2020/2/11
東京女子プロレス「TOKYO JOSHI 2020 WINTER~wonderful harmony~」
○ハイパーミサヲ&天満のどか vs 桐生真弥&まなせゆうな
パミさんと天満さまは初タッグとのこと。
そうだったっけか。
「こんにちは」の使用料を巡る激しい抗争は強い印象があるので、
マイクの強さを持つふたりがタッグを組むのは実は個人的には待望でした。
二人ともお芝居の強さもあるし。
パミさんの過去のバレンタインのトラウマを払拭するための一戦。
相変わらず心の傷をエグってくる桐生さんの無慈悲なマイクよ。
その桐生さんは動きがよくなってきてる。
ドロップキックも出し始めてるし、
スパインバスターが決まれば勝利が決まる!という謎の説得力も。
天満さまはパミさんと組むとツッコミ側になるのか、、
「チョコにしてやる!」の魔人ブウはよかった。見た目ブウだし。
結局バレンタインはハッピーなのか?
○愛野ユキ&猫はるな vs 上福ゆき&中島翔子
ここ最近のかみーゆの試合にはずれがない気がしてる。
勝敗は別として(大切だけど)、パミさんとはまた違った文化系の雰囲気がある。
今回は翔子さんとの身長差タッグの中で、ビッグブーツの足の長さが全然違うところや、
口寄せの術(元ネタはNARUTOだって。漫画よね?)で翔子さんを召喚するくだりやらなにやら。
真剣におもしろいことをやろう!って考えて、工夫しているのはぐっときます。
その中で翔子さんが楽しそうなのがうれしい。
ユキちゃーんが地味にじわじわよくなってるのも発見。
サイドスラムを勢いじゃなくて、しっかり抱えた状態から持ち上げるのはパワーある証拠だし、
ベイダーボム的なやつも使用し始めてバリエーションが広がった印象。
調子のいいかみーゆから勝利をあげたのもデカい。
おねえちゃんがいないと自己主張をあまりしないのが難点な気はしているけど、
ちょっと独り立ち出来たら面白い存在になるような気がします。
楽しみが増えた。
○山下実優 vs 白川未奈
白川さんのスペイン遠征壮行試合とのこと。
しかしなんでまたスペイン遠征が組まれているのかは謎。
白川さんってベストボディジャパン所属、、ではないのよね?
単独で遠征なんだろうか。
まあ、とにかくしばらく離脱ってことかしら。
で、この試合がおもしろかった。
柔術を嗜んでいる白川さんがじっくりとチェーンレスリング、グラウンドの技術を出し、
それを受けて立つ山下さんの図式、、でいいんだと思う。
山下さんは元々は立っての蹴り主体だからグラウンドは自分のフィールドじゃないよね?
自分のフィールドでは決してないのに、白川さんを上回る技術は本当に凄い。
よっぽど普段から練習してるんだなー、って伝わってきて尊敬の念があります。
白川さんの「チャンスー!」と逆に言える場面になったけど言わなかったやつは、
「ほんとは言いたいくせに、、」となりました。
しかしフィニッシュひとつ前の蹴りでフォールに入ったけど、
レフリーがカウントをやめてツーで返した風になっていたやつ、
白川さんは返してなかったよねぇ。
なんとなくふわっとした雰囲気で終わってしまったのが残念。
○らく&伊藤麻希&原宿ぽむ vs 渡辺未詩&辰巳リカ&鈴芽
やー、らくさん初勝利おめでとうございます!という気持ち。
ここ数か月の間、いつ勝ってもおかしくない状態で負け続けていて。
前回の伊藤ちゃんさんとのシングル後に意を決して臨んだこの試合
(まあ、間に遠征あったけど)。
丸め込み連発で奇跡的に勝つのではなくて、
説得力十分の新技で勝ったのは素晴らしかったです。
しかも所謂RKO的な飛びつき式ネックブリーカーだし(RKO大好き)。
技名もドクターイエローだし。
直前にスリングブレイド出してたし。凄いな。一気に来たな。
会場の爆発もすごかったです。いいもん見た。
…とは単純に言えなくて。
その勢いのままタッグに挑戦のストーリーに。
予想通りではあるけれども、だよ。
伊藤ちゃんさんとリカさまはいつぞやの赤坂での一戦において、
お互いが奇声を発し続け合うという謎のスイングをした試合があって。
そこから因縁があるわけで、今回このストーリー。
硬い頭とダイアモンドの尻。
気狂い同士の激突でちょっとわくわくする。
でも、白昼夢は負けへんでー!
あとぽ氏のもらい事故が最高におもしろかったです。
世界で三番目に可愛いよ、ぽ氏。
ちゃんと試合後に鈴芽さんに向かってあかんべーしてたのよかった。
○万喜なつみ&乃蒼ヒカリ vs 舞海魅星&瑞希
ぱんでぶ久々の出陣、らしいです。
そういえばそうか。
ぱんでぶの連携が乃蒼さんの成長に伴ってめちゃくちゃよくなってる印象。
以前は万喜さんについていこうと必死だったものが、
乃蒼さんに余裕が出てきたため、うまく楽しんでるな?という感じに。
なにごとも楽しそうにやるのはいいことですなぁ、という恒例。
正式なタッグチームが東女にあるようなないような状態なので、
純粋なタッグチームとして機能しているのは後々有利な気がする。
そして万喜さんとみずぴょんすのマッチアップは、
流石の純女子プロレス経験者同士ということで、うまくスイングしてて面白い。
ロープワークからのクロスボディの同士討ちはよかった。痛そうで。
あとこのふたりが実はかなり腹黒で悪いことをしているもの同士なのが非常によい。
レフリーの目をついて反則をするのはテクニックのひとつなので、
プロレス的な巧さの裏返しだと思ってはいるのだが。
しかしここ最近、みずぴょんすの負けが込んでいるのが気になります。
キューティースペシャルもアクアマリンもみてないなぁ。うーん。
○坂崎ユカ vs ラナ・オースチン
ちょっと期待外れだったかなぁ。
ラナのスタミナが切れたのが相当早かった気が。
ユカっちのスピードに全くと言っていいほどついていけずに、
ちょっとどたばたしてた印象です。
後半のパワーを武器にぶつかっていって追い込む流れはよかったけど…
圧勝といえるんじゃないでしょうか。
POP戦でここまで差があったのは初めてかも。