2020/1/31
HEAT-UP「旗揚げ7周年記念興行」
○翔太 vs 室田渓人
ちょっと間に合わなかった、、
到着したらシャープシューターが極まってました。
むろくんの復帰は正直なところ否定的に考えているので、
これから先の試合でいろいろみせていただきたい所存です。
○松田慶三&YUJI KITO vs 中野貴人&阿部史典
試合巧者、というにふさわしい試合展開。
コミックな試合というわけではないんだけど、
KZさんが喋りながら試合をしているので、どうしてもそう見えてしまう。
たぶん両チームのプロレスの世代が違うので、
なーんか不思議な試合でした。おもしろかったけど。
○紺乃美鶴&水森由奈 vs 小石川チエ&駿河メイ
ガトム提供試合。
ヒートアップの大会にわりと毎回出ている印象があるんだけど、
お客さんがどうもついてこないのが残念。
声出して応援する習慣というか、
定番ムーブに対するリアクションとか
(例えば「めー!いー!」のやつとか)。
チエさんが全力でダッシュしてていい感じ。
でもちょっと思ったんだけど、
チエさんは超がつくほど真面目な性格みたいなので、
まっすぐすぎる成長をしていく気がします。
常に全力は悪いことではないんだけど、
時には遊びみたいなことが出来る柔軟性が必要になる時が来そう。
今回はチエさんをヒートアップ客に紹介したように、
順次、若い子たちが登場するんだろうか。ルルさんとか。
○梅沢菊次郎&ヒデ久保田&定アキラ vs 無宿の青虎&翔太&石田慎也
梅沢選手は初見でした。
昭和な香りのするレスラー。いいか悪いかは別として、、
ヒデ久保田&定アキラ両選手のヒールタッグとしての振る舞いと、
それを受ける翔太選手の魅せ方の素晴らしさがよかったです。
青虎はそこまで制御不能には見えなかったのがなー。
○木高イサミ&宮本裕向 vs 井土徹也&飯塚優
若さと老獪さの戦いがはっきり見えた一戦。
プロレスには強さ以外に巧さが必要っていうのがよくわかった。
若さと老獪さ…とはいうものの、
イサミさんには後先考えずに無茶をする向こう見ずみたいなところがあって、
それは本来、若いモンがやっていかないといけないんじゃないの?とは。
まあ個性だもんなぁ。性格といってもいいし。
若さゆえのまっすぐさにはまっすぐすぎるっていう弱点があるので、
遊びみたいなものが出来る余裕を持てるようになったらいいんだろうな。
プロレスに限らず、何事にもそうだけど。
イサミさんがコーナーポスト脇すれすれにトペをかましたのはアガりましたね!
○TAMURA vs 兼平大介
やー。いい試合だった!
いい試合というか凄い試合だった!
前哨戦でTAMURAさんが兼平さんに流血に追い込まれた!っていうのがいい伏線に
(元々はTAMURAさんが教えた技で、それを逆に繰り出した流れとか)。
TAMURAさんが兼平さんの技を全部受けて、
耐えに耐えて一発逆転で勝利!っていうヒーローっぽさが素晴らしかったです。
技の説得力っていうのを考えさせられて、
例えば、フィニッシュがムーンサルトだったんだけど、
直前のPKでもカバーに行けば勝てそうなんだけど、
そこにムーンサルトをかぶせて勝利!っていうのはすごい説得力だった。
試合に蓋をする、みたいなイメージかしらね。
これだけの激戦があって、どっちが勝つかわからない攻防があって、
最終的に説得力のある勝利で決着が着くのは勉強になりました。
この試合、TAMURAさんのセコンドにイサミさんがついてて、
これがリングの四方を動き回って、がっちり鼓舞している姿が印象的で。
ヒートアップ勢がどちらかのセコンドにつく、っていうのは、
勢力図的に難しいのかもしれないけど
(大谷選手がいたら兼平選手についたんだろうけど)、
それでもイサミさんみたいに大きな声をだして盛り上げて欲しかったなぁ。
しかしおもしろかった。いい試合でした!