令和初の令和最初の最終戦~今年も楽しかったね

2019/12/27
東京女子プロレス「令和元年最終戦~来年も嬉しいこと、楽しいこと、いっぱいあるといいね~」

○上福ゆき vs 猫はるな
東女内で最も身長差のある対戦カード。
あまり感情を出さない猫さんに対して、
ずーっと「ねっこはるな!」と煽ってるのがよかった。
かみーゆは「ねこはるな」って何回くらい言ったんだろうか。
ふたりに実力差が相当あった印象。
かみーゆは誤解されやすいタイプなのでアレですけど、
プロレス的には凄いよくなっているので見ていて安心感すらある。
フェイマサーがめちゃくちゃ綺麗に決まったのがよかったよかった。

○まなせゆうな vs 舞海魅星
ミウラアカネちんさん、ゆさんと来たパワー系譜の流れがあって、
次世代の舞海さんへの期待値はかなり高い
(爆シスはパワーというかヘビーだもんでまた違う流れよね)。
で、そのための促成がこのまなせゆうな戦か、な?と。
まなせさんのコーチング能力の高さ…というか献身的だなぁ、ほんと。
タックルタックルまたタックルたまにラリアット。
試合後のまなせさんの咆哮がなんかむしゃくしゃしているように感じたのは、
みているこちらの考えすぎだろうか。どうなんだだろうか。
自分の置かれている立場に不満とかありそうだよね、、
ベルトすぐに剥がされたりとか。

○沙希様 vs 原宿ぽむ
沙希様ご帰国前のラストマッチ。
それがシングルでしかも相手がぽ氏だった、ってのはちょっと意外。
ぽ氏の今後の立ち位置を占う意味での一戦な気がしていたんだけど、
奇襲に失敗した後の場外での追いかけっこで、
(トラブル的にだけど)沙希様がすっころんだのはなんだかんだでよかった。
沙希様の役割ってなんだろうか、ってのを考えると、
ちょっとくすぶっている選手の引き上げだと思っていて、
それがぽ氏に当てはまるんだな?っていうのと、
引き上げようとしてくれている運営の考えた伝わってきたようなそうでもないような。
ちゃんとしたプロレスになったか?といえばそうでもない気がしたけど、
無慈悲な蹴りをどかすか入れられて、ぽ氏頑張ったな!という気持ちでいっぱい。

○中島翔子&らく vs 鈴芽&瑞希
ベルト戦線から一歩引いた翔子さんが、
おやすみエクスプレスでめっちゃいきれてたのが可愛すぎた。
「やったー!」って。子供か。かわいい。
中島、瑞希の東女のスピードスターに加えて、動きのよい鈴芽さん。
この三人の目まぐるしい展開が非常に見ごたえがありました。
みずぴょんすのタッグ屋さんとしてのよさ…
というか、対戦相手もタッグパートナーもその良さを引き出す能力が凄い。
相手の技を受け、パートナーの見せ場を作るためにまわりを排除する瞬発力よ。
そしてやっぱり鈴芽さんいいなぁ。
プレーンな成長度合いにおじさんは目を細めるばかりです。

○坂崎ユカ&辰巳リカ&渡辺未詩&伊藤麻希 vs 山下実優&天満のどか&愛野ユキ&乃蒼ヒカリ
王者チームと挑戦者チームの対抗戦としての意識と、
3本勝負のおもしろさが存分に出た試合。
この試合はすごかった。
現行東女のトップ8人が勢ぞろいだもんでおもしろくないわけがない。
三つのベルトの前哨戦だもんでそれぞれの対戦相手で決着がついていくのもドラマ性ありました。
王者チームで負けたのが白昼夢だけかー、ってのも、
推してるこちらからしてみたら「やってやろうじゃないの!」と気合が入ったりしますね。
前哨戦じゃない組合せ(特に天満さまのお散歩の流れ)もたのしい。
で、急造チームだもんで、トレイン攻撃に至るかと思いきや参加できなかったリカさまの、
怒りの味方へのビンタ→大暴れが最高すぎて震えんばかりです。
例えばこう、POPとIPの価値というか立ち位置の違いが見えたり、
タッグの因縁めいたものが見えたり、イッテンヨンに向けて強調されるべきところが強調された印象です。
なにより、東女の賑々しい部分がもう祭りがピークタイムを迎えたかのような絶頂。
東女は本当におもしろいな!と思える一戦でした。超満足。