2018/6/9
東京女子プロレス「第5回東京プリンセスカップ」
○ハイパーミサヲ&中島翔子 vs ヒナノ&ヒカリ&ミウ
ハンディキャップマッチと聞いて
「そっか。パミさんと組むのは相当なハンデだもんね翔子さんの」と思って、
や、ちがった。人数か!
と納得するまで時間がかかったというかなんか腑に落ちない気分のまま。
そして今大会もハイパミ劇場の幕が上がるのです。
(偽)は前日に決まったばかりなのにすぐに取り込んでくるのすごい。アッパーヒーローって…
さすがの翔子さんもこの試合ではすっかり存在感が少なくなってしもたわい。
アプガプのみなさんは例えば先輩レスラーとそれぞれ組んで2対2でやるよりも、
こうしてアプガだけで組んで、先輩レスラー相手に試合をした方が活きるんじゃなかろうか。
もう個別に成長するよりもユニットとして成長した方が活路が見出せる気がする。
でもヒカリさんがせっかくコブラツイストをしているのに、
それを剥がす方向で極めようとするヒナノさんはちょっと頭を鍛えた方がいい。
○沙希様 vs 愛野ユキ
ユキちゃーんが格上相手と頑張らないといけないのはまだまだ続くわけで。
沙希様からは何を盗んだらよかったんだろうか。
この試合は完全にバテてしまったわよね。体力かー。
体力はもう鍛えるしか…
ちょっと格の違いがはっきりと見えてしまった試合。
沙希様は余裕のお裁き。
○才木玲佳 vs 上福ゆき
愛すべき問題児となっているかみーゆ。
最近ジムに通い出したタイミングで筋肉担当と対戦というミラクル。
そしてれいたんの「ジム」というワードへの食いつきのよさ。
ふたりのキャラクターが存分に活かされた名作だった。
その中でコーナー上のれいたんへのドロップキックをぶちかますかみーゆ!
一つでも大きな武器があってそれを磨き続ければ上にいけるのは間違いない。
かみーゆ本人はだいぶ努力家とのことなので、大丈夫かな…
そしてジャックハマーを受けたのはびっくり!
ああいう垂直落下系の技は受け手を選ぶ気がしていたので、
勝負はシャイニングウィザードで決まるかと思ったら、
思いっきり落とされてた!さいこう!
○優宇&のどかおねえさん vs ラク&山下実優
受け身には定評のあるのどかおねえさんですが、
そもそもそれはボディバランスがいいからでは?と。
というのもクロスボディを出した時に、
相手の身体にぶつかった後にぐいっと重心を向こう側に移して倒してた。
技のかけ方自体がそういうものなのかもしれないけど、空中で身体を回しているってことよね。
簡単にできることなんだろうか、そうでもないんだろうか。
他にもカットに入る時にタイミングがちょうどになるように一瞬ロープをまたぐ時に止まってた。
あれだってリズム感がないとできないと思うんだけど…どうなんだろう。
おねえさんは前哨戦を前哨戦として戦い、エースをぶっ潰そうとしていた。
そういう姿に心を打たれるちょろいオタクなのです。
しかし試合前の難波小百合さんが最高だった。大パニックだった。
ぽろっとマイクのケーブルが抜けてあわあわとなりつつ、
のどかおねえさんもそれに気がついて「はやくはやく!」とけしかけて、
なんとか間に合ったのとか最高だった。難波ちゃん、たまに気が違う感じがぐっとくる。
しかし翔太さんがいるの、地味に効いて来てるなー。頼もしい。
それからおやすみエキスプレスの山下さんの渾身のキメ顔はいらっとしましたね。
○辰巳リカ vs アズサ・クリスティ
油断というかなんなのか、
見ている時に「今日は余裕っしょ…」って気持ちに最初なっていたのは反省。
ふとその自分の気持ちに気がついたのはいうまでもなく、
「あれ?もしかして危ない?」って思ったから。
ふとそう思ったのはいうまでもなくアズクリさんがしっかり強かったから。
うわー。そうなの?って。
確かにここ最近の勝率はあがっているけど沙希様とのタッグでの勝率であって、
リカさまレベルの強者を相手にしたらわりとあっさり負けるのでは?と思ってましたが違った。
途中、セコンドについているかみーゆがやっぱり最高で、
「あずくりー」っていうめちゃくちゃ気だるい声援と、
そのアズクリに盾にされて
「かんけいなくない!?」とリカさまに蹴られているのとか素晴らしい。
リカさまにつきましては、徹底した足攻めがぐっと来すぎる。
元々武藤敬司が大好きなので足へのドロップキック→ドラゴンスクリュー→足4の字とか胸熱。
じゃー、シャイニングウィザートやラウンディングボディプレスにあたる技とは?
吠えながらのドラゴンスリーパーも好きなんだけどもー。
逃げられやしないかとどきどきしちゃう。
○坂崎ユカ vs 瑞希
想像以上の名勝負だった。いいもんみた!という気持ち。
ただ不思議なのは「この試合をいつまでも見ていたい」という気持ちにならなかったこと。
そういう気持ちになる方がいいというわけではなくて、
この試合がいい試合だったのは間違いないけれども。
どちらも実力を全部出し切って文句のつけようのない展開。
勝負を分けたのはいうまでもなく…
ユカっちが魔法の国へ修行に行っている間に、
姉のミルクラウンが地球で試合をしていた時のフィニッシュホールドがあり、
当然、妹であるユカっちは別人のためその技を使うことはなくて。
修行後には確かに強くなってベルトも獲ったけど結果としては蝉になってしまった。
そこからさらに生まれ変わるために出した技。
マジカルメリーゴーランドの体勢に入った時に変な声が出た。
そのカードを切ってくるとは思ってもいなかった。本当に鳥肌が立った。
なんかちょっとユカっちに無敵感が出て来ちゃったな…うわー。
みずぴょんすは名レスラーであることは間違いない。
キャリア実力ともに本当に東女の中でもトップクラス。
それでも勝てなかったのは何故か。ね、なんでだろうね。
一回戦の相手が悪かったな…いきなり決勝戦級だもんなぁ。
もう所属になるしか…