2019/6/1
東京女子プロレス「東京プリンセスカップ」
○辰巳リカ vs 原宿ぽむ vs 桐生真弥
桐生さんの真面目な性格が表に出た、ってのは非常に面白かった。
3WAYにおいて…というかDDT系列において、
ズルい選手や悪い選手は数多くいて、それが振り回していくのはよくあったけども、
真面目な選手がいて、まわりを振り回すっていうのは新しいパターンのような。
そうでもないかな。
ぽむ氏は今回も試合に入り込めない役回り。
事前の「あたまをつかう!」という宣言がせっかくあったので、
もうちょっとなんかぽむ脳を使った面白いことが出来たようなそうでもないような。
難しいよね、そういうの。キャラとかあるだろうし。
試合自体はリカさまの当然の勝利よね!えっへん。
○操&沙希様 vs うなぎひまわり&天満のどか
うな氏が頑張ってた!
プロレス的な技は少な目だし、
気持ちを出してエルボーを打ち込むぐらいしかないのかもだけど、
それでも、その「気持ちを出す」っていうのが、
格上相手のプロレスの中では大事なのかもしれません…
なんか「お!がんばってる!」ってなるし。
プロレスってなんだろう。なんなんだろうか。
美威死鬼軍がちょっと浮いた存在になってしまっているのがもったいない。
せっかくの文豪元パミさんがからんでいるんだから、期待感は高いのに。
みずぴょんすを引き抜くストーリーをトーナメント中にまわすのであれば、
そのトーナメントに介入…まではいかないけど、
ちょっと様子を見に来る、ぐらいの動きがあってもよさそうだよなぁ。
みずぴょんすの闇堕ちは結構な注目度だと思うので。
○中島翔子&上福ゆき&渡辺未詩 vs 舞海魅星&万喜なつみ&乃蒼ヒカリ
このタッグマッチは地味におもしろかった。
かみーゆは完全に確変が来てるおもしろさ。
知らん顔で足をひっかけるムーブすき。
トーナメントの日程の妙で前哨戦的には組めなかったのが残念だけど、
中島~万喜のマッチアップが軽くあったのは見モノでした。
スピード感的には互角だけど、タイプが違うのでおもしろいなー、とは思いました。
が、いまいち手が合わない感じなのかしら…これから合っていくのかな。
渡辺さんは一回戦突破したんだからもっと爆発してもいい印象です。
○伊藤麻希 vs らく
やー、どうだ。らくさんよ。
試合前から感極まって涙を流してしまうのは致命的な展開。
伊藤ちゃんさんが本当に孤軍奮闘してなんとか試合にはなったけど、
らくさんはトーナメントにまだ出ちゃダメなレベルだったのかな、と。
その辺、どうなんだろう。
基本的な動きとかそういうのは出来るんだろうけど、
プロレスラーとしての、プロレス的な、表現力のようなそういうの。
アイドルレスラーであるとしても、もうちょっと考えて欲しいなぁ。
これでいいのかな、本当に。
○まなせゆうな vs 愛野ユキ
この試合もそう。
ユキちゃーんの成長が止まっている印象。いま、何が出来るんだろう。
まなせさんが頑張った。
まなせさんはこのトーナメントに並々ならぬ決意で臨んでいるのが伝わって来て、
プロレスラーとしての自分の立ち位置、
ひいては自分自身のアイデンティティのようなものを探し求めてる。
何事も求道心のようなものは必要だもんで、
ユキちゃーんにはそれがあるのか、ないのか。
ずーっとおねえちゃんの後ろについて回っているだけじゃ駄目じゃない?
逆におねえちゃんの足かせにもなってない?大丈夫?
○坂崎ユカ vs 白川未奈
白川さんはプロレスが好きというのが伝わってくるので、
いろいろ動きに関しては研究しているようだし、出来ている部分もある。
ただ自分の思う理想がたくさんありすぎて、
ひとつひとつに追いついてない印象。
要は技の失敗が目につくように思えました。
失敗は見栄えの問題もあるけど、怪我にもつながるので気をつけて頂きたい…
ユカっちはAEWを経験して、またひとつステージが上がった印象。
ただどんどんステージがあがっていっているので、まわりがついてこれるのか心配…
この試合も危うくさっきの2試合と同じで、
実力差がありすぎるように出来上がってしまった可能性は孕んでいたけども、
ユカっちのおかげでなんとかなったようなそうでもないような。
個々の実力差が大きくなって来てしまったなぁ。
みんなスタートは同じなんだろうけどな。
努力か…
○瑞希 vs 山下実優
一回戦屈指の好カード。
…とは謳われていたけれども、果たしてそうなったんだろうか。
山下さんがひたすら蹴り、みずぴょんすが耐える展開。
みずぴょんすの打たれ強さよ。
しかしこれプロレスかな…
蹴り主体で組み立てるプロレスもまあ、あるけど、
それでもなんかお互いに距離を取って、蹴り、踏みつけ、蹴る。
フィニッシュのキューティースペシャルは好きには好きだけど、
一撃必殺すぎて結末がなんともあっさりすぎた印象でした。
それでも、みずぴょんすが勝ったのは嬉しいし、
メインのシングルで勝ってマイクで大会を締めるっていうのも観られたし、
ただただ安心はしました。
一回戦全試合が終わって、
初日と二日目で試合の印象が大きく違ったのが残念。
組み合わせの妙というか、
日程調整の難しさというか。
トーナメント期間にタッグのタイトルマッチを挟む意味がわからない。
要素は詰め込んだ方がいいってことか。確かにたのしいけれども、だよ。
うーん。どうなるの…