしてのDDTもあるかなりのプロレス脳の持ち主。
いったい正体は誰田なんだ…
ミステリーさんとの紫タッグは身体の大きさもちょうどいいサイズ感で名タッグでした。
これはガンプロ&ぽちゃじょvs真GUTS軍&よしむらプロレスの抗争において、
いい助っ人候補なんじゃなかろうか、ブスパさん。
ガンプロのリングでみたいぜ、ブスパさん。
田馬場、大谷組は打撃を活かしたスタイリッシュなマットプロレスに終始。
ここ最近の見せ場でもある大谷選手のチョップが狭い場内に響くのは心地がいいものですね。
試合はミステリーさんが下北沢の主としてチョークスラムで貫録勝ち。
平和は保たれた。
○がばいじいちゃん vs INA
INA選手が凄い。いろんな意味で凄い。
まずプロレスと手品の融合、ってのがわからない。
や、みたらわかったんだけど、
そこ融合させる?っていうブルーオーシャンさ加減が最高でした。
じいちゃんへの慰問的な雰囲気での「おじいちゃん、いまから手品するね?」から、
一気に豹変して「じじい!」と蹴りを叩きこみ毒を噴きかけていく姿が面白すぎ。
じいちゃんは高齢ながらもまだまだお盛ん。
どんどんセクハラしていってた。さいこうか。
今回の拝み渡りは客席をぐるりと回っていったのがまたよかったです。
じいちゃんもよしむらプロレスには欠かせない存在になって来たなぁ。
○室田渓人の魂 vs 伊藤崇文
むろくんも無念の欠場。心の問題でもあるのでなかなか難しい。
そして魂がレザーフェイス的な姿に憑依。
チェーンソーを持っての登場は恐怖のどん底に落ちた感じがして非常によかったです。
スピンオフとしてむろくんの試練があったけど、
その伏線というか、バリエーションというかそういうのが活きてきたのがミラクルでした。
試合としてはもうところせましと暴れまわる喧嘩マッチのような試合。
一試合目としては両リンの決着となり、延長第二試合は伊藤選手の暴走による反則決着。
伊藤選手もオファーは来たものの、
本来の対戦相手が欠場する中で、魂との試合となり、
不満は鬱積しているのはよーくわかるし、
彼のキャラ的にも暴走して終わるのも納得の展開でした。
よしむら代表との口論のような流れも非常に素晴らしい。
狭い会場が活きた形でインパクトは大きかったんじゃなかろうか。
非常に意義のあるいい試合でした。
○ブランコ vs 田馬場貴裕
ボーナストラックとしてのこの一戦。
事前にツイッター上での口論があり、お互いの意地と意地のぶつかり合いに発展。
今回はレフリーを設けての完全決着…
のはずが、厳格すぎるレフリーを呼んでしまったがために判定も当然のように厳格。
田馬場選手が一方的にマウントを取ってブランコを殴り続けるものの、
額を流血してしまい、無念のレフリーストップ。
これは不完全な結末…
よしむらプロレスは本戦3戦目ではありましたが、
今回も無事に全席完売。
ちらっとみたかぎり、初見のお客様が多かったように思えるし、
ヒートアップファンのみなさまの多さが目に付いたような気がします。
室田くんの存在がよしむらプロレスにもたらすものとは。
室田くんの魂vs伊藤崇文の一戦もブランコvs田馬場戦もなんとも消化不良。
にしても、この規模のこの手の規格にしては革命的に大成功だった気がします。
これはどんどんプラチナチケットになっていく予感…