2004年07月30日
中島らもは誰に殺されたのか?
タイトルはあまり意味はないです。ただなんとなく階段から突き落とされたのかなー、とか考えたりしてるとなんかおもしろくなってきたので…(不謹慎)
マンションの高いところから落ちた人が変わりにいなくなればよかったのにー(不謹慎その2)。
さて。
今日見たお芝居。
「13のバチルス/売込隊ビーム」in 下北沢駅前劇場
売込隊ビーム自体は関西の劇団。今回が初の東京だそうです。
俺が芝居を好きになるきっかけになったのは99年に「いるかhotel」という劇団の東京公演を手伝ったこと。学生から社会人になる直前にこういうクリエイチブな世界に触れてしまったことが後の人生に大きな影響を与えてしまうことをその頃はまだ知る由もない。
そのときに出演していたのがこの売込隊ビームの三谷恭子さんだったわけ。
で、いろいろな事情がありビームさんの公演を大阪まで見に行ったのも99年。今回はそれ以来のビームさんでした。
(以下、ネタばれあり)
ここ最近はG2のプロデュース公演にも出演した座長の山田かつろう氏(ヤマカツさん)が登場。暗転前に携帯電話の電源を切るようにと小芝居。
偶然かもしれませんがここ最近のお芝居で普通に「携帯の電源をお切りください」っていうアナウンスはしないですね。
この前見た"ガマ王子vsザリガニ魔人"の時も「出演者の8割がペースメーカーを装着しております。携帯の電源をお切りください」だったし。
まあ、それはいいとして。
舞台は地下シェルター。その施設の案内ツアーの間に地上でウィルスが突然発生。情報が完全に寸断された密室の中で「もしかしてヒトリが感染している?」との疑いが浮かんできたのでさあ、タイヘン!
ってなストーリーなんですが、ポイントは"ウィルスに感染すると激しく咳き込んで死ぬ"って部分なんですが…
思いっきりネタばれで話すと、この基本となるストーリーは実は劇中劇。上演中に役者の一人が咳き込み始めて劇中劇の設定がなりたたなくなりはじめる。その咳が他の劇団員にも伝染し…
という、実は「伝染していく咳に耐えながら芝居を上演する劇団の話」っていうのが本当のストーリー。
うーん。なんだろうな。
この作家さんは結構いい作家さんでコネタのはさみ方とか伏線の張り方とかが上手なんですよ。人間の暗の部分とか書いたりしてどろっとしたのが好きな俺はかなりツボってた作家さんなんですね。
そこに「実は劇中劇でしたー」って途中にタネ明かしをされて、客側の見方やその劇中劇のテンポとかもどんどん変わっていく。
でも正直言うとそれにこちらとしてはついていけないし、なんか考えすぎたかなー、ってのが素直な感想。
終演後に作家さんが出てきて「これはこういうお芝居でした」って説明してきたのは、よほど観客に伝わってなかったんだな、って証拠だろうし(事実、他上演時のアンケートで真剣に「咳、大丈夫ですか?体は大切にしてくださいね」って回答があったらしい)。
地下シェルターの話とかちゃんと作りこめばそれ単体でおもしろい話になるだろうに、ちょっともったいなかったかなー、と。
確かに「そういうストーリーなんだな」って思えばいい本かもしれないけど、なんだろうな…"おいしい食事なんだけどお腹いっぱいにならない"ってカンジかな。考えすぎたかなー、と。
見終わった後のすっきり感もないし、なんとも不思議なお芝居でした。
客のハートをがっちりつかんだか?といえばNOだし、
東京公演、っていうアウェーの勝負(しかも初公演)をこの本で挑んできたのは失敗だったのでは?
それでも役者さんは安定していると思うし、役者さんのキャラもしっかりできてるから○。昔より演技が自然になってた。そりゃ前に見たのが5年前ですから…あと小山さんの全身タイツが見たかったなー、ってのは余計な期待?
東京公演は明日と明後日もあるみたいです。
よろしければ是非。
偶然かもしれませんがここ最近のお芝居で普通に「携帯の電源をお切りください」っていうアナウンスはしないですね。
この前見た"ガマ王子vsザリガニ魔人"の時も「出演者の8割がペースメーカーを装着しております。携帯の電源をお切りください」だったし。
まあ、それはいいとして。
舞台は地下シェルター。その施設の案内ツアーの間に地上でウィルスが突然発生。情報が完全に寸断された密室の中で「もしかしてヒトリが感染している?」との疑いが浮かんできたのでさあ、タイヘン!
ってなストーリーなんですが、ポイントは"ウィルスに感染すると激しく咳き込んで死ぬ"って部分なんですが…
思いっきりネタばれで話すと、この基本となるストーリーは実は劇中劇。上演中に役者の一人が咳き込み始めて劇中劇の設定がなりたたなくなりはじめる。その咳が他の劇団員にも伝染し…
という、実は「伝染していく咳に耐えながら芝居を上演する劇団の話」っていうのが本当のストーリー。
うーん。なんだろうな。
この作家さんは結構いい作家さんでコネタのはさみ方とか伏線の張り方とかが上手なんですよ。人間の暗の部分とか書いたりしてどろっとしたのが好きな俺はかなりツボってた作家さんなんですね。
そこに「実は劇中劇でしたー」って途中にタネ明かしをされて、客側の見方やその劇中劇のテンポとかもどんどん変わっていく。
でも正直言うとそれにこちらとしてはついていけないし、なんか考えすぎたかなー、ってのが素直な感想。
終演後に作家さんが出てきて「これはこういうお芝居でした」って説明してきたのは、よほど観客に伝わってなかったんだな、って証拠だろうし(事実、他上演時のアンケートで真剣に「咳、大丈夫ですか?体は大切にしてくださいね」って回答があったらしい)。
地下シェルターの話とかちゃんと作りこめばそれ単体でおもしろい話になるだろうに、ちょっともったいなかったかなー、と。
確かに「そういうストーリーなんだな」って思えばいい本かもしれないけど、なんだろうな…"おいしい食事なんだけどお腹いっぱいにならない"ってカンジかな。考えすぎたかなー、と。
見終わった後のすっきり感もないし、なんとも不思議なお芝居でした。
客のハートをがっちりつかんだか?といえばNOだし、
東京公演、っていうアウェーの勝負(しかも初公演)をこの本で挑んできたのは失敗だったのでは?
それでも役者さんは安定していると思うし、役者さんのキャラもしっかりできてるから○。昔より演技が自然になってた。そりゃ前に見たのが5年前ですから…あと小山さんの全身タイツが見たかったなー、ってのは余計な期待?
東京公演は明日と明後日もあるみたいです。
よろしければ是非。
「13のバチルス」 作・演出 横山拓也
出演:山田かつろう/三谷恭子/梅本真里恵/宮都謹次/小山茜/太田清伸/菊地秀之
【東京公演】下北沢駅前劇場(03-3414-0019)
7月29日(木)7:00
30日(金)★3:00/7:00
31日(土)5:00
8月 1日(日)3:00
全席自由(整理券付)/前売¥2,500/当日¥2,800
★=平日マチネ割引/前売¥1,800/当日¥2,000
※入場整理番号付き・全席自由
http://www.urikomitai.com/
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