2019/5/2
FREEDOMS「we love FREEDOMS! we are FREEDOMS! 2019」
◯平田智也 vs 鎌田直樹
はじめてのダムズだもんでおふたりともはじめて観る選手。
新人(またはキャリアが若い)ってことでいいのかしら。
団体のイメージとしてはデスマッチだったんだけど、
そこにたどり着くまでには基礎をしっかりしないと駄目なわけで、
オーソドックスで武骨なプロレスはだいぶ好きな感じでした。
身体も大きいし。すごいな。
◯佐山駿介&TORU vs ドラゴンリブレ&進祐哉
この4人も初見。初見が多いの楽しい。
でも初見だけにドラゴンリブレ選手が欠場していた流れを存じていなかったので、
それだけ気持ちが入らなかったのは不徳の致すところ。
やっぱり団体まるごとおいかけることで楽しみが増すっていう部分あるよね、プロレス。
ちょっと印象に残ってない試合…後ろが凄い試合ばかりだったので…
◯新井健一郎 vs “brother”YASSHI
元闘龍門のおふたりがここでシングルマッチ?そしてタイトルマッチ?
プロレス人生の流転感が凄い。
アラケンの徹底した腕攻めが巧さが伝わって来ておもしろかったです。
こういう攻め方もあるのか?と感心しきり。
ふたりとも好きなレスラーだし、重ねていぶし銀レスラーなので、
こういういかにもプロレス的な試合は好きです。
◯神威 vs 吹本賢児
フッキーのルアー初めて観た!w
画としては最高に面白い!
デスマッチアイテムのアイディアは出尽くしているかと思いきや、
こういうおもしろアイテムに出会えるのは楽しくていいなぁ。
流血にも慣れてきたので、
こういう派手な試合もいろいろ見てみたい気持ちになりました。
神威選手は初見。
フッキーが負けるだなんて思ってもいなかったのでショックです…
神威選手の印象としてはちょっと小柄で動ける選手だけど、
パワーも感じるのでおもしろい選手だなー、と思いました。
いいレスラーってたくさんいるなぁ。知らないだけで。
いろいろ知りたいわよね。
◯杉浦透&佐々木貴&宮本裕向 vs ビオレント・ジャック&マンモス佐々木&田中将斗
杉浦選手のテンションが終始高くって見ていて気持ちのいい感じでした。
それをやさしく見守る殿と宮本裕向選手がおもしろかったです。
ちょっと突き放して「やれるだけやってこい!あとは知らん!」みたいな薄情さもあったけど。
相手チームの三人はベテランというか実力派というか安定感が凄かった。
その安定感のある三人の猛攻を一手に受けて、それを耐え抜いで、
なんだかんだでビオレントジャックからスリーを取った杉浦の頑張りが凄かった。
田中将斗だって伊達じゃないんだから、
その攻撃を返して行ったってのはすごいな…
プロレスってどこか気持ちの部分で相手を上回ったら勝ち、ってところがあって、
それがドラマ性を産むし、応援したいって気持ちになる。
観終わった後の爽快感がよかったです。いいもん観た。
◯竹田誠志 vs GENTARO
GENさんの25周年試合。
怪我やら病気やら紆余曲折あって25周年までたどり着いたのは凄い。
GENさんはすごい好きなレスラーなので、
ああいういぶし銀というか、どこか飄々としたスタイルなんだけど、
いつのまにやら引き込まれているプロレスってアジがあってすごいよかったです。
蛍光灯が一本だけ割られて、
その破片に右往左往しているのとかめっちゃ可愛い。
で、竹田誠志選手っていうのはどうしてもデスマッチのイメージが強かったけど、
オーソドックスなプロレスというか、総合的な動きというか、
組んでも巧い選手なんだな、ってのが観てとれてぐっときました。
こういう試合、ホント好き。
プロレスって異色な選手であればあるほど、基礎がしっかりしてないと駄目なのね。
◯葛西純 vs 藤田ミノル
やー、メイン。
藤田ミノルというプロレスラーの魅せるものというのは、
技術云々や気持ち云々じゃなくて、
ここまで来た過程そのものであって、
生き様ってこういうことをいうんだなー、と感動的ですらありました。
この二人の関係性がより深ければ深いほど、
時間が経過するごとにそういうプロレスになっていったのが凄かったです。
この試合が組まれた後に、
藤田ミノルが努力したこと…努力というか、なんだろう。工夫?
アイディアを振り絞って集客を増やすこと。
自分の集客を増やすことが声援を増やすことにつながって、
その後に場内の雰囲気を葛西純一色にさせなかった凄さがあった。
他にそんなことをしてきたレスラーって知らないし(高梨さんがそうかな。似てるかな)、
そういう部分は尊敬できるところであります。
でも、葛西純を上回れなかったってなんでだろうかね。
初のダムズでしたがえらく堪能できました!
思っていた以上にデスマッチ色が濃すぎなくてよかった。
他の比べるのはよくないのでまあ、いろいろ思ったことは置いておくけど、
また機会があれば見に行きたい気持ちでいっぱいです。