エレクトリックリボンさんとわたし(reprise)

やっと書くときが来た。

ここまでの流れ。

asCa、erica、NAOMiの三人体制の時に知る。
AZUMIが増えて四人に。
NAOMiが脱退。
AZUMIが脱退してasCa、ericaのふたりエリボンに。
オーディションでnatsuki、chiaki、pippiが加入。五人に。

自分が知るより前の体制はまあ置いといて、
この5つのフェーズのうち、どこまでがエリボンだったんだろうか、って考えたりする。

自分が知る限りの一番エリボンらしかったのは最初の三人体制。
というか、やっぱりNAOMiさんの存在が大きかった。
会うたびに「げんきなの?」って心配してくれてうれしかった。
脱退を知ってTIFの会場に言って泣いて、
波音チューニングをひとりで海で聞いて泣いて。
卒業公演で泣き崩れて。
あー。終わったんだなー。って思った。

AZUMIさんは加入時はすごく未完成で、見ていてはらはらしてて、
歌もそんなに上手じゃないし表情もかたいし。
でも場数を踏むたびに成長していってすごいな、って思てて。
ちょっときついこととか上から目線で言っちゃったけど、
すごい応援してたし、頑張ってほしいって思ってた。
で、いきなりの脱退。
というかエリボン自体が事務所を抜けて。
ひとり残されたAZUMIさんはどうなるんだろう?って思ってた。
Re:ガールズの話はあとでまたするとして。

そんでから新メンバーの三人。
natsukiさんはオーディション自体は見てないんだけど、
オーディション後から新メンバー発表までの間、
twitterでちょいちょいからんでて、
誰かを推す、っていう体験が少しだけできた。
正直「この子、果たして本当に可愛いのかな…」って思うときあるけど、
持ち前の孫力で「あー。可愛い生き物だなー」という感覚の可愛げがあった。
なんか一生懸命頑張ってるのは伝わってくるし、
いまいる場所が好きなんだな、っていうのも伝わってきてるし。
過去のいろいろ(あるのかないのかわからないけど勝手に想像してること)が、
すごいコンプレックスがあって重荷になってて、
それを乗り越えようとしてるのか、
でも新しい方向にどんどん進んで行こうっていうのがわかる。
自撮りもがんばってる。
頑張って欲しいと思うし、この子のことはすごい好き。
問題はいままでのエリボンになかった声質。
クリームソーダで声がうわずってるのかエフェクトかけたのかわからないけど、
あそこでずーっと引っかかる…もやもやする…
ソロで別楽曲に参加した時はがっちりハマってた。
それが何を意味するのかははっきり言わない。

chiakiさんもオーディション見てないな…
この子はわかんないんだよな…でも、好き。
歌は上手、声も綺麗。
フロント3人になってericaさんと近いものがあるのでちょっとそこに埋もれがち。
でも、不思議と魅力のある人間性。
エキセントリックで何を考えているのかわかりづらくて、
奥が深くて何にも考えてないようでむっちゃ考えてる。
話ががっちり噛み合えば、がっちり噛み合うと思うのでたくさん話がしたかった。
たぶん一番話をしてあげられる謎の自信があった。
パンの話とかカレーの話とかいろいろあるし、
この子のいう話に「うんうん。そうだねー」って答えてあげたかった。

pippiはどうしても好きになれなかった。
結局なんだか苦手な存在になってしまった。
初台での出来事以来、ぎくしゃくしてて、
ずーっとどう扱っていいのかもわからないし、
向こうもどう接していいのかわかんないんだと思う。
赤坂のカラオケの時のすごい苦手そうな顔が忘れられない。
オーディションの日にたまたま見かけたときも無理だな、って思ったし、
お披露目の時も「この子、必要?」って思った。
まあ、マイナスのこととかはたくさん言えるんだけど、
後ろにいる立場でいままではasCaさんのサポート的なものでよかったんだけど、
それがなくなった後、独り立ちできるのか?って。
存在意義が見いだせるのか?って。
たぶん責任感とか頑張る気持ちとか強いと思うんだけど、
強すぎてあらぬ方向にすっとんでいきそうな怖さはある。
どうするんだろう。

そしてasCaさんが卒業する。
エリボンを作って、その中心にいる人、いるべき人。
そんな大黒柱が辞めてしまう。曲も提供しないという。
それはさ、もうエリボンじゃない別のものなんじゃないの?
下北沢で偶然会った時にちょっと話が出来て、
その時にすごく心配なことを言ってて。
いままでのこと、これからのこと、自分のこと、まわりのこと、
全部を背負って悩んで考えてそれでも耐えてきたものが、
ぱーんってはじけた結果が卒業なんだろうな。
asCaさんがよく言ってくれる「考えすぎ」ってこと、
すごくありがたく思えるんだ。でもそれをそのまま返してあげたい。
たとえば一瞬の握手会のときやチェキのとき、
またはツイッターでの返信がどうしてもテンプレのように思えるときがあって、
本当にこちらがいいたいことはその程度のことじゃないし、
かえってくる言葉もそんなものじゃ足りないよ、って。
本心なんだろうか。サービスなんだろうか。すこし不思議だった。
でもそれが心の底からの感謝の気持ちを込めた対応だったのはわかってる。
考えた結果の卒業だし、これで少しでもゆっくり眠れたらいいな、って思う。
だもんで、卒業って聞いて、どこかほっとした部分もあった。
ただ曲は提供し続けるもんだと思ってた。それもないのか。

自分が聞きたくて、見たかったものはasCaさんの作る曲で、
それを歌うエリボンの皆様なわけで、
ただ誰のかわからない歌を歌うエリボンは見てみたいのかな?という気持ち。
わかんないな。自分でもどういう気持ちなのかわからない。
曲が好きなんだもん。もちろんメンバーも好きだけどそれよりも前に。
残る4人を応援したいとは思うんだけど、
asCaさんじゃない曲を聞いたらどう感じるんだろう。怖いよね。

ヲタクについて。
自分もこういう長文を書くぐらいの気持ち悪いヲタクなのはわかっているんだけど、
深く関係を持つようになって(関係といっても現場ぐらいでしか会わないけど)、
あー。なんか気持ち悪いなー。って思うようになった。
誰が誰を推すとかはいいんだけど、TOだなんだと、
自分が自分がという強さや、上に立とうとする気持ち悪さ、
妙な競争心がある居心地の悪さ、クソリプの糞さ、知識顕示欲の気持ち悪さ、
ひとつの輪なんだろうけど、そのなかで渦巻く思惑みたいなのが見えて、
あーここにはいられないなー。って思った。
中にはすごい好きな人もいてお友達になれたらいいのにね、ってのもあるけど、
それよりもなによりも、そこからどこにもいけない恐怖みたいなのがあった。
natsuki生誕委員が動き出してからのあの感じ。
あと本当に気持ち悪い人間もいるわけですよ。よく生きてるな?っていうさ。
その空気にふれるのがちょっと嫌になったんだよな。
おもしろくない人といてもちっともおもしろくないよ。
でもちょっとちやほやしてもらったのはたのしかった。

そして自分のキモオタ具合にも嫌気がさして。
エリボンが好きすぎてもっと個々と話がしたいってなった。
でも、自分はその他大勢の一人なんだよ。
心の底から会話がしたいって思っても、それが出来る機会なんてない。
そのフラストレーションがたまってばーんってなった。
プレゼント買ったり、気を引くことを言ってみたり、
馬鹿みたいじゃん。気持ち悪い自分じゃん。なんなんだろう。
自分が忌み嫌う気持ちの悪い存在に自分がなっている嫌悪感。
だったら抜け出したほうがいいな、と。
もっともっと理由はあるんだけど。
自分の活動のこととか。まあ、それはそれ。

AZUMIさんの話。
エリボンを抜けてひとり事務所に残って、
新メンバー募集で集まって、そのメンバーが逃げて、
残ったふたりで謎のユニットを組んで、
そしてさらに加わった謎のお料理おばさん。
またさらなるオーディションで集まったメンバー。
Re:ガールズのコンセプトもよく伝わってこない。
そもそも目指す場所がこちら(ファン、言い換えるとヲタ)を向いてない。
アイドルって誰に好かれたいんだろう?って。
Twitterのリプ禁止が全ての諸悪の根源だと思うんだけど、
一方通行ってそんなにつまらないものなんだと思った。
ここ最近のアイドルに関しての話で。
エリボンをみててヲタとやりとりしてて楽しそうだけど、
AZUMIさんはさみしそうに見える。かわいそう。
この前たまたまみた路上のライブで、
コールもMIXもなにも起きない。声援も飛ばない。
エリボン時代のAZUMIさんを知ってる人が誰もいなかったんじゃ?
あそこのファンを全部切ったわけでしょ?
それが彼女の望んだことなんだろうか。それで楽しいんだろうか。

最後にericaさんの話。
言動は適当で大雑把でむちゃくちゃで破天荒だけど、
一番気持ちが強くて、しっかり将来を考えていて、
責任感があって、人情に厚い人がぇっかさん。
メンバーはもちろんファンのことも考えてる。
そういうところが本当に好きだし、ガチ恋にも似た気持ちはある。
気持ちが強いが故にメンバーとやりあってきた部分もたぶんあると思うけど、
常識人なので間違ったことは言ってないんだと思う。
自分の活動を大切にしているからこそのこと。
で、asCaさんが抜けて実質リーダー的な存在になるのかなー、と思いつつ、
この子はリーダーにしちゃ駄目だな、って気も。
決して悪い意味ではないんだけど、遊撃的参謀タイプだと思うので。
一番さみしがってるのはぇっかさんなんだよ。抱きしめてあげたいよ。

ここに書いたことが全部じゃないし、
受け取り方によってはどうとも取れるので怖いけど、
でもいろいろ思うところはこんなかんじでした。

ライブはあまり行く気がまだしてない。
新しいCDも買ったけど、怖くて聞く気になれない。
年末のワンマンは仕事で行けない。
それでもエレクトリックリボンが大好き。
これまでもこの先も。